JP5092664B2 - ズームレンズと、これを有する光学機器 - Google Patents

ズームレンズと、これを有する光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5092664B2
JP5092664B2 JP2007260087A JP2007260087A JP5092664B2 JP 5092664 B2 JP5092664 B2 JP 5092664B2 JP 2007260087 A JP2007260087 A JP 2007260087A JP 2007260087 A JP2007260087 A JP 2007260087A JP 5092664 B2 JP5092664 B2 JP 5092664B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
refractive power
object side
end state
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007260087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008139837A (ja
JP2008139837A5 (ja
Inventor
真美 村谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2007260087A priority Critical patent/JP5092664B2/ja
Priority to EP07254328A priority patent/EP1921482A1/en
Priority to US11/934,765 priority patent/US7542215B2/en
Priority to CN2007101695135A priority patent/CN101178475B/zh
Publication of JP2008139837A publication Critical patent/JP2008139837A/ja
Publication of JP2008139837A5 publication Critical patent/JP2008139837A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5092664B2 publication Critical patent/JP5092664B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Description

本発明は、ズームレンズとこれを搭載したカメラに関する。
近年、携帯性向上の為にデジタルカメラ等が小型化するに伴い、それらに搭載するズームレンズの小型化、軽量化が強く求められている。また固体撮像素子の高集積化に伴い、より高い空間周波数に対しても高いコントラストの得られるズームレンズが求められている。このような固体撮像素子を用いた小型のデジタルカメラに適した負屈折力先行のズームレンズが開示されている(特許文献1参照)。
特開2000−9997号公報
しかしながら、従来のズームレンズは、ズームレンズを構成するレンズ厚が厚く、小型化、軽量化、及びズームレンズを沈胴させてカメラ内に収納させる際の薄型化を達成することが困難であると言う問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みて行われたものであり、小型化、軽量化、及び沈胴厚の薄型化を実現しながら、諸収差を良好に補正するズームレンズと、これを有する光学機器を提供する。
上記課題を解決するために、発明は、
物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とからなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が狭まり、
前記第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズからなり、
前記第2レンズ群は、物体側より順に、正屈折力の第3レンズと、物体側に凸面を向けた負屈折力の第4レンズと、正屈折力の第5レンズの3枚からなり、これら3枚のレンズは互いに接合されずに配設され、
以下の条件を満足することを特徴とするズームレンズを提供する。
−1.48 < (r2+r1)/(r2−r1) < −1.00
0.20 < S1/ft < 0.29
但し、r1は、前記第4レンズの物体側面の曲率半径、r2は前記第4レンズの像側面の曲率半径、S1は前記第1レンズ群のレンズ厚、ftは望遠端状態における前記ズームレンズの焦点距離である。
また、本願発明は、
物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とからなり、
広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が狭まり、
前記第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズからなり、
前記第2レンズ群は、物体側より順に、正屈折力の第3レンズと、物体側に凸面を向けた負屈折力の第4レンズと、正屈折力の第5レンズの3枚からなり、これら3枚のレンズは互いに接合されずに配設され、
以下の条件を満足することを特徴とするズームレンズを提供する。
−1.469 ≦ (r2+r1)/(r2−r1) ≦ −1.359
但し、r1は前記第4レンズの物体側面の曲率半径、r2は前記第4レンズの像側面の曲率半径である。
また、本発明は、前記ズームレンズを有することを特徴とする光学機器を提供する。
また、本発明は、
物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とからなり、
前記第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズからなり、
前記第2レンズ群は、物体側より順に、正屈折力の第3レンズと、物体側に凸面を向けた負屈折力の第4レンズと、正屈折力の第5レンズの3枚からなり、これら3枚のレンズは互いに接合されずに配設され、以下の条件を満足するズームレンズの変倍方法であって、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔を狭めることにより広角端状態から望遠端状態への変倍を行うことを特徴とするズームレンズの変倍方法を提供する。
