JP4690052B2 - ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置に関し、特に、ズームレンズ等の光学系部分の工夫により奥行き方向の薄型化を実現したデジタルカメラやビデオカメラ等の電子撮像装置に適したズームレンズとその撮像装置に関するものである。
近年、銀塩35mmフィルムカメラに代わる次世代カメラとして、デジタルカメラが注目されている。さらに、それは業務用高機能タイプからポータブルな普及タイプまで幅広い範囲でいくつものカテゴリーを有するようになってきている。
後記する本発明においては、特にポータブルな普及タイプのカテゴリーに注目し、高画質を確保しながら奥行きの薄いビデオカメラ、デジタルカメラを実現する技術を提供することを狙っている。カメラの奥行き方向を薄くするのに最大のネックとなっているのは、光学系、特にズームレンズ系の最も物体側の面から撮像面までの厚みである。最近では、撮影時に光学系をカメラボディ内からせり出し、携帯時に光学系をカメラボディ内に収納するいわゆる沈胴式鏡筒を採用することが主流になっている。
薄型化小型化を実現するには、撮像素子を小さくすればよいが、同じ画素数とするためには画素ピッチを小さくする必要があり、感度不足を光学系でカバーしなければならない。回折の影響も然りである。したがって、F値の明るい光学系が必要となる。さらに、幅広い撮影領域を楽しみたいというユーザーの要求を満たすためには、広角端の画角が広くて、なおかつ変倍比が大きなズームレンズが要求される。
F値が明るく、ズーム比が3倍程度と大きく、画角が広い、比較的コンパクトなズームレンズの例として、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5に開示されたものがある。
しかしながら、これらのズームレンズは、ズームレンズを構成する各群の厚みが厚いので、鏡筒を沈胴状態にしたとしても十分コンパクトにはならない。沈胴時の鏡筒の厚みを従来よりも小さく収めるためには、光学系を構成する各群の厚みを薄くすればよいが、そのためには、各群を構成するレンズをより大きなパワーで配置しなければならなくなり、収差補正が難しくなる。特に、ズームレンズの最も物体側に配置される第1群を通る光線は光線高が高く屈折する角度も大きいため、軸外の諸収差、とりわけ倍率色収差が過大に発生しやすくなり、撮影画面の軸外で色にじみが発生し、著しく光学性能を劣化させるという問題があった。
特開2002−277740号公報 特開2003−140041号公報 特開2004−4765号公報 特開2004−61675号公報 米国特許第6710934号明細書
本発明は従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、負レンズ群が先行するタイプのズームレンズにおいて、大型化しやすい第1レンズ群の構成を工夫することで、第1レンズ群を小型にしたズームレンズ及びそれを備えた撮像装置を提供することである。
さらには、小型、高性能な2群ズームレンズ、3群ズームレンズを提供することを目的とするものである。
さらには、ズーム比が3倍程度と大きく、広角端での画角が60°程度と広角な、結像性能が高いズームレンズでありながら、光学系を構成する各群の厚みを小さく抑えることで鏡筒のコンパクト化を実現し、なおかつ、画面の中心から軸外まで色にじみの少ない良好な光学性能を得られるズームレンズを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群を有し、各群の間隔を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、物体側から順に、1枚の負レンズL11と1枚の正レンズL12の2枚のレンズで構成され、以下の条件式を満足することを特徴とするものである。
(1) 1.6800<nd1<2.3000
(2) 1.7000<nd2<2.3000
(3) 30.0<νd2<50.0
(4) 0.0<nd2−nd1<0.5
ただし、νd2:前記第1レンズ群内の正レンズのアッベ数、
d1:前記第1レンズ群内の負レンズの屈折率、
d2:前記第1レンズ群内の正レンズの屈折率、
である。
以下において、本発明において上記構成をとる理由と作用を説明する。
このような構成にすることで、ズームレンズのテレセントリック性が良くなり、CCD等の撮像素子に効率的に光線を入射させることができる。また、バックフォーカスを長くとることができるため、光学的ローパスフィルタや赤外線カットフィルタといった部材を配置するスペースが確保することができる。
ズームレンズの沈胴状態での寸法を薄くするためには、第1レンズ群の厚みを薄くすることが必要であり、そのためには第1レンズ群の構成枚数を少なくし、かつ各レンズの軸上肉厚をできる限り薄くし、また各レンズ間の軸上間隔をできる限り小さくしなければならない。しかし、そうすると、第1レンズ群内で発生する諸収差の補正、特に軸上色収差及び倍率色収差の補正が難しくなるという問題がある。一方で、第1レンズ群は変倍の際に大きく移動する群であるため、全変倍域で良好な光学性能を満足するためには、第1レンズ群内の収差を良好に補正しておく必要がある。上記のような懸案を満たすために、本発明のズームレンズでは、第1レンズ群を負レンズL11と正レンズL12の2枚のみの構成として、さらに上記条件式(1)〜(4)を満足することで、効果的に第1レンズ群内での収差補正を実現し、全変倍域で良好な光学性能を確保することに成功している。以下に条件式(1)〜(4)の詳細な説明を述べる。
条件式(1)の下限の1.6800及び条件式(2)の下限の1.7000を越えると、各レンズが所望の屈折力を得るためにはレンズ面の曲率を大きくしなければならなくなり、収差の発生が大きくなってしまう。特に軸外のコマ収差や非点収差が補正し切れずに、撮影画像の軸外での解像力が不足してしまう。それらの条件式の上限の2.3000を越えると、硝材の入手性や量産性が悪くなり、コストが高くなる。
