JP6253379B2 - 光学系及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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本発明は、光学系に関し、例えば銀塩フィルム用カメラ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視用カメラ、TVカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系に好適なものである。
近年、固体撮像素子を有する撮像装置に用いられる光学系は高解像度で携帯性が良く、小型で広範囲の撮影が容易なことから広画角であることが要求されている。また、最も像側のレンズ面と撮像面との間にローパスフィルターや色補正フィルター等の各種光学素子が配置されることから、比較的長いバックフォーカスを有すること等が要求されている。
従来、これらの要求を満足する光学系として、物体側から像側へ順に負の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群からなり、全系の焦点距離がバックフォーカスより短いレトロフォーカス型の光学系が知られている(特許文献1,2)。特許文献1,2では所定の長さのバックフォーカスを有し、全系の小型化を図った光学系を開示している。
特開平8−220427号公報 特開2007−225959号公報
レトロフォーカス型の光学系は長いバックフォーカスを確保しつつ広画角化を図るのが容易である。レトロフォーカス型の光学系では、開口絞りに対して物体側に負の屈折力の前群を配置し、像側に正の屈折力の後群を配置する。開口絞りを挟んで非対称な屈折力配置となるため、一般に、ガウス型などをはじめとした対称的な屈折力配置の光学系に対して、コマ収差、歪曲、倍率色収差などの非対称に起因する諸収差の発生が多くなる傾向がある。
一方、光学系の小型化を図るためには、光学系全体のレンズ枚数を少なくし、かつ、各レンズの屈折力を強めれば良い。しかしながら、そのようにすると各レンズ面の曲率が強くなる。その結果として、球面収差、コマ収差、サジタルフレア等の諸収差が多く発生し、光学性能が低下してくる。
レトロフォーカス型の光学系において、レンズ全長を短くしたまま、十分な長さのバックフォーカスを確保するためには、前群の負の屈折力を強める必要がある。しかしながらそうすると、球面収差やコマ収差等の諸収差が更に多く発生してくる。
バックフォーカスが長く、全系が小型で、しかも広画角で、画面全体にわたり高い光学性能を得るには、光学系中の開口絞りの前後のレンズ系の屈折力やレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。これらの設定が適切でないと小型で広画角で高い光学性能の光学系を得るのが困難になってくる。
本発明は、バックフォーカスが長く全系が小型で広画角でありながら画面全域で高画質の画像を得るのが容易な光学系の提供を目的とする。
本発明の光学系は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群から成る光学系であって、
前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力のレンズRG1、負の屈折力のレンズRG2、正の屈折力のレンズRG3、正の屈折力のレンズRG4より構成され、
前記レンズRG1と前記レンズRG2とは接合されており、前記レンズRG2は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状のレンズであり、
全系のレンズ総厚をD、全系の焦点距離をfとするとき、
0.5<D/f≦1.39
なる条件式を満たすことを特徴としている。
この他、本発明の光学系は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群から成る光学系であって、
前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力のレンズRG1、負の屈折力のレンズRG2、正の屈折力のレンズRG3、正の屈折力のレンズRG4より構成され、
前記レンズRG1と前記レンズRG2とは接合されており、前記レンズRG2は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状のレンズであり、
前記レンズRG3の材料の屈折率をNdR3、アッベ数をνdR3、部分分散比をθgFR3とするとき、
1.55<NdR3<1.65
