JP2015087626A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015087626A
JP2015087626A JP2013227234A JP2013227234A JP2015087626A JP 2015087626 A JP2015087626 A JP 2015087626A JP 2013227234 A JP2013227234 A JP 2013227234A JP 2013227234 A JP2013227234 A JP 2013227234A JP 2015087626 A JP2015087626 A JP 2015087626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
refractive power
lens group
zoom
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013227234A
Other languages
English (en)
Inventor
豊克 藤崎
Toyokatsu Fujisaki
豊克 藤崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013227234A priority Critical patent/JP2015087626A/ja
Publication of JP2015087626A publication Critical patent/JP2015087626A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】 小型かつ高ズーム比で、温度変化に伴うピントズレや球面収差、像面湾曲等の収差の変動が低減された、高い光学性能を有するズームレンズを得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群により構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、第2レンズ群と第3レンズ群は樹脂レンズを含む。該ズームレンズにおいて、第2レンズ群の焦点距離f2、第3レンズ群の焦点距離f3、第2レンズ群に配置された樹脂レンズの焦点距離f2p、d線に対する屈折率Nd2p、アッベ数νd2p、第3レンズ群に配置された樹脂レンズの焦点距離f3n、d線に対する屈折率Nd3n、アッベ数νd3nを各々適切に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、放送用カメラ等の撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩写真フィルムを用いたカメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置は高機能化され、かつ装置全体が小型化されている。これらの装置に用いられるズームレンズは、レンズ全長が短く、高ズーム比であることが求められている。また、レンズの軽量化やコストの削減を図ることが要求されている。
レンズ全長が短く、高ズーム比のズームレンズとして、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群を有するポジティブリード型のズームレンズが知られている。また、レンズの軽量化やコストの削減を図るために、ガラス以外の物質、例えば樹脂材料を用いるズームレンズが知られている。
特許文献1に記載のズームレンズでは、第2レンズ群に正の屈折力を有する樹脂レンズを用いて、さらに第3レンズ群に負の屈折力を有する樹脂レンズを用いている。
特開2007−108703号公報
一般に、樹脂レンズはガラスレンズに比べて、温度変化による屈折率の変化が大きく、膨張や収縮による形状変化の影響も大きい。これにより、温度変化によるピントズレや球面収差のズレ等が大きくなり、光学性能の低下を招きやすい。比較的少ない枚数のレンズにより構成されたポジティブリード型のズームレンズでは、各レンズ面の屈折力が強いため、温度変化による光学性能の低下が目立ちやすい。
特許文献1は、第2レンズ群に正の屈折力を有する樹脂レンズを用い、さらに第3レンズ群に負の屈折力を有する樹脂レンズを用いたズームレンズを開示している。第2レンズ群に配置されたレンズと第3レンズ群に配置されたレンズ、それぞれの表面に樹脂を接合することにより、樹脂レンズを形成している。正の屈折力を有する樹脂レンズと負の屈折力を有する樹脂レンズを用いることで、色収差の補正を図り、さらに、樹脂レンズの空気に接するレンズ面を非球面形状とすることで、球面収差やコマ収差等の諸収差の補正を図っている。
しかし、特許文献1に記載のズームレンズでは、樹脂レンズの屈折力が適切に設定されているとは言えない。そのため、ペッツバール和が大きくなり、像面湾曲を十分に補正することが困難である。
本発明は、小型かつ高ズーム比で、温度変化に伴うピントズレや球面収差、像面湾曲等の収差の変動が低減された、高い光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群により構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。該ズームレンズにおいて、前記第2レンズ群は、正の屈折力を有する樹脂レンズを含み、前記第3レンズ群は、負の屈折力を有する樹脂レンズを含み、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズの焦点距離をf2p、前記第3レンズ群に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズの焦点距離をf3n、前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズのd線に対する屈折率をNd2p、アッベ数をνd2p、前記第3レンズ群に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズのd線に対する屈折率をNd3n、アッベ数をνd3nとするとき、
1.50<|f2p/f2|<5.00
1.580<Nd2p<1.700
15.0<νd2p<30.0
0.10<|f3n/f3|<2.00
1.580<Nd3n<1.700
15.0<νd3n<30.0
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、小型かつ高ズーム比で、温度変化に伴うピントズレや球面収差、像面湾曲等の収差の変動が低減された、高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