条件式(3)の下限の30.0を越えると、硝材の異常分散性が大きくなりやすく、軸上色収差及び倍率色収差の2次スペクトルの補正が難しくなるため、撮影画像に色にじみが発生しやすくなる。又は、色収差の2次スペクトル補正のためにズームレンズを構成するレンズ枚数を増やさなくてはならなくなり、コストが高くなったりズームレンズのコンパクト化ができなくなったりする。条件式(3)の上限の50.0を越えると、正レンズの色分散が小さくなりすぎ、負レンズで発生する色収差を打ち消すことができなくなるため、色収差補正が不完全になる。
第1レンズ群内の負レンズL11を通過する軸外光線の高さは、正レンズL12での光線高よりも高いところを通るため、負レンズL11で発生する収差量が正レンズL12でキャンセルされる収差量よりも大きくなりやすく、残存しやすい。特に、非点収差、歪曲収差、倍率色収差等の軸外主光線の収差が残存しやすい。これは撮影画角が広角になる程顕著であり、問題になる。ズームレンズの広角化を実現するためには、負レンズL11で発生する軸外収差を正レンズL12で打ち消すことが必要となり、そのためには条件式(4)を満足するのがよい。条件式(4)の下限の0.0を越えると、負レンズL11で発生する軸外の非点収差、歪曲収差、倍率色収差を正レンズL12で補正することができなくなり、画面の周辺部まで良好な画像を得ることができなくなる。その上限の0.5を越えると、条件式(1)及び(2)と両立させられる硝材の組み合わせが限定されてしまい、入手性や量産性の悪い硝材を用いなくてはならず、現実的ではない。
さらに、各々の条件式(1)、(2)、(3)、(4)の何れか、又は、その複数にて、次の条件式を満足するとさらによい。
(1)’ 1.7000<nd1<1.9000
(2)’ 1.8000<nd2<2.0000
(3)’ 30.5<νd2<46.0
(4)’ 0.05<nd2−nd1<0.45
さらには、以下を満足するとなおよい。
(1)” 1.7200<nd1<1.8500
(2)” 1.8500<nd2<1.9500
(3)” 31.0<νd2<42.0
(4)” 0.1<nd2−nd1<0.3
なお、広角端から望遠端への変倍時には、第1レンズ群は像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群は物体側へのみ移動するように構成することが好ましい。それにより、射出瞳距離を適切に保ちながら、全長をコンパクトにすることができる。
硝材に関して、さらに次の条件式を満足するとよい。
(5) 16.0<νd1−νd2<50.0
ただし、νd1:前記第1レンズ群内の負レンズのアッベ数、
である。
条件式(5)の下限の16.0を越えると、第1レンズ群内での色収差の打ち消しが不十分になりやすい。その上限の50.0を越えると、条件式(1)及び(2)と両立させられる硝材の組み合わせが限定されてしまい、入手性や量産性の悪い硝材を用いなくてはならず、現実的ではない。
以下のようにすると、さらによい。
(5)’ 16.8<νd1−νd2<41.0
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(5)” 17.6<νd1−νd2<32.0
本発明のズームレンズを採用するには、以下の条件式を満足するのがよい。
(6) 0.10<Σd1 /ft <0.50
ただし、Σd1 :前記第1レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの軸上厚み、 ft :望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(6)の下限の0.10を越えると、第1レンズ群を構成するレンズの縁肉厚や軸上肉厚が十分に確保できなくなり加工が難しくなり、したがってコストアップするため安価なズームレンズが提供できなくなる。又は、加工が不可能になる。その上限の0.50を越えると、本発明の構成を採用しなくとも、良好な収差補正を行える。
以下のようにすると、さらによい。
(6)’ 0.16<Σd1 /ft <0.38
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(6)” 0.22<Σd1 /ft <0.25
第1レンズ群内の負レンズと正レンズの焦点距離について、以下の条件式を満たすようにするのがよい。
(7) 0.25<|f11/f12|<0.60
ただし、f11:前記第1レンズ群の負レンズの焦点距離、
12:前記第1レンズ群の正レンズの焦点距離、
である。
条件式(7)の上限の0.60を越えると、負レンズのパワーが弱くなりすぎ、第1レンズ群の前側主点を像側に出し難くなり、入射瞳が深くなりがちで、前玉径が大型化しやすくなる。下限の0.25を越えると、負レンズのパワーが強くなりすぎ、軸外の非点収差、歪曲収差、倍率色収差の補正が困難になる。
以下のようにすると、さらによい。
(7)’ 0.39<|f11/f12|<0.56
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(7)” 0.43<|f11/f12|<0.52
また、第1レンズ群の正レンズL12の形状については、次の条件式を満足するようにするとよい。
(8) −0.6<SF12<−0.1
ただし、SF12=(R11−R12)/(R11+R12)で定義され、
11:前記第1レンズ群の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
12:前記第1レンズ群の正レンズの像側面の近軸曲率半径,
である。
条件式(8)の下限の−0.6を越えると、正レンズのレンズ面精度の製造誤差の影響が大きくなり、要求される面精度が厳しくなる。そのため、加工が難しくなったり歩留まりが悪くなってコストアップしたりする。その上限の−0.1を越えると、正レンズのパワーが足りなくなり、軸外の非点収差、歪曲収差の補正が不足になる。
以下のようにすると、さらによい。
(8)’ −0.54<SF12<−0.23
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(8)” −0.48<SF12<−0.35
なお、第1レンズ群の負レンズL11の形状は、像面側に強い凹面を向けた形状とし、像面側の凹面に非球面を配置するとよい。それにより、軸外の非点収差、歪曲収差補正に効果的である。
