JP2017116609A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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明彦 結城
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Abstract

【課題】 高変倍比かつコンパクトであり、ズーミングやフォーカシングに際しての収差変動が低減され、高い光学性能を有するズームレンズを得ること。【解決手段】 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成され、ズーミングに際して前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化し、フォーカシングに際して第4レンズ群が移動するズームレンズにおいて、第4レンズ群の構成、焦点距離、ズーミングに際しての移動量を適切に設定する。【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、放送用カメラ等の撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩写真フィルムを用いたカメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置において、装置全体の高機能化と小型化の両立が要望されている。これらの撮像装置に用いられるズームレンズは、高変倍比かつコンパクトであることが求められている。
特許文献1は、高変倍比であり、フォーカシングに際してのフォーカス群の移動量の低減を図ったズームレンズを開示している。特許文献1のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正、負、正、負、正の屈折力のレンズ群から構成され、フォーカシングに際して第4レンズ群が移動する。
特開2011−186417号公報
特許文献1のズームレンズでは、フォーカシングに際してのフォーカス群の移動量を低減させるため、フォーカス群である第4レンズ群の屈折力を強めている。しかしながら、第4レンズ群の屈折力を強めると、ズーミングやフォーカシングに際して色収差や像面湾曲の変動が大きくなりやすい。
本発明は、高変倍比かつコンパクトであり、ズーミングやフォーカシングに際しての収差変動が低減され、高い光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成され、ズーミングに際して前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群が移動し、前記第4レンズ群は1枚の正レンズと1枚の負レンズから構成され、広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第4レンズ群の移動量をM4、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、望遠端における全系の焦点距離をft、第4レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径をR4o、第4レンズ群の最も像側のレンズ面の曲率半径をR4iとしたとき、
0.050<M4/ft<0.200
0.01<|f4|/ft<0.30
1.20<(R4o+R4i)/(R4o−R4i)<100.00
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明によれば、高変倍比かつコンパクトであり、ズーミングやフォーカシングに際しての収差変動が低減され、高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。 実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。 実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。 (A)、(B)、(C)実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。 本発明の撮像装置の要部概略図である。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成される。ここでレンズ群とは、ズーミングに際して一体的に移動するレンズ要素であって、1枚以上のレンズを有していればよく、必ずしも複数枚のレンズを有していなくてもよい。
図1は実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例1はズーム比23.78、Fナンバー3.30〜6.66程度のズームレンズである。図3は実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比28.48、Fナンバー3.47〜7.10程度のズームレンズである。
図5は実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比37.75、Fナンバー3.60〜7.10程度のズームレンズである。図7は実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4はズーム比42.25、Fナンバー3.61〜7.10程度のズームレンズである。
図9は実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例5はズーム比44.94、Fナンバー3.68〜7.83程度のズームレンズである。
図11は、本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルスチルカメラ、銀塩フィルムカメラ、テレビカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。またレンズ断面図において、iを物体側から像側へのレンズ群の順番とするとLiは第iレンズ群を示す。
実施例1乃至5のズームレンズは、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5から構成される。実施例1乃至5は5つのレンズ群から成るポジティブリード型の5群ズームレンズである。
各実施例のレンズ断面図において、SPは開口絞りである。開口絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間に配置される。Gは光学フィルター、フェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面である。ビデオカメラやデジタルカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する際には、像面IPはCCDセンサやCMOSセンサといった固体撮像素子(光電変換素子)に相当する。銀塩フィルムカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する際には、像面IPはフィルム面に相当する。
球面収差図においてFnoはFナンバーであり、d線(波長587.6nm)、g線(波長435.8nm)に対する球面収差を示している。非点収差図においてΔSはサジタル像面、ΔMはメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。色収差図ではg線における色収差を示している。ωは撮像半画角である。
各実施例では、レンズ断面図中の矢印で示すように、広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。具体的には、各実施例において、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は広角端に比べて望遠端において物体側に位置するように、像側へ移動した後に物体側へ移動する。第2レンズ群L2は、広角端に比べて望遠端において像側に位置するように移動する。第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は、広角端に比べて望遠端において物体側に位置するように移動する。なお、ズーミングに際して第5レンズ群L5は不動である。
また、各実施例では、広角端に比べて望遠端において、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔は広がり、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔は狭まる。そして、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔は狭まり、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔は広がる。
各実施例のズームレンズでは、第4レンズ群L4をフォーカス群としている。無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して第4レンズ群L4は像側へ移動する。また、各実施例のズームレンズでは、任意のレンズ群を光軸と垂直方向の成分を持つように移動させることで、像ぶれの補正を行うことができる。
本発明において、フォーカス群である第4レンズ群L4は、1枚の正レンズと1枚の負レンズから構成される。フォーカス群に正レンズと負レンズを配置することで、フォーカシングに際しての色収差の変動を抑制している。また、1枚の正レンズと1枚の負レンズによりフォーカス群を構成することで、フォーカス群の軽量化を実現することができ、フォーカス群を駆動するためのアクチュエータの負担を低減させることができる。
各実施例のズームレンズは、以下の条件式を満足している。
0.050<M4/ft<0.200…(1)
0.01<|f4|/ft<0.30…(2)
1.20<(R4o+R4i)/(R4o−R4i)<100.00…(3)