−1.48 < (r2+r1)/(r2−r1) < −1.00
0.20 < S1/ft < 0.29
但し、r1は前記第4レンズの物体側面の曲率半径、r2は前記第4レンズの像側面の曲率半径、S1は前記第1レンズ群のレンズ厚、ftは望遠端状態における前記ズームレンズの焦点距離である。
本発明によれば、小型化、軽量化、及び沈胴厚の薄型化を実現しながら、諸収差を良好に補正するズームレンズと、これを有する光学機器を提供することができる。
以下、実施の形態について説明する。
図1は、後述する実施の形態にかかるズームレンズを搭載する電子スチルカメラを示し、(a)は正面図を、(b)は背面図をそれぞれ示す。図2は、図1(a)のA−A’線に沿った断面図を示している。
図1、図2において、電子スチルカメラ1(以後、単にカメラと記す)は、不図示の電源釦を押すと撮影レンズ2の不図示のシャッタが開放され撮影レンズ2で不図示の被写体からの光が集光され、像面Iに配置された撮像素子C(例えば、CCDやCMOS等)に結像される。撮像素子Cに結像された被写体像は、カメラ1の背後に配置された液晶モニター3に表示される。撮影者は、液晶モニター3を見ながら被写体像の構図を決めた後、レリーズ釦4を押し下げ被写体像を撮像素子Cで撮影し、不図示のメモリーに記録保存する。
撮影レンズ2は、後述する実施の形態にかかるズームレンズで構成されている。また、カメラ1には、被写体が暗い場合に補助光を発光する補助光発光部5、撮影レンズ2であるズームレンズを広角端状態(W)から望遠端状態(T)にズーミングする際のワイド(W)−テレ(T)釦6、およびカメラ1の種々の条件設定等に使用するファンクション釦7等が配置されている。
このようにして、後述する実施の形態にかかるズームレンズを内蔵するカメラ1が構成されている。
次に、実施の形態にかかるズームレンズに関し説明する。
実施の形態にかかるズームレンズは、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とからなり、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が狭まるように第1レンズ群と第2レンズ群とが光軸に沿って移動する構成である。
負屈折力の第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズの2枚からなる。
このような負正2群構成のズームレンズでは、第1レンズ群の大型化は、直接ズームレンズ全体の大きさに影響を与えてしまう。そのため、カメラの小型化を考えるならば、できるだけ第1レンズ群を薄く小さくしたいが、負正2群構成ズームレンズの第1レンズ群では、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズとの間隔を広くとることで、広角端状態で発生した負の歪曲収差やコマ収差等を補正する場合が多く、第1レンズ群が厚肉化する傾向にある。
また、実施の形態にかかるズームレンズでは、正屈折力の第2レンズ群は、物体側より順に、正屈折力の第3レンズと、物体側に凸面を向けた負屈折力の第4レンズと、正屈折力の第5レンズの3枚のレンズからなり、この3枚が接合されることなく独立した構成である。このように構成することで、第2レンズ群内がトリプレット構造となり、収差を良好に補正することができる。
このように実施の形態にかかるズームレンズは、第2レンズ群内のレンズの形状を適切な構成とすることによって、第1レンズ群内に含まれる負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズとの間隔を短縮しながら、諸収差を良好に補正し、ズームレンズ全体の薄型化、小型化を図るものである。
また、実施の形態にかかるズームレンズは、第2レンズ群の第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をr1、第2レンズ群の第4レンズの像面側のレンズ面の曲率半径をr2とするとき、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
(1) −1.48 < (r2+r1)/(r2−r1) < −1.00
条件式(1)は、第2レンズ群の負屈折力の第4レンズの形状因子を規定するものである。条件式(1)の下限値を超えると、第4レンズの像側面の曲率半径が大きくなりすぎ、ペッツバール和の補正が困難となる。また、第2レンズ群が厚肉化してしまう。条件式(1)の上限値を超えると、第4レンズの像側面の曲率半径が小さくなるため、ここから射出される光線の曲がりが大きくなりすぎ、軸外諸収差、特にコマ収差が大きく発生してしまう。なお、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値は−1.40にすることが好ましい。また、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値は−1.10にすることが好ましい。
また、実施の形態にかかるズームレンズは、第1レンズ群のレンズ厚をS1、望遠端状態におけるズームレンズの焦点距離をftとするとき、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
(2) 0.20 < S1/ft < 0.32
条件式(2)は、第1レンズ群の総厚に関する条件である。条件式(2)の下限値を超えると、第1レンズ群の総厚が薄くなりすぎ、広角端状態において負の歪曲収差が増大し、また広角端状態において倍率色収差の補正が困難になる。このまま良好な収差補正を保つために第1レンズ群の焦点距離を長くすれば、ズームレンズ全長や変倍時の各レンズ群の移動量が大きくなり、ズームレンズの小型化が困難になる。条件式(2)の上限値を超えると、望遠端状態におけるズームレンズの焦点距離が短くなり、充分な変倍比を得ることができない。また第1レンズ群の総厚が厚くなりすぎ、ズームレンズ全長を所定の長さにするためには、その分第2レンズ群を薄くしなければならず、球面収差やコマ収差の補正が困難となる。なお、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値は0.29にすることが好ましい。