本発明のズームレンズにおける第2レンズ群は主に変倍を担うレンズ群であるため、より高い光学性能を確保するためには、第2レンズ群内の収差を良好に補正しておいた方がよい。したがって、第2レンズ群の構成は、2枚の正レンズと1枚の負レンズを有する構成を採用し、球面収差、非点収差、コマ収差等の諸収差の補正を可能とすることが好ましい。
また、接合レンズを有する構成とすることで、軸上色収差、倍率色収差の補正も効果的に行うようにすることが好ましい。
さらに、第2レンズ群を3枚のレンズを光軸上で接合した接合トリプレットレンズにて構成することで、軸上色収差、倍率色収差の補正を可能とすると共に、第2レンズ群内のレンズ偏心誤差感度の低減が実現される。
また、第2レンズ群は、物体側から順に、正レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズの3枚構成とするとよい。このような構成にすることで、第2レンズ群の前側主点位置を物体側に出すことができるので、変倍時の第2レンズ群の移動量を少なくすることができる。さらに、第2レンズ群中に接合レンズを配置することで、軸上色収差、倍率色収差を補正することができる。
また、さらに効果的に収差補正を行うために、第2レンズ群内に少なくとも2面以上の非球面を配置する構成を採用することが好ましい。
また、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群からなる2群ズームレンズとして構成すると、沈胴時における小型化に有利となる。
また、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有する構成とすれば、テレセントリック性においてより有利となる。
また、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群からなる3群ズームレンズとして構成すると、沈胴時の小型化と光学性能の確保に有利となる。
さらには、本発明のズームレンズは、テレセントリック性とコンパクト化に有利であるので、ズームレンズと、その像側に配され、そのズームレンズにより形成される像を電気信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置として構成すれば、小型な撮像装置とすることができる。
本発明では、高い光学性能を確保するために光学系に種々の工夫を施すことが好ましい。以下に、それを具体的に説明する。
後述する実施例1では、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群の2群からなるズームレンズ構成を採用している。このように構成することで、2つの可動群のみからなる構成のため、機構上単純であり、鏡枠をコンパクト化しやすい(仮に、撮像素子が移動する構成とした場合、移動レンズ群は1つのみでもよい。)。
撮像面を固定とした場合、実施例1のように、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群は像面側に凸の軌跡で移動し、第2レンズ群は単調に物体側に移動するようにするとよい。
また、実施例1のように、第2レンズ群の構成は2枚の正レンズと1枚の負レンズからなる構成とし、諸収差の補正と小型化を両立させることが好ましい。特に、物体側から順に、正レンズ、負レンズ、正レンズの順に配置し、最も物体側の面と最も像側の面を非球面とすることで、球面収差、コマ収差、非点収差を効果的に補正している。特に、3枚のレンズを光軸上で接合した接合トリプレットレンズにて構成することで、軸上色収差、倍率色収差の補正を可能とすると共に、第2レンズ群内のレンズ偏心誤差感度の低減が実現される。
後述する実施例2〜4では、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群の3群からなるズームレンズ構成を採用している。
また、実施例2〜4のように、第1レンズ群は像面側に凸の軌跡で移動し、第2レンズ群は単調に物体側に移動し、第3レンズ群は第2レンズ群とは異なる移動量で移動するように構成すると、全長の大型化を抑えつつテレセントリック性を高める上でより好ましい。
また、実施例2〜4では、第2レンズ群は、物体側から順に、正レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズの3枚構成としている。このような構成にすることで、第2レンズ群の前側主点位置を物体側に出すことができるので、変倍時の第2レンズ群の移動量を少なくすることができる。さらに、第2レンズ群中に接合レンズを配置することで、軸上色収差、倍率色収差を補正することができる。
また、第2レンズ群をこのようなレンズ構成にして、さらに次の条件式を満たすようにすることが好ましい。
(9) −0.90<f21/f23<−0.15
ただし、f21:前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズの焦点距離、
23:前記第2レンズ群の接合レンズの焦点距離、
である。
条件式(9)の上限の−0.15を越えると、第2レンズ群の主点が物体側に寄るために全長を短くする作用があるが、非点収差の補正が困難となる。下限の−0.90を越えると、第2レンズ群の主点が像側寄りとなって第2レンズ群の倍率が高くならないため、第1レンズ群の移動量が大きくなったり大型化しやすくなってしまう。
以下のようにすると、さらによい。
(9)’ −0.66<f21/f23<−0.23
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(9)” −0.42<f21/f23<−0.32
また、第2レンズ群内の接合レンズにおいて、接合される正レンズは両凸形状として、接合面を像面側に凸とすることがより好ましい。
また、縁肉厚を確保するためにはメニスカス形状の正レンズとして、接合面を物体側に凸の形状にする方が有利だが、接合レンズの肉厚の製造誤差による像面湾曲の発生が起こりやすくなってしまう。光学性能確保の点では、この正レンズは接合面を像面側に凸形状とした両凸形状とするのが好ましい。具体的には、接合面の曲率半径について、以下の条件式を満足することがより好ましい。
(10) 1.0<f23/Rcem <6.0
