JP2000292701A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP2000292701A
JP2000292701A JP11101009A JP10100999A JP2000292701A JP 2000292701 A JP2000292701 A JP 2000292701A JP 11101009 A JP11101009 A JP 11101009A JP 10100999 A JP10100999 A JP 10100999A JP 2000292701 A JP2000292701 A JP 2000292701A
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力 山本
Hiroshi Yamada
宏 山田
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/22Telecentric objectives or lens systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/145Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only
    • G02B15/1455Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only the first group being negative
    • G02B15/145523Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only the first group being negative arranged -++-+

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変倍時に、正の第2、第3群、および負の第
4群が可動とされた5群タイプとし、各群の焦点距離等
を適切な範囲に設定することにより、ズーミングに伴う
収差変動を小さくし、所定のバックフォーカスを確保
し、明るいレンズとする。 【構成】 第1レンズ群Gは、変倍の際に固定でフォ
ーカシング機能を有し、第2、3、4の各レンズ群
、G、Gは、相互に関係をもって移動すること
で、連続変倍、およびその連続変倍によって生じる像面
の移動の補正を行なう機能を有する。なお第5レンズ群
は変倍の際に固定のリレーレンズである。また、第
2レンズ群Gと第3レンズ群Gとの間隔が望遠端側
に向かうにしたがって狭くなるよう構成されている。ま
た第2レンズ群Gは、2枚の正レンズを有してなる。
さらに、第1、2、5の各レンズ群G、G、G
焦点距離を規定する3つの条件式を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズームレンズに関
し、特に液晶を用いた投影型テレビ等に搭載されるズー
ム機能を有する投影レンズ、さらにはCCD、撮像管等
の撮像手段、さらには銀塩フィルム等を用いたカメラに
使用されるズーム機能を有する結像レンズに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ズームレンズとして、物体側
より順に、変倍の際に固定のフォーカシング機能を有す
る負の第1レンズ群、変倍機能を有する正の第2レンズ
群、変倍に伴う像面の移動を補正する負の第3レンズ群
および固定の正の第4レンズ群からなる、特開平5−297
276号公報等に記載されたものが知られているが、その
多くは、サイズの小さいCCD等の撮像素子に用いるた
めに設計されたものである。
【0003】そのため、このレンズをそのまま結像サイ
ズの大きなものに使用しようとすると、レンズ自体のサ
イズがかなり大きなものになってしまい、また、投影レ
ンズに使用することを考えると歪曲収差が補正不足のも
のが多い。
【0004】特に、液晶を用いた投影レンズに使用する
ことを考えた際、照明系のことも考慮に入れると、投影
レンズの縮小側が略テレセントリックな光学系とされて
いることが望ましいが、従来技術の多くはそのような配
慮がなされていない。さらに、色分解あるいは色合成の
光学系をレンズ系と結像面の間に挿入しようとしても、
それを許容するバックフォーカスを設けたものが少な
い。
【0005】このような問題を解決するために、変倍の
際に固定のフォーカシング機能を有する負の第1レンズ
群と、連続変倍のため、およびその連続変倍によって生
じる像面移動の補正のため、相互に関係をもって移動す
る正の第2レンズ群、正の第3レンズ群、負の第4レン
ズ群と、変倍の際に固定の正の第5レンズ群から構成
し、さらに所定の条件式を満足するようにした特開平10
-268193号公報記載のズームレンズが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
液晶プロジェクタにおいては、スクリーン上での明るさ
を確保するために液晶素子の前面にマイクロレンズを付
設し、このマイクロレンズにより、液晶素子から射出さ
れる光線の角度を広げ、有効に光を取り込むようにした
ものが知られている。また液晶素子上では光の回折現象
により生じた回折光も有効に取り込む必要がでてくる。