また、実施の形態にかかるズームレンズは、広角端状態におけるズームレンズのFナンバーをFw、広角端状態におけるズームレンズの焦点距離をfw、第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3) 1.00 < Fw × fw/ (−f1) < 1.90
条件式(3)は、第1レンズ群の焦点距離と口径の比率を規定する条件である。条件式(3)の下限値を超えると、第1レンズ群の焦点距離が長くなりすぎ、ズームレンズ全長が増大する。また変倍時や合焦時の第1レンズ群の移動量が増大するため、ズームレンズ全体が大型化してしまう。また相対的に第2レンズ群の焦点距離が短くなり、第2レンズ群を構成する各レンズの曲率半径が小さくなるため、球面収差の補正や軸外で発生するコマ収差等の補正が難しくなる。条件式(3)の上限値を超えると、広角端状態におけるズームレンズのFナンバーが大きくなる、または広角端状態の焦点距離が長くなり、画角が狭くなってしまう。また第1レンズ群の焦点距離が短くなりすぎ、第1レンズ群内の負レンズの曲率半径が小さくなるため、倍率色収差の補正が困難になる。なお、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値は1.20にすることが好ましい。また、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値は1.70にすることが好ましい。
また、実施の形態にかかるズームレンズは、第2レンズ群のレンズ厚をS2、望遠端状態におけるズームレンズの焦点距離をftとするとき、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4) 0.20 < S2 / ft < 0.35
条件式(4)は、第2レンズ群の総厚に関する条件である。条件式(4)の下限値を超えると、第2レンズ群の総厚が薄くなりすぎ、球面収差やコマ収差を良好に補正することが困難になる。条件式(4)の上限値を超えると、望遠端状態における焦点距離が短くなり、充分な変倍比を得ることができない。また第2レンズ群の総厚が厚くなりすぎ、ズームレンズ全長を所定の長さにするためには、その分第1レンズ群を薄くしなければならず、倍率色収差や歪曲収差の補正が困難となる。なお、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値は0.23にすることが好ましい。また、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値は0.33にすることが好ましい。
また、実施の形態にかかるズームレンズは、第2レンズ群の正屈折力の第3レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をν3、第2レンズ群の負屈折力の第4レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をν4とするとき、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5) 20 < ν3−ν4 < 37
条件式(5)は、第2レンズ群中の第3レンズと第4レンズのレンズ部材のアッベ数に関する条件である。条件式(5)の下限値を超えると、第3レンズと第4レンズのアッベ数が近くなりすぎ、正屈折力の第3レンズで発生した倍率色収差を、負屈折力の第4レンズで良好に補正することが困難になる。条件式(5)の上限値を超えると、軸上色収差において、望遠端状態のg線(波長λ=435.8nm)がプラス側に離れ、ズームポジション全体での軸上色収差を良好に補正することが困難になる。なお、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値は22にすることが好ましい。また、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値は33にすることが好ましい。
また、実施の形態にかかるズームレンズでは、第2レンズ群の最も物体側のレンズである第3レンズは、非球面を有することが望ましい。第3レンズが非球面を有することで、球面収差やコマ収差を良好に補正することができる。
また、実施の形態にかかるズームレンズでは、第2レンズ群の最も物体側のレンズである第3レンズの像側面に非球面を有することが望ましい。このように構成することで、球面収差やコマ収差を良好に補正することが可能になる。
また、実施の形態にかかるズームレンズでは、第1レンズ群の最も物体側のレンズである第1レンズの像側面は、非球面であることが望ましい。第1レンズ群が負正2枚構成の場合、最も物体側に配された負屈折力の第1レンズの像側面に非球面を施すことで、広角端状態で発生する負の歪曲収差を良好に補正することが可能になる。
また、実施の形態にかかるズームレンズでは、第2レンズ群の最も像面側のレンズである第5レンズは、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズであることが望ましい。正屈折力の第5レンズが物体側に凹面を向けることで、第2レンズ群全体としてガウス型に近い構造をとることになり、第1レンズ群内に含まれる負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズとの間隔を短縮した状態でも、良好な収差補正を行うことができる。
なお、実施の形態にかかるズームレンズでは、第5レンズの像側面は非球面であることが望ましい。このように構成することで、球面収差やコマ収差を良好に補正することができる。
また、実施の形態にかかるズームレンズでは、第2レンズ群の第4レンズの屈折率は、1.80より大きいことが望ましい。この様に構成することで、第4レンズの負屈折力を確保して、ペッツバール和の補正を効率よく行うことができる。なお、実施の形態の効果を確実にするために、第4レンズの屈折率は、1.84より大きいことが好ましい。また、実施の形態の効果を更に確実にするために、第4レンズの屈折率は、1.90より大きいことが更に好ましい。また、実施の形態の効果をより確実にするために、第4レンズの屈折率は、2.00より大きいことがより好ましい。
また、実施の形態にかかるズームレンズは、5つのレンズ成分から構成することが好ましいが、光学性能を損なわない範囲でガラス板などの光を透過させる部材を有することとしてもよい。