ただし、f23:前記第2レンズ群の接合レンズの焦点距離、
cem :前記第2レンズ群の接合レンズにおける接合面の近軸曲率半径、
である。
条件式(10)の下限の1.0を越えると、軸上色収差、倍率色収差が補正不足になりやすい。上限の6.0を越えると、接合成分中の正レンズの縁肉確保の関係上、光軸上での厚みが増大し好ましくない。
以下のようにすると、さらによい。
(10)’ 2.0<f23/Rcem <5.1
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(10)” 3.10<f23/Rcem <4.30
第2レンズ群における接合される正レンズの屈折率は、1.75以上の硝材を用いることが好ましい。
そうすることで、レンズ面の曲率を大きく(曲率半径を小さく)することなく所望の屈折力が得られるので、収差発生を最小限に抑えることができる。
また、その接合レンズ中の正レンズは、表裏面の曲率半径が符号のみ異なり絶対値が等しいようにするのが望ましい。
そうすることで、組み立て時に表裏判別をする手間が省けるため、組み立て性が良くなり、また、表裏の組み込み間違いがなくなり、歩留まりの向上やコストダウンにつながる。
第2レンズ群中の最も物体側の正レンズを両面非球面レンズとすることで、第2レンズ群内に全部で2面の非球面を配置することが好ましい。
異なるレンズにそれぞれ非球面を配置すると、組み立て時にレンズ同士の相対偏心が生じたときに光学性能の劣化が大きくなりやすいので、1つのレンズ面の両側面を非球面にすることで、この問題を回避できる。
この正レンズの物体側面上では、CCD等の撮像素子の光軸上に結像する光束が広がって通過するので、非球面としたとき球面収差補正に効果がある。像側面の非球面はコマ収差や非点収差補正に効果がある。また、レンズ形状については、以下の条件式を満足するとよい。
(11) −5.0<SF21<−1.0
ただし、SF21=(R21−R22)/(R21+R22)で定義され、
21:前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
22:前記第2レンズ群の最も物体側の正レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(11)の上限の−1.0を越えると、非球面によるコマ収差、非点収差の補正が不足しやすくなり、全変倍域で良好な光学性能を確保するのが困難になる。下限の−5.0を越えると、収差補正に対する非球面による寄与が過剰になる傾向があり、非球面に加工誤差が生じたときに光学性能が大きく劣化しやすい。結果として、非球面の要求加工精度が厳しくなるため歩留まりが悪化したりコストが高くなったりする。
以下のようにすると、さらによい。
(11)’ −3.7<SF21<−1.2
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(11)” −2.4<SF21<−1.5
また、第3レンズ群は1枚の正レンズのみからなる構成とすることが好ましい。
本発明の1つである負、正、正タイプの3群ズームレンズでの第3レンズ群の役割は、主に軸外の光線を屈折させることでCCD面等の撮像素子への光線の入射角を適切な角度範囲になるようコントロールし、それにより受光面上に効率的に光線を入射させることである。この目的のためには、1枚の正レンズのみで十分である。
また、第3レンズ群を通過する軸外光線高が高くなる場所でもあるので、軸外の非点収差や歪曲収差補正の役割を担わせることもできるが、1枚のレンズのみでも実用的な収差レベルの補正は可能である。したがって、1枚の正レンズのみで必要十分であり、レンズ枚数を増やして必要以上にレンズ系の軸上厚さが厚くなってしまうのを回避できる。
また、フォーカシングは、実施例2〜4のように、第3レンズ群のレンズによって行うことが好ましい。
第1レンズ群でフォーカシングを行うことも可能ではあるが、第3レンズ群で行う方がレンズ重量が軽量なため、フォーカシング用のモータにかかる負荷を少なくできる。
さらに、第3レンズ群でフォーカシングを行う場合、フォーカシング時に全長が変化しないし、鏡枠内部に駆動モータを配置できるため、鏡枠のコンパクト化に有利となる。
また、この第3レンズ群は軸外の非点収差や歪曲収差の補正に適した場所である。積極的に収差補正の役割を与えるために、このレンズに非球面を配置することが好ましい。その際、次の条件式を満足することがより好ましい。
(12) 0.001<|asp31/fw |<0.02
ただし、asp31:前記第3レンズ群に配置された非球面の有効径での非球面偏倚量であり、非球面偏倚量は、非球面の面頂を面頂とし、曲率半径を非球面の近軸曲率半径とした球面から非球面までの光軸方向での距離であり、
w :広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
条件式(12)の上限の0.02を越えると、非点収差補正に対する第3レンズ群の非球面の寄与が大きくなりすぎ、無限遠物点合焦時に非点収差が良好に補正されていても、第3レンズ群を移動させて至近物点にフォーカシングしたときに非点収差の変動が大きくなり、軸外の光学性能が劣化しやすくなる。下限の0.001を越えると、軸外の非点収差、歪曲収差の補正が足りなくなる。
以下のようにすると、さらによい。
(12)’ 0.002<|asp31/fw |<0.013
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(12)” 0.003<|asp31/fw |<0.005
第3レンズ群の正レンズの形状は、以下の条件式を満たすように構成することが好ましい。
(13) −8.0<SF31<0.0
ただし、SF31=(R31−R32)/(R31+R32)で定義され、
31:前記第3レンズ群の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
32:前記第3レンズ群の正レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(13)の下限の−8.0を越えると、第3レンズ群の正レンズとそれよりも像側に配置される光学的ローパスフィルタやCCD等のカバーガラス等との間に生じる反射光によって、ゴーストやスポットフレアが発生しやすくなり、著しく光学性能を劣化させる。上限の0.0を越えると、レンズの縁肉厚確保のために軸上肉厚を大きくしなければならなくなる。
