JP3564914B2 - ズームレンズ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズームレンズに関するものであり、例えば、原稿複写装置,原稿読み取り装置等において高精細読み取りレンズとして用いられるズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な複写・読み取り装置用レンズは、単焦点レンズで構成されており、読み取り倍率も一定であった。仮に、読み取り倍率を変えられたとしても、変倍範囲は小さいものであった。読み取り倍率を変える手段としては、電気的手段と光学的手段が知られており、光学的手段として可変焦点レンズを用いる方法が、特開平6−94993号や特開昭57−73715号で提案されている。一方、回折光学素子を屈折光学素子と組み合わせることにより、色収差をはじめとする諸収差を良好に補正する技術が注目されてきており、それを応用した光ディスク用対物レンズが特開平6−242373号公報等で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平6−94993号公報で提案されている変倍読み取りレンズには、共役長が大きく変動するため、機械構成が困難であり大型化につながるといった問題がある。特開昭57−73715号公報で提案されているズームレンズ系には、共役長一定ではあるがレンズ単体のサイズが大きく、高精細読み取り用としては歪曲等の収差が大きいといった問題がある。また、特開平6−242373号公報で提案されている光ディスク用対物レンズは、諸収差の補正が狭帯域でなされているため、ハロゲンランプを使用するような系では色収差の発生が問題となる。
【0004】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、色収差等の諸収差が良好に補正された、高解像力で小型のズームレンズを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の発明のズームレンズは、拡大側から順に負のパワーを有する第1群と正のパワーを有する第2群との少なくとも2つの群から成る有限距離用のズームレンズにおいて、前記第1群中に回折光学面が少なくとも1面設けられており、前記第2群中に回折光学面が少なくとも1面設けられており、次の条件式を満足することを特徴とする。
0.001 <|φ Dn /φ n |< 0.15
ただし、
φ Dn :第1群中の回折光学面のパワー、
φ n :第1群の屈折光学系の合成パワー
である。
【0009】
第2の発明のズームレンズは、上記第1の発明の構成において、次の条件式を満足することを特徴とする。
|φDn/φ1|<0.07
ただし、
φ1:第1群中の回折光学面を有するレンズのパワー
である。
【0010】
第3の発明のズームレンズは、上記第1の発明の構成において、次の条件式を満足することを特徴とする。
0.01<φDp/φp<0.025
ただし、
φDp:第2群中の回折光学面のパワー、
φp :第2群の屈折光学系の合成パワー
である。
【0011】
第4の発明のズームレンズは、上記第3の発明の構成において、次の条件式を満足することを特徴とする。
0.005<φDp/φ2<0.08
ただし、
φ2:第2群中の回折光学面を有するレンズのパワー
である。
【0012】
第5の発明のズームレンズは、上記第1の発明の構成において、前記第1群が少なくとも縮小側に強い凹面を向けた負レンズと拡大側に強い凸面を向けた正レンズとを含み、前記第2群が少なくとも1枚の負レンズと縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを含み、次の条件式を満足することを特徴とする。
-0.7 <φ p ・ rL < -0.2
-1 <φ n /φ p < -0.5
ただし、
φ n :第1群の屈折光学系の合成パワー、
φ p :第2群の屈折光学系の合成パワー、
rL :最も縮小側の凸面の曲率半径
である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施したズームレンズを、図面を参照しつつ説明する。図1〜図5は、第1〜第5の実施の形態のズームレンズにそれぞれ対応するレンズ構成図であり、短焦点距離端[S]でのレンズ配置を示している。レンズ構成図中、矢印m1,m2は、短焦点距離端[S]から長焦点距離端[L]へのズーミングにおける第1群Gr1と第2群Gr2の移動をそれぞれ模式的に示している。また、レンズ構成図中、ri(i=1,2,3,...)が付された面は拡大側から数えてi番目の面であり、di(i=1,2,3,...)が付された軸上面間隔は拡大側から数えてi番目の軸上面間隔である。riに*印が付された面は非球面であり、riに(HOE)印が付された面は回折光学面である。
【0015】
第1〜第5の実施の形態のズームレンズは、拡大側から順に負のパワーを有する第1群Gr1と正のパワーを有する第2群Gr2との2つのズーム群から成り、第1群Gr1と第2群Gr2との間隔d4を変化させることによってズーミングを行う有限距離用のズームレンズである。
【0016】
