JP5724640B2 - ズームレンズ系及びこれを用いた光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ等の光学機器に用いて好適なズームレンズ系に関する。
近年、デジタルカメラ等の光学機器に用いられるズームレンズ系には、よりコンパクトで高性能であることが求められている。フォーカス機構系の小型化と迅速なフォーカシングの要望も強い。
広角域を含んだ撮影レンズ系として、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、及び正の屈折力の第3レンズ群からなる3群構成のものが知られている(特許文献1−6)。
特許文献2、3では、第1レンズ群の全体を移動させてフォーカシングを行うフロントフォーカス方式を採用している。しかし、このフロントフォーカス方式では、フォーカスレンズ群である第1レンズ群の重量が大きいと(第1レンズ群のレンズ枚数が多いと)、フォーカス機構系であるモータやアクチュエータが大型化する。このため、鏡筒を含むレンズの最大径が大きくなってレンズ全系が大型化する。
特許文献4、5では、第2レンズ群と第3レンズ群の双方を移動させてフォーカシングを行っている。しかし、フォーカスレンズ群を2群使っているため、フォーカスレンズ群が重量化し、フォーカス機構系であるモータやアクチュエータが大型化する。
特許文献1、6では、第2レンズ群を移動させてフォーカシングを行うインナーフォーカス方式を採用している。しかし、フォーカス機構系であるモータやアクチュエータへの負担は依然として大きく、迅速なフォーカシングに十分に対応しているとは言えない。
また特許文献1−3、6はズームレンズ系であるが、いずれもズーム比(変倍比)が2未満であり、変倍比が少ない。
そして特許文献1−6のいずれも、最も焦点距離が短い状態で、第1レンズ群の最も像側の面と第2レンズ群の最も物体側の面との空気間隔が、第2レンズ群の最も像側の面と第3レンズ群の最も物体側の面との空気間隔よりも大きくなっている。このため、第1レンズ群から出た光線が発散した状態で第2レンズ群に入射して第2レンズ群内での軸上光線が高くなりすぎる結果、フォーカシング時の収差変動、特に球面収差や歪曲収差の変動が大きくなってしまう。
特開平8−304704号公報 特開2000−131611号公報 特開2004−85600号公報 特開2005−181851号公報 特開2005−181852号公報 特開2010−204647号公報
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、変倍比(ズーム比)が2.9程度でありながらコンパクトであり、フォーカス機構系の小型化と迅速なフォーカシングを達成でき、短焦点距離端におけるフォーカシング時に球面収差や歪曲収差を良好に補正できるズームレンズ系及びこれを用いた光学機器を得ることを目的とする。
本発明のズームレンズ系は、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群である正の屈折力の第2レンズ群、及び正の屈折力の第3レンズ群からなり、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、隣接する各レンズ群同士の間隔が変化し、第1レンズ群は、像側に凹の3枚の負レンズからなり、次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴としている。
(1)0.4<|d12w/f1|<1.0
(2)d12w<d23w
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離[mm]、
d12w:短焦点距離端における第1レンズ群の最も像側の面と第2レンズ群の最も物体側の面との空気間隔[mm]、
d23w:短焦点距離端における第2レンズ群の最も像側の面と第3レンズ群の最も物体側の面との空気間隔[mm]、
である。
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)1.5<m2w<2.3
但し、
m2w:短焦点距離端における無限遠合焦時の第2レンズ群の横倍率、
である。
本発明のズームレンズ系は、次の条件式(4)を満足することが好ましい。
(4)−1<SF<0
但し、
SF=(R2F−R2R)/(R2F+R2R)
R2F:第2レンズ群中の最も物体側の面の曲率半径[mm]、
R2R:第2レンズ群中の最も像側の面の曲率半径[mm]、
である。
本発明のズームレンズ系は、条件式(4)の条件式範囲の中でも、次の条件式(4’)を満足することがより好ましい。
(4’)−0.8<SF<−0.4
諸収差を良好に補正するためには、第1レンズ群中、第3レンズ群中にそれぞれ少なくとも1枚の非球面レンズを含ませることが好ましい。
第3レンズ群には少なくとも3枚の正レンズを含ませることが好ましい。
絞りは第2レンズ群と第3レンズ群の間に位置させるのが実際的である。
本発明の光学機器は、上述したいずれかのズームレンズ系によって形成される像を電気的信号に変換する撮像素子を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、変倍比(ズーム比)が2.9程度でありながらコンパクトであり、フォーカス機構系の小型化と迅速なフォーカシングを達成でき、短焦点距離端におけるフォーカシング時に球面収差や歪曲収差を良好に補正できるズームレンズ系及びこれを用いた光学機器が得られる。
