JP5263589B2 - ズームレンズ系、このズームレンズ系を備えた光学機器、及び、ズームレンズ系を用いた変倍方法 - Google Patents

ズームレンズ系、このズームレンズ系を備えた光学機器、及び、ズームレンズ系を用いた変倍方法 Download PDF

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Description

本発明は、ズームレンズ系、このズームレンズ系を備えた光学機器、及び、ズームレンズ系を用いた変倍方法に関する。
従来、固体撮像素子に適した凹先行タイプのズームレンズ系が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−213744号公報
しかしながら、従来の凹先行タイプのズームレンズ系では、小型化と良好な収差補正との両立が難しいという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、小型で、光学性能の良好なズームレンズ系を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、第1の本発明に係るズームレンズ系は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群との実質的に2個のレンズ群からなり、第2レンズ群は、接合レンズを2つ有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する。そして、2つの接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、次式
0.229 ≦ dn/ds < 0.5
の条件を満足するように構成される。
また、第2の本発明に係るズームレンズ系は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群との実質的に2個のレンズ群からなり、第2レンズ群は、接合レンズを2つ有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する。そして、2つの接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズの光軸上の厚みをdaとし、当該接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、次式
0.1 < dn/ds < 0.5
0.552 ≦ dn/da < 1.0
の条件を満足するように構成される。
また、第3の本発明に係るズームレンズ系は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群との実質的に2個のレンズ群からなり、第2レンズ群は、接合レンズを2つ有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化する。そして、2つの接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとし、2つの接合レンズのうち、像側に配置された接合レンズを構成する正レンズの光軸上の厚みをdpとし、2つの接合レンズの間隔をspとしたとき、次式
0.1 < dn/ds < 0.5
0.05 < sp/dp < 0.19
の条件を満足するように構成される。
また、第1または第3の発明に係るズームレンズ系は、2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズの光軸上の厚みをdaとし、当該接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、次式
0.4 < dn/da < 1.0
の条件を満足することが好ましい。
また、第1または第2の発明に係るズームレンズ系は、2つの接合レンズのうち、像側に配置された接合レンズを構成する正レンズの光軸上の厚みをdpとし、2つの接合レンズの間隔をspとしたとき、次式
0.05 < sp/dp < 0.20
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとし、第2レンズ群の光軸上の合成厚をs2としたとき、次式
0.02 < dn/s2 < 0.50
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとし、2つの接合レンズの間隔をspとしたとき、次式
0.05 < sp/dn < 1.00
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、2つの接合レンズの間隔をspとし、第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、次式
0.03 < sp/f2 < 0.20
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの像側面は、像側に凹面を向けており、当該負レンズの像側の面の曲率半径をRaとし、2つの接合レンズの間隔をspとしたとき、次式
0.01 < sp/Ra < 0.15
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの像側面は、像側に凹面を向けており、当該凹面の曲率半径をRaとし、負レンズの像側に配置されたレンズの物体側の面の曲率半径をRbとしたとき、次式
−1.1 ≦ (Rb−Ra)/(Ra+Rb) < 7.0
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、第1レンズ群は、物体側より順に、1枚または2枚の負の屈折力を有する単レンズと、正の屈折力を有する単レンズと、を有することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、第2レンズ群内に配置された接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する像側の負レンズは、像側に凹面を向けていることが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、第2レンズ群内に配置された接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する像側の負レンズのd線に対する屈折率をndとしたとき、次式
nd > 1.77
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系において、第2レンズ群は、3つのレンズ成分を有することが好ましい。なお、レンズ成分は、単レンズまたは接合レンズを示す。
また、このようなズームレンズ系において、第2レンズ群は、物体側より順に、正の単レンズと、正レンズ及び負レンズを有する接合レンズと、正レンズ及び負レンズを有する接合レンズと、を有することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、2つの前記接合レンズのうち、像側に配置された前記接合レンズの最も像側の面は非球面形状に形成されていることが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、2つの接合レンズに含まれる、正レンズの屈折率の平均をndpとし、負レンズの屈折率の平均をndnとしたとき、次式
0.15 < ndn−ndp < 0.50
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系は、2つの接合レンズに含まれる、正レンズのアッベ数の平均をνdpとし、負レンズのアッベ数の平均をνdnとしたとき、次式
20 < νdp−νdn < 55
の条件を満足することが好ましい。
また、このようなズームレンズ系において、第2レンズ群の少なくとも一部のレンズ群は、光軸と垂直方向の成分を持つように移動することが好ましい。
あるいは、このようなズームレンズ系において、第2レンズ群の接合レンズの少なくとも一つは、光軸と垂直方向の成分を持つように移動することが好ましい。
また、本発明に係る光学機器は、上述のズームレンズ系のいずれかを備えて構成される。
また、本発明に係るズームレンズ系を用いた変倍方法は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群との実質的に2個のレンズ群からなり、第2レンズ群は、接合レンズを2つ有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、2つの接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、次式
0.229 ≦ dn/ds < 0.5
の条件を満足する。
本発明に係るズームレンズ系、このズームレンズ系を備えた光学機器、及び、ズームレンズ系を用いた変倍方法を以上のように構成すると、小型で、かつ、良好な光学性能を得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書中において、広角端状態及び望遠端状態とは、特に記載が無い場合は、無限遠合焦状態を指すものとする。図1に示すように、本ズームレンズ系ZLは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とで構成されている。そして、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化するよう構成されている。
