JP4526845B2 - ズームレンズおよびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents
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連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行い、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群および負の屈折力を有する第3レンズ群と、
変倍の際に固定で正の屈折力を有する第4レンズ群とを配設してなるズームレンズにおいて、
前記第4レンズ群は1枚の凸レンズからなり、
さらに以下の各条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とするものである。
Fn×LL/Bf < 6.0 (1)
−8.8 < f3/fw ≦ −5.393 (2)
1.8 < f4/fw < 2.7 (3)
Fn : 広角端におけるFナンバ
Bf : 全系のバックフォーカス(空気換算)
LL : 投写距離無限時のレンズ全長
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f3 : 第3レンズ群の焦点距離
f4 : 第4レンズ群の焦点距離
連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行い、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群および負の屈折力を有する第3レンズ群と、
変倍の際に固定で正の屈折力を有する第4レンズ群とを配設してなるズームレンズにおいて、
前記第3レンズ群は、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ、負レンズと正レンズの接合レンズ、および正レンズを配設してなり、
さらに以下の各条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とするものである。
Fn×LL/Bf < 6.0 (1)
−8.8 < f3/fw ≦ −5.393 (2)
1.8 < f4/fw < 2.7 (3)
Fn : 広角端におけるFナンバ
Bf : 全系のバックフォーカス(空気換算)
LL : 投写距離無限時のレンズ全長
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f3 : 第3レンズ群の焦点距離
f4 : 第4レンズ群の焦点距離
連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行い、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群および負の屈折力を有する第3レンズ群と、
変倍の際に固定で正の屈折力を有する第4レンズ群とを配設してなるズームレンズにおいて、
前記第4レンズ群は1枚の凸レンズからなり、
前記第3レンズ群は、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ、負レンズと正レンズの接合レンズ、および正レンズを配設してなり、
さらに以下の各条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とするものである。
Fn×LL/Bf < 6.0 (1)
−8.8 < f3/fw ≦ −5.393 (2)
1.8 < f4/fw < 2.7 (3)
Fn : 広角端におけるFナンバ
Bf : 全系のバックフォーカス(空気換算)
LL : 投写距離無限時のレンズ全長
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f3 : 第3レンズ群の焦点距離
f4 : 第4レンズ群の焦点距離
0.8 < f2/fw < 1.4 (4)
0.7 < f2e/f2 < 1.5 (5)
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f2 : 第2レンズ群の焦点距離
f2e: 第2レンズ群の最も縮小側のレンズの焦点距離
Fn×LL/Bf < 6.0 (1)
−8.8 < f3/fw < −4.7 (2)
1.8 < f4/fw < 2.7 (3)
0.8 < f2/fw < 1.4 (4)
0.7 < f2e/f2 < 1.5 (5)
Fn : 広角端におけるFナンバ
Bf : 全系のバックフォーカス(空気換算)
LL : 投写距離無限時のレンズ全長
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f3 : 第3レンズ群G3の焦点距離
f4 : 第4レンズ群G4の焦点距離
f2 : 第2レンズ群G2の焦点距離
f2e: 第2レンズ群G2の最も縮小側のレンズの焦点距離
なお、上記2つの移動群G2、G3は、変倍時において、広角側から望遠側に向かうにしたがって相対距離が離れるように移動する。
まず、上記条件式(1)は、上記ガラスブロック2等を配設するための、第4レンズ群G4の縮小側のレンズ面〜液晶表示パネル1までの距離(バックフォーカス)Bfと、レンズ系の全長LLと、広角端におけるFナンバの値Fnとの関係を規定した式であり、明るいレンズ系としつつ、レンズ全系の短縮化を図り得る範囲を示すものである。
なお、上述したBfの値は、ガラスブロック2の厚みを屈折率で割った値と空気間隔を加えた値、すなわち空気換算距離である。
また、明るいレンズ系としつつ、レンズ全系の短縮化を図るという観点からは、より好ましくは、上記範囲は、4.4〜5.7とする。
また、諸収差の補正を良好なものとしつつ、レンズ全系の短縮化を図るという観点からは、より好ましくは、上記範囲は、−8.2〜−4.9とする。
この条件式(3)の上限および下限を超えると、第4レンズ群G4の縮小側をテレセントリックに保ちながら良好な収差補正を行なうことが難しくなる。
また、上記テレセントリック性を確保しつつ収差の補正を良好なものとするためには、より好ましくは、上記範囲を1.9〜2.4とする。
また、球面収差の補正を良好なものとし、適切なバックフォーカス量を確保しつつ、レンズ全系の短縮化を図るという観点からは、より好ましくは、上記範囲を0.9〜1.2とする。
また、収差の補正を良好なものとし、適切なバックフォーカス量を確保しつつ、レンズ全系の短縮化を図るという観点からは、より好ましくは、上記範囲を0.8〜1.3とする。
この実施例1に係るズームレンズは、前述したように図1に示す如き構成とされている。すなわちこのレンズは拡大側より順に、第1レンズ群G1が、拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第1レンズL1と、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズよりなる第2レンズL2と、縮小側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第3レンズL3と、拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第4レンズL4からなり、第2レンズ群G2が、拡大側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第5レンズL5、拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズよりなる第6レンズL6および縮小側に凹面を向けた負メニスカスレンズよりなる第7レンズL7からなる接合レンズと、縮小側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第8レンズL8および拡大側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなる第9レンズL9との接合レンズと、縮小側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなる第10レンズL10からなる。
また、このズームレンズにおいて、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3はともに、広角側から望遠側への変倍の際に拡大側へ移動する。
また、表1の下段に、実施例1における広角端(ズーム比1.00)および望遠端(ズーム比1.20)における第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の距離D8(可変1)、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の距離D18(可変2)、および第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の距離D25(可変3)を示す。
なお、収差図(図2および後述する図3、図4)は投写距離無限ではなく倍率約80倍の位置におけるものを示している。
この実施例2に係るズームレンズは、実施例1のものと略同様の構成とされている。実施例1との主な相違点は、第10レンズL10が、その両面が互いに略同じ曲率の面とされた両凸レンズからなる点である。
この実施例2における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表2に示す。
また、表2の下段に、実施例2における広角端(ズーム比1.00)および望遠端(ズーム比1.20)における第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の距離D8(可変1)、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の距離D18(可変2)、および第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の距離D25(可変3)を示す。
この図3および下記表4から明らかなように、実施例2のズームレンズは条件式(1)〜(5)を全て満足し、ズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされ、明るく広画角で、適切なバックフォーカス長とされ、バックフォーカスを含むレンズ全系が短縮化されたズームレンズとされている。なお、実施例2における、投写距離無限時のレンズ全長LLは3.615とされている。
この実施例3に係るズームレンズは、実施例1のものと略同様の構成とされている。実施例1との主な相違点は、第6レンズL6が拡大側に強い曲率の面を向けた両凸レンズよりなり、第7レンズL7が縮小側に強い曲率の面を向けた両凹レンズよりなり、また、第10レンズL10が、その両面が同一曲率の面とされた両凸レンズからなる点である。
この実施例3における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νを表3に示す。
また、表3の下段に、実施例3における広角端(ズーム比1.00)および望遠端(ズーム比1.20)における第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の距離D8(可変1)、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の距離D18(可変2)、および第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の距離D25(可変3)を示す。
この図4および下記表4から明らかなように、実施例3のズームレンズは条件式(1)〜(5)を全て満足し、ズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされ、明るく広画角で、適切なバックフォーカス長とされ、バックフォーカスを含むレンズ全系が短縮化されたズームレンズとされている。なお、実施例3における、投写距離無限時のレンズ全長LLは3.614とされている。
L1〜L15 レンズ
R1〜R29 レンズ面等の曲率半径
D1〜D28 レンズ面間隔(レンズ厚)
X 光軸
1 液晶表示パネル
2 ガラスブロック
Claims (6)
- 拡大側より順に、変倍の際に固定でフォーカシングを行う負の屈折力を有する第1レンズ群と、
連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行い、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群および負の屈折力を有する第3レンズ群と、
変倍の際に固定で正の屈折力を有する第4レンズ群とを配設してなるズームレンズにおいて、
前記第4レンズ群は1枚の凸レンズからなり、
さらに以下の各条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とするズームレンズ。
Fn×LL/Bf < 6.0 (1)
−8.8 < f3/fw ≦ −5.393 (2)
1.8 < f4/fw < 2.7 (3)
Fn : 広角端におけるFナンバ
Bf : 全系のバックフォーカス(空気換算)
LL : 投写距離無限時のレンズ全長
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f3 : 第3レンズ群の焦点距離
f4 : 第4レンズ群の焦点距離 - 拡大側より順に、変倍の際に固定でフォーカシングを行う負の屈折力を有する第1レンズ群と、
連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行い、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群および負の屈折力を有する第3レンズ群と、
変倍の際に固定で正の屈折力を有する第4レンズ群とを配設してなるズームレンズにおいて、
前記第3レンズ群は、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ、負レンズと正レンズの接合レンズ、および正レンズを配設してなり、
さらに以下の各条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とするズームレンズ。
Fn×LL/Bf < 6.0 (1)
−8.8 < f3/fw ≦ −5.393 (2)
1.8 < f4/fw < 2.7 (3)
Fn : 広角端におけるFナンバ
Bf : 全系のバックフォーカス(空気換算)
LL : 投写距離無限時のレンズ全長
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f3 : 第3レンズ群の焦点距離
f4 : 第4レンズ群の焦点距離 - 拡大側より順に、変倍の際に固定でフォーカシングを行う負の屈折力を有する第1レンズ群と、
連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動の補正を行い、相互に関係をもって移動する正の屈折力を有する第2レンズ群および負の屈折力を有する第3レンズ群と、
変倍の際に固定で正の屈折力を有する第4レンズ群とを配設してなるズームレンズにおいて、
前記第4レンズ群は1枚の凸レンズからなり、
前記第3レンズ群は、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズ、負レンズと正レンズの接合レンズ、および正レンズを配設してなり、
さらに以下の各条件式(1)〜(3)を満足することを特徴とするズームレンズ。
Fn×LL/Bf < 6.0 (1)
−8.8 < f3/fw ≦ −5.393 (2)
1.8 < f4/fw < 2.7 (3)
Fn : 広角端におけるFナンバ
Bf : 全系のバックフォーカス(空気換算)
LL : 投写距離無限時のレンズ全長
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f3 : 第3レンズ群の焦点距離
f4 : 第4レンズ群の焦点距離 - 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とは、変倍時において同一方向へ移動することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載のズームレンズ。
- 前記第2レンズ群は、拡大側から順に、正の屈折力を有するレンズと、正の屈折力を有するレンズおよび負の屈折力を有するレンズの接合レンズとを配設した系を含み、かつ最も縮小側には正の屈折力を有するレンズを配設してなり、さらに下記の各条件式(4)、(5)を満足することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載のズームレンズ。
0.8 < f2/fw < 1.4 (4)
0.7 < f2e/f2 < 1.5 (5)
fw : 広角端におけるレンズ全系の焦点距離
f2 : 第2レンズ群の焦点距離
f2e: 第2レンズ群の最も縮小側のレンズの焦点距離 - 光源、ライトバルブ、および該ライトバルブにより変調された光による光学像をスクリーン上に投映する投映レンズとして請求項1〜5のうちいずれか1項記載のズームレンズを備えたことを特徴とする投写型表示装置。
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