また、実施の形態にかかるズームレンズでは、第1レンズ群中の第1レンズと第2レンズとの間の空気間隙は、正のメニスカス形状の空気レンズであることが望ましい。この様に構成することで、第1レンズ群が厚肉化することを回避しながら第1レンズと第2レンズとの間の空気間隙をできるだけ広くとり、広角端状態で発生した負の歪曲収差やコマ収差等を補正することができる。
また、実施の形態にかかるズームレンズは、望遠端状態におけるズームレンズの焦点距離ftを広角端状態におけるズームレンズの焦点距離fwで割ったズーム比をZ、第1レンズ群の第1レンズの像側面と第2レンズの物体側面との面間隙をd1、第1レンズのレンズ厚をS1とするとき、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6) 7.0 < Z × (S1/d1) < 7.8
条件式(6)は、第1レンズ群の総厚と、第1レンズと第2レンズとの間の空気間隙との関係を規定する条件である。条件式(6)の上限値を超えると、第1レンズと第2レンズとの空気間隙が小さすぎて、コマ収差や非点収差の補正が困難となる。条件式(6)の下限値を超えると、ズーム比が小さくなってしまうと共に、色収差の補正が困難となる。なお、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値は7.2にすることが好ましい。また、実施の形態の効果を確実にするために、条件式(6)の上限値は7.65にすることが好ましい。
また、実施の形態のズームレンズでは、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とからなり、第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズからなり、第2レンズ群は、正屈折力の第3レンズと、物体側に凸面を向けた負屈折力の第4レンズと、正屈折力の第5レンズの3枚からなり、第3レンズから前記第5レンズの3枚のレンズは非接合であり、前述の条件式(1)を満足するズームレンズの変倍方法であって、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を狭めることにより広角端状態から望遠端状態への変倍を行うことを特徴とするズームレンズの変倍方法を採用することが望ましい。このような変倍方法を採用することによって、望遠端状態におけるズームレンズ全長を広角端状態のズームレンズ全長に比べ短くすることができ、ズームレンズの小型化、軽量化を達成することができる。
(実施例)
以下に、実施の形態にかかるズームレンズの各実施例について説明する。
(第1実施例)
図3は、第1実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。なお、以下の説明に使用するレンズを示す符号は広角端状態Wにのみ記載し、他の状態については記載を省略する。他の実施例についても同様とする。
図3において、第1実施例にかかるズームレンズは、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1と、正屈折力の第2レンズ群G2で構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が狭まるように第1レンズ群と第2レンズ群が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2の2枚から構成されている。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、物体側より順に、両凸形状の正レンズL3と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL5の3枚から構成され、この3枚のレンズはそれぞれ互いに接合されずに配設されている。
また、第2レンズ群G2と像面Iとの間に、像面Iに配設されるCCD等の固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターP1と、固体撮像素子を保護するカバー硝子P2とを有する。
以下の表1に第1実施例にかかるズームレンズの諸元値を掲げる。表において、(全体諸元)中のfは焦点距離、Bfはバックフォーカス、FNOはFナンバー、2ωは画角(単位:度)をそれぞれ表す。
また(レンズ諸元)中の、第1カラムは物体側からのレンズ面番号、第2カラムrはレンズ面の曲率半径、第3カラムdはレンズ面間隔、第4カラムνdはd線(波長λ=587.6nm)に対する媒質のアッベ数、第5カラムndはd線(波長λ=587.6nm)に対する媒質の屈折率をそれぞれ表す。なお、r=0は平面を表す。また、空気の屈折率nd=1.0000は、その記載を省略する。
また、(非球面データ)には、以下の式で非球面を表現した場合の非球面係数を示す。非球面データの非球面は、光軸に垂直な方向の高さをy、高さyにおける各非球面の頂点の接平面から各非球面までの光軸に沿った距離(サグ量)をX(y)、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をr、円錐定数をK、n次の非球面係数をCnとしたとき、以下の数式で表される。なお、非球面データ欄の「E-n」(nは整数)は「×10-n」を示す。また、非球面は、面番号の右側に「*」を付し、基準球面の曲率半径を「r」欄に記す。
X(y)=y2/[r・{1+(1−K・y2/r21/2}]
+C4・y4+C6・y6+C8・y8+C10・y10
また、(ズーミングデータ)には、広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態の各状態での焦点距離fにおける可変間隔の値を示す。D0は、物体から最も物体側のレンズ面までの距離を表す。また、(条件式対応値)には、それぞれの条件式に対応する値を示す。
なお、以下の全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径r、面間隔dその他の長さ等は、特記の無い場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。また、単位は「mm」に限定されること無く他の適当な単位を用いることもできる。なお、以下の全実施例において、本実施例と同様の符号を用い説明を省略する。
(表1)
(全体諸元)
f =6.2〜10.0〜17.6
Bf=0.54506(一定)
FNO=2.97〜3.72〜5.24
2ω=65.7〜41.9〜24.2°