【0007】このため、これらの諸事情に対応し得る明
るいレンズが求められている。なお、上述した特開平10
-268193号公報記載のものは、F値が2.5程度とされ
ており、明るさの点で上記諸問題に対応し得るものでは
なかった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、縮小側サイズに対しコンパクトな構成とさ
れ、諸収差が良好に補正され、バックフオーカスも長
く、縮小側のタンジェンシャル面内の光線が光軸に対し
略均等とされ、広画角としつつも、充分な明るさを確保
し得るズームレンズを提供することも目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】変倍の際に固定でフォー
カシングを行うための負の屈折力を有する第1レンズ群
と、連続変倍およびその連続変倍によって生じる像面移
動の補正のため、相互に関係をもって移動する正の屈折
力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レン
ズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群と、変倍の際に
固定の正の屈折力を有する第5レンズ群とを拡大側より
順に配設してなり、下記の各条件式(1)〜(3)を満
足することを特徴とするズームレンズ。 −0.9≦F/F<−0.3 ………(1) 0.7<F/F< 1.5 ………(2) 0.8<F/F< 1.5 ………(3) ただし、 F :広角端におけるレンズ全系の焦点距離 F:第1レンズ群の焦点距離 F:第2レンズ群の焦点距離 F:第5レンズ群の焦点距離
【0010】また、前記第2レンズ群は少なくとも2枚
以上の正の屈折力を有するレンズを含み、前記第2レン
ズ群と前記第3レンズ群との間隔が望遠端側に向かうに
したがって狭くなるように構成することが望ましい。
【0011】また、前記第2レンズ群と前記第3レンズ
群において、下記の各条件式(4)、(5)を満足する
ことが望ましい。 0.1<D/F<0.9 ………(4) 0.05<δD/(F×F1/2<0.5 ………(5) D:第2レンズ群と第3レンズ群との広角端におけ
るレンズ間隔 δD:第2レンズ群と第3レンズ群の広角端から望遠
端におけるレンズ間隔の変化量の絶対値 F:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離
【0012】前記第3レンズ群は、正の屈折力を有する
レンズと負の屈折力を有するレンズの2枚よりなり、こ
れら各レンズは、単体または互いに接合されたレンズ状
態とされ、さらに、下記の条件式(6)を満足すること
が望ましい。 ν(−)<40 ………(6) ν(−):第3レンズ群の負の屈折力を有するレンズの
アッベ数
【0013】
【作用】連続変倍およびその連続変倍によって生じる像
面移動の補正のため、相互に関係をもって移動する群
を、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レン
ズ群、負の屈折力の第4レンズ群の3群構成とすること
により、ズーミングによる収差変動を少なくできる。ま
た、第2レンズ群と第3レンズ群が望遠端側に向かうに
したがって狭くなるように構成すればズーミングに必要
な移動間隔を小さくできる。さらに第2レンズ群に正の
屈折力をもつレンズを2枚以上使用することで、F値の
小さな明るいレンズでも諸収差を良好に補正することが
できる。
【0014】また、上記(1)式については、下限を超
え第1レンズ群の負のパワーが弱まると、F値の小さな
レンズの収差補正が困難になったり、フォーカシングに
よる第1レンズ群の移動量が増えてしまい収差変動が激
しくなる。また上限を超え負のパワーが強まると、第1
レンズ群によって軸上光線が跳ね上げられすぎて、特に
歪曲収差や球面収差等の収差の補正が困難となる。
【0015】また、上記(2)式については、上限を超
え第2レンズ群の正のパワーが弱まると変倍に伴う移動
量が大となりレンズサイズが大きくなってしまう。また
下限を超え第2レンズ群の正のパワーが強まると収差補
正が困難となる。
【0016】また、上記(3)式については、下限を超
え第5レンズ群の正のパワーが強まると、バックフォー
カスが短くなり、また縮小側を略テレセントリックの状
態とすることが困難となる。一方、その上限を超え、第
4レンズ群のパワーが弱まるとバックフォーカスが長く
なりすぎ、レンズバックを含めたサイズが大きくなって
しまう。さらに第5レンズ群における軸上光線高が低く
なりすぎ収差補正が困難となる。
【0017】また、上記(4)式については、その下限
を超え第2レンズ群と第3レンズ群とのレンズ問隔が短
くなると、特に歪曲収差等の諸収差のバランスが悪くな
り、またその上限を超え第2レンズ群と第3レンズ群の
レンズ間隔が長くなると全体のサイズが大きくなってし
まう。
【0018】また、上記(5)式については、その上限
を超え変化量が大きくなると、ズーミングに伴う収差変
動を補正することが困難となり、一方その下限を超え変
化量が小さくなると、第2レンズ群と第3レンズ群のズ
ーミングに要する移動量が大きくなってしまう。
【0019】さらに、上記(6)式については、その上
