JPH10111452A - 内視鏡対物レンズ - Google Patents
内視鏡対物レンズInfo
- Publication number
- JPH10111452A JPH10111452A JP8265754A JP26575496A JPH10111452A JP H10111452 A JPH10111452 A JP H10111452A JP 8265754 A JP8265754 A JP 8265754A JP 26575496 A JP26575496 A JP 26575496A JP H10111452 A JPH10111452 A JP H10111452A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- lens group
- positive
- endoscope objective
- objective lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズを小型化し、かつ倍率色収差を良好に
補正した内視鏡対物レンズを得ること。 【構成】 物体側から順に、全体として正の屈折力を持
つ第1レンズ群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折
力を持つ第2レンズ群からなり、下記条件式(1)及び
(2)を満足する内視鏡対物レンズ。 (1)0.1<f/f1 <0.7 (2)0.7<f/f2 <1.4 但し、 f:レンズ全系の焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f2 :第2レンズ群の焦点距離。
補正した内視鏡対物レンズを得ること。 【構成】 物体側から順に、全体として正の屈折力を持
つ第1レンズ群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折
力を持つ第2レンズ群からなり、下記条件式(1)及び
(2)を満足する内視鏡対物レンズ。 (1)0.1<f/f1 <0.7 (2)0.7<f/f2 <1.4 但し、 f:レンズ全系の焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f2 :第2レンズ群の焦点距離。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、医用または工業用で、視野角が
70〜100°程度の内視鏡対物レンズに関する。
70〜100°程度の内視鏡対物レンズに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】内視鏡対物レンズは一般
に、広い視野角を要求され、このため、物体側から順
に、負、正の屈折力のレンズ群を配置したレトロフォー
カス型がよく用いられるが、このタイプは第1レンズ群
が負のパワーを持つため、バックフォーカスが長くな
り、レンズ全長の増加を招いてしまう。
に、広い視野角を要求され、このため、物体側から順
に、負、正の屈折力のレンズ群を配置したレトロフォー
カス型がよく用いられるが、このタイプは第1レンズ群
が負のパワーを持つため、バックフォーカスが長くな
り、レンズ全長の増加を招いてしまう。
【0003】一方、鼻咽喉用等に使用される対物レンズ
の視野角は、70〜100°程度とそれ程広くなく、レ
トロフォーカス型でない対物レンズも提案されている。
例えば、特開平2−69710号公報は、絞りの後に、
ともに正のパワーの第1レンズ群と第2レンズ群を配置
した対物レンズを提案しているが、この構成では、倍率
色収差の補正ができない。
の視野角は、70〜100°程度とそれ程広くなく、レ
トロフォーカス型でない対物レンズも提案されている。
例えば、特開平2−69710号公報は、絞りの後に、
ともに正のパワーの第1レンズ群と第2レンズ群を配置
した対物レンズを提案しているが、この構成では、倍率
色収差の補正ができない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、正のパワーのレンズ群だけを
用いた内視鏡対物レンズであって、特開平2−6971
0号公報とは異なる構成で、倍率色収差が小さく、ある
いは良好に補正することが可能な内視鏡対物レンズを提
供することを目的とする。
用いた内視鏡対物レンズであって、特開平2−6971
0号公報とは異なる構成で、倍率色収差が小さく、ある
いは良好に補正することが可能な内視鏡対物レンズを提
供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明の内視鏡対物レンズは、物体側か
ら順に、全体として正の屈折力を持つ第1レンズ群と、
明るさ絞りと、全体として正の屈折力を持つ第2レンズ
群からなり、次の条件式(1)及び(2)を満足するこ
とを特徴とする。 (1)0.1<f/f1 <0.7 (2)0.7<f/f2 <1.4 但し、 f:レンズ全系の焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f2 :第2レンズ群の焦点距離、 である。
ら順に、全体として正の屈折力を持つ第1レンズ群と、
明るさ絞りと、全体として正の屈折力を持つ第2レンズ
群からなり、次の条件式(1)及び(2)を満足するこ