以下のようにすると、さらによい。
(13)’ −5.2<SF31<−0.6
さらには、以下を満足すると、なおよい。
(13)” −2.4<SF31<−1.2
開口絞りを配置する位置は、後記の実施例1〜4にも示すように、第1レンズ群と第2レンズ群との間に配置することが好ましい。こうすると入射瞳位置を浅くできるため、前玉径が小さくでき、結果として光軸上のレンズ肉厚を薄くできる。そのため、厚さ方向のコンパクト化に貢献する。また、射出瞳位置を結像位置から遠くできるので、CCD等の撮像素子に入射する光線角度を小さくでき、画面隅での明るさのかげり(シェーディング)の発生を防ぐことができる。また、さらには、開口絞りを変倍時に第2レンズ群と一体で移動する構成とすることが好ましい。それにより、機構を単純にできる。しかも、沈胴時のデッドスペースが発生し難く、広角端と望遠端のF値差も小さくできる。
なお、上述した構成要件を種々組み合わせて構成してもよい。
また、上位概念の条件式に対して、下位概念の条件式の下限値のみ若しくは上限値のみを限定するようにしてもよい。
以上の本発明によると、負レンズ群が先行するタイプのズームレンズにおいて、大型化しやすい第1レンズ群の構成を工夫することで、第1レンズ群を小型にしたズームレンズ及びそれを備えた撮像装置が得られる。
また、小型、高性能な2群ズームレンズ、3群ズームレンズを得ることができる。
さらには、ズーム比が3倍程度と大きく、広角端での画角が60°程度と広角な、結像性能が高いズームレンズでありながら、光学系を構成する各群の厚みを小さく抑えることで鏡筒のコンパクト化を実現し、なおかつ、画面の中心から軸外まで色にじみの少ない良好な光学性能を得られるズームレンズを得ることができる。
以下、本発明のズームレンズの実施例1〜4について説明する。実施例1〜2の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図をそれぞれ図1、図2に示す。なお、実施例3〜4の構成は実施例2と同様であるので、同様のレンズ断面図は省く。図1、図2中、第1レンズ群はG1、開口絞りはS、第2レンズ群はG2、第3レンズ群はG3、赤外光、紫外光を制限する波長域制限コートを施したローパスフィルタを構成する平行平板はF、電子撮像素子のカバーガラスの平行平板はC、像面はIで示してある。なお、カバーガラスCの表面に波長域制限用の多層膜を施してもよい。また、そのカバーガラスCにローパスフィルタ作用を持たせるようにしてもよい。
実施例1のズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正屈折力の第2レンズ群G2とから構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、第1レンズ群G1は、像面側に凸の軌跡で移動し、望遠端では広角端、中間状態の位置より像側に位置し、開口絞りSと第2レンズ群G2は一体に物体側へ単調に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの3枚接合レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズの像側の面、第2レンズ群G2の3枚接合レンズの最も物体側の面と最も像側の面の3面に用いている。
実施例2〜4のズームレンズは、図2に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正屈折力の第2レンズ群G2と、正屈折力の第3レンズ群G3とから構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、第1レンズ群G1は、像面側に凸の軌跡で移動し、望遠端では中間状態の位置より物体側であって広角端の位置より若干像側に位置し、開口絞りSと第2レンズ群G2は一体に物体側へ単調に移動し、第3レンズ群G3は、物体側に凸の軌跡で移動し、望遠端では広角端の位置より若干像側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなり、第2レンズ群G2は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズの2枚接合レンズとからなり、第3レンズ群G3は両凸正レンズ1枚からなる。
非球面は、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズの像側の面、第2レンズ群G2の単レンズの両凸正レンズの両側の面、第3レンズ群G3の単レンズの両凸正レンズの像側の面の4面に用いている。
実施例2〜4では、第3レンズ群G3を光軸方向に移動させてフォーカシングを行っている。
なお、実施例1〜4全てで、第1レンズ群G1のみ、第2レンズ群G2のみ、あるいは、ズームレンズ全系の移動によってフォーカシングを行うように構成してもよい。
以下に、上記各実施例の数値データを示すが、記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角、WEは広角端、STは中間状態、TEは望遠端、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A4 4 +A6 6 +A8 8 +A1010+A1212
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。

実施例1
1 = 108.042 d1 = 1.20 nd1 =1.76802 νd1 =49.24
2 = 6.708 (非球面) d2 = 2.10
3 = 10.793 d3 = 2.02 nd2 =1.90366 νd2 =31.31
4 = 23.068 d4 = (可変)
5 = ∞(絞り) d5 = -0.85
6 = 6.848 (非球面) d6 = 2.71 nd3 =1.77377 νd3 =47.18
7 = 108.781 d7 = 0.80 nd4 =1.80518 νd4 =25.43