本発明の実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群から構成される。
図1は実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例1はズーム比7.58、開口比3.14〜7.05程度のズームレンズである。図3は実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比15.24、開口比3.36〜6.08程度のズームレンズである。
図5は実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比9.48、開口比3.10〜7.10程度のズームレンズである。図7は実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4はズーム比7.58、開口比3.25〜7.05程度のズームレンズである。
図9は実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例5はズーム比23.85、開口比2.87〜6.00程度のズームレンズである。
図11は本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルスチルカメラ、銀塩フィルムカメラ、テレビカメラ等の撮像装置に用いられる撮像レンズ系である。レンズ断面図において左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。またレンズ断面図において、iを物体側から像側へのレンズ群の順番とするとLiは第iレンズ群を示す。
実施例1から3のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4から成る。実施例1乃至3は4つのレンズ群から成るポジティブリード型の4群ズームレンズであり、後群は、正の屈折力の第4レンズ群L4から成る。
実施例4及び5のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5から構成される。実施例4及び5は5つのレンズ群から成るポジティブリード型の5群ズームレンズであり、後群は、負の屈折力の第4レンズ群L4と正の屈折力の第5レンズ群L5から成る。
各実施例において、SPは開口絞りであり、実施例1、3、4のズームレンズでは、第3レンズ群L3に配置されたレンズの間に位置している。実施例2及び5のズームレンズでは、第3レンズ群L3の中で最も物体側に位置している。
FPはフレアカット絞りであり、各実施例において第3レンズ群L3の中で最も像側に配置され、不要光を遮光している。また、実施例1、3、4では、第3レンズ群L3の中で最も物体側にも配置されている。
また、各実施例において、第3レンズ群L3の全体または一部を、光軸と垂直方向の成分を持つように移動させることで、像ぶれの補正を行っている。
Gは光学フィルター、フェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面である。ビデオカメラやデジタルカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する際には、像面IPはCCDセンサやCMOSセンサといった固体撮像素子(光電変換素子)に相当する。銀塩フィルムカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する際には、像面IPはフィルム面に相当する。
球面収差図においてFnoはFナンバーであり、d線(波長587.6nm)、g線(波長435.8nm)に対する球面収差を示している。非点収差図においてΔSはサジタル像面、ΔMはメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図ではg線における倍率色収差を示している。ωは撮像半画角である。なお以下の各実施例において広角端と望遠端はそれぞれ、機構上の制約の下、変倍用のレンズ群が光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときの各ズーム位置をいう。
各実施例において、第2レンズ群L2中に正の屈折力を有する樹脂レンズL2pを用い、第3レンズ群L3中に負の屈折力を有する樹脂レンズL3nを用いている。ここで、樹脂レンズは、樹脂材料のみから成るレンズであってもよいし、ITOやTiOのようなナノ微粒子を樹脂材料中に分散させたものでもよい。樹脂レンズL2pと樹脂レンズL3nの屈折力の符号を異ならせ、屈折力を適切に設定することにより、温度変化に伴って生じるピントズレや球面収差、像面湾曲等を良好に補正している。
次に、レンズ群の内部において像面湾曲と色収差の低減を両立させるための条件について説明する。像面湾曲と色収差の発生を抑制するためには、ペッツバール和を小さくし、色収差の発生をキャンセルさせるように正レンズと負レンズの材料を選択すればよい。
レンズ群全体の屈折力が正の場合、像面湾曲の発生を抑制しつつ、色収差を良好に補正するためには、負レンズの屈折率は正レンズの屈折率より小さく、負レンズのアッベ数νnは正レンズのアッベ数νpより小さいことが好ましい。
しかし、実際に存在する材料の範囲では、アッベ数が小さくなると屈折率は大きくなる傾向があるため、1つのレンズ群の中で像面湾曲の発生を抑制しつつ、色収差を良好に補正することは困難である。
よって、レンズ群の内部では色収差の補正を重視し、像面湾曲の補正に関しては、レンズ群の中でペッツバール和をできるだけ小さくしつつ、複数のレンズ群を含むズームレンズ全体として、像面湾曲の発生を抑制する。
また、各実施例では、広角端から望遠端へのズーミングに際して各レンズ群が移動する。レンズ断面図中の矢印は、広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡を示している。
具体的には、実施例1乃至3のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1及び第2レンズ群L2は、像側へ凸状の軌跡を描くように移動する。第3レンズ群L3は物体側へ単調に移動し、第4レンズ群L4は物体側へ凸状の軌跡を描くように移動する。
実施例4及び5のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1及び第2レンズ群L2は、像側へ凸状の軌跡を描くように移動する。第3レンズ群L3及び第4レンズ群L4は、物体側へ単調に移動し、第5レンズ群L5は物体側へ凸状の軌跡を描くように移動する。
