JP4338812B2 - ズームレンズ - Google Patents

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    • G02B15/16Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はズームレンズに関し、特に液晶を用いた投影用ズームレンズ、あるいはCCD等の固体撮像素子を用いたビデオカメラや写真用カメラの結像用ズームレンズとして好適なズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の液晶プロジェクタに要求される性能として、部屋を暗くすることなく投影するのに十分明るいこと、持ち運びが可能で小型軽量なこと、画素数が多く解像力があることが望まれている。このため、液晶プロジェクタの投影用レンズとしても、明るく小型で、かつ解像力に優れたものが要求されている。
【0003】
また、液晶プロジェクタの投影用レンズはその光源側に色合成光学系を配置する必要があるため、十分な長さのバックフォーカスを必要とする。さらに、光源との関係を考慮して、テレセントリック性のあるレンズであることが望ましい。
【0004】
従来、このような液晶投影用のズームレンズとして、特開平10-20192号公報に示された4群構成のものがある。このズームレンズは、明るさがF2.3程度で十分明るいとは言えず、また収差も十分補正されているとは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、F値が小さくなっていくにしたがって焦点深度が浅くなっていくため、高解像力を実現させるためには、諸収差の補正が十分になされている必要がある。
【0006】
諸収差が十分に補正されたズームレンズとして、5群構成からなり、変倍に際して3群が移動するズームレンズが、特開平10-186235号公報に示されている。しかしながら、このズームレンズにおいても、やはり明るさが不十分である。また、移動群が多くなるということは、ズームレンズを構成する部品が多くなるということでもあり、3つのレンズ群が移動するズームレンズは軽量化という点のみならず、コスト面からも望ましくない。
【0007】
本発明は上述した事情に鑑みなされたもので、変倍に際して2つのレンズ群が移動する4群構成のレンズ系として小型軽量化を図るとともに、バックフォーカスが十分に長く、諸収差が十分に補正され、さらにテレセントリック性を有する明るいズームレンズを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のズームレンズは、拡大側から順に、変倍に際して固定で、フォーカシングを行うための負の屈折力を有する第1レンズ群、連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動補正のため、相互に関係を持って移動する正の屈折力を有する第2レンズ群および正の屈折力を有する第3レンズ群、変倍に際して固定の正の屈折力を有する第4レンズ群を配列してなり、下記の条件式(1)、(3)〜(6)を満足し、縮小側がテレセントリックとされていることを特徴とするものである。
【0009】
(1) β2 ×β3 > −2.2
(3)−1.2 < F 1 /F <−0.7
(4) 0.7 < F 2 /F < 1.5
(5) 1.0 < F 3 /F < 4.5
(6) 1.0 < F 4 /F < 1.8
ただし、
β2 : 第2レンズ群の結像倍率
β3 : 第3レンズ群の結像倍率
F : 広角端におけるレンズ系全体の焦点距離
1 : 第1レンズ群の焦点距離
2 : 第2レンズ群の焦点距離
3 : 第3レンズ群の焦点距離
4 : 第4レンズ群の焦点距離
【0010】
また、前記第4レンズ群は、縮小側に強い屈折力を有する負レンズを少なくとも1枚含んでいることが好ましい。
【0011】
また、前記負レンズは、拡大側に凸面を向けたメニスカスレンズであることが好ましい。
【0012】
また、前記負レンズは、下記の条件式(2)を満足することが好ましい。
【0013】
(2) ν < 30
ただし、
ν : 負レンズのアッベ数
【0014】
また、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群は、望遠端側に向かうにしたがって拡大側に移動し、かつ両レンズ群の間隔が狭くなるよう構成されていることが好ましい。
【0015】
また、前記第3レンズ群は、正レンズと負レンズより構成されていることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るズームレンズについて実施例1〜3を用いて具体的に説明する。
【0019】
図1は実施例1のレンズ基本構成を示す図、図2は実施例2のレンズ基本構成を示す図、図3は実施例3のレンズ基本構成を示す図である。
【0020】
図1〜3に示すように、本発明の実施例に係るズームレンズは、拡大側から順に、変倍に際して固定で、フォーカシングを行うための負の屈折力を有する第1レンズ群G1 、連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動補正のため、相互に関係を持って移動する正の屈折力を有する第2レンズ群G2 および正の屈折力を有する第3レンズ群G3 、変倍に際して固定の正の屈折力を有する第4レンズ群G4 を配列した4群13枚(実施例3では4群12枚)のレンズ構成とされている。さらに、第4レンズ群G4 の縮小側には色合成光学系1が配されている。なお、図1〜3中、Xは光軸を示す。
【0021】
また、本発明の実施例に係るズームレンズは、下記の条件式(1)を満足する。
【0022】
(1) β2 ×β3 > −2.2
ただし、
β2 : 第2レンズ群の結像倍率
β3 : 第3レンズ群の結像倍率
【0023】
また、本発明の実施例に係るズームレンズにおいて、第4レンズ群G4 は、縮小側に強い屈折力を有する負レンズを少なくとも1枚含んでいる。実施例1、2、3では、この負レンズは拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズとなっている。すなわち、実施例1および実施例2では第4レンズ群G4 の第9レンズL9 が、実施例3では第4レンズ群G4 の第8レンズL8 が、この負レンズに相当する。
【0024】
また、この負レンズは、下記の条件式(2)を満足する。
【0025】
(2) ν < 30
ただし、
ν : 負レンズのアッベ数
【0026】
また、本発明の実施例に係るズームレンズにおいて、第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 は、望遠端側に向かうにしたがって拡大側に移動し、かつ両レンズ群G2 ,G3 の間隔が狭くなるよう構成されている。このような構成とすることにより、レンズ系の全長が長くなることを防止して、よりコンパクトなズームレンズとすることができる。
【0027】
また、本発明の実施例に係るズームレンズにおいて、第3レンズ群G3 は、正レンズと負レンズにより構成されている。すなわち、実施例1では負のメニスカスレンズからなる第7レンズL7 と両凸の第8レンズL8 により構成され、実施例2では両凸の第7レンズL7 と両凹の第8レンズL8 により構成され、実施例3では両凸の第6レンズL6 と、負のメニスカスレンズからなる第7レンズL7 により構成されており、このような構成とすることにより、色収差を良好に補正することができる。なお、この第3レンズ群G3 の第7レンズL7 と第8レンズL8 (実施例3では第6レンズL6 と第7レンズL7 )は、図示の如く互いに接合された接合レンズであってもよいがそれぞれ単体のレンズによって構成してもよい。
【0028】
さらに、本発明の実施例に係るズームレンズは、下記の条件式(3)〜(6)を満足する。
【0029】
(3)−1.2 < F1 /F <−0.7
(4) 0.7 < F2 /F < 1.5
(5) 1.0 < F3 /F < 4.5
(6) 1.0 < F4 /F < 1.8
ただし、
F : 広角端におけるレンズ系全体の焦点距離
1 : 第1レンズ群の焦点距離
2 : 第2レンズ群の焦点距離
3 : 第3レンズ群の焦点距離
4 : 第3レンズ群の焦点距離
【0030】
ここで、上記条件式(1)〜(6)の意義について説明する。
【0031】
条件式(1)は、第2レンズ群G2 の結像倍率と第3レンズ群G3 の結像倍率の積の値β2 ×β3 を規定することにより、全長を短く抑えたまま変倍を行い、かつ諸収差を良好に補正するための条件式である。
【0032】
すなわち、従来のズームレンズにおいては、固定群の直前にある負の移動群は、主にその物体側に配置された正の移動群が動いたことによって生じた像面の移動を補正する働きをしていると考えられる。したがって、この像面の移動を少なくすることにより、この像面の移動を補正するための負の移動群の移動量が微少となる。
【0033】
したがって、正の移動群の結像倍率が1倍付近であれば、像面の移動は微少に抑えられ、この状態で移動群を分割してバランスをとれば、負のレンズ群を固定しても像面の移動を十分補正することが可能となり、移動群数を増やすことなく、全長を短く抑えたまま変倍を行っても諸収差を良好に補正することが可能となる。
【0034】
この条件式(1)において、β2 ×β3 の値が下限を下回ると、移動群のみでの像面補正が難しくなり、全長を短く抑えたまま変倍を行った場合には、諸収差を補正することが難しくなる。
【0035】
条件式(2)は、第4レンズ群G4 に少なくとも1枚含まれる、縮小側に強い屈折力を有する負レンズのアッベ数νを規定することにより、色収差を良好に補正するための条件式である。
【0036】
この条件式(2)において、νの値が上限を超えると、色収差を良好に補正することが困難となる。
【0037】
条件式(3)〜(5)は、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離に対する第1レンズ群G1 〜第3レンズ群G3 の焦点距離の比F1 /F,F2 /F,F3 /Fを規定することにより、レンズ系の全長が増大するのを防ぐとともに、諸収差を良好に保つための条件式である。
【0038】
この条件式(3)〜(5)において、F1 /F,F2 /F,F3 /Fの各値が下限を下回ると諸収差を良好に補正することが困難となり、上限を超えると移動群の移動量が大きくなってレンズ系の全長が長くなる。
【0039】
条件式(6)は、広角端におけるレンズ系全体の焦点距離に対する第4レンズ群G4 の焦点距離の比F4 /Fを規定することにより、適正なバックフォーカス量とテレセントリック性を確保するための条件式である。
【0040】
条件式(6)において、F4 /Fの値が下限を下回るとバックフォーカスが短くなり、またテレセントリック性を確保することが困難となる。
【0041】
以下、各実施例について具体的なデータを用いつつ説明する。
【0042】
<実施例1>
実施例1のズームレンズは、図1に示すように、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1 、正の屈折力を有する第2レンズ群G2 、正の屈折力を有する第3レンズ群G3 、正の屈折力を有する第4レンズ群G4 を配列した4群13枚の構成となっている。
【0043】
第1レンズ群G1 は、拡大側から順に、両凸の第1レンズL1 と、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第2レンズL2 と、両凹の第3レンズL3 を配列してなる。
【0044】
第2レンズ群G2 は、拡大側から順に、縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第4レンズL4 と、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第5レンズL5 と、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第6レンズL6 を配列してなる。
【0045】
第3レンズ群G3 は、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第7レンズL7 と、両凸の第8レンズL8 を配列してなり、第7レンズL7 と第8レンズL8 は互いに接合された接合レンズとなっている。
【0046】
第4レンズ群G4 は、拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第9レンズL9 と、両凹の第10レンズL10と、両凸の第11レンズL11と、両凸の第12レンズL12と、両凸の第13レンズL13を配列してなり、第10レンズL10と第11レンズL11は互いに接合された接合レンズとなっている。
【0047】
この実施例1における各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nd および各レンズのアッベ数νd を下記表1の上段に示す。
【0048】
また、広角端、中間位置、望遠端における第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 の空気間隔D6 、第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 の空気間隔D12、第3レンズ群G3 と第4レンズ群G4 の空気間隔D15を下記表1の中段に示す。ただし、この表1および後述する表2、表3おいて、各記号R,D,Nd ,νd に対応させた数字は拡大側から順次増加するようになっている。
【0049】
さらに、この実施例1における条件式(1)〜(6)に対応する値を下記表1の下段に示す。なお、各レンズデータは、F=1.0で規格化されている(実施例2,3において同じ)。
【0050】
【表1】
Figure 0004338812
【0051】
表1に示すように、β2 ×β3 の値は−1.63〜−1.95、νの値は23.9、F1 /Fの値は−0.85、F2 /Fの値は1.04、F3 /Fの値は1.73、F4 /Fの値は1.38であり、上述した条件式(1)〜(6)を全て満足している。
【0052】
<実施例2>
この実施例2の結像レンズは、上記実施例1のものと略同様の4群13枚の構成とされているが、第2レンズ群G2 、第3レンズ群G3 、第4レンズ群G4 の第10レンズL10〜第12レンズL12の構成が上記実施例1のものと異なっている。
【0053】
すなわち、第2レンズ群G2 は、拡大側から順に、両凸の第4レンズL4 と、縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第5レンズL5 と、縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第6レンズL6 を配列してなる。
【0054】
また、第3レンズ群G3 は、拡大側から順に、両凸の第7レンズL7 と、両凹の第8レンズL8 を配列してなり、第7レンズL7 と第8レンズL8 は、互いに接合された接合レンズとなっている。
【0055】
また、第4レンズ群G4 は、第10レンズL10が縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなり、第11レンズL11が両凸レンズからなり、第12レンズL12が縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなり、第11レンズL11と第12レンズL12は、互いに接合された接合レンズとなっている。
【0056】
この実施例2における各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nd および各レンズのアッベ数νd を下記表2の上段に示す。
【0057】
また、広角端、中間位置、望遠端における第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 の空気間隔D6 、第2レンズ群G2 と第3レンズ群G3 の空気間隔D12、第3レンズ群G3 と第4レンズ群G4 の空気間隔D15を下記表2の中段に示す。
【0058】
さらに、この実施例2における条件式(1)〜(6)に対応する値を下記表2の下段に示す。
【0059】
【表2】
Figure 0004338812
【0060】
表2に示すように、β2 ×β3 の値は−1.59〜−1.90、νの値は23.9、F1 /Fの値は−0.98、F2 /Fの値は1.23、F3 /Fの値は2.58、F4 /Fの値は1.60であり、上述した条件式(1)〜(6)を全て満足している。
【0061】
<実施例3>
この実施例3の結像レンズは、上記実施例1のものと略同様の4群12枚の構成とされているが、第2レンズ群G2 が2枚のレンズより構成されていることと、第3レンズ群G3 の構成が上記実施例1のものと異なっている。
【0062】
すなわち、第2レンズ群G2 は、拡大側から順に、両凸の第4レンズL4 と、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなる第5レンズL5 を配列してなる。
【0063】
また、第3レンズ群G3 は、拡大側から順に、両凸の第6レンズL6 と、縮小側に凸面を向けた負のメニスカスレンズからなる第7レンズL7 を配列してなり、第6レンズL6 と第7レンズL7 は、互いに接合された接合レンズとなっている。
【0064】
この実施例3における各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(mm)、各レンズのd線における屈折率Nd および各レンズのアッベ数νd を下記表3の上段に示す。
【0065】
また、広角端、中間位置、望遠端における第1レンズ群G1 と第2レンズ群G2 の空気間隔D6 、第2レンズ群G2 と第3レンズ 群G3 の空気間隔D10、第3レンズ群G3 と第4レンズ群G4 の空気間隔D13を下記表3の中段に示す。
【0066】
さらに、この実施例3における条件式(1)〜(6)に対応する値を下記表3の下段に示す。
【0067】
【表3】
Figure 0004338812
【0068】