θgFR3−(−0.001682・νdR3+0.6438)>0.01
なる条件式を満たすことを特徴としている。
本発明によれば、バックフォーカスが長く全系が小型で広画角でありながら画面全域で高画質の画像を得るのが容易な光学系が得られる。
実施例1の光学系のレンズ断面図 (A),(B) 実施例1の光学系の無限遠合焦時の縦収差図と横収差図 実施例2の光学系のレンズ断面図 (A),(B) 実施例2の光学系の無限遠合焦時の縦収差図と横収差図 実施例3の光学系のレンズ断面図 (A),(B) 実施例3の光学系の無限遠合焦時の縦収差図と横収差図 実施例4の光学系のレンズ断面図 (A),(B) 実施例4の光学系の無限遠合焦時の縦収差図と横収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、本発明の光学系及びそれを有する撮像装置における最良の形態を述べる。本発明の光学系は、焦点距離がレンズ全長(最も物体側のレンズの物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離)よりも短い、いわゆるレトロフォーカス型の光学系である。本発明の光学系は、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群から構成されている。
図1は本発明の実施例1のレンズ断面図である。図2(A),(B)は実施例1の無限遠に合焦したときの縦収差と横収差図である。図3は本発明の実施例2のレンズ断面図である。図4(A),(B)は実施例2の無限遠に合焦したときの縦収差と横収差図である。図5は本発明の実施例3のレンズ断面図である。図6(A),(B)は実施例3の無限遠に合焦したときの縦収差と横収差図である。図7は本発明の実施例4のレンズ断面図である。図8(A),(B)は実施例4の無限遠に合焦したときの縦収差と横収差図である。図9は本発明の光学系を備えるカメラ(撮像装置)の概略図である。
各実施例の光学系は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置(光学装置)に用いられる撮像光学系として好適なものである。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。尚、各実施例の光学系をプロジェクターなどの投射レンズとして用いても良い。このときは左方がスクリーン側、右方が被投射画像側となる。
レンズ断面図において、LAは光学系である。光学系LAは開口絞りSPを挟んで物体側に負の屈折力の前群FBと像側に正の屈折力の後群RBを有する構成よりなっている。Pは有害光をカットするフレアーカット絞り(光線カット)である。IPは像面であり、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する。
それぞれの縦収差図は、左から順に、球面収差、非点収差、歪曲、倍率色収差を表している。球面収差を示す図において、実線のdはd線(587.6nm)、二点鎖線のgはg線(435.8nm)を表している。また、非点収差を示す図において、実線のΔSはd線のサジタル方向ΔS、破線のΔMはd線のメリディオナル方向ΔMを表している。また、歪曲を示す図は、d線における歪曲を表している。倍率色収差はd線に対するg線について表している。FnoはFナンバー、ωは撮影画角の半画角(度)を示す。
それぞれの横収差において実線のΔMはd線のメリディオナル像面、点線のΔSはサジタル像面を示している。FnoはFナンバー、ωは撮影画角の半画角(度)を示す。各実施例の光学系は、物体側から像側へ順に、負の屈折力の前群FB、開口絞りSP、正の屈折力の後群RBで構成される。こうした屈折力配置とすることで、長いバックフォーカスを容易にしている。
後群RBは全体として正の屈折力を有している。このとき、後群RBを正の屈折力を持つレンズだけで構成すると、球面収差、像面湾曲、色収差等の諸収差の補正を良好に行うのが困難となる。そこで、後群RBを負レンズを含めた複数のレンズより構成している。具体的には、全系の小型化を図りつつ、高い光学性能を得るために、後群RBを3つの正レンズと、1つの負レンズより構成している。
例えば、後群RBに含まれる正レンズの数を2つ以下にすると、各々の正レンズの屈折力が非常に強くなり、コマ収差や非点収差が増加し、これらの諸収差を良好に補正することが困難になる。逆に、正レンズの数を4つ以上にすると、光学性能は良好に維持することができるが、光学系全体の小型化が困難になる。一方、後群RBは全体としては正の屈折力を有するため、後群RBが2つ以上の負レンズを有すると、それに呼応して正レンズの数も増加せねばならず、光学系全体の小型化が困難になる。
