JP2007178894A - ズームレンズ及びそれを有する画像投写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長いバックフォーカスを有し、ズーミングに伴う諸収差を良好に補正し、画面全体にわたり良好なる光学性能を有したズームレンズを得ること。
【解決手段】 開口絞りを挟んで前方と後方に各々レンズ群が配置される複数のレンズ群を有し、レンズ群の間隔を変えてズーミングを行うズームレンズであって、
最も前方に配置されるレンズ群L1は負の屈折力であり、
該レンズ群L1は、材料のアッベ数をν、部分分散比をθgFとするとき、
0.01 < θgF − (0.6438−0.001682ν) < 0.06
なる条件を満足する負レンズを有し、
該開口絞りよりも後方には、材料のアッベ数をνr3、焦点距離をfFK、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき
80<νr3<100
0.30 < f/fFK < 0.55
なる条件を満足する正レンズが配置されていること。
【選択図】図1

Description

本発明はズームレンズに関し、例えば高精細モバイル液晶プロジェクターの投写光学系に好適なものである。
従来、液晶表示素子等の表示素子を用いて、その表示素子に形成された画像をスクリーン面に投写する液晶プロジェクター(画像投写装置)が種々提案されている。
特に、液晶プロジェクターはパソコン等の画像を大画面に投影して見ることができる装置として会議およびプレゼンテーション等に広く利用されている。
この液晶プロジェクターに用いる投写レンズとしては、以下に掲げる特性を有することが要望されている。
◎液晶表示素子を3枚使用する3板方式のカラー液晶プロジェクターでは、液晶表示素子により変調された色光を合成するダイクロイックプリズムおよび偏光板等の素子を配置するスペースを液晶表示素子と投写レンズとの間に設けている。この為、投写レンズはある一定長のバックフォーカスを有することである。
◎3色の液晶表示素子の絵(画像)をスクリーンに合成投写したとき、パソコンの文字等が二重に見えたりして解像感及び品位が損なわれないように各色の画素を画面の全域にて重ね合わせられなければならない。その為、投写レンズにて発生する色ずれ(倍率色収差)が可視光広帯域において良好に補正されていることである。
◎投影された画像に関して、輪郭部で歪んで見苦しくならないように歪曲収差が良好に補正されていることである。
◎液晶表示素子から色合成光学系に入射する光束の角度が変化すると、それに応じて色合成光学系の分光透過が変化し、投影された画像における各色の明るさが画角により変化して見づらい画像になる。
この為、角度依存の影響を少なくするため液晶表示素子(縮小共役面)側の瞳が略無限遠方にある所謂テレセントリック光学系であることである。
◎画面の高輝度・画像の高精細化といったニーズと共に、小型液晶パネルを搭載し、機動・携帯性を重視した装置に好適に使用されるように小型・軽量で高性能であることである。
液晶プロジェクター用の投写レンズとして、拡大共役側(前方)より順に、負、正、正、負、正の屈折力の第1〜第5レンズ群の配列による全体として5つのレンズ群より構成した5群ズームレンズがある。このうち所定のレンズ群を適切に移動させてズーミングを行った5群ズームレンズが知られている(特許文献1,2)。
この他の液晶プロジェクター用の投写レンズとして、前方より順に負、正、正、負、正、正の屈折力を有した第1〜第6レンズ群の配列による全体として6つのレンズ群より構成した6群ズームレンズがある。このうち所定のレンズ群を適切に移動させてズーミングを行っている6群ズームレンズが知られている(特許文献3,4)。
特開2002−357771号公報 特開平10−186235号公報 特開2001−235679号公報 特開2001−108900号公報
液晶プロジェクター等の画像投写装置において明るい室内での観察を容易にするには、投写画像は明るければ明るいほど良い。
投写画像の輝度を高めるために照明用の光源手段として高出力の光源手段を用いると光源手段から熱が多く発生し、周囲の部材(プリズム、フィルター、フィルム等)が高温になる。このためこれらを冷却するための冷却装置が必要となってくる。
この冷却装置は、効率の良い風路を部材間に保持するためにプリズム、フィルター、フィルム等の各部材との間に十分な風路が形成されるように光軸方向に間隔をあけて長く配置する必要がある。
このため投写レンズには、これらの部材を後方に配置するための大きなスペースに相当する長いバックフォーカスが必要になってくる。
一般に長いバックフォーカスを確保するには、最も前方のレンズ群を負の屈折力とし、その屈折力を高めれば良い。
そうすると、投写レンズのパワー配置としては、開口絞りをはさんで前方に強い負の屈折力、および後方に正の屈折力といった、所謂レトロフォーカス型の屈折力配置となる。その結果その屈折力配置の非対称性が大きくなってしまい、歪曲収差や倍率色収差・コマ収差等が増大し、それらの補正が困難となってくる。
投写レンズに色収差や多く残存していると、例えばカラー液晶プロジェクターに用いたときに投写画像に色ずれが生じ、画質が大きく低下してくる。
本発明は、バックフォーカスが長く、ズーミングに伴う諸収差を良好に補正し、画面全体にわたり良好なる光学性能を有した、例えば液晶プロジェクター用に好適なズームレンズの提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、最も前方側に配置された負の屈折力の第1レンズ群を含む複数のレンズ群と、前記第1レンズ群よりも後方で、前記複数のレンズ群の間に配置された開口絞りとを有し、ズーミングの際に前記複数のレンズ群間の間隔を変えるズームレンズであって、
最も前方に配置されるレンズ群L1は負の屈折力であり、
材料のアッベ数をν、部分分散比をθgFとするとき、
0.01<θgF −(0.6438−0.001682ν)< 0.06
なる条件を満足する負レンズを、前記第1レンズ群が有しており、
材料のアッベ数をνr3、焦点距離をfFK、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき
80<νr3<100
0.30<f/fFK<0.55
なる条件を満足する正レンズが、前記開口絞りよりも後方に配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、長いバックフォーカスを有し、ズーミングに伴う諸収差を良好に補正し、画面全体にわたり良好なる光学性能を有したズームレンズが得られる。
図1(A),(B)は本発明の実施例1のズームレンズを用いた画像投写装置(液晶ビデオプロジェクター)の広角端(短焦点距離側)と望遠端(長焦点距離側)における要部概略図である。
図2(A),(B)は本発明の実施例1に対応する後述する数値実施例1の数値をmm単位で表わした時の物体距離(第1レンズ群からの距離)2mのときの広角端と望遠端における収差図である。
図3(A),(B)は本発明の実施例2のズームレンズを用いた画像投写装置の広角端と望遠端における要部概略図である。図4(A),(B)は本発明の実施例2に対応する後述する数値実施例2の数値をmm単位で表わした時の物体距離2.0mのときの広角端と望遠端における収差図である。
図5(A),(B)は本発明の実施例3のズームレンズを用いた画像投写装置の広角端と望遠端における要部概略図である。図6(A),(B)は本発明の実施例3に対応する後述する数値実施例3の数値をmm単位で表わした時の物体距離1.8mのときの広角端と望遠端における収差図である。
図7(A),(B)は本発明の実施例4のズームレンズを用いた画像投写装置の広角端と望遠端における要部概略図である。図8(A),(B)は本発明の実施例4に対応する後述する数値実施例4の数値をmm単位で表わした時の物体距離2.0mのときの広角端と望遠端における収差図である。
図9は、本発明のズームレンズを用いたカラー液晶プロジェクターの要部概略図である。
図10は、本発明のズームレンズを用いた撮像装置の要部概略図である。

図1,図3,図5,図7の実施例1〜4における画像投写装置ではLCDの原画(被投影画像)をズームレンズ(投影レンズ、投写レンズ)PLを用いてスクリーン面S上に拡大投影している状態を示している。
Sはスクリーン面(投影面)である。LCDは液晶パネル(液晶表示素子)等の原画像(被投影画像)である。スクリーン面Sと原画像LCDとは共役関係にあり、一般にはスクリーン面Sは距離の長い方の共役点(拡大共役点)で拡大側(前方)に、原画像LCDは距離の短い方の共役点(縮小共役点)で縮小側(後方)に相当している。尚、ズームレンズを撮影系として用いるときは、スクリーン面S側が物体側、原画像LCD側が像側となる。STは開口絞りである。
GBは色合成プリズムや偏光フィルター、そしてカラーフィルター等に対応して光学設計上設けられたガラスブロックである。
ズームレンズPLは接続部材(不図示)を介して液晶ビデオプロジェクター本体(不図示)に装着されている。ガラスブロックGB以降の液晶表示素子LCD側はプロジェクター本体に含まれている。
図2,図4,図6,図8の収差図においてGは波長550nm、Rは波長620nm、Bは波長470nmでの収差を示し、ΔS(サジタル像面の倒れ)、ΔM(メリジオナル像面の倒れ)はどちらも波長550nmでの収差を示す。FはFナンバーである。ωは半画角である。 各実施例では、開口絞りSTを挟んで前方と後方に各々レンズ群が配置される複数のレンズ群を有している。そしてレンズ群の間隔を変えてズーミングを行っている。
最も前方に配置されるレンズ群L1は負の屈折力である。
レンズ群L1は、材料のアッベ数をν、部分分散比をθgFとするとき、
0.01<θgF −(0.6438−0.001682ν)<0.06
‥‥‥(1)
なる条件を満足する負レンズを有している。
開口絞りSTよりも後方には、材料のアッベ数をνr3、焦点距離をfFK、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき
80<νr3<100 ‥‥‥(2)
0.30<f/fFK<0.55 ‥‥‥(3)
なる条件を満足する正レンズが配置されている。
尚、フラウンフォーファー線のg線,d線,F線,C線に対する材料の屈折率をそれぞれNg,Nd,NF,NCとする。このときアッベ数νと部分分散比θgF
ν=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
で表される。
条件式(1)は、倍率の色収差を補正するためのものである。
条件式(1)の下限を超えると、倍率色収差の補正が困難になる。
各実施例では条件式(1)を満足するような異常分散ガラスをレンズ群L1の負レンズに採用することによって倍率色収差を低減している。更に望ましくは、負レンズの材料に屈折率が1.72以上の高い材質を使用することが望ましい。
条件式(2)は、倍率色収差および軸上色収差を良好に補正するためのものである。条件式(2)の下限を超えると倍率と軸上の色収差の補正が困難になる。条件式(3)は条件式(2)を満足する低分散ガラスより成る正レンズの屈折力の大きさを表している。
条件式(3)の下限を超えると、色収差の補正効果が薄れてくるため好ましくない。逆に上限を超えると屈折力が強くなりすぎて歪曲収差などの軸外収差が発生してくるので良くない。
条件式(1)〜(3)は、更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.013<θgF −(0.6438−0.001682ν)<0.05
‥‥‥(1a)
81.0<νr3<97.0 ‥‥‥(2a)
0.32<f/fFK<0.50 ‥‥‥(3a)
一般に長いバックフォーカスを必要とする投写レンズは、レンズ型としてレトロフォーカス型をとっている。レトロフォーカス型のレンズ系は、絞りをはさんでその屈折力配置が非対称であるため、倍率色収差・歪曲・コマ収差などの補正が困難になる傾向がある。
これに対し、各実施例では、収差の補正手段として非球面を用いて、良好な結像性能を得ている。このときの非球面レンズはプラスチックを成形して構成すれば、より軽量・容易に実現することができる。非球面の配置に関しては、開口絞りSTを挟んで前方および後方にそれぞれ配置している。
開口絞りSTを挟んで前方の非球面レンズは負レンズ、および後方の非球面は正レンズであることが望ましい。これによって開口絞りSTを挟んで前方が負、後方が正といった所謂レトロフォーカス型の屈折力配置に起因する、非対称性収差(コマ・歪曲収差)などを良好に補正している。
上記収差補正のための非球面形状としては、開口絞りを挟んで前方には、レンズ中心(光軸)からレンズ周辺部にいくにつれて負の屈折力が緩くなるような凹形状が良い。又後方には、レンズ中心からレンズ周辺部にいくにつれて正の屈折力が緩くなるような凸形状が良い。
前述のように非球面レンズの配置としては開口絞りSTからなるべく遠い位置に配置するのが効果的である。又非球面レンズの材料をプラスチック製とするのであれば材料が柔らかいためレンズユニット表面である最も前方または後方に配置することは好ましくない。
このため最も前方、および後方からかぞえて2番目のレンズに採用するのが良い。またその場合、プラスチック材料より成るレンズに配分する屈折力としては全系の広角端における屈折力比で10%以下とすることが収差補正上、望ましい。
最も前方の第1レンズ群L1と最も後方のレンズ群は、ともにズーミングに際して、後方の共役面に対して固定としている。ズーミング時にレンズ全長を不変とすることで投写レンズのレンズ鏡筒の堅牢性を確保している。
またズーミング時に有効径の大きなレンズ群が固定されているため重量バランス等の変化が少なく機構面で有利に作用する。
第2レンズ群L2は1枚の正レンズで構成している。これにより軽量で製作容易な投写レンズを実現している。最も後方のレンズ群については、テレセントリック性能を実現するため正の屈折力とするのが良い。
各実施例では1枚の正レンズで構成し、より軽量化及び製作を容易にしている。
尚、この最も後方のレンズ群はバックフォーカス調整用のレンズ群として光軸上移動させても良い。このとき1枚のレンズであれば簡易に移動することができて好ましい。
物像間距離が変化したときには、第1レンズ群L1を光軸上移動させてフォーカス調整している。これにより簡易的なズームレンズ構造を実現している。
広角端において、最終レンズ面から後方側瞳位置までの距離をtとするとき
−0.23<f/t<0.20 ‥‥‥(4)
なる条件を満足している。
条件式(4)はテレセントリック性をあらわす式である。この範囲を超えると被投写画像としてのLCDを照明するための照明系からの周辺光束を投写レンズPLで取り込むことが難しくなり周辺光量が不足してくるので良くない。
条件式(4)は、更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
−0.21<f/t<0.15 ‥‥‥(4a)
次に各実施例の特徴について説明する。
図1,図7の実施例1,4のズームレンズは、前方から後方に順に(以下「前方より順に」と略す)次のとおりである。
負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5、および正の屈折力の第6レンズ群L6により構成されている。
このようなネガティブリード型の6群ズームレンズにおいて、広画角化および長いバックフォーカスを確保すると高ズーム化が難しくなる。
このため実施例1,4では、可動成分を4成分として、高ズーム化を実現している。
そして第6レンズ群L6の焦点距離をf、全系の広角端の焦点距離をfとするとき
0.1<f/f<0.3 ‥‥‥(5)
なる条件を満足している。
第6レンズ群L6を像面近傍に設けることにより、第1レンズ群L1から第5レンズ群L5までの合成屈折力を弱めることができる。この結果、第6レンズ群L6は、高画角化および大口径化に有利な作用をする。
条件式(5)の上限をこえると第6レンズ群L6の屈折力が大きくなりすぎ、歪曲および内向性コマフレア等が大きくなる。また逆に下限をこえると第6レンズ群L6の屈折力が小さくなりすぎ、第1レンズ群L1から第5レンズ群L5までの屈折力を弱める効果が少なくなり、高性能化の効果がうすれてくる。
条件式(5)は、更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.13<f/f<0.27 ‥‥‥(5a)
実施例1,4では広角端から望遠端へのズーミング(変倍)に際して矢印のように第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4そして第5レンズ群L5は拡大側であるスクリーンS側へ移動している。
なお、第1レンズ群L1、第6レンズ群L6はズーミングのため移動しない。第1レンズ群L1は光軸上移動してフォーカスを行っている。尚、フォーカスは表示パネルLCDを移動させて行っても良い。
開口絞りSTは第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間に設けている。各レンズ面には反射防止用の多層コートが施されている。
第1レンズ群L1内のレンズ構成に関しては、長いバックフォーカスを稼ぐために構成レンズ群中で最も高い負の屈折力が必要となっている。第1レンズ群L1は、前方より順に負レンズG1、負レンズG2、負レンズG3、正レンズG4の4枚構成としている。負レンズG1の材料には高屈折率異常分散ガラスを使用して歪曲収差などの発生を抑えるとともに、特に短波長側の倍率色収差を効率よく補正している。
負レンズG2は、プラスチック材からなり、両面が非球面形状である。この負レンズG2はレトロフォーカス型のレンズ系特有の非対称収差である歪曲収差を主に補正している。
第2レンズ群L2と第4レンズ群L4は、それぞれ1枚のレンズ構成である。いずれのレンズ群も後方に配置される第3レンズ群L3と第5レンズ群L5のズーミングに伴う移動による焦点位置ずれを補正している。
第3レンズ群L3は、開口絞りSTを含んでおり1枚の正レンズで構成している。第5レンズ群L5は、主たる変倍レンズ群としての役割を担っている。
第5レンズ群L5は前方より順に、負レンズG8と正レンズG9の貼合せレンズ、正レンズG10,正レンズG11より構成している。
最も後方に位置する正レンズG11は、プラスチック材より成り、両面が非球面形状であり、主に歪曲・像面湾曲などを効率よく補正している。
実施例1,4では、環境温度変動時の温度ドリフト特性はこのプラスチック材より成る正レンズG11と前述の第1レンズ群L1内のプラスチック材より成る負レンズG2との間で相互にキャンセルするようにしている。
また正レンズG10は商品名s−fpl53(株式会社オハラ製)を使用して特に色収差を低減している。
第6レンズ群L6は、1枚の正レンズより構成しており、主に軸外主光線の角度を光軸に対して平行に近くなるような屈折作用と、第1レンズ群L1から第5レンズ群L5までの合成屈折力を小さくしている。
実施例1,4によれば、F値が1.85と大口径であるにもかかわらず、簡易的な機構で1.7倍程度の高いズーム比を確保している。
図3の実施例2は、前方より順に負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5より構成している。
実施例2では広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は拡大側であるスクリーンS側へ独立に移動している。
尚、第1レンズ群L1、第5レンズ群L5はズーミングのためには移動しない。第1レンズ群L1は光軸上移動してフォーカスを行っている。
開口絞りSPは第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間に設けており、ズーミングに際して第3レンズ群L3と共に移動している。各レンズ面には反射防止用の多層コートが施されている。
第1レンズ群L1内のレンズ構成に関しては、長いバックフォーカスを稼ぐために構成レンズ群中で最も高い負の屈折力が必要となっている。第1レンズ群L1は前方より順に負レンズG1、負レンズG2、負レンズG3、負レンズG4、正レンズG5の5枚構成としている。
負レンズG1の材料には高屈折率異常分散ガラスを使用して歪曲収差などの発生を抑えるとともに、特に短波長側の倍率色収差を効率よく補正している。負レンズG3は、プラスチック材からなり、両面が非球面形状である。この負レンズG3はレトロフォーカス型のレンズ系特有の非対称収差である歪曲収差を主に補正している。
プラスチック材より成る負レンズG3の屈折力に関しては、全系の広角端における屈折力比で4%程度(3%〜5%)であるため環境温度変化が発生した場合においても焦点変化などは発生しない。
第4レンズ群L4は前方より順に、負レンズG8、負レンズG9、正レンズG10、正レンズG11、正レンズG12より成っている。
第4レンズ群の正レンズG11に関しては商品名s−fpl51(株式会社オハラ製)を使用して特に色収差を低減している。又、正レンズG12に関してはガラスを成形して構成した、非球面を用いており主に歪曲、像面湾曲などを補正している。その他については実施例1と同様である。
実施例2によれば、F値が1.85と大口径であるにもかかわらず、簡易的な機構で1.6倍程度の高いズーム比を確保している。
図5の実施例3は、前方より順に負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5より構成している。
実施例3では広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印のように第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は拡大側であるスクリーンS側へ独立に移動している。
尚、第1レンズ群L1、第5レンズ群L5はズーミングのためには移動しない。第1レンズ群L1は光軸上移動してフォーカスを行っている。
開口絞りSTは第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間に設けており、ズーミングに際して第3レンズ群L3と共に移動している。各レンズ面には反射防止用の多層コートが施されている。
第1レンズ群L1内のレンズ構成に関しては、長いバックフォーカスを稼ぐために構成レンズ群中で最も高い負の屈折力が必要となっている。第1レンズ群L1は前方より順に、負レンズG1、負レンズG2、負レンズG3の3枚構成としている。
負レンズG3には低分散の異常分散ガラスを使用して、特に短波長側の倍率色収差を効率よく補正している。負レンズG2は、プラスチック材からなり、両面が非球面形状である。この負レンズG2は、レトロフォーカス型のレンズ系特有の非対称収差である歪曲収差を主に補正している。
第4レンズ群L4は前方より順に正レンズG6、負レンズG7、正レンズG8、正レンズ9より成っている。
第4レンズ群L4の正レンズG8に関しては商品名s−fpl51(株式会社オハラ製)を使用して特に色収差を低減している。正レンズG9に関してはガラスを成形して非球面を用いて、主に歪曲、像面湾曲などを補正している。その他については実施例1と同様である。
実施例3によれば、F値が1.85と大口径であるにもかかわらず、簡易的な機構で1.6倍程度の高い変倍比を確保している。
尚、以上の各実施例において、ズーミングに際して第4レンズ群L4と第5レンズ群L5とを一体的に移動させても良い。
このときは各実施例におけるレンズ群の数は1つ減ったものとして取り扱うことができる。又、前方に屈折力の小さなコンバーターレンズを着脱可能に装着しても良い。
以上のように各実施例によれば、高精細な液晶表示素子を使用した画像投写装置に好適なバックフォーカスが長いにもかかわらず色ズレが少ないズームレンズが得られる。
以下に実施例1〜4のズームレンズに各々対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例においてiは拡大側(前方側)からの光学面の順序を示し、riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndiとνdiはそれぞれd線を基準とした第i番目の光学部材の材質の屈折率、アッベ数を示す。fは焦点距離、FNOはFナンバーである。ωは半画角である。
また数値実施例1,2,4の最も後方側の4つの面、そして数値実施例3の最も後方の3つの面はガラスブロックGBを構成する面である。
またkを円錐定数、A、B、C、D、Eを非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h/r)/[1+[1−(1+k)(h/R)1/2]+Ah+Bh+Ch+Dh10+Eh12
で表示される。但しrは近軸曲率半径である。
なお、例えば「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。
前述の各条件式1〜5と数値実施例1〜4における諸数値との関係を表1に示す。
数値実施例1
f: 21.9mm〜36.2mm FNO: 1.85〜2.45 ω:29.16°〜18.64°

ri di ndi νdi
1 42.180 2.20 1.854 23.8
2 22.908 6.43
3 (非球面) 3.15 1.532 55.8
4 (非球面) 15.07
5 -24.279 2.00 1.605 60.6
6 721.360 1.19
7 -152.291 3.19 1.839 37.2
8 -50.527 (可変)
9 230.608 4.25 1.839 37.2
10 -73.257 (可変)
11 58.098 3.67 1.804 42.2
12 2738.351 (可変)
13 -43.776 1.40 1.768 26.5
14 -125.803 (可変)
15 1101.820 1.50 1.839 37.2
16 28.691 5.33 1.489 70.2
17 1094.230 0.15
18 47.737 8.77 1.440 94.9
19 -37.403 0.15
20 (非球面) 3.30 1.532 55.8
21 (非球面) (可変)
22 58.845 4.16 1.489 70.2
23 -398.621 10.99
24 ∞ 21.00 1.812 25.4
25 ∞ 0.00
26 ∞ 32.76 1.518 64.1
27 ∞

間隔データ
W T
d 8 4.54 1.67
d10 39.45 0.90
d12 27.42 34.19
d14 7.12 6.62
d21 0.65 35.81

非球面データ
3 (1/r)= 7.661e-003 k=-8.653e-001 A= 1.860e-005 B=-1.162e-008
C=-7.598e-011 D= 4.250e-013 E=-4.320e-016
4 (1/r)= 2.668e-002 k=-4.329e+000 A= 1.968e-005 B=-1.822e-008
C=-2.099e-010 D= 1.065e-012 E=-1.452e-015
20 (1/r)=-8.551e-003 k=-6.587e+001 A=-1.353e-005 B= 6.629e-010
C= 6.855e-011 D=-2.789e-013 E= 5.860e-016
21 (1/r)=-1.379e-002 k=-7.913e+000 A=-8.580e-006 B=-9.525e-009
C= 8.896e-011 D=-2.932e-013 E= 5.319e-016