本発明によるズームレンズ系の数値実施例1の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図1の構成における縦収差図である。 図1の構成における横収差図である。 同数値実施例1の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図4の構成における縦収差図である。 図4の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例2の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図7の構成における縦収差図である。 図7の構成における横収差図である。 同数値実施例2の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図10の構成における縦収差図である。 図10の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例3の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図13の構成における縦収差図である。 図13の構成における横収差図である。 同数値実施例3の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図16の構成における縦収差図である。 図16の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例4の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図19の構成における縦収差図である。 図19の構成における横収差図である。 同数値実施例4の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図22の構成における縦収差図である。 図22の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の参考例の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図25の構成における縦収差図である。 図25の構成における横収差図である。 同参考例の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図28の構成における縦収差図である。 図28の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例6の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図31の構成における縦収差図である。 図31の構成における横収差図である。 同数値実施例6の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図34の構成における縦収差図である。 図34の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系の数値実施例7の長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図37の構成における縦収差図である。 図37の構成における横収差図である。 同数値実施例7の短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図である。 図40の構成における縦収差図である。 図40の構成における横収差図である。 本発明によるズームレンズ系のズーム軌跡を示す簡易移動図である。
本実施形態(及び参考例)のズームレンズ系は、図43の簡易移動図に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1、正の屈折力の第2レンズ群G2、及び正の屈折力の第3レンズ群G3からなる。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に位置する絞りSは、第3レンズ群G3と一体に移動する。Iは像面である。
このズームレンズ系は、短焦点距離端(W)から長焦点距離端(T)への変倍(ズーミング)に際し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔及び第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔がともに減少するように、第1レンズ群G1ないし第3レンズ群G3の全てのレンズ群が移動する。
より具体的には、短焦点距離端(W)から長焦点距離端(T)への変倍(ズーミング)に際し、第1レンズ群G1は一旦像側に移動してから若干量だけ物体側に戻り(結果として像側に移動し)、第2レンズ群G2は一旦像側に移動してから若干量だけ物体側に戻り(結果として像側に移動し)、第3レンズ群G3は単調に物体側に移動する。
第1レンズ群G1は、全数値実施例1−4、6、7を通じて、3枚の負レンズ(像側に凹の負レンズ)11、12、13からなる。最も物体側の負レンズ11は、ガラスレンズの像側の面に合成樹脂材料による非球面層が接着形成されたハイブリッドレンズである。
第1レンズ群G1は、参考例では、2枚の負レンズ(像側に凹の負レンズ)11'、12'からなる。像側の負レンズ11'はその像側の面が非球面である。
第2レンズ群G2は、全数値実施例1−4、6、7(及び参考例)を通じて、正単レンズ21からなる。正単レンズ21(第2レンズ群G2)は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ(フォーカスレンズ群)である。つまり、無限遠物体から有限距離物体へ合焦させるに際し、正単レンズ21(第2レンズ群G2)を像側に移動してフォーカシングを行う。
第3レンズ群G3は、全数値実施例1−4、6、7(及び参考例)を通じて、物体側から順に、正レンズ31、物体側から順に位置する正レンズ32と負レンズ33の接合レンズ、及び正レンズ34の4枚のレンズからなる。正レンズ31と正レンズ34はともにその両面が非球面である。
本実施形態(及び参考例)では、歪曲収差の発生を抑えながら負の屈折力を得るために、第1レンズ群G1を3枚の負レンズ(像側に凹の負レンズ)11、12、13または2枚の負レンズ(像側に凹の負レンズ)11'、12'で構成し、第2レンズ群を正単レンズ21で構成している。
歪曲収差を抑えるためには第1レンズ群の最も物体側に正レンズ(物体側に凸の正レンズ)を配置するのが効果的である。しかし第1レンズ群の最も物体側に正レンズ(物体側に凸の正レンズ)を配置すると、第1レンズ群の最大径が大きくなりすぎてレンズ全系が大型化してしまう。
そこで本実施形態(及び参考例)では、第1レンズ群G1を3枚の負レンズ(像側に凹の負レンズ)11、12、13または2枚の負レンズ(像側に凹の負レンズ)11'、12'で構成した上で、第1レンズ群G1中に非球面レンズを含ませることで、第1レンズ群G1の大径化を防止するとともに、歪曲収差の発生を抑えることに成功している。
