JP2008070519A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンパクトで、優れた光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置を得ること。
【解決手段】 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有し、各レンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズにおいて、第2レンズ群は、正レンズと負レンズからなる第2aレンズ群と、第2aレンズ群の像側に配置され、正レンズと負レンズからなる第2bレンズ群とを有し、該第2aレンズ群の正レンズと負レンズの材料のアッベ数を各々ν1p、ν1n、該第2bレンズ群の正レンズと負レンズの材料のアッベ数を各々ν2p、ν2nとするとき、
ν1n<29
ν2n<30
18<ν1p−ν1n<35
26<ν2p−ν2n<35
なる条件式を満足すること。
【選択図】図1

Description

本発明はズームレンズに関し、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に好適なものである。
最近、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置(カメラ)には小型で高い光学性能を有するズームレンズが求められている。
この種のカメラには、レンズ最後部と固体撮像素子との間に、ローパスフィルターや色補正フィルターなどの各種の光学部材が配置される。
このため、これらのカメラに用いるズームレンズには、比較的バックフォーカスが長いことが要望されている。
バックフォーカスが長くとれる光学系としては、負の屈折力のレンズ群が先行するネガティブリード型のズームレンズがある。
一方、カラー画像用の固体撮像素子を用いたカラーカメラの場合、色シェーディングを避けるため、像側のテレセントリック特性の良いズームレンズであることが望まれている。
従来、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、および正の屈折力の第3レンズ群より成り、小型で、しかも像側がテレセントリックである3群ズームレンズが知られている(特許文献1,2)。
又、このタイプの3群ズームレンズにおいて、ズーミングに際し、全てのレンズ群が移動し、第2レンズ群に接合レンズを使用して色収差を補正した3群ズームレンズが知られている(例えば特許文献3〜5)。
特開2001−66503号公報 特開2001−281545号公報 特開2004−61675号公報 特開2005−331641号公報 特開2006−84829号公報
近年、ビデオカメラやデジタルカメラ等に用いるズームレンズには、撮像素子の高性能化に伴い小型でかつ高い光学性能を有することが強く要望されている。
またこれらに用いられるズームレンズは、非撮影時にレンズ群間隔を詰める所謂沈胴式を用いて撮像装置の薄型化を図ることが行われている。
このとき、薄型化を図るにはレンズ群の厚みを薄くすることが必要となってくる。
前述した3群ズームレンズでは第2レンズ群が主変倍のレンズ群である。このため全ズーム範囲中で高い光学性能を得るには、ズーミング時の収差変動、特に色収差の変動を第2レンズ群中で低減しておく必要がある。このため3群ズームレンズにおいて、レンズ系全体の小型化と、全ズーム範囲で高い光学性能を得るには、主変倍の第2レンズ群のレンズ構成を適切に設定することが重要となってくる。
特に第2レンズ群を構成する各レンズの材料を適切に設定してズーミングに伴う色収差の変動を小さくすることが重要になってくる。
本発明は、レンズ系全体がコンパクトで、全ズーム範囲中で高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有し、各レンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズにおいて、第2レンズ群は、正レンズと負レンズからなる第2aレンズ群と、第2aレンズ群の像側に配置され、正レンズと負レンズからなる第2bレンズ群とを有し、該第2aレンズ群の正レンズと負レンズの材料のアッベ数を各々ν1p、ν1n、該第2bレンズ群の正レンズと負レンズの材料のアッベ数を各々ν2p、ν2nとするとき、
ν1n<30 (1)
ν2n<30 (2)
18<ν1p−ν1n<35 (3)
26<ν2p−ν2n<35 (4)
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、レンズ系全体がコンパクトで、全ズーム範囲中で高い光学性能が得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置が得られる。
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図、図2、図3、図4はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1はズーム比3.6、開口比2.9〜5.9程度のズームレンズである。
図5は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図6、図7、図8はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比3.6、開口比2.9〜5.9程度のズームレンズである。
図9は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図10、図11、図12はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比3.6、開口比2.9〜5.9程度のズームレンズである。
図13は本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラの要部概略図である。
各実施例のズームレンズは撮像装置に用いられる撮影レンズ系であり、レンズ断面図において、左方が被写体側(前方)で、右方が像側(後方)である。
図1、図5、図9のレンズ断面図において、L1は負の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は正の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群である。
SPは開放Fナンバー(Fno)光束を決定(制限)する開口絞りの作用をするFナンバー決定部材(以下「開口絞り」ともいう。)である。
Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。
収差図において、d、gは各々d線及びg線、ΔM、ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群(第2レンズ群L2)が機構上、光軸上移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングに際して、第1レンズ群L1が像側に凸状の軌跡で略往復移動、第2レンズ群L2が物体側に単調に移動し、第3レンズ群L3は像側に移動している。
このとき広角端に比べ望遠端での第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が小さく、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔が大きくなるように各レンズ群が移動してズーミングを行っている。
各実施例のズームレンズは、広角端から望遠端への変倍に際して第2レンズ群L2を物体側に移動させている。本実施例のズームレンズは、この第2レンズ群L2の移動によって主な変倍を行っている。また、広角端から望遠端への変倍に際して第1レンズ群L1を往復移動(像側に凸の軌跡を描く往復運動)させることによって変倍に伴う像点の移動を補正している。
第3レンズ群L3の移動により副変倍を行い、1つのレンズ群で変倍を行う場合に対し、各レンズ群の屈折力の増大を防いでいる。
図14はFナンバー決定絞りSPの配置を示す説明図である。
Fナンバー決定部材SPは、図14に示すように光軸方向に関して、第2レンズ群L2の最も物体側に配置されたレンズG21の物体側頂点G21aと、レンズG21の物体側の面S6と外周部(コバ部)P6との交点G21bの間に配置している。
このように、Fナンバー決定部材SPを第2レンズ群L2中に置き、ズーミングに際して第2レンズ群L2と共に移動させて広角側での入射瞳と第1レンズ群L1との距離を縮めている。
開口絞りSPをこのように配置することにより望遠端における第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が詰められるため、ズーミングのための第2レンズ群L2の物体側への移動量を十分確保することができる。これにより高ズーム化としながら望遠端におけるレンズ全長の増大を防いでいる。
なお光量調節を行うためには第2レンズ群L2の像側に小絞り可能な絞りユニットもしくはNDフィルターの挿脱手段等を設けるのが良い。
次に各レンズ群について説明する。
第1レンズ群L1は負の屈折力のレンズ群とすることで、画角特性による像面変動を良好に補正している。また、第1レンズ群L1の負の屈折力を強めることで広角化及びレンズ系全体のコンパクト化を達成している。
第2レンズ群L2は正の屈折力のレンズ群とすることで、球面収差と非点収差を良好に補正している。また、第2レンズ群L2は正の屈折力を強めることで、広角化及びレンズ系全体のコンパクト化を達成している。
第2レンズ群L2は正の屈折力を2つの第2aレンズ群L2aと第2bレンズ群L2bに分担させている。そして正の屈折力の第2aレンズ群L2aと正の屈折力の第2bレンズ群L2bをいずれも接合レンズより構成している。
これにより、接合レンズの各面の曲率半径を緩め、第2レンズ群L2の光軸方向の薄型化を達成している。
第3レンズ群L3は正の屈折力のレンズ群とすることで、像側のテレセントリック特性を良好に実現するためのフィールドレンズの役割を持たせている。
これによって、固体撮像素子を用いた撮像装置への適用を容易にしている。
なお第3レンズ群L3は広角端から望遠端へのズーミングに際して像側に移動させているが、各実施例のズームレンズとしてはズーミングのためには不動としても良い。不動とすると駆動のために必要なメカ部材、アクチュエーター等が不要となる。
次に、各レンズ群のレンズ構成の具体的な特徴について説明する。
第1レンズ群L1は物体側より像側へ順に、像側の面が凹でメニスカス形状の負の屈折力の(負の)第11レンズG11、物体側の面が凸でメニスカス形状の正の屈折力の(正の)第12レンズG12で構成している。このような構成により第1レンズ群L1を2枚のレンズとしてレンズ系全体の小型化を図りながら諸収差を良好に補正している。
特に沈胴時のレンズ全長の短縮化を容易にしている。
第1レンズ群L1は、広角端における軸外光線の屈折量が大きいために軸外諸収差、特に非点収差と歪曲収差が発生し易い。
そこで各実施例では、最も物体側のレンズ径の増大が抑えられる、負の第11レンズG11と正の第12レンズG12の構成としている。第1レンズ群L1は負の第11レンズG11の材料に高屈折率高分散硝材を使用し、正の第12レンズG12の材料に低屈折率低分散硝材を使用することで、ズーム全域における球面収差補正と軸上および倍率色収差の補正を良好に行っている。
また、負の第11レンズG11の物体側のレンズ面をレンズ周辺で正の屈折力が強くなる非球面形状とし、像側のレンズ面をレンズ周辺で負の屈折力が弱くなる非球面形状としている。これにより、非点収差と歪曲収差のバランス良く補正すると共に、2枚と言う少ないレンズ枚数で第1レンズ群L1を構成し、レンズ全体のコンパクト化に寄与している。
また、第1レンズ群L1の負の屈折力を後述する条件式(5)を満足するように強めることで、広画角化に伴う前玉径の増大を防いでいる。
各実施例のズームレンズでは、第2レンズ群L2を正の屈折力の第2aレンズ群L2aと正の屈折力の第2bレンズ群L2bで構成している。これにより広画角化に伴う第2レンズ群L2の屈折力の増大を分担するとともに、第2レンズ群L2で防振を行うときの偏芯敏感度の低減を図っている。偏芯敏感度とは、防振作用を持つレンズ群(ここでは第2レンズ群)の偏芯量に対する結像位置の偏芯量、つまり(結像位置の偏芯量)/(第2レンズ群の偏芯量)、のことである。
物体側より像側へ順に、第2aレンズ群L2aは、物体側が凸面でメニスカス形状の正の第21レンズG21と、物体側が凸面でメニスカス形状の負の第22レンズG22より成っている。
第2bレンズ群L2bは物体側が凸面でメニスカス形状の負の第23レンズG23と両凸形状の正の第24レンズG24より成っている。
但し、第2aレンズ群L2aと第2bレンズ群L2bは、いずれも正レンズと負レンズの接合レンズより構成されていれば良く、正レンズと負レンズとの配置順番は逆であっても良い。
又、第2aレンズ群L2aは両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズより構成されていても良い。
第2aレンズ群L2aの構成は物体側に正の第21レンズG21を配置し、第1レンズ群L1を射出した軸外光線の屈折角を少なくし、軸外諸収差が発生しない様な形状としている。
最も物体側に配置された正の第21レンズG21は、最も軸上光線の通る高さが高いレンズであり、主に球面収差、コマ収差の補正に関与するレンズである。
そこで各実施例では、正の第21レンズG21の物体側の面をレンズ中心からレンズ周辺にいくに従って正の屈折力が弱くなる非球面形状とすることにより球面収差とコマ収差を良好に補正している。
また、正の第21レンズG21は物体側に凸面を向けた形状とし、第2bレンズ群L2bの正の第24レンズG24は両面が凸面とすることで、球面収差と非点収差を良好に補正している。
第2aレンズ群L2aと第2bレンズ群L2bで使用する2つのレンズの硝材はともにアッベ数の差を大きくとることでズーム全域の軸上色収差補正を良好に行っている。
そして、アッベ数の差を後述する条件式(3)、(4)を満足するように適切に設定することで、各レンズ群内で色収差を良好に補正している。
第2レンズ群L2は屈折力を強めることで、変倍時の移動ストロークの短縮を図り、沈胴長の小型化を達成している。
第2レンズ群L2は、カメラが振動したときの画像ブレを補正する(防振する)ように軸と垂直方向の成分を持つように変移している。
このときの偏芯敏感度が後述する条件式(13)、(14)を満足するようにして防振動作を良好に行っている。
第3レンズ群L3は、テレセントリック性を確保するためのフィールドレンズとしての役割を果たしており、軸上レンズ厚の短縮のため、1枚の正の第31レンズより構成している。
第3レンズ群L3はフォーカスレンズ群であり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングを行う際に像側から物体側へ移動する。フォーカシングを行う際に、第3レンズ群の位置敏感度、すなわちフォーカス敏感度を後述する条件式(11)、(12)を満足するように適切に設定することで、フォーカシングの高速化を図っている。条件式(11)、(12)では、フォーカス群である第3レンズ群の移動距離と、その第3レンズ群の移動に対するフォーカス位置の移動距離との比を適切に設定している。具体的には、広角端、望遠端において、(フォーカス位置の移動距離)/(第3レンズ群の移動距離)の値を適切に設定している。
尚、以上の各実施例においては、ズーミングに際して3つのレンズ群を移動させていた。この代わりに、各レンズ群の間隔が変化するように2つのレンズ群(例えば第1と第2レンズ群、又は第1と第3レンズ群又は第2と第3レンズ群)を移動させるズームタイプにも適用できる。
又、第1レンズ群L1の物体側又は/及び第3レンズ群L3の像側に屈折力の小さなレンズ群や、コンバーターレンズ群等を付加しても良い。
以上のように各実施例によれば、負、正、正の屈折力のレンズ群を有する3群構成において全ズーム領域に渡って諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有するズームレンズが得られる。更にレンズ群を薄型としてコンパクトでありながらテレセントリック性が良く固体撮像素子を用いたカメラに好適なズームレンズを得ている。
また、各実施例によれば、レンズ群中に効果的に非球面を導入することによって軸外諸収差、特に非点収差・歪曲収差および大口径比化した際の球面収差の補正を効果的に行っている。
尚、各実施例のズームレンズにおいては、次の条件式のうちの1つ以上を満足するのが良い。これによれば各条件式に相当する効果が得られる。
第2aレンズ群L2aの正レンズと負レンズの材料のアッベ数を各々ν1p、ν1nとする。第2bレンズ群の正レンズと負レンズの材料のアッベ数を各々ν2p、ν2nとする。
第1、第2、第3レンズ群L1、L2、L3の焦点距離を順にf1、f2、f3とする。
広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw、fTとする。
第2レンズ群L2のズーミングに伴う光軸方向の移動量をm2とする。
但し、移動量の符号は、広角端から望遠端への変倍に際して像側への移動量を正、物体側への移動量を負とする。
第2aレンズ群は、物体側より像側へ順に、正レンズと負レンズの順で配置されているとき、該正レンズの物体側の面の曲率半径をr1_a、像側の面の曲率半径をr2_aとする。
第2bレンズ群L2bが、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズの順に配置されているとき、該正レンズの物体側の面の曲率半径をr1_b、像側の面の曲率半径をr2_bとする。
第3レンズ群L3の広角端と望遠端における位置敏感度を各々、AW、ATとする。
第3レンズ群L3の広角端と望遠端における横倍率を各々β3w、β3Tとし、
AW=1−β3w
AT=1−β3T
とする。
第2レンズ群L2の広角端と望遠端における偏芯敏感度を各々BW、BTとする。
第2レンズ群L2の広角端と望遠端における横倍率を各々β2w、β2Tとし、
BW=(1−β2w)×β3w
BT=(1−β2T)×β3T
とする。
このとき
ν1n<29 ‥‥‥(1)
ν2n<30 ‥‥‥(2)
18<ν1p−ν1n<35 ‥‥‥(3)
26<ν2p−ν2n<35 ‥‥‥(4)
1.5<|f1/fw|<2.5 ‥‥‥(5)
1.5<f2/fw<2.5 ‥‥‥(6)
‥‥‥(7)
−4.0<m2/fw<−2.5 ‥‥‥(8)
−15<(r1_a+r2_a)/(r1_a−r2_a)<0 ‥‥‥(9)
−1≦(r1_b+r2_b)/(r1_b−r2_b)≦0 ‥‥‥(10)
0.3<AW<0.5 ‥‥‥(11)
0.2<AT<0.5 ‥‥‥(12)
0.5<BW<2.5 ‥‥‥(13)
2.0<BT<3.0 ‥‥‥(14)
なる条件のうち1以上を満足している。
次に各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(1)及び(2)は第2aレンズ群L2aを構成する負レンズと、第2bレンズ群L2bを構成する負レンズの材料のアッベ数を規定した式である。
条件式(1)及び条件式(2)の上限値を越えると、負レンズの材料の分散が不足し、軸上および倍率色収差の補正が困難となる。
条件式(3)は接合レンズである第2aレンズ群L2aを構成する2つのレンズの材料のアッベ数の差に関する。条件式(4)は接合レンズである第2bレンズ群L2bを構成する2つのレンズの材料のアッベ数の差を規定した式である。
式(3)および(4)は接合レンズのアッベ数差を規定する式である。式(3)および(4)の下限値を越えると、アッベ数差が少なすぎるため、各レンズ群中で広角端での軸上色収差補正が良好に行えない。また、式(3)および(4)の上限値を超えると、接合レンズのアッベ数差が大きすぎるため、望遠端での倍率色収差補正過剰となる。
条件式(5)は第1レンズ群L1の屈折力を規定する式である。条件式(5)の下限値を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離が過小となり、すなわち、第1レンズ群L1の屈折力が過大となるため、歪曲収差が補正不足となる。
条件式(5)の下限値を超えると、第1レンズ群L1の焦点距離が過大となり、すなわち、第1レンズ群L1の屈折力が過小となるため、前玉径が大型化してくるので良くない。
条件式(6)は第2レンズ群L2の焦点距離と全系の広角端における焦点距離の比を規定した式である。
条件式(6)の下限値を超えると、第2レンズ群L2の焦点距離が短くなり、すなわち第2レンズ群L2の屈折力が過大となり、球面収差や軸上色収差を良好に補正することが困難となる。
条件式(6)の上限を超えると、第2レンズ群L2の焦点距離が長くなり、すなわち第2レンズ群L2の屈折力が過小となり、所望のズーム比を得るためには、第2レンズ群L2の移動ストロークが長くなるため、レンズ全長の小型化が難しくなる。
条件式(7)は第3レンズ群L3の焦点距離を規定する式である。条件式(7)の下限値を超えると、第3レンズ群L3の焦点距離が短くなり、すなわち第3レンズ群L3の屈折力が過大となり、フォーカシングによる像面変動が過大となるため、好ましくない。
条件式(7)の上限を超えると、第3レンズ群L3の焦点距離が長くなり、すなわち第3レンズ群L3の屈折力が過小となり、テレセントリック性を確保するのが難しくなる。
条件式(8)は第2レンズ群L2のズーミングに伴う移動量を規定する式である。
条件式(8)の下限値を超えると、第2レンズ群L2の移動量が過大となるため、沈胴時のレンズ全長の小型化が難しくなる。条件式(8)の上限値を超えると、第2レンズ群L2の移動量が過小となり、所望のズーム比を得るためには、第2レンズ群L2の屈折力を強めなければならず、この結果球面収差とコマ収差を補正するのが難しくなる。
条件式(9)は第2aレンズ群L2aの正の第21レンズG21のレンズ形状を規定する式である。
式(9)にて−1より小さい値をとると物体側に凸を向けたメニスカス形状となる。式(9)の下限値を超えるとメニスカスの度合いが強くなりすぎる。所望の屈折力とした場合には曲率がきつすぎるため球面収差の発生が課題となる。また曲率をあまりきつくしない場合には屈折力が弱まるため軸上色収差が補正不足となる。
式(9)にて−1より大きい値をとると像側レンズ面は像側に凸を向けた形状となり、値が大きいほど曲率がきつくなる。式(9)の上限値を超えると像側レンズ面の曲率がきつくなりすぎるため、球面収差の発生が課題となる。特に像側レンズ面は接合レンズ面であるため波長により球面収差の発生に違いが生じる点が課題となる。
条件式(10)は第2bレンズ群L2bの正の第24レンズG24のレンズ形状を規定する式である。式(10)にて−1より小さい値をとると像側レンズ面が像側に凹面を向けた形状となる。式(10)の下限値を超えると、接合レンズ中の正レンズの物体側に強い凸面を向けたメニスカス形状となり、接合面の発散性が強まるため、球面収差補正過剰となる。
式(10)の上限を超えると、物体側レンズ面すなわち接合面の曲率がゆるくなり軸上色収差、倍率色収差ともに補正不足となる点が課題となる。
条件式(11)・(12)は第3レンズ群L3の位置敏感度を規定する式である。条件式(11)・(12)の下限値を超えると、フォーカス群である第3レンズ群の位置敏感度が過小となるため、フォーカスのための移動量が増大し、駆動装置の大型化を招く。条件式(11)・(12)の上限値を超えると、位置敏感度が過大となるため、像面特性の距離変動が大きくなるため好ましくない。
条件式(13)・(14)は第2レンズ群L2の偏芯敏感度を規定する式である。条件式(13)・(14)の下限値を超えると、所望の防振効果を得るためには、第2レンズ群L2のシフト量が増大するため、レンズ鏡筒の大型化を招く。条件式(13)・(14)の上限値を超えると、防振時の性能変化が大きいため、高精度な制御機構が必要となるため、カメラの小型化が難しくなる。
各実施例において、更に好ましくは、条件式(1)〜(14)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
ν1n<28.8 ‥‥‥(1a)
ν2n<29.5 ‥‥‥(2a)
19<ν1p−ν1n<31 ‥‥‥(3a)
26.1<ν2p−ν2n<35 ‥‥‥(4a)
2.0<|f1/fw|<2.4 ‥‥‥(5a)
1.8<f2/fw<2.3 ‥‥‥(6a)
‥‥‥(7a)
−3.5<m2/fw<−2.8 ‥‥‥(8a)
−14.0<(r1_a+r2_a)/(r1_a−r2_a)<−3.0
‥‥‥(9a)
−0.8≦(r1_b+r2_b)/(r1_b−r2_b)≦−0.3
‥‥‥(10a)
0.35<AW<0.45 ‥‥‥(11a)
0.31<AT<0.40 ‥‥‥(12a)
1.0<BW<2.0 ‥‥‥(13a)
2.2<BT<2.8 ‥‥‥(14a)
これら条件式(1a)〜(14a)までの上限値及び下限値は、前述の条件式(1)〜(14)と任意に組み合わせて用いても構わない。
以下に、本発明の数値実施例を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示し、Riはレンズ面の曲率半径、Diは第i面と第i+1面との間のレンズ肉厚および空気間隔、Ni、νiはそれぞれd線に対する屈折率、アッベ数を示す。
また、もっとも像側の4面は水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等のフィルター部材である。また、B,C,D,Eは非球面係数である。非球面形状は光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき
で表される。但しRは近軸曲率半径、Kは円錐定数である。
又、「e−0X」は「×10−x」を意味している。fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角を示す。また前述の各条件式と各数値実施例との関係を表1に示す。
数値実施例1〜3においてD5の値が負となっているが、これが物体側から順に、Fナンバー決定部材、第2レンズ群L2の第21レンズG21と数えた為である。具体的な構成としては図1、図5、図9に示すように、Fナンバー決定部材(開口絞り)SPが第2レンズ群L2の物体側の第レンズG21のレンズ面(S6)の物体側頂点G21aよりも絶対値D5だけ像側に位置していることを示している。

数値実施例1
f=4.71〜 16.98 Fno= 2.89 〜 5.93 2ω=74.3゜ 〜 23.8゜

*R 1 = 33.382 D 1 = 1.35 N 1 = 1.860000 ν 1 = 40.0
*R 2 = 4.471 D 2 = 2.37
R 3 = 8.531 D 3 = 1.55 N 2 = 1.922860 ν 2 = 18.9
R 4 = 15.401 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = -0.49
*R 6 = 4.121 D 6 = 1.90 N 3 = 1.766140 ν 3 = 49.1
R 7 = 6.575 D 7 = 0.62 N 4 = 1.728250 ν 4 = 28.5
R 8 = 3.619 D 8 = 0.51
R 9 = 8.089 D 9 = 0.50 N 5 = 1.805181 ν 5 = 25.4
R10 = 4.135 D10 = 2.20 N 6 = 1.620411 ν 6 = 60.3
R11 = -12.553 D11 = 可変
R12 = 14.990 D12 = 1.35 N 7 = 1.622992 ν 7 = 58.2
R13 = 89.039 D13 = 可変
R14 = ∞ D14 = 0.22 N 8 = 1.544270 ν 8 = 70.6
R15 = ∞ D15 = 0.50
R16 = ∞ D16 = 0.50 N 9 = 1.516330 ν 9 = 64.1
R17 = ∞

非球面係数
R1 k= 1.73311e+00 B= 4.70062e-05 C= 1.09574e-06 D=-1.24880e-08
E=-1.00000e-10
R2 k=-1.78382e+00 B= 1.65677e-03 C=-8.71100e-06 D= 5.06153e-07
E=-6.61065e-09
R6 k=-3.13943e-01 B=-1.60250e-04 C= 1.59248e-06 D= 0.00000e+00
E=-3.50000e-08

数値実施例2
f=4.72〜 17.00 Fno= 2.88 〜 5.93 2ω=74.2゜ 〜 23.7゜

*R 1 = 35.865 D 1 = 1.35 N 1 = 1.860000 ν 1 = 40.0
*R 2 = 4.505 D 2 = 2.33
R 3 = 8.504 D 3 = 1.55 N 2 = 1.922860 ν 2 = 18.9
R 4 = 15.566 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = -0.49
*R 6 = 4.122 D 6 = 1.90 N 3 =1.766140 ν 3 =49.1
R 7 = 4.831 D 7 = 0.60 N 4 = 1.922860 ν 4 = 18.9
R 8 = 3.749 D 8 = 0.51
R 9 = 8.133 D 9 = 0.50 N 5 = 1.805181 ν 5 = 25.4
R10 = 3.819 D10 = 2.20 N 6 = 1.638539 ν 6 = 55.4
R11 = -12.209 D11 = 可変
R12 = 14.884 D12 = 1.35 N 7 = 1.622992 ν 7 = 58.2
R13 = 89.039 D13 = 可変
R14 = ∞ D14 = 0.22 N 8 = 1.544270 ν 8 = 70.6
R15 = ∞ D15 = 0.50
R16 = ∞ D16 = 0.50 N 9 = 1.516330 ν 9 = 64.1
R17 = ∞

非球面係数
R1 k= 1.73348e+00 B= 7.56592e-05 C= 2.32097e-06 D=-7.13685e-08
E= 6.30471e-10
R2 k=-1.82298e+00 B= 1.71228e-03 C=-4.94715e-06 D= 3.74119e-07
E=-5.32713e-09
R6 k=-3.13943e-01 B=-1.60250e-04 C= 1.59248e-06 D= 0.00000e+00
E=-3.50000e-08

数値実施例3
f=4.71〜 16.96 Fno= 2.88 〜 5.91 2ω=74.3゜ 〜 23.8゜

*R 1 = 35.865 D 1 = 1.35 N 1 = 1.860000 ν 1 = 40.0
*R 2 = 4.505 D 2 = 2.33
R 3 = 8.488 D 3 = 1.55 N 2 = 1.922860 ν 2 = 18.9
R 4 = 15.480 D 4 = 可変
R 5 = 絞り D 5 = -0.49
*R 6 = 4.122 D 6 = 1.90 N 3 =1.766140 ν 3 = 49.1
R 7 = 6.381 D 7 = 0.60 N 4 = 1.761821 ν 4 = 26.5
R 8 = 3.682 D 8 = 0.51
R 9 = 8.783 D 9 = 0.50 N 5 = 1.721507 ν 5 = 29.2
R10 = 3.401 D10 = 2.20 N 6 = 1.638539 ν 6 = 55.4
R11 = -13.515 D11 = 可変
R12 = 14.873 D12 = 1.35 N 7 = 1.622992 ν 7 = 58.2
R13 = 89.039 D13 = 可変
R14 = ∞ D14 = 0.22 N 8 = 1.544270 ν 8 = 70.6
R15 = ∞ D15 = 0.50
R16 = ∞ D16 = 0.50 N 9 = 1.516330 ν 9 = 64.1
R17 = ∞

非球面係数
R1 k= 1.73348e+00 B= 7.56592e-05 C= 2.32097e-06 D=-7.13685e-08
E= 6.30471e-10
R2 k=-1.82298e+00 B= 1.71228e-03 C=-4.94715e-06 D= 3.74119e-07
E=-5.32713e-09
R6 k=-3.13943e-01 B=-1.60250e-04 C= 1.59248e-06 D= 0.00000e+00
E=-3.50000e-08
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置)の実施例を図13を用いて説明する。
図13において、20はカメラ本体、21は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダーである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
実施例1のズームレンズの光学断面図 実施例1のズームレンズの広角端での収差図 実施例1のズームレンズの中間のズーム位置での収差図 実施例1のズームレンズ望遠端での収差図 実施例2のズームレンズの光学断面図 実施例2のズームレンズの広角端での収差図 実施例2のズームレンズの中間のズーム位置での収差図 実施例2のズームレンズ望遠端での収差図 実施例3のズームレンズの光学断面図 実施例3のズームレンズの広角端での収差図 実施例3のズームレンズの中間のズーム位置での収差図 実施例3のズームレンズ望遠端での収差図 本発明の撮像装置の要部概略図 Fナンバー決定絞りの説明図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L2a 第2aレンズ群
L2b 第2bレンズ群
L4 第4レンズ群
SP Fナンバー決定部材(開口絞り)
IP 像面
G ガラスブロック
d d線
g g線
ΔS サジタル像面
ΔM メリディオナル像面

Claims (13)

  1. 物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群を有し、各レンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズにおいて、第2レンズ群は、正レンズと負レンズからなる第2aレンズ群と、第2aレンズ群の像側に配置され、正レンズと負レンズからなる第2bレンズ群とを有し、該第2aレンズ群の正レンズと負レンズの材料のアッベ数を各々ν1p、ν1n、該第2bレンズ群の正レンズと負レンズの材料のアッベ数を各々ν2p、ν2nとするとき、
    ν1n<29
    ν2n<30
    18<ν1p−ν1n<35
    26<ν2p−ν2n<35
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    1.5<|f1/fw|<2.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  3. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    1.5<f2/fw<2.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2のズームレンズ。
  4. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3、広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw、fTとするとき、

    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1、2又は3のズームレンズ。
  5. 広角端から望遠端への変倍に際して前記第2レンズ群が光軸方向に沿って像側に移動する移動量をm2、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき
    −4.0<m2/fw<−2.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項のズームレンズ。
  6. 前記第2aレンズ群は、物体側より像側へ順に、正レンズと負レンズの順で配置され、該正レンズの物体側の面の曲率半径をr1_a、像側の面の曲率半径をr2_aとするとき、
    −15<(r1_a+r2_a)/(r1_a−r2_a)<0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項のズームレンズ。
  7. 前記第2bレンズ群は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズの順に配置され、該正レンズの物体側の面の曲率半径をr1_b、像側の面の曲率半径をr2_bとするとき、
    −1≦(r1_b+r2_b)/(r1_b−r2_b)≦0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項のズームレンズ。
  8. 前記第3レンズ群の広角端での位置敏感度をAWとし、望遠端での位置敏感度をAT、第3レンズ群の広角端での横倍率をβ3w、第3レンズ群の望遠端での横倍率をβ3Tとしたとき、
    AW=1−β3w
    AT=1−β3T
    としたとき、
    0.3<AW<0.5
    0.2<AT<0.4
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項のズームレンズ。
  9. 前記第2レンズ群の広角端と望遠端における偏芯敏感度を各々BW、BT、前記第2レンズ群の広角端と望遠端における横倍率をβ2w、β2T、前記第3レンズ群の広角端と望遠端における横倍率をβ3w、β3Tとし、
    BW=(1−β2w)×β3w
    BT=(1−β2T)×β3T
    としたとき、
    0.5<BW<2.5
    2.0<BT<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項のズームレンズ。
  10. 広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は像側に凸状の軌跡で移動し、前記第2レンズ群は単調に物体側に移動し、前記第3レンズ群は像側に移動する事を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項のズームレンズ。
  11. 前記第1レンズ群中の少なくとも1つの負レンズは、物体側と像側の面が非球面形状である事を特徴とする請求項1〜10のいずれか1項のズームレンズ。
  12. 前記第3レンズ群は物体側に移動して無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングを行う事を特徴とする請求項1〜11のいずれか1項のズームレンズ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子とを有していることを特徴とする撮像装置。
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