限を超えると色収差の補正が困難となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。なお、以下3つの実施例につい
て具体的に説明するが、各実施例の説明において同一の
要素には同一の符号を付し、重複する説明については省
略する。
【0021】
【実施例】<実施例1>図1は、実施例1のズームレン
ズの基本構成を示すもので、Wは広角端におけるレンズ
構成、Tは望遠端におけるレンズ構成を示す。また、図
2は、図1に示す広角端におけるレンズ構成の拡大図で
ある。なお、図1中には拡大側から望遠側に到る各レン
ズの移動軌跡が示されている(後述する図3、図4にお
いて同じ)。
【0022】この実施例1のズームレンズは、図1、2
に示すように、拡大側から、正の第1レンズL、負の
第2レンズLおよび負の第3レンズLをこの順に配
列してなる負の第1レンズ群Gと、拡大側から、正の
第4レンズL、正の第5レンズLおよび負の第6レ
ンズLをこの順に配列してなる正の第2レンズ群G
と、拡大側から、負の第7レンズLおよび正の第8レ
ンズLをこの順に配列してなる正の第3レンズ群G
と、負の第9レンズLのみからなる第4レンズ群G
と、拡大側から、負の第10レンズL10、正の第11
レンズL11、正の第12レンズL12および正の第1
3レンズL13をこの順に配列してなる正の第5レンズ
群Gとが、拡大側からこの順に配列されてなり、かつ
下記条件式を満足する。 −0.9≦F/F<−0.3 ………(1) 0.7<F/F< 1.5 ………(2) 0.8<F/F< 1.5 ………(3) 0.1<D/F<0.9 ………(4) 0.05<δD/(F×F1/2<0.5 ………(5) ν(−)<40 ………(6) ただし、 F :広角端におけるレンズ全系の焦点距離 F:第1レンズ群の焦点距離 F:第2レンズ群の焦点距離 F:第5レンズ群の焦点距離 D:第2レンズ群と第3レンズ群との広角端における
レンズ間隔 δD:第2レンズ群と第3レンズ群の広角端から望遠
端におけるレンズ間隔の変化量の絶対値 F:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離 ν(−):第3レンズ群の負の屈折力を有するレンズの
アッベ数
【0023】上記第1レンズ群Gは、変倍の際に固定
でフォーカシング機能を有し、上記第2、3、4の各レ
ンズ群G、G、Gは、相互に関係をもって移動す
ることで、連続変倍、およびその連続変倍によって生じ
る像面移動の補正を行なう機能を有する。なお第5レン
ズ群Gは変倍の際に固定のリレーレンズである。
【0024】また、第2レンズ群Gと第3レンズ群G
との間隔が望遠端側に向かうにしたがって狭くなるよ
う構成されてなり、これによりレンズ全系のコンパクト
化を促進することができる。なお、第5レンズ群G
結像側には、赤外線をカットするフィルタやローパスフ
ィルタさらには色合成光学系(色分解光学系)2が配列
されている。
【0025】ここで、第1レンズLは拡大側に強い曲
率の面を向けた両凸レンズ、第2レンズLは拡大側に
凸面を向けた負のメニスカスレンズ、第3レンズL
拡大側に強い曲率の面を向けた両凹レンズ、第4レンズ
は縮小側に凸面を向けた正のメニスカスレンズ、第
5レンズLは拡大側に強い曲率の面を向けた両凸レン
ズ、第6レンズLは同一曲率の2つの面を有する両凹
レンズ、第7レンズL は拡大側に凸面を向けた負のメ
ニスカスレンズ、第8レンズLは拡大側に強い曲率の
面を向けた両凸レンズ、第9レンズLは拡大側に凸面
を向けた負のメニスカスレンズ、第10レンズL10
拡大側に強い曲率の面を向けた両凹レンズ、第11レン
ズL11は縮小側に強い曲率の面を向けた両凸レンズ、
第12レンズL12は縮小側に強い曲率の面を向けた両
凸レンズ、第13レンズL13は拡大側に強い曲率の面
を向けた両凸レンズである。なお、第7レンズLと第
8レンズL、第10レンズL10と第11レンズL
11は各々接合されている。
【0026】次に、この実施例1における各レンズ面の
曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気
間隔D、各レンズのe線における屈折率Nおよびアッベ
数νを下記表1に示す。
【0027】ただし、この表1および後述する表2、3
において、各記号R,D,N、νに対応させた数字は物
体側から順次増加するようになっている。
【0028】
【表1】
【0029】また、広角端(ワイド)、中間(ミドル)
および望遠端(テレ)における第1レンズ群Gと第2
レンズ群Gの距離(移動1)、第2レンズ群Gと第
3レンズ群Gの距離(移動2)、第3レンズ群G
第4レンズ群Gの距離(移動3)および第4レンズ群
と第5レンズ群Gの距離(移動4)を表1の下段
に示す。
【0030】また、下記表4には実施例1における上記
各条件式(1)〜(6)に対応する数値を示す。
【0031】図5は実施例1のズームレンズの広角端
(ワイド)、中間(ミドル)および望遠端(テレ)にお
ける諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションお
よび倍率色収差)を示す収差図である。なお、各非点収
差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に
対する収差が示されている(図6、7についても同
じ)。
【0032】この図5および下記表4から明らかなよう
に、実施例1のズームレンズによればズーム領域の全体
に亘って良好な収差補正がなされ、結像サイズの割にコ
ンパクトな構成とすることができ、バックフォーカスを
適切な大きさとすることができ、さらに縮小側のタンジ
ェンシャル面内の光線束が光軸に対し略平行かつ対称と
なるようにすることができ、さらに広角端においてF=
1.73という明るいレンズとすることができる。なお、こ
の場合の共役長は79.73とされている。
【0033】<実施例2>次に、実施例2のズームレン
ズについて説明する。この実施例2のズームレンズは、
図3に示すように上記実施例1のズームレンズとほぼ同
様の5群のレンズ構成とされているが、主として、第2
レンズ群Gが2枚構成とされている点で上記実施例1
のものとは異なっている。
【0034】この実施例2における各レンズ面の曲率半
径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔
D、各レンズのe線における屈折率Nおよびアッベ数ν
を下記表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】また、広角端(ワイド)、中間(ミドル)
および望遠端(テレ)における第1レンズ群Gと第2
レンズ群Gの距離(移動1)、第2レンズ群Gと第
3レンズ群Gの距離(移動2)、第3レンズ群G
第4レンズ群Gの距離(移動3)および第4レンズ群
と第5レンズ群Gの距離(移動4)を表2の下段
に示す。
【0037】なお、実施例2においては、前述した条件
式(1)〜(6)は全て満足されており、各々の値は下
記表4に示す如く設定されている。
【0038】図6は実施例2のズームレンズの広角端
(ワイド)、中間(ミドル)および望遠端(テレ)にお
ける諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションお
よび倍率色収差)を示す収差図である。
【0039】この図6および下記表4から明らかなよう
に、実施例2のズームレンズによればズーム領域の全体
に亘って良好な収差補正がなされ、結像サイズの割にコ
ンパクトな構成とすることができ、バックフォーカスを
適切な大きさとすることができ、さらに縮小側のタンジ
ェンシャル面内の光線束が光軸に対し略平行かつ対称と
なるようにすることができ、さらに広角端においてF=
1.84という明るいレンズとすることができる。なお、こ
の場合の共役長は79.90とされている。
【0040】<実施例3>次に、実施例3のズームレン
ズについて説明する。この実施例3のズームレンズは、
図4に示すように上記実施例1のズームレンズとほぼ同
様の5群13枚のレンズ構成とされているが、主とし
て、第2レンズ群Gの最も縮小側のレンズLが拡大
側に凸面を向けた負のメニスカスレンズとされている点
で上記実施例1のものとは異なっている。
【0041】この実施例3における各レンズ面の曲率半
径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔
D、各レンズのe線における屈折率Nおよびアッベ数ν
を下記表3に示す。
【0042】
【表3】
【0043】また、広角端(ワイド)、中間(ミドル)
および望遠端(テレ)における第1レンズ群Gと第2
レンズ群Gの距離(移動1)、第2レンズ群Gと第
3レンズ群Gの距離(移動2)、第3レンズ群G
第4レンズ群Gの距離(移動3)および第4レンズ群
と第5レンズ群Gの距離(移動4)を表3の下段
に示す。
【0044】なお、実施例3においては、前述した条件
式(1)〜(6)は全て満足されており、各々の値は下
記表4に示す如く設定されている。
【0045】図7は実施例3のズームレンズの広角端
(ワイド)、中間(ミドル)および望遠端(テレ)にお
ける諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションお
よび倍率色収差)を示す収差図である。
【0046】この図7および下記表4から明らかなよう
に、実施例3のズームレンズによればズーム領域の全体
に亘って良好な収差補正がなされ、結像サイズの割にコ
ンパクトな構成とすることができ、バックフォーカスを
適切な大きさとすることができ、さらに縮小側のタンジ
ェンシャル面内の光線束が光軸に対し略平行かつ対称と
なるようにすることができ、さらに広角端においてF=
1.72という明るいレンズとすることができる。なお、こ
の場合の共役長は145.35とされている。
【0047】
【表4】
【0048】なお、本発明のズームレンズとしては上記
実施例のものに限られるものではなく、例えば各レンズ
群を構成するレンズの枚数および形状は適宜選択し得
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のズームレ
ンズによれば、正の屈折力を有する第2レンズ群と第3
レンズ群、および負の屈折力を有する第4レンズ群が可
動とされた5群タイプとし、さらに各群の焦点距離等を
前述した如き適切な範囲に設定しているので、ズーミン
グに伴う収差変動を小さくすることができる。また、レ
ンズ系を縮小側サイズの割にコンパクトな構成とするこ
とができ、バックフォーカスを、所定位置に色分解光学
系等を挿入し得る程度の適当な大きさとすることができ
る。
【0050】また、第2レンズ群と第3レンズ群との間
隔が望遠端側に向かうにしたがって狭くなるよう構成す
ることにより、さらにコンパクトな構成とすることがで
きる。さらに、第2レンズ群の構成要素として2枚以上
の正レンズを用いることによりレンズ系を充分明るいも
のとしつつ、諸収差を良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係るズームレンズの広角端(ワイ
ド)と望遠端(テレ)のレンズ構成図
【図2】実施例1に係るズームレンズの広角端(ワイ
ド)における詳細なレンズ構成図
【図3】実施例2に係るズームレンズの広角端(ワイ
ド)と望遠端(テレ)のレンズ構成図
【図4】実施例3に係るズームレンズの広角端(ワイ
ド)と望遠端(テレ)のレンズ構成図
【図5】実施例1に係るズームレンズの広角端(ワイ
ド)、中間(ミドル)、望遠端(テレ)における各収差
図(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率
色収差)
【図6】実施例2に係るズームレンズの広角端(ワイ
ド)、中間(ミドル)、望遠端(テレ)における各収差
図(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率
色収差)
【図7】実施例3に係るズームレンズの広角端(ワイ
ド)、中間(ミドル)、望遠端(テレ)における各収差
図(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率
色収差)
【符号の説明】
〜L13 レンズ R 〜R26 レンズ面等の曲率半径 D 〜D25 レンズ面間隔(レンズ厚) X 光軸 2 赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ、
色合成フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永原 暁子 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H087 KA01 KA07 MA12 NA02 PA10 PA11 PA19 PB12 PB13 QA02 QA05 QA14 QA22 QA26 QA33 QA34 QA41 QA45 RA43 SA44 SA46 SA49 SA53 SA63 SA64 SA65 SA72 SA76 SB04 SB13 SB14 SB23 SB32 SB45

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍の際に固定でフォーカシングを行う
    ための負の屈折力を有する第1レンズ群と、 連続変倍のため、およびその連続変倍によって生じる像
    面移動の補正のため、相互に関係をもって移動する正の
    屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3
    レンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群と、 変倍の際に固定の正の屈折力を有する第5レンズ群とを
    拡大側より順に配設してなり、 下記の各条件式(1)〜(3)を満足することを特徴と
    するズームレンズ。 −0.9≦F/F<−0.3 ………(1) 0.7<F/F< 1.5 ………(2) 0.8<F/F< 1.5 ………(3) ただし、 F :広角端におけるレンズ全系の焦点距離 F:第1レンズ群の焦点距離 F:第2レンズ群の焦点距離 F:第5レンズ群の焦点距離
  2. 【請求項2】 前記第2レンズ群は少なくとも2枚以上
    の正の屈折力を有するレンズを含み、前記第2レンズ群
    と前記第3レンズ群との間隔が望遠端側に向かうにした
    がって狭くなるよう構成されてなることを特徴とする請
    求項1記載のズームレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群に
    おいて、下記の各条件(4)、(5)を満足することを
    特徴とする請求項1または2記載のズームレンズ。 0.1<D/F<0.9 ………(4) 0.05<δD/(F×F1/2<0.5 ………(5) D:第2レンズ群と第3レンズ群との広角端におけ
    るレンズ間隔 δD:第2レンズ群と第3レンズ群の広角端から望遠
    端におけるレンズ間隔の変化量の絶対値 F:望遠端におけるレンズ全系の焦点距離
  4. 【請求項4】 前記第3レンズ群は、正の屈折力を有す
    るレンズと負の屈折力を有するレンズの2枚よりなり、
    これら各レンズは、単体または互いに接合された状態と
    され、さらに、下記の条件式(6)を満足することを特
    徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載のズーム
    レンズ。 ν(−)<40 ………(6) ν(−):第3レンズ群の負の屈折力を有するレンズの
    アッベ数
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