JP3301884B2 - リレー光学系 - Google Patents

リレー光学系

Info

Publication number
JP3301884B2
JP3301884B2 JP09180995A JP9180995A JP3301884B2 JP 3301884 B2 JP3301884 B2 JP 3301884B2 JP 09180995 A JP09180995 A JP 09180995A JP 9180995 A JP9180995 A JP 9180995A JP 3301884 B2 JP3301884 B2 JP 3301884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens group
lens
group
optical system
object side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09180995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08262321A (ja
Inventor
章夫 鈴木
哲 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Nikon Corp
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp, Victor Company of Japan Ltd filed Critical Nikon Corp
Priority to JP09180995A priority Critical patent/JP3301884B2/ja
Priority to US08/622,042 priority patent/US5886835A/en
Publication of JPH08262321A publication Critical patent/JPH08262321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3301884B2 publication Critical patent/JP3301884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/16Optical objectives specially designed for the purposes specified below for use in conjunction with image converters or intensifiers, or for use with projectors, e.g. objectives for projection TV
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/0095Relay lenses or rod lenses

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリレー光学系に関し、特
に画像情報をほぼ等倍で伝達するためのリレー光学系に
関する。さらに詳細には、光書き込み型空間変調素子に
画像情報を入力するためのリレー光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオプロジェクターとして、一
般的に使用されている方式としては、CRT投影方式や
透過型液晶ライトバルブ方式等があり、高精細度タイプ
も実用化されている。しかしながら、上述の双方の方式
において高精細度タイプにした場合、投影画面の輝度と
精細度との両立が困難である。
【0003】一方、投影画面の輝度と精細度との両立を
実現する方式として、光書き込み型空間変調素子を使用
したビデオプロジェクターが実用化されている。この方
式では、CRT等で形成された原画像を空間変調素子に
伝達することにより、液晶層に画像を書き込む。そし
て、画像が書き込まれた液晶層に光源より表示光を照射
し、反射光を投射レンズを介してスクリーン上に拡大投
影する。なお、原画像を空間変調素子に書き込む方法と
しては、光ファイバープレートを使用する方法や、リレ
ーレンズ(リレー光学系)を使用する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の光ファイバープ
レートを使用する方法では、画像伝達系を小型化するこ
とができるという利点がある。しかしながら、チキンワ
イヤ等の未解決の諸問題があり、さらにコストが高いと
いう不都合があった。
【0005】一方、リレーレンズを使用する方法では、
画像伝達系の小型化のために、リレーレンズの結像倍率
を等倍で用いることが望ましい。また、空間変調素子を
効率的に駆動するためには、リレーレンズは明るい光学
系である必要がある。しかしながら、結像倍率が等倍の
状態で、明るく、且つ結像性能の高いリレー光学系を実
現することは非常に困難であった。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、明るく、比較的小型で、且つ高い結像性能を
有するリレー光学系を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、物体側より像面側に向けて順
に、負屈折力を有する第1レンズ群G1と、正屈折力を
