JP2006308649A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各群のパワー配置を適切に構成することにより、広角化によるレンズ系の大型化を防ぎ、大口径化でも良好な結像性能を得るズームレンズを備えた撮像装置。
【解決手段】 正の第1群G1、負の第2群G2、正の第3群G3、正の第4群G4からなり、広角端から望遠端への変倍時に、第1群と第2群との間が増大し、第2群と第3群との間が減少し、第3群と第4群との間が増大するように、少なくとも第1群、第2群、第3群が移動するズームレンズを備えた撮像装置において、第3群G3が、正レンズ、正レンズ、負レンズからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、小型ながらも高変倍比化に有利な広角ズームレンズを備えた撮像装置に関するものである。
コンパクトデジタルカメラの光学系では、コンパクトな負先行タイプが知られているが、変倍比を上げたり、大口径化するのが難しい。したがって、より高変倍、大口径化を求められる光学系では、正先行タイプが用いられている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
特開2004−212618号公報 特開2004−252204号公報 特開平9−61714号公報
しかし、従来の正先行タイプでは、広角の画角を得ようとすると前玉径が大きくなり、小型化、低コスト化が十分に達成されていなかった。
本発明は従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、各群のパワー配置を適切に構成することにより、広角化によるレンズ系の大型化を防ぎ、大口径化でも良好な結像性能を得るズームレンズを備えた撮像装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明の撮像装置は、物体側から順に、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群からなり、広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間が増大するように、少なくとも前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群が移動し、前記第1レンズ群は単レンズ若しくは接合レンズからなり、望遠端よりも広角端において像側に位置し、かつ、以下の条件式(A)、(B)を満足するズームレンズを備えた撮像装置において、
前記第3レンズ群が、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズからなることを特徴とするものである。
−0.5<d2 /r1 <2 ・・・(A)
0.725<IH/fr <0.8 ・・・(B)
ただし、d2 は条件式(B)を満足する何れかの焦点距離fr のときの第2レンズ群と第3レンズ群の間隔、r1 は第1レンズ群の最も物体側の面の曲率半径である。
以下に、本発明において、上記構成をとる理由と作用を説明する。
本発明のよるズームレンズは、正・負・正・正のパワー配置の4群ズームレンズである。負先行タイプでは、大口径化、高変倍化に不利であるため、小型化と大口径化、変倍比確保をするためこのような構成とする。
そして、広角端から望遠端への変倍時に、第1レンズ群と第2レンズ群との間が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間が増大するように、少なくとも第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群が移動する。
この構成により、広角端で第1レンズ群が像側にあることで前玉径の増大を防ぎ、第2レンズ群、第3レンズ群の両方で変倍の負担を分け合うことにより、効率良く変倍が行え、全長の短縮が達成される。
そして、第1レンズ群を単レンズ若しくは接合レンズで構成する。第1レンズ群は周辺光束の光線高が高く、角度もついているため、前玉径が大きくなりやすく、さらにレンズが増えることによる口径の大型化が著しいため、この構成をとる。
また、条件式(A)の上限の2を越えると、第2レンズ群と第3レンズ群の間が大きくなるか、第1レンズ群の外径が大きくなり、レンズ系が大型化してしまう。下限の−0.5を越えると、高い変倍比が確保できなくなってしまう。
そして、本発明においては、第3レンズ群の構成が、正レンズ、正レンズ、負レンズ、若しくは、正レンズと接合レンズからなる。このように構成して第3レンズ群の主点位置を入射側にもってくることで、
・望遠側の変倍のためのスペースを確保する(第2レンズ群と第3レンズ群の間が広げられる)、
・広角端での周辺光の光線高を低く抑えることができ、第1レンズ群、第2レンズ群の小型化に寄与。
また、第3レンズ群は、変倍だけでなく、結像にも重要な役割を果たすレンズ群のため、正、正、負の構成は収差補正と小型化の両立できる構成である。
以上のような構成により、広角端での画角が72°以上のズームレンズを構成することが可能となる。
さて、以上の構成に加えて、開口絞りは第3レンズ群の入射側に配置して変倍時に一体で移動するようにすることが望ましい。
結像作用に重要に関わる第3レンズ群を絞りの近傍に配置することにより、第3レンズ群をパワーを持たせながら径方向の小型化ができる。また、このように構成すると、変倍による光線高の変化が少ないため、ズーム全域にわたり安定した結像性能を得られる。
また、第2レンズ群を負メニスカスレンズ、負レンズ、正レンズの3枚、若しくは、負メニスカスレンズ、負メニスカスレンズ、負レンズ、正レンズの4枚からなる構成としてもよい。
このように構成して、第2レンズ群の主点位置を射出側に持っていくことにより、望遠側の変倍のためのスペースを確保し、また、第2レンズ群での横倍率を高く設定でき、第2レンズ群による変倍作用が高まる。また、入射瞳位置が物体側に移動するため、前玉径の増大を防ぐことができる。
さて、以上の撮像装置において、前記ズームレンズが次の条件式(1)を満足することが望ましい。
2<f4 /fw <3.5 ・・・(1)