第1〜第3の実施の形態において、第1群Gr1は、拡大側から順に、縮小側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズと、拡大側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズと、で構成されており、第2群Gr2は、拡大側から順に、両凸の正レンズと、絞りAと、縮小側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、で構成されている。
【0017】
第4の実施の形態において、第1群Gr1は、拡大側から順に、縮小側に強い凹面を向けた両凹の負レンズと、拡大側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズと、で構成されており、第2群Gr2は、拡大側から順に、両凸の正レンズと、絞りAと、縮小側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、で構成されている。
【0018】
第5の実施の形態において、第1群Gr1は、拡大側から順に、縮小側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズと、拡大側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズと、で構成されており、第2群Gr2は、拡大側から順に、両凸の正レンズと、絞りAと、両凹の負レンズと、縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、で構成されている。
【0019】
各実施の形態には、回折光学面が全系中に少なくとも1面設けられている。つまり、少なくとも1つのレンズ面は、屈折光学面に回折光学素子が一体化された面となっている。第1,第3,第5の実施の形態では、回折光学面が第1群Gr1と第2群Gr2とにそれぞれ1面設けられており、第2,第4の実施の形態では、回折光学面が第2群Gr2に1面設けられている。
【0020】
回折光学面は、それ自体が−3.45という通常のレンズ材料にはない大きな負の分散を有する点に特徴がある。これを主に色収差の補正に利用することによって、各群の枚数削減を図るとともにレンズ全系の小型化を達成することができ、また、各群で色補正を行うことができるため、高性能なズームレンズを得ることができる。
【0021】
上記のように、各実施の形態は、拡大側から順に負・正2つのズーム群から成り、1つの群又は各群に回折光学面を具備することによって、レンズ枚数を大幅に削減しながら、色収差をはじめとする諸収差を良好に補正して、小型化,低コスト化,高性能化を同時に実現している。例えば、第1,第3,第5の実施の形態のように、負のパワーを有する第1群Gr1に回折光学面を設けることで、第1群Gr1を良好に色補正し、第2群Gr2への負担を軽減することができる。これにより、第2群Gr2の構成を簡単にすることができる。また、第1〜第5の実施の形態のように、正のパワーを有する第2群Gr2に回折光学面を設けることで、変倍に寄与する第2群Gr2を小型化することができる。これにより、全系の小型化が可能となり、また、性能も向上する。
【0022】
第1,第3,第5の実施の形態のように、第1群Gr1に回折光学面を有するズームレンズにおいては、次の条件式(1)を満足することが望ましい。
0.001<|φDn/φn|<0.15 …(1)
ただし、
φDn:第1群Gr1中の回折光学面のパワー、
φn :第1群Gr1の屈折光学系の合成パワー
である。
【0023】
条件式(1)は、負の第1群Gr1に設けられる回折光学面のパワーを規定している。条件式(1)の上限を超えると、回折光学面のパワーが強くなり過ぎるため、色収差の補正が過剰になる。また、条件式(1)の下限を超えると、回折光学面のパワーが弱くなり過ぎるため、色収差の補正能力が不足する。
【0024】
また、第1,第3,第5の実施の形態のように、第1群Gr1に回折光学面を有するズームレンズにおいては、次の条件式(2)を満足することが望ましい。
|φDn/φ1|<0.07 …(2)
ただし、
φ1:第1群Gr1中の回折光学面を有するレンズのパワー
である。
【0025】
条件式(2)は、負の第1群Gr1に設けられる回折光学面のパワーとその回折光学面が設けられた単レンズのパワーとの比を規定している。条件式(2)の上限を超えると、回折光学面のパワーが強くなり過ぎるため、色収差の補正が過剰になるほか、球面収差が補正過剰になる。
【0026】
第1〜第5の実施の形態のように、第2群Gr2に回折光学面を有するズームレンズにおいては、次の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.01<φDp/φp<0.025 …(3)
ただし、
φDp:第2群Gr2中の回折光学面のパワー、
φp :第2群Gr2の屈折光学系の合成パワー
である。
【0027】
条件式(3)は、正の第2群Gr2に設けられる回折光学面のパワーを規定している。条件式(3)の上限を超えると、回折光学面のパワーが強くなり過ぎるため、色収差が補正不足になる。条件式(3)の下限を超えると、回折光学面のパワーが弱くなり過ぎるため、色収差が補正過剰になる。
【0028】
また、第1〜第5の実施の形態のように、第2群Gr2に回折光学面を有するズームレンズにおいては、次の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.005<φDp/φ2<0.08 …(4)
ただし、
φ2:第2群Gr2中の回折光学面を有するレンズのパワー
である。
【0029】
条件式(4)は、正の第2群Gr2に設けられる回折光学面のパワーとその回折光学面が設けられた単レンズのパワーとの比を規定している。条件式(4)の上限を超えると、回折光学面のパワーが強くなり過ぎるため、色収差が補正不足になるほか、球面収差が補正不足になる。条件式(4)の下限を超えると、色収差が補正過剰になるほか、球面収差が補正過剰になる。
【0030】
第1〜第5の実施の形態のように、負・正の2群から成り回折光学面を少なくとも1面有するズームレンズにおいては、第1群Gr1が少なくとも縮小側に強い凹面を向けた負レンズと拡大側に強い凸面を向けた正レンズとを含み、第2群Gr2が少なくとも1枚の負レンズと縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを含むことが望ましい。そして、次の条件式(5)を満足することが更に望ましい。
−0.7<φp・rL<−0.2 …(5)
ただし、
φp :第2群Gr2の屈折光学系の合成パワー、
rL :最も縮小側の凸面の曲率半径
である。
【0031】
条件式(5)は、正の第2群Gr2の最も縮小側のレンズの曲率を規定している。条件式(5)の上限を超えると、像面湾曲が大きくなるほか、球面収差が補正過剰になる。条件式(5)の下限を超えると、球面収差が補正不足になるほか、レンズ長が長くなりコンパクト化を図ることができなくなる。
【0032】
また、前述の負・正の2群から成り回折光学面を少なくとも1面有するズームレンズであって、第1群Gr1が少なくとも縮小側に強い凹面を向けた負レンズと拡大側に強い凸面を向けた正レンズとを含み、第2群Gr2が少なくとも1枚の負レンズと縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを含むズームレンズにおいては、次の条件式(6)を満足することが望ましい。
−1<φn/φp<−0.5 …(6)
ただし、
φn :第1群Gr1の屈折光学系の合成パワー、
φp :第2群Gr2の屈折光学系の合成パワー
である。
【0033】
条件式(6)は、正の第2群Gr2と負の第1群Gr1とのパワー比を規定している。条件式(6)の上限を超えると、各群のパワーはゆるくできるため収差補正上は好ましいが、レンズ長が長くなると共に変倍時のレンズ長変動も大きくなる。また、条件式(6)の下限を超えると、レンズはコンパクト化できるが、コマ収差や歪曲の変動が大きくなる。
【0034】
【実施例】
以下、本発明を実施したズームレンズを、コンストラクションデータ,収差図等を挙げて更に具体的に説明する。ここで例として挙げる実施例1〜5は、前述した第1〜第5実施の形態にそれぞれ対応する実施例であり、第1〜第5の実施の形態を表す図1〜図5は、実施例1〜5の短焦点距離端[S]でのレンズ配置をそれぞれ示している。
【0035】
各実施例のコンストラクションデータにおいて、ri(i=1,2,3,...)は拡大側から数えてi番目の面の曲率半径を示しており、di(i=1,2,3,...)は拡大側から数えてi番目の軸上面間隔を示している。ズーミングによって変化する軸上面間隔(可変間隔)d4は、短焦点距離端[S]〜中間焦点距離状態[M]〜長焦点距離端[L]での各群間の面間隔である。また、Ni(i=1,2,3,...),νi(i=1,2,3,...)は、拡大側から数えてi番目のレンズのd線に対する屈折率(Nd),アッベ数(νd)をそれぞれ示している。
【0036】
短焦点距離端[S]〜中間焦点距離状態[M]〜長焦点距離端[L]での、全系の焦点距離f及びFナンバーFnoを、コンストラクションデータと併せて示す。また、表1に、各実施例における条件式(1)〜(6)の対応値を示す。なお、各実施例の標準的使用倍率は、−1/6.05×〜−1/4.28×〜−1/3.03×である。
【0037】
各実施例中、曲率半径riに*印が付された面は、非球面で構成された面であることを示し、非球面の面形状を表わす次の式(AS)で定義されるものとする。
【0038】
【数1】
【0039】
ここで、式(AS)中、
Z :光軸方向の基準面からの変位量{ただし、座標(X,Y,Z)に関してZ2=X2+Y2である。}、
H :光軸に対して垂直な方向の高さ、
C :近軸曲率、
ε:2次曲面パラメータ(ただし、以下に挙げる実施例ではすべてε=1である。)、
A1:4次の非球面係数、
A2:6次の非球面係数、
A3:8次の非球面係数、
A4:10次の非球面係数
である。
【0040】
また、曲率半径riに(HOE)印が付された面は、屈折光学面に回折光学面が形成された面であることを示し、回折光学面のピッチを決める位相形状を表す次の式(DS)で定義されるものとする。
【0041】
【数2】
【0042】
ここで、式(DS)中、
ψ(H):回折光学面の位相関数、