以上の理由により、各実施例において光学系の後群RBを、3つの正レンズと、1つの負レンズの、合計4つのレンズで構成し、これにより全系の小型化を図りつつ、良好な光学性能を得ている。
次に、後群RB内の3つの正レンズと1つの負レンズの配置順について説明する。後群RBに含まれる負レンズは、球面収差や非点収差を補正する光学作用を持っている。そのためには、負レンズに適度な屈折力をつけることが必要になる。
負レンズは入射光束を発散させるため、光線の入射高が大きいところに強い負の屈折力の作用をする負レンズを配置すると、負レンズより像側の各レンズの有効径が大きくなり、光学系の小型化が困難になる。光学系の小型化を優先すれば、負レンズの屈折力を弱くせざるをえず、この結果、収差を良好に補正するのが困難になる。このため負レンズは、なるべく光線の入射高が低いところに配置することが好ましい。
仮に後群RBのレンズ構成を、物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズのレンズ構成とすると、負レンズよりサジタルフレアが多く発生し、これを補正することが困難となる。
これらの点を鑑みて、各実施例の光学系は後群RBを物体側から像側へ順に、正レンズRG1、負レンズRG2、正レンズRG3、正レンズRG4の順に配置する。これにより、全系の小型化を図りつつ、良好な光学性能を得ている。そして、正レンズRG1と、負レンズRG2を接合した接合レンズより構成している。接合レンズを有することによって、正レンズRG1の像側のレンズ面、および、負レンズRG2の物体側のレンズ面において(軸上光束における)高次の球面収差や、サジタルフレアが発生するのを軽減している。
このように正レンズRG1と負レンズRG2を接合した接合レンズで構成することで、良好な光学性能を備えた光学系を得ている。そして後群RBにおける、物体側から2番目に配置された負レンズRG2を、物体側に凹面を向けたメニスカス形状より構成している。負レンズRG2が物体側に凸面を向けたメニスカス形状であったり、両凹形状であったりすると、負レンズRG2の物体側のレンズ面で光線が像側に大きく跳ね上げられる。この結果、コマ収差や非点収差が大きく発生してくる。
従って、負レンズRG2を物体側に凹面を向けたメニスカス形状とすることで、良好な光学性能を備えた撮像光学系を得ている。
以上のように、各実施例では、球面収差、コマ収差、サジタルフレア等の諸収差を最小限に抑え、かつ、レンズ枚数が少なく全系の小型化が容易な、広画角で長いバックフォーカスが得られるレトロフォーカス型の光学系を得ている。
各実施例において無限遠から近距離へのフォーカシングは、全系を一体的に物体側へ移動すること、又は前群FBと後群RBの移動量を変えつつ、物体側へ移動すること(フローティング)で行っている。又は前群FBと後群RBのいずれか一方を光軸上移動させることで行っている。
次に、各実施例の光学系における、より好ましい構成について説明する。レンズRG2の物体側のレンズ面の曲率半径をR2a、像側のレンズ面の曲率半径をR2bとする。前群FBの焦点距離をfFとする。後群RBの焦点距離をfRとする。全系の焦点距離をfとする。レンズRG3の材料の屈折率をNdR3、アッベ数をνdR3、部分分散比をθgFR3とする。バックフォーカスをBFとする。全系のレンズ総厚をDとする。レンズFG1の材料の屈折率をNdF1とする。
ここで、Ngをg線(波長435.8nm)に対する屈折率、Ndをd線(波長587.6nm)に対する屈折率、NFをF線(波長486.1nm)に対する屈折率、
NCをC線(波長656.3nm)に対する屈折率、とする。このとき、アッベ数νd、部分分散比θgFは、
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
である。
また、レンズ総厚Dは、最も物体側のレンズの物体側のレンズ面から最も像側のレンズの像側のレンズ面までの光軸上の距離である。つまり、レンズ総厚をD、レンズ全長をL(最も物体側のレンズの物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離)とバックフォーカスBFとの間には、
D+BF=L
の関係式が成り立つ。
光学系として撮像光学系の多くにおいては、光学系内の最終レンズ面と像面との間に、各種フィルタ、カバーガラス、プリズム等、実質的に屈折力を有さない光学素子を挿入する場合がある。こうした光学素子については、レンズ総厚Dには含まれないものとする。実質的に屈折力を有するレンズ系における、第1レンズ面から最終レンズ面までの光軸上の距離がレンズ総厚Dである。