表3に示すように、β2 ×β3 の値は−1.41〜−1.69、νの値は23.9、F1 /Fの値は−0.85、F2 /Fの値は0.89、F3 /Fの値は3.54、F4 /Fの値は1.28であり、上述した条件式(1)〜(6)を全て満足している。
【0069】
また、実施例1〜3の各収差(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)を各々図4〜12に示す。なお、図4,7,10は広角端における諸収差を、図5,8,11は中間位置における諸収差を、図6,9,12は望遠端における諸収差を示している。また、球面収差の各収差図にはd線、F線、C線に対する収差が示されており、非点収差の各収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されており、倍率色収差の各収差図にはF線、C線に対する収差が示されている。
【0070】
図4〜12から明らかなように、上述した各実施例によれば、上述した各収差を全て良好なものとすることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のズームレンズによれば、変倍に際して2つのレンズ群が移動する4群構成のレンズ系とされているので、部品点数が少なく小型軽量なズームレンズとすることができる。
【0072】
また、小型軽量でありながら、バックフォーカスが十分に長く、諸収差が十分に補正されて高解像力を有し、さらにテレセントリック性のある明るいズームレンズとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るレンズ基本構成を示す図
【図2】本発明の実施例2に係るレンズ基本構成を示す図
【図3】本発明の実施例3に係るレンズ基本構成を示す図
【図4】実施例1に係るズームレンズの広角端における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【図5】実施例1に係るズームレンズの中間位置における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【図6】実施例1に係るズームレンズの望遠端における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【図7】実施例2に係るズームレンズの広角端における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【図8】実施例2に係るズームレンズの中間位置における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【図9】実施例2に係るズームレンズの望遠端における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【図10】実施例3に係るズームレンズの広角端における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【図11】実施例3に係るズームレンズの中間位置における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【図12】実施例3に係るズームレンズの望遠端における各収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、倍率色収差)
【符号の説明】
1 〜L13 レンズ
1 〜R26 レンズ面等の曲率半径
1 〜D25 レンズ面間隔(レンズ厚)
X 光軸
1 色合成光学系

Claims (6)

  1. 拡大側から順に、変倍に際して固定で、フォーカシングを行うための負の屈折力を有する第1レンズ群、連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移動補正のため、相互に関係を持って移動する正の屈折力を有する第2レンズ群および正の屈折力を有する第3レンズ群、変倍に際して固定の正の屈折力を有する第4レンズ群を配列してなり、下記の条件式(1)、(3)〜(6)を満足し、縮小側がテレセントリックとされていることを特徴とするズームレンズ。
    (1) β2 ×β3 > −2.2
    (3)−1.2 < F 1 /F <−0.7
    (4) 0.7 < F 2 /F < 1.5
    (5) 1.0 < F 3 /F < 4.5
    (6) 1.0 < F 4 /F < 1.8
    ただし、
    β2 : 第2レンズ群の結像倍率
    β3 : 第3レンズ群の結像倍率
    F : 広角端におけるレンズ系全体の焦点距離
    1 : 第1レンズ群の焦点距離
    2 : 第2レンズ群の焦点距離
    3 : 第3レンズ群の焦点距離
    4 : 第4レンズ群の焦点距離
  2. 前記第4レンズ群は、縮小側に強い屈折力を有する負レンズを少なくとも1枚含んでいることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 前記負レンズは、拡大側に凸面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
  4. 前記負レンズは、下記の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項2または3記載のズームレンズ。
    (2) ν < 30
    ただし、
    ν : 負レンズのアッベ数
  5. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群は、望遠端側に向かうにしたがって拡大側に移動し、かつ両レンズ群の間隔が狭くなるよう構成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載のズームレンズ。
  6. 前記第3レンズ群は、正レンズと負レンズにより構成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載のズームレンズ。
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