H :光軸に対して垂直な方向の高さ、
B1 :2次の位相関数係数、
B2 :4次の位相関数係数、
B3 :6次の位相関数係数、
B4 :8次の位相関数係数、
λ0 :設計中心波長(=587.56nm:d線)
である。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【表1】
【0059】
図6〜図8は実施例1の収差図、図9〜図11は実施例2の収差図、図12〜図14は実施例3の収差図、図15〜図17は実施例4の収差図、図18〜図20は実施例5の収差図であり、それぞれ短焦点距離端[S],中間焦点距離状態[M],長焦点距離端[L]での諸収差を示している。各収差図は、左から順に、球面収差,非点収差,歪曲を表しており、各収差図中、実線はd線に対する収差、破線はc線に対する収差、一点鎖線はg線に対する収差を表しており、実線Mはメリディオナル面での非点収差、実線Sはサジタル面での非点収差を表している。なお、非点収差(mm)及び歪曲(%)の縦軸は半画角ω(°)を表している。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、負・正2群を5枚程度のレンズで構成した場合でも、回折光学面によって色収差をはじめとする諸収差が良好に補正され、高解像力で小型のズームレンズを実現することができる。そして、カラー読み取り用としても十分な高い光学性能を保持しつつ、各群の構成枚数を削減することができるため、複写・読み取り装置のコンパクト化,低コスト化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図。
【図2】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図。
【図3】第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図。
【図4】第4の実施の形態(実施例4)のレンズ構成図。
【図5】第5の実施の形態(実施例5)のレンズ構成図。
【図6】実施例1の短焦点距離端[S]での収差図。
【図7】実施例1の中間焦点距離状態[M]での収差図。
【図8】実施例1の長焦点距離端[L]での収差図。
【図9】実施例2の短焦点距離端[S]での収差図。
【図10】実施例2の中間焦点距離状態[M]での収差図。
【図11】実施例2の長焦点距離端[L]での収差図。
【図12】実施例3の短焦点距離端[S]での収差図。
【図13】実施例3の中間焦点距離状態[M]での収差図。
【図14】実施例3の長焦点距離端[L]での収差図。
【図15】実施例4の短焦点距離端[S]での収差図。
【図16】実施例4の中間焦点距離状態[M]での収差図。
【図17】実施例4の長焦点距離端[L]での収差図。
【図18】実施例5の短焦点距離端[S]での収差図。
【図19】実施例5の中間焦点距離状態[M]での収差図。
【図20】実施例5の長焦点距離端[L]での収差図。
【符号の説明】
Gr1 …第1群
Gr2 …第2群
A …絞り
Claims (5)
- 拡大側から順に負のパワーを有する第1群と正のパワーを有する第2群との少なくとも2つの群から成る有限距離用のズームレンズにおいて、
前記第1群中に回折光学面が少なくとも1面設けられており、前記第2群中に回折光学面が少なくとも1面設けられており、次の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ;
0.001 <|φ Dn /φ n |< 0.15
ただし、
φ Dn :第1群中の回折光学面のパワー、
φ n :第1群の屈折光学系の合成パワー
である。 - 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ;
|φDn/φ1|<0.07
ただし、
φ1:第1群中の回折光学面を有するレンズのパワー
である。 - 次の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ;
0.01<φDp/φp<0.025
ただし、
φDp:第2群中の回折光学面のパワー、
φp :第2群の屈折光学系の合成パワー
である。 - 次の条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ;
0.005<φDp/φ2<0.08
ただし、
φ2:第2群中の回折光学面を有するレンズのパワー
である。 - 前記第1群が少なくとも縮小側に強い凹面を向けた負レンズと拡大側に強い凸面を向けた正レンズとを含み、前記第2群が少なくとも1枚の負レンズと縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズとを含み、次の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ;
-0.7 <φ p ・ rL < -0.2
-1 <φ n /φ p < -0.5
ただし、
φ n :第1群の屈折光学系の合成パワー、
φ p :第2群の屈折光学系の合成パワー、
rL :最も縮小側の凸面の曲率半径
である。
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