第1レンズ群G1中の非球面レンズは、製造コストの観点からは、レンズ径が最も小さい最も像側のレンズに配置すること、つまり負レンズ13または負レンズ12'を非球面レンズとした方が良いが、その反面、レンズ径が小さいと収差補正が不十分となる。
そこで本実施形態(及び参考例)では、第1レンズ群G1中の最も物体側のレンズ(負レンズ11または負レンズ11')を非球面レンズとして良好な収差補正を実現している。その場合の非球面レンズは、製造コストを考慮すると、ガラスレンズに合成樹脂材料による非球面層を接着形成したハイブリッドレンズとすることが好ましい。また第1レンズ群G1中に含ませる非球面を、近軸球面に比して、光軸から離れるに従って負の屈折力を弱める(正の屈折力を強める)性質とすれば、その非球面で正の歪曲収差を発生させて、第1レンズ群G1で発生が顕著である負の歪曲収差を良好に補正することができる。
第2レンズ群G2の正単レンズ21は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズであり、フォーカシング時に歪曲収差、球面収差、コマ収差が変動するのを十分に抑える。
本実施形態(及び参考例)では、短焦点距離端において、フォーカスレンズである正単レンズ21を第3レンズ群G3(絞りS)から可能な限り離れた位置(第1レンズ群G1に近い位置)に配置することで、移動による収差変動に対する感度、特に球面収差や歪曲収差の変動に対する感度を低く抑えることに成功している。
またフォーカスレンズを正単レンズ21で構成することで、フォーカスレンズを軽量化してフォーカス機構系であるモータやアクチュエータを小型化することができる。このため、鏡筒を含むレンズの最大径を小さくしてレンズ全系をコンパクト化することができる。さらに迅速なフォーカシングも可能になる。
本実施形態(及び参考例)では、第3レンズ群G3中に負の球面収差を発生させる少なくとも1枚の負レンズ(負レンズ33)を含ませることで、軸外収差に与える影響を小さく保ったまま全系で発生する球面収差を良好に補正している。また、第3レンズ群G3中に少なくとも3枚の正レンズ(正レンズ31、32、34)を含ませることで、球面収差やコマ収差の発生を抑えている。さらに第3レンズ群G3中の負レンズを他の正レンズと接合する(正レンズ32と負レンズ33を接合する)ことで高次の球面収差を良好に補正している。
条件式(1)及び(2)はともに、第1レンズ群G1から第2レンズ群G2に入射する光線による収差補正に関するものである。条件式(1)及び(2)を満足することで、第1レンズ群G1から出た光線をあまり発散させずに第2レンズ群G2に入射させることができ、第2レンズ群G2内での軸上光線を低くして、短焦点距離端におけるフォーカシング時に球面収差や歪曲収差を良好に補正することができる。
条件式(1)は、第1レンズ群G1の焦点距離と、短焦点距離端における第1レンズ群G1の最も像側の面と第2レンズ群G2の最も物体側の面との空気間隔との比を規定している。
条件式(1)の上限を超えると、第1レンズ群G1の負の屈折力が強くなりすぎて、歪曲収差や非点収差の補正が困難となる。
条件式(1)の下限を超えると、第1レンズ群G1の負の屈折力が弱くなりすぎて、フォーカスレンズである正単レンズ21が大径化し、レンズ全系が大型化する。
条件式(2)は、短焦点距離端において、第1レンズ群G1の最も像側の面と第2レンズ群G2の最も物体側の面との空気間隔が、第2レンズ群G2の最も像側の面と第3レンズ群G3の最も物体側の面との空気間隔よりも小さいことを規定している。条件式(2)を満足することで、短焦点距離端において第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が十分に離れていることになり、第2レンズ群G2内での軸上光線を低くして、短焦点距離端におけるフォーカシング時に球面収差や歪曲収差を良好に補正することができる。
条件式(2)を満足しないと、第2レンズ群G2内での軸上光線が高くなりすぎて、短焦点距離端におけるフォーカシング時の球面収差が補正不足(アンダー)となる。
条件式(3)は、短焦点距離端における無限遠合焦時の第2レンズ群G2の横倍率を規定している。条件式(3)を満足することで、第2レンズ群G2のフォーカシング移動量を小さく抑えてレンズ全系を小型化するとともに、フォーカシング時の球面収差やコマ収差を良好に補正することができる。
条件式(3)の上限を超えると、第2レンズ群G2の屈折力が強くなるため第2レンズ群G2のフォーカシング移動量を小さくできるが、その反面、フォーカシング時の収差変動、特に球面収差やコマ収差の変動が大きくなる。
条件式(3)の下限を超えると、第2レンズ群G2の屈折力が弱すぎて第2レンズ群G2のフォーカシング移動量を大きくせざるを得ず、レンズ全長が大きくなる、最短撮影距離が長くなるといった不都合が生じる。
上述したように、フォーカスレンズ群である第2レンズ群G2は、全数値実施例1−4、6、7(及び参考例)を通じて、正単レンズ21で構成されている。しかし、第2レンズ群G2は、最も物体側のレンズ面と最も像側のレンズ面に着目し、全体として物体側に凸の正メニスカス形状をしてさえいればよい。重量や製造コストの問題が回避できれば第2レンズ群G2を2枚以上で構成することはもちろん可能である。例えばレンズ設計に際して正単レンズ21を光軸方向のほぼ中央で2枚に分離し、製造条件を考慮して各レンズの厚みと両レンズ間の間隔を加えながら、分離面の曲率半径を調節することは当業者にとって容易なことなのである。第2レンズ群G2が全体として物体側凸のメニスカス形状を有していることが発明の本質で、レンズ枚数が1枚か2枚かは発明の本質ではない。
条件式(4)は、フォーカスレンズ群である第2レンズ群G2の最も物体側のレンズ面と最も像側のレンズ面に着目し、第2レンズ群G2が全体として物体側に凸の正メニスカスレンズであることを規定している。条件式(4)を満足することで、短焦点距離端における軸外の非点収差を良好に抑えることができる。
条件式(4)の上限を超えると、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズ面の曲率半径が、最も像側のレンズ面の曲率半径より大きくなってしまい、フォーカシングによって変動するコマ収差の補正バランスが崩れてしまう。
条件式(4)の下限を超えると、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズ面の曲率半径が無限大(平面)ないしマイナス値(像側に凸)となってしまい、短焦点距離端における非点収差の補正が難しくなる。また、像面湾曲が補正不足となる。
さらに、第2レンズ群G2を全体として、条件式(4’)を満たすような物体側に凸のメニスカス形状にすることで、フォーカシング、ズーミングによるコマ収差、非点収差、像面湾曲の変動を良好に補正することができる。
次に具体的な数値実施例1−4、6、7(及び参考例)を示す。縦収差図及び横収差図並びに表中において、d線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル、FNO.はFナンバー、fは全系の焦点距離、Wは半画角(゜)、Yは像高、fB はバックフォーカス、Lはレンズ全長、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、N(d)はd線に対する屈折率、νdはd線に対するアッベ数、「E-a」は「×10-a」を示す。Fナンバー、焦点距離、半画角、像高、バックフォーカス、レンズ全長及び変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、短焦点距離端−中間焦点距離−長焦点距離端の順に示している。
回転対称非球面は次式で定義される。
x=cy2/[1+[1-(1+K)c2y2]1/2]+A4y4+A6y6+A8y8 +A10y10+A12y12・・・
(但し、cは曲率(1/r)、yは光軸からの高さ、Kは円錐係数、A4、A6、A8、・・・・・は各次数の非球面係数、xはサグ量)
[数値実施例1]
図1〜図6と表1〜表4は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例1を示している。図1は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図2はその縦収差図、図3はその横収差図であり、図4は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図5はその縦収差図、図6はその横収差図である。表1は面データ、表2は各種データ、表3は非球面データ、表4はレンズ群データである。
本数値実施例1のズームレンズ系は、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1、正の屈折力の第2レンズ群G2、及び正の屈折力の第3レンズ群G3からなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ11、物体側に凸の負メニスカスレンズ12、及び物体側に凸の負メニスカスレンズ13からなる。最も物体側の負メニスカスレンズ11は、ガラスレンズの像側の面に合成樹脂材料による非球面層が接着形成されたハイブリッドレンズである。
第2レンズ群G2は、物体側に凸の正メニスカス単レンズ21からなる。正メニスカス単レンズ21(第2レンズ群G2)は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ(フォーカスレンズ群)である。つまり、無限遠物体から有限距離物体へ合焦させるに際し、正メニスカス単レンズ21(第2レンズ群G2)を像側に移動してフォーカシングを行う。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凸正レンズ31、物体側から順に位置する両凸正レンズ32と両凹負レンズ33の接合レンズ、及び両凸正レンズ34からなる。両凸正レンズ31と両凸正レンズ34はともにその両面が非球面である。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に位置する絞りSは、第3レンズ群G3と一体に移動する。第3レンズ群G3(両凸正レンズ34)の後方(像面Iとの間)には、光学フィルタOPとカバーガラスCGが配置されている。
(表1)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 35.132 1.637 1.77250 49.6
2 18.306 0.200 1.52972 42.7
3* 13.856 1.200
4 24.439 1.200 1.80420 46.5
5 12.884 2.273
6 88.391 1.200 1.74930 51.1
7 10.266 d7
8 20.063 2.343 1.84666 23.8
9 67.827 d9
10絞 ∞ 1.000
11* 7.723 6.242 1.49283 82.7
12* -51.491 0.256
13 15.679 2.216 1.49700 81.6
14 -14.245 2.020 1.83400 37.3
15 10.242 0.271
16* 13.326 2.256 1.51885 65.8
17* -19.493 d17
18 ∞ 0.500 1.51633 64.1
19 ∞ 0.620
20 ∞ 0.500 1.51633 64.1
21 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表2)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.88
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.8 3.7 4.6
f 5.14 10.00 14.83
W 45.9 25.5 17.6
Y 4.65 4.65 4.65
fB 0.53 0.53 0.53
L 65.00 53.78 53.88
d7 6.822 5.367 5.091
d9 22.449 6.704 1.333
d17 9.264 15.248 20.989
(表3)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.8450E-04 -0.5227E-06 0.1614E-09
11 0.000 -0.6956E-04 -0.1346E-05
12 0.000 0.3684E-03 -0.7856E-05 0.2109E-06
16 0.000 0.5583E-03 -0.1339E-04
17 0.000 0.6541E-03 0.7907E-05
(表4)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -7.45
2 8 32.91
3 11 14.48
[数値実施例2]
図7〜図12と表5〜表8は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例2を示している。図7は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図8はその縦収差図、図9はその横収差図であり、図10は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図11はその縦収差図、図12はその横収差図である。表5は面データ、表6は各種データ、表7は非球面データ、表8はレンズ群データである。
この数値実施例2のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表5)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 31.338 1.637 1.77250 49.6
2 17.683 0.200 1.52972 42.7
3* 13.647 1.200
4 22.448 1.100 1.80400 46.6
5 11.991 2.493
6 95.478 1.100 1.69680 55.5
7 10.000 d7
8 18.210 2.333 1.84666 23.8
9 47.461 d9
10絞 ∞ 1.000
11* 7.409 5.525 1.49507 82.1
12* -41.770 0.236
13 15.675 2.146 1.49700 81.6
14 -14.431 2.020 1.83400 37.3
15 9.637 0.340
16* 14.107 1.968 1.54939 62.3
17* -19.604 d17
18 ∞ 0.500 1.51633 64.1
19 ∞ 0.620
20 ∞ 0.500 1.51633 64.1
21 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表6)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.87
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.8 3.7 4.6
f 5.14 10.00 14.74
W 46.0 25.5 17.7
Y 4.65 4.65 4.65
fB 0.53 0.53 0.53
L 62.06 51.66 51.77
d7 6.497 5.020 4.786
d9 21.017 6.322 1.248
d17 9.095 14.874 20.293
(表7)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.7579E-04 -0.4421E-06 -0.6869E-09
11 0.000 -0.7645E-04 -0.1958E-05
12 0.000 0.4118E-03 -0.1118E-04 0.2984E-06
16 0.000 0.6414E-03 -0.2244E-04
17 0.000 0.7262E-03 0.2979E-05
(表8)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -7.61
2 8 33.67
3 11 13.83
[数値実施例3]
図13〜図18と表9〜表12は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例3を示している。図13は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図14はその縦収差図、図15はその横収差図であり、図16は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図17はその縦収差図、図18はその横収差図である。表9は面データ、表10は各種データ、表11は非球面データ、表12はレンズ群データである。
この数値実施例3のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表9)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 26.132 1.637 1.80400 41.3
2 21.174 0.200 1.52972 42.7
3* 15.721 1.200
4 27.380 1.349 1.80400 44.2
5 9.537 3.051
6 120.978 1.100 1.69680 55.5
7 10.544 d7
8 16.317 2.510 1.84666 23.8
9 49.115 d9
10絞 ∞ 1.000
11* 7.355 4.857 1.49839 81.4
12* -36.948 0.177
13 16.632 2.019 1.49700 81.6
14 -17.275 2.020 1.83400 37.3
15 9.369 0.640
16* 13.748 2.019 1.55200 68.6
17* -18.593 d17
18 ∞ 0.500 1.51633 64.1
19 ∞ 0.620
20 ∞ 0.500 1.51633 64.1
21 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表10)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.88
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.8 3.7 4.6
f 5.14 10.01 14.79
W 46.1 25.5 17.6
Y 4.65 4.65 4.65
fB 0.53 0.53 0.53
L 60.03 50.69 51.26
d7 4.828 3.577 3.373
d9 20.076 6.120 1.343
d17 9.198 15.067 20.615
(表11)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.7135E-04 -0.2976E-06 0.4932E-09
11 0.000 -0.7119E-04 -0.2973E-05
12 0.000 0.4369E-03 -0.1219E-04 0.2646E-06
16 0.000 0.6438E-03 -0.1986E-04
17 0.000 0.7189E-03 0.3582E-05
(表12)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -7.05
2 8 27.88
3 11 13.43
[数値実施例4]
図19〜図24と表13〜表16は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例4を示している。図19は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図20はその縦収差図、図21はその横収差図であり、図22は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図23はその縦収差図、図24はその横収差図である。表13は面データ、表14は各種データ、表15は非球面データ、表16はレンズ群データである。
この数値実施例4のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表13)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 26.098 1.637 1.83481 37.1
2 23.574 0.200 1.52972 42.7
3* 16.883 1.200
4 31.286 1.335 1.80400 45.8
5 8.865 3.198
6 96.932 1.100 1.69680 55.5
7 11.568 d7
8 16.474 2.484 1.84666 23.8
9 48.064 d9
10絞 ∞ 1.000
11* 7.364 4.726 1.49856 81.3
12* -37.019 0.199
13 16.966 1.997 1.49700 81.6
14 -18.087 2.020 1.83400 37.3
15 9.341 0.614
16* 13.652 2.035 1.55200 68.9
17* -18.848 d17
18 ∞ 0.500 1.51633 64.1
19 ∞ 0.620
20 ∞ 0.500 1.51633 64.1
21 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表14)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.88
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.8 3.7 4.6
f 5.14 10.00 14.81
W 46.1 25.6 17.6
Y 4.65 4.65 4.65
fB 0.53 0.53 0.53
L 60.04 50.63 51.20
d7 4.721 3.491 3.274
d9 20.111 6.094 1.310
d17 9.314 15.153 20.720
(表15)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.7497E-04 -0.2593E-06 0.8860E-09
11 0.000 -0.7322E-04 -0.3192E-05
12 0.000 0.4259E-03 -0.1230E-04 0.2503E-06
16 0.000 0.6298E-03 -0.1952E-04
17 0.000 0.7105E-03 0.4132E-05
(表16)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -7.12
2 8 28.57
3 11 13.45
図25〜図30と表17〜表20は、本発明によるズームレンズ系の参考例を示している。図25は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図26はその縦収差図、図27はその横収差図であり、図28は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図29はその縦収差図、図30はその横収差図である。表17は面データ、表18は各種データ、表19は非球面データ、表20はレンズ群データである。
この参考例のレンズ構成は、以下の点を除き、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(1)第1レンズ群G1が、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ11'、及び物体側に凸の負メニスカスレンズ12'の2枚のレンズで構成されている。負メニスカスレンズ11'はその像側の面が非球面である。
(表17)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 73.182 1.100 1.80400 46.6
2* 10.719 4.324
3 68.345 1.200 1.77250 42.8
4 10.000 d4
5 17.611 2.618 1.84666 23.8
6 99.577 d6
7絞 ∞ 1.000
8* 7.086 5.452 1.51103 78.7
9* -22.847 0.224
10 17.191 2.030 1.49700 81.6
11 -15.017 2.020 1.83400 37.3
12 6.410 0.748
13* 9.558 2.296 1.55200 65.6
14* -18.873 d14
15 ∞ 0.500 1.51633 64.1
16 ∞ 0.620
17 ∞ 0.500 1.51633 64.1
18 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表18)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.85
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.8 3.7 4.6
f 5.14 10.01 14.66
W 45.9 25.4 17.8
Y 4.65 4.65 4.65
fB 0.53 0.53 0.53
L 60.00 48.62 48.64
d4 4.804 3.730 3.467
d6 21.942 5.943 0.915
d14 8.092 13.784 19.093
(表19)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
2 0.000 -0.1322E-03 -0.2369E-06 -0.9911E-08
8 0.000 -0.1055E-03 -0.2717E-05
9 0.000 0.6189E-03 -0.1329E-04 0.3035E-06
13 0.000 0.1117E-02 -0.1573E-04
14 0.000 0.7728E-03 0.1441E-04
(表20)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -6.68
2 5 24.90
3 8 13.97
[数値実施例6]
図31〜図36と表21〜表24は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例6を示している。図31は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図32はその縦収差図、図33はその横収差図であり、図34は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図35はその縦収差図、図36はその横収差図である。表21は面データ、表22は各種データ、表23は非球面データ、表24はレンズ群データである。
この数値実施例6のレンズ構成は、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(表21)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 32.331 1.500 1.80420 46.5
2 16.659 0.200 1.52972 42.7
3* 12.789 0.852
4 17.074 1.300 1.83481 42.7
5 8.652 3.959
6 249.303 1.300 1.77250 49.6
7 13.217 d7
8 17.004 2.612 1.84666 23.8
9 80.028 d9
10絞 ∞ 1.000
11* 8.333 4.719 1.49710 81.6
12* -430.837 0.262
13 18.580 3.702 1.49700 81.6
14 -14.042 2.020 1.83400 37.3
15 11.437 0.365
16* 11.947 2.694 1.59891 65.2
17* -20.235 d17
18 ∞ 0.500 1.51633 64.1
19 ∞ 0.620
20 ∞ 0.500 1.51633 64.1
21 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表22)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.89
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.8 3.7 4.6
f 5.14 10.00 14.86
W 46.4 25.7 17.6
Y 4.65 4.65 4.65
fB 0.53 0.53 0.53
L 65.99 56.08 57.03
d7 3.500 2.638 2.473
d9 23.405 7.791 2.533
d17 10.447 17.013 23.390
(表23)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.8830E-04 -0.5035E-06 -0.7798E-09
11 0.000 -0.3384E-04 -0.8764E-06
12 0.000 0.1846E-03 -0.2859E-05 0.7671E-07
16 0.000 0.1359E-03 -0.4273E-05
17 0.000 0.3742E-03 0.4655E-05
(表24)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -6.50
2 8 25.03
3 11 14.80
[数値実施例7]
図37〜図42と表25〜表28は、本発明によるズームレンズ系の数値実施例7を示している。図37は長焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図38はその縦収差図、図39はその横収差図であり、図40は短焦点距離端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図41はその縦収差図、図42はその横収差図である。表25は面データ、表26は各種データ、表27は非球面データ、表28はレンズ群データである。
この数値実施例7のレンズ構成は、以下の点を除き、数値実施例1のレンズ構成と同様である。
(1)第3レンズ群G3の正レンズ31が、物体側に凸の正メニスカスレンズである。
(表25)
面データ
面番号 r d N(d) νd
1 38.612 1.500 1.80420 46.5
2 17.016 0.200 1.52972 42.7
3* 12.435 0.806
4 17.370 1.300 1.83481 42.7
5 7.946 4.755
6 3687.143 1.300 1.77250 49.6
7 18.154 d7
8 17.059 2.685 1.84666 23.8
9 105.104 d9
10絞 ∞ 1.000
11* 8.303 4.667 1.49710 81.6
12* 614.983 0.158
13 20.363 3.239 1.49700 81.6
14 -14.892 2.020 1.83400 37.3
15 11.710 0.510
16* 11.005 3.273 1.59891 65.2
17* -21.331 d17
18 ∞ 0.500 1.51633 64.1
19 ∞ 0.620
20 ∞ 0.500 1.51633 64.1
21 ∞ -
*は回転対称非球面である。
(表26)
各種データ
ズーム比(変倍比) 2.88
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
FNO. 2.8 3.7 4.6
f 5.14 10.00 14.80
W 47.1 25.8 17.7
Y 4.65 4.65 4.65
fB 0.53 0.53 0.53
L 65.89 56.28 57.42
d7 3.000 1.442 1.242
d9 22.715 7.586 2.431
d17 10.612 17.692 24.185
(表27)
非球面データ(表示していない非球面係数は0.00である)
面番号 K A4 A6 A8
3 0.000 -0.1048E-03 -0.7507E-06 -0.7366E-09
11 0.000 -0.2076E-04 -0.9827E-06
12 0.000 0.1829E-03 -0.2536E-05 0.4266E-07
16 0.000 0.9436E-04 -0.4178E-05
17 0.000 0.3574E-03 0.3691E-05
(表28)
レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -6.33
2 8 23.72
3 11 14.99
各数値実施例1−4、6、7(及び参考例)の各条件式に対する値を表29に示す。
(表29)
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
条件式(1)
|d12w/f1| 0.92 0.85 0.68 0.66
条件式(2)
d12w 6.822 6.497 4.828 4.721
d23w 23.449 22.017 21.076 21.111
条件式(3)
m2w 1.84 1.78 1.74 1.83
条件式(4)
SF -0.54 -0.45 -0.50 -0.49
参考例 実施例6 実施例7
条件式(1)
|d12w/f1| 0.72 0.54 0.47
条件式(2)
d12w 4.804 3.500 3.000
d23w 22.942 24.405 23.715
条件式(3)
m2w 2.13 1.92 2.08
条件式(4)
SF -0.70 -0.65 -0.72
表29から明らかなように、数値実施例1−4、6、7は、条件式(1)〜(4)を満足しており、また諸収差図から明らかなように諸収差は比較的よく補正されている。
G1 負の屈折力の第1レンズ群
11 負レンズ(像側に凹の負レンズ)
12 負レンズ(像側に凹の負レンズ)
13 負レンズ(像側に凹の負レンズ)
11’ 負レンズ(像側に凹の負レンズ)
12’ 負レンズ(像側に凹の負レンズ)
G2 正の屈折力の第2レンズ群
21 正単レンズ
G3 正の屈折力の第3レンズ群
31 正レンズ
32 正レンズ
33 負レンズ
34 正レンズ
S 絞り
OP 光学フィルタ
CG カバーガラス
I 像面

Claims (7)

  1. 物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群である正の屈折力の第2レンズ群、及び正の屈折力の第3レンズ群からなり、
    短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、隣接する各レンズ群同士の間隔が変化し、
    第1レンズ群は、像側に凹の3枚の負レンズからなり、
    次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とするズームレンズ系。
    (1)0.4<|d12w/f1|<1.0
    (2)d12w<d23w
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離、
    d12w:短焦点距離端における第1レンズ群の最も像側の面と第2レンズ群の最も物体側の面との空気間隔、
    d23w:短焦点距離端における第2レンズ群の最も像側の面と第3レンズ群の最も物体側の面との空気間隔。
  2. 請求項1記載のズームレンズ系において、次の条件式(3)を満足するズームレンズ系。
    (3)1.5<m2w<2.3
    但し、
    m2w:短焦点距離端における無限遠合焦時の第2レンズ群の横倍率。
  3. 請求項1または2記載のズームレンズ系において、次の条件式(4)を満足するズームレンズ系。
    (4)−1<SF<0
    但し、
    SF=(R2F−R2R)/(R2F+R2R)
    R2F:第2レンズ群中の最も物体側の面の曲率半径、
    R2R:第2レンズ群中の最も像側の面の曲率半径。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第1レンズ群中、第3レンズ群中にそれぞれ少なくとも1枚の非球面レンズが含まれているズームレンズ系。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第3レンズ群は、少なくとも3枚の正レンズを有しているズームレンズ系。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載のズームレンズ系において、第2レンズ群と第3レンズ群の間に絞りが位置しているズームレンズ系。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載のズームレンズ系によって形成される像を電気的信号に変換する撮像素子を備えたことを特徴とする光学機器。
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