ただし、f4 は第4レンズ群の焦点距離、fw は広角端での全系の焦点距離である。
この条件式(1)は第4レンズ群の適切なパワーを規定する条件式であり、この条件式の上限の3.5より大きくなると、第4レンズ群のパワーが弱くなり、射出瞳を遠くする(撮像素子のCCDへの入射角を小さくする)効果が弱くなり、シェーディング特性が悪くなる。また、レンズ径の全長が長くなる。第4レンズ群をフォーカス群として使用した場合、焦点調節のための感度が小さくなり、スペースが確保し難くなる。また、ズーミングによる球面収差変動の補正効果が得られない。
条件式(1)の下限の2より小さくなると、バックフォーカスが短くなり、光学フィルターを入れるのに必要なスペースが確保できない。また、ズーミングによる射出瞳の変動が大きくなり、撮像素子のCCDへの入射角の変動が大きくなるため、変倍域全般にわたるシェーディング特性の確保が難しくなる。また、広角端での第1レンズ群、第2レンズ群の周辺光束の光線高が高くなり、レンズ径の大型化を招いてしまう。
また、前記ズームレンズが次の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.9<f1 /Lw <1.2 ・・・(2)
ただし、f1 は第1レンズ群の焦点距離、Lw は広角端での全系の全長である。
この条件式(2)は第1レンズ群の焦点距離と広角端全長との関係を規定する条件式である。この条件式では、広角端時に第1レンズ群によって結像される像が全系による像面の位置と略同じになることを意味している。これにより、ズーム全域において第2レンズ群の結像関係上、より変倍効率の良い領域を使用できるため、ズーミングに必要なスペースを短縮して、全長の小型化を図ることができる。
この条件式(2)の上限の1.2より大きくなると、第1レンズ群のパワーが弱くなり、第2レンズ群へ入射する光束の結像位置が遠くなり、第2レンズ群での横倍率が小さくなってしまう。そのため、第2レンズ群での変倍効率が悪くなって変倍時の第1レンズ群移動量が大きくなり、レンズユニットの大型化を招く。
この条件式(2)の下限の0.9より小さくなると、第1レンズ群の径に対してパワーが強すぎるため、単レンズ若しくは接合レンズのみでは所望のパワーが得られない。また、広角端での周辺光線の角度が大きいため、レンズ枚数を増やすとさらなる光学系の大型化を招く。
また、前記ズームレンズが次の条件式(3)を満足することが望ましい。
2.7<D2(w)/D3(w)<5.0 ・・・(3)
ただし、D2(w)は広角端での第2レンズ群と第3レンズ群の群間隔、D3(w)は広角端での第3レンズ群と第4レンズ群の群間隔である。
この条件式(3)は広角端での適切な群間隔の配置を規定する式である。この条件式(3)の上限の5.0を越えると、周辺光束が第1レンズ群、第2レンズ群に入射、射出する光線の光線高が高くなるため、前玉が大きくなり、レンズユニットの大型化を招く。下限の2.7を越えると、ズーミングのためのスペースが減少するため、変倍比を稼ぐのが難しくなる。
また、前記ズームレンズが次の条件式(4)を満足することが望ましい。
5<|f1 /f2 |<5.7 ・・・(4)
ただし、f1 は第1レンズ群の焦点距離、f2 は第2レンズ群の焦点距離である。
この条件式(4)は第2レンズ群の広角端から望遠端への変倍作用を適切に持たせるための条件式である。この条件式(4)の上限の5.7を越えると、第1レンズ群の像側焦点位置と第2レンズ群の物体側焦点位置が離れるため、第2レンズ群の結像倍率の低い領域で変倍することになる。したがって、変倍に際しての効率が低下し、第1レンズ群の変倍による移動量を増加させ、望遠端全長の増大を招く。若しくは、第2レンズ群のパワーが強くなりすぎて、第2レンズ群で発生する収差が増大する。条件式(4)の下限の5を越えると、第1レンズ群のパワーが強くなり、単レンズ若しくは接合レンズで構成するのが難しくなる。また、第2レンズ群のパワーが弱く、変倍作用が弱まり、結果的に第3レンズ群に変倍の変倍負担を増やすので、望遠端でのFナンバーの増大を招いてしまう。
また、前記ズームレンズが次の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.6<f3 /f4 <1.2 ・・・(5)
ただし、f3 は第3レンズ群の焦点距離、f4 は第4レンズ群の焦点距離である。
この条件式(5)は結像作用の分担割合を規定する条件式である。条件式(5)の上限の1.2を越えると、第3レンズ群の結像作用が弱まり、全長が長くなる。若しくは、第4レンズ群のパワーが強くなるため、ズーミングによる射出瞳位置変動が大きくなり、シェーディング特性の確保が難しくなる。条件式(5)の下限の0.6を越えると、第3レンズ群のパワーが強くなるため、各レンズの曲率がきつくなり、大口径化に対して収差を良好に補正できない。若しくは、第4レンズ群のパワーが弱まるため、フォーカスのときの移動量が大きくなり、スペースが確保できない。
また、前記ズームレンズが次の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.3<D3(t)/ft <0.7 ・・・(6)
ただし、D3(t)は望遠端での第3レンズ群と第4レンズ群の群間隔、ft は望遠端での全系の焦点距離である。
この条件式(6)は望遠端におけるパワー配置を規定する条件式である。条件式(6)の上限の0.7を越えると、軸上マージナル光の第4レンズ群への入射面での光線高が低くなるため、望遠端のときに第2レンズ群で発生する正の球面収差を補正できない。また、第3レンズ群の変倍による移動量が増えて、Fナンバーが大きくなって暗くなったり、全長が伸びることで鏡枠のコンパクト化が難しくなる。条件式(6)の下限の0.3を越えると、上記とは逆で、軸上マージナル光の第4レンズ群への入射面での光線高が高くなりすぎて、負の球面収差が発生する。また、変倍負担を第1レンズ群と第2レンズ群にかけるため、入射瞳が深くなりやすく、周辺光束の第1レンズ群の光線高が高くなって、周辺光量確保が難しくなる。
また、前記ズームレンズが次の条件式(7)を満足することが望ましい。
1.6<h3(w)/h’3(w)<1.8 ・・・(7)
