JP2016048354A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

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【課題】 全系が小型、かつ大口径比、高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能のズームレンズを得ること。【解決手段】 物体側から像側へ順に、正、負、正の屈折力の第1レンズ群ないし第3レンズ群を含む後群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、後群は全体として正の屈折力を有し、第3レンズ群は後群の最も物体側に配置され、ズーミングに際して第1ないし第3レンズ群は移動し、広角端における全系の焦点距離fw、望遠端における全系の焦点距離ft、第1レンズ群の焦点距離f1、第2レンズ群の焦点距離f2、広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群ないし第3レンズ群の移動量m1、m2、m3を各々適切に設定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ、監視用カメラ等の撮像素子を用いた電子カメラやフィルム用カメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系として好適なものである。
近年、撮像素子を用いた撮像装置は高機能化され、又、装置全体が小型化されている。また撮像装置に用いられる撮像素子は高解像の画像が得られるよう、素子サイズが微細化されている。それに対応して撮像装置に用いられる撮像光学系には、高い空間周波数まで解像力を有する高い光学性能を有することが要求されている。また、高い空間周波数を有する撮像光学系においては、回折による光学特性の劣化が無視できなくなってくる。回折による結像性能の劣化は撮像光学系のFナンバー(Fno)で決まってくる。
このため、撮像光学系には開放Fnoが明るいことが(大口径比)求められている。さらに撮像素子の素子サイズの微細化に伴い暗所での撮影時におけるノイズの増大を軽減するために、ズーム全域に渡り明るいFnoを有する撮像光学系であることが求められている。更にそれに用いる撮像光学系としてレンズ全長が短く、全系が小型で高ズーム比であること、しかもズーム全域にわたり高解像力のズームレンズであること等が要求されている。
従来、全系が小型で高ズーム比で明るく、ズーミングの際のFナンバーの変動が少ないズームレンズが知られている(特許文献1乃至4)。特許文献1,2では物体側から像側へ順に、正,負,正,負,正の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群よりなり、ズーミングに際して各レンズ群が移動する5群ズームレンズを開示している。
特許文献3では物体側から像側へ順に、正,負,正,正,負の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群よりなり、ズーミングに際して各レンズ群が移動する5群ズームレンズを開示している。特許文献4では物体側より像側へ順に、正,負,正,負,正,負の屈折力の第1レンズ群乃至第6レンズ群より成る6群ズームレンズを開示している。
特開2014−29375号公報 特開2013−160944号公報 特開2003−255228号公報 特開平07−261079号公報
撮像装置に使用されるズームレンズには、全系が小型で明るく(大口径比)、高ズーム比でありかつズーム全域において高い光学性能を有していることが要望されている。前述した5群ズームレンズや6群ズームレンズにおいて、高ズーム比とレンズ系全体の小型化を図りつつ、良好な光学性能を得るには各レンズ群の屈折力やレンズ構成、そして各レンズ群のズーミングに伴う移動条件などを適切に設定することが重要となる。
特に第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群の屈折力やズーミングに際しての第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群の移動条件等を適切に設定することが重要になってくる。これらの構成を適切に設定しないと、全系の小型化を図りつつ、大口径比、高ズーム比で高い光学性能のズームレンズを得るのが難しくなってくる。
本発明は、光学系全体が小型で、大口径比、高ズーム比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を含む後群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記後群は全体として正の屈折力を有し、前記第3レンズ群は前記後群の最も物体側に配置され、ズーミングに際して、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群は移動し、
広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をft、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群の移動量をそれぞれm1、m2、m3とするとき、
0.8<|f2/fw|<1.5
1.1<f1/ft<2.0
−1.9<m1/m2<−1.0
−2.3<m3/m2<−1.1
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、全系が小型、かつ大口径比、高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能のズームレンズ及びそれを有する撮像装置が得られる。
本発明の実施例1のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 (A),(B) 実施例1のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 本発明の実施例2のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 (A),(B) 実施例2のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 本発明の実施例3のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 (A),(B) 実施例3のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 本発明の実施例4のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図 (A),(B) 実施例4のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図 本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図
以下、本発明のズームレンズ系及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を含む後群を有し、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。第3レンズ群は後群の最も物体側に配置されている。ズーミングに際して第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群が移動する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)において無限遠物体に合焦(フォーカス)したときのレンズ断面図である。図2(A),(B)は実施例1のズームレンズの広角端と望遠端(長焦点距離端)において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。図4(A),(B)は実施例2のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。図6(A),(B)は実施例3のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端において無限遠物体に合焦したときのレンズ断面図である。図8(A),(B)は実施例4のズームレンズの広角端と望遠端において無限遠物体に合焦させたときの縦収差図である。
図9は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である。各実施例のズームレンズはビデオカメラ、デジタルカメラ、TVカメラ、監視カメラ、そして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。LBは1つ以上のレンズ群を含む全体として正の屈折力の後群である。SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に配置している。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する感光面が置かれる。レンズ断面図において矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。フォーカスに関する矢印は無限遠から近距離へのフォーカシングに際してのレンズ群又はレンズ部の移動方向を示している。
次に各実施例のズームレンズのレンズ構成について説明する。図1のレンズ断面図においてL1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群である。後群LBは正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5よりなっている。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して第4レンズ群L4は物体側へ移動する。
図1の実施例1では広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1は像側へ凸状の軌跡を描いて移動する。第2レンズ群L2は第1レンズ群L1との間隔を大にしつつ像側へ移動する。第3レンズ群L3は第2レンズ群L2との間隔を縮小しつつ物体側へ移動する。第4レンズ群L4は第3レンズ群L3との間隔を縮小しつつ物体側へ移動する。第5レンズ群L5は物体側に凸状の軌跡を描いて移動する。開口絞りSPは物体側に凸状の軌跡を描いて移動する。
図3のレンズ断面図においてL1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群である。後群LBは正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5よりなっている。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して第3レンズ群L3の一部のレンズ部L3Fは物体側へ移動する。
図3の実施例2では広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1は像側へ凸状の軌跡を描いて移動する。第2レンズ群L2は第1レンズ群L1との間隔を増大しつつ像側へ移動する。第3レンズ群L3は第2レンズ群L2との間隔を縮小しつつ物体側へ移動する。第4レンズ群L4は第3レンズ群L3との間隔を増大しつつ物体側へ移動する。第5レンズ群L5は物体側に凸状の軌跡を描いて移動する。開口絞りSPは第3レンズ群L3との間隔を縮小しつつ物体側へ移動する。
図5のレンズ断面図においてL1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群である。後群LBは正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5よりなっている。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して第4レンズ群L4は物体側へ移動する。
図5の実施例3では広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1は像側に凸状の軌跡で移動する。第2レンズ群L2は第1レンズ群L1との間隔を増大しつつ像側へ移動する。第3レンズ群L3は第2レンズ群L2との間隔を縮小しつつ物体側へ移動する。第4レンズ群L4は第3レンズ群L3との間隔を増大しつつ物体側へ移動する。第5レンズ群L5は物体側に凸状の軌跡を描いて移動する。開口絞りSPは第3レンズ群L3と一体で物体側へ移動している。
図7のレンズ断面図においてL1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群である。後群LBは正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力の第6レンズ群L6よりなっている。無限遠から近距離へのフォーカシングに際して第4レンズ群L4は物体側へ移動する。
図7の実施例4では広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1は像側へ凸状の軌跡を描いて移動する。第2レンズ群L2は第1レンズ群L1との間隔を増大しつつ像側へ移動する。第3レンズ群L3は第2レンズ群L2との間隔を縮小しつつ物体側へ移動する。第4レンズ群L4は第3レンズ群L3との間隔を増大しつつ物体側へ移動する。第5レンズ群L5は第4レンズ群L4との間隔を増大しつつ物体側へ移動する。第6レンズ群L6は物体側へ凸状の軌跡で移動する。開口絞りSPは第3レンズ群L3との間隔を縮小しつつ物体側へ移動する。
球面収差図においてdはd線,gはg線である。非点収差図においてMはメリディオナル像面、Sはサジタル像面である。倍率色収差においてgはg線である。ωは半画角(度)、FnoはFナンバーである。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用のレンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。尚、各実施例においてフォーカシングはズームレンズ全体又は任意の1つのレンズ群を移動させて行っても良い。像ぶれ補正(防振)に際して、実施例1,3,4では第3レンズ群L3を光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動させても良い。また実施例2では第3レンズ群L3の一部のレンズを光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動させても良い。
次に、本発明のズームレンズの特徴について説明する。多くのポジティブリードタイプのズームレンズにおいては、高ズーム比化とレンズ系全体の小型化を図りつつ、物体距離全般にわたり良好な光学性能を得ることが課題となっている。この課題を解決するために、本発明のズームレンズでは、各レンズ群の屈折力やレンズ構成、そして各レンズ群のズーミングに伴う移動条件を適切に設定している。これによって、高ズーム比化を図りつつ、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得ている。
具体的に本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、1つ以上のレンズ群を含み全体として正の屈折力の後群LBを有し、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。後群LBは最も物体側に正の屈折力の第3レンズ群L3を有する。広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をft、第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。ズーミングに際して第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3は移動する。
広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3の移動量をそれぞれm1、m2、m3とする。このとき、
0.8<|f2/fw|<1.5 ・・・(1)
1.1<f1/ft<2.0 ・・・(2)
−1.9<m1/m2<−1.0 ・・・(3)
−2.3<m3/m2<−1.1 ・・・(4)
なる条件式を満足する。
ここで広角端から望遠端へのズーミングにおけるレンズ群の移動量とは、広角端におけるレンズ群の光軸方向の位置と望遠端におけるレンズ群の光軸方向の位置との差をいう。移動量の符号は広角端に比べて望遠端においてレンズ群が像側に位置するときを正、物体側に位置するときを負とする。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は第2レンズ群L2の焦点距離を規定する。条件式(1)を満足することで、広角端において、全系がレトロフォーカスタイプのパワー配置とすることが容易となる。これにより、広角端の広画角化を図りつつ、全ズーム範囲にわたり諸収差の変動が少なく、画面全体にわたり高い光学性能を得ている。
条件式(1)の上限を超えて第2レンズ群L2の負の屈折力が小さくなると(負の屈折力の絶対値が小さくなると)レトロフォーカスタイプのパワー配置とするのが難しくなり、広角端において撮影画角を広くすることが困難となる。条件式(1)の下限を超えて第2レンズ群L2の負の屈折力が大きくなると(負の屈折力の絶対値が大きくなると)、ズーミングに伴う球面収差、倍率色収差の変動を小さくするのが困難となる。又、第2レンズ群L2による軸上光束の発散作用が大きくなり過ぎるために後群LBの小型化が困難になってくる。
条件式(2)は第1レンズ群L1の焦点距離を規定する。条件式(2)の上限を超えて第1レンズ群L1の正の屈折力が小さくなりすぎると、ズーミングに際して第1レンズ群L1の移動量を大きくしなければならず、この結果、望遠端においてレンズ全長が長くなってくる。また、前玉有効径の小型化が難しくなる。条件式(2)の下限を超えて第1レンズ群L1の正の屈折力が強くなりすぎると、高ズーム比化には有利であるが、望遠端において球面収差が増大し、球面収差の補正が困難となる。
条件式(3)はズーミングに際しての第1レンズ群L1の移動量と第2レンズ群L2の移動量の比を規定する。条件式(3)の下限を超え、第1レンズ群L1の移動量が大きくなりすぎると、望遠端において周辺光量を十分確保しようとすると、前玉有効径(第1レンズ群L1の有効径)が増大してくる。上限を超え、第2レンズ群L2の移動量が大きくなりすぎると、ズーミングに伴う球面収差、倍率色収差の変動を小さくするのが困難となる。また、広角端におけるレンズ全長が長くなり、広角端において前玉有効径が増大してくる。
条件式(4)はズーミングに際しての第2レンズ群L2の移動量と第3レンズ群L3の移動量の比を規定する。条件式(4)の下限を超え、第3レンズ群L3の移動量が大きくなりすぎると、ズーミングに伴う球面収差、軸上色収差の変動が増大し、これらの諸収差の補正が困難となる。上限を超え、第2レンズ群L2の移動量が大きくなりすぎると、ズーミングに伴う球面収差、倍率色収差の変動が増大し、これらの諸収差の補正が困難となる。また、広角端におけるレンズ全長が長くなり、広角端において前玉有効径が増大してくる。
更に好ましくは条件式(1)乃至(4)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.0<|f2/fw|<1.4 ・・・(1a)
1.1<f1/ft<1.8 ・・・(2a)
−1.9<m1/m2<−1.1 ・・・(3a)
−2.2<m3/m2<−1.2 ・・・(4a)
以上のように本発明によれば、全系が小型で、明るいFnoを有し、高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
各実施例のズームレンズにおいて更に好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。それによれば各条件式に対応した効果が得られる。第3レンズ群L3の焦点距離をf3とする。望遠端における全系のFナンバーをFnotとする。
本発明のズームレンズを撮像素子を有する撮像装置に用いたとき、広角端から望遠端のズーミングに際して、軸上光線もしくは軸外光線が第3レンズ群L3の最も物体側のレンズ面を通過する入射高さの最大値をhgtとする。撮像素子の有効範囲の対角線長の半分をYmaxとする。このとき、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
4.2<f1/fw<7.5 ・・・(5)
1.0<f3/fw<4.0 ・・・(6)
0.1<Fnot/(ft/fw)<1.0 ・・・(7)
0.2<hgt/(Ymax・Fnot)<1.0 ・・・(8)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(5)は第1レンズ群L1の焦点距離を規定する。条件式(5)の上限を超えて第1レンズ群L1の正の屈折力が小さくなりすぎると、ズーミングに際して第1レンズ群L1の移動量を大きくしなければならず、この結果、望遠端においてレンズ全長が長くなってくるので良くない。また、前玉有効径が増大してくる。条件式(5)の下限を超えて第1レンズ群L1の正の屈折力が大きくなりすぎると、高ズーム比化には有利であるが、望遠端において球面収差が増大し、球面収差の補正が困難となる。
条件式(6)は第3レンズ群L3の焦点距離を規定する。条件式(6)の上限値を超えて第3レンズ群L3の正の屈折力が弱くなりすぎると、ズーミングに際しての第3レンズ群L3の移動量(ズームストローク)が長くなりすぎてレンズ全長が長くなってくる。また、下限値を超えて第3レンズ群L3の屈折力が強くなりすぎると、レンズ全長の短縮化及び高ズーム比化には有利となる。しかしながら、第3レンズ群L3を構成する正レンズのレンズ面の曲率が強くなりすぎて球面収差が多く発生し、大口径比が困難となる。
条件式(7)は広角端におけるFナンバーとズーム比との関係を規定する。条件式(7)の下限値を超えてズーム比に対するFナンバーが小さくなりすぎると、第3レンズ群L3より球面収差が大きく発生してズーム全域で高い光学性能を維持することが困難となる。また上限値を超えてズーム比に対するFナンバーが大きくなりすぎると、高ズーム比化と大口径比化が困難となる。
条件式(8)は、ズームレンズを撮像装置に用いたときの撮像素子の大きさと、望遠端におけるFナンバーに対する後群LBの最も物体側のレンズの有効径hgtとの関係を規定する。条件式(8)の下限値を超えて後群LBの最も物体側のレンズの有効径が小さくなりすぎると、明るいFナンバーに対応する軸上光束に対して十分な有効径を確保するのが困難となり、大口径比が困難となる。また上限値を超えて後群LBの最も物体側のレンズの有効径が大きくなりすぎると、後群LBの最も物体側のレンズより球面収差が大きく発生してくる。
この結果、全系での球面収差の補正が困難となり、大口径比を図りつつ高い光学性能を得るのが困難になる。尚、各実施例において更に好ましくは前述の条件式(5)乃至(8)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
5.0<f1/fw<7.0 ・・・(5a)
1.3<f3/fw<3.5 ・・・(6a)
0.4<Fnot/(ft/fw)<0.9 ・・・(7a)
0.3<hgt/(Ymax・Fnot)<0.8 ・・・(8a)
以上のように各実施例によれば、全系が小型かつ高ズーム比で全ズーム範囲にわたり明るいFnoを有するズームレンズが得られる。
各実施例において好ましくは次の構成のうち1つ以上を満足するのが良い。後群LBを5つ以上のレンズで構成するのが良い。これによれば各レンズに屈折力を分担させレンズ面の曲率を弱く保ちながら第3レンズ群L3の屈折力を高めることができるので、ズーム全域で大口径比を維持しながら高ズーム比化が容易となる。第2レンズ群は広角端から望遠端までのズーミングにおいて、単調に像側に移動するのが良い。これによれば、中間ズーム位置において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔を適切な間隔とし、周辺光量を十分確保することができるので、前玉有効径の小型化が容易となる。
広角端から望遠端へのズーミングにおいて、全てのレンズ群が移動することが良い。これによれば高ズーム比化を図りつつ、ズーミングに際しての収差変動を軽減するのが容易になる。
次に本発明のズームレンズを撮像光学系として用いた撮像装置について説明する。図9において、10は撮像装置である。11は本発明のズ−ムレンズによって構成された撮像光学系、12は撮像光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)を示す。また、13は撮像素子12が受光した被写体像を記録する記録手段、14は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察するためのファインダ−である。上記表示素子は液晶パネル等によって構成され、撮像素子12上に形成された披写体像が表示される。
このように本発明のズームレンズをデジタルカメラ等の光学機器に適用することにより、高い光学性能を有した光学機器が実現できる。尚、本発明はクイックリターンミラーのないSLR(Single lens Reflex)カメラにも同様に適用することができる。尚、本発明のズームレンズはビデオカメラにも同様に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以下に、実施例1乃至4に各々対応する数値実施例1乃至4を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、riは第i番目(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndi、νdiはそれぞれd線を基準とした材料の屈折率、アッベ数を示す。レンズ全長は第1レンズ面から像面までの長さである。バックフォーカスBFは最終レンズ面から像面までの長さである。非球面データには、非球面を次式で表した場合の非球面係数を示す。
但し、
x:光軸方向の基準面からの変位量
h:光軸に対して垂直な方向の高さ
R:ベースとなる2次曲面の半径
k:円錐定数
An:n次の非球面係数
なお、「e−Z」の表示は「10-Z」を意味する。又前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 32.903 0.85 1.94595 18.0 23.11
2 23.697 3.39 1.80420 46.5 22.16
3 239.525 (可変) 21.67
4 104.318 0.67 1.77250 49.6 17.70
5 9.356 4.75 13.33
6* -18.059 0.40 1.76802 49.2 12.53
7 116.691 0.10 12.34
8 30.603 1.20 1.95906 17.5 12.27
9 717.339 (可変) 12.12
10(絞り) ∞ (可変) 10.62
11* 15.470 2.65 1.76802 49.2 12.97
12* -45.132 0.10 12.82
13 11.775 2.52 1.83481 42.7 11.79
14 230.169 0.45 1.85478 24.8 11.01
15 8.338 (可変) 9.56
16 30.731 2.88 1.49700 81.5 11.95
17 -17.952 (可変) 12.20
18 -22.355 0.40 1.85135 40.1 12.30
19* 444.580 0.10 12.75
20 21.426 1.94 1.63854 55.4 13.57
21 -542.945 (可変) 13.69
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.29119e-005 A 6= 8.28299e-008 A 8=-1.20260e-008 A10= 1.04155e-010

第11面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.42389e-005 A 6= 1.20948e-007

第12面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.80026e-005 A 6= 3.00368e-007 A 8=-3.24113e-009 A10= 2.62387e-011

第19面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.63992e-005 A 6=-4.35159e-008 A 8=-9.87071e-010 A10= 8.77351e-012
各種データ
ズーム比 3.94
広角 中間 望遠
焦点距離 9.06 16.39 35.69
Fナンバー 1.85 2.54 2.88
レンズ全長 58.97 58.94 67.77
BF 8.90 13.30 12.40

d 3 0.31 4.81 15.34
d 9 12.26 3.51 0.70
d10 5.34 4.39 0.31
d15 8.38 7.60 6.58
d17 1.40 2.95 10.04
d21 8.90 13.30 12.40

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 50.83
2 4 -10.03
3 10 ∞
4 11 17.24
5 16 23.26
6 18 -115.71
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 ∞ 0.00 26.50
2 33.214 0.85 1.94595 18.0 22.60
3 24.125 3.22 1.80420 46.5 21.75
4 225.206 (可変) 21.27
5 261.263 0.67 1.77250 49.6 18.42
6 9.344 4.53 13.80
7* -24.737 0.40 1.76802 49.2 13.38
8 82.654 0.10 13.17
9 29.481 1.28 1.95906 17.5 13.11
10 386.248 (可変) 12.95
11(絞り) ∞ (可変) 9.75
12* 13.043 3.18 1.76802 49.2 11.63
13* -89.602 0.10 11.22
14 11.511 2.31 1.83481 42.7 10.48
15 89.584 0.45 1.85478 24.8 9.62
16 7.646 5.45 8.48
17 19.041 2.79 1.49700 81.5 10.31
18 -16.625 (可変) 10.52
19 -18.851 0.40 1.67790 55.3 10.47
20* 63.996 (可変) 10.74
21 24.884 2.33 1.48749 70.2 14.32
22 -75.840 (可変) 14.50
像面 ∞
非球面データ
第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.82203e-006 A 6= 1.35115e-007 A 8=-6.19412e-009 A10= 4.22264e-011

第12面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.21022e-005 A 6= 2.55436e-007

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.52048e-005 A 6= 6.05322e-007 A 8=-5.50338e-009 A10= 7.59084e-011

第20面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.50043e-005 A 6=-1.99034e-007 A 8= 7.35018e-009 A10=-2.41682e-010
各種データ
ズーム比 3.99
広角 中間 望遠
焦点距離 8.95 16.47 35.70
Fナンバー 2.06 3.00 3.40
レンズ全長 59.41 59.23 69.20
BF 9.32 12.62 10.66

d 4 0.31 4.62 15.49
d10 14.35 5.72 0.70
d11 5.01 3.28 1.54
d18 0.80 1.73 4.88
d20 1.56 3.19 7.87
d22 9.32 12.62 10.66
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 51.82
2 5 -10.78
3 11 ∞
4 12 13.79
5 19 -21.44
6 21 38.73

[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 ∞ 0.00 33.82
2 32.270 1.15 1.95906 17.5 31.50
3 25.298 5.13 1.72916 54.7 30.00
4 162.718 (可変) 29.41
5 127.361 0.90 1.72916 54.7 21.52
6 10.729 5.56 15.96
7* -37.203 0.65 1.76802 49.2 14.82
8 33.293 0.10 14.25
9 22.874 1.34 1.95906 17.5 14.19
10 65.421 (可変) 13.97
11(絞り) ∞ 0.50 12.34
12 17.127 2.68 1.90366 31.3 13.33
13 -174.033 1.52 13.16
14 -70.217 0.55 1.72047 34.7 12.69
15 9.177 3.28 1.59201 67.0 12.31
16* 584.131 (可変) 12.32
17 13.744 0.65 2.00069 25.5 12.87
18 9.897 6.12 1.49700 81.5 12.32
19 -20.152 (可変) 11.98
20 -34.377 4.17 1.80809 22.8 12.52
21 -7.915 0.65 1.78470 26.3 12.82
22 33.357 2.34 13.60
23* 14.742 4.02 1.77250 49.6 16.40
24 -90.073 4.62 16.07
25 -11.976 0.75 1.58913 61.1 14.41
26 -68.243 (可変) 14.99
像面 ∞
非球面データ
第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.08794e-006 A 6=-9.04283e-008 A 8= 2.59296e-010 A10=-2.01335e-012

第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.72570e-005 A 6= 3.22186e-007 A 8=-4.43524e-009 A10= 3.17129e-011

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.42861e-005 A 6= 4.66096e-007 A 8=-5.01592e-009 A10= 5.52194e-011
各種データ
ズーム比 3.94
広角 中間 望遠
焦点距離 9.07 18.22 35.70
Fナンバー 1.79 2.11 2.30
レンズ全長 73.46 75.70 83.26
BF 3.27 5.83 4.96

d 4 0.31 8.91 18.81
d10 21.02 9.19 1.37
d16 1.15 2.19 3.16
d19 1.03 2.91 8.29
d26 3.27 5.83 4.96

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 60.01
2 5 -11.87
3 11 27.25
4 17 22.29
5 20 -64.56
[数値実施例4]

単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 ∞ 0.00 28.20
2 30.284 0.85 1.94595 18.0 23.61
3 22.814 3.35 1.80420 46.5 22.73
4 112.619 (可変) 22.26
5 108.172 0.67 1.77250 49.6 19.39
6 9.438 4.57 14.46
7* -32.526 0.40 1.76802 49.2 14.14
8 59.773 0.10 13.83
9 28.766 1.30 1.95906 17.5 13.75
10 187.781 (可変) 13.56
11(絞り) ∞ (可変) 9.89
12* 12.657 2.99 1.76802 49.2 10.51
13* -113.566 0.10 10.30
14 12.143 2.40 1.83481 42.7 9.92
15 97.578 0.45 1.85478 24.8 9.12
16 7.681 (可変) 8.26
17 23.603 2.37 1.49700 81.5 8.92
18 -15.079 (可変) 9.22
19 -12.981 0.40 1.62041 60.3 9.25
20* 319.494 (可変) 9.68
21 33.233 2.74 1.51633 64.1 16.04
22 -34.422 (可変) 16.20
像面 ∞
非球面データ
第7面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.96670e-006 A 6=-9.57353e-008 A 8= 2.36657e-009 A10=-3.69455e-011

第12面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.39746e-005 A 6=-5.69486e-007

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.03391e-006 A 6=-4.10695e-007 A 8=-4.41618e-009 A10= 1.33682e-010

第20面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.94043e-005 A 6= 1.43954e-006 A 8=-9.08219e-008 A10= 1.62266e-009
各種データ
ズーム比 5.03
広角 中間 望遠
焦点距離 9.09 18.38 45.70
Fナンバー 2.27 2.83 3.60
レンズ全長 61.57 59.84 72.25
BF 10.40 15.18 5.72

d 4 0.31 5.18 18.10
d10 15.97 5.28 0.70
d11 5.95 3.12 0.30
d16 3.32 5.62 6.80
d18 0.80 1.96 7.59
d20 2.12 0.80 10.35
d22 10.40 15.18 5.72

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 54.36
2 5 -11.76
3 11 ∞
4 12 19.57
5 17 18.90
6 19 -20.10
7 21 33.21

L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群
LB 後群 SP 開口絞り IP 像面

Claims (13)

  1. 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を含む後群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    前記後群は全体として正の屈折力を有し、前記第3レンズ群は前記後群の最も物体側に配置され、ズーミングに際して、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群は移動し、
    広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をft、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群の移動量をそれぞれm1、m2、m3とするとき、
    0.8<|f2/fw|<1.5
    1.1<f1/ft<2.0
    −1.9<m1/m2<−1.0
    −2.3<m3/m2<−1.1
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 4.2<f1/fw<7.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  3. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    1.0<f3/fw<4.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2のズームレンズ。
  4. 前記後群は全体として5つ以上のレンズを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズ群は広角端から望遠端へのズーミングに際して像側に単調に移動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項のズームレンズ。
  6. 広角端から望遠端へのズーミングにおいて、全てのレンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項のズームレンズ。
  7. 望遠端におけるFナンバーをFnotとするとき、
    0.1<Fnot/(ft/fw)<1.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項のズームレンズ。
  8. 前記後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項のズームレンズ。
  9. 前記後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項のズームレンズ。
  10. 前記後群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項のズームレンズ。
  11. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項のズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  13. 望遠端における全系のFナンバーをFnot、広角端から望遠端のズーミングに際して、軸上光線もしくは軸外光線が前記第3レンズ群の最も物体側のレンズ面を通過する入射高さの最大値をhgt、前記撮像素子の有効範囲の対角線長の半分をYmaxとするとき、
    0.2<hgt/(Ymax・Fnot)<1.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項12の撮像装置。
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