とを特徴とする。 (1)0.1<f/f1 <0.7 (2)0.7<f/f2 <1.4 但し、 f:レンズ全系の焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f2 :第2レンズ群の焦点距離、 である。
【0006】本発明の内視鏡対物レンズは、さらに、次
の条件式(3)及び(4)を満足することが望ましい。 (3)0.1<f2 /f1 <0.7 (4)0<d/f<0.2 但し、 d:第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、 である。
の条件式(3)及び(4)を満足することが望ましい。 (3)0.1<f2 /f1 <0.7 (4)0<d/f<0.2 但し、 d:第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、 である。
【0007】また、次の条件式(5)及び(6)を満足
することが望ましい。 (5)n>1.65 (6)ν<45 但し、 n:全構成レンズ中の正レンズの屈折率の平均値、 ν:第1レンズ群中最も強い正の屈折力を持つレンズの
アッベ数、 である。
することが望ましい。 (5)n>1.65 (6)ν<45 但し、 n:全構成レンズ中の正レンズの屈折率の平均値、 ν:第1レンズ群中最も強い正の屈折力を持つレンズの
アッベ数、 である。
【0008】本発明の内視鏡対物レンズは、第1レンズ
群を、正レンズ1枚または正レンズ2枚から構成し、第
2レンズ群を、正レンズ1枚または正レンズ2枚から構
成することが好ましい。すなわち、全系の最少のレンズ
構成は、2枚の正レンズである。
群を、正レンズ1枚または正レンズ2枚から構成し、第
2レンズ群を、正レンズ1枚または正レンズ2枚から構
成することが好ましい。すなわち、全系の最少のレンズ
構成は、2枚の正レンズである。
【0009】
【発明の実施の態様】70〜100゜程度の視野角を持
つ本発明の内視鏡対物レンズは、物体側から順に、正の
屈折率を持つ第1レンズ群、絞り、正の屈折力を持つ第
2レンズ群の構成にしている。絞りに関して、全く対称
に第1レンズ群と第2レンズ群を配置すれば、倍率色収
差は発生しないことが知られているが、完全対称では、
70〜100°程度の視野角を得ることができない。そ
こで、本発明は、絞りに関する対称性を崩して視野角を
確保した。また対称性を崩すと、倍率色収差が発生する
が、絞りの前後に正レンズ群が位置するという意味での
対称性は確保されているので、絞りの後に正の第1、第
2レンズ群を配置するタイプに比べて、倍率色収差は小
さい。さらに、対称性を崩した結果生じる倍率色収差
は、他の構成要件によって、抑制することが可能であ
る。
つ本発明の内視鏡対物レンズは、物体側から順に、正の
屈折率を持つ第1レンズ群、絞り、正の屈折力を持つ第
2レンズ群の構成にしている。絞りに関して、全く対称
に第1レンズ群と第2レンズ群を配置すれば、倍率色収
差は発生しないことが知られているが、完全対称では、
70〜100°程度の視野角を得ることができない。そ
こで、本発明は、絞りに関する対称性を崩して視野角を
確保した。また対称性を崩すと、倍率色収差が発生する
が、絞りの前後に正レンズ群が位置するという意味での
対称性は確保されているので、絞りの後に正の第1、第
2レンズ群を配置するタイプに比べて、倍率色収差は小
さい。さらに、対称性を崩した結果生じる倍率色収差
は、他の構成要件によって、抑制することが可能であ
る。
【0010】条件式(1)は、第1レンズ群の正のパワ
ー(屈折力)の範囲を表す。下限を越えて、正のパワー
が小さくなるとバックフォーカスが長くなり、レンズ全
長が長くなる。上限を越えて正のパワーが大きくなると
視野角が小さくなってしまう。
ー(屈折力)の範囲を表す。下限を越えて、正のパワー
が小さくなるとバックフォーカスが長くなり、レンズ全
長が長くなる。上限を越えて正のパワーが大きくなると
視野角が小さくなってしまう。
【0011】条件式(2)は、第2レンズ群の正のパワ
ーの範囲を表す。下限を越えて正のパワーが小さくなる
と、テレセントリック性が悪くなる。上限を越えて正の
パワーが大きくなると、バックフォーカスが短くなり過
ぎてしまい、ピント調整量を確保できなくなる。
ーの範囲を表す。下限を越えて正のパワーが小さくなる
と、テレセントリック性が悪くなる。上限を越えて正の
パワーが大きくなると、バックフォーカスが短くなり過
ぎてしまい、ピント調整量を確保できなくなる。
【0012】条件式(3)は、第1レンズ群と第2レン
ズ群の正のパワーの比を表す。本発明では、第1レンズ
群の正のパワーよりも第2レンズ群の正のパワーの方を
大きくして、対称形を崩し、広い視野角を確保してい
る。下限を越えて第2レンズ群のパワーの第1レンズ群
のパワーに対する比が小さくなると、倍率色収差の補正
が不十分となる。上限を越えて第2レンズ群のパワーの
第1レンズ群のパワーに対する比が大きくなると、必要
とする視野角が得られなくなってしまう。
ズ群の正のパワーの比を表す。本発明では、第1レンズ
群の正のパワーよりも第2レンズ群の正のパワーの方を
大きくして、対称形を崩し、広い視野角を確保してい
る。下限を越えて第2レンズ群のパワーの第1レンズ群
のパワーに対する比が小さくなると、倍率色収差の補正
が不十分となる。上限を越えて第2レンズ群のパワーの
第1レンズ群のパワーに対する比が大きくなると、必要
とする視野角が得られなくなってしまう。
【0013】条件式(4)は、第1レンズ群と第2レン
ズ群の間隔の範囲を表す。このレンズ間隔を小さくする
ことにより、レンズ外径を小さく抑えられる。下限を越
えて第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が小さくなる
と、絞りを配置する物理的間隔がなくなってしまう。上
限を越えて第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が大きく
なると、レンズ外径が大きくなり小型化が達成できな
い。写真レンズ等で用いられる、物体側から正レンズ
群、絞り、正レンズ群のタイプは、レンズ間隔が広く、
レンズ外径が大きい。
ズ群の間隔の範囲を表す。このレンズ間隔を小さくする
ことにより、レンズ外径を小さく抑えられる。下限を越
えて第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が小さくなる
と、絞りを配置する物理的間隔がなくなってしまう。上
限を越えて第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が大きく
なると、レンズ外径が大きくなり小型化が達成できな
い。写真レンズ等で用いられる、物体側から正レンズ
群、絞り、正レンズ群のタイプは、レンズ間隔が広く、
レンズ外径が大きい。
【0014】条件式(5)は、正レンズの屈折率の平均
値を表す。内視鏡対物レンズにおいては、小型化するた
めに正レンズが多くなるが、そのために像面湾曲が大き
くなりやすい。像面湾曲を小さくするためには、ペッツ
バール和を小さくする必要があるが、そのためには、構
成する正レンズの屈折率が条件式(5)を満足するとよ
い。
値を表す。内視鏡対物レンズにおいては、小型化するた
めに正レンズが多くなるが、そのために像面湾曲が大き
くなりやすい。像面湾曲を小さくするためには、ペッツ
バール和を小さくする必要があるが、そのためには、構
成する正レンズの屈折率が条件式(5)を満足するとよ
い。
【0015】条件式(6)は、第1レンズ群中最も強い
正のパワーを持つレンズのアッベ数を表す。前述のよう
に、絞りに関し完全対称形であれば倍率色収差は発生し
ないが、本発明では、条件式(1)ないし(3)に示す
ように第1レンズ群の正のパワーよりも第2レンズ群の
正のパワーの方を大きくして、対称形を崩し、広い視野
角を確保している。完全対称性を崩した上で倍率色収差
を補正するためには、条件式(6)のように、第1レン
ズ群にアッベ数の小さい正レンズを配置するとよい。
正のパワーを持つレンズのアッベ数を表す。前述のよう
に、絞りに関し完全対称形であれば倍率色収差は発生し
ないが、本発明では、条件式(1)ないし(3)に示す
ように第1レンズ群の正のパワーよりも第2レンズ群の
正のパワーの方を大きくして、対称形を崩し、広い視野
角を確保している。完全対称性を崩した上で倍率色収差
を補正するためには、条件式(6)のように、第1レン
ズ群にアッベ数の小さい正レンズを配置するとよい。
【0016】本発明の内視鏡対物レンズは、最も少ない
レンズの構成枚数では、物体側から第1レンズ群として
正レンズ1枚、絞り、第2レンズ群として正レンズ1枚
のレンズ2枚で構成できる。このように絞りの前後に各
1枚の正レンズをほぼ対称形に配置することにより倍率
色収差や歪曲収差等を小さく抑えることができる。この
構成では、テレセントリック光学系でなくなるが、例え
ば面順次方式の固体撮像素子を用いる電子内視鏡の用途
では、テレセントリック性は必要ではないので、十分使
用できる。
レンズの構成枚数では、物体側から第1レンズ群として
正レンズ1枚、絞り、第2レンズ群として正レンズ1枚
のレンズ2枚で構成できる。このように絞りの前後に各
1枚の正レンズをほぼ対称形に配置することにより倍率
色収差や歪曲収差等を小さく抑えることができる。この
構成では、テレセントリック光学系でなくなるが、例え
ば面順次方式の固体撮像素子を用いる電子内視鏡の用途
では、テレセントリック性は必要ではないので、十分使
用できる。
【0017】一方、第1レンズ群を2枚の正レンズで構
成し、正のパワーを分配すると、非点収差等の収差を小
さくすることができる。また、物体側の第1面を平面に
できるため、洗浄性がよくなる。また、第2レンズ群を
2枚の正レンズで構成すると、ほぼテレセントリック光
学系を実現できる。
成し、正のパワーを分配すると、非点収差等の収差を小
さくすることができる。また、物体側の第1面を平面に
できるため、洗浄性がよくなる。また、第2レンズ群を
2枚の正レンズで構成すると、ほぼテレセントリック光
学系を実現できる。
【0018】次に具体的な実施例について本発明を説明
する。いずれの実施例も、物体側から順に、第1レンズ
群10、絞りS、第2レンズ群20からなる。実施例1
ないし3では、カバーガラスCGが、第2レンズ群20
の後方に配置されており、ピント調整は、このカバーガ
ラスCGと、第2レンズ群20の最終面との空気間隔を
変化させて行なう。実施例4では、ピント調整を、第2
レンズ群の最終面と像面(撮像面)の空気間隔を変化さ
せて行なう。
する。いずれの実施例も、物体側から順に、第1レンズ
群10、絞りS、第2レンズ群20からなる。実施例1
ないし3では、カバーガラスCGが、第2レンズ群20
の後方に配置されており、ピント調整は、このカバーガ
ラスCGと、第2レンズ群20の最終面との空気間隔を
変化させて行なう。実施例4では、ピント調整を、第2
レンズ群の最終面と像面(撮像面)の空気間隔を変化さ
せて行なう。
【0019】[実施例1]図1は、本発明の内視鏡対物
レンズの第1の実施例のレンズ構成図である。第1レン
ズ群10と第2レンズ群20はともに1枚の正レンズか
ら構成されている。表1は、このレンズ系の数値デー
タ、図2は、このレンズ系による諸収差図である。以下
の各表及び各図面において、FNO はFナンバー、f は全
系の焦点距離、M は近軸横倍率、W は半画角、fBはバッ
クフォーカス、ODISは物体距離、R はレンズ各面の曲率
半径、D はレンズ厚もしくはレンズ間隔、N はd線に対
する屈折率、νはd線に対するアッベ数を示す。d線、
g線およびC線は、それぞれの波長における、球面収差
によって示される色収差及び倍率色収差、Sはサジタ
ル、Mはメリディオナルを示している。
レンズの第1の実施例のレンズ構成図である。第1レン
ズ群10と第2レンズ群20はともに1枚の正レンズか
ら構成されている。表1は、このレンズ系の数値デー
タ、図2は、このレンズ系による諸収差図である。以下
の各表及び各図面において、FNO はFナンバー、f は全
系の焦点距離、M は近軸横倍率、W は半画角、fBはバッ
クフォーカス、ODISは物体距離、R はレンズ各面の曲率
半径、D はレンズ厚もしくはレンズ間隔、N はd線に対
する屈折率、νはd線に対するアッベ数を示す。d線、
g線およびC線は、それぞれの波長における、球面収差
によって示される色収差及び倍率色収差、Sはサジタ
ル、Mはメリディオナルを示している。
【0020】
【表1】 面No.7は、撮像面。
【0021】[実施例2]図3は、本発明の内視鏡対物
レンズの第2の実施例のレンズ構成図である。第1レン
ズ群10と第2レンズ群20は、実施例1と同じく、各
1枚の正レンズから構成されている。表2は、このレン
ズ系の数値データ、図4は、このレンズ系による諸収差
図である。
レンズの第2の実施例のレンズ構成図である。第1レン
ズ群10と第2レンズ群20は、実施例1と同じく、各
1枚の正レンズから構成されている。表2は、このレン
ズ系の数値データ、図4は、このレンズ系による諸収差
図である。
【0022】
【表2】 面No.7は、撮像面。
【0023】[実施例3]図5は、本発明の内視鏡対物
レンズの第3の実施例のレンズ構成図である。第1レン
ズ群は2枚の正レンズ、第2レンズ群は1枚の正レンズ
から構成されている。第1レンズ群の最も物体側の面
は、平面である。表3は、このレンズ系の数値データ、
図6は、このレンズ系による諸収差図である。
レンズの第3の実施例のレンズ構成図である。第1レン
ズ群は2枚の正レンズ、第2レンズ群は1枚の正レンズ
から構成されている。第1レンズ群の最も物体側の面
は、平面である。表3は、このレンズ系の数値データ、
図6は、このレンズ系による諸収差図である。
【0024】
【表3】 面No.9は、撮像面。
【0025】[実施例4]図7は、本発明の内視鏡対物
レンズの第4の実施例のレンズ構成図である。第1レン
ズ群10は1枚の正レンズ、第2レンズ群20は2枚の
正レンズから構成され、カバーガラスCGは配置されて
いない。表4は、このレンズ系の数値データ、図8は、
このレンズ系による諸収差図である。
レンズの第4の実施例のレンズ構成図である。第1レン
ズ群10は1枚の正レンズ、第2レンズ群20は2枚の
正レンズから構成され、カバーガラスCGは配置されて
いない。表4は、このレンズ系の数値データ、図8は、
このレンズ系による諸収差図である。
【0026】
【表4】
【0027】表5に実施例1ないし4の各条件式の値を
示す。
示す。
【表5】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 条件式(1) 0.299 0.140 0.168 0.522 条件式(2) 1.043 1.159 1.184 0.886 条件式(3) 0.287 0.121 0.142 0.589 条件式(4) 0.091 0.092 0.150 0.112 条件式(5) 1.806 1.767 1.880 1.687 条件式(6) 40.8 25.4 31.1 40.8
【0028】表5から明らかなように、各実施例は条件
式(1)ないし(6)を満たしている。各収差はよく補
正され、特に倍率色収差がよく補正されている。
式(1)ないし(6)を満たしている。各収差はよく補
正され、特に倍率色収差がよく補正されている。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、70〜100゜程度の
視野角を有し、小型で、かつ倍率色収差を良好に補正す
ることができる内視鏡対物レンズが得られる。
視野角を有し、小型で、かつ倍率色収差を良好に補正す
ることができる内視鏡対物レンズが得られる。
【図1】本発明の内視鏡対物レンズの第1の実施例のレ
ンズ構成図である。
ンズ構成図である。
【図2】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図3】本発明の内視鏡対物レンズの第2の実施例のレ
ンズ構成図である。
ンズ構成図である。
【図4】図3のレンズ系の諸収差図である。
【図5】本発明の内視鏡対物レンズの第3の実施例のレ
ンズ構成図である。
ンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】本発明の内視鏡対物レンズの第4の実施例のレ
ンズ構成図である。
ンズ構成図である。
【図8】図7のレンズ系の諸収差図である。
10 第1レンズ群 S 明るさ絞り 20 第2レンズ群
Claims (5)
- 【請求項1】 物体側から順に、全体として正の屈折力
を持つ第1レンズ群と、明るさ絞りと、全体として正の
屈折力を持つ第2レンズ群からなり、 下記条件式(1)及び(2)を満足する内視鏡対物レン
ズ。 (1)0.1<f/f1 <0.7 (2)0.7<f/f2 <1.4 但し、 f:レンズ全系の焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f2 :第2レンズ群の焦点距離。 - 【請求項2】 請求項1において、さらに、下記条件式
(3)及び(4)を満足する内視鏡対物レンズ。 (3)0.1<f2 /f1 <0.7 (4)0<d/f<0.2 但し、 d:第1レンズ群と第2レンズ群の間隔。 - 【請求項3】 請求項1または2において、さらに、下
記条件式(5)及び(6)を満足する内視鏡対物レン
ズ。 (5)n>1.65 (6)ν<45 但し、 n:全構成レンズ中の正レンズの屈折率の平均値、 ν:第1レンズ群中最も強い正の屈折力を持つレンズの
アッベ数。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
て、第1レンズ群は、正レンズ1枚または正レンズ2枚
からなっている内視鏡対物レンズ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
て、第2レンズ群は、正レンズ1枚または正レンズ2枚
からなっている内視鏡対物レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8265754A JPH10111452A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 内視鏡対物レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8265754A JPH10111452A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 内視鏡対物レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111452A true JPH10111452A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17421555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8265754A Withdrawn JPH10111452A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 内視鏡対物レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10111452A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7139134B2 (en) | 2002-02-07 | 2006-11-21 | Enplas Corporation | Image pickup lens |
JP2006350276A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-12-28 | Enplas Corp | 撮像レンズ |
JP2007047309A (ja) * | 2004-10-19 | 2007-02-22 | Enplas Corp | 撮像レンズ |
KR101020185B1 (ko) | 2008-10-02 | 2011-03-08 | 주식회사 인트로메딕 | 캡슐 내시경 광학계 |
CN104730706A (zh) * | 2013-12-20 | 2015-06-24 | 富士胶片株式会社 | 目镜光学系统及摄像装置 |
JP2016188894A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 日立マクセル株式会社 | 撮像レンズ系及び撮像装置 |
WO2019111360A1 (ja) * | 2017-12-06 | 2019-06-13 | オリンパス株式会社 | 内視鏡 |
WO2019159709A1 (ja) * | 2018-02-16 | 2019-08-22 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像レンズおよび撮像装置 |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP8265754A patent/JPH10111452A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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