有する第2レンズ群G2と、正屈折力を有する第3レン
ズ群G3と、負屈折力を有する第4レンズ群G4とを備
え、前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3との
間には開口絞りが設けられ、前記第1レンズ群G1およ
び前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3および
前記第4レンズ群G4とが前記開口絞りに関してそれぞ
れほぼ対称的に配置され、前記第1レンズ群G1の焦点
距離をf1とし、前記第2レンズ群G2の焦点距離をf
2とし、レンズ系全体の焦点距離をfとし、前記第1レ
ンズ群G1の最も物体側のレンズ面から前記第4レンズ
群G4の最も像面側のレンズ面までの軸上間隔をΣDと
し、ほぼ等倍使用時における空気換算物像間距離をOW
Daとしたとき、 −0.3<f/f1<−0.1 0.5<f/f2<1.1 0.85<ΣD/OWDa<1 の条件を満足することを特徴とするリレー光学系 を提供
する。
【0008】本発明の好ましい態様によれば、前記第2
レンズ群G2は、物体側より順に、正屈折力を有する前
群G2aと、負屈折力を有する後群G2bとを有し、前記第
2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、前記後群G2bの
焦点距離をf2bとしたとき、 −0.75<f2/f2b<−0.45 の条件を満足する。
【0009】
【作用】上述の構成を有する本発明のリレー光学系にお
ける各レンズ群の構成上の特徴について、以下に説明す
る。物体側に最も近い第1レンズ群G1および像側に最
も近い第4レンズ群G4は、ともに比較的弱い負屈折力
を有する。そして、主に軸外収差、特にペッツバール和
(像面湾曲収差)を補正するフィールドフラットナーと
しての機能を有する。
【0010】次に、第2レンズ群G2および開口絞りに
関して第2レンズ群G2とほぼ対称的に配置された第3
レンズ群G3は、ともに正屈折力を有する。そして、リ
レー光学系全体の屈折力の大半を負担するとともに、軸
上収差を補正する機能を有する。このように、軸上収差
と軸外収差とを分離して補正することのできる構成にす
ることにより、高度な収差補正が可能となっている。
【0011】さらに、第3レンズ群G3および第4レン
ズ群G4が、第1レンズ群G1および第2レンズ群G2
と開口絞りに関してそれぞれほぼ対称になるように構成
されている。換言すれば、リレー光学系全体が、開口絞
りに関してほぼ対称に構成されている。このため、リレ
ー光学系をほぼ等倍で使用する場合、コマ収差、歪曲収
差および倍率色収差は発生しない。
【0012】以下、本発明の各条件式について説明す
る。本発明のリレー光学系では、次の条件式(1)およ
び(2)を満足する。 −0.3<f/f1<−0.1 (1) 0.5<f/f2<1.1 (2) ここで、 f :リレー光学系全体の焦点距離 f1:第1レンズ群G1の焦点距離 f2:第2レンズ群G2の焦点距離
【0013】条件式(1)は、リレー光学系全体の焦点
距離と第1レンズ群G1の焦点距離との比について適切
な範囲を規定しており、軸外収差、特にペッツバール和
(像面湾曲収差)の補正に関するものである。条件式
(1)の上限値を上回る場合、リレー光学系全体の屈折
力に対して第1レンズ群G1の屈折力が弱くなりすぎ
る。このため、ペッツバール和が正に増大し、像面湾曲
収差の補正が困難になってしまう。また、このパワー
(屈折力)配置でペッツバール和の補正を行うと、第2
レンズ群G2(ひいては第3レンズ群G3も)のペッツ
バール和の補正に関する負担が強くなる。このため、軸
上収差を補正する自由度が減り、球面収差の補正が困難
になってしまう。
【0014】逆に、条件式(1)の下限値を下回る場
合、リレー光学系全体の屈折力に対して第1レンズ群G
1の屈折力が強くなりすぎる。このため、ペッツバール
和が負に増大し、やはり像面湾曲収差の補正が困難にな
ってしまうので不都合である。
【0015】条件式(2)は、リレー光学系全体の焦点
距離と第2レンズ群G2の焦点距離との比について適切
な範囲を規定しており、軸上収差の補正に関するもので
ある。条件式(2)の上限値を上回る場合、リレー光学
系全体の屈折力に対して第2レンズ群G2の屈折力が強
くなりすぎるため、球面収差の補正が困難になってしま
う。
【0016】逆に、条件式(2)の下限値を下回る場
合、リレー光学系全体の屈折力に対して第2レンズ群G
2の屈折力が弱くなりすぎる。すなわち、相対的に第1
レンズ群G1の屈折力が強くなりすぎるため、像面湾曲
の補正が困難になってしまうので不都合である。
【0017】また、本発明においては、第2レンズ群G
2は、物体側より順に、正屈折力を有する前群G2aと、
負屈折力を有する後群G2bとを有し、以下の条件式
(3)を満足することが望ましい。 −0.75<f2/f2b<−0.45 (3) ここで、 f2b:第2レンズ群G2中の後群G2bの焦点距離
【0018】条件式(3)は、正屈折力の前群G2aと負
屈折力の後群G2bとを有する第2レンズ群G2のパワー
配置を規定しており、特に第2レンズ群G2の焦点距離
と後群G2bの焦点距離との比について適切な範囲を規定
している。条件式(3)の上限値を上回った場合、後群
G2bの屈折力が弱くなりすぎる。その結果、前群G2aと
比較して、後群G2bの軸上収差の補正能力が弱くなるた
め、球面収差の補正が困難となる。
【0019】逆に、条件式(3)の下限値を下回った場
合、後群G2bの屈折力が強くなり、後群G2bの最も開口
絞りに近い面の曲率が小さくなりすぎる。その結果、コ
マ収差が発生し、その補正が困難となる。なお、前述し
たようにリレー光学系は開口絞りに関してほぼ対称に構
成されているので、第2レンズ群G2が正屈折力の前群
G2aと負屈折力の後群G2bとを有する場合、第3レンズ
群G3は、物体側より順に、負屈折力の前群G3bと、正
屈折力の後群G3aとを有する。そして、第3レンズ群G
3の焦点距離と前群G3bの焦点距離との比について、条
件式(3)に対応する条件式を満足することはいうまで
もない。
【0020】更に、本発明においては、より良好な光学
性能を得るため、以下の条件式(4)を満足することが
望ましい。 0.85<ΣD/OWDa<1 (4) ここで、 ΣD:第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面から第
4レンズ群G4の最も像側のレンズ面までの軸上間隔
(レンズ長) OWDa:ほぼ等倍使用時における空気換算物像間距離
【0021】条件式(4)は、等倍使用時の物像間距離
とレンズ長との関係を規定するものであり、特に第1レ
ンズ群G1および第4レンズ群G4の適切な光学的配置
を規定し、良好な光学性能を得るための条件である。条
件式(4)の上限値を上回った場合、レンズ長が空気換
算物像間距離よりも大きくなってしまい、光学系を構成
することが不可能となる。一方、条件式(4)の下限値
を下回った場合、第1レンズ群G1および第4レンズ群
G4を通過する軸外光束の高さが低くなり、第1レンズ
群G1および第4レンズ群G4を通過する軸上光束は太
くなる。このため、第1レンズ群G1および第4レンズ
群G4において、軸外収差のみの補正を行うことが困難
となり、好ましくない。
【0022】
【実施例】以下、本発明の各実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。本発明の各実施例にかかるリレー光学系
は、物体側より順に、比較的弱い負屈折力を有する第1
レンズ群G1と、正屈折力を有する第2レンズ群G2
と、正屈折力を有する第3レンズ群G3と、比較的弱い
負屈折力を有する第4レンズ群G4とを備え、前記第2
レンズ群G2と前記第3レンズ群G3との間には開口絞
りが設けられ、前記第1レンズ群G1および前記第2レ
ンズ群G2と前記第3レンズ群G3および前記第4レン
ズ群G4とが前記開口絞りに関してそれぞれほぼ対称的
に配置されている。
【0023】〔実施例1〕図1は、本発明の第1実施例
にかかるリレー光学系のレンズ構成を示す図である。図
1のリレー光学系は、物体側から順に、両凹レンズ、お
よび物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズからなる
第1レンズ群G1と、物体側に凹面を向けた正メニスカ
スレンズ、および両凸レンズからなる第2レンズ群G2
の前群G2aと、両凸レンズと両凹レンズとの接合負レン
ズからなる第2レンズ群G2の後群G2bと、両凹レンズ
と両凸レンズとの接合負レンズからなる第3レンズ群G
3の前群G3bと、両凸レンズ、および物体側に凸面を向
けた正メニスカスレンズからなる第3レンズ群G3の後
群G3aと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、
および両凹レンズからなる第4レンズ群G4とから構成
されている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G
3との間には開口絞りSが配置され、図示のリレー光学
系はこの開口絞りSに関して対称に構成されている。
【0024】次の表(1)に、本発明の実施例1の諸元
の値を掲げる。表(1)において、fは焦点距離、βは
撮影倍率、NAは開口数、OWDは物像間距離、D0は
物体から第1面までの距離をそれぞれ表す。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率は710nmの波長光に対する値を
示している。なお、第1レンズG1の物体側および第4
レンズの像側には平行平面板が配置されており、これら
の平行平面板を含めて収差補正されているため、これら
の平行平面板の諸元の値も併せて示す。
【0025】
【表1】 f= 51.72 β=−1× NA= 0.32 OWD=320.02 D0= 1.01 (条件対応値) f1=−260.19 f2= 69.59 f2b=−111.51 ΣD= 286.00 OWDa= 311.40 (1) f/f1 =−0.1988 (2) f/f2 = 0.7432 (3)f2/f2b =−0.6241 (4)ΣD/OWDa= 0.9184
【0026】図2は、実施例1の撮影倍率が等倍(−
1.0倍)の状態における諸収差図である。各収差図に
おいて、NAは開口数を、Yは像高を、Xは710nm
の波長光に対する収差を、Yは680nmの波長光に対
する収差を、Zは740nmの波長光に対する収差をそ
れぞれ示している。また、非点収差を示す収差図におい
て実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像
面を示している。さらに、球面収差を示す収差図におい
て破線はサインコンディション(正弦条件)を示してい
る。各収差図から明らかなように、本実施例では、諸収
差が良好に補正され、優れた結像性能を有していること
がわかる。
【0027】〔実施例2〕図3は、本発明の第2実施例
にかかるリレー光学系のレンズ構成を示す図である。図
3のリレー光学系は、物体側から順に、両凹レンズ、お
よび物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズからなる
第1レンズ群G1と、物体側に凹面を向けた正メニスカ
スレンズ、および両凸レンズからなる第2レンズ群G2
の前群G2aと、両凸レンズと両凹レンズとの接合負レン
ズからなる第2レンズ群G2の後群G2bと、両凹レンズ
と両凸レンズとの接合負レンズからなる第3レンズ群G
3の前群G3bと、両凸レンズ、および物体側に凸面を向
けた正メニスカスレンズからなる第3レンズ群G3の後
群G3aと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、
および両凹レンズからなる第4レンズ群G4とから構成
されている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G
3との間には開口絞りSが配置され、図示のリレー光学
系はこの開口絞りSに関して対称に構成されている。
【0028】次の表(2)に、本発明の実施例2の諸元
の値を掲げる。表(2)において、fは焦点距離、βは
撮影倍率、NAは開口数、OWDは物像間距離、D0は
物体から第1面までの距離をそれぞれ表す。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率は710nmの波長光に対する値を
示している。なお、第1レンズ群G1の物体側および第
4レンズの像側には平行平面板が配置されており、これ
らの平行平面板を含めて収差補正されているため、これ
らの平行平面板の諸元の値も併せて示す。
【0029】
【表2】 f= 59.03 β=−1× NA= 0.32 OWD=319.98 D0= 0.99 (条件対応値) f1=−273.21 f2= 64.42 f2b=−101.90 ΣD= 288.60 OWDa= 311.38 (1) f/f1 =−0.2161 (2) f/f2 = 0.9164 (3)f2/f2b =−0.6322 (4)ΣD/OWDa= 0.9268
【0030】図4は、実施例2の撮影倍率が等倍(−
1.0倍)の状態における諸収差図である。各収差図に
おいて、NAは開口数を、Yは像高を、Xは710nm
の波長光に対する収差を、Yは680nmの波長光に対
する収差を、Zは740nmの波長光に対する収差をそ
れぞれ示している。また、非点収差を示す収差図におい
て実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像
面を示している。さらに、球面収差を示す収差図におい
て破線はサインコンディション(正弦条件)を示してい
る。各収差図から明らかなように、本実施例では、諸収
差が良好に補正され、優れた結像性能を有していること
がわかる。
【0031】〔実施例3〕図5は、本発明の第3実施例
にかかるリレー光学系にレンズ構成を示す図である。図
5のリレー光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を
向けた負メニスカスレンズ、および物体側に凹面を向け
た正メニスカスレンズからなる第1レンズ群G1と、物
体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ、および両凸レ
ンズからなる第2レンズ群G2の前群G2aと、物体側に
凸面を向けた正メニスカスレンズ、および物体側に凸面
を向けた負メニスカスレンズからなる第2レンズ群G2
の後群G2bと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレン
ズ、および物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズか
らなる第3レンズ群G3の前群G3bと、両凸レンズ、お
よび物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる
第3レンズ群G3の後群G3aと、物体側に凸面を向けた
正メニスカスレンズ、および物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズからなる第4レンズ群G4とから構成さ
れている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3
との間には開口絞りSが配置され、図示のリレー光学系
はこの開口絞りSに関して対称に構成されている。
【0032】次の表(3)に、本発明の実施例3の諸元
の値を掲げる。表(3)において、fは焦点距離、βは
撮影倍率、NAは開口数、OWDは物像間距離、D0は
物体から第1面までの距離をそれぞれ表す。さらに、面
番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ
面の順序を、屈折率は710nmの波長光に対する値を
示している。なお、第1レンズ群G1の物体側および第
4レンズの像側には平行平面板が配置されており、これ
らの平行平面板を含めて収差補正されているため、これ
らの平行平面板の諸元の値も併せて示す。
【0033】
【表3】 f= 46.86 β=−1× NA= 0.32 OWD=320.04 D0= 1.02 (条件対応値) f1=−186.58 f2= 70.84 f2b=−130.14 ΣD= 288.60 OWDa= 311.43 (1) f/f1 =−0.2512 (2) f/f2 = 0.6615 (3)f2/f2b =−0.5444 (4)ΣD/OWDa= 0.9267
【0034】図6は、実施例3の撮影倍率が等倍(−
1.0倍)の状態における諸収差図である。各収差図に
おいて、NAは開口数を、Yは像高を、Xは710nm
の波長光に対する収差を、Yは680nmの波長光に対
する収差を、Zは740nmの波長光に対する収差をそ
れぞれ示している。また、非点収差を示す収差図におい
て実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像
面を示している。さらに、球面収差を示す収差図におい
て破線はサインコンディション(正弦条件)を示してい
る。各収差図から明らかなように、本実施例では、諸収
差が良好に補正され、優れた結像性能を有していること
がわかる。
【0035】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、明る
く、比較的小型で、且つ高い結像性能を有するリレー光
学系を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるリレー光学系のレ
ンズ構成を示す図である。
【図2】実施例1の撮影倍率が等倍(−1.0倍)の状
態における諸収差図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかるリレー光学系のレ
ンズ構成を示す図である。
【図4】実施例2の撮影倍率が等倍(−1.0倍)の状
態における諸収差図である。
【図5】本発明の第3実施例にかかるリレー光学系のレ
ンズ構成を示す図である。
【図6】実施例3の撮影倍率が等倍(−1.0倍)の状
態における諸収差図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群 S 開口絞り
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−12902(JP,A) 特表 平5−505043(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より像面側に向けて順に、負屈折
    力を有する第1レンズ群G1と、正屈折力を有する第2
    レンズ群G2と、正屈折力を有する第3レンズ群G3
    と、負屈折力を有する第4レンズ群G4とを備え、 前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3との間に
    は開口絞りが設けられ、前記第1レンズ群G1および前
    記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3および前記
    第4レンズ群G4とが前記開口絞りに関してそれぞれほ
    ぼ対称的に配置され、 前記第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、前記第2
    レンズ群G2の焦点距離をf2とし、レンズ系全体の焦
    点距離をfとし、前記第1レンズ群G1の最も物体側の
    レンズ面から前記第4レンズ群G4の最も像面側のレン
    ズ面までの軸上間隔をΣDとし、ほぼ等倍使用時におけ
    る空気換算物像間距離をOWDaとしたとき、 −0.3<f/f1<−0.1 0.5<f/f2<1.1 0.85<ΣD/OWDa<1 の条件を満足することを特徴とするリレー光学系
  2. 【請求項2】 前記第2レンズ群G2は、物体側より順
    に、正屈折力を有する前群G2aと、負屈折力を有する後
    群G2bとを有し、 前記第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、前記後群
    G2bの焦点距離をf2bとしたとき、 −0.75<f2/f2b<−0.45 の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のリ
    レー光学系。
JP09180995A 1995-03-24 1995-03-24 リレー光学系 Expired - Fee Related JP3301884B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09180995A JP3301884B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 リレー光学系
US08/622,042 US5886835A (en) 1995-03-24 1996-03-21 Relay optical system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09180995A JP3301884B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 リレー光学系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08262321A JPH08262321A (ja) 1996-10-11
JP3301884B2 true JP3301884B2 (ja) 2002-07-15

Family

ID=14036963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09180995A Expired - Fee Related JP3301884B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 リレー光学系

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5886835A (ja)
JP (1) JP3301884B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4744711B2 (ja) * 2001-04-02 2011-08-10 富士フイルム株式会社 画像取込レンズ
US6758565B1 (en) * 2003-03-20 2004-07-06 Eastman Kodak Company Projection apparatus using telecentric optics
DE102004008997B4 (de) * 2004-02-22 2005-12-22 Leica Camera Ag Fotografisches Objektiv vom modifizierten Doppelgaußtyp
CN100559225C (zh) * 2007-12-28 2009-11-11 上海微电子装备有限公司 全折射投影光学系统
CN100526931C (zh) * 2007-12-28 2009-08-12 上海微电子装备有限公司 一种全折射非球面投影光学系统
JP5448348B2 (ja) * 2008-02-15 2014-03-19 キヤノン株式会社 照明光学系及び画像投射装置
US9244287B2 (en) 2008-05-09 2016-01-26 Reald Inc. Optical systems with compact back focal lengths
CN101290389B (zh) * 2008-05-20 2010-06-23 上海微电子装备有限公司 一种全折射式投影光学系统
EP2149808B1 (en) * 2008-08-02 2015-11-25 Ricoh Company, Ltd. Retrofocus type of imaging lens
TW201209471A (en) * 2010-08-30 2012-03-01 Young Optics Inc Lens module
JP5542639B2 (ja) * 2010-12-03 2014-07-09 Hoya株式会社 ズームレンズ系
RU2617278C2 (ru) * 2011-07-14 2017-04-24 Реалд Инк. Оптические системы с малыми задними фокусными расстояниями
JP6330286B2 (ja) * 2013-10-22 2018-05-30 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
US10281693B2 (en) 2014-05-09 2019-05-07 Nikon Corporation Inverted equal-magnification relay lens and camera system
FR3026851B1 (fr) * 2014-10-03 2016-12-02 Thales Sa Procede de realisation d'une optique de couplage pour systeme de captation d'images a bas niveau de lumiere et optique de couplage associee
CN104536118B (zh) * 2014-11-28 2017-03-15 青岛市光电工程技术研究院 一种近红外谱段中继成像镜组
CN109991816B (zh) * 2017-12-29 2020-06-16 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种投影物镜光学系统及光刻机
US11385444B2 (en) * 2020-05-07 2022-07-12 Newmax Technology Co., Ltd. Micro lens assembly for short-range imaging

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1777262A (en) * 1927-09-07 1930-09-30 Hasselkus John William Objective suitable for photographic purposes
JPS5713849B1 (ja) * 1969-09-08 1982-03-19
JPS5951229B2 (ja) * 1978-07-11 1984-12-12 マブチモ−タ−株式会社 直流電動機のブリツジ式ガバナ−起動回路
JPS581763A (ja) * 1981-06-25 1983-01-07 Seiko Epson Corp インクジエツト記録用インク
JPS634217A (ja) * 1986-06-24 1988-01-09 Seiko Epson Corp 投写型カラ−表示装置
JP2532408B2 (ja) * 1986-10-28 1996-09-11 松下電器産業株式会社 画像投影機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08262321A (ja) 1996-10-11
US5886835A (en) 1999-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3301884B2 (ja) リレー光学系
EP1526398B1 (en) Endoscope with an objective lens
US6560041B2 (en) Projection lens apparatus and projection type image display apparatus
JP4855024B2 (ja) 2群ズーム投影レンズおよび投写型表示装置
US20090219624A1 (en) Projection zoom lens system and projection type display apparatus
JP3021127B2 (ja) レトロフォーカス型レンズ
JP2000275729A (ja) 投影レンズ
JPH07128592A (ja) 縮小投影レンズ
JP2679016B2 (ja) 有限距離用ズームレンズ系
JP2005331649A (ja) 投写用レンズシステムおよびプロジェクタ装置
JP2000039556A (ja) 投影レンズ
JP3295027B2 (ja) レトロフォーカス型大口径比広角レンズ
US4733953A (en) Color corrected projection lens
JPH0682689A (ja) レトロフォーカス型レンズ
US6473242B2 (en) Projection lens
JP4851146B2 (ja) 2群ズーム投影レンズおよび投写型表示装置
JP2787457B2 (ja) 前絞りテレセントリック投影レンズ
JP3335129B2 (ja) 複写用レンズ及びそれを用いた画像複写装置
JP3987168B2 (ja) 投射用ズームレンズ
JPH10111452A (ja) 内視鏡対物レンズ
JPH0850238A (ja) 広角レンズ
JP3525599B2 (ja) 低倍率顕微鏡対物レンズ
JP2001100096A (ja) 4枚画像読取レンズおよびこれを用いた画像読取装置
JPH08184755A (ja) リアーコンバーターレンズ
JP2629592B2 (ja) 投影レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 10

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 10

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130426

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees