JP4502341B2 - ズームレンズ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンディタイプのテレビカメラに搭載される高倍率のズームレンズに関し、特に、3枚構成の色消しレンズをバリエータに用いたズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、4群タイプの高変倍なズームレンズがハンディタイプのテレビカメラに搭載されるようになってきている。
このような4群タイプのズームレンズにおいては、テレビカメラの小型化という要請から、年々小型化の要求が高まっているが、高変倍のものを小型化しようとすると諸収差が大きくなってしまうため、その対策が必要である。
【0003】
その中でも、ズーミングやフォーカシングに伴い発生する色収差、特に倍率の色収差を補正することは必ずしも容易ではないが、このような色収差を補正する手法として、バリエータが負の屈折力を有する場合は、それを構成するレンズのうち、正レンズの分散を大きくし、負レンズの分散を小さくするいわゆる逆色消しの手法が知られており、この組み合わせの接合レンズを用いて上記倍率の色収差を補正することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記色消しレンズは設計自由度という点を考慮し、レンズ面数を増加させるために、上記接合レンズにレンズをもう1枚組み合わせた、図14に示すような3枚構成のものが従来より知られている。
【0005】
しかしながら、このような3枚構成の色消しレンズを使用した場合には、レンズ系の全長がさらに長くなり、コンパクト化の要請に反する。このことを、図13を用いて具体的に説明する。
【0006】
図13は、変倍に寄与するバリエータである第2レンズ群が広角端(最も物体側)に位置する場合に、画面周辺部に対応する光束の主光線を模式的に示すものである。実線は第2レンズ群の色消しレンズが2枚で構成されている場合のものであり、点線は第2レンズ群の色消しレンズが3枚で構成されている場合のものである。なお、2は絞りであり、その前段にコンペンセータである第3レンズ群G3を位置するように構成されている。図13によれば、色消しレンズを3枚で構成した第2レンズ群G2´の場合には、色消しレンズを2枚で構成した第2レンズ群G2と比べてレンズ厚が増加し、このため、第2レンズ群G2の前段に位置する第1レンズ群G1に比べて、第2レンズ群G2´の前段に位置する第1レンズ群G1´のレンズ径が大きくなってしまう。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、逆色消し効果を奏する色消しレンズにおけるレンズ面数を増加させて設計の自由度を十分に確保しつつコンパクト化の要請をも満足させ得るズームレンズを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のズームレンズは、物体側から順に、変倍時に固定の正の屈折力を有する第1レンズ群と、変倍時に可動の負の屈折力を有する第2レンズ群と、変倍にともなう像面の変動を補正する負の屈折力を有する第3レンズ群と、変倍時に固定の正の屈折力を有する第4レンズ群とを配設してなり、
前記第2レンズ群が、物体側から順に、
凸面を物体側に向けた2枚の負の屈折力を有するメニスカスレンズと、
物体側から順に、凹面もしくは平面を物体側に向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズもしくは平凸レンズ、および負の屈折力を有するレンズを物体側から配列してなる全体として負の屈折力を有する接合レンズと、凸面を物体側に向けた正の屈折力を有するレンズとを配列してなる色消しレンズとを配列してなり、
前記第1レンズ群が、物体側から順に、合焦操作時に固定の正の屈折力を有する第1aレンズ群と、無限遠物体から近距離物体への合焦操作時に、物体側へ移動する正の屈折力を有する第1bレンズ群とを配列してなることを特徴とするものである。
【0010】
さらに、下記の条件式(1)、(2)をともに満たすことが好ましい。
ν23<25.0 (1)
ν25<25.0 (2)
ただし、
ν23:第2レンズ群の接合レンズを構成する正の屈折力のレンズのアッベ数νd
ν25:第2レンズ群の凸面を物体側に向けた正の屈折力のレンズのアッベ数νd
【0011】
さらに、下記の条件式(3)を満たすことが好ましい。
0.30<f2/f2a<0.60 (3)
ただし、
f2:第2レンズ群の焦点距離
f2a:第2レンズ群中の接合レンズの焦点距離
【0012】
さらに、下記の条件式(4)を満たすことが好ましい。
│N23−N24│<0.02 (4)
ただし、
N23:第2レンズ群の接合レンズを構成する正の屈折力のレンズの屈折率NeN24:第2レンズ群の接合レンズを構成する負の屈折力のレンズの屈折率Ne
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るズームレンズの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
<実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係るズームレンズを示すもので、広角端における各レンズ構成を示す。
図1(A)に示すように、実施例1のズームレンズは、物体側より順に、変倍時に固定の正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、変倍時に可動の負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、変倍時に可動の負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、変倍時に固定の正の屈折力を有する第4レンズ群G4とを配設してなり、第2レンズ群G2を光軸X方向に移動することにより全系の焦点距離を変化させ、第3レンズ群G 3 を光軸X方向に移動することにより結像位置の変動を補正する。
【0016】
上記第1レンズ群G1は、6枚のレンズL1〜L6で構成され、上記第2レンズ群G2は、5枚のレンズL7〜L11で構成され、上記第3レンズ群G3は、2枚のレンズL12〜L13で構成され、上記第4レンズ群G4は、絞り2と9枚のレンズL14〜L22で構成されている。
【0017】
図1(B)は、本発明に係るレンズのポイントとなる第2レンズ群G2の構成を拡大して示すものである。すなわち、この第2レンズ群G2は、物体側から順に、凸面を物体側に向けた2枚の負のメニスカスレンズL7、L8と、凹面を物体側に向けた正のメニスカスレンズL9と、物体側に強い曲率の面を向けた両凹レンズL10と、物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズL11とを配列してなる。そして、上記正のメニスカスレンズL9と両凹レンズL10とは接合レンズとされている。また、この接合レンズと上記正のメニスカスレンズL11とにより色消しレンズ(逆色消し)が構成される。
【0018】
また、上記第1レンズ群G1は、合焦操作時に固定の正の屈折力を有する第1aレンズ群G1a(L1〜L3)と、無限遠物体から近距離物体への合焦操作時に、物体側へ移動する正の屈折力を有する第1bレンズ群G1b(L4〜L6)から構成されている。
【0019】
また、上記ズームレンズにおいては、以下の条件式(1)〜(4)を満足するように構成されている。
ν23<25.0 (1)
ν25<25.0 (2)
0.30<f2/f2a<0.60 (3)
│N23−N24│<0.02 (4)
ただし、
ν23:第2レンズ群G2の接合レンズを構成する正レンズL9のアッベ数νd
ν25:第2レンズ群G2の正レンズL11のアッベ数νd
f2:第2レンズ群G2の焦点距離
f2a:第2レンズ群G2中の接合レンズの焦点距離
N23:第2レンズ群G2の接合レンズを構成する正レンズL9の屈折率Ne
N24:第2レンズ群G2の接合レンズを構成する負レンズL10の屈折率Ne
【0020】
また、前述したように、第4レンズ群G4の最も物体側に絞り2が配設され、第4レンズ群G4の後段に色分解プリズム1が配設され、物体側から光軸Xに沿って入射した光束は固体撮像素子等の結像面(図示せず)に結像されるとともに、プリズム1により分光されてファインダ等に導かれる。
【0021】
ここで、上記条件式(1)〜(4)の技術的意義について説明する。
すなわち、上記条件式(1)は、第2レンズ群の接合レンズを構成する正レンズの硝材のアッベ数νdを規定したものである。この範囲を外れると、倍率色収差を良好に補正するためには接合面の曲率半径を小さくしなければならず、接合レンズの厚さが増大してしまう。
【0022】
また、上記条件式(2)は、第2レンズ群の凸面を物体側に向けた正の屈折力のレンズの硝材のアッベ数νdを規定したものである。この範囲を外れると、倍率色収差を良好に補正することが困難となる。
【0023】
また、上記条件式(3)は第2レンズ群全体の屈折力に対する接合レンズの屈折力の割合を規定するものである。この下限を下回ると接合レンズの屈折力が弱くなりすぎ、上記2枚の負のメニスカスレンズの屈折力が大きくなりすぎることとなるため、諸収差の補正が困難となる。特に、第2レンズ群の最も物体側の負レンズの物体側の面の曲率半径が大きくなりすぎ、広角端での負の歪曲収差が発生する。一方、この上限を上回ると、接合レンズを構成する正レンズの凹面の曲率半径が小さくなり、収差補正のために第2レンズ群の最も物体側の負レンズの物体側の面の曲率半径が小さくなり、この最も物体側の負レンズの厚みが増大し、結局、バリエータである第2レンズ群の全長が増大し、コンパクト化の要請に反する。
【0024】
さらに、上記条件式(4)は、第2レンズ群の接合レンズを構成する正レンズと負レンズの屈折率Neの差を規定するものである。一般に、ズーム比が増大すると、望遠端における軸上色収差の影響による色のにじみが無視できなくなる。しかしながら、レンズ設計時において、設計基準波長以外の波長での像のまとまり具合をどの程度とすれば適切であるかは一義的に定めることが困難である。例えば、グリーン、ブルー、レッドの3色で考えると、グリーンを基準波長とした場合に、ブルーとレッドの軸上色収差の量をどの程度とすれば適切であるかは一義的に定めることが困難である。しかし、互いに異なる軸上色収差を発生させる複数のレンズからなるレンズ系を設計しておき、この中から実際に最適なものを選択するというようなことも現実的ではない。そこで第2レンズ群の接合レンズの屈折率差を、上記条件式(4)により所定値以下に設定することで、レンズ系全体の設計変更を行うことなくこの接合レンズのみを交換可能としている。これにより、実際に製造されたレンズ系が所望の軸上色収差の値とならなかった場合であっても、軸上色収差の値に大きな影響を与える接合レンズのみを交換して、軸上色収差の値を所望の値に容易に改良可能である。
【0025】
次に、上述した実施例1に係るズームレンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称して軸上面間隔という)D(mm)、各レンズの、e線における屈折率Nおよびd線におけるアッベ数νの値を表1に示す。なお、表中の数字は物体側からの順番を表すものである。
【0026】
さらに、表1の下段に、広角端から望遠端までの全系の焦点距離fおよびFナンバを示す。さらにズーム比を示す。
【0027】
また、表1の下段に示すように、上記条件式(1)におけるν2 3の値は22.8、条件式(2)におけるν2 5の値は23.9、条件式(3)におけるf2/f2aの値は0.521、条件式(4)における│N23−N24│の値は0.00373となっており、上記各条件式(1)、(2)、(3)および(4)をそれぞれ満足している。
【0028】
【表1】
【0029】
また、下記表4に表1の軸上面間隔Dの欄におけるD12、D21、D24の広角端および望遠端の各位置での値を示す。
【0030】
<実施例2>
図2は、本発明の実施例2に係るズームレンズを示すもので、広角端における各レンズ構成を示す。
図2(A)に示すように、実施例2のズームレンズは、上記実施例1のズームレンズと同様の構成とされているが、第1レンズ群G1の第1bレンズ群G1bが2枚のレンズL4〜L5から構成されており、第4レンズ群G4が、絞り2と10枚のレンズL13〜L22から構成されている点で異なっている。
【0031】
また、このズームレンズは、上記条件式を満足するように構成されてなる。
なお、図2(B)は、本発明に係るレンズのポイントとなる第2レンズ群G2の構成を拡大して示すものであり、その構成は、上記実施例1に係るズームレンズの第2レンズ群G2と略同様である。
【0032】
実施例2に係るズームレンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、軸上面間隔D(mm)、各レンズの、e線における屈折率Nおよびd線におけるアッベ数νの値を表2に示す。なお、表中の数字は物体側からの順番を表すものである。
【0033】
さらに、表2の下段に、広角端から望遠端までの全系の焦点距離fおよびFナンバを示す。さらにズーム比を示す。
また、表2の下段に示すように、上記条件式(1)におけるν2 3の値は22.8、条件式(2)におけるν2 5の値は23.9、条件式(3)におけるf2/f2aの値は0.331、条件式(4)における│N23−N24│の値は0.00373となっており、上記各条件式(1)、(2)、(3)および(4)をそれぞれ満足している。
【0034】
【表2】
【0035】
また、下記表4に表2の軸上面間隔Dの欄におけるD10、D19、D22の広角端および望遠端の各位置での値を示す。
【0036】
<比較例>
図3は、比較例に係るズームレンズを示すもので、広角端における各レンズ構成を示す。
図3(A)に示すように、比較例のズームレンズは、上記実施例2のズームレンズと、第2レンズ群G2の構成において大きく異なっている。
【0037】
図3(B)は、比較例に係るレンズの第2レンズ群G2の構成を拡大して示すものであり、比較例の第2レンズ群G2が、4枚のレンズL6〜L9から構成されていることが示されている。特に、色消し機能(逆色消し)が、像面側の2枚のレンズである、両凸レンズL8と両凹レンズL9により得られる。
【0038】
本比較例に係るズームレンズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、軸上面間隔D(mm)、各レンズの、e線における屈折率Nおよびd線におけるアッベ数νの値を表3に示す。なお、表中の数字は物体側からの順番を表すものである。
【0039】
さらに、表3の下段に、広角端から望遠端までの全系の焦点距離fおよびFナンバを示す。さらにズーム比を示す。
【0040】
【表3】
【0041】
また、下記表4に表3の軸上面間隔Dの欄におけるD9、D17、D20の広角端および望遠端の各位置での値を示す。
【0042】
【表4】
【0043】
図4、7、10は、上記各実施例および比較例に係るズームレンズの広角端(物体距離=3m)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図であり、図5、8、11は、上記各実施例および比較例に係るズームレンズの望遠端(物体距離=3m)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図であり、図6、9、12は、上記各実施例および比較例に係るズームレンズの望遠端(物体距離=12m)における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。なお、各球面収差図には、615nm、546.1nm、460nmに対する収差が示されており、各非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている。
【0044】
これらの収差図から明らかなように、上述した各実施例に係るズームレンズによれば、各収差を良好に補正することができる。
また、上記各実施例と比較例の比較から明らかなように、本実施例においては、色消し機能(逆色消し)を有するレンズ系の全厚を増加させることなくそのレンズ面数を増加させて設計の自由度を増加させることができる。
【0045】
また、本発明のズームレンズとしては上記実施例のものに限られるものではなく、例えば各レンズ群を構成するレンズの形状や枚数は適宜選択し得る。
なお、本発明のズームレンズにおける色消しレンズは、上述したズームレンズの他、例えば双眼鏡や単眼鏡などの各種の光学装置に適用可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明のズームレンズによれば、従来の3枚構成の色消し(逆色消し)機能を有するレンズと比較し、色消し機能を有するレンズ系におけるレンズ面数を確保することでレンズ設計の自由度を確保しつつ、そのレンズ厚を薄くすることができる。
【0047】
また、本発明のズームレンズによれば、上記色消しレンズをバリエータに搭載するとともに所定の条件式を満足することにより、レンズ設計の自由度を確保し得るとともに、第1レンズ群の有効径の縮小化によりコンパクト化および軽量化を達成することができ、さらに優れた色消し効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るズームレンズ基本構成を示す概略図
【図2】本発明の実施例2に係るズームレンズ基本構成を示す概略図
【図3】比較例に係るズームレンズ基本構成を示す概略図
【図4】実施例1に係るズームレンズの広角端(物体距離3m f=8.5mm)における収差図
【図5】実施例1に係るズームレンズの望遠端(物体距離3m f=170mm)における収差図
【図6】実施例1に係るズームレンズの望遠端(物体距離12m f=170mm)における収差図
【図7】実施例2に係るズームレンズの広角端(物体距離3m f=8.0mm)における収差図
【図8】実施例2に係るズームレンズの望遠端(物体距離3m f=128mm)における収差図
【図9】実施例2に係るズームレンズの望遠端(物体距離12m f=128mm)における収差図
【図10】比較例に係るズームレンズの広角端(物体距離3m f=9.0mm)における収差図
【図11】比較例に係るズームレンズの望遠端(物体距離3m f=162mm)における収差図
【図12】比較例に係るズームレンズの望遠端(物体距離12m f=162mm)における収差図
【図13】従来技術の問題点を説明するための概略図
【図14】従来技術を説明するための概略図
【符号の説明】
L1〜L22 レンズ
R1〜R43 レンズ面の曲率半径(プリズム面を含む)
D1〜D42 軸上面間隔
X 光軸
1 プリズム
2 絞り
Claims (4)
- 物体側から順に、変倍時に固定の正の屈折力を有する第1レンズ群と、変倍時に可動の負の屈折力を有する第2レンズ群と、変倍にともなう像面の変動を補正する負の屈折力を有する第3レンズ群と、変倍時に固定の正の屈折力を有する第4レンズ群とを配設してなり、
前記第2レンズ群が、物体側から順に、
凸面を物体側に向けた2枚の負の屈折力を有するメニスカスレンズと、
物体側から順に、凹面もしくは平面を物体側に向けた正の屈折力を有するメニスカスレンズもしくは平凸レンズ、および負の屈折力を有するレンズを物体側から配列してなる全体として負の屈折力を有する接合レンズと、凸面を物体側に向けた正の屈折力を有するレンズとを配列してなる色消しレンズとを配列してなり、
前記第1レンズ群が、物体側から順に、合焦操作時に固定の正の屈折力を有する第1aレンズ群と、無限遠物体から近距離物体への合焦操作時に、物体側へ移動する正の屈折力を有する第1bレンズ群とを配列してなることを特徴とするズームレンズ。 - 下記の条件式(1)、(2)をともに満たすことを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
ν23<25.0 (1)
ν25<25.0 (2)
ただし、
ν23:第2レンズ群の接合レンズを構成する正の屈折力のレンズのアッベ数νd
ν25:第2レンズ群の凸面を物体側に向けた正の屈折力のレンズのアッベ数νd - 下記の条件式(3)を満たすことを特徴とする請求項2記載のズームレンズ。
0.30<f2/f2a<0.60 (3)
ただし、
f2:第2レンズ群の焦点距離
f2a:第2レンズ群中の接合レンズの焦点距離 - 下記の条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項2または3記載のズームレンズ。
│N23−N24│<0.02 (4)
ただし、
N23:第2レンズ群の接合レンズを構成する正の屈折力のレンズの屈折率Ne
N24:第2レンズ群の接合レンズを構成する負の屈折力のレンズの屈折率Ne
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