JP2002055280A - ズームレンズ及びそれを用いた画像投射装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを用いた画像投射装置

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JP2002055280A
JP2002055280A JP2000244728A JP2000244728A JP2002055280A JP 2002055280 A JP2002055280 A JP 2002055280A JP 2000244728 A JP2000244728 A JP 2000244728A JP 2000244728 A JP2000244728 A JP 2000244728A JP 2002055280 A JP2002055280 A JP 2002055280A
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lens group
lens
refractive power
zoom lens
zoom
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Takeshi Wada
健 和田
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Canon Inc
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B13/16Optical objectives specially designed for the purposes specified below for use in conjunction with image converters or intensifiers, or for use with projectors, e.g. objectives for projection TV
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/145Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only
    • G02B15/1455Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only the first group being negative
    • G02B15/145519Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only the first group being negative arranged -+--+

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示素子に表示した投影像原画をスクリ
ーン面上に高い光学性能で投影することのできるズーム
レンズ及びそれを用いた画像投射装置を得ること。 【解決手段】 拡大側より順に、負の屈折力を有する第
1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈
折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レ
ンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群を有し、広角
端から望遠端への変倍に際して前記第3レンズ群は縮小
側から拡大側へと移動すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズ及びそ
れを用いた画像投射装置に関し、例えば表示体の画像情
報をスクリーン上に拡大投射するプロジェクター画像情
報をフィルム、CCD等の撮像手段面上に形成するビデ
オカメラ、フィルムカメラ、デジタルカメラ等の光学機
器に好適なものである。
【0002】この他プロジェクターに用いた場合には照
明系との瞳整合性が良好に保たれた、特に高精細のモバ
イル液晶プロジェクターに好適となるコンパクトなズー
ムレンズに関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来より、液晶表示素子等の表示素子を
用いて、その表示素子に基づく画像をスクリーン面に投
射する液晶プロジェクター(投射装置)が種々提案され
ている。
【0004】特に液晶プロジェクターはパソコン等の画
像を大画面に投影してみることができる装置として会議
およびプレゼンテーション等に広く利用されるようなっ
てきている。
【0005】近年このような液晶プロジェクターに関し
ては、以下に掲げる事項が要望されている。
【0006】・R.G.Bの3色の液晶表示素子を3枚
使用する3板方式のプロジェクション装置では、液晶表
示素子を透過した後の色光を合成する色合成手段として
のダイクロイックプリズムおよび偏光板等の光学素子を
配置するスペースを液晶表示素子と投射レンズとの間に
設けなければならず、一定長のバックフォーカスが必要
となること。
【0007】・前記色合成手段に用いる色合成膜の角度
依存の影響を極小にする為、また照明系との良好な瞳整
合性を確保するために液晶表示素子(縮小)側の瞳が無限
遠方にある所謂テレセントリック光学系であること。
【0008】・3色の液晶表示素子に基づく画像(絵)
をスクリーンに合成投射したとき、文字等が二重に見え
たりすると解像感および品位がそこなわれるので、これ
を防止する為各色の画素を画面の全域にて良好に重ね合
わせることが必要となること。そのため、投射レンズに
て発生する色ずれ(倍率色収差)を可視光帯域全域にて
良好に補正すること(レンズ系がアポクロマートである
こと)。
【0009】・投影された画像に関して輪郭部で歪んで
見苦しくならないように歪曲収差が最大でも−2%(縮
小側樽型)以下に補正されていること(特に画面周辺お
よび中間部等での急激な歪曲収差の変化等が残存する
と、画像品位が低下して好ましくない)。
【0010】・画面の高輝度・画像の高精細化といった
ニーズの一方で、小型パネル搭載のプロジェクターでは
機動性を重視すべく装置の小型・軽量化であること。
【0011】一方、液晶プロジェクター用の投射レンズ
として従来よりズームレンズが種々提案されている。
【0012】その中でも負の屈折力のレンズ群が先行す
るレトロフォーカス型のズームレンズは、広画角用の撮
影レンズとしてビデオカメラ、フィルムカメラ、デジタ
ルカメラ等の光学機器に多く用いられている。
【0013】例えば特公平6−56453号公報では拡
大側より順に負、正、負、負そして正の屈折力のレンズ
群より成り、広角端から望遠端への変倍に際して、第2
レンズ群は拡大側へ、第3レンズ群は縮小側へ、第4レ
ンズ群は拡大側に凸状の軌跡を描くように各々移動する
変倍時にレンズ全長不変のズームレンズを開示してい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】表示画像をスクリーン
に拡大投射する際、特に液晶表示体に基づく表示画像を
投射レンズにて投射する単板式や3板式のカラー液晶プ
ロジェクターの場合、投射レンズとして、次の事項が要
望される。
【0015】(ア−1)液晶の配光特性、又は複数の色
光を合成するときの色合成ダイクロイックミラーの角度
依存の影響を排除するために、射出瞳が遠方にある所謂
テレンセントリック光学系であること。
【0016】(ア−2)表示体と投射レンズの間に介在
する色合成素子のスペースを確保するために、バックフ
ォーカスが長いこと。
【0017】(ア−3)小型、軽量で高い光学性能を有
すること。
【0018】前記特公平6−56453号公報で開示さ
れているズームレンズは、第1〜3レンズ群の合成屈折
力が負であり、入射光が発散光束となって第4レンズ群
に入射するため、第4レンズ群を含む後続(縮小側)の
レンズ群の正の屈折力が必然的に強くならざるを得なか
った。この為レトロフォーカスレンズとしての特有の屈
折力配置の非対称性が大きいため収差補正上好ましくな
く、十分に小さい光学系を実現するのが難しい。
【0019】又、同公報で開示されているズームレンズ
をモバイル液晶プロジェクター用の投射レンズとして適
用するのは、レンズ系全体が大きく、必ずしも十分でな
い。
【0020】本発明は、レンズ系全体の小型化を図りつ
つ、変倍範囲全体にわたりテレセントリック条件を良好
に維持し、又、変倍に伴う諸収差を良好に補正し、画面
全体にわたり良好なる光学性能を有した液晶プロジェク
ター用に好適なズームレンズ及びそれを用いた画像投射
装置の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のズーム
レンズは、拡大側より順に第1レンズ群、第2レンズ
群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群を有す
るズームレンズであって、第2レンズ群と第3レンズ群
との間に絞りを有し、該絞りより拡大側の屈折力と、該
絞りより縮小側の屈折力が共に正の屈折力であることを
特徴としている。
【0022】請求項2に記載のズームレンズは、請求項
1に記載の発明において、前記第1レンズ群は負の屈折
力を、前記第2レンズ群は正の屈折力を、前記第3レン
ズ群は負の屈折力を、前記第4レンズ群は負の屈折力
を、前記第5レンズ群は正の屈折力を有することを特徴
としている。
【0023】請求項3に記載のズームレンズは、請求項
1又は2に記載の発明において、前記第3レンズ群は、
広角端から望遠端への変倍に際して縮小側から拡大側へ
と移動することを特徴としている。
【0024】請求項4に記載のズームレンズは、拡大側
より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折
力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レン
ズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を
有する第5レンズ群を有し、広角端から望遠端への変倍
に際して前記第3レンズ群は縮小側から拡大側へと移動
することを特徴としている。
【0025】請求項5に記載のズームレンズは、請求項
4に記載の発明において、第2レンズ群と第3レンズ群
との間に絞りを有し、前記絞りより拡大側の屈折力と前
記絞りより縮小側の屈折力が共に正の屈折力であること
を特徴としている。
【0026】請求項6に記載のズームレンズは、請求項
1乃至5いずれか1項に記載の発明において、前記第
2、4レンズ群は、広角端から望遠端への変倍に際して
縮小側から拡大側へと移動することを特徴としている。
【0027】請求項7に記載のズームレンズは、請求項
1乃至6いずれか1項に記載の発明において、 前記第
1レンズ群および第5レンズ群はともに変倍に際して、
縮小側の共役点に対して固定されていることを特徴とし
ている。
【0028】請求項8に記載のズームレンズは、請求項
1乃至7いずれか1項に記載の発明において、 前記第
2レンズ群の広角端での結像倍率をβ2wとしたとき 0.25<−β2w<1.0 の条件式を満足することを特徴としている。
【0029】請求項9に記載のズームレンズは、請求項
1乃至8いずれか1項に記載の発明において、 前記第
3レンズ群の広角端での結像倍率β3wとしたとき 1.0<β3w<5.0 の条件式を満足することを特徴としている。
【0030】請求項10に記載のズームレンズは、請求