ただし、h3(w)は広角端での軸上マージナル光が第3レンズ群の物体側面に入射する光線高、h’3(w)は広角端での軸上マージナル光が第3レンズ群の像側面から射出する光線高である。
この条件式(7)は第3レンズ群の軸上マージナル光線の高さに関する条件式である。条件式(7)の上限の1.8を越えると、光線高の差が大きくなりすぎるため、第3レンズ群の入射側で発生した球面収差を射出側の負レンズで補正する際、高次の収差が発生しやすくなる。また、レンズ肉厚等の加工誤差による像面湾曲変動が大きくなり好ましくない。条件式(7)の下限の1.6を越えると、第3レンズ群の主点位置の物体側へのずれ量が小さくなるため、変倍スペースの確保が難しくなる。また、バックフォーカスが長くなり、鏡枠の小型化に対して好ましくない。
また、前記ズームレンズが次の条件式(8)を満足することが望ましい。
1.5<h3(t)/h’3(t)<1.7 ・・・(8)
ただし、h3(w)は広角端での軸上マージナル光が第3レンズ群の物体側面に入射する光線高、h’3(w)は広角端での軸上マージナル光が第3レンズ群の像側面から射出する光線高である。
この条件式(8)も第3レンズ群の軸上マージナル光線の高さに関する条件式である。条件式(8)の上限の1.7を越えると、光線高の差が大きくなりすぎるため、第3レンズ群の入射側で発生した球面収差を射出側の負レンズで補正する際、高次の収差が発生しやすくなる。また、レンズ肉厚等の加工誤差による像面湾曲変動が大きくなり好ましくない。条件式(8)の下限の1.5を越えると、第3レンズ群の主点位置の物体側へのずれ量が小さくなるため、変倍スペースの確保が難しくなる。また、バックフォーカスが長くなり、鏡枠の小型化に対して好ましくない。
また、前記第2レンズ群の物体側から第1、第2の負レンズの硝材の屈折率が何れも1.81以上で、かつ、前記第2レンズ群の正レンズの屈折率が1.85以上であることが望ましい。
第2レンズ群の第1、第2の負レンズの硝材の屈折率が1.81を下回ったとき、ペッツバール和が増大して周辺の像面湾曲が起こる。また、広角側でのディストーションを補正できない。
また、第2レンズ群の第1、第2の負レンズの硝材の屈折率が何れも1.81以上の条件を満たしつつ、第2レンズ群の正レンズの屈折率が1.85を下回った場合、現状の硝材では倍率色収差を補正できるガラスの組み合わせがとり難い。また、望遠側での球面収差が増大してしまう。
また、前記第2レンズ群に非球面を有しないことが望ましい。
広角端での像面湾曲と歪曲収差を補正するには、第2レンズ群を負メニスカスレンズ、負レンズ、正レンズの3枚、若しくは、負メニスカスレンズ、負メニスカスレンズ、負レンズ、正レンズの4枚からなる構成にするか、第2レンズ群の第1、第2の負レンズの硝材の屈折率が何れも1.81以上で、かつ、第2レンズ群の正レンズの屈折率が1.85以上である構成にするか、第2レンズ群に非球面を導入することが考えられる(特に前側の負レンズ)。しかし、第2レンズ群での非球面は、径が大きくなること、縁肉が大きい等から、レンズの作成が難しく、コストアップにつながり好ましくない。
上述の各構成や条件式は、適宜組み合わせることで、それぞれの効果を奏するので、より効果的である。
以上の本発明の撮像装置によると、各群のパワー配置を適切に構成することにより、広角端での広角化によるレンズ系の大型化を防ぎ、大口径化でも良好な結像性能を得るズームレンズを備えた撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の撮像装置に用いるズームレンズの実施例1〜5について説明する。実施例1〜5の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図をそれぞれ図1〜図5に示す。図中、第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、開口絞りはS、第3レンズ群はG3、第4レンズ群はG4、IRカットコートを施したローパスフィルターを構成する平行平板はF、電子撮像素子のカバーガラスの平行平板はC、像面はIで示してある。なお、カバーガラスCの表面に波長域制限用の多層膜を施してもよい。また、そのカバーガラスCにローパスフィルター作用を持たせるようにしてもよい。
実施例1のズーム光学系は、図1に示すように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、開口絞りS、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4から構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、第1レンズ群G1は物体側へ移動し、第2レンズ群G2は像側の凸の軌跡を描いて移動し、望遠端では広角端の位置より像側に位置する。開口絞りSと第3レンズ群G3は一体に物体側に移動し、第4レンズ群G4は第3レンズ群G3との間隔を広げながら物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚からなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ2枚と、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズ2枚と、両凹負レンズとからなり、第4レンズ群G4は、両凸正レンズ1枚からなる。
非球面は、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面の4面に用いている。
実施例2のズーム光学系は、図2に示すように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、開口絞りS、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4から構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、第1レンズ群G1は物体側へ移動し、第2レンズ群G2は像側へ移動し、開口絞りSと第3レンズ群G3は一体に物体側に移動し、第4レンズ群G4は第3レンズ群G3との間隔を広げながら物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚からなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズとからなり、第4レンズ群G4は、両凸正レンズ1枚からなる。
非球面は、第3レンズ群G3の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面の4面に用いている。
実施例3のズーム光学系は、図3に示すように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、開口絞りS、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4から構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、第1レンズ群G1は物体側へ移動し、第2レンズ群G2は像側へ移動し、開口絞りSと第3レンズ群G3は一体に物体側に移動し、第4レンズ群G4は第3レンズ群G3との間隔を広げながら物体側に移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚からなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズとからなり、第4レンズ群G4は、両凸正レンズ1枚からなる。
非球面は、第3レンズ群G3の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の両凸正レンズの両面の4面に用いている。
実施例4のズーム光学系は、図4に示すように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、開口絞りS、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4から構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、第1レンズ群G1は物体側へ移動し、第2レンズ群G2は像側の凸の軌跡を描いて移動し、望遠端では広角端の位置より若干物体側に位置する。開口絞りSと第3レンズ群G3は一体に物体側に移動し、第4レンズ群G4は第3レンズ群G3との間隔を広げながら像側の凸の軌跡を描いて移動し、望遠端では広角端の位置より若干物体側に位置する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズからなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり、第4レンズ群G4は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚からなる。
非球面は、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の正メニスカスレンズの両面の4面に用いている。
実施例5のズーム光学系は、図5に示すように、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、開口絞りS、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4から構成されており、広角端から望遠端への変倍をする際に、第1レンズ群G1は物体側へ移動し、第2レンズ群G2は像側へ移動し、開口絞りSと第3レンズ群G3は一体に物体側に移動し、第4レンズ群G4は第3レンズ群G3との間隔を広げながら像側へ移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズからなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹負レンズと、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凸正レンズとからなり、第3レンズ群G3は、両凸正レンズ2枚と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり、第4レンズ群G4は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚からなる。
非球面は、第3レンズ群G3の物体側の両凸正レンズの両面と、第4レンズ群G4の正メニスカスレンズの両面の4面に用いている。
以下に、上記各実施例の数値データを示すが、記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナンバー、ωは半画角、WEは広角端、STは中間状態、TEは望遠端、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2 …は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A44 +A66 +A88 +A1010
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。

実施例1
1 = 22.826 d1 = 4.58 nd1 =1.51633 νd1 =64.14
2 = 112.202 d2 = (可変)
3 = 28.599 d3 = 1.40 nd2 =1.88300 νd2 =40.76
4 = 8.027 d4 = 2.96
5 = 45.690 d5 = 1.20 nd3 =1.83400 νd3 =37.16
6 = 11.957 d6 = 1.95
7 = -40.545 d7 = 1.30 nd4 =1.83400 νd4 =37.16
8 = 77.198 d8 = 0.80
9 = 21.082 d9 = 2.50 nd5 =1.92286 νd5 =20.88
10= -202.956 d10= (可変)
11= ∞(絞り) d11= 1.00
12= 13.634 (非球面) d12= 3.00 nd6 =1.74330 νd6 =49.33
13= -34.940 (非球面) d13= 0.30
14= 9.995 d14= 3.50 nd7 =1.49700 νd7 =81.54
