JP2011075975A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011075975A
JP2011075975A JP2009229351A JP2009229351A JP2011075975A JP 2011075975 A JP2011075975 A JP 2011075975A JP 2009229351 A JP2009229351 A JP 2009229351A JP 2009229351 A JP2009229351 A JP 2009229351A JP 2011075975 A JP2011075975 A JP 2011075975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
zoom
refractive power
wide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009229351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011075975A5 (ja
JP5366752B2 (ja
Inventor
Norihiro Nanba
則廣 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009229351A priority Critical patent/JP5366752B2/ja
Priority to US12/872,382 priority patent/US8107171B2/en
Publication of JP2011075975A publication Critical patent/JP2011075975A/ja
Publication of JP2011075975A5 publication Critical patent/JP2011075975A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5366752B2 publication Critical patent/JP5366752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/18Optical objectives specially designed for the purposes specified below with lenses having one or more non-spherical faces, e.g. for reducing geometrical aberration
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/145Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only
    • G02B15/1451Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only the first group being positive
    • G02B15/145121Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having five groups only the first group being positive arranged +-+-+

Abstract

【課題】 高ズーム比で前玉有効径が小型であり、かつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズを得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成され、広角端に対して望遠端において該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が増大し、該第2レンズ群と該第3レンズ群の間隔が減少し、該第3レンズ群と該第4レンズ群の間隔が変化し、該第4レンズ群と該第5レンズ群の間隔が増大するように各レンズ群が移動するズームレンズであって、該第2レンズ群の焦点距離f2、広角端における全系の焦点距離fw、該第4レンズ群の広角端から望遠端へのズーミングにおける移動量M4、広角端および望遠端における該第3レンズ群と該第4レンズ群の間隔D34w、D34tを各々適切に設定すること。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラ、電子スチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ等のように固体撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ、そして銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置は高機能化され、又装置全体が小型化されている。そしてそれに用いる撮影光学系としてレンズ全長が短く、コンパクト(小型)で高ズーム比(高変倍比)で、しかも高解像力のズームレンズであることが要求されている。これらの要求に応えるズームレンズとして、物体側に正の屈折力のレンズ群を配置したポジティブリード型のズームレンズが知られている。ポジティブリード型のズームレンズとして、物体側より像側へ順に正、負、正、負、正の屈折力の5つのレンズ群より成るズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
特開2003−287681号公報 特開2008−281927号公報
一般にズームレンズにおいて、全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図るには、主変倍レンズ群の屈折力を強めてズーミングの際に主変倍レンズ群の移動量を増大すれば良い。しかしながら主変倍レンズ群の屈折力を強めて、移動量を増加させると高ズーム比化は容易になるがズーミングの際の収差変動が増加し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが困難になる。
前述した5群ズームレンズにおいて、高ズーム比とレンズ系全体の小型化を図りつつ、良好な光学性能を得るには、各レンズ群の屈折力や各レンズ群のズーミングに伴う移動条件等を適切に設定することが重要となる。特に第3、第4レンズ群のズーミングに伴う移動条件や第2レンズ群の屈折力(焦点距離の逆数)等を適切に設定することが重要となってくる。これらの構成を適切に設定しないと前玉有効径の小型化を図り、かつ高ズーム比を確保しつつ、全ズーム範囲で高い光学性能を得るのが大変困難になってくる。
本発明は、高ズーム比で前玉有効径が小型であり、かつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成され、
広角端に対して望遠端において該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が増大し、該第2レンズ群と該第3レンズ群の間隔が減少し、該第3レンズ群と該第4レンズ群の間隔が変化し、該第4レンズ群と該第5レンズ群の間隔が増大するように各レンズ群が移動するズームレンズであって、