ここで、広角端から望遠端へのズーミングに際しての第4レンズ群L4の移動量をM4、第4レンズ群L4の焦点距離をf4、望遠端における全系の焦点距離をftとする。また、第4レンズ群L4の最も物体側のレンズ面の曲率半径をR4o、第4レンズ群L4の最も像側のレンズ面の曲率半径をR4iとする。なお、移動量とは、広角端と望遠端における各レンズ群の光軸上での位置の差であり、移動量の符号は広角端に比べて望遠端で物体側に位置するときを正、像側に位置するときを負とする。
条件式(1)は、広角端から望遠端へのズーミングに際しての第4レンズ群L4の移動量M4と望遠端における全系の焦点距離ftの比を規定した条件式である。条件式(1)の下限値を超えて、第4レンズ群L4の移動量M4が小さくなると、第4レンズ群L4の変倍作用が小さくなり、ズームレンズ全体としての高倍化を実現することが困難になるため、好ましくない。条件式(1)の上限値を超えて、第4レンズ群L4の移動量M4が大きくなると、広角端における第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔を大きくする必要が生じ、レンズ系の大型化を招くため好ましくない。
条件式(2)は、第4レンズ群L4の焦点距離f4と、望遠端における全系の焦点距離ftの比を規定した条件式である。条件式(2)の下限値を超えて、第4レンズ群L4の焦点距離f4が短くなると、第4レンズ群L4の屈折力が強くなりすぎる。その結果、フォーカシングに際しての色収差や像面湾曲の変動が大きくなるため好ましくない。条件式(2)の上限値を超えて、第4レンズ群L4の焦点距離f4が長くなると、第4レンズ群L4の屈折力が弱くなりすぎる。その結果、フォーカシングに際しての第4レンズ群L4の移動量が大きくなり、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔や第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔を大きくする必要が生じ、レンズ系の大型化を招くため好ましくない。
条件式(3)は、第4レンズ群L4の最も物体側のレンズ面と最も像側のレンズ面の形状を規定した条件式である。条件式(3)の下限値を超えると、第4レンズ群L4の最も物体側のレンズ面の曲率半径R4oが長くなり過ぎて、望遠端における像面湾曲を良好に補正することが困難になるため好ましくない。条件式(3)の上限値を超えると、第4レンズ群L4の最も物体側のレンズ面と最も像側のレンズ面の曲率半径の値が近くなり過ぎて、望遠端における球面収差を良好に補正することが困難になるため好ましくない。
各実施例では以上説明したように、条件式(1)乃至(3)を満足するように各要素を適切に設定している。これにより高変倍比かつコンパクトであり、ズーミングやフォーカシングに際しての収差変動が低減され、高い光学性能を有するズームレンズを得ることができる。
なお、各実施例において、好ましくは、条件式(1)乃至(3)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
0.052<M4/ft<0.150…(1a)
0.05<|f4|/ft<0.20…(2a)
1.40<(R4o+R4i)/(R4o−R4i)<10.00…(3a)
また、さらに好ましくは、条件式(1)乃至(3)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
0.054<M4/ft<0.100…(1b)
0.10<|f4|/ft<0.17…(2b)
1.50<(R4o+R4i)/(R4o−R4i)<5.00…(3b)
さらに、各実施例において、次の条件式のうち1つ以上を満足することがより好ましい。
4.0<ν4n−ν4p<30.0…(4)
1.0<D45t/D34t<2.5…(5)
0.10<f3/|f4|<0.60…(6)
1.0<M3/M4<3.0…(7)
30.0<ν3p−ν3n<70.0…(8)
0.50<f5/|f4|<1.50…(9)
−10.00<(R5o+R5i)/(R5o−R5i)<−0.50…(10)
ここで、第4レンズ群L4に含まれる正レンズの材料のアッベ数をν4p、第4レンズ群L4に含まれる負レンズの材料のアッベ数をν4nとする。また、望遠端における第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の光軸上の間隔をD34t、望遠端における第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の光軸上の間隔をD45t、第3レンズ群L3の焦点距離をf3とする。広角端から望遠端へのズーミングに際しての第3レンズ群L3の移動量をM3、第3レンズ群L3に含まれる正レンズの材料のアッベ数の平均値をν3p、第3レンズ群L3に含まれる負レンズの材料のアッベ数の平均値をν3nとする。さらに、第5レンズ群L5の焦点距離をf5、第5レンズ群L5の最も物体側のレンズ面の曲率半径をR5o、第5レンズ群L5の最も像側のレンズ面の曲率半径をR5iとする。
条件式(4)は、第4レンズ群L4に含まれる正レンズの材料と負レンズの材料を規定した条件式である。条件式(4)の下限値を超えると、第4レンズ群L4に含まれる正レンズと負レンズの材料のアッベ数の差が小さくなり過ぎて、色収差を良好に補正することが困難になるため好ましくない。条件式(4)の上限値を超えると、正レンズと負レンズの材料のアッベ数の差が大きくなり過ぎ、部分分散比の差も大きくなる傾向にある。その結果、フォーカシングに際しての色収差の2次スペクトルの変動が大きくなるため好ましくない。
条件式(5)は、望遠端における第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の光軸上の間隔D34tと、望遠端における第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の光軸上の間隔D45tの比を規定した条件式である。条件式(5)の下限値を超えて、望遠端における第4レンズ群L4と第5レンズ群L5光軸上の間隔D45tが短くなると、無限遠から近距離へのフォーカシングに際して、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5が干渉するおそれがあるため、好ましくない。条件式(5)の上限値を超えて、望遠端における第4レンズ群L4と第5レンズ群L5光軸上の間隔D45tが長くなると、第4レンズ群L4を出射した軸外光線が第5レンズ群L5に入射する高さが高くなる。その結果、第5レンズ群L5において発生する像面湾曲を十分に補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(6)は、第3レンズ群L3の焦点距離f3と第4レンズ群L4の焦点距離f4の比を規定した条件式である。条件式(6)の下限値を超えて、第3レンズ群L3の焦点距離f3が短くなると、第3レンズ群L3の屈折力が強くなりすぎる。その結果、各ズーム領域において軸上色収差や非点収差が多く発生するため好ましくない。条件式(6)の上限値を超えると、第3レンズ群L3の焦点距離f3が長くなり、第3レンズ群L3の屈折力が弱くなりすぎる。また、第4レンズ群L4の焦点距離f4が短くなり、第4レンズ群L4の屈折力が強くなりすぎる。その結果、第5レンズ群L5に入射する光線の高さが高くなり、第5レンズ群L5の径が大型化するため好ましくない。
条件式(7)は、広角端から望遠端へのズーミングに際しての第3レンズ群L3の移動量M3と、第4レンズ群L4の移動量M4の比を規定した条件式である。条件式(7)の下限値を超えて、第4レンズ群L4の移動量M4が大きくなると、広角端における第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔を大きくする必要が生じ、レンズ系の大型化を招くため好ましくない。条件式(7)の上限値を超えて、第3レンズ群L3の移動量M3が大きくなると、望遠端におけるレンズ全長が増大するため好ましくない。
条件式(8)は、第3レンズ群L3に含まれる正レンズの材料と負レンズの材料を規定した条件式である。条件式(8)の下限値を超えると、第3レンズ群L3に含まれる正レンズと負レンズの材料のアッベ数の差が小さくなり過ぎて、色収差を良好に補正することが困難になるため好ましくない。条件式(8)の上限値を超えると、第3レンズ群L3に含まれる正レンズと負レンズの材料のアッベ数の差が大きくなり過ぎ、部分分散比の差も大きくなる傾向にある。その結果、望遠端における色収差の2次スペクトルが多く発生するため好ましくない。
条件式(9)は、第4レンズ群L4の焦点距離f4と第5レンズ群L5の焦点距離f5の比を規定した条件式である。条件式(9)の下限値を超えて、第5レンズ群L5の焦点距離f5が短くなると、第5レンズ群L5の屈折力が強くなりすぎる。その結果、望遠端において非点収差や像面湾曲が多く発生するため好ましくない。条件式(9)の上限値を超えて、第5レンズ群L5の焦点距離f5が長くなると、第5レンズ群L5の屈折力が弱くなりすぎる。その結果、フォーカス群である第4レンズ群L4のフォーカス敏感度が低くなり、フォーカシングに際しての第4レンズ群L4の移動量が増大するため好ましくない。
条件式(10)は、第5レンズ群L5の最も物体側のレンズ面と最も像側のレンズ面の形状を規定した条件式である。条件式(10)の下限値を超えると、第5レンズ群L5の最も物体側のレンズ面と最も像側のレンズ面の曲率半径の値が近くなり過ぎて、望遠端における像面湾曲を良好に補正することが困難になるため好ましくない。条件式(10)の上限値を超えると、第5レンズ群L5の最も像側のレンズ面の曲率半径R5iが長くなり過ぎて、望遠端における倍率色収差を良好に補正することが困難になるため好ましくない。
なお、好ましくは、条件式(4)〜(10)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
4.2<ν4n−ν4p<15.0…(4a)
1.1<D45t/D34t<2.4…(5a)
0.30<f3/|f4|<0.59…(6a)
1.2<M3/M4<2.5…(7a)
32.0<ν3p−ν3n<50.0…(8a)
0.60<f5/|f4|<1.20…(9a)
−5.00<(R5o+R5i)/(R5o−R5i)<−0.52…(10a)
さらに好ましくは、条件式(4)〜(10)の数値範囲を次のように設定するのが良い。
4.3<ν4n−ν4p<12.0…(4b)
1.2<D45t/D34t<2.2…(5b)
0.40<f3/|f4|<0.58…(6b)
1.3<M3/M4<2.0…(7b)
35.0<ν3p−ν3n<45.0…(8b)
0.70<f5/|f4|<1.10…(9b)
−2.00<(R5o+R5i)/(R5o−R5i)<−0.55…(10b)
続いて、各レンズ群の構成について説明する。各実施例のズームレンズにおいて、第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズの接合レンズ、正レンズから構成される。これにより、正の屈折力を分担することができ、望遠端における軸上色収差や倍率色収差を良好に補正することができる。
実施例1及び2のズームレンズにおいて、第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズ、負レンズ、正レンズから構成される。実施例3乃至5のズームレンズでは、第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズ、正レンズから構成される。負の屈折力を複数のレンズで分担することで、望遠端における短波長領域の色の球面収差を良好に補正することができる。
各実施例のズームレンズにおいて、第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズと正レンズの接合レンズから構成される。正の屈折力を複数のレンズで分担することで、球面収差やコマ収差、軸上色収差を良好に補正することができる。
実施例1乃至4のズームレンズにおいて、第4レンズ群L4は、負レンズと正レンズの接合レンズから構成される。実施例5のズームレンズでは、第4レンズ群L4は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズから構成される。
実施例1及び2のズームレンズにおいて、第5レンズ群L5は、1枚の正レンズから構成される。実施例3乃至5のズームレンズでは、第5レンズ群L5は、正レンズと負レンズの接合レンズから構成される。各実施例のズームレンズでは、第5レンズ群L5を構成するレンズ枚数をできる限り少なくすることで、第5レンズ群L5の軽量化と薄型化を実現している。
次に、本発明の実施例1から5にそれぞれ対応する数値実施例1から5を示す。各数値実施例において、iは物体側からの光学面の順序を示す。riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。
またKを離心率、A4、A6、A8、A10、A12を非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h/R)/[1+[1−(1+K)(h/R)1/2]+A4h+A6h+A8h+A10h10+A12h12
で表示される。但しRは近軸曲率半径である。また「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。
各実施例において、バックフォーカス(BF)は、レンズ系の最も像側の面から像面までの距離を、空気換算長により表したものである。また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
なお、広角端における有効像円径(イメージサークルの直径)を、望遠端における有効像円径に比べて小さくすることができる。これは、画像処理によって画像を引き伸ばすことで、広角側において発生しやすい樽型の歪曲収差を補正することができるためである。
[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 35.835 0.75 1.85478 24.8
2 25.179 2.93 1.49700 81.5
3 -144.069 0.05
4 25.890 1.52 1.59282 68.6
5 49.840 (可変)
6* 44.769 0.40 1.85135 40.1
7* 6.082 2.56
8 -9.995 0.30 1.77250 49.6
9 ∞ 0.24
10 -31.840 0.30 1.77250 49.6
11 43.530 0.08
12 16.322 1.11 1.95906 17.5
13 -83.903 (可変)
14(絞り) ∞ (可変)
15* 5.970 2.38 1.58313 59.5
16* 53.775 0.27
17 11.125 0.40 1.80610 33.3
18 4.541 2.72 1.49710 81.6
19* -55.680 (可変)
20 26.730 0.35 1.80400 46.6
21 6.879 0.90 1.58144 40.8
22 10.497 (可変)
23 8.930 2.50 1.53160 55.8
24* 67.902 1.05
25 ∞ 0.80 1.51633 64.1
26 ∞ 1.33
像面 ∞

非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.31609e-003 A 6=-2.11815e-004 A 8= 1.47658e-005 A10=-4.85016e-007 A12= 6.06410e-009

第7面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.55393e-003 A 6=-1.60813e-004 A 8= 4.64854e-007 A10= 9.56006e-007 A12=-3.75286e-008

第15面
K = 6.33701e-001 A 4=-3.99581e-004 A 6=-3.90298e-005 A 8=-1.16903e-007

第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.18468e-004 A 6=-6.83308e-005 A 8= 3.38741e-006

第19面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.11964e-004 A 6= 7.59037e-005 A 8=-1.83757e-006

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.91449e-005 A 6=-2.12153e-005 A 8= 7.02392e-007 A10=-1.02421e-008

各種データ
ズーム比 23.78
広角 中間 望遠
焦点距離 4.63 74.00 110.10
Fナンバー 3.30 6.47 6.66
半画角 34.46 3.00 2.02
像高 3.18 3.88 3.88
レンズ全長 52.05 71.82 73.41
BF 2.91 2.91 2.91

d 5 0.39 25.92 28.23
d13 16.06 1.94 0.52
d14 3.62 0.57 0.56
d19 3.56 13.24 9.15
d22 5.47 7.21 11.99

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 41.30
2 6 -5.66
3 15 10.01
4 20 -17.48
5 23 19.06
[数値実施例2]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 39.482 0.75 1.85478 24.8
2 26.894 2.83 1.49700 81.5
3 -152.427 0.05
4 26.486 1.67 1.59282 68.6
5 60.176 (可変)
6* 38.890 0.40 1.85135 40.1
7* 5.892 2.56
8 -10.204 0.30 1.77250 49.6
9 ∞ 0.24
10 -30.712 0.30 1.77250 49.6
11 36.813 0.08
12 15.341 1.09 1.95906 17.5
13 -97.436 (可変)
14(絞り) ∞ (可変)
15* 6.013 2.38 1.58313 59.5
16* 50.325 0.27
17 10.070 0.40 1.80610 33.3
18 4.398 2.72 1.49710 81.6
19* -1514.412 (可変)
20 27.425 0.35 1.80400 46.6
21 7.336 0.90 1.58144 40.8
22 11.234 (可変)
23 9.309 2.50 1.53160 55.8
24* 84.502 1.30
25 ∞ 0.80 1.51633 64.1
26 ∞ 1.09
像面 ∞


非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.08819e-003 A 6=-1.87950e-004 A 8= 1.31237e-005 A10=-4.31866e-007 A12= 5.42581e-009

第7面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.33658e-003 A 6=-1.48334e-004 A 8= 1.09915e-006 A10= 7.86851e-007 A12=-3.14239e-008

第15面
K = 7.18200e-001 A 4=-3.96296e-004 A 6=-4.59405e-005 A 8= 2.47236e-007

第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.15828e-004 A 6=-7.78234e-005 A 8= 4.58302e-006

第19面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.82159e-004 A 6= 8.69814e-005 A 8=-3.51609e-006

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.38561e-005 A 6=-1.95173e-005 A 8= 5.75364e-007 A10=-7.37782e-009
各種データ
ズーム比 28.48
広角 中間 望遠
焦点距離 4.63 72.91 132.00
Fナンバー 3.47 6.75 7.10
半画角 34.43 3.04 1.68
像高 3.18 3.88 3.88
レンズ全長 53.40 73.29 74.87
BF 2.92 2.92 2.92

d 5 0.39 26.06 29.22
d13 16.60 2.55 0.25
d14 3.74 0.54 0.26
d19 3.24 14.26 8.16
d22 6.43 6.88 14.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 41.32
2 6 -5.58
3 15 10.22
4 20 -19.11
5 23 19.46
[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 46.780 0.75 1.85478 24.8
2 32.279 3.57 1.49700 81.5
3 -271.082 0.05
4 33.765 2.16 1.59282 68.6
5 84.519 (可変)
6* 37.417 0.40 1.85135 40.1
7* 5.705 2.64
8 -9.490 0.40 1.77250 49.6
9 36.517 0.08
10 15.257 1.56 1.95906 17.5
11 -133.670 (可変)
12(絞り) ∞ (可変)
13* 6.202 2.38 1.55332 71.7
14* 1083.765 0.27
15 11.626 0.40 1.88300 40.8
16 4.486 2.72 1.49710 81.6
17* -72.610 (可変)
18 22.246 0.35 1.59282 68.6
19 7.049 0.90 1.51633 64.1
20 7.920 (可変)
21* 9.605 2.98 1.53160 55.8
22 -31.477 0.40 1.60737 27.0
23 -131.192 1.30
24 ∞ 0.80 1.51633 64.1
25 ∞ 1.08
像面 ∞


非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.59520e-004 A 6=-8.02057e-005 A 8= 5.50909e-006 A10=-1.68327e-007 A12= 1.91904e-009

第7面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.75317e-004 A 6=-7.23933e-005 A 8= 1.61814e-006 A10= 2.35851e-007 A12=-8.86589e-009

第13面
K = 5.48977e-001 A 4=-4.09557e-004 A 6=-2.68539e-005 A 8=-5.94120e-007

第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.81798e-004 A 6=-4.39424e-005 A 8= 1.46581e-006

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.64086e-004 A 6= 4.19191e-005 A 8=-1.63179e-006

第21面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.07252e-005 A 6= 1.13311e-005 A 8=-5.59090e-007 A10= 1.14585e-008

各種データ
ズーム比 37.75
広角 中間 望遠
焦点距離 4.45 83.03 168.00
Fナンバー 3.60 6.21 7.10
半画角 35.53 2.67 1.32
像高 3.18 3.88 3.88
レンズ全長 59.91 86.95 89.01
BF 2.91 2.91 2.91

d 5 0.39 34.27 38.00
d11 16.92 3.91 0.25
d12 7.08 0.46 0.35
d17 4.02 14.74 8.40
d20 6.32 8.38 16.82

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 51.06
2 6 -6.10
3 13 11.42
4 18 -20.69
5 21 17.46
[数値実施例4]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 47.649 0.75 1.85478 24.8
2 33.567 4.18 1.49700 81.5
3 -332.934 0.05
4 38.192 2.21 1.59282 68.6
5 91.856 (可変)
6* 52.255 0.40 1.85135 40.1
7* 6.012 2.50
8 -10.797 0.40 1.80400 46.6
9 26.526 0.08
10 13.260 1.59 1.95906 17.5
11 -1001.850 (可変)
12(絞り) ∞ (可変)
13* 6.066 2.38 1.49710 81.6
14* 48.478 0.27
15 9.285 0.40 1.88300 40.8
16 4.509 2.72 1.49710 81.6
17* -354.334 (可変)
18 25.669 0.35 1.49700 81.5
19 6.753 0.90 1.48749 70.2
20 7.955 (可変)
21* 10.796 2.80 1.53160 55.8
22 -24.184 0.40 1.63540 23.9
23 -59.237 1.30
24 ∞ 0.80 1.51633 64.1
25 ∞ 1.08
像面 ∞


非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.48326e-004 A 6=-9.19929e-005 A 8= 5.55875e-006 A10=-1.58827e-007 A12= 1.72625e-009

第7面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.59644e-004 A 6=-7.22775e-005 A 8= 1.24244e-006 A10= 2.33676e-007 A12=-8.12302e-009

第13面
K = 5.75535e-001 A 4=-3.79638e-004 A 6=-3.07492e-005 A 8=-2.04947e-007

第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.17947e-004 A 6=-4.54687e-005 A 8= 2.21396e-006

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.14979e-004 A 6= 3.89707e-005 A 8=-1.34343e-006

第21面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.90448e-005 A 6= 1.15772e-005 A 8=-6.51219e-007 A10= 1.32889e-008

各種データ
ズーム比 42.25
広角 中間 望遠
焦点距離 4.45 97.88 188.00
Fナンバー 3.61 6.90 7.10
半画角 35.53 2.27 1.18
像高 3.18 3.88 3.88
レンズ全長 63.67 94.55 96.95
BF 2.91 2.91 2.91

d 5 0.39 38.96 42.42
d11 17.71 4.07 0.80
d12 8.25 0.56 0.38
d17 3.23 15.27 8.75
d20 8.52 10.14 19.04

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 56.07
2 6 -6.16
3 13 11.78
4 18 -23.60
5 21 18.19
[数値実施例5]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 46.289 0.75 1.85478 24.8
2 33.301 4.51 1.49700 81.5
3 -452.069 0.05
4 40.128 2.26 1.59282 68.6
5 92.311 (可変)
6* 81.319 0.40 1.85135 40.1
7* 6.280 2.80
8 -10.990 0.40 1.80400 46.6
9 33.949 0.08
10 14.808 1.63 1.95906 17.5
11 -205.626 (可変)
12(絞り) ∞ (可変)
13* 5.947 2.38 1.49710 81.6
14* 29.043 0.27
15 10.019 0.40 1.88300 40.8
16 4.703 2.72 1.49710 81.6
17* -54.841 (可変)
18 22.432 0.35 1.49700 81.5
19 6.547 0.05
20 6.576 0.90 1.48749 70.2
21 7.601 (可変)
22* 12.781 2.54 1.53160 55.8
23 -22.620 0.40 1.63540 23.9
24 -45.533 1.30
25 ∞ 0.80 1.51633 64.1
26 ∞ 1.08
像面 ∞