項1乃至9いずれか1項に記載の発明において、少なく
とも1枚の非球面レンズを含むことを特徴としている。
【0031】請求項11に記載のズームレンズは、請求
項1乃至10いずれか1項に記載の発明において、アッ
ベ数が80以上の材料よりなる光学素子を少なくとも1
枚含むことを特徴としている。
【0032】請求項12に記載のズームレンズは、請求
項1、2、3又は5乃至11のいずれか1項に記載の発
明において、前記絞りは、独立に又は該第2レンズ群若
しくは第3レンズ群と一体的に移動することを特徴とし
ている。
【0033】請求項13に記載のズームレンズは、請求
項1乃至12いずれか1項に記載の発明において、前記
第4レンズ群は、拡大側から順に少なくとも1枚の両レ
ンズ面が凹面の負レンズと少なくとも2枚の正レンズを
有することを特徴としている。
【0034】請求項14に記載のズームレンズは、請求
項1乃至13いずれか1項に記載の発明において、広角
端での全系の焦点距離をfw、前記第5レンズ群の焦点
距離をf5としたとき、 1.2 <f5/fw< 2.2 の条件式を満足することを特徴としている。
【0035】請求項15に記載のズームレンズは、請求
項1乃至14いずれか1項に記載の発明において、前記
第1レンズ群を光軸上移動させて、フォーカス調整を行
うことを特徴としている。
【0036】請求項16に記載のズームレンズは、拡大
側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈
折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レ
ンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力
を有する第5レンズ群を有し、広角端から望遠端への変
倍に際して該第1、第5レンズ群は固定であり、該第
2、第3、第4レンズ群は何れも縮小側から拡大側へ移
動し、該第2、第3レンズ群の広角端での結像倍率を各
々β2w、β3w、該第5レンズ群の焦点距離をf5、
全系の広角端の焦点距離をfwとする時 0.25<−β2w<1.0 1.0<β3w<5.0 1.2 <f5/fw< 2.2 を満足することを特徴としている。
【0037】請求項17に記載のズームレンズは、請求
項16に記載の発明において、前記第2レンズ群と第3
レンズ群との間に変倍に際して、独立に又は該第2レン
ズ群若しくは第3レンズ群と一体的に移動する絞りを有
しており、前記第1レンズ群を移動させてフォーカス調
整をしていることを特徴とする請求項16のズームレン
ズ。
【0038】請求項18に記載の画像投射装置は、請求
項1乃至17いずれか1項に記載のズームレンズを用い
て投影像原画をスクリーン面上に投射していることを特
徴としている。
【0039】請求項19に記載の光学機器は、請求項1
乃至17いずれか1項に記載のズームレンズを用いて画
像情報を撮像手段面上に形成していることを特徴として
いる。
【0040】
【発明の実施の形態】図1は本発明の数値実施例1のズ
ームレンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェ
クター)の要部概略図である。図2、図3は本発明の後
述する数値実施例1の数値をmm単位で表わした時の物
体距離2.8mのときの広角端と望遠端の収差図であ
る。
【0041】図4は本発明の数値実施例2のズームレン
ズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)
の要部概略図である。図5、図6は本発明の後述する数
値実施例2の数値をmm単位で表わした時の物体距離
2.8mのときの広角端と望遠端の収差図である。
【0042】図7は本発明の数値実施例3のズームレン
ズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクター)
の要部概略図である。図8、図9は本発明の後述する数
値実施例3の数値をmm単位で表した時の物体距離2.
8mの時の広角端と望遠端の収差図である。
【0043】図10は本発明の数値実施例4のズームレ
ンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクタ
ー)の要部概略図である。図11、図12は本発明の後
述する数値実施例4の数値をmm単位で表わしたときの
物体距離2.8mの時の広角端と望遠端の収差図であ
る。
【0044】図13は本発明の数値実施例5のズームレ
ンズを用いた画像投射装置(液晶ビデオプロジェクタ
ー)の要部概略図である。図14、図15は本発明の後
述する数値実施例5の数値をmm単位で表わしたときの
物体距離2.8mのときの広角端と望遠端の収差図であ
る。
【0045】本実施形態1〜5における画像投射装置で
はLCDの原画をズームレンズPLを用いてスクリーン
面上に投影している状態を示している。
【0046】画像投射装置の要部概略図において(A)
は広角端、(b)は望遠端を示す。PLはズームレンズ
である。Llは負の屈折力の第1群(第1レンズ群)、
L2は正の屈折力の第2群(第2レンズ群)、L3は負
の屈折力の第3群(第3レンズ群)、L4は負の屈折力
の第4群(第4レンズ群)、L5は正の屈折力の第5群
(第5レンズ群)である。
【0047】Sはスクリーン面(投影面)、LCDは液
晶パネル(液晶表示素子)等の原画像(被投影面)であ
る。スクリーン面Sと原画像LCDとは共役関係にあ
り、一般にはスクリーン面Sは距離の長い方の共役点
(第1共役点)で拡大側に、原画像LCDは距離の短い
方の共役点(第2共役点)で縮小側に相当している。
【0048】GBは色合成プリズムや偏光フィルター、
そしてカラーフィルター等のガラスブロックである。
【0049】ズームレンズPLは接続部材(不図示)を
介して液晶ビデオプロジェクター本体(不図示)に装着
されている。ガラスブロックGB以降の液晶表示素子L
CD側はプロジェクター本体に含まれている。
【0050】本実施形態では広角端(A)から望遠端
(B)への変倍に際して矢印のように第2群L2,第3
群L3そして第4群L4を第1共役点側(スクリーンS
側)へ移動させている。特にズーミングに際し、第1
群、第5群は固定である。又、第1群を光軸上移動させ
てフォーカスを行っている。尚、フォーカスは第5群又
は全体を移動させて行っても良い。又表示パネルを移動
させて行っても良い。
【0051】本発明のズームレンズは、拡大側より順
に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有
する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、
負の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する
第5レンズ群を有し、広角端から望遠端への変倍に際し
て第3レンズ群は縮小側から拡大側へと移動することを
基本構成としている。
【0052】本発明では拡大側に負、縮小側に正の屈折
力配置をもつレトロフォーカスタイプをとることによっ
て、長いバックフォーカスを容易に確保している。
【0053】また、第3レンズ群に関しては、全系に対
して拡大倍率で作用しており広角端から望遠端への変倍
に際して拡大側に移動することにより第2レンズ群の移
動(変倍)による像面位置ずれを補正する効果を有して
いる。
【0054】本発明の目的とするズームレンズは以上の
構成により達成しているが、さらに光学性能上(収差補
正上)レンズ系全体の小型化等の点から好ましくは次の
諸条件のうち少なくとも1つ又は任意の組み合わせで2
以上を満足させるのが良い。
【0055】(イ−1)前記第1レンズ群および第5レ
ンズ群はともに変倍に際して、縮小側の共役点に対して
固定されていることである。
【0056】第1レンズ群および第5レンズ群は共に変
倍に際して、像面(LCD)に対して固定してズームレ
ンズ全長を不変とすることで投射レンズ部の堅牢性を確
保し、また変倍時に径の大きなレンズ群が固定されてい
るため重量バランス等の変化が少なく機構面で有利に作
用している。
【0057】(イ−2)前記第2、第3、第4レンズ群
は広角端から望遠端への変倍に際して全て拡大側へと移
動することである。
【0058】これによって所定のズーム比を容易に確保
している。
【0059】(イ−3)前記第1〜3レンズ群の合成屈
折力は正の値を有することである。
【0060】本発明では第1〜3レンズ群の合成屈折力
は正の値とし、縮小側に配置される正の屈折力を小さく
して、屈折力の非対称性を軽減する構成とし、良好なる
光学性能を得ている。
【0061】(イ−4)前記第2レンズ群の広角端での
結像倍率をβ2wとしたとき 0.25<−β2w<1.0 ・・・(1) の条件式を満足することである。
【0062】条件式(1)は、第2レンズ群の倍率(広角
端)を等倍以下で使用することを表しており、下限を超
えると十分なバックフォーカスが得られないことと、ま
たレンズ全長が長くなる等コンパクト化への妨げとな
る。逆に上限を超えるとコンパクト化には有利な構成と
なるが、変倍時の収差変動が大きくなる傾向を示し好ま
しくない。
【0063】尚、条件式(1)の数値範囲を次のごとく
設定するのがさらに好ましい。
【0064】0.3<−β2w<0.9 ・・・(1a) (イ−5)前記第3レンズ群の広角端での結像倍率β3
wとしたとき 1.0<β3w<5.0 ・・・(2) の条件式を満足することである。
【0065】また条件式(2)は、第3レンズ群の倍率
(広角端)を規定したものであり下限を超えると、第3
レンズ群の屈折力が小さくなりペッツバール和の増大に
つれて像面湾曲が大きくなり所望のバックフォーカスを
確保できなくなるなどの問題が生じてくる。逆に上限を
超えると、負レンズ群の屈折力が大きくなりすぎ必要以
上のバックフォーカススペースが生まれコンパクト化の
面で好ましくない。
【0066】尚、条件式(2)の数値範囲を次のごとく
設定するのがさらに好ましい。
【0067】1.2<β3w<3.0 ・・・(2a) (イ−6)少なくとも1枚の非球面レンズを含むことで
ある。
【0068】レンズ系全体のコンパクト化の実現には各
構成レンズの屈折力増加に伴う諸収差の劣化を補正する
ために、ズームレンズ内部に少なくとも1枚の非球面レ
ンズを採用することがよい。
【0069】ガラスモールドタイプかレプリカ非球面等
を選ぶことが好ましいが、解像度の目標と、非球面レン
ズの敏感度(がのろい場合)によっては、プラスチック
非球面レンズとしてもよい。
【0070】(イ−7)アッベ数が80以上の材料より
なる光学素子を少なくとも1枚含むことである。
【0071】アッベ数が80以上の材料よりなる光学素
子を少なくとも1つ採用することによって、小型化に伴
い各群の屈折力が増すことによる色収差の劣化(特に可
視光短波長側の倍率青色収差)を良好に補正することが
容易となる。
【0072】(イ−8)前記第2レンズ群と第3レンズ
群との間に変倍に際して、独立に又は該第2レンズ群若
しくは第3レンズ群と一体的に移動する絞りを有してい
ることである。
【0073】これによれば変倍に伴う収差変動の補正が
容易となる。
【0074】絞りは本来独立に設けても良いが、変倍の
際カム溝が追加される等生産上要件を併せて考えると、
第2または3レンズ群内といった変倍レンズ群内に配置
されていれば、変倍時の収差変動を効率良く補正するこ
とが可能となる。
【0075】(イ−9)前記第4レンズ群は、拡大側か
ら順に少なくとも1枚の両レンズ面が凹面の負レンズと
少なくとも2枚の正レンズを有することである。
【0076】絞りからみて縮小側に配置される第4レン
ズ群には、拡大側から順に両レンズ面が凹面の負レン
ズ、および少なくとも2枚の正レンズにより構成してい
る。これにより、軸上光線高さが小さくなる位置に強い
負の屈折力を持ったレンズを配置することにより効率良
くペッツバール和を小さく抑えている。また、正レンズ
は絞りから縮小側に配置された負レンズ群で跳ね上げら
れた光線を緩やかに屈曲させて良好なテレセントリック
性能を持たせるのが良い。この為少なくとも2枚以上の
正レンズで構成し、ペッツバール和を小さくするために
はなるべく高屈折率材料を用いるのが好ましい。
【0077】(イ−10)広角端での全系の焦点距離を
fw、前記第5レンズ群の焦点距離をf5としたとき、 1.2<f5/fw<2.2 ・・・(3) の条件式を満足することである。
【0078】第5レンズ群を像面近傍に付加することに
より、第1〜4レンズ群の合成屈折力を弱める作用を
し、高画角化および大口径化に有利な作用をさせてい
る。条件式(3)の下限をこえると第5レンズ群の屈折力
が大きくなりすぎ、歪曲および内向性コマフレア等が大
きくなる。また逆に上限をこえると第5レンズ群の屈折
力が小さくなりすぎ、第1〜4レンズ群の屈折力を弱め
る効果が少なくなり、高性能化の効果がうすれてくるの
で好ましくない。また、なるべく高屈折率材料のレンズ
を採用することが望ましい。
【0079】尚、条件式(3)の数値範囲を次のごとく
設定するのがさらに好ましい。
【0080】 1.3<f5/fw<1.8 ・・・(3a) (イ−11)前記第1レンズ群を光軸上移動させて、フ
ォーカス調整を行うことである。
【0081】拡大側の投影距離に応じたフォーカス機構
は第1レンズ群で担うことによって、最も簡易的な機構
でズームレンズを実現している。
【0082】(イ−12)第4レンズ群は変倍時の収差
変動を小さくするために、絞りの動きに沿った方向つま
り拡大側へと移動させて、主に変倍時の像面位置補正の
機能を有するのが良い。
【0083】又、各レンズ群倍率分担により、第2〜4
レンズ群は広角端から望遠端への変倍に際して全て拡大
側へ移動させるのが良い。
【0084】尚、本発明のズームレンズでは前述の基本
構成の他に (ウ−1)拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レ
ンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力
を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ
群、正の屈折力を有する第5レンズ群を有し、広角端か
ら望遠端への変倍に際して該第1、第5レンズ群は固定
であり、該第2、第3、第4レンズ群は何れも縮小側か
ら拡大側へ移動し、該第2、第3レンズ群の広角端での
結像倍率を各々β2w、β3w、該第5レンズ群の焦点
距離をf5、全系の広角端の焦点距離をfwとする時 0.25<−β2w<1.0 ・・・(1) 1.0<β3w<5.0 ・・・(2) 1.2<f5/fw<2.2 ・・・(3) を満足させるようにしても目的とするズームレンズを得
ることができる。
【0085】又条件式(1)〜(3)の数値範囲を前述
の(1a)〜(3a)とすることも同様である。
【0086】条件式(1)〜(3)の技術的な意味は前
述したのと同様である。
【0087】(ウ−2)又、更に好ましくは前記第2レ
ンズ群と第3レンズ群との間に変倍に際して、独立に又
は該第2レンズ群若しくは第3レンズ群と一体的に移動
する絞りを有しており、前記第1レンズ群を移動させて
フォーカス調整をしていることが良い。
【0088】また、本発明のズームレンズは、絞りの拡
大側と縮小側のそれぞれの合成屈折力が正の屈折力にな
っている。このことにより、屈折力の強いレンズ群を有
するのを避けることができ、収差補正上有利な構成とな
っている。
【0089】次に本発明の各実施例の具体的な構成につ
いて説明する。
【0090】(第1の実施例)本実施例において、物体
側より順に負、正、負、負、正の屈折力の5群構成にて
成っている。
【0091】また、広角端から望遠端への変倍に際し
て、第1レンズ群および第5レンズ群は固定されており
全長一定である。第2〜4レンズ群は拡大側に独立に移
動している。またスクリーン上での照度を確保するため
にも、各レンズ面には多層コートを採用している。これ
らの構成は以下の各実施例において全く同様である。
【0092】第1レンズ群内構成は、拡大側より負、
負、正レンズの3枚構成であり拡大側レンズ径を小さく
設計することが可能となる。また、主平面位置が拡大側
に寄ることに起因して第2レンズ群の倍率を所望仕様の
範囲内で小さくできるため収差補正上有利となってい
る。
【0093】第2レンズ群に関しては、主たる変倍レン
ズ群の役割を担っており大きな屈折力が与えられている
都合上、構成される正レンズには屈折率の高い硝子材を
用いている。これによってペッツバール和および変倍時
の球面収差等の収差変動を小さくしている。大口径レン
ズで高い空間周波数でのレスポンスが要求されると許容
錯乱(ボケ)径が小さくなり、それに伴って深度が浅くな
る。このため、中間像高等での像面湾曲および非点収差
が大きいと解像感が急激に劣化するため屈折率の高い材
質を用いペッツバール和を小さくしている。
【0094】可視光広帯域にて倍率色収差を良好に補正
するためにも正レンズには異常分散性を有するランタン
系の重フリント材を用い、これによって色にじみをなく
している。この変倍を担う第2レンズ群は全変倍領域で
の倍率が−0.56〜−0.65と反転縮小倍率で使用
している。
【0095】第3レンズ群は、広角端から望遠端への変
倍に関して拡大側に移動する。全変倍領域での倍率は1.
35〜1.38と拡大倍率で作用しており、前記拡大側に移動
することにより、わずかながらも増倍作用とともに前記
第2レンズ群の変倍による像面位置ずれを補正してい
る。なお、絞りは、第3レンズ群内に存在し、変倍時第
3レンズ群とともに移動しており、変倍時の軸外収差変
動をおさえている。
【0096】第4レンズ群は、変倍に伴う像面位置ずれ
を補正する役割を担っている。
【0097】本実施例では1枚の両レンズ面が凹面の負
レンズおよび2枚の正レンズで構成されており、最も拡
大側に強い負の屈折力を与えている。この強い負の屈折
力により、効率よくペッツバール和を小さくする作用を
する。さらに主平面位置を液晶表示装置側に配置できる
ことから瞳に関して良好なテレセントリック性能および
長いバックフォーカスの確保の面にて有利に作用してい
る。
【0098】変倍全域に関して第4レンズ群倍率は等倍
以上であり第2および3レンズ群と同じ拡大側へ移動し
ている。
【0099】第5レンズ群は、単一の正レンズで構成
し、広角端から望遠端への変倍に関して固定しており、
第1〜4レンズ群の屈折力を小さく設計できる作用をし
ている。
【0100】なお、収差図は本実施例のレトロフォーカ
ス型のズームレンズを第1レンズ群により物体距離2.
8mにフォーカスしたときの広角端および望遠端での収
差図を示している。これは以下の各実施例において同じ
である。
【0101】(第2の実施例)本実施例では、第1実施
例に対して第2レンズ群の構成を負、正、正レンズの3
枚で構成しており、第1レンズ群との間の大きな主平面
間隔によって、屈折力を稼ぐことができており、第2レ
ンズ群の作用倍率は小さくなっている。
【0102】その他の点に関しては、第1実施例と略同
じなので詳細な説明は省略する。
【0103】(第3の実施例)本実施例では、第1レン
ズ群の構成は正、負、負レンズと最も拡大側に正レンズ
を配置することによってわずかな正の屈折力付加によっ
て主にレトロフォーカス型のレンズに特有の歪曲収差を
効率よく補正している。そのため、第1レンズ群の負の
屈折力は第1実施例などと比較すると大きくなり、フォ
ーカスの際の第1レンズ群の移動量も少なくなり、諸収
差のフォーカス変動も小さく抑えやすくなっている。
【0104】第1レンズ群構成によって、第2レンズ群
は第1実施例と比較すると大きな屈折力を与えられてお
り、高い屈折率を持った正レンズを3枚配置して収差の
発生をなるべく少なくするような構成としている。ま
た、第1実施例とくらべると、前述の第1レンズ群の構
成もあり第2レンズ群は大きな倍率で作用している。な
お、絞りは本実施例の場合、第2レンズ群内に存在し、
変倍時第2レンズ群とともに移動しており、変倍時の軸
外収差変動をおさえている。
【0105】また第3レンズ群に関しては、単一の負レ
ンズで構成しており、本実施例では主に第2レンズ群に
関する変倍による像面位置ずれを補正する役目を担って
いる。
【0106】その他の点に関しては、第1実施例と略同
じなので詳細な説明は省略する。
【0107】(第4の実施例)本実施例では第1実施例
と比較して、非球面を用いていること、第2レンズ群の
屈折力を大きくすることによってズーム比を拡大してい
る点が大きく異なっている。特に変倍時の収差変動を抑
える目的にて第2レンズ群の最も拡大側に配置される正
レンズに関して非球面を採用している。この場合、ガラ
スモールドタイプの非球面ではあるが、必ずしもこの限
りではなく硝種の制限を受けないレプリカタイプの非球
面であってもよい。なお、絞りは、第2レンズ群内に存
在し、変倍時第2レンズ群とともに移動しており、変倍
時の軸外収差変動をおさえている。
【0108】その他の点に関しては、第1実施例と略同
じなので詳細な説明は省略する。
【0109】(第5の実施例)第1実施例と比較して広
角となっており、画角の増大に伴う主にレトロフォーカ
スタイプのレンズに特有の歪曲収差を第1レンズ群の最
も拡大側の負レンズ、および第5レンズ群にそれぞれ1
枚ずつ非球面を採用して補正している。この場合も、ガ
ラスモールドタイプの非球面を採用しているが、この限
りではなくレプリカタイプの非球面であってもよい。
【0110】屈折力配置としては、第1実施例と比較し
て主に第2レンズ群の屈折力が大きくなるとともに、第
2レンズ群での作用倍率が小さくなっていることによっ
て広角化を実現している。なお、絞りは、第2レンズ群
内に存在し、変倍時第2レンズ群とともに移動してお
り、変倍時の軸外収差変動をおさえている。
【0111】また、第4レンズ群の貼合わせ正レンズに
商品名FK01材を採用していることによって、特に可
視光青側の倍率色収差を良好に補正している。これによ
って画面周辺部分での特に青色の色にじみ、フレアを低
減している。特に液晶プロジェクターの場合、瞳中心近
傍の光束は強度が高く水銀紫輝線スペクトル近傍まで十
分に補正されていることが必要である。本実施例では、
これを良好に補正している。
【0112】その他の点に関しては、第1実施例と略同
じなので詳細な説明は省略する。
【0113】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてRiはスクリーン側より順に第i番目の面の
曲率半径、Diはスクリーン側より第i番目の光学部材
の材質の屈折率とアッベ数である。
【0114】又、非球面形状はレンズ面の中心部の曲率
半径をRとし、光軸方向(光の進行方向)をX軸とし、
光軸と垂直方向をY軸、B、C、D、Eを各々非球面係
数としたとき、
【0115】
【数1】
【0116】なる式で表している。又、「e−X」は
「×10-X」を意味している。
【0117】又、前述の各条件式と数値実施例における
諸数値との関係を表1に示す。
【0118】
【外1】
【0119】
【外2】
【0120】
【外3】
【0121】
【外4】
【0122】
【外5】
【0123】
【表1】
【0124】以上説明したように、本発明の各実施例に
よれば縮小側にて良好なテレセントリック性能を有し、
高解像・低歪曲で、可視光広帯域にて倍率色収差が良好
に補正されたコンパクトなレトロフォーカス型のズーム
レンズを実現している。
【0125】図16は本発明の画像投射装置の実施形態
の要部概略図である。
【0126】同図は前述したズームレンズを3板式のカ
ラー液晶プロジェクターに適用し複数の液晶表示素子に
基づく複数の色光の画像情報を色合成手段を介して合成
し、投射レンズでスクリーン面上に拡大投射する画像投
射装置を示している。図16においてカラー液晶プロジ
ェクター1はR、G、Bの3枚の液晶パネル5B、5
G、5GからのRGBの各色光を色合成手段としてのプ
リズム2で1つの光路に合成し、前述したズームレンズ
より成る投影レンズ3を用いてスクリーン4に投影して
いる。
【0127】図17は本発明の光学機器の実施形態の要
部概略図である。本実施形態ではビデオカメラ、フィル
ムカメラ、デジタルカメラ等の撮像装置を含む光学機器
に撮影レンズとして前述したズームレンズを用いた例を
示している。
【0128】図17においては被写体9の像を撮影レン
ズ8で感光体7に結像し、画像情報を得ている。
【0129】
【発明の効果】本発明によれば、レンズ系全体の小型化
を図りつつ、全変倍域にわたり良好なテレセントリック
性を維持し、又、変倍に伴う諸収差を良好に補正し、画
面全体にわたり良好なる光学性能を有した液晶プロジェ
クター用に好適なズームレンズ及びそれを用いた画像投
射装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の数値実施例1のズームレンズを用い
た画像投射装置の要部概略図。
【図2】 本発明の数値実施例1のズームレンズをmm
単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの広角端
の収差図。
【図3】 本発明の数値実施例1のズームレンズをmm
単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの望遠端
の収差図
【図4】 本発明の数値実施例2のズームレンズを用い
た画像投射装置の要部概略図。
【図5】 本発明の数値実施例2のズームレンズをmm
単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの広角端
の収差図。
【図6】 本発明の数値実施例2のズームレンズをmm
単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの望遠端
の収差図
【図7】 本発明の数値実施例3のズームレンズを用い
た画像投射装置の要部概略図。
【図8】 本発明の数値実施例3のズームレンズをmm
単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの広角端
の収差図。
【図9】本発明の数値実施例3のズームレンズをmm単
位で表わしたときの物体距離2.8mのときの望遠端の
収差図
【図10】本発明の数値実施例4のズームレンズを用い
た画像投射装置の要部概略図。
【図11】本発明の数値実施例4のズームレンズをmm
単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの広角端
の収差図。
【図12】 本発明の数値実施例4のズームレンズをm
m単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの望遠
端の収差図
【図13】 本発明の数値実施例5のズームレンズを用
いた画像投射装置の要部概略図。
【図14】 本発明の数値実施例5のズームレンズをm
m単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの広角
端の収差図。
【図15】 本発明の数値実施例5のズームレンズをm
m単位で表わしたときの物体距離2.8mのときの望遠
端の収差図
【図16】 本発明の画像投射装置をカラー液晶プロジ
ェクターに適用したときの実施形態の要部概略図
【図17】 本発明の光学機器の実施形態の要部概略図
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 ASP 非球面 LCD 液晶表示装置(像面) SP 絞り GB 硝子ブロック(色合成プリズム) ΔS Sagittal像面の倒れ ΔM Meridional像面の倒れ 1 液晶プロジェクター 2 色合成手段 3 投射レンズ 4 スクリーン 5(5B、5G、5R) 液晶パネル 6 撮像装置 7 撮像手段 8 撮影レンズ 9 被写体
フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA01 KA06 KA07 MA12 NA02 PA09 PA10 PA11 PA12 PA18 PA19 PA20 PB12 PB13 QA02 QA07 QA17 QA22 QA25 QA34 QA41 QA45 RA05 RA12 RA36 RA43 RA44 RA45 SA44 SA46 SA50 SA53 SA55 SA63 SA64 SA65 SA72 SA76 SB04 SB14 SB15 SB22 SB23 SB34 SB42

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大側より順に第1レンズ群、第2レン
    ズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群を有
    するズームレンズであって、第2レンズ群と第3レンズ
    群との間に絞りを有し、該絞りより拡大側の屈折力と、
    該絞りより縮小側の屈折力が共に正の屈折力であること
    を特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1レンズ群は負の屈折力を、前記
    第2レンズ群は正の屈折力を、前記第3レンズ群は負の
    屈折力を、前記第4レンズ群は負の屈折力を、前記第5
    レンズ群は正の屈折力を有することを特徴とする請求項
    1に記載のズームレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第3レンズ群は、広角端から望遠端
    への変倍に際して縮小側から拡大側へと移動することを
    特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 【請求項4】 拡大側より順に、負の屈折力を有する第
    1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈
    折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レ
    ンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群を有し、広角
    端から望遠端への変倍に際して前記第3レンズ群は縮小
    側から拡大側へと移動することを特徴とするズームレン
    ズ。
  5. 【請求項5】 第2レンズ群と第3レンズ群との間に絞
    りを有し、前記絞りより拡大側の屈折力と前記絞りより
    縮小側の屈折力が共に正の屈折力であることを特徴とす
    る請求項4に記載のズームレンズ。
  6. 【請求項6】 前記第2、4レンズ群は、広角端から望
    遠端への変倍に際して縮小側から拡大側へと移動するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5に記載のズームレンズ
  7. 【請求項7】 前記第1レンズ群および第5レンズ群は
    ともに変倍に際して、縮小側の共役点に対して固定され
    ていることを特徴とする請求項1乃至6に記載のズーム
    レンズ。
  8. 【請求項8】 前記第2レンズ群の広角端での結像倍率
    をβ2wとしたとき 0.25<−β2w<1.0 の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7い
    ずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 【請求項9】 前記第3レンズ群の広角端での結像倍率
    β3wとしたとき 1.0<β3w<5.0 の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 【請求項10】 少なくとも1枚の非球面レンズを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至9いずれか1項に記載の
    ズームレンズ。
  11. 【請求項11】アッベ数が80以上の材料よりなる光学
    素子を少なくとも1枚含むことを特徴とする請求項1乃
    至10いずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 【請求項12】 前記絞りは、独立に又は該第2レンズ
    群若しくは第3レンズ群と一体的に移動することを特徴
    とする請求項1、2、3又は5乃至11のいずれか1項
    に記載のズームレンズ。
  13. 【請求項13】 前記第4レンズ群は、拡大側から順に
    少なくとも1枚の両レンズ面が凹面の負レンズと少なく
    とも2枚の正レンズを有することを特徴とする請求項1
    乃至12いずれか1項に記載のズームレンズ。
  14. 【請求項14】 広角端での全系の焦点距離をfw、前
    記第5レンズ群の焦点距離をf5としたとき、 1.2 <f5/fw< 2.2 の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至13
    いずれか1項に記載のズームレンズ。
  15. 【請求項15】 前記第1レンズ群を光軸上移動させ
    て、フォーカス調整を行うことを特徴とする請求項1乃
    至14いずれか1項に記載のズームレンズ。
  16. 【請求項16】 拡大側より順に、負の屈折力を有する
    第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、負の
    屈折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4
    レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群を有し、広
    角端から望遠端への変倍に際して該第1、第5レンズ群
    は固定であり、該第2、第3、第4レンズ群は何れも縮
    小側から拡大側へ移動し、該第2、第3レンズ群の広角
    端での結像倍率を各々β2w、β3w、該第5レンズ群
    の焦点距離をf5、全系の広角端の焦点距離をfwとす
    る時 0.25<−β2w<1.0 1.0<β3w<5.0 1.2 <f5/fw< 2.2 を満足することを特徴とするズームレンズ。
  17. 【請求項17】 前記第2レンズ群と第3レンズ群との
    間に変倍に際して、独立に又は該第2レンズ群若しくは
    第3レンズ群と一体的に移動する絞りを有しており、前
    記第1レンズ群を移動させてフォーカス調整をしている
    ことを特徴とする請求項16のズームレンズ。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17いずれか1項に記載
    のズームレンズを用いて投影像原画をスクリーン面上に
    投射していることを特徴とする画像投射装置。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至17いずれか1項に記載
    のズームレンズを用いて画像情報を撮像手段面上に形成
    していることを特徴とする光学機器。
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