また、本実施形態のズームレンズ系ZLにおいて、第2レンズ群G2は、少なくとも2つの接合レンズを有する構成である。負の屈折力を有する第1レンズ群G1より入射する光線を受ける第2レンズ群G2では、主に物体側の面で球面収差などの軸上収差を、像側の面でコマ収差、像面湾曲などの軸外収差を補正するので、収差補正上ある程度の厚みが必要となる。このとき、レンズを薄くしてレンズ間の空気間隔を大きく広げることで、第2レンズ群G2内の物体側の面から像側の面までの距離を稼ぐ解もあるが、逆にレンズを厚くして空気間隔を縮めると、空気換算での光路長が伸びるため全長を短くすることができる。特に、物体側負レンズの厚みを大きくすると、コマ収差、非点収差、像面湾曲といった全ての収差補正が良好になり、中でも球面収差、歪曲収差はきれいに補正できるため、他の面の収差補正への余力も残すことができる。
そのため、本実施形態のズームレンズ系ZLは、第2レンズ群G2の2つの接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、以下に示す条件式(1)を満足することが望ましい。
0.1 < dn/ds < 0.5 (1)
条件式(1)は、第2レンズ群G2内に含まれる2つの接合レンズの、最も物体側の面から、最も像側の面までの光軸上の総距離と、物体側に配置された接合レンズの負レンズの光軸上の厚みとの関係について適切な範囲を規定するものである。条件式(1)の数値を大きくすると、全長短縮には有利であるが、条件式(1)の上限値を上回ると、今度は逆効果で返って全長の像大させてしまう。また、第2レンズ群G2の総厚も厚くなるため、その分第1レンズ群G1を薄くせざるを得なくなり、色収差や歪曲収差の補正が困難となる。あるいは、接合レンズ間の空気間隔が小さくなり、接合レンズ同士が干渉してしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を0.47にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(1)の上限値を0.45にすることが更に好ましい。反対に、条件式(1)の下限値を下回ると、像側の負レンズの厚みが小さくなるので、収差補正には不利な方向で、同じパワーを保とうとすると曲率半径が小さくなり、軸外収差の補正が困難となる。また、ペッツバール和が大きくなり過ぎ、全体的に像面がマイナス方向に抜けてしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を0.15にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(1)の下限値を0.20にすることが更に好ましい。
また、本ズームレンズ系ZLにおいて、2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズの光軸上の厚みをdaとし、当該接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.4 < dn/da < 1.0 (2)
条件式(2)は、2つの接合レンズの、物体側に配置された接合レンズ成分を構成する負レンズの光軸上の厚みと、当該接合レンズ成分の厚みとを規定するものである。条件式(2)の上限値を上回ると、物体側に貼り合わせた正レンズの厚みが相対的に薄くなるため、曲率半径が小さくなり、そのためレンズのフチ厚が確保できない。また、球面収差の補正が難しく、広角端から望遠端までの全ての領域における色収差のバランスをとることも困難となるため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を0.9にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(2)の上限値を0.8にすることが更に好ましい。反対に、条件式(2)の下限値を下回ると、像側の負レンズの厚みが小さくなるので、同じパワーを保とうとすると曲率半径が小さくなり、軸外収差の補正が困難となる。また、ペッツバール和が大きくなり過ぎ、全体的に像面がマイナス方向に抜けてしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を0.45にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(2)の下限値を0.5にすることが更に好ましい。
また、本実施形態のズームレンズ系は、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとし、第2レンズ群G2の光軸上の合成厚をs2としたとき、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.02 < dn/s2 < 0.50 (3)
条件式(3)は、2つの接合レンズの、物体側に配置された接合レンズ成分を構成する負レンズの厚みと、第2レンズ群G2の光軸上の合成厚とを規定するものである。負の屈折力を有する第1レンズ群G1より入射する光線を受ける第2レンズ群G2では、主に物体側の面で球面収差などの軸上収差を補正するが、正レンズのみでは球面収差とコマ収差の同時補正が難しいので、負レンズを上手に加えることで良好な収差補正を行うことができる。条件式(3)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2の総厚が薄くなるため、第2レンズ群G2内での各レンズの負荷が大きくなってしまう。そのため率半径が小さくなり過ぎて球面収差やコマ収差の補正に支障をきたしたり、各レンズのパワーが強まり射出瞳を遠くに延ばすことができなくなるため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値を0.45にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(3)の上限値を0.43にすることが更に好ましい。反対に、条件式(3)の下限値を下回ると、像側の負レンズの厚みが小さくなるので、同じパワーを保とうとすると曲率半径が小さくなり、軸外収差の補正が困難となる。また、ペッツバール和が大きくなり過ぎ、全体的に像面がマイナス方向に抜けてしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を0.05にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(3)の下限値を0.1にすることが更に好ましい。
また、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとし、2つの接合レンズの間隔をspとしたとき、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.05 < sp/dn < 1.00 (4)
条件式(4)は、2つの接合レンズの、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みと、2つの接合レンズ成分の間隔とを規定するものである。条件式(4)の上限値を上回ると、負レンズの厚みが薄くなるため、同じパワーを保とうとすると曲率半径が小さくなるので、変倍によるコマ収差の変動が増え、軸外収差の補正が困難となる。また一方では、接合レンズの間隔が開いてしまうため、明るさがもたなくなり射出瞳も像側方向に変位してしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を0.8にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(4)の上限値を0.6にすることが更に好ましい。反対に、条件式(4)の下限値を下回ると、物体側の接合レンズ成分を構成する負レンズの厚みが大き過ぎるため、第2レンズ群G2が増大する。また、ペッツバール和が大きくなり過ぎ、全体的に像面がマイナス方向に抜けてしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を0.1にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(4)の下限値を0.15にすることが更に好ましい。
また、2つの接合レンズの間隔をspとし、第2レンズ群G2の焦点距離をf2としたとき、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.03 < sp/f2 < 0.20 (5)
条件式(5)は、2つの接合レンズの間隔と第2レンズ群G2の焦点距離とを規定するものである。条件式(5)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が小さいため、球面収差やコマ収差の良好な補正が困難となる。もしくは、接合レンズの間隔が開いてしまうため、明るさがもたなくなり射出瞳も像方向に変位してしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値を0.18にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(5)の上限値を0.15にすることが更に好ましい。反対に、条件式(5)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が大き過ぎるため、移動量が増大し、望遠端で第1レンズ群G1と第2レンズ群G2間の距離が保てなくなる。また、必要以上に正レンズ群の焦点距離が大きくなり、ズームレンズ系の小型化ができなくなってしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を0.04にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(5)の下限値を0.05にすることが更に好ましい。
また、2つの接合レンズのうち、像側に配置された接合レンズを構成する正レンズの光軸上の厚みをdpとし、2つの接合レンズの間隔をspとしたとき、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.05 < sp/dp < 0.20 (6)
条件式(6)は、像側に配置された接合レンズ成分を構成する正レンズの光軸上の厚みと、2つの接合レンズの空気間隔とを規定するものである。条件式(6)の上限値を上回ると、正レンズが薄くなり過ぎるため、望遠端での軸上色収差の補正が困難となる。またもう一方で、接合レンズの間隔が開いてしまうため、Fナンバーが暗くなりがちで射出瞳も像方向に変位してしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(6)の上限値を0.19にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(6)の上限値を0.18にすることが更に好ましい。反対に、条件式(6)の下限値を下回ると、像側に配置された接合レンズ成分中の正レンズの厚みが大き過ぎるため、第2レンズ群G2が増大する。また、ペッツバール和の補正が難しくなり、広角端での像面湾曲が悪化するため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値を0.07にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(6)の下限値を0.1にすることが更に好ましい。
また、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの像側面は、像側に凹面を向けており、当該負レンズの像側の面の曲率半径をRaとし、2つの接合レンズの間隔をspとしたとき、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
0.01 < sp/Ra < 0.15 (7)
条件式(7)は、2つの接合レンズ成分の、物体側に配置された接合レンズ成分を構成する負レンズの像側の面の曲率半径と、2つの接合レンズの光軸上の空気間隔とを規定するものである。条件式(7)の上限値を上回ると、負レンズの像側曲率半径が小さくなり、変倍によるコマ収差の変動が増え、軸外収差の補正が困難となる。もしくは、接合レンズの間隔が開いてしまうため、Fナンバーが暗くなりがちで射出瞳も像方向に変位してしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(7)の上限値を0.12にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(7)の上限値を0.1にすることが更に好ましい。反対に、条件式(7)の下限値を下回ると、負レンズの像側曲率半径が大き過ぎ、コマ収差の良好な補正が困難となるため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(7)の下限値を0.02にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(7)の下限値を0.03にすることが更に好ましい。
また、2つの接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの像側面は、像側に凹面を向けており、当該凹面の曲率半径をRaとし、負レンズの像側に配置されたレンズの物体側の面の曲率半径をRbとしたとき、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
−1.1 ≦ (Rb−Ra)/(Ra+Rb) < 7.0 (8)
条件式(8)は、2つの接合レンズ成分の、物体側に配置された接合レンズ成分の負レンズの像側の面の曲率半径と、負レンズの直後に像側に配置されたレンズの最も物体側の面とで形づくられる空気間隔を空気レンズと考え、そのシェープファクターの逆数を規定するものである。条件式(8)の数値をプラスとした方が、基本的にはコマ収差や像面湾曲の補正に有利だが、条件式(8)の上限値を上回ると、メニスカスレンズの度合いが強まり過ぎ、かえって高次の収差を発生させてしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(8)の上限値を6.0にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(8)の上限値を5.0にすることが更に好ましい。反対に、条件式(8)の下限値を下回ると、空気レンズの形状が物体側に凹面を向ける形状となるためコマ収差の補正が困難となるため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(8)の下限値を−0.2にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(8)の下限値を0.03にすることが更に好ましい。
また、本実施形態において、第2レンズ群G2内に配置された接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する像側の負レンズのd線に対する屈折率をndとしたとき、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
nd > 1.77 (9)
条件式(8)は、第2レンズ群G2に含まれる負屈折力のレンズのd線(λ=587.6nm)に対する屈折率を規定するものである。条件式(9)の下限値を下回ると、曲率が強くなり過ぎ高次の収差が増大してしまう。また、ペッツバール和の補正が難しくなり、広角端での像面湾曲が悪化するため好ましくない。条件式(9)を満足することで、曲率半径を小さくすることができ、高次の収差を押さえることができる。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(9)の下限値を1.80にすることが好ましい。また、条件式(9)の下限値を1.90にすることが更に好ましく、ペッツバール和が上がり、本実施形態の効果を更に確実にすることができる。
また、2つの接合レンズに含まれる、正レンズの屈折率の平均をndpとし、負レンズの屈折率の平均をndnとしたとき、以下の条件式(10)を満足することが望ましい。
0.15 < ndn−ndp < 0.50 (10)
条件式(10)は、第2レンズ群G2内に含まれる接合レンズ成分の、正レンズの屈折率の平均と負レンズの屈折率の平均との割合を規定するものである。条件式(10)の上限値を上回ると、正レンズと負レンズとの屈折率差が大き過ぎるため、ペッツバール和が大きくなり過ぎ、像面がマイナス側に偏ってしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(10)の上限値を0.40にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(10)の上限値を0.35にすることが更に好ましい。反対に、条件式(10)の下限値を下回ると、正レンズと負レンズとの屈折率差が小さいため、ペッツバール和が小さくなり過ぎ、非点収差や像面湾曲を補正することが困難になる。特に、光軸から離れるに従いサジタル像面が湾曲するなど軸外の収差が改善しないため、広角化を達成できなくなってしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(10)の下限値を0.17にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(10)の下限値を0.19にすることが更に好ましい。
また、本実施形態において、2つの接合レンズに含まれる、正レンズのアッベ数の平均をνdpとし、負レンズのアッベ数の平均をνdnとしたとき、以下の条件式(11)を満足することが望ましい。
20 < νdp−νdn < 55 (11)
条件式(11)は、第2レンズ群G2内に含まれる接合レンズ成分中の、正レンズのアッベ数の平均と負レンズのアッベ数の平均との割合を規定するものである。条件式(11)の上限値を上回ると、正レンズと負レンズとのアッベ数差が大きいため、色収差が補正過剰となり、g線に対する色収差が補正過剰方向に大きく変位し、広角端等での色滲みが発生してしまうため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(11)の上限値を55にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(11)の上限値を45にすることが更に好ましい。反対に、条件式(11)の下限値を下回ると、正レンズと負レンズとのアッベ数の差が小さ過ぎ、軸上色収差、倍率色収差ともに補正不足となり、広角端から望遠端までのすべての領域における倍率の色収差のバランスをとることが困難であるため好ましくない。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(11)の下限値を25にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(11)の下限値を30にすることが更に好ましい。
また、本ズームレンズ系ZLは、第2レンズ群G2の少なくとも一部のレンズ群が、光軸と垂直方向の成分を持つように移動する構成である。この構成により、防振時も偏心コマ収差が少ない良好な光学性能を得ることができる。
また、本ズームレンズ系ZLは、第2レンズ群G2の接合レンズの少なくとも一つが、光軸と垂直方向の成分を持つように移動する構成である。この構成により、防振時も編心コマ収差が少ない良好な光学性能を得ることができる。
また、このようなズームレンズ系において、第1レンズ群G1は、物体側より順に、1枚または2枚の負の屈折力を有する単レンズと、正の屈折力を有する単レンズと、を有することが好ましく、第1レンズ群G1自体の小型化を図ることができ、また、軸外光線の高さを低く保つことができるため、球面収差の高次の部分が抑えられ、良好な収差補正が可能となる。
また、このようなズームレンズ系は、第2レンズ群G2内に配置された接合レンズのうち、物体側に配置された接合レンズを構成する像側の負レンズは、像側に凹面を向けていることが好ましく、コマ収差を良好に補正しながら、射出瞳をより物体方向に位置させることができる。