このとき次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
−3.0<(R2a+R2b)/(R2a−R2b)<−1.1 ・・・(1)
1.5<|fF/f|<8.0 ・・・(2)
0.50<fR/f<1.20 ・・・(3)
1.55<NdR3<1.65 ・・・(4)
θgFR3−(−0.001682・νdR3+0.6438)>0.01・・・(5)
1.0<BF/f<2.5 ・・・(6)
0.5<D/f≦1.39 ・・・(7)
1.75<NdF1 ・・・(8)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)は、後群RBの負レンズRG2のレンズ形状(形状因子)について規定する。条件式(1)の上限を超えると、負レンズRG2の物体側のレンズ面で光線が大きく跳ね上げられ、コマ収差や非点収差が大きく発生してくる。また条件式(1)の下限を超えると、サジタルフレアの補正が困難になる。加えて、負レンズRG2の物体側のレンズ面の曲率半径が小さくなり、製造が困難なレンズ形状となる。
条件式(1)を満たすことで、良好な光学性能の光学系を得ている。条件式(2)は、全系の焦点距離に対する前群FBの焦点距離の比について規定する。条件式(2)の下限を超えると、前群FBの負の屈折力が強くなり(負の屈折力の絶対値が大きくなり)、前群FBから球面収差が多く発生する。これを補正するためには後群RBの正の屈折力も強くする必要がある。そうすると、負レンズRG2の負の屈折力を強くすることが困難になる。
結果として、光学系全体での球面収差、非点収差、そしてコマ収差等を良好に補正することが困難になる。条件式(2)の上限を超えると、前群FBの負の屈折力が弱くなる(負の屈折力の絶対値が小さくなる)と、前群FBと後群RBとの主点間隔が大きくなり、全系の小型化が困難になる。条件式(2)を満たすことで、全系の小型化を図りつつ、良好な光学性能の光学系を得ることが容易となる。
条件式(3)は、全系の焦点距離に対する後群RBの焦点距離の比について規定する。条件式(3)の上限を超えて、後群RBの屈折力が弱くなりすぎると、長いバックフォーカスを得るのが困難になる。条件式(3)の下限を超えて、後群RBの屈折力が強くなりすぎると、球面収差や非点収差等の諸収差を良好に補正することが困難になる。条件式(3)を満たすことで、良好な光学性能を有し、かつ、長いバックフォーカスの撮像光学系を得ることが容易になる。
条件式(4)および条件式(5)は、正レンズRG3の材料について規定する。条件式(4)の上限を超えると、必然的に材料の分散が大きくなり、倍率色収差、色のコマ収差等の色収差を良好に補正することが困難となる。条件式(4)の下限を超えると、ペッツバール和が正の方向に増大し、像面湾曲、非点収差が増大し、これらの諸収差を補正することが困難になる。また、条件式(5)の下限を超えると、倍率色収差を良好に補正することが困難になる。条件式(4)および条件式(5)を満たすことで、良好な光学性能の光学系を得ることが容易となる。
条件式(6)はバックフォーカスに関する。条件式(6)はバックフォーカスを全系の焦点距離で規格化して示している。条件式(6)の上限を超えると、光学系は強いレトロフォーカス型の屈折力配置となり、前群FBの負の屈折力、もしくは、後群RBの正の屈折力を更に強くする必要がある。こうした屈折力配置を実現するためには、各単レンズの屈折力の絶対値を大きくする必要がある。
そうすると、レンズ総厚を維持したままでは球面収差、コマ収差、そして像面湾曲をはじめとする諸収差が増大し、これらの諸収差の補正が困難となる。これらの諸収差を良好に補正して高い光学性能を得るためには、レンズ枚数を増やす必要があり、この結果、全系が大型化してくる。また、条件式(6)の下限は、十分な長さのバックフォーカスを確保しつつ広画角化を図るためのものである。条件式(6)を満たすようにバックフォーカスの長さを設定すると、高い光学性能を有しつつ、全系の小型化がより容易となる。
条件式(7)は全系のレンズ総厚に関する。条件式(7)はレンズ総厚を焦点距離で規格化している。条件式(7)の下限を超えると、レンズ総厚が薄くなりすぎ、結果的に前群FBの負の屈折力、もしくは後群RBの正の屈折力が強くなりすぎて、良好な光学性能を保つことが困難となる。条件式(7)の上限を超えて、レンズ総厚が厚くなりすぎると全系が大型化し、全系の小型化が困難になる。条件式(6)および条件式(7)を満たすことで、良好な光学性能を有し、全系が小型化で、しかも長いバックフォーカスの光学系を得ることが容易になる。
条件式(8)を満足すると、像面湾曲、非点収差等を良好に補正することができ、良好な光学性能の撮像光学系を得るのが容易になる。
更に好ましくは、条件式(1)乃至(3)、(6)乃至(8)の数値範囲を、以下のように設定するのが良い。
−2.5<(R2a+R2b)/(R2a−R2b)<−1.4 ・・・(1a)
2.0<|fF/f|<5.0 ・・・(2a)
0.70<fR/f<1.18 ・・・(3a)
1.2<BF/f<2.0 ・・・(6a)
0.9<D/f≦1.39 ・・・(7a)
1.80<NdF1 ・・・(8a)
以上のように各実施例によれば、球面収差、コマ収差、サジタルフレア等の諸収差を良好に補正し、かつ、レンズ枚数が少なく全系が小型で、かつ広画角で長いバックフォーカスが容易に得られる光学系を得ることができる。
各実施例において、正レンズRG4は、非球面を有することが好ましい。軸外光束は、正レンズRG4において光線の入射高が高く、軸上光束も正レンズRG4において光線の入射高が比較的高い。このため、正レンズRG4に非球面を設けることで、像面湾曲、球面収差等を良好に補正することができ、良好な光学性能の光学系を得ることが容易になる。なお、非球面を有するレンズ面は、物体側のレンズ面でも良いし、像側のレンズ面でも良い。また、その両方が非球面であっても構わない。
各実施例の光学系の前群FBは、正の屈折力のレンズを1枚と、負の屈折力のレンズを1枚の、2枚のレンズで構成するのが良い。前群FBは全体では負の屈折力を有するため、負レンズが必要となるが、1枚の正レンズを加えることで、歪曲や色収差等を良好に補正することが容易となる。また、光学系の小型化のためには、前群FBを2枚のレンズで構成することが好ましい。これにより全系の小型化を図りつつ、良好な光学性能の光学系を得ることを容易としている。
更に好ましくは、前群FBを、球面レンズのみで構成する場合は、物体側から像側へ順に正レンズ、負レンズの順に配置するのが良い。また、前群FBに非球面レンズを含める場合は、物体側から像側へ順に、負レンズ、正レンズの順に配置し、負レンズを非球面レンズとするのが良い。このように前群FBを構成することで、歪曲や色収差等を良好に補正しつつ、全系の小型化を容易にしている。
次に、各実施例の光学系をデジタルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置用の撮像光学系として用いたときの特徴について説明する。
[実施例1]
図1の実施例1の光学系について説明する。実施例1の光学系は、負の屈折力の前群FBと、正の屈折力の後群RBとで構成されている。図1のIPは像面を示す。また、前群FBと後群RBとの空気間隔にフレアーカット絞りP、および、開口絞りSPが配置されている。実施例1の光学系は、レトロフォーカス型の屈折力配置であり、広画角でありながら、長いバックフォーカスを確保している。
前群FBは物体側から像側へ順に配置された、正レンズFG1と、負レンズFG2の2つのレンズで構成されている。後群RBは物体側から像側へ順に配置された、正レンズRG1、負レンズRG2、正レンズRG3、正レンズRG4の4つのレンズで構成されている。後群RBをこのようなレンズ構成とすることで、全系の小型化を図りつつ、球面収差、コマ収差、サジタルフレア等を良好に補正して高い光学性能を得ている。また、正レンズRG1と負レンズRG2とを接合した接合レンズとすることで、高次の球面収差やコマ収差等の諸収差の発生を軽減して、高い光学性能を得ている。
加えて、負レンズRG2は物体側に凹面を向けたメニスカス形状より構成して、コマ収差や非点収差の発生を軽減して、高い光学性能を得ている。無限遠から至近距離へのフォーカシングは、全てのレンズが各々の空気間隔を保ったまま、一体的に物体側に繰り出すことで行う。このように、本実施例における光学系は、レンズ枚数が少なく全系が小型でありながら、諸収差が良好に補正された、高い光学性能を有している。
[実施例2]
図3の実施例2の光学系について説明する。実施例2のレンズ構成は実施例1と同じであり、実施例1と同様の効果を得ている。
[実施例3]
図5の実施例3の光学系について説明する。実施例3の光学系は、実施例1に比べて前群FBが物体側から像側へ順に配置された、負レンズFG1と、正レンズFG2で構成されていること、そして負レンズFG1と正レンズFG2の間にフレアーカット絞りPが配置されている点が異なっている。また負レンズFG1が非球面形状のレンズ面を有することが異なっている。
更に無限遠から至近距離へのフォーカシングは、フォーカシングに際しての収差変動を少なくするために前群FBと後群RBとが、それぞれ異なる移動量で物体側に繰り出す方式(フローティング・フォーカシング方式)で行っている。この他の構成は実施例1と同じである。また得られる効果も実施例1と同じである。
[実施例4]
図7の実施例4の光学系について説明する。実施例4の光学系は、実施例1に比べて前群FBが物体側から像側へ順に配置された、正レンズFG1と、負レンズFG2より構成され、正レンズFG1と負レンズFG2が接合された接合レンズとなっている点が異なっている。
本実施例では正レンズRG1と負レンズRG2とを接合した接合レンズとすることで、高次の球面収差やコマ収差の発生を軽減して、高い光学性能を得ている。この他の構成は実施例1と同じである。また得られる効果も実施例1と同じである。図9は本発明の撮像装置としての一眼レフカメラの要部概略図である。図9において、10は実施例1乃至4までの光学系1よりなる撮像光学系である。
撮像光学系10は保持部材である鏡筒2に保持されている。20はカメラ本体である。カメラ本体20はクイックリターンミラー3、焦点板4、ペンタダハプリズム5、接眼レンズ6等によって構成されている。クイックリターンミラー3は、撮像光学系10からの光束を上方に反射する。焦点板4は撮像光学系10の像形成位置に配置されている。ペンタダハプリズム5は焦点板4に形成された逆像を正立像に変換する。観察者は、その正立像を、接眼レンズ6を介して観察する。
7は感光面であり、像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時にはクイックリターンミラー3が光路から退避して、感光面7上に光学系10によって像側形成される。
このように光学系を一眼レフカメラ交換レンズ等の撮像光学系として適用することにより、高い光学性能を有する撮像装置を実現している。尚、本発明の光学系は、デジタルカメラ・ビデオカメラ・銀塩フィルム用カメラ等の他に望遠鏡、双眼鏡、複写機、プロジェクター等の光学機器にも適用できる。またクイックリターンミラーのないミラーレスの一眼レフカメラにも適用することができる。
上のように各実施例によれば、球面収差、コマ収差、サジタルフレア等の諸収差を最小限に抑え、かつ、レンズ枚数が少なくコンパクト化が容易な、広画角でバックフォーカスの長いレトロフォーカス型の光学系を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以下に、実施例1乃至4に各々対応する数値実施例1乃至4を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、riは第i番目(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndi、νdiはそれぞれd線を基準とした屈折率、アッベ数を示す。riおよびdiの単位はいずれもミリである。BFはバックフォーカスである。
数値実施例3における間隔d5の可変とd13の可変は撮影倍率によって変化する。また、非球面は面番号の後に、*の符号を付加して表している。非球面形状は、Xを光軸方向の面頂点からの変位量、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、rを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10、A12を各次数の非球面係数とするとき、
で表す。なお、各非球面係数における「E±XX」は「×10±XX」を意味している。また、前述の各条件式に関係した数値を表1に示す。更に、表2に前述の各条件式に相当する数値を示す。
[数値実施例1]
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 23.706 2.83 1.91082 35.3 16.13
2 63.184 0.25 14.42
3 22.266 0.90 1.48749 70.2 12.89
4 7.213 4.00 10.11
5 ∞ 3.26 8.13(フレアーカット絞り)
6(絞り) ∞ 3.24 8.78
7 -16.321 4.82 1.69680 55.5 9.30
8 -8.400 0.80 1.80610 33.3 11.37
9 -36.438 0.20 13.67
10 227.537 4.39 1.59522 67.7 15.23
11 -15.547 0.90 16.72
12* -34.842 3.55 1.58313 59.4 17.76
13 -15.035 35.68 18.94
像面 ∞
非球面データ
第12面
K = 0.00000e+000, A4=-5.24174e-005, A6= 5.25723e-008, A8=-3.53661e-009,
A10= 3.36031e-011, A12=-1.48386e-013

焦点距離 24.50
Fナンバー 2.88
半画角(度) 29.14
像高 13.66
レンズ全長 64.83
BF 35.68

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -62.02
2 6 22.08

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 40.28
2 3 -22.32
3 7 19.87
4 8 -13.72
5 10 24.62
6 12 42.54
[数値実施例2]
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 26.456 2.57 1.91082 35.3 17.00
2 72.300 0.80 15.55
3 21.142 0.90 1.48749 70.2 12.94
4 7.370 4.00 10.24
5 ∞ 3.40 8.13(フレアーカット絞り)
6(絞り) ∞ 3.74 8.80
7 -13.608 4.19 1.48749 70.2 9.37
8 -9.185 0.80 1.69895 30.1 11.72
9 -28.975 0.20 14.00
10 -165.950 4.67 1.59522 67.7 15.48
11 -13.401 0.15 17.12
12 -222.515 3.73 1.58313 59.4 18.86
13* -22.800 35.60 19.62
像面 ∞
非球面データ
第13面
K = 0.00000e+000, A4= 2.44196e-005, A6= 3.14116e-008, A8= 3.06537e-010,
A10=-7.36366e-013

焦点距離 24.50
Fナンバー 2.88
半画角(度) 29.14
像高 13.66
レンズ全長 64.75
BF 35.60

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -61.94
2 6 22.15

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 44.62
2 3 -23.72
3 7 44.24
4 8 -19.57
5 10 24.21
6 12 43.27
[数値実施例3]
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 16.571 1.00 1.58313 59.4 14.20
2* 7.286 6.74 11.73
3 ∞ 0.10 9.04(フレアーカット絞り)
4 15.619 2.33 1.84666 23.9 9.33
5 28.557 (可変) 9.13
6(絞り) ∞ 3.90 9.33
7 -11.653 3.52 1.51633 64.1 9.58
8 -10.970 0.80 1.85478 24.8 10.77
9 -31.957 0.20 12.36
10 55.908 4.28 1.59522 67.7 14.50
11 -14.836 0.30 15.66
12* -42.297 2.81 1.58313 59.4 16.26
13 -16.285 (可変) 17.21
像面 ∞
非球面データ
第2面
K = 0.00000e+000, A4=-1.40584e-004, A6= 2.13037e-007, A8=-1.82412e-007,
A10= 4.77447e-009, A12=-7.95356e-011

第12面
K = 0.00000e+000, A4=-8.57118e-005, A6=-2.87488e-008, A8=-4.94263e-009,
A10= 5.06855e-011, A12=-2.94893e-013

焦点距離 20.65
Fナンバー 2.88
半画角(度) 33.48
像高 13.66
レンズ全長 64.00
BF 35.30

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -92.19
2 6 24.06

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -23.22
2 4 37.61
3 7 131.46
4 8 -19.89
5 10 20.15
6 12 43.68

フォーカシングによる可変部の間隔に関するデータ
撮影倍率 d 5 d13
0.00 2.71 35.30
-0.15 2.02 38.53
[数値実施例4]
面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 17.065 2.93 1.80400 46.6 14.57
2 6102.941 0.90 1.48749 70.2 13.29
3 7.510 3.00 9.83
4 ∞ 3.50 8.62(フレアーカット絞り)
5(絞り) ∞ 3.45 9.21
6 -16.988 5.16 1.51633 64.1 9.68
7 -8.400 0.80 1.73800 32.3 12.15
8 -28.541 0.20 14.72
9 -14284.291 4.80 1.59522 67.7 16.53
10 -14.519 0.71 17.94
11* -25.983 3.55 1.58313 59.4 18.68
12 -14.733 37.00 20.02
像面 ∞
非球面データ
第11面
K = 0.00000e+000, A4=-4.76647e-005, A6=-1.49243e-007, A8= 3.44448e-010,
A10=-8.30850e-012, A12= 1.01320e-014

焦点距離 27.59
Fナンバー 2.88
半画角(度) 26.34
像高 13.66
レンズ全長 66.00
BF 37.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -90.63
2 5 24.11

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 21.28
2 2 -15.43
3 6 26.71
4 7 -16.41
5 9 24.42
6 11 52.28

FB 前群 RB 後群
FG1 前群FB内で、物体側から数えて1番目に配置されたレンズ
FG2 前群FB内で、物体側から数えて2番目に配置されたレンズ
RG1 後群RB内で、物体側から数えて1番目に配置されたレンズ
RG2 後群RB内で、物体側から数えて2番目に配置されたレンズ
RG3 後群RB内で、物体側から数えて3番目に配置されたレンズ
RG4 後群RB内で、物体側から数えて4番目に配置されたレンズ
SP 開口絞り P フレアーカット絞り

Claims (11)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群から成る光学系であって、
    前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力のレンズRG1、負の屈折力のレンズRG2、正の屈折力のレンズRG3、正の屈折力のレンズRG4より構成され、
    前記レンズRG1と前記レンズRG2とは接合されており、前記レンズRG2は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状のレンズであり、
    全系のレンズ総厚をD、全系の焦点距離をfとするとき、
    0.5<D/f≦1.39
    なる条件式を満たすことを特徴とする光学系。
  2. 前記レンズRG2の物体側のレンズ面の曲率半径をR2a、像側のレンズ面の曲率半径をR2bとするとき、
    −3.0<(R2a+R2b)/(R2a−R2b)<−1.1
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記前群の焦点距離をfF、全系の焦点距離をfとするとき、
    1.5<|fF/f|<8.0
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
  4. 前記後群の焦点距離をfR、全系の焦点距離をfとするとき、
    0.50<fR/f<1.20
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学系。
  5. 前記前群と前記後群との間に配置されたフレアーカット絞りをさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学系。
  6. 前記レンズRG3の材料の屈折率をNdR3、アッベ数をνdR3、部分分散比をθgFR3とするとき、
    1.55<NdR3<1.65
    θgFR3−(−0.001682・νdR3+0.6438)>0.01
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光学系。
  7. バックフォーカスをBF、全系の焦点距離をfとするとき、
    1.0<BF/f<2.5
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学系。
  8. 前記前群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力のレンズFG1、負の屈折力のレンズFG2より構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光学系。
  9. 前記レンズFG1の材料の屈折率をNdF1とするとき、
    1.75<NdF1
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項に記載の光学系。
  10. 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の前群、開口絞り、正の屈折力の後群から成る光学系であって、
    前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力のレンズRG1、負の屈折力のレンズRG2、正の屈折力のレンズRG3、正の屈折力のレンズRG4より構成され、
    前記レンズRG1と前記レンズRG2とは接合されており、前記レンズRG2は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状のレンズであり、
    前記レンズRG3の材料の屈折率をNdR3、アッベ数をνdR3、部分分散比をθgFR3とするとき、
    1.55<NdR3<1.65
    θgFR3−(−0.001682・νdR3+0.6438)>0.01
    なる条件式を満たすことを特徴とする光学系。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光学系と、前記光学系によって形成される像を受光する光電変換素子とを備えることを特徴とする撮像装置。
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