該第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端における全系の焦点距離をfw、該第4レンズ群の広角端から望遠端へのズーミングにおける移動量(符号は像側に移動する場合を正)をM4、広角端および望遠端における該第3レンズ群と該第4レンズ群の間隔を各々D34w、D34tとするとき、
0.5<|f2|/fw<2.0
−6.0<M4/fw<−2.9
0.01<(D34t−D34w)/fw<1.50
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、高ズーム比で前玉有効径が小型であり、かつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られる小型のズームレンズが得られる。
(A)、(B)、(C)本発明の実施例1の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 A)、(B)、(C)本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例5の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成されている。ズーミングに際しては、広角端に対して望遠端において第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が変化する。更に第4レンズ群と第5レンズ群の間隔が増大するように各レンズ群が移動する。
図1(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例1はズーム比13.33、開口比3.21〜6.08程度のズームレンズである。図3(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比12.00、開口比3.32〜6.09程度のズームレンズである。
図5(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比14.02、開口比3.43〜6.09程度のズームレンズである。図7(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4はズーム比13.44、開口比2.94〜6.09程度のズームレンズである。
図9(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例5はズーム比13.65、開口比2.81〜6.09程度のズームレンズである。図11は本発明の撮像装置の要部概略図である。本発明のズームレンズは、デジタルカメラ、ビデオカメラ、銀塩フィルムカメラ等の撮像装置や望遠鏡、双眼鏡の観察装置、複写機、プロジェクター等の光学機器に用いられるものである。レンズ断面図において左方が前方(物体側、拡大側)で右方が後方(像側、縮小側)である。レンズ断面図において、iは物体側から像側への各レンズ群の順序を示し、Liは第iレンズ群である。
次に各実施例のズームレンズの特徴について説明する。各実施例のレンズ断面図において、L1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群である。SPは開放Fナンバー(Fno)光束を決定(制限)する開口絞りの作用をするFナンバー決定部材(以下「開口絞り」ともいう。)である。Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。又、銀塩フィルム用カメラの撮影光学系として使用する際にはフィルム面に相当する感光面が置かれている。
収差図において、d、gは各々d線及びg線、ΔM、ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡を示している。各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して各レンズ群が移動しており、各レンズ群間隔が次のように変化する。すなわち、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が増大し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群L4との間隔が変化し、第4レンズ群と第5レンズ群L5の間隔が増大する。
このとき、広角端に比べて望遠端において、第1レンズ群L1、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は物体側に位置している。また、第2レンズ群L2は像側に凸状の軌跡を描いて移動しており、第5レンズ群L5は物体側に凸状の軌跡を描いて移動している。Fナンバー決定部材SPは、光軸方向に関して、第3レンズ群L3内に配置している。開口絞りSPをこのように配置することにより望遠端における第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が詰められるため、ズーミングのための第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔変化量を十分確保することができる。これにより高ズーム比のズームレンズを得ている。
各実施例のズームレンズでは、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の屈折力をある程度強めることで広角端において第1レンズ群L1と開口絞りSPとの距離を小さくしている。これにより第1レンズ群L1のレンズ有効径を小型にしている。また第3レンズ群L3、第5レンズ群L5の屈折力をある程度強めることで開口絞りSPから像面IPまでの距離を小さくしている。これにより広角端においてレンズ全長(第1レンズ面から像面までの距離)を短縮している。
各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1を物体側に移動させ、広角端よりも望遠端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔を広げることで変倍作用を得ている。さらに広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3を物体側に移動させて広角端に比べて望遠端の第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔を狭めることで変倍作用を得ている。さらに広角端に比べて望遠端において第3レンズ群と第4レンズ群との間隔を広げることで変倍作用を得ている。このように変倍作用を複数のレンズ群で分担することにより高ズーム比としながらズーミングのための各レンズ群の移動ストロークを短縮するとともに望遠端においてレンズ全長が増大するのを軽減している。変倍に伴うピント変動については第5レンズ群が物体側へ凸形状となる軌跡で移動して補正している。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは第1レンズ群L1もしくは第5レンズ群L5を物体側に移動させることで行っている。
以上のようなレンズ構成とすることで広角端および望遠端においてレンズ全長の増大を軽減しつつ高ズーム比化を図っている。なお各実施例において任意のレンズ群を光軸に対し垂直な方向の成分を持つように移動させてズームレンズが振動したときの像ぶれの補正を行うようにしても良い。