15= -16.522 d15= 0.32
16= -78.441 d16= 0.86 nd8 =1.84666 νd8 =23.78
17= 6.416 d17= (可変)
18= 15.271 (非球面) d18= 3.00 nd9 =1.80610 νd9 =40.92
19= -52.723 (非球面) d19= (可変)
20= ∞ d20= 0.95 nd10=1.54771 νd10=62.84
21= ∞ d21= 0.60
22= ∞ d22= 0.50 nd11=1.51633 νd11=64.14
23= ∞ d23= 1.00
24= ∞(像面)
非球面係数
第12面
K = -0.175
4 = -1.51770×10-4
6 = -1.22059×10-6
8 = -6.00570×10-8
10= 0
第13面
K = -1.273
4 = 2.22054×10-5
6 = -1.32154×10-6
8 = -1.69221×10-8
10= 0
第18面
K = -1.323
4 = 6.11593×10-5
6 = 2.76946×10-6
8 = -4.80254×10-9
10= 1.01832×10-10
第19面
K =-50.000
4 = 5.57112×10-5
6 = 3.38998×10-6
8 = 0
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.967 10.171 17.687
NO 1.84 2.04 2.27
ω(°) 38.21 23.89 14.00
2 1.00 7.66 15.98
10 15.23 6.57 1.50
17 3.79 4.38 8.22
19 4.70 6.86 8.72 。

実施例2
1 = 24.743 d1 = 4.80 nd1 =1.49700 νd1 =81.54
2 = 237.149 d2 = (可変)
3 = 29.187 d3 = 1.40 nd2 =2.00330 νd2 =28.27
4 = 7.467 d4 = 3.91
5 = -32.614 d5 = 1.30 nd3 =1.77250 νd3 =49.60
6 = 16.610 d6 = 0.34
7 = 14.576 d7 = 2.60 nd4 =1.92286 νd4 =20.88
8 = -202.956 d8 = (可変)
9 = ∞(絞り) d9 = 1.00
10= 11.593 (非球面) d10= 3.00 nd5 =1.80610 νd5 =40.73
11= -35.595 (非球面) d11= 0.30
12= 9.122 d12= 3.30 nd6 =1.77250 νd6 =49.60
13= -19.178 d13= 0.86 nd7 =1.92286 νd7 =20.88
14= 5.461 d14= (可変)
15= 12.339 (非球面) d15= 3.00 nd8 =1.81474 νd8 =37.03
16= -78.327 (非球面) d16= (可変)
17= ∞ d17= 0.95 nd9 =1.54771 νd9 =62.84
18= ∞ d18= 0.60
19= ∞ d19= 0.50 nd10=1.51633 νd10=64.14
20= ∞ d20= 1.00
21= ∞(像面)
非球面係数
第10面
K = -0.745
4 = -7.12068×10-5
6 = -2.50846×10-7
8 = -9.36369×10-8
10= 0
第11面
K = -6.961
4 = -4.69818×10-5
6 = -9.69203×10-7
8 = -7.71201×10-8
10= 0
第15面
K = 2.346
4 = -1.80684×10-4
6 = -4.97044×10-6
8 = 1.84910×10-7
10= -4.67999×10-9
第16面
K =-50.000
4 = 5.67250×10-5
6 = 7.71481×10-7
8 = 1.45774×10-8
10= 0
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 6.036 10.036 17.569
NO 1.84 2.01 2.25
ω(°) 37.98 24.01 14.02
2 1.00 7.78 16.27
8 14.72 6.60 1.48
14 4.00 4.41 6.92
16 2.40 3.95 5.15 。

実施例3
1 = 23.793 d1 = 4.80 nd1 =1.48749 νd1 =70.23
2 = 172.819 d2 = (可変)
3 = 28.340 d3 = 1.30 nd2 =1.90366 νd1 =31.31
4 = 7.773 d4 = 3.48
5 = -78.545 d5 = 1.00 nd3 =1.81600 νd1 =46.62
6 = 15.477 d6 = 1.54
7 = 15.956 d7 = 2.60 nd4 =1.92286 νd1 =18.90
8 = 73.792 d8 = (可変)
9 = ∞(絞り) d9 = 1.00
10= 12.637 (非球面) d10= 3.00 nd5 =1.80610 νd1 =40.73
11= -33.558 (非球面) d11= 0.30
12= 9.979 d12= 3.30 nd6 =1.77250 νd1 =49.60
13= -102.518 d13= 0.90 nd7 =1.92286 νd1 =18.90
14= 5.866 d14= (可変)
15= 12.579 (非球面) d15= 3.00 nd8 =1.81474 νd1 =37.03
16= -79.820 (非球面) d16= (可変)
17= ∞ d17= 0.95 nd9 =1.54771 νd1 =62.84
18= ∞ d18= 0.60
19= ∞ d19= 0.50 nd10=1.51633 νd1 =64.14
20= ∞ d20= 1.01
21= ∞(像面)
非球面係数
第10面
K = -0.338
4 = -1.67760×10-4
6 = -1.01067×10-6
8 = -1.54472×10-7
10= 0
第11面
K =-14.065
4 = -1.47944×10-4
6 = -1.16748×10-6
8 = -1.26121×10-7
10= 0
第15面
K = 2.162
4 = -1.39058×10-4
6 = -9.02918×10-8
8 = 6.40694×10-8
10= -1.98927×10-9
第16面
K =-38.549
4 = 1.29933×10-4
6 = 8.03738×10-7
8 = 1.70648×10-7
10= -2.88993×10-9
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 6.077 10.502 17.355
NO 1.84 2.05 2.24
ω(°) 37.99 23.27 14.23
2 1.00 7.48 16.09
8 14.52 5.69 1.64
14 3.75 4.43 7.16
16 3.28 5.18 6.19 。

実施例4
1 = 31.079 d1 = 1.00 nd1 =1.92286 νd1 =20.88
2 = 22.683 d2 = 0.01 nd2 =1.56384 νd2 =60.67
3 = 22.683 d3 = 3.30 nd3 =1.83481 νd3 =42.71
4 = 105.363 d4 = (可変)
5 = 41.865 d5 = 0.90 nd4 =2.00330 νd4 =28.27
6 = 7.769 d6 = 3.31
7 = -17.113 d7 = 0.85 nd5 =1.83481 νd5 =42.71
8 = 25.611 d8 = 0.82
9 = 19.784 d9 = 2.20 nd6 =1.92286 νd6 =20.88
10= -39.912 d10= (可変)
11= ∞(絞り) d11= 1.00
12= 7.079 (非球面) d12= 2.00 nd7 =1.58313 νd7 =59.46
13= -52.845 (非球面) d13= 0.20
14= 8.260 d14= 2.30 nd8 =1.48749 νd8 =70.23
15= -59.428 d15= 0.21
16= 12.089 d16= 0.80 nd9 =1.84666 νd9 =23.78
17= 4.050 d17= (可変)
18= -35.202 (非球面) d18= 2.30 nd10=1.58313 νd10=59.46
19= -8.936 (非球面) d19= (可変)
20= ∞ d20= 0.95 nd11=1.54771 νd11=62.84
21= ∞ d21= 0.60
22= ∞ d22= 0.50 nd12=1.51633 νd12=64.14
23= ∞ d23= 0.99
24= ∞(像面)
非球面係数
第12面
K = -0.184
4 = -2.68124×10-4
6 = 1.18191×10-5
8 = -6.84159×10-7
10= 3.41100×10-8
第13面
K = 54.834
4 = 3.00332×10-4
6 = 1.32075×10-5
8 = -4.52900×10-7
10= 3.02400×10-8
第18面
K = 0.000
4 = -1.83055×10-4
6 = 2.30180×10-6
8 = 4.11592×10-8
10= 0
第19面
K = 0.000
4 = 1.93838×10-4
6 = -2.54879×10-6
8 = 8.28627×10-8
10= 7.54300×10-10
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 6.077 12.125 25.440
NO 2.88 3.81 4.73
ω(°) 37.98 20.01 9.77
4 0.80 7.58 17.47
10 16.77 8.74 2.72
17 5.86 11.58 16.79
19 2.85 2.00 2.91 。

実施例5
1 = 24.707 d1 = 1.00 nd1 =1.92286 νd1 =20.88
2 = 18.015 d2 = 3.30 nd2 =1.83481 νd2 =42.71
3 = 60.544 d3 = (可変)
4 = 57.833 d4 = 0.90 nd3 =2.00330 νd3 =28.27
5 = 8.459 d5 = 2.48
6 = -618.227 d6 = 0.85 nd4 =1.83481 νd4 =42.71
7 = 15.900 d7 = 2.00
8 = -15.536 d8 = 0.80 nd5 =1.83481 νd5 =42.71
9 = -100.493 d9 = 0.10
10= 27.850 d10= 2.20 nd6 =1.92286 νd6 =20.88
11= -23.473 d11= (可変)
12= ∞(絞り) d12= 1.00
13= 6.635 (非球面) d13= 2.00 nd7 =1.51633 νd7 =64.14
14= -54.631 (非球面) d14= 0.20
15= 8.049 d15= 2.30 nd8 =1.49700 νd8 =81.54
16= -45.221 d16= 0.21
17= 10.405 d17= 0.80 nd9 =1.84666 νd9 =23.78
18= 3.971 d18= (可変)
19= -22.577 (非球面) d19= 2.30 nd10=1.58313 νd10=59.46
20= -7.318 (非球面) d20= (可変)
21= ∞ d21= 0.95 nd11=1.54771 νd11=62.84
22= ∞ d22= 0.60
23= ∞ d23= 0.50 nd12=1.51633 νd12=64.14
24= ∞ d24= 0.99
25= ∞(像面)
非球面係数
第13面
K = -0.140
4 = -3.58156×10-4
6 = 8.05105×10-6
8 = -7.18267×10-7
10= 3.41100×10-8
第14面
K = 35.123
4 = 3.46111×10-4
6 = 9.71315×10-6