8 = 7.546 d8 = 4.11 nd5 =1.58313 νd5 =59.46
9 = 29.503 (非球面) d9 = (可変)
10= ∞ d10= 0.95 nd6 =1.54771 νd6 =62.84
11= ∞ d11= 0.55
12= ∞ d12= 0.50 nd7 =1.51633 νd7 =64.14
13= ∞ d13= 1.02
14= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = -0.294
4 = -7.55134×10-5
6 = -5.49709×10-7
8 = -4.99503×10-8
10= 1.19213×10-12
第6面
K = -0.845
4 = 3.13655×10-4
6 = 6.27405×10-8
8 = 3.18418×10-7
10= -5.48797×10-9
第9面
K = -0.299
4 = 1.52846×10-3
6 = -6.38153×10-6
8 = 8.63601×10-6
10= -5.05358×10-7
12= 2.28142×10-8
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 8.203 13.499 23.275
NO 3.17 3.89 5.21
2ω (°) 60.5 37.1 21.8
4 21.11 9.71 2.30
9 9.73 13.23 19.70 。

実施例2
1 = 486.879 d1 = 1.20 nd1 =1.74330 νd1 =49.33
2 = 6.572 (非球面) d2 = 1.84
3 = 11.096 d3 = 2.64 nd2 =1.90366 νd2 =31.31
4 = 29.983 d4 = (可変)
5 = ∞(絞り) d5 = 0.20
6 = 9.565 (非球面) d6 = 2.40 nd3 =1.58313 νd3 =59.46
7 = -32.947 (非球面) d7 = 0.10
8 = 10.752 d8 = 2.31 nd4 =1.77250 νd4 =49.60
9 = -10.752 d9 = 0.70 nd5 =1.64769 νd5 =33.79
10= 5.145 d10= (可変)
11= 15.888 d11= 1.74 nd6 =1.58313 νd6 =59.46
12= -92.317 (非球面) d12= (可変)
13= ∞ d13= 0.86 nd7 =1.54771 νd7 =62.84
14= ∞ d14= 0.50
15= ∞ d15= 0.50 nd8 =1.51633 νd8 =64.14
16= ∞ d16= 0.43
17= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = -0.639
4 = -2.98759×10-5
6 = 3.27427×10-6
8 = -1.20087×10-7
10= 1.35884×10-9
第6面
K = 0.000
4 = -2.50030×10-4
6 = -5.47642×10-6
8 = -2.75670×10-7
10= 7.44525×10-10
第7面
K = 0.000
4 = 1.00025×10-5
6 = -4.46990×10-6
8 = -2.98489×10-7
10= 5.19077×10-9
第12面
K = 0.000
4 = 9.29735×10-5
6 = -3.43799×10-6
8 = 5.61229×10-8
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 8.160 12.898 23.519
NO 2.78 3.37 5.00
2ω (°) 60.6 39.1 21.5
4 18.95 8.79 2.56
10 8.51 12.48 24.73
12 3.93 4.69 3.27 。

実施例3
1 = 486.879 d1 = 1.20 nd1 =1.76802 νd1 =49.24
2 = 6.645 (非球面) d2 = 1.84
3 = 11.096 d3 = 2.64 nd2 =1.90366 νd2 =31.31
4 = 29.983 d4 = (可変)
5 = ∞(絞り) d5 = 0.20
6 = 9.545 (非球面) d6 = 2.40 nd3 =1.58313 νd3 =59.46
7 = -27.157 (非球面) d7 = 0.10
8 = 11.231 d8 = 2.31 nd4 =1.77250 νd4 =49.60
9 = -10.413 d9 = 0.70 nd5 =1.64769 νd5 =33.79
10= 5.145 d10= (可変)
11= 18.541 d11= 1.74 nd6 =1.58313 νd6 =59.46
12= -48.356 (非球面) d12= (可変)
13= ∞ d13= 0.86 nd7 =1.54771 νd7 =62.84
14= ∞ d14= 0.50
15= ∞ d15= 0.50 nd8 =1.51633 νd8 =64.14
16= ∞ d16= 0.43
17= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = -0.640
4 = -1.93128×10-5
6 = 3.09412×10-6
8 = -1.14942×10-7
10= 1.33472×10-9
第6面
K = 0.000
4 = -3.03396×10-4
6 = -8.09623×10-6
8 = -2.93773×10-7
10= -5.59229×10-9
第7面
K = 0.000
4 = -2.34522×10-5
6 = -7.40484×10-6
8 = -3.02179×10-7
10= -2.62318×10-10
第12面
K = 0.000
4 = 9.38135×10-5
6 = -2.59439×10-6
8 = 4.06888×10-8
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 8.160 12.898 23.517