また、このようなズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、3つのレンズ成分を有することが好ましく、少ない構成枚数でありながら球面収差やコマ収差の補正ができ、ズームレンズ系ZLの小型化を達成できる。
また、このようなズームレンズ系において、第2レンズ群G2は、物体側より順に、正の単レンズと、正レンズ及び負レンズを有する接合レンズと、正レンズ及び負レンズを有する接合レンズと、を有することが好ましい。
ここで、凹先行タイプのズームレンズ系は比較的簡単な構成で良好な収差補正を行うことができるが、そのためには、正レンズ群内で正のレンズ成分と負のレンズ成分とをバランスよく配置させて諸収差を打消し合う必要がある。そのため、正レンズ群内に凸凹凸のトリプレットタイプを含むことが多い。しかし、もしこれを単独の正レンズ、負レンズ、正レンズとした場合、2群内の最も物体側に位置する正レンズ以降で多く発生するコマ収差の補正を3枚の単レンズで補正する必要があり、各エレメントで発生する収差が増すために組立性が悪いという問題があった。そこで、本実施形態では、第2レンズ群G2の負レンズ成分を前後に分割し、正の単レンズ、正負からなる接合レンズ、負正からなる接合レンズという、変形トリプレットタイプにすることで各エレメントの敏感度を分散させることができ、良好な収差補正が可能となる。
また、このようなズームレンズ系は、2つの前記接合レンズのうち、像側に配置された前記接合レンズの最も像側の面は非球面形状に形成されていることが好ましく、球面収差や上方コマ収差を良好に補正することができる。
図13及び図14に、上述のズームレンズ系ZLを備える光学機器として、電子スチルカメラ1(以後、単にカメラと記す)の構成を示す。このカメラ1は、不図示の電源ボタンを押すと撮影レンズ(ズームレンズ系ZL)の不図示のシャッタが開放され、ズームレンズ系ZLで不図示の被写体からの光が集光され、像面Iに配置された撮像素子C(例えば、CCDやCMOS等)に結像される。撮像素子Cに結像された被写体像は、カメラ1の背後に配置された液晶モニター2に表示される。撮影者は、液晶モニター2を見ながら被写体像の構図を決めた後、レリーズボタン3を押し下げ被写体像を撮像素子Cで撮影し、不図示のメモリーに記録保存する。
このカメラ1には、被写体が暗い場合に補助光を発光する補助光発光部4、ズームレンズ系ZLを広角端状態(W)から望遠端状態(T)にズーミングする際のワイド(W)−テレ(T)ボタン5、及び、カメラ1の種々の条件設定等に使用するファンクションボタン6等が配置されている。なお、図13ではカメラ1とズームレンズ系ZLとが一体に成形されたコンパクトタイプのカメラを例示したが、光学機器としては、ズームレンズ系ZLを有するレンズ鏡筒とカメラボディ本体とが着脱可能な一眼レフカメラでも良い。
以下に記載の内容は、光学特性を損なわない範囲で適宜採用可能である。
上述の説明及び以降に示す実施形態においては、2群構成を示したが、3群、4群等の他の群構成にも適用可能である。具体的には、最も物体側に正または負のレンズ若しくはレンズ群を追加した構成や、最も像側に正または負のレンズ若しくはレンズ群を追加した構成が挙げられる。
また、単独または複数のレンズ群、または部分レンズ群を光軸方向に移動させて、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う合焦レンズ群としても良い。この場合、合焦レンズ群はオートフォーカスにも適用でき、オートフォーカス用の(超音波モーター等の)モーター駆動にも適している。特に、第1レンズ群G1または第2レンズ群G2の最も像側のレンズ群の少なくとも一部を合焦レンズ群とするのが好ましい。また、本ズームレンズ系ZL全体または撮像面を移動させても良い。
また、本実施形態においては、レンズ群または部分レンズ群を光軸に垂直な方向に移動させて、手ぶれによって生じる像ぶれを補正する防振レンズ群としても良い。特に、第2レンズ群G2の少なくとも一部を防振レンズ群とするのが好ましい。このように、本実施形態に係るズームレンズ系ZLは、いわゆる防振ズーレンズ系として機能させることが可能である。
また、レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、加工及び組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしても良い。
開口絞りSは、第2レンズ群G2の中または近傍に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用しても良い。
さらに、各レンズ面には、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施すことにより、フレアやゴーストを軽減し、コントラストの高い光学性能を達成できる。
本実施形態のズームレンズ系ZLは、変倍比が2.0〜5.0程度、好ましくは、2.5〜4.0程度である。
本実施形態においては、第1レンズ群G1が正のレンズ成分を1つと負のレンズ成分を1つまたは2つ有するのが好ましい。また、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負正または負負正の順番にレンズ成分を、空気間隔を介在させて配置するのが好ましい。
また、本実施形態においては、第2レンズ群G2が正のレンズ成分を2つと負のレンズ成分を1つ有するのが好ましい。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、正負正の順番にレンズ成分を、空気間隔を介在させて配置するのが好ましい。
また、本実施形態のズームレンズ系ZLは、最も像側に配置されるレンズ成分の像側面から像面までの光軸上の距離(バックフォーカス)が最も小さい状態で、10〜30mm程度とするのが好ましい。
また、本実施形態のズームレンズ系ZLは、像高を5.0〜12.5mmとするのが好ましく、5.0〜9.5mmとするのがより好ましい。
なお、本発明を分かり易く説明するために実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
以下、本発明の各実施例を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係るズームレンズ系ZLの構成を示す断面図であり、このズームレンズ系ZLの屈折力配分及び広角端状態(W)から望遠端状態(T)への焦点距離状態の変化における各レンズ群の移動の様子を図1の下方に矢印で示している。この図1のズームレンズ系ZL1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成される。このズームレンズ系ZL1は、広角端状態から望遠端状態にレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が変化するよう構成されている。
また、各実施例では、第2レンズ群G2と像面Iとの間に、像面Iに配設されるCCD等の固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターP1を有している。
各実施例において、非球面は、光軸に垂直な方向の高さをyとし、高さyにおける各非球面の頂点の接平面から各非球面までの光軸に沿った距離(サグ量)をS(y)とし、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をrとし、円錐定数をκとし、n次の非球面係数をAnとしたとき、以下の式(a)で表される。なお、以降の実施例において、「E−n」は「×10-n」を示す。
S(y)=(y2/r)/{1+(1−κ×y2/r21/2
+A3×|y|3+A4×y4+A6×y6+A8×y8+A10×y10 (a)
なお、各実施例において、2次の非球面係数A2は0である。また、各実施例の表中において、非球面には面番号の左側に*印を付している。
〔第1実施例〕
図1は、第1実施例に係るズームレンズ系ZL1の構成を示す図である。この図1のズームレンズ系ZL1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成される。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13の3枚のレンズから構成される。第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21、開口絞りS、両凸レンズL22と両凹レンズL23との接合レンズ、及び、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸レンズL25との接合レンズの5枚のレンズから構成される。また、第2レンズ群G2と像面Iとの間に、フレア絞りFSが配置され、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して第2レンズ群G2とともに移動する。
以下の表1に、第1実施例の諸元の値を掲げる。この表1において、fは焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角、Bfはバックフォーカスをそれぞれ表している。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序を、面間隔は各光学面から次の光学面までの光軸上の間隔を、屈折率及びアッベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値を示している。ここで、以下の全ての諸元値において掲載されている焦点距離f、曲率半径、面間隔、その他長さの単位は一般に「mm」が使われるが、光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。なお、曲率半径0.0000は平面を示し、空気の屈折率1.00000は省略してある。また、これらの符号の説明及び諸元表の説明は以降の実施例においても同様である。
(表1)
面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 36.0024 1.0000 40.6 1.86400
*2 8.7029 4.9872
3 154.7731 1.0000 56.2 1.65100
4 25.0298 2.1744
5 20.2406 2.4000 23.8 1.84666
6 68.0762 (d1)
7 21.7375 1.5448 46.6 1.81600
8 86.5655 1.0000
9 0.0000 1.0000 開口絞り
10 12.1294 2.0000 52.3 1.75500
11 -49.2501 4.0000 28.3 2.00330
12 49.9954 1.1718
13 59.1641 1.0000 40.8 1.88300
14 6.7205 3.8000 81.5 1.49700
*15 -23.6706 (d2)
16 0.0000 (d3) フレア絞り
17 0.0000 3.0700 64.2 1.51680
18 0.0000 (Bf)

広角端 中間焦点距離 望遠端
f = 10.25 〜 17.30 〜 29.30
Bf = 5.0 〜 5.0 〜 5.0
FNO = 3.35 〜 4.27 〜 5.86
2ω = 82.8° 〜 52.8° 〜 32.4°
この第1実施例において、第2面、及び、第15面のレンズ面は非球面形状に形成されている。次の表2に、非球面のデータ、すなわち円錐定数κ及び各非球面定数A3〜A10の値を示す。
(表2)
面 κ A3 A4 A6 A8 A10
2 0.5308 0.00000E+00 3.18850E-06 1.65800E-07 -2.36010E-09 1.05940E-11
15 -9.4484 0.00000E+00 2.75190E-06 2.97870E-06 -1.69510E-07 5.28710E-09
この第1実施例において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、第2レンズ群G2とフレア絞りFSとの軸上空気間隔d2、フレア絞りFSとローパスフィルターP1との軸上空気間隔d3は、ズーミングに際して変化する。次の表3に広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態の各焦点距離における可変間隔を示す。
(表3)
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 10.25 17.30 29.30
d1 21.19423 8.53464 0.99644
d2 1.78577 3.26871 5.79284
d3 9.57679 15.50852 25.60507
全長 67.70495 62.46001 67.54250
次の表4に、この第1実施例における各条件式対応値を示す。なおこの表4において、dsは第2レンズ群G2の2つの接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みを、dnは物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みを、daは物体側に配置された接合レンズの光軸上の厚みを、s2は第2レンズ群G2の光軸上の合成厚を、spは2つの接合レンズの間隔を、f2は第2レンズ群G2の焦点距離を、dpは像側に配置された接合レンズを構成する正レンズの光軸上の厚みを、Raは物体側に配置された接合レンズを構成する負レンズの像側の面の曲率半径を、Rbは当該負レンズの像側に配置されたレンズの物体側の面の曲率半径を、ndは当該負レンズのd線に対する屈折率を、ndpは第2レンズ群G2に含まれる2つの接合レンズの、正レンズの屈折率の平均を、ndnは負レンズの屈折率の平均を、νdpは正レンズのアッベ数の平均を、νdnは負レンズのアッベ数の平均を、それぞれ表している。以降の実施例においてもこの符号の説明は同様である。
(表4)
(1)dn/ds=0.334
(2)dn/da=0.667
(3)dn/s2=0.258
(4)sp/dn=0.293
(5)sp/f2=0.064
(6)sp/dp=0.308
(7)sp/Ra=0.023
(8)(Rb−Ra)/(Rb+Ra)=0.084
(9)nd=2.0033
(10)ndn−ndp=0.317
(11)νdp−νdn=32.42
この第1実施例の広角端状態での無限遠合焦状態の収差図を図2(a)に示し、中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の収差図を図2(b)に示し、望遠端状態での無限遠合焦状態の収差図を図2(c)に示す。
各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高を、dはd線(λ=587.6nm)を、gはg線(λ=435.6nm)をそれぞれ示している。また、球面収差図では、最大口径に対応するFナンバーを示し、非点収差図、歪曲収差図では像高Yの最大値を示し、コマ収差図では各像高の値を示す。また、非点収差を示す収差図において実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示している。なお、この収差図の説明は以降の実施例においても同様である。各収差図から明らかなように、第1実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
〔第2実施例〕
図3は、第2実施例に係るズームレンズ系ZL2の構成を示す図である。この図3のズームレンズ系ZL2は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成される。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側から順に、物体側に凸面を向け、像側の面が非球面状に形成された、ガラス材料と樹脂材料との複合からなる複合型負メニスカス非球面レンズL11、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12の2枚のレンズから構成される。第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、両凸レンズL21、開口絞りS、両凸レンズL22と両凹レンズL23との接合レンズ、及び、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸レンズL25との接合レンズの5枚のレンズから構成される。
以下の表5に、第2実施例の諸元の値を掲げる。
(表5)
面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 110.3844 1.2000 49.6 1.77250
2 10.6000 0.1200 38.1 1.55389
*3 7.7780 8.4137
4 21.8009 2.0000 23.1 1.86074
5 41.4490 (d1)
6 21.7685 2.2000 81.6 1.49700
7 -77.4620 2.4786
8 0.0000 1.2000 開口絞り
9 14.5431 4.0000 64.1 1.51680
10 -16.1757 3.1000 49.6 1.77250
11 28.0000 2.0000
12 28.0000 0.8000 37.2 1.83400
13 8.9802 4.0000 64.1 1.51680
14 -16.4808 (d2)
15 0.0000 3.0000 64.1 1.51680
16 0.0000 (Bf)

広角端 中間焦点距離 望遠端
f = 10.00 〜 15.00 〜 27.00
Bf = 1.0 〜 1.0 〜 1.0
FNO = 3.50 〜 4.10 〜 5.60
2ω = 84.4° 〜 60.1° 〜 35.1°
この第2実施例において、第3面のレンズ面は非球面形状に形成されている。次の表6に、非球面のデータ、すなわち円錐定数κ及び各非球面定数A3〜A10の値を示す。
(表6)
面 κ A3 A4 A6 A8 A10
3 0.0375 0.22189E-04 1.40590E-05 -2.76700E-07 1.87880E-09 -2.56910E-11
この第2実施例において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、第2レンズ群G2とローパスフィルターP1との軸上空気間隔d2は、ズーミングに際して変化する。次の表7に広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態の各焦点距離における可変間隔を示す。
(表7)
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 10.0 15.0 27.0
d1 28.80009 14.29588 1.40325
d2 19.72964 25.82014 40.43735
全長 84.04210 75.62839 77.35297
次の表8に、この第2実施例における各条件式対応値を示す。
(表8)
(1)dn/ds=0.354
(2)dn/da=0.671
(3)dn/s2=0.429
(4)sp/dn=0.392
(5)sp/f2=0.087
(6)sp/dp=0.500
(7)sp/Ra=0.054
(8)(Rb−Ra)/(Rb+Ra)=0.000
(9)nd=1.7725
(10)ndn−ndp=0.286
(11)νdp−νdn=20.71
この第2実施例の広角端状態での無限遠合焦状態の収差図を図4(a)に示し、中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の収差図を図4(b)に示し、望遠端状態での無限遠合焦状態の収差図を図4(c)に示す。各収差図から明らかなように、第2実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
〔第3実施例〕
図5は、第3実施例に係るズームレンズ系ZL3の構成を示す図である。この図5のズームレンズ系ZL3は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成される。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13の3枚のレンズから構成される。第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、両凸レンズL21、開口絞りS、両凸レンズL22と両凹レンズL23との接合レンズ、及び、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸レンズL25との接合レンズの5枚のレンズから構成される。
以下の表9に、第3実施例の諸元の値を掲げる。
(表9)
面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 28.1906 1.0000 49.2 1.76802
*2 8.3114 5.6780
3 65.2135 1.0000 60.1 1.64000
4 21.2771 2.7043
5 16.8342 2.0978 23.8 1.84666
6 28.4975 (d1)
7 19.3977 1.5319 52.3 1.75500
8 -67.0330 1.0000
9 0.0000 1.0000 開口絞り
10 16.7695 2.3518 65.4 1.60300
11 -14.6803 6.0000 40.8 1.88300
12 13.0479 0.5000
13 32.6939 1.0000 35.0 1.80100
14 9.1397 3.9018 55.3 1.67790
15 -16.5906 (d2)
16 0.0000 3.5700 64.2 1.51680
17 0.0000 (Bf)

広角端 中間焦点距離 望遠端
f = 10.00 〜 15.00 〜 27.00
Bf = 2.4 〜 2.4 〜 2.4
FNO = 3.47 〜 4.13 〜 5.74
2ω = 84.8° 〜 60.2° 〜 35.0°
この第3実施例において、第2面のレンズ面は非球面形状に形成されている。次の表10に、非球面のデータ、すなわち円錐定数κ及び各非球面定数A3〜A10の値を示す。
(表10)
面 κ A3 A4 A6 A8 A10
2 0.5906 0.00000E+00 1.40850E-05 1.02710E-07 -3.60730E-10 5.96560E-12
この第3実施例において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、第2レンズ群G2とローパスフィルターP1との軸上空気間隔d2は、ズーミングに際して変化する。次の表11に広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態の各焦点距離における可変間隔を示す。
(表11)
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 10.25 17.30 29.30
d1 20.78385 10.15898 0.71465
d2 13.98095 19.49597 32.73202
全長 70.50044 65.39059 69.18231
次の表12に、この第3実施例における各条件式対応値を示す。
(表12)
(1)dn/ds=0.436
(2)dn/da=0.750
(3)dn/s2=0.347
(4)sp/dn=0.083
(5)sp/f2=0.027
(6)sp/dp=0.128
(7)sp/Ra=0.038
(8)(Rb−Ra)/(Rb+Ra)=0.429
(9)nd=1.8830
(10)ndn−ndp=0.202
(11)νdp−νdn=22.53
この第3実施例の広角端状態での無限遠合焦状態の収差図を図6(a)に示し、中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の収差図を図6(b)に示し、望遠端状態での無限遠合焦状態の収差図を図6(c)に示す。各収差図から明らかなように、第3実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
〔第4実施例〕
図7は、第4実施例に係るズームレンズ系ZL4の構成を示す図である。この図7のズームレンズ系ZL4は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成される。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側から順に、物体側に凸面を向け、像側の面が非球面状に形成された、ガラス材料と樹脂材料との複合からなる複合型負メニスカス非球面レンズL11、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12の2枚のレンズから構成される。第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、両凸レンズL21、開口絞りS、両凸レンズL22と両凹レンズL23との接合レンズ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸レンズL25との接合レンズの5枚のレンズから構成される。
以下の表13に、第4実施例の諸元の値を掲げる。
(表13)
面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 105.0231 1.2000 49.6 1.77250
*2 10.2544 0.1200 38.1 1.55389
3 7.6150 7.8765
4 21.0175 2.0000 23.1 1.86074
5 41.4490 (d1)
6 24.2369 2.2000 81.6 1.49700
7 -52.6990 3.0270
8 0.0000 1.2000 開口絞り
9 14.5431 2.5000 64.1 1.5168
10 -17.8265 3.0769 49.6 1.7725
11 38.5194 3.0769
12 38.5194 0.8000 37.2 1.83400
13 9.2561 4.0000 64.1 1.51680
14 -16.9040 (d2)
15 0.0000 3.0000 64.1 1.51680
16 0.0000 (Bf)

広角端 中間焦点距離 望遠端
f = 10.00 〜 17.00 〜 28.00
Bf = 4.0 〜 4.0 〜 4.0
FNO = 3.44 〜 4.29 〜 5.67
2ω = 84.3° 〜 53.8° 〜 33.9°
この第4実施例において、第2面のレンズ面は非球面形状に形成されている。次の表14に、非球面のデータ、すなわち円錐定数κ及び各非球面定数A3〜A10の値を示す。
(表14)
面 κ A3 A4 A6 A8 A10
3 0.0375 0.22189E-04 1.40590E-05 -2.76700E-07 1.87880E-09 -2.56910E-11
この第4実施例において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、第2レンズ群G2とローパスフィルターP1との軸上空気間隔d2は、ズーミングに際して変化する。次の表15に広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態の各焦点距離における可変間隔を示す。
(表15)
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 10.25 17.30 29.30
d1 28.89812 10.91266 0.81878
d2 16.69140 25.23855 38.66977
全長 83.66687 74.22856 77.56591
次の表16に、この第4実施例における各条件式対応値を示す。
(表16)
(1)dn/ds=0.229
(2)dn/da=0.552
(3)dn/s2=0.155
(4)sp/dn=1.000
(5)sp/f2=0.133
(6)sp/dp=0.769
(7)sp/Ra=0.080
(8)(Rb−Ra)/(Rb+Ra)=0.000
(9)nd=1.7725
(10)ndn−ndp=0.286
(11)νdp−νdn=20.71
この第4実施例の広角端状態での無限遠合焦状態の収差図を図8(a)に示し、中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の収差図を図8(b)に示し、望遠端状態での無限遠合焦状態の収差図を図8(c)に示す。各収差図から明らかなように、第4実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
〔第5実施例〕
図9は、第5実施例に係るズームレンズ系ZL5の構成を示す図である。この図9のズームレンズ系ZL5は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成される。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13の3枚のレンズから構成される。第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、両凸レンズL21、開口絞りS、両凸レンズL22と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL23との接合レンズ、及び、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸レンズとのL25接合レンズの5枚のレンズから構成される。
以下の表17に、第5実施例の諸元の値を掲げる。
(表17)
面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 46.1233 1.0000 40.4 1.80610
*2 8.7561 5.5000
3 82.6489 1.0000 55.5 1.69680
4 24.5803 2.7127
5 21.5657 2.2000 23.8 1.84666
6 67.1646 (d1)
7 16.5245 1.5500 46.6 1.81600
8 -1644.5400 1.0000
9 0.0000 1.0000 開口絞り
10 13.4354 2.0000 81.5 1.49700
11 -32.6173 5.0000 28.3 2.00330
12 -11300.0000 1.0000
13 405.8700 1.0000 40.8 1.88300
14 7.7525 3.8000 81.5 1.49700
*15 -26.2988 (d2)
16 0.0000 3.0700 64.2 1.51680
17 0.0000 (Bf)

広角端 中間焦点距離 望遠端
f = 10.25 〜 17.30 〜 29.30
Bf = 0.5 〜 0.5 〜 0.5
FNO = 3.45 〜 4.43 〜 6.12
2ω = 82.8° 〜 52.6° 〜 32.2°
この第5実施例において、第2面、及び、第15面のレンズ面は非球面形状に形成されている。次の表18に、非球面のデータ、すなわち円錐定数κ及び各非球面定数A3〜A10の値を示す。
(表18)
面 κ A3 A4 A6 A8 A10
2 0.3857 0.00000E+00 1.07570E-05 6.99710E-07 -8.70590E-09 5.46310E-11
15 -2.7879 0.00000E+00 1.31940E-04 8.95180E-07 1.98020E-07 -7.93330E-09
この第5実施例において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、第2レンズ群G2とローパスフィルターP1との軸上空気間隔d2は、ズーミングに際して変化する。次の表19に広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態の各焦点距離における可変間隔を示す。
(表19)
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 10.25 17.30 29.30
d1 21.29573 8.58080 1.00965
d2 14.64685 22.09392 34.76978
全長 68.27525 63.00739 68.11209
次の表20に、この第5実施例における各条件式対応値を示す。
(表20)
(1)dn/ds=0.391
(2)dn/da=0.714
(3)dn/s2=0.306
(4)sp/dn=0.200
(5)sp/f2=0.054
(6)sp/dp=0.263
(7)sp/Ra=0.000
(8)(Rb−Ra)/(Rb+Ra)=-1.075
(9)nd=2.0083
(10)ndn−ndp=0.446
(11)νdp−νdn=47.03
この第5実施例の広角端状態での無限遠合焦状態の収差図を図10(a)に示し、中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の収差図を図10(b)に示し、望遠端状態での無限遠合焦状態の収差図を図10(c)に示す。各収差図から明らかなように、第5実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
〔第6実施例〕
図11は、第6実施例に係るズームレンズ系ZL6の構成を示す図である。この図11のズームレンズ系ZL6は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とから構成される。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13の3枚のレンズから構成される。第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21、開口絞りS、両凸レンズL22と両凹レンズL23との接合レンズ、及び、両凹レンズL24と両凸レンズL25との接合レンズの5枚のレンズから構成される。
以下の表21に、第6実施例の諸元の値を掲げる。
(表21)
面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率
1 33.9338 1.0000 40.4 1.80610
*2 9.3127 5.5000
3 68.3135 1.0000 55.5 1.69680
4 19.4424 3.7692
5 20.5521 2.2000 23.8 1.84666
6 46.8811 (d1)
7 17.0367 1.5500 46.6 1.81600
8 156.4657 1.0000
9 0.0000 1.0000 開口絞り
10 14.9457 2.7457 52.3 1.75500
11 -38.7806 2.0000 25.5 2.00069
12 74.0649 2.0000
13 -100.0000 1.0000 40.8 1.88300
14 7.7525 3.8000 81.5 1.49700
*15 -19.9443 (d2)
16 0.0000 3.0000 64.2 1.51680
17 0.0000 (Bf)

広角端 中間焦点距離 望遠端
f = 10.25 〜 17.30 〜 29.30
Bf = 0.5 〜 0.5 〜 0.5
FNO = 3.45 〜 4.43 〜 6.12
2ω = 71.0° 〜 44.1° 〜 26.8°
この第6実施例において、第2面、及び、第15面のレンズ面は非球面形状に形成されている。次の表22に、非球面のデータ、すなわち円錐定数κ及び各非球面定数A3〜A10の値を示す。
(表22)
面 κ A3 A4 A6 A8 A10
2 0.2205 0.00000E+00 4.05450E-05 1.20060E-06 -1.44530E-08 1.11260E-10
15 2.5520 0.00000E+00 1.73840E-04 3.58550E-06 -7.32020E-08 1.05820E-10
この第6実施例において、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との軸上空気間隔d1、第2レンズ群G2とローパスフィルターP1との軸上空気間隔d2は、ズーミングに際して変化する。次の表23に広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態の各焦点距離における可変間隔を示す。
(表23)
広角端 中間焦点距離 望遠端
f 10.25 17.30 29.30
d1 21.28331 8.56838 0.99723
d2 14.88615 22.33322 35.00908
全長 68.23430 62.96644 68.07114
次の表24に、この第6実施例における各条件式対応値を示す。
(表24)
(1)dn/ds=0.173
(2)dn/da=0.421
(3)dn/s2=0.135
(4)sp/dn=0.500
(5)sp/f2=0.054
(6)sp/dp=0.263
(7)sp/Ra=0.014
(8)(Rb−Ra)/(Rb+Ra)=6.712
(9)nd=2.0007
(10)ndn−ndp=0.316
(11)νdp−νdn=33.82
この第6実施例の広角端状態での無限遠合焦状態の収差図を図12(a)に示し、中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の収差図を図12(b)に示し、望遠端状態での無限遠合焦状態の収差図を図12(c)に示す。各収差図から明らかなように、第6実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することがわかる。
第1実施例によるズームレンズ系の構成を示す断面図である。 第1実施例の無限遠合焦状態の諸収差図であり、(a)は広角端状態における諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における諸収差図であり、(c)は望遠端状態における諸収差図である。 第2実施例によるズームレンズ系の構成を示す断面図である。 第2実施例の無限遠合焦状態の諸収差図であり、(a)は広角端状態における諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における諸収差図であり、(c)は望遠端状態における諸収差図である。 第3実施例によるズームレンズ系の構成を示す断面図である。 第3実施例の無限遠合焦状態の諸収差図であり、(a)は広角端状態における諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における諸収差図であり、(c)は望遠端状態における諸収差図である。 第4実施例によるズームレンズ系の構成を示す断面図である。 第4実施例の無限遠合焦状態の諸収差図であり、(a)は広角端状態における諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における諸収差図であり、(c)は望遠端状態における諸収差図である。 第5実施例によるズームレンズ系の構成を示す断面図である。 第5実施例の無限遠合焦状態の諸収差図であり、(a)は広角端状態における諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における諸収差図であり、(c)は望遠端状態における諸収差図である。 第6実施例によるズームレンズ系の構成を示す断面図である。 第6実施例の無限遠合焦状態の諸収差図であり、(a)は広角端状態における諸収差図であり、(b)は中間焦点距離状態における諸収差図であり、(c)は望遠端状態における諸収差図である。 本発明に係るズームレンズ系を搭載する電子スチルカメラを示し、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。 図13(a)のA−A′線に沿った断面図である。
符号の説明
ZL(ZL1〜ZL6) ズームレンズ系
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群
S 開口絞り
1 電子スチルカメラ(光学機器)

Claims (22)

  1. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群との実質的に2個のレンズ群からなり
    前記第2レンズ群は、接合レンズを2つ有し、
    広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、
    2つの前記接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、次式
    0.229 ≦ dn/ds < 0.5
    の条件を満足するズームレンズ系。
  2. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群との実質的に2個のレンズ群からなり
    前記第2レンズ群は、接合レンズを2つ有し、
    広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、
    2つの前記接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズの光軸上の厚みをdaとし、当該接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、次式
    0.1 < dn/ds < 0.5
    0.552 ≦ dn/da < 1.0
    の条件を満足するズームレンズ系。
  3. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群との実質的に2個のレンズ群からなり
    前記第2レンズ群は、接合レンズを2つ有し、
    広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、
    2つの前記接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとし、2つの前記接合レンズのうち、像側に配置された前記接合レンズを構成する正レンズの光軸上の厚みをdpとし、2つの前記接合レンズの間隔をspとしたとき、次式
    0.1 < dn/ds < 0.5
    0.05 < sp/dp < 0.19
    の条件を満足するズームレンズ系。
  4. 2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズの光軸上の厚みをdaとし、当該接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、次式
    0.4 < dn/da < 1.0
    の条件を満足する請求項1または3に記載のズームレンズ系。
  5. 2つの前記接合レンズのうち、像側に配置された前記接合レンズを構成する正レンズの光軸上の厚みをdpとし、2つの前記接合レンズの間隔をspとしたとき、次式
    0.05 < sp/dp < 0.20
    の条件を満足する請求項1または2に記載のズームレンズ系。
  6. 2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとし、前記第2レンズ群の光軸上の合成厚をs2としたとき、次式
    0.02 < dn/s2 < 0.50
    の条件を満足する請求項1〜5のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  7. 2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとし、2つの前記接合レンズの間隔をspとしたとき、次式
    0.05 < sp/dn < 1.00
    の条件を満足する請求項1〜6のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  8. 2つの前記接合レンズの間隔をspとし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、次式
    0.03 < sp/f2 < 0.20
    の条件を満足する請求項1〜7のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  9. 2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する負レンズの像側面は、像側に凹面を向けており、当該負レンズの像側の面の曲率半径をRaとし、2つの前記接合レンズの間隔をspとしたとき、次式
    0.01 < sp/Ra < 0.15
    の条件を満足する請求項1〜8のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  10. 2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する負レンズの像側面は、像側に凹面を向けており、当該凹面の曲率半径をRaとし、前記負レンズの像側に配置されたレンズの物体側の面の曲率半径をRbとしたとき、次式
    −1.1 ≦ (Rb−Ra)/(Ra+Rb) < 7.0
    の条件を満足する請求項1〜9のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  11. 前記第1レンズ群は、物体側より順に、1枚または2枚の負の屈折力を有する単レンズと、正の屈折力を有する単レンズと、を有する請求項1〜10のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  12. 前記第2レンズ群内に配置された前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する像側の負レンズは、像側に凹面を向けている請求項1〜11のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  13. 前記第2レンズ群内に配置された前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する像側の負レンズのd線に対する屈折率をndとしたとき、次式
    nd > 1.77
    の条件を満足する請求項1〜12のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  14. 前記第2レンズ群は、3つのレンズ成分を有する請求項1〜13のいずれか一項に記載のズームレンズ系。なお、レンズ成分は、単レンズまたは接合レンズを示す。
  15. 前記第2レンズ群は、物体側より順に、正の単レンズと、正レンズ及び負レンズを有する接合レンズと、正レンズ及び負レンズを有する接合レンズと、を有する請求項1〜14のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  16. 2つの前記接合レンズのうち、像側に配置された前記接合レンズの最も像側の面は非球面形状に形成されている請求項1〜15のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  17. 2つの前記接合レンズに含まれる、正レンズの屈折率の平均をndpとし、負レンズの屈折率の平均をndnとしたとき、次式
    0.15 < ndn−ndp < 0.50
    の条件を満足する請求項1〜16のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  18. 2つの前記接合レンズに含まれる、正レンズのアッベ数の平均をνdpとし、負レンズのアッベ数の平均をνdnとしたとき、次式
    20 < νdp−νdn < 55
    の条件を満足する請求項1〜17のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  19. 前記第2レンズ群の少なくとも一部のレンズ群は、光軸と垂直方向の成分を持つように移動する請求項1〜18のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  20. 前記第2レンズ群の前記接合レンズの少なくとも一つは、光軸と垂直方向の成分を持つように移動する請求項1〜18のいずれか一項に記載のズームレンズ系。
  21. 請求項1〜20のいずれか一項に記載のズームレンズ系を有する光学機器。
  22. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群との実質的に2個のレンズ群からなり
    前記第2レンズ群は、接合レンズを2つ有し、
    広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、
    2つの前記接合レンズの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の厚みをdsとし、2つの前記接合レンズのうち、物体側に配置された前記接合レンズを構成する負レンズの光軸上の厚みをdnとしたとき、次式
    0.229 ≦ dn/ds < 0.5
    の条件を満足するズームレンズ系を用いた変倍方法。
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