8 = -4.52900×10-7
10= 3.02400×10-8
第19面
K = 0.000
4 = -2.45198×10-4
6 = -2.66338×10-5
8 = 8.12480×10-7
10= 0
第20面
K = 0.000
4 = 5.72566×10-4
6 = -1.60688×10-5
8 = -6.28136×10-10
10= 1.30159×10-8
ズームデータ(∞)
WE ST TE
f (mm) 5.176 10.986 24.805
NO 2.88 3.97 5.15
ω(°) 42.69 21.66 9.94
3 0.80 6.59 16.50
11 16.53 7.48 1.63
18 5.12 11.35 17.13
20 2.56 1.21 0.67 。
以上の実施例1〜4の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図6〜図10に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間状態、(c)は望遠端におけるの球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
上記実施例1〜5の条件式(A)、(1)〜(8)及び後記条件式(9)の値は次の通りである。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
(A) 0.71 0.64 0.65 0.57 0.71
(1) 2.51 2.20 2.23 3.27 3.40
(2) 0.97 1.08 1.08 1.07 1.00
(3) 4.28 3.93 4.14 3.03 3.42
(4) 5.61 5.11 5.29 5.44 5.37
(5) 1.05 0.99 1.04 0.63 0.69
(6) 0.46 0.39 0.41 0.66 0.69
(7) 1.65 1.76 1.67 1.66 1.63
(8) 1.52 1.65 1.56 1.57 1.54
(9) 0.85 0.86 0.88 1.64 2.53 。
以上の本発明の撮像装置において、ズームレンズが次の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.8<h4(w)/h4(t)<0.9 ・・・(9)
ただし、h4(w)は広角端での軸上マージナル光が第4レンズ群の物体側に入射する光線高、h4(t)は望遠端での軸上マージナル光が第4レンズ群の物体側に入射する光線高である。
この条件式(9)は第4レンズ群の軸上マージナル光線の高さに関する条件式である。この条件式(9)の上限の0.9を越えると、望遠側変倍時に第2レンズ群で発生する正の球面収差を補正するのが難しくなる。条件式(9)の下限の0.8を越えると、望遠側変倍時に負の球面収差の発生が大きくなる。
さて、以上のような本発明のズームレンズで物体像を形成しその像をCCD等の撮像素子に受光させて撮影を行う撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図11〜図13は、本発明によるズームレンズをデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示す。図11はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図12は同後方正面図、図13はデジタルカメラ40の構成を示す模式的な透視平面図である。ただし、図11と図13においては、撮影光学系41の非沈胴時を示している。デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、液晶表示モニター47、焦点距離変更ボタン61、設定変更スイッチ62等を含み、撮影光学系41の沈胴時には、カバー60をスライドすることにより、撮影光学系41とファインダー光学系43とフラッシュ46はそのカバー60で覆われる。そして、カバー60を開いてカメラ40を撮影状態に設定すると、撮影光学系41は図13の非沈胴状態になり、カメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が、IRカットコートを施したローパスフィルターLFとカバーガラスCGを介してCCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この処理手段51には記録手段52が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段52は処理手段51と別体に設けてもよいし、フロッピーディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD49に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上にはファインダー用対物光学系53が配置してある。ファインダー用対物光学系53は、複数のレンズ群(図の場合は4群)と2つのプリズムからなり、撮影光学系41のズームレンズに連動して焦点距離が変化するズーム光学系からなり、このファインダー用対物光学系53によって形成された物体像は、像正立部材である正立プリズム55の視野枠57上に形成される。この正立プリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。なお、接眼光学系59の射出側にカバー部材50が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮影光学系41が高性能で小型で沈胴収納が可能であるあるので、高性能・小型化が実現できる。