NO 2.80 3.40 4.99
2ω (°) 60.6 38.9 21.5
4 18.86 9.05 2.59
10 9.32 13.42 25.08
12 3.39 4.08 3.32 。

実施例4
1 = 318.320 d1 = 1.20 nd1 =1.76802 νd1 =49.24
2 = 6.577 (非球面) d2 = 1.82
3 = 11.349 d3 = 2.42 nd2 =2.08200 νd2 =30.40
4 = 25.614 d4 = (可変)
5 = ∞(絞り) d5 = 0.20
6 = 9.567 (非球面) d6 = 2.40 nd3 =1.58313 νd3 =59.46
7 = -24.132 (非球面) d7 = 0.10
8 = 12.907 d8 = 2.31 nd4 =1.77250 νd4 =49.60
9 = -8.977 d9 = 0.70 nd5 =1.64769 νd5 =33.79
10= 5.412 d10= (可変)
11= 15.888 d11= 1.74 nd6 =1.58313 νd6 =59.46
12= -94.482 (非球面) d12= (可変)
13= ∞ d13= 0.86 nd7 =1.54771 νd7 =62.84
14= ∞ d14= 0.50
15= ∞ d15= 0.50 nd8 =1.51633 νd8 =64.14
16= ∞ d16= 0.43
17= ∞(像面)
非球面係数
第2面
K = -0.629
4 = -3.38899×10-5
6 = 3.12452×10-6
8 = -1.21401×10-7
10= 1.36173×10-9
第6面
K = 0.000
4 = -3.78307×10-4
6 = -8.54823×10-6
8 = -3.26150×10-7
10= -1.05875×10-8
第7面
K = 0.000
4 = -5.94059×10-5
6 = -8.00131×10-6
8 = -2.99719×10-7
10= -4.82349×10-9
第12面
K = 0.000
4 = 8.69257×10-5
6 = -2.84130×10-6
8 = 4.77586×10-8
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 8.160 12.899 23.519
NO 2.80 3.39 5.04
2ω (°) 60.6 39.1 21.5
4 18.94 8.85 2.66
10 8.40 12.43 24.75
12 4.07 4.79 3.32 。
以上の実施例1〜4の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図3〜図6に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間状態、(c)は望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。各図中、“FIY”は最大像高を示す。
次に、上記各実施例における画角、条件式(1)〜(13)の値を示す。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
(1) 1.76802 1.7433 1.76802 1.76802
(2) 1.90366 1.90366 1.90366 2.082
(3) 31.310 31.310 31.310 30.400
(4) 0.136 0.160 0.136 0.314
(5) 17.930 18.020 17.930 18.840
(6) 0.229 0.242 0.242 0.231
(7) 0.450 0.491 0.479 0.506
(8) -0.363 -0.460 -0.460 -0.386
(9) − -0.355 -0.350 -0.410
(10) − 3.404 3.514 3.279
(11) − -1.818 -2.084 -2.314
(12) − 0.0034 0.0045 0.0038
(13) − -1.416 -2.244 -1.404
図7〜図9は、以上のようなズームレンズを撮影光学系41に組み込んだ本発明によるデジタルカメラの構成の概念図を示す。図7はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図8は同後方正面図、図9はデジタルカメラ40の構成を示す模式的な断面図である。ただし、図7と図9においては、撮影光学系41の非沈胴時を示している。デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッターボタン45、フラッシュ46、液晶表示モニター47、焦点距離変更ボタン61、設定変更スイッチ62等を含み、撮影光学系41の沈胴時には、カバー60をスライドすることにより、撮影光学系41とファインダー光学系43とフラッシュ46はそのカバー60で覆われる。そして、カバー60を開いてカメラ40を撮影状態に設定すると、撮影光学系41は図9の非沈胴状態になり、カメラ40の上部に配置されたシャッターボタン45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が、波長域制限コートを施したローパスフィルタFとカバーガラスCを介してCCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この処理手段51には記録手段52が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段52は処理手段51と別体に設けてもよいし、フロッピーディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD49に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上にはファインダー用対物光学系53が配置してある。ファインダー用対物光学系53は、複数のレンズ群(図の場合は3群)と2つのプリズムからなり、撮影光学系41のズームレンズに連動して焦点距離が変化するズーム光学系からなり、このファインダー用対物光学系53によって形成された物体像は、像正立部材である正立プリズム55の視野枠57上に形成される。この正立プリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。なお、接眼光学系59の射出側にカバー部材50が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮影光学系41が 本発明により、沈胴時に厚みを極めて薄く、高変倍で全変倍域で結像性能を極めて安定的であるあるので、高性能・小型化・広角化が実現できる。
