JP5542639B2 - ズームレンズ系 - Google Patents

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Description

本発明は、広角域を包括するズームレンズ系に関する。
コンパクトデジタルカメラ用のイメージセンサーは一般的には1/2.5型〜1/1.7型(インチ)程度のものが使用されており、画素ピッチを微細化して高画素化は達成されているが、近年では画素ピッチが1〜2μm程度まで小さくなっており、本質的意味でのこれ以上の画質向上は望めなくなる。本質的に高画質化を達成する手段としては、コンパクトデジタルカメラにおいても画素ピッチを大きくできる大型のイメージセンサーを使用することである。ところが、イメージセンサーのサイズが大きくなると光学系も大きくなり、コンパクトデジタルカメラ用としては許容できない大きさとなってしまう。特に、従来行われてきた前玉フォーカスやリアフォーカスなどレンズ群全体を動かしてフォーカシングする方法では、機構系を含めたレンズユニットの小型化が困難であった。
広角化とレンズ全長の短縮化を狙ったレンズタイプとして、例えば、負正負の3群ズームレンズ系、及びテレセントリック性のよい負正正の3群ズームレンズ系が知られている。しかし、前者は第1レンズ群でフォーカシングを行うことが多く、後者は第3レンズ群でフォーカシングを行うことが多く、両者とも外径の大きいレンズ群であり、またフォーカシング移動量も比較的大きいため機構上の負担が大きいという問題がある。
この問題を解決するために、特許文献1では、負正正の3群ズームレンズ系において、第2レンズ群の最も像側のレンズをフォーカスレンズとして使用することにより、レンズ系の小型化と軽量化を図っている。
特許第4067828号公報
しかしながら、特許文献1のズームレンズ系は、フォーカスレンズの屈折力が弱いためフォーカシング移動量が大きくなってしまっており、フォーカス機構系の負担軽減及び光学系の小型化という点で不十分である。
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、フォーカスレンズ(群)のフォーカシング移動量を小さくしてレンズ全系の小型化と軽量化を図るとともに、広角高変倍で大型のイメージセンサーにも対応可能な優れた光学性能を持つズームレンズ系を得ることを目的とする。
本発明のズームレンズ系は、第1の態様では、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、及び正の屈折力を持つ第3レンズ群で構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群のレンズ群間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群のレンズ群間隔が増加するズームレンズ系において、第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を持つ第2Aレンズ群、及び負の屈折力を持つ第2Bレンズ群で構成されていること、第2Aレンズ群は、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズ、及び正レンズの4枚のレンズで構成されていること、第2Bレンズ群は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群であること、及び次の条件式(1)を満足することを特徴としている。
(1)−1.5<F2/F2B<−0.7
但し、
F2:第2レンズ群の焦点距離[mm]、
F2B:第2Bレンズ群の焦点距離[mm]、
である。
本発明のズームレンズ系は、第2の態様では、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群、及び負の屈折力を持つ第4レンズ群で構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群のレンズ群間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群のレンズ群間隔が増加するズームレンズ系において、第4レンズ群は、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、光軸方向の位置が固定された1枚の負レンズからなること、第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を持つ第2Aレンズ群、及び負の屈折力を持つ第2Bレンズ群で構成されていること、第2Bレンズ群は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群であること、及び次の条件式(1)を満足することを特徴としている。
(1)−1.5<F2/F2B<−0.7
但し、
F2:第2レンズ群の焦点距離[mm]、
F2B:第2Bレンズ群の焦点距離[mm]、
である。
第2Aレンズ群は、例えば、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズ、及び正レンズの4枚のレンズで構成することができる。
フォーカスレンズ群である第2Bレンズ群は、具体的に、1枚の負レンズで構成することができる。
本発明のズームレンズ系は、第2Bレンズ群を負単レンズで構成した上で、さらに次の条件式(2)を満足することが好ましい。
(2)0<(RA+RB)/(RA−RB)<3
但し、
RA:第2Bレンズ群を構成する負単レンズの物体側の面の曲率半径[mm]、
RB:第2Bレンズ群を構成する負単レンズの像側の面の曲率半径[mm]、
である。
本発明のズームレンズ系は、第2Bレンズ群を負単レンズで構成した上で、さらに次の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)ν2B>45
但し、
ν2B:第2Bレンズ群を構成する負単レンズのd線に対するアッベ数、
である。
本発明のズームレンズ系は、さらに次の条件式(4)を満足することが好ましい。
(4)T2B/T2<0.1
但し、
T2B:第2Bレンズ群の最も物体側の面から最も像側の面迄の光軸上の距離(第2Bレンズ群の光軸上の厚み)[mm]、
T2:第2レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面迄の光軸上の距離(第2レンズ群の光軸上の厚み)[mm]、
である。
本発明のズームレンズ系は、さらに次の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5)1.05<M3T/M3W<1.35
但し、
M3T:長焦点距離端における無限遠合焦時の第3レンズ群の横倍率(結像倍率)、
M3W:短焦点距離端における無限遠合焦時の第3レンズ群の横倍率(結像倍率)、
である。
第2Bレンズ群は、光軸直交方向に移動して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する像ぶれ補正レンズ群とすることができる。
第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、少なくとも1面が非球面である負レンズ、及び正レンズの3枚のレンズで構成することができる。
本発明によれば、フォーカスレンズ(群)のフォーカシング移動量を小さくしてレンズ全系の小型化と軽量化を図るとともに、広角高変倍で大型のイメージセンサーにも対応可能な優れた光学性能を持つズームレンズ系が得られる。
本発明によるズームレンズ系の数値実施例1の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図1のように構成されたズームレンズ系の短焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 図1のように構成されたズームレンズ系の中間焦点距離における無限遠合焦時の諸収差図である。 図1のように構成されたズームレンズ系の長焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例2の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図5のように構成されたズームレンズ系の短焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 図5のように構成されたズームレンズ系の中間焦点距離における無限遠合焦時の諸収差図である。 図5のように構成されたズームレンズ系の長焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例3の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図9のように構成されたズームレンズ系の短焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 図9のように構成されたズームレンズ系の中間焦点距離における無限遠合焦時の諸収差図である。 図9のように構成されたズームレンズ系の長焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例4の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図13のように構成されたズームレンズ系の短焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 図13のように構成されたズームレンズ系の中間焦点距離における無限遠合焦時の諸収差図である。 図13のように構成されたズームレンズ系の長焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例5の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図17のように構成されたズームレンズ系の短焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 図17のように構成されたズームレンズ系の中間焦点距離における無限遠合焦時の諸収差図である。 図17のように構成されたズームレンズ系の長焦点距離端における無限遠合焦時の諸収差図である。 本発明によるズームレンズ系の第1のズーム軌跡を示す簡易移動図である。 本発明によるズームレンズ系の第2のズーム軌跡を示す簡易移動図である。
本実施形態のズームレンズ系は、数値実施例1、3−5では、図21の簡易移動図に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、及び正の屈折力を持つ第3レンズ群G3で構成されている。第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間に位置する絞りSは、第2レンズ群G2と一体に移動する。Iは像面である。
短焦点距離端(Wide)から長焦点距離端(Tele)への変倍(ズーミング)に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2のレンズ群間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3のレンズ群間隔が増加するように、第1レンズ群G1ないし第3レンズ群G3の全てのレンズ群が光軸方向に移動する。
より具体的には、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群G1は一旦像側に移動してから物体側に移動し、第2レンズ群G2は単調に物体側に移動し、第3レンズ群G3は単調に像側に移動する。
本実施形態のズームレンズ系は、数値実施例2では、図22の簡易移動図に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3、及び負の屈折力を持つ第4レンズ群G4で構成されている。第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間に位置する絞りSは、第2レンズ群G2と一体に移動する。Iは像面である。
短焦点距離端(Wide)から長焦点距離端(Tele)への変倍(ズーミング)に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2のレンズ群間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3のレンズ群間隔が増加し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4のレンズ群間隔が減少するように、第1レンズ群G1ないし第3レンズ群G3が光軸方向に移動する。
より具体的には、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群G1は一旦像側に移動してから物体側に移動し、第2レンズ群G2は単調に物体側に移動し、第3レンズ群G3は単調に像側に移動し、第4レンズ群G4は光軸方向に移動しない(像面Iとの距離が固定である)。
第1レンズ群G1は、全数値実施例1−5を通じて、物体側から順に、負レンズ11、負レンズ12、及び正レンズ13の3枚のレンズで構成されている。負レンズ12は、その両面が非球面である。
第2レンズ群G2は、全数値実施例1−5を通じて、物体側から順に、正の屈折力を持つ第2Aレンズ群G2A、及び負の屈折力を持つ第2Bレンズ群G2Bで構成されている。
第2Aレンズ群G2Aは、物体側から順に、正レンズ21、物体側から順に位置する正レンズ22と負レンズ23の接合レンズ、及び正レンズ24の4枚のレンズで構成されている。正レンズ21は、その両面が非球面である。
第2Bレンズ群G2Bは、1枚の負レンズ25で構成されている。第2Bレンズ群G2B(負単レンズ25)は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群である(無限遠物体から有限距離物体へ合焦させるに際し第2Bレンズ群G2B(負単レンズ25)を像側に移動させてフォーカシングを行う)。
第3レンズ群G3は、1枚の正レンズ31で構成されている。正レンズ31は、その両面が非球面である。
このように本実施形態のズームレンズ系は、ズーミング時に移動する第2レンズ群G2を第2Aレンズ群G2Aと第2Bレンズ群G2Bの2つのレンズ群に分割して、第2Bレンズ群G2Bをフォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群としている。これにより、フォーカスレンズ群を軽量化することができる。
そして本実施形態では、第2レンズ群G2を分割したフォーカスレンズ群である第2Bレンズ群G2Bのパワーを、条件式(1)を満たすような所定の最適範囲内に規定することで、第2Bレンズ群G2Bのフォーカシング移動量を小さくしている。これにより、レンズ全系及び機構系を含めたレンズユニットの小型化と軽量化、並びに機構系の負担軽減を達成することができる。
具体的に条件式(1)は、第2レンズ群G2の焦点距離と、第2Bレンズ群G2Bの焦点距離との比を規定している。条件式(1)を満足することで、フォーカスレンズ群である第2Bレンズ群G2Bの屈折力が適切となり、合焦時の収差変動を抑えるとともに、フォーカス機構系の負担を軽減することができる。
条件式(1)の上限を超えると、フォーカスレンズ群である第2Bレンズ群G2Bの屈折力が弱くなりすぎて、第2Bレンズ群G2Bのフォーカシング移動量が大きくなり、フォーカス機構系を含む光学系が大型化する。
条件式(1)の下限を超えると、フォーカスレンズ群である第2Bレンズ群G2Bの屈折力が強くなりすぎて、第2Bレンズ群G2Bのフォーカシング移動量は小さくできるが、無限遠物体から有限距離物体へ合焦した場合の性能変動が大きくなる。
上述のように、フォーカスレンズ群である第2Bレンズ群G2Bは、全数値実施例1−5を通じて、1枚の負レンズ25で構成されている。これにより、フォーカスレンズ群である第2Bレンズ群G2Bのさらなる小型化と軽量化を達成することができる。
条件式(2)は、第2Bレンズ群G2Bを負単レンズ25で構成したとき、その負単レンズ25のシェーピングファクター(物体側の面の曲率半径と像側の面の曲率半径との比)を規定している。条件式(2)を満足することで、光学性能の近距離変化を少なくすることができる。
条件式(2)の上限を超えると、フォーカスレンズである負レンズ25の物体側の面と像側の面の曲率が近くなって屈折力が弱くなる結果、フォーカシング移動量が大きくなる。
条件式(2)の下限を超えると、フォーカスレンズである負レンズ25の物体側の面の曲率がきつくなりすぎて、被写体距離による収差変動が大きくなる。
条件式(3)は、第2Bレンズ群G2Bを負単レンズ25で構成したとき、その負単レンズ25のd線に対するアッベ数を規定している。条件式(3)を満足することで、無限遠物体から有限距離物体へ合焦した場合の収差変動を抑えることができる。
条件式(3)の下限を超えると、合焦時の倍率色収差の変動が大きくなる。
条件式(4)は、第2Bレンズ群G2Bの最も物体側の面から最も像側の面迄の光軸上の距離(第2Bレンズ群G2Bの光軸上の厚み)と、第2レンズ群G2の最も物体側の面から最も像側の面迄の光軸上の距離(第2レンズ群G2の光軸上の厚み)との比を規定している。条件式(4)を満足することで、フォーカスレンズ群である第2Bレンズ群G2Bをより軽量化することができる。
条件式(4)の上限を超えると、フォーカスレンズ群である第2Bレンズ群G2Bの軽量化が十分でなく、フォーカス機構系の負担が大きくなる。
条件式(5)は、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際する第3レンズ群G3の横倍率(結像倍率)の変化を規定している。条件式(5)を満足することで、レンズ系の小型化と高変倍化を同時に達成することができる。
条件式(5)の上限を超えると、高変倍化には有利となるが、変倍時のレンズ射出角の変動が大きくなる。
条件式(5)の下限を超えると、第3レンズ群G3の変倍作用が少なくなるため、第2レンズ群G2の変倍負担が増えて、レンズ系を小型化することができない。
上述のように、本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−5を通じて、第2Aレンズ群G2Aを、正レンズ21、正レンズ22、負レンズ23、及び正レンズ24の4枚のレンズで構成している。これにより、本実施形態のような負レンズ群先行型(いわゆるネガティブリード型)のレンズタイプにおいて、ズーム全域での軸外コマフレアを小さくすることができる。
上述のように、本実施形態のズームレンズ系は、数値実施例2では、第3レンズ群G3と像面Iの間に、光軸方向の位置が固定された1枚の負レンズ41からなる第4レンズ群G4が位置している。これにより、第3レンズ群G3で発生する倍率色収差および像面湾曲を小さくすることができる。
本実施形態のズームレンズ系は、第2Bレンズ群G2Bを光軸直交方向に移動させて結像位置を変化させる(防振駆動する)ことにより像ぶれを補正する構成を採用することができる。これにより、第2レンズ群G2の全体を像振れ補正レンズ群(防振レンズ群)とする場合に比較して、像振れ補正レンズ群(防振レンズ群)を軽量化・薄型化して防振駆動機構を小さくできる結果、レンズ系全体を小型化することができる。
次に具体的な数値実施例を示す。諸収差図及び表中において、d線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル、FNO.はFナンバー、fは全系の焦点距離、Wは半画角(゜)、Yは像高、fB はバックフォーカス、Lはレンズ全長、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、N(d)はd線に対する屈折率、νdはd線に対するアッベ数、「E-a」は「×10-a」を示す。Fナンバー、焦点距離、半画角、像高、バックフォーカス、レンズ全長及び変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、短焦点距離端−中間焦点距離−長焦点距離端の順に示している。
回転対称非球面は次式で定義される。
x=cy2/[1+[1-(1+K)c2y2]1/2]+A4y4+A6y6+A8y8 +A10y10+A12y12・・・
(但し、cは曲率(1/r)、yは光軸からの高さ、Kは円錐係数、A4、A6、A8、・・・・・は各次数の非球面係数、xはサグ量)
[数値実施例1]
図1〜図4と表1〜表4は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例1を示している。図1は、短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。図2、図3、図4はそれぞれ、短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端それぞれの無限遠合焦時の諸収差図である。表1は面データ、表2は各種データ、表3は非球面データ、表4はレンズ群データである。
本数値実施例1のズームレンズ系は、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、及び正の屈折力を持つ第3レンズ群G3で構成されている。第3レンズ群G3の後方(像面Iとの間)には、光学フィルタOPが配置されている。
第1レンズ群G1(面番号1から6)は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ11、物体側に凸の負メニスカスレンズ12、及び物体側に凸の正メニスカスレンズ13で構成されている。負メニスカスレンズ12は、その両面が非球面である。
第2レンズ群G2(面番号8から16)は、物体側から順に、正の屈折力を持つ第2Aレンズ群G2A(面番号8から14)、及び負の屈折力を持つ第2Bレンズ群G2B(面番号15から16)で構成されている。
第2Aレンズ群G2Aは、物体側から順に、両凸正レンズ21、物体側から順に位置する両凸正レンズ22と両凹負レンズ23の接合レンズ、及び像側に凸の正メニスカスレンズ24で構成されている。両凸正レンズ21は、その両面が非球面である。
第2Bレンズ群G2Bは、1枚の両凹負レンズ25で構成されている。第2Bレンズ群G2B(両凹負レンズ25)は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群である(無限遠物体から有限距離物体へ合焦させるに際し第2Bレンズ群G2B(両凹負レンズ25)を像側に移動させてフォーカシングを行う)。
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間に位置する絞りS(面番号7)は、第2レンズ群G2と一体に移動する。
第3レンズ群G3(面番号17から18)は、1枚の両凸正レンズ31で構成されている。両凸正レンズ31は、その両面が非球面である。
第3レンズ群G3(両凸正レンズ31)の後方(像面Iとの間)に配置された光学フィルタOP(面番号19から20)は、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタなどのフィルタ類と、イメージセンサーのカバーガラスとを光学的に等価な1枚の平行平面板に置き換えたものである。
(表1)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 225.037 1.200 1.80420 46.5
2 15.089 4.540
3* 35.777 1.400 1.54358 55.7
4* 25.707 0.100
5 23.830 2.897 1.84666 23.8
6 56.890 d6
7絞 ∞ 0.200
8* 14.282 3.400 1.69350 53.2
9* -36.678 0.100
10 23.448 3.400 1.61800 63.4
11 -23.448 0.800 1.67270 32.2
12 10.398 1.732
13 -65.570 1.516 1.72916 54.7
14 -17.504 0.867
15 -113.940 0.800 1.69680 55.5
16 20.598 d16
17* 104.882 5.377 1.54358 55.7
18* -38.373 d18
19 ∞ 2.000 1.51680 64.2
20 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表2)
各種データ
ズーム比(変倍比) 3.30
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.6 5.1 5.8
f 16.22 28.95 53.51
W 47.1 26.7 15.0
Y 14.20 14.20 14.20
fB 4.181 4.181 4.181
L 73.23 72.49 86.00
d6 24.748 10.693 3.022
d16 6.268 21.174 47.468
d18 7.703 6.114 1.000
(表3)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.6506E-04 0.2633E-06 -0.6673E-09
4 0.000 -0.8622E-04 0.3361E-06 -0.1316E-08
8 -1.654 0.2252E-04 0.7673E-07
9 0.000 0.5473E-04 -0.5955E-07
17 0.000 0.1953E-04 -0.5202E-07 0.7721E-10
18 0.000 0.3153E-04 -0.1037E-06 0.1448E-09
(表4)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -31.43
2 8 23.87
(2A 8 16.372)
(2B 15 -24.974)
3 17 52.38
[数値実施例2]
図5〜図8と表5〜表8は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例2を示している。図5は、短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。図6、図7、図8はそれぞれ、短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端それぞれの無限遠合焦時の諸収差図である。表5は面データ、表6は各種データ、表7は非球面データ、表8はレンズ群データである。
この数値実施例2のレンズ構成は、第3レンズ群G3と像面Iの間に、光軸方向の位置(像面Iとの距離)が固定された第4レンズ群G4(面番号19から20)が位置している点を除き、数値実施例1のレンズ構成と同様である。第4レンズ群G4は、1枚の像側に凸の負メニスカスレンズ41からなる。負メニスカスレンズ41は、その像側の面が非球面である。
(表5)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 500.000 1.200 1.80420 46.5
2 15.720 4.371
3* 32.168 1.400 1.54358 55.7
4* 24.400 0.100
5 24.846 2.908 1.84666 23.8
6 62.170 d6
7絞 ∞ 0.200
8* 14.679 3.400 1.69350 53.2
9* -39.498 0.100
10 23.683 3.400 1.61800 63.4
11 -30.733 0.800 1.68893 31.2
12 11.070 1.604
13 -131.215 1.618 1.72916 54.7
14 -17.776 1.065
15 -87.264 0.800 1.69680 55.5
16 19.468 d16
17* 178.487 5.357 1.54358 55.7
18* -30.729 d18
19 -42.495 1.600 1.54358 55.7
20* -53.879 0.200
21 ∞ 2.000 1.51680 64.2
22 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表6)
各種データ
ズーム比(変倍比) 3.30
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.6 5.0 5.8
f 16.22 28.69 53.51
W 47.1 26.4 14.8
Y 14.20 14.20 14.20
fB 3.182 3.182 3.182
L 74.42 72.89 86.00
d6 25.520 11.262 2.949
d16 6.112 20.345 45.748
d18 7.483 5.977 2.000
(表7)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.8077E-04 0.2678E-06 -0.6677E-09
4 0.000 -0.1013E-03 0.3274E-06 -0.1139E-08
8 -1.495 0.1843E-04 0.1034E-06
9 0.000 0.5859E-04 -0.4389E-07
17 0.000 0.1899E-04 -0.9932E-07 0.2394E-09
18 0.000 0.3258E-04 -0.1799E-06 0.4226E-09
20 0.000 0.8034E-06 0.1338E-06 -0.4239E-09
(表8)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -31.84
2 8 23.92
(2A 8 15.905)
(2B 15 -22.773)
3 17 48.67
4 19 -389.27
[数値実施例3]
図9〜図12と表9〜表12は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例3を示している。図9は、短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。図10、図11、図12はそれぞれ、短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端それぞれの無限遠合焦時の諸収差図である。表9は面データ、表10は各種データ、表11は非球面データ、表12はレンズ群データである。
この数値実施例3のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表9)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 441.134 1.200 1.80420 46.5
2 15.334 4.334
3* 36.506 1.400 1.54358 55.7
4* 26.035 0.100
5 24.777 2.877 1.84666 23.8
6 66.693 d6
7絞 ∞ 0.200
8* 13.665 3.378 1.69350 53.2
9* -34.783 0.100
10 24.201 2.662 1.61800 63.4
11 -26.411 0.800 1.67270 32.2
12 10.345 2.500
13 -42.413 1.569 1.72916 54.7
14 -16.112 1.266
15 -331.190 0.800 1.69680 55.5
16 19.092 d16
17* 184.462 5.243 1.54358 55.7
18* -33.706 d18
19 ∞ 2.000 1.51680 64.2
20 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表10)
各種データ
ズーム比(変倍比) 3.30
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.6 5.2 5.8
f 16.22 30.00 53.51
W 46.7 25.7 15.2
Y 14.20 14.20 14.20
fB 4.182 4.182 4.182
L 71.60 72.26 85.00
d6 23.826 9.882 2.812
d16 4.338 21.630 46.579
d18 8.823 6.135 1.000
(表11)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.8166E-04 0.4355E-06 -0.1322E-08
4 0.000 -0.1025E-03 0.4827E-06 -0.1870E-08
8 -2.446 0.7078E-04 -0.1802E-06
9 0.000 0.7306E-04 -0.2240E-06
17 0.000 0.5793E-05 -0.9687E-09 0.1855E-10
18 0.000 0.1584E-04 -0.4002E-07 0.7153E-10
(表12)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -31.39
2 8 23.80
(2A 8 16.789)
(2B 15 -25.882)
3 17 52.87
[数値実施例4]
図13〜図16と表13〜表16は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例4を示している。図13は、短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。図14、図15、図16はそれぞれ、短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端それぞれの無限遠合焦時の諸収差図である。表13は面データ、表14は各種データ、表15は非球面データ、表16はレンズ群データである。
この数値実施例4のレンズ構成は、第3レンズ群G3の正レンズ31が像側に凸の正メニスカスレンズである点を除き、数値実施例1と同様である。
(表13)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 232.866 1.200 1.80420 46.5
2 15.783 5.522
3* 55.984 1.400 1.54358 55.7
4* 31.854 0.109
5 37.066 2.557 1.84666 23.8
6 241.925 d6
7絞 ∞ 0.200
8* 14.361 3.458 1.69350 53.2
9* -31.575 0.100
10 28.472 2.793 1.48749 70.4
11 -42.946 2.000 1.69895 30.0
12 11.207 2.353
13 -55.437 1.614 1.69680 55.5
14 -15.296 1.164
15 -263.247 0.800 1.72916 54.7
16 23.246 d16
17* -283.576 4.922 1.54358 55.7
18* -28.643 d18
19 ∞ 2.000 1.51680 64.2
20 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表14)
各種データ
ズーム比(変倍比) 3.30
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 3.6 5.2 5.8
f 16.22 29.74 53.51
W 46.0 25.4 14.9
Y 14.20 14.20 14.20
fB 3.181 3.181 3.181
L 73.96 73.72 85.00
d6 24.001 9.960 2.082
d16 4.388 22.117 46.545
d18 10.202 6.266 1.000
(表15)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.1252E-03 0.4141E-06 -0.1069E-08
4 0.000 -0.1457E-03 0.4617E-06 -0.1260E-08
8 -1.456 0.2128E-04 0.7923E-07
9 0.000 0.6995E-04 -0.1187E-06
17 0.000 0.1646E-05 -0.5232E-07 0.4156E-10
18 0.000 0.2021E-04 -0.8821E-07 0.8400E-10
(表16)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -31.03
2 8 24.01
(2A 8 17.744)
(2B 15 -29.260)
3 17 58.22
[数値実施例5]
図17〜図20と表17〜表20は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例5を示している。図17は、短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。図18、図19、図20はそれぞれ、短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端それぞれの無限遠合焦時の諸収差図である。表17は面データ、表18は各種データ、表19は非球面データ、表20はレンズ群データである。
この数値実施例5のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表17)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 500.000 1.200 1.80420 46.5
2 15.945 5.228
3* 42.360 1.400 1.54358 55.7
4* 27.963 0.105
5 30.983 2.617 1.84666 23.8
6 98.717 d6
7絞 ∞ 0.200
8* 13.791 3.542 1.69350 53.2
9* -36.511 0.100
10 27.027 3.180 1.61800 63.4
11 -29.985 1.200 1.67270 32.2
12 10.191 1.994
13 -37.815 1.477 1.72916 54.7
14 -16.106 2.299
15 -503.778 0.800 1.77250 49.6
16 24.493 d16
17* 335.379 5.187 1.54358 55.7
18* -28.721 d18
19 ∞ 2.000 1.51680 64.2
20 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表18)
各種データ
ズーム比(変倍比) 3.30
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.9 4.1 5.7
f 16.22 29.34 53.51
W 47.1 25.9 15.0
Y 14.20 14.20 14.20
fB 3.182 3.182 3.182
L 72.89 72.25 85.00
d6 23.448 9.930 2.514
d16 7.235 21.860 45.775
d18 6.500 4.746 1.000
(表19)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.1206E-03 0.3393E-06 -0.7784E-09
4 0.000 -0.1400E-03 0.4050E-06 -0.1029E-08
8 -1.042 0.2580E-05 0.1078E-06
9 0.000 0.6311E-04 -0.9766E-07
17 0.000 -0.2043E-05 0.3878E-07 -0.1706E-09
18 0.000 0.1416E-04 0.1754E-07 -0.1572E-09
(表20)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -29.65
2 8 22.80
(2A 8 17.657)
(2B 15 -30.216)
3 17 48.91
各数値実施例の各条件式に対する値を表21に示す。
(表21)
実施例1 実施例2 実施例3
条件式(1) -0.956 -1.051 -0.920
条件式(2) 0.694 1.313 0.891
条件式(3) 55.46 55.46 55.46
条件式(4) 0.063 0.063 0.061
条件式(5) 1.175 1.155 1.206
実施例4 実施例5
条件式(1) -0.821 -0.755
条件式(2) 0.838 0.907
条件式(3) 54.67 49.6
条件式(4) 0.056 0.055
条件式(5) 1.210 1.145
表21から明らかなように、数値実施例1〜数値実施例5は、条件式(1)〜(5)を満足しており、諸収差図から明らかなように諸収差は比較的よく補正されている。
G1 負の屈折力を持つ第1レンズ群
11 負レンズ
12 負レンズ
13 正レンズ
G2 正の屈折力を持つ第2レンズ群
G2A 正の屈折力を持つ第2Aレンズ群
G2B 負の屈折力を持つ第2Bレンズ群
21 正レンズ
22 正レンズ
23 負レンズ
24 正レンズ
25 負レンズ
G3 正の屈折力を持つ第3レンズ群
31 正レンズ
G4 負の屈折力を持つ第4レンズ群
41 負レンズ
OP 光学フィルタ
S 絞り
I 像面

Claims (10)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、及び正の屈折力を持つ第3レンズ群で構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群のレンズ群間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群のレンズ群間隔が増加するズームレンズ系において、
    第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を持つ第2Aレンズ群、及び負の屈折力を持つ第2Bレンズ群で構成されていること、
    第2Aレンズ群は、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズ、及び正レンズの4枚のレンズで構成されていること、
    第2Bレンズ群は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群であること、及び
    次の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.5<F2/F2B<−0.7
    但し、
    F2:第2レンズ群の焦点距離、
    F2B:第2Bレンズ群の焦点距離。
  2. 物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群、及び負の屈折力を持つ第4レンズ群で構成され、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2レンズ群のレンズ群間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群のレンズ群間隔が増加するズームレンズ系において、
    第4レンズ群は、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、光軸方向の位置が固定された1枚の負レンズからなること、
    第2レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を持つ第2Aレンズ群、及び負の屈折力を持つ第2Bレンズ群で構成されていること、
    第2Bレンズ群は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群であること、及び
    次の条件式(1)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)−1.5<F2/F2B<−0.7
    但し、
    F2:第2レンズ群の焦点距離、
    F2B:第2Bレンズ群の焦点距離。
  3. 請求項2記載のズームレンズ系において、第2Aレンズ群は、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズ、及び正レンズの4枚のレンズで構成されているズームレンズ系。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第2Bレンズ群は、1枚の負レンズで構成されているズームレンズ系。
  5. 請求項4記載のズームレンズ系において、次の条件式(2)を満足するズームレンズ系。
    (2)0<(RA+RB)/(RA−RB)<3
    但し、
    RA:第2Bレンズ群を構成する負単レンズの物体側の面の曲率半径、
    RB:第2Bレンズ群を構成する負単レンズの像側の面の曲率半径。
  6. 請求項4または5記載のズームレンズ系において、次の条件式(3)を満足するズームレンズ系。
    (3)ν2B>45
    但し、
    ν2B:第2Bレンズ群を構成する負単レンズのd線に対するアッベ数。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載のズームレンズ系において、次の条件式(4)を満足するズームレンズ系。
    (4)T2B/T2<0.1
    但し、
    T2B:第2Bレンズ群の最も物体側の面から最も像側の面迄の光軸上の距離、
    T2:第2レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面迄の光軸上の距離。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項記載のズームレンズ系において、次の条件式(5)を満足するズームレンズ系。
    (5)1.05<M3T/M3W<1.35
    但し、
    M3T:長焦点距離端における無限遠合焦時の第3レンズ群の横倍率、
    M3W:短焦点距離端における無限遠合焦時の第3レンズ群の横倍率。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第2Bレンズ群は、光軸直交方向に移動して結像位置を変位させることにより像ぶれを補正する像ぶれ補正レンズ群であるズームレンズ系。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズ、少なくとも1面が非球面である負レンズ、及び正レンズの3枚のレンズで構成されているズームレンズ系。
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