次に各レンズ群のレンズ構成について説明する。以下、特に断りがない限り物体側から像側への順である。第1レンズ群L1は負レンズ11と正レンズ12とを接合した接合レンズ14、物体側の面が凸でメニスカス形状の正レンズで13構成している。各実施例のズームレンズでは小型で高ズーム比とするために第1レンズ群L1の屈折力を強めている。このとき第1レンズ群L1内で発生する諸収差、特に望遠側において球面収差が多く発生してくる。そこで第1レンズ群L1の正の屈折力を接合レンズ14と正レンズ13で分担しこれらの諸収差の発生を低減している。なお正レンズ12にはアッベ数が80を越える低分散材料を用いている。これにより望遠側において軸上色収差と倍率色収差を良好に補正している。
第2レンズ群L2は屈折力の絶対値が物体側に比べて像側に強く、像側の面が凹形状の負レンズ21、両凹形状の負レンズ22、物体側の面が凸形状の正レンズ23で構成している。各実施例のズームレンズでは広角端において広い画角を得ながら第1レンズ群L1の有効径を小型にするために第2レンズ群L2の屈折力を強めている。このとき第2レンズ群L2で発生する諸収差、特に広角側において像面彎曲、望遠側において球面収差が多く発生してくる。各実施例では第2レンズ群L2の負の屈折力を2つの負レンズで分担しこれら諸収差の発生を低減している。このようなレンズ構成により広画角化を図りながら前玉有効径の小型化と高い光学性能を得ている。なお正レンズ23にアッベ数が20より小さい高分散材料を用いることで色消しのために必要な第2レンズ群L2の各レンズの屈折力をなるべく小さくなるようにしている。これによりレンズ枚数を抑えて小型化を図っている。各実施例では第2レンズ群L2を2枚の負レンズと1枚の正レンズで構成している。
第3レンズ群L3は物体側の面が凸形状の正レンズ31、像側の面が凹形状の負レンズ32、正レンズ33で構成している。第3レンズ群L3の変倍作用を強めるとともに広角端においてレンズ全長を短縮するために第3レンズ群L3の屈折力を強めている。このとき第3レンズ群L3で発生する諸収差、特にズーム全域に渡り球面収差、コマ収差、軸上色収差が多く発生してくる。そこで第3レンズ群L3の正の屈折力を2枚の正レンズで分担することによりこれらの諸収差の発生を低減している。なお負レンズ32にアッベ数が20より小さい高分散材料を用いることで色消しのために必要な第3レンズ群L3の各レンズの屈折力を抑えている。これによりレンズ枚数を抑えて小型化を図っている。各実施例では2枚の正レンズと、1枚の負レンズで構成している。
第4レンズ群L4は1つの負レンズ41のみで構成している。各実施例では少ないレンズ枚数で第4レンズ群L4を構成することで薄型化、軽量化を図っている。なお負レンズ41はアッベ数が比較的大きい(アッベ数67以上)低分散な材料を用いて変倍に伴う色収差変動を低減している。第5レンズ群L5は正レンズ51と負レンズ52とを接合した接合レンズ53で構成している。接合レンズ53とすることで第5レンズ群L5の屈折力を強めた場合でもズーム全域にて倍率色収差の発生を良好に抑えている。
各実施例において第2レンズ群L2の焦点距離をf2、広角端における全系の焦点距離をfwとする。第4レンズ群L4の広角端から望遠端へのズーミングにおける移動量(符号は像側に移動する場合を正)をM4とする。広角端および望遠端における第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔(空気間隔)を各々D34w、D34tとする。このとき、
0.5<|f2|/fw<2.0 ‥‥‥(1)
−6.0<M4/fw<−2.9 ‥‥‥(2)
0.01<(D34t−D34w)/fw<1.50 ‥‥‥(3)
なる条件を満足している。
条件式(1)は第2レンズ群L2の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて屈折力が弱すぎると第2レンズ群L2の変倍作用が薄れ、移動量を少なくしつつ、高ズーム比を得るのが困難になる。高ズーム比化を図るために広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔変化を増加させると望遠端においてレンズ全長が増大し全系の小型化が困難になる。また下限を超えて屈折力が強すぎると第2レンズ群L2より広角側において像面彎曲、望遠側において球面収差が多く発生してくるので良くない。
条件式(2)は第4レンズ群L4の移動量を規定する式である。上限を超えて第4レンズ群L4の物体側への移動量が小さすぎると変倍作用が弱まり高ズーム比化が困難になる。このとき第1レンズ群L1の屈折力を強めて変倍作用を補おうとすると望遠側において球面収差が多く発生してくるので良くない。また第2レンズ群L2の屈折力を強めて変倍作用を補おうとすると広角側において像面彎曲、望遠側において球面収差が多く発生してくるので良くない。また下限を超えて物体側への移動量が大きすぎると望遠端においてレンズ全長が増大し全系の小型化が困難になる。
条件式(3)は広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間隔の変化量を規定する式である。上限を越えて間隔の変化量が大きすぎるとズーミングにともなう倍率色収差の変動が大きくなるので良くない。また下限を超えて間隔の変化量が小さすぎると第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔を変えて変倍を行う変倍作用が弱まる。高ズーム比を図るために広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔変化を大きくすると望遠端においてレンズ全長が増大してくるので良くない。更に好ましくは条件式(1)〜(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.7<|f2|/fw<1.9 ‥‥‥(1a)
−5.5<M4/fw<−2.9 ‥‥‥(2a)
0.02<(D34t−D34w)/fw<1.20 ‥‥‥(3a)
以上のように各実施例によれば、ポジティブリード型のズームレンズにおいて、レンズ全長が短く前玉有効径が小型で、さらに高ズーム比としながらズーム全域に渡り諸収差が良好に補正され高い光学性能が得られる。各実施例において更に好ましくは次の諸条件のうちの1以上を満足するのが良い。
第1レンズ群L1、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5の焦点距離を各々f1、f3、f4、f5とする。第4レンズ群L4は1枚の負レンズG41にて構成され、負レンズG41の物体側と像側のレンズ面の曲率半径を各々R4a、R4bとする。また負レンズG41の材料のアッベ数をν4とする。広角端と望遠端における第4レンズ群L4と第5レンズ群L5との間隔を各々D45w、D45tとする。このとき次の条件のうち1以上を満足するのが良い。
4.0<f1/fw<15.0 ‥‥‥(4)
1.0<f3/fw<3.0 ‥‥‥(5)
2.0<|f4|/fw<6.0 ‥‥‥(6)
3.0<f5/fw<7.0 ‥‥‥(7)
−0.7<(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<0.9 ‥‥‥(8)
65<ν4 ‥‥‥(9)
1.5<(D45t−D45w)/fw<6.0 ‥‥‥(10)
条件式(4)は第1レンズ群L1の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて第1レンズ群L1の屈折力が弱すぎると変倍作用が弱まる。そこでズーミングに際して第1レンズ群L1の移動量を増やして変倍作用を補おうとすると望遠端において全長が増大してくるので良くない。また第3レンズ群L3の屈折力を強めて変倍作用を補おうとすると球面収差、コマ収差、軸上色収差等の諸収差が多く発生してくる。収差補正のためにレンズ枚数を増加するとレンズ群の厚みが増大し全系の小型化が困難になる。条件式(4)の下限を超えて第1レンズ群L1の屈折力が強すぎると望遠側において第1レンズ群L1より球面収差が多く発生してくる。収差補正のためにレンズ枚数を増加すると第1レンズ群L1が大型化し前玉有効径が増大してくるので好ましくない。
条件式(5)は第3レンズ群L3の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて第3レンズ群L3の屈折力が弱すぎると第3レンズ群L3の変倍作用が薄れ高ズーム比が困難となる。そこで、ズーミングに際して第3レンズ群の移動量を増大させて変倍比を補おうとすると望遠端においてレンズ全長が増大してくるので良くない。条件式(5)の下限を超えて第3レンズ群L3の屈折力が強すぎるとズーム全域において第3レンズ群L3より球面収差、コマ収差、軸上色収差等が多く発生してくるので良くない。
条件式(6)は第4レンズ群L4の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて第4レンズ群L4の屈折力が弱すぎると変倍作用が弱まり高ズーム比化が困難になる。そこで、ズーミングに際して第3レンズ群L3および第4レンズ群L4の移動量を増大させて変倍比を補おうとすると望遠端においてレンズ全長が増大してくるので良くない。条件式(6)の下限を超えて第4レンズ群L4の屈折力が強すぎるとズーム全域に渡り球面収差、軸上色収差等が多く発生してくる。このときの収差補正のためにレンズ枚数を増やすと全系の小型化が困難になる。
条件式(7)は第5レンズ群L5の焦点距離すなわち屈折力を規定する式である。上限を超えて第5レンズ群L5の屈折力が弱すぎると第5レンズ群L5でフォーカスするときのピント変動を補正する効果が薄れフォーカシングのための移動量が長くなってくる。これにより迅速なフォーカシングが困難になってくる。条件式(7)の下限を超えて第5レンズ群L5の屈折力が強すぎるとペッツバール和が増大しズーム全域にて像面彎曲が増大してくる。レンズ枚数を増やせば像面彎曲の発生を抑えることはできるが、この場合はレンズ重量が増大するため第5レンズ群L5を駆動するための駆動力が増大してくるので良くない。
条件式(8)は第4レンズ群L4の負レンズの形状因子を規定する式である。条件式(8)の値が0より大きいと像側のレンズ面が像側に凹面を向けた形状となる。上限を越えて像側のレンズ面の曲率がきつくなりすぎるとズーム全域に渡り軸外光束において非点隔差が多く発生してくる。条件式(8)の値が0より小さいと物体側のレンズ面が物体側に凹面を向けた形状となる。下限を超えて物体側のレンズ面の曲率がきつくなりすぎるとズーム全域に渡り球面収差、軸上色収差等が多く発生してくる。
条件式(9)は第4レンズ群L4の負レンズの材料のアッベ数を規定する式である。下限を超えてアッベ数が小さすぎると、すなわち分散が大きすぎると第4レンズ群L4より倍率色収差が多く発生してくる。特に高ズーム比化した際にズーム全域にて倍率色収差を低減することが難しくなる。
条件式(10)はズーミングにおける第4レンズ群L4と第5レンズ群L5との間隔変化量を規定する式である。上限を越えて間隔変化量が大きすぎる場合は望遠端において第5レンズ群L5の位置が比較的像側にある場合である。この場合は第5レンズ群L5の横倍率が大きくなり第5レンズ群L5でフォーカスするときのピント補正効果が弱まる。結果として第5レンズ群L5でフォーカスを行うときのフォーカス移動量が増大し迅速なフォーカシングが難しくなる。下限を超えて間隔変化量が小さすぎる場合は望遠端において第5レンズ群L5の位置が比較的物体側にある場合である。この場合は広角端から望遠端へのズーミングに際して第5レンズ群L5の移動ストロークが長くなるため駆動手段が大型化してくるので良くない。更に好ましくは条件式(4)〜(10)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
5.0<f1/fw<14.0 ‥‥‥(4a)
1.3<f3/fw<2.7 ‥‥‥(5a)
3.0<|f4|/fw<5.9 ‥‥‥(6a)
3.4<f5/fw<6.7 ‥‥‥(7a)
−0.5<(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<0.7 ‥‥‥(8a)
67<ν4 ‥‥‥(9a)
2.0<(D45t−D45w)/fw<5.5 ‥‥‥(10a)
以上のように各実施例によれば、レンズ全長が短く前玉有効径が小型で、さらにズーム比12以上の高ズーム比のズームレンズが得られる。
次に本発明の各実施例に対応する数値実施例を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示す。数値実施例においてriは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲率半径である。diは物体側より順に第i番目のレンズ厚及び空気間隔である。ndiとνdiは各々物体側より順に第i番目の材料のガラスのd線に対する屈折率、アッベ数である。最終の2つの面はガラスブロックである。各数値実施例ではガラスブロックを第6レンズ群(焦点距離∞)として示している。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4,A6,A8,A10を各々非球面係数としたとき
なる式で表している。また、[e+X]は[×10+x]を意味し、[e-X]は[×10-x]を意味している。BFはバックフォーカスであり、レンズ最終面から近軸像面までの距離(バックフォーカス)を空気換算したものである。レンズ全長はレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスBFを加えたものである。非球面は面番号の後に*を付加して示す。前述の各条件式と数値実施例における諸数値の関係を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 47.198 0.90 1.84666 23.9
2 28.488 2.50 1.49700 81.5
3 539.546 0.20
4 27.858 1.95 1.69680 55.5
5 130.634 (可変)
6 -142.993 1.03 1.85135 40.1
7* 5.724 2.27
8 -32.718 0.60 1.80400 46.6
9 20.754 0.20
10 10.630 1.40 1.94595 18.0
11 41.156 (可変)
12* 7.790 1.40 1.58313 59.4
13* -42.498 0.92
14(絞り) ∞ 1.48
15 14.621 0.60 1.94595 18.0
16 7.752 0.51
17 38.232 1.45 1.60311 60.6
18 -10.112 (可変)
19 -22.588 0.50 1.48749 70.2
20 23.874 (可変)
21 15.072 2.00 1.69680 55.5
22 -42.895 0.60 1.72825 28.5
23 240.459 (可変)
24 ∞ 0.80 1.51633 64.1
25 ∞ 0.90
像面 ∞

非球面データ
第7面
K =-1.12918e+000 A 4= 7.09263e-004 A 6= 1.64697e-005 A 8=-3.81294e-007 A10= 1.79401e-008

第12面
K =-1.22101e+000 A 4= 4.95648e-005 A 6= 7.55352e-006 A 8= 3.03893e-006 A10=-1.83896e-007

第13面
K =-1.36363e+002 A 4= 9.00236e-007 A 6= 2.00697e-005 A 8= 2.20070e-006 A10=-1.36759e-007

各種データ
ズーム比 13.32
広角 中間 望遠
焦点距離 5.12 17.53 68.25
Fナンバー 3.21 4.62 6.08
画角 37.59 12.51 3.20
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 48.61 56.13 75.70
BF 6.85 13.90 7.26

d 5 0.95 11.54 25.33
d11 15.79 4.21 0.71
d18 1.90 2.57 3.04
d20 2.51 3.39 18.85
d23 5.52 12.48 5.84

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 41.07
2 6 -6.74
3 12 10.27
4 19 -23.73
5 21 23.41
6 24 ∞
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 54.074 1.00 1.84666 23.9
2 32.302 3.20 1.49700 81.5
3 360.632 0.20
4 30.037 2.60 1.69680 55.5
5 117.051 (可変)
6 -208.724 1.03 1.85135 40.1
7* 5.185 3.33
8 -99.402 0.60 1.80400 46.6
9 27.189 0.20
10 11.929 1.40 1.94595 18.0
11 39.178 (可変)
12* 7.196 1.30 1.58313 59.4
13* -29.560 1.00
14(絞り) ∞ 1.00
15 14.252 0.60 1.92286 18.9
16 7.037 0.40
17 411.445 1.20 1.60311 60.6
18 -7.895 (可変)
19 -38.702 0.50 1.48749 70.2
20 16.344 (可変)
21 14.606 2.00 1.69680 55.5
22 -27.378 0.60 1.84666 23.9
23 186.352 (可変)
24 ∞ 0.80 1.51633 64.1
25 ∞ 0.40
像面 ∞

非球面データ
第7面
K =-1.20106e+000 A 4= 6.85364e-004 A 6= 7.17245e-006 A 8=-4.36880e-008 A10= 1.09840e-009

第12面
K =-9.75517e-001 A 4= 3.91334e-005 A 6= 3.84575e-006 A 8= 2.18563e-008 A10= 2.82694e-007

第13面
K =-1.08163e+002 A 4=-5.59344e-005 A 6= 3.70488e-005 A 8=-2.66289e-006 A10= 4.33412e-007

各種データ
ズーム比 12.00
広角 中間 望遠
焦点距離 4.10 13.85 49.20
Fナンバー 3.32 4.64 6.09
画角 44.06 15.48 4.44
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 49.90 55.28 77.13
BF 6.78 11.14 8.40

d 5 0.70 12.38 28.41
d11 17.68 4.21 0.50
d18 0.50 1.06 0.70
d20 2.08 4.34 16.95
d23 5.85 10.21 7.48

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 48.27
2 6 -7.20
3 12 9.50
4 19 -23.50
5 21 26.10
6 24 ∞
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 47.512 0.90 1.80518 25.4
2 28.470 2.50 1.43875 95.0
3 -103.246 0.20
4 24.516 1.95 1.60311 60.6
5 105.244 (可変)
6 -54.280 0.90 1.85135 40.1
7* 6.396 1.55
8 -15.150 0.60 1.80400 46.6
9 18.473 0.20
10 11.244 1.30 1.94595 18.0
11 156.095 (可変)
12* 7.541 1.40 1.58313 59.4
13* -40.115 0.92
14(絞り) ∞ 1.48
15 15.516 0.60 1.92286 18.9
16 7.666 0.38
17 24.239 1.45 1.60311 60.6
18 -10.876 (可変)
19 -19.865 0.50 1.48749 70.2
20 28.946 (可変)
21 16.674 2.00 1.69680 55.5
22 -105.806 0.60 1.72825 28.5
23 -1363.916 (可変)
24 ∞ 0.80 1.51633 64.1
25 ∞ 0.40
像面 ∞

非球面データ
第7面
K =-1.10035e+000 A 4= 6.44761e-004 A 6= 2.11764e-005 A 8=-6.91246e-007 A10= 6.04302e-008

第12面
K =-1.59948e+000 A 4= 1.53111e-004 A 6= 1.87543e-005 A 8= 2.79099e-006 A10=-8.81726e-008

第13面
K =-1.28089e+002 A 4=-3.14007e-005 A 6= 2.72446e-005 A 8= 3.04532e-006 A10=-1.02041e-007

各種データ
ズーム比 14.03
広角 中間 望遠
焦点距離 5.99 19.31 84.00
Fナンバー 3.43 4.58 6.09
画角 33.74 11.37 2.60
像高 3.41 3.88 3.88
レンズ全長 48.06 56.23 75.83
BF 5.99 16.88 7.88

d 5 1.00 10.70 23.32
d11 13.79 4.01 0.32
d18 1.90 1.71 3.07
d20 5.96 3.50 21.82
d23 5.06 15.95 6.95

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 36.85
2 6 -6.00
3 12 9.87
4 19 -24.08
5 21 23.81
6 24 ∞
[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 47.583 0.90 1.84666 23.9
2 28.322 2.50 1.49700 81.5
3 729.820 0.20
4 26.701 1.95 1.69680 55.5
5 146.721 (可変)
6 -467.408 1.03 1.85135 40.1
7* 5.837 2.39
8 -28.474 0.60 1.80400 46.6
9 18.155 0.20
10 10.617 1.40 1.94595 18.0
11 44.585 (可変)
12* 7.918 1.40 1.58313 59.4
13* -77.474 0.92
14(絞り) ∞ 1.48
15 14.846 0.60 1.94595 18.0
16 7.926 0.44
17 31.075 1.45 1.60311 60.6
18 -9.535 (可変)
19 -20.110 0.50 1.49700 81.5
20 31.122 (可変)
21 17.648 2.00 1.69680 55.5
22 -45.634 0.60 1.72825 28.5
23 468.233 (可変)
24 ∞ 0.80 1.51633 64.1
25 ∞ 0.40
像面 ∞

非球面データ
第7面
K =-1.02378e+000 A 4= 6.84596e-004 A 6= 1.55860e-005 A 8=-2.66856e-007 A10= 2.37450e-008

第12面
K =-2.08649e+000 A 4= 2.15383e-004 A 6=-6.03047e-006 A 8= 2.35290e-006 A10=-1.40192e-007

第13面
K = 1.10745e+002 A 4= 1.77179e-004 A 6=-2.72390e-006 A 8= 2.26783e-006 A10=-1.31392e-007

各種データ
ズーム比 13.43
広角 中間 望遠
焦点距離 5.08 23.62 68.26
Fナンバー 2.94 5.00 6.09
画角 37.80 9.28 3.22
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 48.48 57.37 80.71
BF 9.37 20.87 9.95

d 5 0.88 10.88 22.39
d11 15.81 2.19 0.72
d18 0.90 1.55 2.01
d20 0.97 1.31 25.09
d23 8.44 19.95 9.02

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 38.47
2 6 -6.62
3 12 10.28
4 19 -24.50
5 21 26.76
6 24 ∞
[数値実施例5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 46.098 0.90 1.84666 23.9
2 28.596 2.50 1.49700 81.5
3 863.149 0.20
4 29.894 1.95 1.69680 55.5
5 179.501 (可変)
6 657.168 1.00 1.85135 40.1
7* 5.851 2.49
8 -24.233 0.60 1.80400 46.6
9 18.877 0.20
10 10.867 1.40 1.94595 18.0
11 47.319 (可変)
12* 8.081 1.40 1.58313 59.4
13* -64.258 0.92
14(絞り) ∞ 1.48
15 14.608 0.60 1.94595 18.0
16 7.956 0.47
17 32.856 1.45 1.60311 60.6
18 -10.086 (可変)
19 -25.588 0.50 1.59240 68.3
20 33.781 (可変)
21 17.340 2.00 1.69680 55.5
22 -56.560 0.60 1.76182 26.5
23 -385.476 (可変)
24 ∞ 0.80 1.51633 64.1
25 ∞ 0.40
像面 ∞

非球面データ
第7面
K =-1.05658e+000 A 4= 7.06913e-004 A 6= 2.39770e-005 A 8=-8.48244e-007 A10= 4.56287e-008

第12面
K =-2.03441e+000 A 4= 1.33420e-004 A 6=-6.93158e-006 A 8= 2.29951e-006 A10=-1.67742e-007

第13面
K = 1.07246e+002 A 4= 1.35840e-004 A 6=-4.17686e-006 A 8= 2.16787e-006 A10=-1.60151e-007

各種データ
ズーム比 13.66
広角 中間 望遠
焦点距離 5.00 19.47 68.25
Fナンバー 2.81 4.43 6.09
画角 38.44 11.27 3.22
像高 3.33 3.88 3.88
レンズ全長 48.63 58.39 81.70
BF 9.58 17.09 9.77

d 5 0.77 10.33 23.12
d11 15.75 3.45 0.67
d18 0.90 3.05 5.01
d20 0.97 3.81 22.48
d23 8.66 16.16 8.85

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 40.26
2 6 -6.54
3 12 10.49
4 19 -24.50
5 21 24.42
6 24 ∞



次に各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態を図11を用いて説明する。図11において、20はカメラ本体、21は実施例1〜6で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
L1…第1レンズ群、L2…第2レンズ群、L3…第3レンズ群、L4…第4レンズ群、L5…第5レンズ群、SP…絞り、IP…結像面、G…CCDのフォースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック

Claims (9)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成され、
    広角端に対して望遠端において該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が増大し、該第2レンズ群と該第3レンズ群の間隔が減少し、該第3レンズ群と該第4レンズ群の間隔が変化し、該第4レンズ群と該第5レンズ群の間隔が増大するように各レンズ群が移動するズームレンズであって、
    該第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端における全系の焦点距離をfw、該第4レンズ群の広角端から望遠端へのズーミングにおける移動量をM4、広角端および望遠端における該第3レンズ群と該第4レンズ群の間隔を各々D34w、D34tとするとき、
    0.5<|f2|/fw<2.0
    −6.0<M4/fw<−2.9
    0.01<(D34t−D34w)/fw<1.50
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    4.0<f1/fw<15.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    1.0<f3/fw<3.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
    2.0<|f4|/fw<6.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第5レンズ群の焦点距離をf5とするとき、
    3.0<f5/fw<7.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第4レンズ群は1枚の負レンズより構成され、該負レンズの物体側と像側のレンズ面の曲率半径を各々R4a、R4bとするとき、
    −0.7<(R4a+R4b)/(R4a−R4b)<0.9
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第4レンズ群は1枚の負レンズより構成され、該負レンズの材料のアッベ数をν4とするとき、
    65<ν4
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との広角端と望遠端における間隔を各々D45w、D45tとするとき、
    1.5<(D45t−D45w)/fw<6.0
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子を有していることを特徴とする撮像装置。
JP2009229351A 2009-10-01 2009-10-01 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Active JP5366752B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009229351A JP5366752B2 (ja) 2009-10-01 2009-10-01 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US12/872,382 US8107171B2 (en) 2009-10-01 2010-08-31 Zoom lens system and image pickup apparatus including the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009229351A JP5366752B2 (ja) 2009-10-01 2009-10-01 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011075975A true JP2011075975A (ja) 2011-04-14
JP2011075975A5 JP2011075975A5 (ja) 2012-11-08
JP5366752B2 JP5366752B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=43822992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009229351A Active JP5366752B2 (ja) 2009-10-01 2009-10-01 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8107171B2 (ja)
JP (1) JP5366752B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186161A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
US9377604B2 (en) 2013-12-11 2016-06-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Zoom lens and electronic apparatus having the same
JP2016133620A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器、およびズームレンズの製造方法
CN107615130A (zh) * 2015-05-29 2018-01-19 株式会社尼康 变倍光学系统、光学设备以及变倍光学系统的制造方法
JPWO2017099243A1 (ja) * 2015-12-09 2018-10-04 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5541663B2 (ja) 2009-10-06 2014-07-09 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US8913327B2 (en) 2010-03-08 2014-12-16 Nikon Corporation Zoom lens system, optical apparatus and method for manufacturing zoom lens system
JP5436518B2 (ja) * 2011-10-21 2014-03-05 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5933366B2 (ja) * 2012-06-22 2016-06-08 株式会社タムロン ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置
KR102013241B1 (ko) 2012-12-28 2019-08-22 삼성전자주식회사 줌 렌즈 및 이를 포함한 촬영 장치
JP6406935B2 (ja) 2014-09-02 2018-10-17 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
CN109116531B (zh) * 2018-09-30 2020-04-03 浙江大华技术股份有限公司 一种变焦镜头
CN110196484B (zh) * 2019-05-30 2020-06-23 浙江大华技术股份有限公司 一种镜头
CN111474809B (zh) * 2020-04-30 2021-08-20 Oppo广东移动通信有限公司 电子设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093979A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nikon Corp ズームレンズ
JP2009163066A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Olympus Imaging Corp ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4235288B2 (ja) * 1998-09-09 2009-03-11 キヤノン株式会社 リヤーフォーカス式のズームレンズ
JP2003287681A (ja) 2002-03-28 2003-10-10 Minolta Co Ltd 撮像レンズ装置
JP5040430B2 (ja) * 2007-05-14 2012-10-03 コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 変倍光学系、撮像装置及びデジタル機器
JP4869288B2 (ja) * 2008-05-23 2012-02-08 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007093979A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nikon Corp ズームレンズ
JP2009163066A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Olympus Imaging Corp ズームレンズおよびそれを用いた撮像装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186161A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Nikon Corp 変倍光学系、光学装置、変倍光学系の製造方法
US9377604B2 (en) 2013-12-11 2016-06-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Zoom lens and electronic apparatus having the same
JP2016133620A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器、およびズームレンズの製造方法
CN107615130A (zh) * 2015-05-29 2018-01-19 株式会社尼康 变倍光学系统、光学设备以及变倍光学系统的制造方法
JPWO2016194811A1 (ja) * 2015-05-29 2018-03-29 株式会社ニコン 変倍光学系、光学機器及び変倍光学系の製造方法
US10782512B2 (en) 2015-05-29 2020-09-22 Nikon Corporation Zoom optical system, optical device and method for manufacturing the zoom optical system
US11415788B2 (en) 2015-05-29 2022-08-16 Nikon Corporation Zoom optical system, optical device and method for manufacturing the zoom optical system
JPWO2017099243A1 (ja) * 2015-12-09 2018-10-04 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
US11099366B2 (en) 2015-12-09 2021-08-24 Nikon Corporation Zoom lens, optical apparatus and method for manufacturing the zoom lens
JP2021193463A (ja) * 2015-12-09 2021-12-23 株式会社ニコン ズームレンズおよび光学機器
JP7259905B2 (ja) 2015-12-09 2023-04-18 株式会社ニコン ズームレンズおよび光学機器

Also Published As

Publication number Publication date
US8107171B2 (en) 2012-01-31
JP5366752B2 (ja) 2013-12-11
US20110080650A1 (en) 2011-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5366752B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5541663B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5634220B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5675680B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5538873B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5489686B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5523007B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5436518B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5241281B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5858829B2 (ja) ズームレンズおよびこれを用いた撮像装置
US8085478B2 (en) Zoom lens system and image pickup apparatus including the same
JP2009223008A5 (ja)
JP2008070519A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
RU2602406C2 (ru) Вариообъектив, оптическое устройство и способ изготовления вариообъектива
JP2016048354A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5686644B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2011017848A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP6164894B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5924956B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2014202806A5 (ja)
JP2014215500A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017037163A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2016014803A (ja) 防振機能を有したズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5546618B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5726350B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120920

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130813

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130910

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5366752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03