なお、図10に、実施例2のズームレンズを採用したときの図9と同様の図を示す。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例2の図1と同様の図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例4の無限遠物点合焦時の収差図である。 本発明によるデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図7のデジタルカメラの後方斜視図である。 図7のデジタルカメラの断面図である。 別の実施例のズームレンズを採用した図7のデジタルカメラの断面図である。
符号の説明
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
S…開口絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
I…像面
E…観察者眼球
40…デジタルカメラ
41…撮影光学系
42…撮影用光路
43…ファインダー光学系
44…ファインダー用光路
45…シャッターボタン
46…フラッシュ
47…液晶表示モニター
49…CCD
50…カバー部材
51…処理手段
52…記録手段
53…ファインダー用対物光学系
55…正立プリズム
57…視野枠
59…接眼光学系
60…カバー
61…焦点距離変更ボタン
62…設定変更スイッチ

Claims (9)

  1. 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群を有し、各群の間隔を変化させて広角端から望遠端への変倍を行うズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、1枚の負レンズL11と1枚の正レンズL12の2枚のレンズで構成され、
    前記第2レンズ群は2枚の正レンズと1枚の負レンズの計3枚のレンズを光軸上で接合した接合トリプレットレンズ、又は、物体側から順に、正レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズにて構成し、
    以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1) 1.6800<nd1<2.3000
    (2)”’ 1.90366≦nd2<2.3000
    (3) 30.0<νd2<50.0
    (4) 0.0<nd2−nd1<0.5
    ただし、νd2:前記第1レンズ群内の正レンズのアッベ数、
    d1:前記第1レンズ群内の負レンズの屈折率、
    d2:前記第1レンズ群内の正レンズの屈折率、
    である。
  2. 前記第1レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
    (5) 16.0<νd1−νd2<50.0
    ただし、νd1:前記第1レンズ群内の負レンズのアッベ数、
    である。
  3. 前記第1レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2記載のズームレンズ。
    (6) 0.10<Σd1 /ft <0.50
    ただし、Σd1 :前記第1レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの軸上厚み、
    t :望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  4. 前記第1レンズ群が以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載のズームレンズ。
    (7) 0.25<|f11/f12|<0.60
    ただし、f11:前記第1レンズ群の負レンズの焦点距離、
    12:前記第1レンズ群の正レンズの焦点距離、
    である。
  5. 前記正レンズが以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載のズームレンズ。
    (8) −0.6<SF12<−0.1
    ただし、SF12=(R11−R12)/(R11+R12)で定義され、
    11:前記第1レンズ群の正レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    12:前記第1レンズ群の正レンズの像側面の近軸曲率半径,
    である。
  6. 物体側から順に、前記負の屈折力の第1レンズ群、前記正の屈折力の第2レンズ群からなる2群ズームレンズとして構成したことを特徴とする請求項1からの何れか1項記載のズームレンズ。
  7. 物体側から順に、前記負の屈折力の第1レンズ群、前記正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有することを特徴とする請求項1からの何れか1項記載のズームレンズ。
  8. 物体側から順に、前記負の屈折力の第1レンズ群、前記正の屈折力の第2レンズ群、前記正の屈折力の第3レンズ群からなる3群ズームレンズとして構成したことを特徴とする請求項記載のズームレンズ。
  9. 請求項1からの何れか1項記載のズームレンズと、その像側に配され、前記ズームレンズにより形成される像を電気信号に変換する撮像素子とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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