各実施例のズームレンズにおいて、第1レンズ群L1及び第3レンズ群L3は、広角端に比べて望遠端でより物体側に位置している。これにより、広角端におけるレンズ全長を短くし、前玉(第1レンズ群L1)の小型化を図りつつ、高ズーム比なズームレンズが得られる。特に、第3レンズ群L3を、広角端に比べて望遠端でより物体側に位置するように移動させることで、第3レンズ群L3に変倍負担を持たせている。これにより、第1レンズ群L1及び第2レンズ群L2の屈折力を強めることなく、高ズーム比のズームレンズを得ることができる。
また、各実施例において、最も像側に位置するレンズ群をフォーカスレンズ群としている。実施例1乃至3のズームレンズにおいては第4レンズ群L4をフォーカスレンズ群としており、実施例4及び5のズームレンズにおいては第5レンズ群L5をフォーカスレンズ群としている。
実施例1乃至3のズームレンズでは、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、レンズ断面図の矢印4cに示すように、第4レンズ群L4を物体側に繰り出している。レンズ断面図中の実線4aと点線4bは各々、無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの、広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
実施例4及び5のズームレンズでは、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、レンズ断面の矢印5cに示すように、第5レンズ群L5を物体側に繰り出している。レンズ断面図中の実線5aと点線5bは各々、無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの、広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
ここで、実施例4及び5のズームレンズにおいては、負の屈折力の第4レンズ群L4でフォーカシングを行っても良い。このとき、望遠端において無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングを行う場合、第4レンズ群L4は像側へ移動する。
各実施例では、第2レンズ群L2の焦点距離をf2、第3レンズ群L3の焦点距離をf3、第2レンズ群L2に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズL2pの焦点距離をf2pとする。また、第3レンズ群L3に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズL3nの焦点距離をf3n、第2レンズ群L2に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズL2pのd線に対する屈折率をNd2p、アッベ数をνd2pとする。さらに、第3レンズ群L3に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズL3nのd線に対する屈折率をNd3n、アッベ数をνd3nとするとき、
1.50<|f2p/f2|<5.00…(1)
1.580<Nd2p<1.700…(2)
15.0<νd2p<30.0…(3)
0.10<|f3n/f3|<2.00…(4)
1.580<Nd3n<1.700…(5)
15.0<νd3n<30.0…(6)
なる条件式を満足している。
条件式(1)の下限を超えて、第2レンズ群L2に配置された樹脂レンズL2pの焦点距離f2pが短くなると、樹脂レンズL2pの屈折力が強くなり、レンズ面の曲率が強くなる。その結果、球面収差を十分に補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(1)の上限を超えて、第2レンズ群L2に配置された樹脂レンズL2pの焦点距離f2pが長くなると、樹脂レンズL2pの屈折力が弱くなり、ペッツバール和がマイナス側に大きくなってしまう。結果として、全ズーム領域において像面湾曲を補正することが困難になるため好ましくない。
条件式(2)の下限を超えて、第2レンズ群L2に配置された樹脂レンズL2pの屈折率N2pが小さくなると、レンズのコバ厚を確保するために、樹脂レンズL2pの光軸上の厚さが増大する。結果として、レンズ全長が増大するため好ましくない。
条件式(2)の上限を超えて、第2レンズ群L2に配置された樹脂レンズL2pの屈折率N2pが大きくなると、条件式(3)を満足するアッベ数νd2pを有する樹脂材料が存在しないため、好ましくない。
条件式(3)の下限を超えて、第2レンズ群L2に配置された樹脂レンズL2pのアッベ数ν2pが小さくなると、条件式(2)を満足する屈折率Nd2pを有する樹脂材料が存在しないため、好ましくない。
条件式(3)の上限を超えて、第2レンズ群L2に配置された樹脂レンズL2pのアッベ数ν2pが大きくなると、広角端付近における倍率色収差を十分に補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(4)の下限を超えて、第3レンズ群L3に配置された樹脂レンズL3nの焦点距離f3nが短くなると、樹脂レンズL3nの屈折力が強くなる。これにより、ペッツバール和がマイナス側に大きくなり、全ズーム領域において像面湾曲を補正することが困難になるため好ましくない。
条件式(4)の上限を超えて、第3レンズ群L3に配置された樹脂レンズL3nの焦点距離f3nが長くなると、樹脂レンズL3nの屈折力が弱くなる。この結果、主点位置が像側に移動し、レンズ全長が増大するため、好ましくない。
条件式(5)の下限を超えて、第3レンズ群L3に配置された樹脂レンズL3nの屈折率N3nが小さくなると、負の屈折力を有する樹脂レンズL3nにおける屈折力を保つために、樹脂レンズL3nのレンズ面の曲率半径を小さくする必要が生じる。その結果、温度変化に伴い、焦点ズレや球面収差、コマ収差が発生しやすくなるため好ましくない。
条件式(5)の上限を超えて、第3レンズ群L3に配置された樹脂レンズL3nの屈折率N3nが大きくなると、条件式(6)を満足するアッベ数νd3nを有する樹脂材料が存在しないため、好ましくない。
条件式(6)の下限を超えて、第3レンズ群L3に配置された樹脂レンズL3nのアッベ数ν3nが小さくなると、条件式(5)を満足する屈折率Nd3nを有する樹脂材料が存在しないため、好ましくない。
条件式(6)の上限を超えて、第3レンズ群L3中に配置された樹脂レンズL3nのアッベ数ν3nが大きくなると、望遠端付近における軸上色収差や倍率色収差を十分に補正することが困難になるため、好ましくない。
各実施例では上記の如く、条件式(1)乃至(6)を満足するように各要素を適切に設定している。これにより小型かつ高ズーム比で、温度変化に伴うピントズレや球面収差、像面湾曲等の収差の変動が低減された、高い光学性能を有するズームレンズを得ることができる。
なお、各実施例において、好ましくは条件式(1)乃至(6)の数値範囲を次のようにするのがよい。
1.70<|f2p/f2|<4.50…(1a)
1.590<Nd2p<1.700…(2a)
16.0<νd2p<30.0…(3a)
0.30<|f3n/f3|<1.80…(4a)
1.590<Nd3n<1.690…(5a)
20.0<νd3n<29.0…(6a)
また、更に好ましくは条件式(1)乃至(6)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.80<|f2p/f2|<4.00…(1b)
1.600<Nd2p<1.700…(2b)
17.0<νd2p<28.5…(3b)
0.60<|f3n/f3|<1.60…(4b)
1.600<Nd3n<1.680…(5b)
21.0<νd3n<28.5…(6b)
さらに、各実施例において、次の条件式のうち1つ以上を満足することがより好ましい。ここで、第2レンズ群L2に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズL2pの厚さをD2p、第3レンズ群L3に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズL3nの厚さをD3nとする。また、第2レンズ群L2に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズL2pの物体側に隣接して配置されるレンズの像側のレンズ面と、樹脂レンズL2pの物体側のレンズ面の光軸上の距離をD2aとする。さらに、第2レンズ群L2に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズL2pを構成する樹脂材料の線膨張係数をα2p、第3レンズ群L3に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズL3nを構成する樹脂材料の線膨張係数をα3nとする。
このとき、
0.30<|f2p/f3n|<3.10…(7)
0.020<D3n/f3<0.150…(8)
0.10<|D2p/f2|<0.80…(9)
0.00<D2a/D2p<2.00…(10)
1.0×10−5/℃<α2p<9.0×10−5/℃・・・(11)
1.0×10−5/℃<α3n<9.0×10−5/℃・・・(12)
なる条件式のうち1つ以上を満足するのがよい。
条件式(7)の下限を超えて、第2レンズ群L2に配置された樹脂レンズL2pの焦点距離f2pが短くなると、樹脂レンズL2pの屈折力が強くなる。これにより、温度変化に伴う光学性能の変動が大きくなり、特に広角側において、像面湾曲が多く発生するため、好ましくない。
条件式(7)の上限を超えて、第2レンズ群L2に配置された樹脂レンズL2pの焦点距離f2pが長くなると、樹脂レンズL2pの屈折力が弱くなり、第2レンズ群L2の有効径が増大するため好ましくない。
条件式(8)の下限を超えて、第3レンズ群L3に配置された樹脂レンズL3nの光軸上の厚さD3nが小さくなると、温度変化に伴う光学性能の変動が大きくなり、球面収差や像面湾曲が多く発生するため、好ましくない。
条件式(8)の上限を超えて、第3レンズ群L3に配置された樹脂レンズL3nの光軸上の厚さD3nが大きくなると、レンズ全長の増大を招くため好ましくない。
条件式(9)の下限を超えて、第2レンズ群L2中に配置された樹脂レンズL2pの光軸上の厚さD2pが小さくなると、樹脂レンズL2pの製造誤差が大きくなる。その結果、温度変化に伴う光学性能の変動が大きくなり、球面収差や像面湾曲が多く発生するため、好ましくない。
条件式(9)の上限を超えて、第2レンズ群L2中に配置された樹脂レンズL2pの光軸上の厚さD2pが大きくなると、レンズ全長の増大を招くため好ましくない。
条件式(10)の下限を超えて、樹脂レンズL2pの物体側に隣接して配置されるレンズの像側のレンズ面と、樹脂レンズL2pの物体側のレンズ面の光軸上の距離D2aが小さくなると、第2レンズ群L2において収差を補正する効果が小さくなる。結果として、像面湾曲やコマ収差を十分に補正することが困難になるため、好ましくない。
条件式(10)の上限を超えて、樹脂レンズL2pの物体側に隣接して配置されるレンズの像側のレンズ面と、樹脂レンズL2pの物体側のレンズ面の光軸上の距離D2aが大きくなると、レンズ全長の増大を招くため好ましくない。
また、樹脂レンズL2pと樹脂レンズL3nを構成する樹脂材料の線膨張係数が、条件式(11)、(12)の範囲内に存在することにより、温度変化に伴う樹脂レンズの膨張や収縮に伴うピントズレや像面湾曲、球面収差を良好に補正することができる。
また、好ましくは条件式(7)〜(12)の数値範囲を次の如く設定すると、各条件式がもたらす効果を最大限に得ることができる。
0.50<|f2p/f3n|<2.80・・・(7a)
0.025<D3n/f3<0.120・・・(8a)
0.15<|D2p/f2|<0.60・・・(9a)
0.01<D2a/D2p<1.50・・・(10a)
3.0×10−5/℃<α2p<8.0×10−5/℃・・・(11a)
3.0×10−5/℃<α3n<8.0×10−5/℃・・・(12a)
また、更に好ましくは条件式(7)乃至(12)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.60<|f2p/f3n|<2.60・・・(7b)
0.030<D3n/f3<0.080・・・(8b)
0.20<|D2p/f2|<0.450・・・(9b)
0.02<D2a/D2p<0.50・・・(10b)
6.0×10−5/℃<α2p<7.5×10−5/℃・・・(11b)
6.0×10−5/℃<α3n<7.5×10−5/℃・・・(12b)
次に各レンズ群の構成について説明する。第1レンズ群L1に関しては、実施例1、3、4では、物体側から像側へ順に負レンズと正レンズが接合された接合レンズから成る。実施例2及び5では、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズの接合レンズ、正レンズから構成される。第1レンズ群L1をこのように構成することにより、望遠側における色収差や球面収差を良好に補正しつつ、レンズ全長の短縮を図ることができる。
第2レンズ群L2に関しては、実施例1乃至4では、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズ、正レンズから構成される。実施例5では、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズ、負レンズ、正レンズから構成される。
第3レンズ群L3に関しては、実施例1及び4では、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズから構成される。実施例2及び5では、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズ、正レンズから構成される。実施例3では、物体側から像側へ順に、正レンズ、正レンズ、負レンズから構成される。
第4レンズ群L4及び第5レンズ群L5に関しては、実施例1及び3では、第4レンズ群L4を1枚の正レンズにより構成している。また、実施例2では、第4レンズ群L4を正レンズと負レンズの接合レンズから構成している。実施例4及び5では、第4レンズ群L4を1枚の負レンズで構成し、第5レンズ群L5を1枚の正レンズで構成している。以上のように、後群を構成するレンズの枚数を少なくすることにより、レンズ全長の短縮を図っている。
次に、本発明の実施例1〜5にそれぞれ対応する数値実施例1〜5を示す。各数値実施例において、iは物体側からの光学面の順序を示す。riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。
またkを離心率、A4、A6、A8、A10を非球面係数、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
x=(h/R)/[1+[1−(1+k)(h/R)1/2]+A4h+A6h+A8h+A10h10
で表示される。但しRは近軸曲率半径である。また「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。数値実施例において最も像側の2つの面は、フィルター、フェースプレート等の光学ブロックの面である。
各実施例において、バックフォーカス(BF)は、レンズ系の最も像側の面から近軸像面までの距離を、空気換算長により表したものである。また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
なお、広角端における有効像円径(イメージサークルの直径)を、望遠端における有効像円径に比べて小さくすることができる。これは、画像処理によって画像を引き伸ばすことで、広角側において発生しやすい樽型の歪曲収差を補正することができるためである。
[数値実施例1]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 13.700 0.50 1.92286 18.9
2 10.722 2.68 1.77250 49.6
3 74.495 (可変)
4 132.962 0.30 1.77250 49.6
5 4.850 2.42
6 -12.117 0.30 1.77250 49.6
7 21.789 0.05
8* 9.956 1.26 1.63550 23.9
9 -33.700 (可変)
10 ∞ -0.40
11* 4.045 1.36 1.69350 53.2
12* -20.887 0.18
13(絞り) ∞ 0.13
14 11.731 0.31 1.63550 23.9
15* 3.444 1.20
16 ∞ (可変)
17 12.888 1.58 1.60311 60.6
18 -2000.000 (可変)
19 ∞ 1.00 1.51633 64.1
20 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第8面
K = 3.35102e-001 A 4=-8.58286e-005 A 6=-3.31026e-006 A 8=-1.49471e-008
第11面
K =-1.20355e+000 A 4= 1.55775e-003 A 6= 7.96571e-005 A 8=-1.42265e-005
第12面
K = 1.38359e+001 A 4= 1.74366e-003 A 6=-1.45568e-004
第15面
K = 1.00393e-001 A 4= 1.53126e-004 A 6= 4.06135e-004 A 8=-6.84396e-006
各種データ
ズーム比 7.5
焦点距離 5.15 12.74 39.00
Fナンバー 3.14 3.90 7.05
半画角 32.46 16.76 5.67
像高 3.27 3.84 3.88
レンズ全長 35.16 35.66 49.07
BF 4.54 7.30 4.87
d 3 0.35 4.62 7.47
d 9 12.85 4.89 0.53
d16 5.55 6.98 24.33
d18 2.88 5.64 3.21
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 22.61
2 4 -5.88
3 10 9.60
4 17 21.24
[数値実施例2]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 62.391 1.00 1.85478 24.8
2 34.427 2.90 1.49700 81.5
3 -475.725 0.20
4 29.911 2.20 1.69680 55.5
5 114.219 (可変)
6 -199.622 0.65 1.77250 49.6
7 6.722 3.30
8 -23.045 0.40 1.69680 55.5
9 14.991 0.20
10 11.293 2.40 1.69000 26.0
11 -123.344 (可変)
12(絞り) ∞ 0.51
13* 6.046 2.20 1.55332 71.7
14* 96.848 0.62
15 7.520 0.70 1.64000 24.0
16 4.677 0.80
17 36.273 1.20 1.48749 70.2
18 -50.145 0.90
19 ∞ (可変)
20 16.441 1.65 1.48749 70.2
21 -40.301 0.40 1.84666 23.9
22 -318.773 (可変)
23 ∞ 1.00 1.51633 64.1
24 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第13面
K = 2.49473e-001 A 4=-4.30545e-004 A 6=-1.24513e-005 A 8= 2.47707e-007 A10=-3.61188e-008
第14面
K =-4.30655e+002 A 4= 1.44738e-004 A 6=-1.78156e-006
各種データ
ズーム比 15.24
焦点距離 5.12 26.34 78.00
Fナンバー 3.36 4.83 6.08
半画角 33.68 8.37 2.84
像高 3.41 3.88 3.88
レンズ全長 59.24 67.94 83.04
BF 8.12 18.88 4.80
d 5 0.70 19.06 29.26