非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.49855e-004 A 6=-7.00565e-005 A 8= 4.25361e-006 A10=-1.19680e-007 A12= 1.24517e-009

第7面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.10233e-004 A 6=-4.92372e-005 A 8= 1.56071e-007 A10= 2.69512e-007 A12=-9.14185e-009

第13面
K = 3.54115e-001 A 4=-2.28294e-004 A 6=-2.20541e-005 A 8= 1.63933e-007

第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.07959e-004 A 6=-3.33947e-005 A 8= 1.78805e-006

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.99248e-004 A 6= 2.32350e-005 A 8= 2.15763e-007

第22面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.64005e-005 A 6= 1.33995e-005 A 8=-7.35985e-007 A10= 1.50612e-008

各種データ
ズーム比 44.94
広角 中間 望遠
焦点距離 4.45 109.15 200.00
Fナンバー 3.68 7.04 7.83
半画角 35.53 2.03 1.11
像高 3.18 3.88 3.88
レンズ全長 65.47 97.61 101.01
BF 2.91 2.91 2.91

d 5 0.39 40.79 43.63
d11 19.11 2.79 0.80
d12 8.21 1.52 0.26
d17 4.09 15.28 10.93
d21 7.58 11.14 19.30

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 58.25
2 6 -6.35
3 13 12.11
4 18 -23.48
5 22 19.93
Figure 2017116609
次に、各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態について、図11を用いて説明する。
図11において、60はカメラ本体、61は実施例1から5で説明した、いずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。62はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)である。63は固体撮像素子62によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。64は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、撮像素子62上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、高変倍比かつコンパクトであり、ズーミングやフォーカシングに際しての収差変動が低減され、高い光学性能を有する撮像装置を得ることができる。
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
SP 開口絞り
G ガラスブロック
IP 像面

Claims (9)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群から構成され、ズーミングに際して前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第4レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群が移動し、前記第4レンズ群は1枚の正レンズと1枚の負レンズから構成され、
    広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第4レンズ群の移動量をM4、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、望遠端における全系の焦点距離をft、第4レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径をR4o、第4レンズ群の最も像側のレンズ面の曲率半径をR4iとしたとき、
    0.050<M4/ft<0.200
    0.01<|f4|/ft<0.30
    1.20<(R4o+R4i)/(R4o−R4i)<100.00
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第4レンズ群に含まれる正レンズの材料のアッベ数をν4p、前記第4レンズ群に含まれる負レンズの材料のアッベ数をν4nとしたとき、
    4.0<ν4n−ν4p<30.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 望遠端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の光軸上の間隔をD34t、望遠端における前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の光軸上の間隔をD45tとしたとき、
    1.0<D45t/D34t<2.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、
    0.10<f3/|f4|<0.60
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第3レンズ群の移動量をM3としたとき、
    1.0<M3/M4<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第3レンズ群は、正レンズと負レンズを有し、前記第3レンズ群に含まれる正レンズの材料のアッベ数の平均値をν3p、前記第3レンズ群に含まれる負レンズの材料のアッベ数の平均値をν3nとしたとき、
    30.0<ν3p−ν3n<70.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第5レンズ群は、ズーミングに際して不動であり、前記第5レンズ群の焦点距離をf5としたとき、
    0.50<f5/|f4|<1.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 第5レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径をR5o、第5レンズ群の最も像側のレンズ面の曲率半径をR5iとしたとき、
    −10.00<(R5o+R5i)/(R5o−R5i)<−0.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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