数値実施例2
f: 20.8mm〜32.4mm FNO: 1.85〜2.37 ω:30.38°〜20.61°

ri di ndi νdi
1 31.811 2.41 1.854 23.8
2 22.475 7.26
3 64.359 1.70 1.625 58.2
4 27.911 3.87
5 (非球面) 3.25 1.532 55.8
6 (非球面) 8.84
7 -36.458 1.76 1.489 70.2
8 114.982 3.10
9 302.670 4.50 1.839 37.2
10 -93.678 (可変)
11 226.294 5.60 1.766 40.1
12 -150.037 (可変)
13 51.288 4.55 1.748 44.8
14 -585.971 (可変)
15 594.007 1.50 1.854 23.8
16 78.053 3.11
17 -32.847 1.50 1.839 37.2
18 35.245 5.40 1.489 70.2
19 -79.890 0.15
20 60.740 9.14 1.498 81.5
21 -34.506 5.89
22 (非球面) 3.44 1.489 70.2
23 (非球面) (可変)
24 48.235 5.49 1.489 70.2
25 -305.668 10.54
26 ∞ 21.00 1.699 55.5
27 ∞ 0.00
28 ∞ 30.30 1.518 64.1
29 ∞

間隔データ
W T
d10 19.72 9.57
d12 36.63 9.78
d14 20.93 26.34
d23 0.65 32.24

非球面データ
5 (1/r)= 1.287e-002 k=-8.653e-001 A= 1.931e-005 B=-7.468e-009
C=-1.066e-010 D= 5.979e-013 E=-9.777e-016
6 (1/r)= 1.711e-002 k=-4.329e+000 A= 1.466e-005 B=-2.159e-008
C=-1.022e-010 D= 6.050e-013 E=-1.138e-015
22 (1/r)=-3.425e-003 k= 2.062e+002 A=-3.249e-006 B= 3.308e-009
C= 2.499e-011 D= 9.828e-014 E= 0.000e+000
23 (1/r)=-1.470e-002 k= 7.649e-001 A=-7.781e-007 B= 5.369e-009
C= 7.794e-012 D= 1.196e-013 E= 0.000e+000

数値実施例3
f: 18.6mm〜29.0mm FNO: 1.85〜2.20 ω:33.28°〜22.83°

ri di ndi νdi
1 38.335 2.50 1.804 42.2
2 21.575 4.81
3 (非球面) 2.20 1.532 55.8
4 (非球面) 13.74
5 -39.692 1.79 1.498 81.5
6 66.745 (可変)
7 90.303 4.46 1.810 40.9
8 -96.523 (可変)
9 67.387 4.19 1.699 55.5
10 -165.163 (可変)
11 -41.621 4.30 1.489 70.2
12 -19.369 1.43 1.839 37.2
13 345.831 0.66
14 179.672 7.06 1.498 81.5
15 -31.429 1.79
16 (非球面) 7.16 1.489 70.2
17 -34.837 (可変)
18 43.435 5.48 1.489 70.2
19 912.885 10.05
20 ∞ 30.80 1.518 64.1
21 ∞ 20.00 1.699 55.5
22 ∞

間隔データ
W T
d 6 3.99 5.98
d 8 35.55 0.55
d10 38.74 42.16
d17 0.55 30.15

非球面データ
3 (1/r)= 3.448e-002 k= 0.000e+000 A=-8.825e-008 B=-1.220e-008
C= 8.208e-011 D=-1.177e-013 E= 0.000e+000
4 (1/r)= 5.440e-002 k=-2.185e+000 A= 2.807e-005 B=-7.207e-008
C= 2.404e-010 D=-4.378e-013 E= 0.000e+000
16 (1/r)= 1.788e-003 k= 0.000e+000 A=-3.079e-006 B= 0.000e+000
C= 0.000e+000 D= 0.000e+000 E= 0.000e+000

数値実施例4
f: 20.8mm〜34.4mm FNO: 1.85〜2.47 ω:30.39°〜19.51°

ri di ndi νdi
1 39.243 2.40 1.854 23.8
2 23.144 6.95
3 (非球面) 3.15 1.532 55.8
4 (非球面) 15.23
5 -26.171 2.00 1.605 60.6
6 350.332 1.61
7 -166.186 3.51 1.839 37.2
8 -52.259 (可変)
9 147.105 4.64 1.839 37.2
10 -86.373 (可変)
11 56.146 3.54 1.609 43.7
12 -12058.642 (可変)
13 -39.370 1.40 1.791 25.7
14 -89.008 (可変)
15 -1043.354 1.50 1.839 37.2
16 32.073 5.27 1.489 70.2
17 -467.157 0.15
18 56.664 7.91 1.498 81.5
19 -39.337 0.19
20 (非球面) 3.50 1.532 55.8
21 (非球面) (可変)
22 58.309 3.87 1.489 70.2
23 -1542.230 10.92
24 ∞ 21.00 1.812 25.4
25 ∞ 0.00
26 ∞ 32.76 1.518 64.1
27 ∞

間隔データ
W T
d 8 8.33 1.70
d10 35.89 0.90
d12 25.44 39.44
d14 8.37 3.80
d21 0.65 32.83

非球面データ
3 (1/r)= 1.092e-002 k=-8.653e-001 A= 1.200e-005 B=-1.088e-008
C=-2.698e-011 D= 2.685e-013 E=-3.603e-016
4 (1/r)= 3.344e-002 k=-4.329e+000 A= 2.223e-005 B=-3.337e-008
C=-1.200e-010 D= 8.897e-013 E=-1.471e-015
20 (1/r)=-1.074e-002 k=-6.587e+001 A=-1.528e-005 B= 1.526e-008
C= 2.261e-011 D=-2.148e-013 E= 4.930e-016
21 (1/r)=-1.651e-002 k=-7.913e+000 A=-7.540e-006 B=-1.109e-008
C= 9.530e-011 D=-3.251e-013 E= 5.212e-016

図9は本発明の画像投写装置の実施形態の要部概略図である。
同図は前述したズームレンズを3板式のカラー液晶プロジェクターに適用し複数の液晶表示素子に基づく複数の色光の画像情報を色合成手段を介して合成し、投写レンズでスクリーン面上に拡大投写する画像投写装置を示している。
図9においてカラー液晶プロジェクター1はR、G、Bの3枚の液晶パネル5R、5G、5BからのRGBの各色光を色合成手段としてのプリズム2で1つの光路に合成し、前述したズームレンズより成る投影レンズ3を用いてスクリーン4に投影している。ここでの「前方」とは、液晶プロジェクターのスクリーン側、すなわち拡大側(拡大共役側)である。
図10は本発明の撮像装置の実施形態の要部概略図である。本実施形態ではビデオカメラ、フィルムカメラ、デジタルカメラ等の撮像装置に撮影レンズとして前述したズームレンズを用いた例を示している。
図10においては被写体9の像を撮像装置6の撮影レンズ8で感光体7に結像し、画像情報を得ている。尚、ここでの「前方」とは、撮像装置の被写体側、すなわち拡大側(拡大共役側)である。
以上のように各実施例によれば、レンズ系全体の小型化を図りつつ、ズーミングに伴う諸収差を良好に補正し、画面全体にわたり良好なる光学性能を有した液晶プロジェクター用に好適なズームレンズを達成することができる。
この他、画像情報を銀塩フィルム、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)上に形成するビデオカメラ、フィルムカメラ、デジタルカメラ等の撮像装置に好適なズームレンズを達成することができる。
実施例1のズームレンズを用いた画像投写装置の要部概略図 数値実施例1のズームレンズの収差図 実施例2のズームレンズを用いた画像投写装置の要部概略図 数値実施例2のズームレンズの収差図 実施例3のズームレンズを用いた画像投写装置の要部概略図 数値実施例3のズームレンズの収差図 実施例4のズームレンズを用いた画像投写装置の要部概略図 数値実施例4のズームレンズの収差図 カラー液晶プロジェクターの要部概略図 撮像装置の要部概略図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
L6 第6レンズ群
ST 開口絞り
LCD 液晶表示装置(像面)
GB 硝子ブロック(色合成プリズム)
ΔS Sagittal像面の倒れ
ΔM Meridional像面の倒れ
1 液晶プロジェクター
2 色合成手段
3 投写レンズ
4 スクリーン
5(5B、5G、5R) 液晶パネル
6 撮像装置
7 撮像手段
8 撮影レンズ
9 被写体

Claims (13)

  1. 最も前方側に配置された負の屈折力の第1レンズ群を含む複数のレンズ群と、前記第1レンズ群よりも後方で、前記複数のレンズ群の間に配置された開口絞りとを有し、ズーミングの際に前記複数のレンズ群間の間隔を変えるズームレンズであって、
    最も前方に配置されるレンズ群L1は負の屈折力であり、
    材料のアッベ数をν、部分分散比をθgFとするとき、
    0.01<θgF −(0.6438−0.001682ν)< 0.06
    なる条件を満足する負レンズを、前記第1レンズ群が有しており、
    材料のアッベ数をνr3、焦点距離をfFK、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき
    80<νr3<100
    0.30<f/fFK<0.55
    なる条件を満足する正レンズが、前記開口絞りよりも後方に配置されていることを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記開口絞りの前方には、レンズ中心からレンズ周辺に向かうにつれて、負の屈折力が弱くなる非球面形状の凹面を有し、該開口絞りの後方には、レンズ中心からレンズ周辺に向かうにつれて正の屈折力が弱くなる非球面形状の凸面を有していることを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  3. 広角端において、最終レンズ面から後方側瞳位置までの距離をtとするとき
    −0.23<f/t<0.20
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2のズームレンズ。
  4. 前記非球面形状の面を有するレンズには、プラスチック材より成るレンズが含まれていることを特徴とする請求項2のズームレンズ。
  5. 前記レンズ群L1はフォーカス用のレンズ群であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項のズームレンズ。
  6. 最も後方のレンズ群は1枚の正レンズより成ることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項のズームレンズ。
  7. 前記複数のレンズ群は前方側から後方側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群、正の屈折力を有する第6レンズ群であり、ズーミングの為には、該第1,第6レンズ群は不動であり、該第2〜第5レンズ群が移動することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項のズームレンズ。
  8. 前記複数のレンズ群は前方側から後方側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群であり、ズーミングの為には、該第1,第5レンズ群は不動であり、該第2〜第4レンズ群が移動することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項のズームレンズ。
  9. 前記複数のレンズ群は前方側から後方側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群であり、ズーミングの為には、該第1〜第5レンズ群は不動であり、該第2〜第4レンズ群が移動することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項のズームレンズ。
  10. 前記第2レンズ群は単一の正レンズより成ることを特徴とする請求項7,8又は9のズームレンズ。
  11. ズーミングに際して、前記第4レンズ群と第5レンズ群は一体に移動することを特徴とする請求項7,8又は9のズームレンズ。
  12. 前記第6レンズ群の焦点距離をf、全系の広角端の焦点距離をfとするとき
    0.1<f/f<0.3
    なる条件を満足することを特徴とする請求項7のズームレンズ。
  13. 請求項1から12のいずれか1項のズームレンズと、原画を形成する表示ユニットとを有し、前記表示ユニットによって形成された原画を前記ズームレンズによってスクリーン面上に投写することを特徴とする画像投写装置。
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