d11 22.63 4.44 1.34
d19 5.55 3.33 25.42
d22 6.46 17.22 3.14
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 46.36
2 6 -7.81
3 12 14.43
4 20 42.39
[数値実施例3]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 20.134 0.65 1.92286 18.9
2 15.045 3.30 1.77250 49.6
3 109.216 (可変)
4 66.861 0.30 1.77250 49.6
5 5.206 3.30
6 -12.187 0.30 1.63854 55.4
7 38.266 0.05
8 12.408 1.50 1.65000 18.0
9 -676.286 (可変)
10 ∞ -0.40
11* 4.466 1.45 1.55332 71.7
12* -21.287 0.05
13(絞り) ∞ 0.00
14 4.857 0.95 1.48749 70.2
15 8.457 0.20
16 12.694 0.30 1.60700 27.0
17* 3.353 1.00
18 ∞ (可変)
19 11.275 2.00 1.60311 60.6
20 -1000.000 (可変)
21 ∞ 1.00 1.51633 64.1
22 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第11面
K = 2.54448e-001 A 4=-9.17211e-004 A 6=-4.48380e-005 A 8=-4.49045e-006
第12面
K = 6.75834e-002 A 4= 3.16593e-004
第17面
K = 1.35835e-001 A 4= 1.43372e-003 A 6= 1.18409e-004
各種データ
ズーム比 9.48
焦点距離 4.43 17.15 41.99
Fナンバー 3.10 4.16 7.10
半画角 36.63 12.73 5.27
像高 3.29 3.88 3.88
レンズ全長 37.32 42.07 55.76
BF 3.08 8.26 3.49
d 3 0.30 10.67 14.43
d 9 13.80 2.36 0.66
d18 5.19 5.83 22.23
d20 1.42 6.60 1.83
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 33.89
2 4 -6.36
3 10 9.18
4 19 18.50
[数値実施例4]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 16.217 0.50 1.92286 18.9
2 12.401 2.60 1.77250 49.6
3 93.841 (可変)
4 211.797 0.30 1.77250 49.6
5 4.988 2.42
6 -15.702 0.40 1.48749 70.2
7 10.934 0.12
8* 7.445 1.40 1.63550 23.9
9* 31.506 (可変)
10 ∞ -0.40
11* 3.975 1.36 1.69350 53.2
12* -18.621 0.18
13(絞り) ∞ 0.10
14 9.744 0.30 1.63550 23.9
15* 3.551 0.50
16 ∞ (可変)
17 26.891 0.40 1.76182 26.5
18 12.419 (可変)
19 10.523 2.40 1.60311 60.6
20 -2000.000 (可変)
21 ∞ 1.00 1.51633 64.1
22 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第8面
K = 1.50128e-001 A 4= 6.18581e-005 A 6=-1.36861e-005 A 8= 5.87047e-007
第9面
K = 3.01259e+001 A 4= 1.99028e-005
第11面
K =-9.79187e-001 A 4= 1.30937e-003 A 6= 8.56117e-005 A 8=-1.47150e-005
第12面
K = 1.57482e+001 A 4= 1.55186e-003 A 6=-1.06934e-004
第15面
K = 3.09091e-001 A 4= 9.97043e-004 A 6= 4.81324e-004 A 8=-4.17898e-006
各種データ
ズーム比 7.58
焦点距離 5.14 11.97 39.00
Fナンバー 3.25 4.05 7.05
半画角 32.46 17.77 5.67
像高 3.27 3.84 3.88
レンズ全長 34.92 37.09 51.96
BF 3.54 5.71 4.99
d 3 0.35 5.29 9.99
d 9 12.11 5.16 0.73
d16 1.05 1.61 1.97
d18 5.28 6.74 21.70
d20 1.88 4.05 3.33
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 26.74
2 4 -6.08
3 10 8.08
4 17 -30.66
5 19 17.36
[数値実施例5]
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1 91.669 1.60 1.80610 33.3
2 47.083 4.80 1.49700 81.5
3 679.482 0.20
4 55.037 3.60 1.60311 60.6
5 535.237 (可変)
6 51.445 1.00 1.88300 40.8
7 7.841 2.60
8 19.052 0.80 1.83481 42.7
9 14.120 2.70
10 -19.192 0.70 1.83481 42.7
11 168.834 0.20
12 20.450 2.60 1.69000 18.0
13 -55.629 (可変)
14(絞り) ∞ 1.49
15* 9.950 3.00 1.58313 59.4
16* -50.613 2.87
17 41.228 0.70 1.65000 24.0
18 8.393 0.50
19 13.802 2.00 1.48749 70.2
20 -21.577 0.30
21 ∞ (可変)
22 196.078 1.00 1.48749 70.2
23 21.803 (可変)
24 15.858 2.00 1.48749 70.2
25 159.555 (可変)
26 ∞ 1.00 1.51633 64.1
27 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第15面
K =-1.30468e+000 A 4= 7.61236e-005 A 6= 2.30183e-007 A 8= 1.67413e-009
第16面
K =-2.73779e+001 A 4= 4.77346e-005
各種データ
ズーム比 23.85
焦点距離 4.40 12.54 104.99
Fナンバー 2.87 3.74 6.00
半画角 38.39 17.17 2.11
像高 3.49 3.88 3.88
レンズ全長 83.06 84.93 139.54
BF 5.92 11.47 9.24
d 5 0.70 17.27 62.26
d13 33.64 10.92 1.49
d21 2.87 6.06 5.38
d23 5.27 4.55 26.51
d25 4.26 9.81 7.58
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 88.73
2 6 -9.03
3 14 15.50
4 22 -50.42
5 24 35.95
Figure 2015087626
次に各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態を図11を用いて説明する。
図11において、20はカメラ本体、21は実施例1〜5で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
本発明のズームレンズをデジタルカメラ等の撮像装置に適用するで、小型かつ高ズーム比で、温度変化に伴うピントズレや球面収差、像面湾曲等の収差の変動が低減された、高い光学性能を有する撮像装置を得ることができる。
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
SP 開口絞り
FP フレアカット絞り
G 光学フィルター
IP 像面
d d線
g g線
ΔS サジタル像面
ΔM メリディオナル像面
ω 撮像半画角
Fno Fナンバー

Claims (11)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、1以上のレンズ群を含む後群により構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    前記第2レンズ群は、正の屈折力を有する樹脂レンズを含み、
    前記第3レンズ群は、負の屈折力を有する樹脂レンズを含み、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズの焦点距離をf2p、前記第3レンズ群に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズの焦点距離をf3n、前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズのd線に対する屈折率をNd2p、アッベ数をνd2p、前記第3レンズ群に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズのd線に対する屈折率をNd3n、アッベ数をνd3nとするとき、
    1.50<|f2p/f2|<5.00
    1.580<Nd2p<1.700
    15.0<νd2p<30.0
    0.10<|f3n/f3|<2.00
    1.580<Nd3n<1.700
    15.0<νd3n<30.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 請求項1に記載のズームレンズにおいて、
    0.30<|f2p/f3n|<3.10
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  3. 前記第3レンズ群に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズの光軸上の厚さをD3nとするとき、
    0.020<D3n/f3<0.150
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズの光軸上の厚さをD2pとするとき、
    0.10<|D2p/f2|<0.80
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズの光軸上の厚さをD2p、前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズの物体側に隣接して配置されるレンズの像側のレンズ面と、前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズの物体側のレンズ面の光軸上の距離をD2aとするとき、
    0.00<D2a/D2p<2.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第2レンズ群に配置された正の屈折力を有する樹脂レンズを構成する樹脂材料の線膨張係数をα2pとするとき、
    1.0×10−5/℃<α2p<9.0×10−5/℃
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第3レンズ群に配置された負の屈折力を有する樹脂レンズを構成する樹脂材料の線膨張係数をα3nとするとき、
    1.0×10−5/℃<α3n<9.0×10−5/℃
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記後群は、正の屈折力の第4レンズ群から成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記後群は、負の屈折力の第4レンズ群と正の屈折力の第5レンズ群から成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子とを有していることを特徴とする撮像装置。
JP2013227234A 2013-10-31 2013-10-31 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Pending JP2015087626A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013227234A JP2015087626A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013227234A JP2015087626A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015087626A true JP2015087626A (ja) 2015-05-07

Family

ID=53050458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013227234A Pending JP2015087626A (ja) 2013-10-31 2013-10-31 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015087626A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102587A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
JP2015102588A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
JP2017194508A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社タムロン ズームレンズおよび撮像装置
US10133040B2 (en) 2013-11-21 2018-11-20 Nikon Corporation Zoom lens, an optical apparatus, and a manufacturing method of the zoom lens
US11487092B2 (en) 2019-12-26 2022-11-01 Tamron Co., Ltd. Zoom lens and imaging device

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102587A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
JP2015102588A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 株式会社ニコン ズームレンズ、光学機器及びズームレンズの製造方法
US10133040B2 (en) 2013-11-21 2018-11-20 Nikon Corporation Zoom lens, an optical apparatus, and a manufacturing method of the zoom lens
US10502936B2 (en) 2013-11-21 2019-12-10 Nikon Corporation Zoom lens, an optical apparatus, and a manufacturing method of the zoom lens
JP2017194508A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社タムロン ズームレンズおよび撮像装置
US11487092B2 (en) 2019-12-26 2022-11-01 Tamron Co., Ltd. Zoom lens and imaging device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5339784B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5675680B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6261299B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5465000B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5959938B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015145914A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6274749B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US9726866B2 (en) Zoom lens and image pickup device including the same
JP2016142979A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6253363B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5921220B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015072369A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6584082B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5930848B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015087626A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6261235B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6223141B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017037163A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015087535A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6544915B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017068155A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2017015910A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5730134B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015121736A (ja) ズームレンズおよびこれを用いた撮像装置
JP6137818B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置