本発明は、以上のような一般的な被写体を撮影する所謂コンパクトデジタルカメラだけでなく、広い画角が必要な監視カメラや、レンズ交換式のカメラに適用してもよい。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例2の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例3の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例4の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例5の図1と同様の図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例4の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例5の無限遠物点合焦時の収差図である。 本発明によるデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図11のデジタルカメラの後方斜視図である。 図11のデジタルカメラの断面図である。
符号の説明
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第3レンズ群
S…開口絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
I…像面
E…観察者眼球
40…デジタルカメラ
41…撮影光学系
42…撮影用光路
43…ファインダー光学系
44…ファインダー用光路
45…シャッターボタン
46…フラッシュ
47…液晶表示モニター
49…CCD
50…カバー部材
51…処理手段
52…記録手段
53…ファインダー用対物光学系
55…正立プリズム
57…視野枠
59…接眼光学系
60…カバー
61…焦点距離変更ボタン
62…設定変更スイッチ

Claims (11)

  1. 物体側から順に、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群からなり、広角端から望遠端への変倍時に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間が増大するように、少なくとも前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群が移動し、前記第1レンズ群は単レンズ若しくは接合レンズからなり、望遠端よりも広角端において像側に位置し、かつ、以下の条件式(A)、(B)を満足するズームレンズを備えた撮像装置において、
    前記第3レンズ群が、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズからなることを特徴とする撮像装置。
    −0.5<d2 /r1 <2 ・・・(A)
    0.725<IH/fr <0.8 ・・・(B)
    ただし、d2 は条件式(B)を満足する何れかの焦点距離fr のときの第2レンズ群と第3レンズ群の間隔、r1 は第1レンズ群の最も物体側の面の曲率半径である。
  2. 前記ズームレンズが次の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
    2<f4 /fw <3.5 ・・・(1)
    ただし、f4 は第4レンズ群の焦点距離、fw は広角端での全系の焦点距離である。
  3. 前記ズームレンズが次の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
    0.9<f1 /Lw <1.2 ・・・(2)
    ただし、f1 は第1レンズ群の焦点距離、Lw は広角端での全系の全長である。
  4. 前記ズームレンズが次の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の撮像装置。
    2.7<D2(w)/D3(w)<5.0 ・・・(3)
    ただし、D2(w)は広角端での第2レンズ群と第3レンズ群の群間隔、D3(w)は広角端での第3レンズ群と第4レンズ群の群間隔である。
  5. 前記ズームレンズが次の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の撮像装置。
    5<|f1 /f2 |<5.7 ・・・(4)
    ただし、f1 は第1レンズ群の焦点距離、f2 は第2レンズ群の焦点距離である。
  6. 前記ズームレンズが次の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の撮像装置。
    0.6<f3 /f4 <1.2 ・・・(5)
    ただし、f3 は第3レンズ群の焦点距離、f4 は第4レンズ群の焦点距離である。
  7. 前記ズームレンズが次の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から6の何れか1項記載の撮像装置。
    0.3<D3(t)/ft <0.7 ・・・(6)
    ただし、D3(t)は望遠端での第3レンズ群と第4レンズ群の群間隔、ft は望遠端での全系の焦点距離である。
  8. 前記ズームレンズが次の条件式(7)を満足することを特徴とする請求項1から7の何れか1項記載の撮像装置。
    1.6<h3(w)/h’3(w)<1.8 ・・・(7)
    ただし、h3(w)は広角端での軸上マージナル光が第3レンズ群の物体側面に入射する光線高、h’3(w)は広角端での軸上マージナル光が第3レンズ群の像側面から射出する光線高である。
  9. 前記ズームレンズが次の条件式(8)を満足することを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載の撮像装置。
    1.5<h3(t)/h’3(t)<1.7 ・・・(8)
    ただし、h3(t)は望遠端での軸上マージナル光が第3レンズ群の物体側面に入射する光線高、h’3(t)は望遠端での軸上マージナル光が第3レンズ群の像側面から射出する光線高である。
  10. 前記第2レンズ群の物体側から第1、第2の負レンズの硝材の屈折率が何れも1.81以上で、かつ、前記第2レンズ群の正レンズの屈折率が1.85以上であることを特徴とする請求項1から9の何れか1項記載の撮像装置。
  11. 前記第2レンズ群に非球面を有しないことを特徴とする請求項1から10の何れか1項記載の撮像装置。
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