(レンズ諸元)
面 r d νd nd
1 169.5207 1.0000 40.94 1.806100
2* 4.3036 1.6000
3 7.9259 1.6000 22.76 1.808090
4 24.6773 (D4)

5* 4.0670 2.0000 53.22 1.693500
6* -15.8434 0.1000
7 24.7895 0.8000 28.27 2.003300
8 3.8309 0.7000
9 -68.6946 1.2000 59.10 1.583320
10* -6.1314 (D10)

11 0.0000 0.7600 64.20 1.516800
12 0.0000 0.5000
13 0.0000 0.5000 64.20 1.516800
14 0.0000 (Bf)

(非球面データ)
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.8158 -6.54920E-04 -4.99880E-05 1.74790E-06 -1.39860E-07
5 0.3831 1.88110E-04 2.90520E-05 0.00000E+00 0.00000E+00
6 1.0000 2.60760E-03 -7.46670E-05 9.42350E-07 0.00000E+00
10 3.3820 -1.66920E-04 7.17250E-05 0.00000E+00 0.00000E+00

(ズーミングデータ)
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 6.20 10.0 17.6
D0 ∞ ∞ ∞
D4 10.57393 4.66186 0.49654
D10 8.93466 12.19693 18.72145

(条件式対応値)
(1)(r2+r1)/(r2−r1)= −1.366
(2)S1/ft = 0.2386
(3)Fw × fw/ (−f1) = 1.7097
(4)S2 / ft = 0.2614
(5)ν3−ν4 = 24.95
(6)Z×(S1/d1) = 7.4516
図4は、第1実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。
各収差図において、FNOはFナンバー、Yは像高、CはC線(λ=656.3nm)、dはd線(λ=587.6nm)、FはF線(λ=486.1nm)、gはg線(λ=435.8nm)の収差曲線をそれぞれ示している。球面収差図では最大口径に対応するFナンバーを示し、非点収差図、歪曲収差図では像高Yの最大値を示し、コマ収差図では各像高Yの値を示す。非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリジオナル像面をそれぞれ示している。なお。以下の全実施例の収差図において、本実施例と同様の符号を用い説明を省略する。
各収差図から、第1実施例にかかるズームレンズは、広角端状態から望遠端状態に亘って諸収差が良好に補正され、優れた結像特性を有していることがわかる。
(第2実施例)
図5は、第2実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。
図5において、第2実施例にかかるズームレンズは、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1と、正屈折力の第2レンズ群G2で構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が狭まるように第1レンズ群と第2レンズ群が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2の2枚から構成されている。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、物体側より順に、両凸形状の正レンズL3と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL5の3枚から構成され、この3枚のレンズはそれぞれ互いに接合されずに配設されている。
また、第2レンズ群G2と像面Iとの間に、像面Iに配設されるCCD等の固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターP1と、固体撮像素子を保護するカバー硝子P2とを有する。
以下の表2に第2実施例にかかるズームレンズの諸元値を掲げる。
(表2)
(全体諸元)
f =6.2〜9.5〜17.5
Bf=0.44474(一定)
FNO=3.0〜3.63〜5.16
2ω=66.2〜43.8〜24.3°

(レンズ諸元)
面 r d νd nd
1 34.0066 1.0000 40.10 1.851350
2* 4.6337 1.5818
3 7.2587 1.6000 23.78 1.846660
4 15.2731 (D4)

5 4.8102 1.9000 53.22 1.693500
6* -50.9451 0.5000
7 829.9079 0.8000 23.78 1.846660
8 5.3589 0.4500
9 -31.7966 1.0000 40.51 1.730770
10* -6.3270 (D10)

11 0.0000 0.6000 64.20 1.516800
12 0.0000 0.4000
13 0.0000 0.5000 64.20 1.516800
14 0.0000 (Bf)

(非球面データ)
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.1076 5.90390E-04 2.69280E-06 2.52330E-07 -2.85420E-09
6 69.7065 2.23550E-03 -3.11590E-05 1.00000E-14 1.00000E-16
10 2.7090 4.07910E-04 4.57890E-05 7.92210E-06 1.00000E-16

(ズーミングデータ)
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 6.20 9.5 17.5
D0 ∞ ∞ ∞
D4 12.32519 5.88179 0.34771
D10 9.05248 11.56102 17.64232

(条件式対応値)
(1)(r2+r1)/(r2−r1)= −1.013
(2)S1/ft = 0.2390
(3)Fw × fw/ (−f1) = 1.4790
(4)S2 / ft = 0.2657
(5)ν3−ν4 = 29.44
(6)Z×(S1/d1) = 7.4615
図6は、第2実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。
各収差図から、第2実施例にかかるズームレンズは、広角端状態から望遠端状態に亘って諸収差が良好に補正され、優れた結像特性を有していることがわかる。
(第3実施例)
図7は、第3実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。
図7において、第3実施例にかかるズームレンズは、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1と、正屈折力の第2レンズ群G2で構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が狭まるように第1レンズ群と第2レンズ群が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2の2枚から構成されている。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、物体側より順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL5の3枚から構成され、この3枚のレンズはそれぞれ互いに接合せずに配設されている。
また、第2レンズ群G2と像面Iとの間に、像面Iに配設されるCCD等の固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターP1と、固体撮像素子を保護するカバー硝子P2とを有する。
以下の表3に第3実施例にかかるズームレンズの諸元値を掲げる。
(表3)
(全体諸元)
f =5.9〜9.5〜17.0
Bf=2.0196(一定)
FNO=2.97〜3.6〜4.85
2ω=68.7〜43.8〜25.4°

(レンズ諸元)
面 r d νd nd
1 42.3978 1.0000 40.10 1.851350
2* 5.0211 1.5741
3 7.7993 1.6000 23.78 1.846660
4 17.1249 (D4)

5 4.8678 1.8000 53.22 1.693500
6* 295.5644 0.1129
7 35.0414 1.7251 23.78 1.846660
8 5.3343 0.5199
9 -157.7674 1.0000 53.22 1.693500
10* -7.5470 (D10)

11 0.0000 0.6000 64.20 1.516800
12 0.0000 0.4000
13 0.0000 0.5000 64.20 1.516800
14 0.0000 (Bf)

(非球面データ)
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.2715 3.01900E-04 -1.83690E-07 1.70190E-07 -2.11490E-09
6 -99.0000 1.52900E-03 3.78430E-06 -3.12870E-06 -8.78850E-08
10 -0.8775 -5.25150E-04 -8.72250E-06 1.15980E-05 8.70700E-07

(ズーミングデータ)
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 5.9 9.5 17.0
D0 ∞ ∞ ∞
D4 13.88667 5.98922 0.40898
D10 6.71122 9.27241 14.39479

(条件式対応値)
(1)(r2+r1)/(r2−r1)= −1.359
(2)S1/ft = 0.2197
(3)Fw × fw/ (−f1) = 1.5313
(4)S2 / ft = 0.2715
(5)ν3−ν4 = 29.44
(6)Z×(S1/d1) = 7.6409
図8は、第3実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。
各収差図から、第3実施例にかかるズームレンズは、広角端状態から望遠端状態に亘って諸収差が良好に補正され、優れた結像特性を有していることがわかる。
(第4実施例)
図9は、第4実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。
図9において、第4実施例にかかるズームレンズは、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1と、正屈折力の第2レンズ群G2で構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が狭まるように第1レンズ群と第2レンズ群が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2の2枚から構成されている。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、物体側より順に、両凸形状の正レンズL3と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL5の3枚から構成され、この3枚のレンズはそれぞれ互いに接合せずに配設されている。
また、第2レンズ群G2と像面Iとの間に、像面Iに配設されるCCD等の固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターP1と、固体撮像素子を保護するカバー硝子P2とを有する。
以下の表4に第4実施例にかかるズームレンズの諸元値を掲げる。
(表4)
(全体諸元)
f =5.9〜9.5〜16.1
Bf=2.21961(一定)
FNO=3〜3.6〜4.8
2ω=68.6〜43.8〜26.3°

(レンズ諸元)
面 r d νd nd
1 39.1754 0.8000 40.10 1.851350
2* 4.9052 1.4855
3 7.5398 1.5500 23.78 1.846660
4 16.6910 (D4)

5 4.8144 1.8000 60.69 1.591700
6* -85.3335 0.1000
7 30.0000 2.0939 23.78 1.846660
8 5.7000 0.4000
9 -74.8182 1.0000 53.22 1.693500
10* -7.1904 (D10)

11 0.0000 0.6000 64.20 1.516800
12 0.0000 0.4000
13 0.0000 0.5000 64.20 1.516800
14 0.0000 (Bf)

(非球面データ)
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.2861 3.22250E-04 9.38620E-08 1.77640E-07 -2.11490E-09
6 -99.0000 1.78000E-03 1.02960E-05 -3.09510E-06 -8.78850E-08
10 -0.7543 -6.55320E-04 -2.15640E-05 1.13680E-05 8.70700E-07

(ズーミングデータ)
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 5.9 9.5 16.1
D0 ∞ ∞ ∞
D4 13.88304 5.98559 0.67974
D10 6.71112 9.27231 13.96783

(条件式対応値)
(1)(r2+r1)/(r2−r1)= −1.469
(2)S1/ft = 0.2382
(3)Fw × fw/ (−f1) = 1.3457
(4)S2 / ft = 0.3350
(5)ν3−ν4 = 36.91
(6)Z×(S1/d1) = 7.0442
図10は、第4実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。
各収差図から、第4実施例にかかるズームレンズは、広角端状態から望遠端状態に亘って諸収差が良好に補正され、優れた結像特性を有していることがわかる。
(第5実施例)
図11は、第5実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。
図5において、第1実施例にかかるズームレンズは、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1と、正屈折力の第2レンズ群G2で構成され、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際して第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が狭まるように第1レンズ群と第2レンズ群が光軸に沿って移動する。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を有し、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2の2枚から構成されている。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有し、物体側より順に、両凸形状の正レンズL3と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL5の3枚から構成され、この3枚のレンズはそれぞれ互いに接合されずに配設されている。
また、第2レンズ群G2と像面Iとの間に、像面Iに配設されるCCD等の固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルターP1と、固体撮像素子を保護するカバー硝子P2とを有する。
以下の表5に第5実施例にかかるズームレンズの諸元値を掲げる。
(表5)
(全体諸元)
f =5.6〜9.5〜16
Bf=2.27388(一定)
FNO=2.69〜3.29〜4.29
2ω=67.9〜41.1〜24.7°

(レンズ諸元)
面 r d νd nd
1 39.6857 1.0500 40.10 1.851350
2* 5.0888 1.6578
3 7.9288 1.6500 23.78 1.846660
4 16.7722 (D4)

5 4.8421 1.8000 53.22 1.693500
6* 234.7727 0.1080
7 34.6361 1.7014 23.78 1.846660
8 5.2926 0.5000
9 -301.0653 1.0000 53.22 1.693500
10* -7.7243 (D10)

11 0.0000 0.7600 64.20 1.516800
12 0.0000 0.5000
13 0.0000 0.5000 64.20 1.516800
14 0.0000 (Bf)

(非球面データ)
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.2707 3.01792E-04 5.54304E-07 1.26526E-07 -1.36967E-09
6 -99.0000 1.52083E-03 9.20001E-07 -2.74051E-06 -8.78850E-08
10 -1.0035 -4.98255E-04 -1.32297E-05 1.23281E-05 8.52919E-07

(ズーミングデータ)
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 5.6 9.5 16.0
D0 ∞ ∞ ∞
D4 15.17873 6.04837 0.72232
D10 6.46181 9.21966 13.81607

(条件式対応値)
(1)(r2+r1)/(r2−r1)= −1.361
(2)S1/ft = 0.2724
(3)Fw × fw/ (−f1) = 1.1351
(4)S2 / ft = 0.3193
(5)ν3−ν4 = 29.44
(6)Z×(S1/d1) = 7.5099
図12は、第5実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。
各収差図から、第5実施例にかかるズームレンズは、広角端状態から望遠端状態に亘って諸収差が良好に補正され、優れた結像特性を有していることがわかる。
以上述べたように、本実施の形態によれば、小型化、軽量化、及び沈胴厚のの薄型化を実現し、高い結像性能を有するズームレンズを提供することができる。また、このズームレンズの変倍方法を提供することができる。また、このズームレンズを有するカメラを提供することができる。
なお、以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適宜採用可能である。
また、単独または複数のレンズ群、または部分レンズ群を光軸方向に移動させて、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う合焦レンズ群としても良い。また、前記合焦レンズ群はオートフォーカスにも適用出来、オートフォーカス用の(超音波モーター等の)モーター駆動にも適している。特に第1レンズ群を合焦レンズ群とするのが好ましい。
また、レンズ群または部分レンズ群を光軸に垂直な方向に振動させて、手ぶれによって生じる像ぶれを補正する防振レンズ群としても良い。特に第2レンズ群を防振レンズ群とするのが好ましい。
また、レンズ面を非球面としても構わない。また、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。
また、開口絞りは第2レンズ群近傍に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずにレンズ枠でその役割を代用しても良い。
また、各レンズ面には、広い波長城で高い透過率を有する反射防止膜が施され、フレアやゴーストを軽減し高いコントラストの高い光学性能を達成できる。
尚、本発明を分かり易く説明するために実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものでないことは言うまでもない。
後述する実施の形態にかかるズームレンズを搭載する電子スチルカメラを示し、(a)は正面図を、(b)は背面図をそれぞれ示す。 図1(a)のA−A’線に沿った断面図を示している。 第1実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。 第1実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。 第2実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。 第2実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。 第3実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。 第3実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。 第4実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。 第4実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。 第5実施例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図であり、Wは広角端状態を、Mは中間焦点距離状態を、Tは望遠端状態をそれぞれ示している。 第5実施例にかかるズームレンズの無限遠合焦時における諸収差図をそれぞれ示し、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態における諸収差図をそれぞれ示している。
符号の説明
1 電子スチルカメラ
2 撮像レンズ(ズームレンズ)
3 液晶モニター
4 レリーズ釦
5 補助光発行部
6 ワイド(W)−テレ(T)釦
7 ファンクション釦
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
P1 ローパスフィルター
P2 カバー硝子
I 像面

Claims (16)

  1. 物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とからなり、
    広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が狭まり、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズからなり、
    前記第2レンズ群は、物体側より順に、正屈折力の第3レンズと、物体側に凸面を向けた負屈折力の第4レンズと、正屈折力の第5レンズの3枚からなり、これら3枚のレンズは互いに接合されずに配設され、
    以下の条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
    −1.48 < (r2+r1)/(r2−r1) < −1.00
    0.20 < S1/ft < 0.29
    但し、
    r1:前記第4レンズの物体側面の曲率半径
    r2:前記第4レンズの像側面の曲率半径
    S1:前記第1レンズ群のレンズ厚
    ft:望遠端状態における前記ズームレンズの焦点距離
  2. 物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とからなり、
    広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が狭まり、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズからなり、
    前記第2レンズ群は、物体側より順に、正屈折力の第3レンズと、物体側に凸面を向けた負屈折力の第4レンズと、正屈折力の第5レンズの3枚からなり、これら3枚のレンズは互いに接合されずに配設され、
    以下の条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
    −1.469 ≦ (r2+r1)/(r2−r1) ≦ −1.359
    但し、
    r1:前記第4レンズの物体側面の曲率半径
    r2:前記第4レンズの像側面の曲率半径
  3. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    −1.48 < (r2+r1)/(r2−r1) ≦ −1.359
    但し、
    r1:前記第4レンズの物体側面の曲率半径
    r2:前記第4レンズの像側面の曲率半径
  4. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項に記載のズームレンズ。
    0.20 < S1/ft < 0.32
    但し、
    S1:前記第1レンズ群のレンズ厚
    ft:望遠端状態における前記ズームレンズの焦点距離
  5. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
    1.00 < Fw × fw/ (−f1) < 1.90
    但し、
    Fw:広角端状態における前記ズームレンズのFナンバー
    fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
  6. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
    0.20 < S2 / ft < 0.35
    但し、
    S2:前記第2レンズ群のレンズ厚
    ft:望遠端状態における前記ズームレンズの焦点距離
  7. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
    20 < ν3−ν4 < 37
    但し、
    ν3:前記第3レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
    ν4:前記第4レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数
  8. 前記第3レンズは、非球面を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第3レンズの像側面は、非球面であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第1レンズの像側面は、非球面であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第5レンズは、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズであることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 前記第4レンズの屈折率は、1.80より大きいことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  13. 前記第1レンズと前記第2レンズとの間は空気間隔であり、正のメニスカス形状の空気レンズレンズであることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  14. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    7.0 < Z×(S1/d1)<7.8
    但し、
    Z :前記ズームレンズのズーム比
    S1:前記第1レンズ群のレンズ厚
    d1:前記第1レンズの像側面と前記第2レンズの物体側面との面間隔
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載のズームレンズを有することを特徴とする光学機器。
  16. 物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群と正屈折力の第2レンズ群とからなり、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズと正屈折力の第2レンズからなり、
    前記第2レンズ群は、物体側より順に、正屈折力の第3レンズと、物体側に凸面を向けた負屈折力の第4レンズと、正屈折力の第5レンズの3枚からなり、これら3枚のレンズは互いに接合されずに配設され、以下の条件を満足するズームレンズの変倍方法であって、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔を狭めることにより広角端状態から望遠端状態への変倍を行うことを特徴とするズームレンズの変倍方法。
    −1.48 < (r2+r1)/(r2−r1) < −1.00
    0.20 < S1/ft < 0.29
    但し、
    r1:前記第4レンズの物体側面の曲率半径
    r2:前記第4レンズの像側面の曲率半径
    S1:前記第1レンズ群のレンズ厚
    ft:望遠端状態における前記ズームレンズの焦点距離
JP2007260087A 2006-11-08 2007-10-03 ズームレンズと、これを有する光学機器 Expired - Fee Related JP5092664B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007260087A JP5092664B2 (ja) 2006-11-08 2007-10-03 ズームレンズと、これを有する光学機器
EP07254328A EP1921482A1 (en) 2006-11-08 2007-10-31 Compact zoom lens of the retrofocus type having two lens groups
US11/934,765 US7542215B2 (en) 2006-11-08 2007-11-03 Zoom lens system and optical apparatus using the same
CN2007101695135A CN101178475B (zh) 2006-11-08 2007-11-08 变焦透镜系统、光学装置和改变变焦透镜系统的焦距的方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006302936 2006-11-08
JP2006302936 2006-11-08
JP2007260087A JP5092664B2 (ja) 2006-11-08 2007-10-03 ズームレンズと、これを有する光学機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008139837A JP2008139837A (ja) 2008-06-19
JP2008139837A5 JP2008139837A5 (ja) 2010-11-11
JP5092664B2 true JP5092664B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=39404794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007260087A Expired - Fee Related JP5092664B2 (ja) 2006-11-08 2007-10-03 ズームレンズと、これを有する光学機器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5092664B2 (ja)
CN (1) CN101178475B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5363282B2 (ja) * 2009-06-12 2013-12-11 富士フイルム株式会社 ズームレンズおよび撮像装置
CN104011576B (zh) * 2011-12-27 2016-04-13 富士胶片株式会社 摄像透镜和摄像装置
JP6160251B2 (ja) * 2013-05-29 2017-07-12 株式会社ニコン ズームレンズ及び光学機器
WO2014192288A1 (ja) 2013-05-29 2014-12-04 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
DE102019121122A1 (de) * 2019-08-05 2021-02-11 Leica Camera Ag Fotografisches Objektiv
CN113866943B (zh) * 2021-09-15 2023-07-04 江西晶超光学有限公司 光学系统、取像模组及电子设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0933809A (ja) * 1995-07-18 1997-02-07 Sony Corp ズームレンズ
JP3564914B2 (ja) * 1997-01-30 2004-09-15 ミノルタ株式会社 ズームレンズ
JPH10282416A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Minolta Co Ltd ズームレンズ
JP2004037700A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する光学機器
JP2005316181A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Canon Electronics Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101178475A (zh) 2008-05-14
JP2008139837A (ja) 2008-06-19
CN101178475B (zh) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5510634B2 (ja) 広角レンズ、及び、この広角レンズを有する光学機器
JP5407119B2 (ja) 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の変倍方法
JP5263589B2 (ja) ズームレンズ系、このズームレンズ系を備えた光学機器、及び、ズームレンズ系を用いた変倍方法
JP4929903B2 (ja) ズームレンズ、撮像装置、ズームレンズの変倍方法
JP5087945B2 (ja) ズームレンズと、これを有する光学装置
JP5493308B2 (ja) ズームレンズ系、及び、このズームレンズ系を備えた光学機器
US7492526B2 (en) High zoom ratio zoom lens, optical apparatus using the same, and method for varying focal length
EP1870760A1 (en) Retrofocus type of zoom lens having four lens groups
JPH1152246A (ja) ズームレンズ
JP2006343552A (ja) ズームレンズおよびそれを有する撮像装置
JP4690052B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP5403315B2 (ja) ズームレンズ系、及び、このズームレンズ系を備えた光学機器
JP5316614B2 (ja) ズームレンズ、撮像装置
JP2008039838A (ja) ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ
JP5510784B2 (ja) ズームレンズ、光学機器
JP5092664B2 (ja) ズームレンズと、これを有する光学機器
JP5403316B2 (ja) ズームレンズ系、及び、このズームレンズ系を備えた光学機器
JP2009210741A (ja) ズームレンズ及びこれを備えた光学機器
JP5887995B2 (ja) レンズ系、光学機器、およびレンズ系の製造方法
JP4893227B2 (ja) ズームレンズ、光学機器
JP2006194975A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP5082486B2 (ja) ズームレンズと、これを有する光学装置
JP5682715B2 (ja) ズームレンズ系、及び、このズームレンズ系を備えた光学機器
JP5386868B2 (ja) ズームレンズ、光学機器
JP5505770B2 (ja) ズームレンズ、光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100921

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5092664

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees