JP2008116794A - 撮像レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】焦点距離に比して長いバックフォーカスを有するとともに、倍率色収差が良好に補正された撮像レンズを得る。
【解決手段】物体側より順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL1と正レンズL2とからなる第1の接合レンズを含む第1レンズ群G1と、絞りSを含む第2レンズ群G2と、正レンズL6と像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL7とからなる第2の接合レンズを含む第3レンズ群G3とが配列されている。第2レンズ群G2の最も物体側には物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL3が配置され、第2レンズ群G2の最も像側には正レンズL5が配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】物体側より順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL1と正レンズL2とからなる第1の接合レンズを含む第1レンズ群G1と、絞りSを含む第2レンズ群G2と、正レンズL6と像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL7とからなる第2の接合レンズを含む第3レンズ群G3とが配列されている。第2レンズ群G2の最も物体側には物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL3が配置され、第2レンズ群G2の最も像側には正レンズL5が配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像レンズに関し、特にCCD(Charge Coupled Device)やC−MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いて近距離撮影を行う撮像機への適用が好適な撮像レンズに関するものである。
近年、CCDやC−MOS等の固体撮像素子を用いて近距離撮影を行う小型の撮像機が普及している。このような撮像機に使用する撮像レンズは、撮像素子の高感度化によりビデオカメラ等に使用する一般用途のレンズほど大口径である必要はないが、撮像素子の高画素化に伴い高い解像力を持つことが要求される。
撮像機用のレンズとしては、特許文献1に記載されたレトロフォーカスタイプの5群6枚構成のものや、特許文献2に記載された絞りの前後のレンズ配置がほぼ対称的な6枚レンズ構成のものが知られている。
特許3255490号公報
特許2689303号公報
上記のような撮像レンズは、高解像力化を図るため、コマ収差は必然的に抑えられた設計となり、単色での高性能は確保しやすい。しかしながら、画面中心から画面周辺部にわたって倍率色収差を良好に保つことが困難であり、これが高解像力化の妨げになっていた。特に単板の撮像素子を用いた撮像機の場合、倍率色収差を電気的に補正することは困難なため、倍率色収差による性能劣化が顕著に表れてしまう。なお、高解像力化のためには、通常、色収差補正の対象となるC線やF線だけではなく、g線も含めた倍率色収差が良好に補正されていることが必要である。特許文献1に記載のレトロフォーカスタイプのレンズでは、g線の像高に対する収差変化量が大きいため、発生する倍率色収差も大きなものとなり、高解像力化を達成できない。
一方、この種の撮像レンズは、レンズ系と撮像素子との間にローパスフィルタや赤外線カットフィルタ等を配置するために、長いバックフォーカスを有することが好ましい。また、CCTV(Closed Circuit Television:閉回路テレビジョン)に撮像レンズを適用する場合には、CCTVで標準的に使用されているCマウントやCSマウントに適合させる必要があり、この点からも長いバックフォーカスが必要となる。しかしながら、特許文献2に記載された対称型のレンズでは、焦点距離fに対するバックフォーカスBfの割合、すなわちレトロ比(Bf/f)が1より小さいものとなり、長いバックフォーカスが得られない。
本発明は、上記事情に鑑み、焦点距離に比して長いバックフォーカスを有するとともに、倍率色収差が良好に補正された撮像レンズを提供することを目的とするものである。
本発明の撮像レンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズと正レンズとからなる第1の接合レンズを含む第1レンズ群と、絞りを含む第2レンズ群と、正レンズと像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズとからなる第2の接合レンズを含む第3レンズ群と、が配列されてなり、前記第2レンズ群の最も物体側には物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズが配置され、前記第2レンズ群の最も像側には正レンズが配置されていることを特徴とするものである。
すなわち、本発明の撮像レンズは、絞りの物体側および像側の両方に、負レンズと正レンズからなる色収差補正に有効な接合レンズを配置したものである。また、本発明の撮像レンズは、第2レンズ群において、絞りより物体側に負レンズ、像側に正レンズを配置して、第2レンズ群内で、レトロフォーカスタイプのパワー配置を可能にするものである。
なお、本発明の撮像レンズにおいては、第1の接合レンズが全系の最も物体側に配置され、第2の接合レンズが全系の最も像側に配置されていることが好ましい。
また、本発明の撮像レンズにおいては、以下の条件式(1)を満足するように構成されていることが好ましい。
0.99≦Bf/f≦1.42・・・(1)
ただし、fは全系の焦点距離であり、Bfは全系のバックフォーカス(空気換算長)である。
0.99≦Bf/f≦1.42・・・(1)
ただし、fは全系の焦点距離であり、Bfは全系のバックフォーカス(空気換算長)である。
また、本発明の撮像レンズにおいては、以下の条件式(2)を満足するように構成されていることが好ましい。
2.3≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.7・・・(2)
ただし、νFnは前記第1の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数であり、νFpは前記第1の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数であり、νRpは前記第2の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数であり、νRnは前記第2の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数である。ここで、d線の波長は587.6nmである。
2.3≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.7・・・(2)
ただし、νFnは前記第1の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数であり、νFpは前記第1の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数であり、νRpは前記第2の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数であり、νRnは前記第2の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数である。ここで、d線の波長は587.6nmである。
さらに、本発明の撮像レンズにおいては、下記条件式(3)を満足するように構成されていることが好ましい。
2.5≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.4・・・(3)
2.5≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.4・・・(3)
本発明の撮像レンズによれば、絞りの物体側と像側にそれぞれ、負レンズと正レンズからなる第1の接合レンズと、正レンズと負レンズからなる第2の接合レンズが配列されているため、倍率色収差を良好に補正することができる。また、本発明の撮像レンズによれば、第2レンズ群の最も物体側には物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズが配置され、第2レンズ群の最も像側には正レンズが配置されているため、第2レンズ群においては最も物体側に負の屈折力、最も像側に正の屈折力を有するパワー配置となり、焦点距離に比して長いバックフォーカスを確保することができる。
以下、本発明の撮像レンズの実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の撮像レンズは、CCDやC−MOS等の撮像素子を用いて近距離撮影を行う撮像機に好適に使用可能なコンパクトな構成を有し、その結像倍率は約−0.024、F値は4程度である。
図1は本発明の一実施形態にかかる撮像レンズのレンズ構成図である。なお、図1に示す構成例は、後述の実施例1のレンズ構成に対応している。
この撮像レンズは、5群7枚構成からなり、物体側より順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL1と正レンズL2とからなる第1の接合レンズを含む第1レンズ群G1と、絞り(開口絞り)Sを含む第2レンズ群G2と、正レンズL6と像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL7とからなる第2の接合レンズを含む第3レンズ群G3とが配列されてなる。そして、第2レンズ群G2の最も物体側には物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL3が配置され、第2レンズ群G2の最も像側には正レンズL5が配置され、その間には負レンズL4が配置されている。なお、図1に示す例では、負レンズL7と像面Pの間にカバーガラスCGが配置されているが、カバーガラスCGの他にフィルタ等が入っていてもよい。
上記構成を有する撮像レンズでは、絞りSの物体側および像側に、色収差補正効果の高い第1の接合レンズおよび第2の接合レンズを配置しているため、良好に倍率色収差を補正することができる。
特に、この撮像レンズは、最も物体側に第1の接合レンズを配置し、最も像側に第2の接合レンズを配置している。このように光線高が高くなる位置に接合レンズが配置されているため、効率的に倍率色収差を補正することができる。
また、第1の接合レンズは物体側より順に負レンズL1と正レンズL2の順に接合されたものであり、第2の接合レンズは物体側より順に正レンズL6と負レンズL7の順に接合されたものである。このように、第1の接合レンズおよび第2の接合レンズを構成するレンズのパワー配置が、絞りSを挟んで対称的になるように構成されているため、倍率色収差を良好に保つことができる。
さらに、この撮像レンズでは、第2レンズ群G2の最も物体側に負レンズL3を配置し、第2レンズ群G2の最も像側に正レンズL5を配置している。すなわち、第2レンズ群G2だけ見ると、絞りSの物体側に負の屈折力、像側に正の屈折力が配置されたレトロフォーカスタイプの光学系が構成されている。このため、この撮像レンズでは、焦点距離に比して長いバックフォーカスを確保することができる。
また、本実施形態の撮像レンズにおいては、下記条件式(1)を満足するように構成されている。
0.99≦Bf/f≦1.42・・・(1)
ただし、fは全系の焦点距離であり、Bfは全系のバックフォーカス(空気換算長)である。
0.99≦Bf/f≦1.42・・・(1)
ただし、fは全系の焦点距離であり、Bfは全系のバックフォーカス(空気換算長)である。
上記条件式(1)は、焦点距離fに対するバックフォーカスBfの割合、すなわちレトロ比(Bf/f)について適切な範囲を規定している。条件式(1)の下限を下回ると、バックフォーカスが短くなりすぎて、レンズ系と像面Pの間にフィルタやプリズム等を配置するための空間を確保することが難しくなり、また、CマウントやCSマウントに適合させることが難しくなる。条件式(1)の上限を上回ると、レンズ系が大型化してしまう上に、レンズ系の対称性が大きく崩れ、倍率色収差の画角による変動の補正が難しくなり、レンズ枚数の増加や大型化につながり、コンパクトに構成することが困難になる。
また、本実施形態の撮像レンズにおいては、下記条件式(2)を満足するように構成されている。
2.3≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.7・・・(2)
ただし、νFnは前記第1の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数であり、νFpは前記第1の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数であり、νRpは前記第2の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数であり、νRnは前記第2の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数である。
2.3≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.7・・・(2)
ただし、νFnは前記第1の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数であり、νFpは前記第1の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数であり、νRpは前記第2の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数であり、νRnは前記第2の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数である。
上記条件式(2)は、色収差を良好に補正するための条件式であり、第1の接合レンズおよび第2の接合レンズのアッベ数について適切な範囲を規定するものである。条件式(2)の下限を下回ると、倍率色収差を良好に補正した場合の短波長側の軸上色収差がオーバーになる傾向にあり、また軸上色収差を良好に補正した場合の短波長側の倍率色収差が画角変動は少ないもののアンダーになる傾向にある。条件式(2)の上限を上回ると、中間域の像高より高い像高で短波長側の倍率色収差がオーバーとなり、画面周辺部まで高解像力を保持することが不可能になる。
さらに、本実施形態の撮像レンズにおいては、さらに下記条件式(3)を満足するように構成されている。
2.5≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.4・・・(3)
上記条件式(3)は、条件式(2)同様、色収差を良好に補正するための条件式であり、第1の接合レンズおよび第2の接合レンズのアッベ数について適切な範囲を規定するものである。上記条件式(3)を満足するように構成することにより、さらに高解像力化を図ることができる。
2.5≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.4・・・(3)
上記条件式(3)は、条件式(2)同様、色収差を良好に補正するための条件式であり、第1の接合レンズおよび第2の接合レンズのアッベ数について適切な範囲を規定するものである。上記条件式(3)を満足するように構成することにより、さらに高解像力化を図ることができる。
次に、本実施形態にかかる撮像レンズの具体的な数値実施例について説明する。
<実施例1>
実施例1にかかる撮像レンズの諸元値を表1に、レンズ構成図を図1に示す。表1において、Siは最も物体側の構成要素の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1〜15)の面番号を示す。同様に、riはi番目の面の曲率半径を示し、diはi番目の面とi+1番目の面との光軸AX上の面間隔を示す。また、ndjは最も物体側のレンズを1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1〜8)のレンズまたは光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjはj番目(j=1〜8)のレンズまたは光学要素のd線に対するアッベ数を示す。表1において、曲率半径および面間隔の単位はmmであり、曲率半径は物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。なお、表中の記号の意味は表2〜表7についても同様である。
実施例1にかかる撮像レンズの諸元値を表1に、レンズ構成図を図1に示す。表1において、Siは最も物体側の構成要素の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1〜15)の面番号を示す。同様に、riはi番目の面の曲率半径を示し、diはi番目の面とi+1番目の面との光軸AX上の面間隔を示す。また、ndjは最も物体側のレンズを1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1〜8)のレンズまたは光学要素のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示し、νdjはj番目(j=1〜8)のレンズまたは光学要素のd線に対するアッベ数を示す。表1において、曲率半径および面間隔の単位はmmであり、曲率半径は物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。なお、表中の記号の意味は表2〜表7についても同様である。
また、図1における符号ri、diは表1のri、diと対応している。なお、表1および図1の符号は、絞りSおよびカバーガラスCGも含めて付している。図中の絞りSは形状や大きさを表すものではなくその位置を示すものである。
実施例1におけるレトロ比(Bf/f)は1.10であり、条件式(1)を満足する。また、実施例1における(νRp−νRn)/(νFp−νFn)は2.8であり、条件式(2)および条件式(3)を満足する。
実施例1にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差(ディストーション)、倍率色収差の収差図を図8に示す。各収差図には、d線を基準波長とした収差を示すが、球面収差図および倍率色収差図には、g線(波長435.8nm)、C線(波長656.3nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。球面収差図のFはF値であり、その他の収差図の縦軸は半画角を示す。なお、これらの図示は図9〜図14についても同様である。図8から明らかなように、実施例1にかかる撮像レンズは各収差が良好に補正されている。
<実施例2>
実施例2にかかる撮像レンズの諸元値を表2に、レンズ構成図を図2に示す。図2において、符号ri、diは表2のri、diと対応している。また、実施例2にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図9に示す。
実施例2にかかる撮像レンズの諸元値を表2に、レンズ構成図を図2に示す。図2において、符号ri、diは表2のri、diと対応している。また、実施例2にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図9に示す。
実施例2におけるレトロ比(Bf/f)は1.28であり、条件式(1)を満足する。また、実施例2における(νRp−νRn)/(νFp−νFn)は4.9であり、条件式(2)および条件式(3)を満足する。
<実施例3>
実施例3にかかる撮像レンズの諸元値を表3に、レンズ構成図を図3に示す。図3において、符号ri、diは表3のri、diと対応している。また、実施例3にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図10に示す。
実施例3にかかる撮像レンズの諸元値を表3に、レンズ構成図を図3に示す。図3において、符号ri、diは表3のri、diと対応している。また、実施例3にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図10に示す。
実施例3におけるレトロ比(Bf/f)は1.29であり、条件式(1)を満足する。また、実施例3における(νRp−νRn)/(νFp−νFn)は3.4であり、条件式(2)および条件式(3)を満足する。
<実施例4>
実施例4にかかる撮像レンズの諸元値を表4に、レンズ構成図を図4に示す。図4において、符号ri、diは表4のri、diと対応している。また、実施例4にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図11に示す。
実施例4にかかる撮像レンズの諸元値を表4に、レンズ構成図を図4に示す。図4において、符号ri、diは表4のri、diと対応している。また、実施例4にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図11に示す。
実施例4におけるレトロ比(Bf/f)は1.16であり、条件式(1)を満足する。また、実施例4における(νRp−νRn)/(νFp−νFn)は3.7であり、条件式(2)および条件式(3)を満足する。
<実施例5>
実施例5にかかる撮像レンズの諸元値を表5に、レンズ構成図を図5に示す。図5において、符号ri、diは表5のri、diと対応している。また、実施例5にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図12に示す。
実施例5にかかる撮像レンズの諸元値を表5に、レンズ構成図を図5に示す。図5において、符号ri、diは表5のri、diと対応している。また、実施例5にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図12に示す。
実施例5におけるレトロ比(Bf/f)は1.24であり、条件式(1)を満足する。また、実施例5における(νRp−νRn)/(νFp−νFn)は3.7であり、条件式(2)および条件式(3)を満足する。
<実施例6>
実施例6にかかる撮像レンズの諸元値を表6に、レンズ構成図を図6に示す。図6において、符号ri、diは表6のri、diと対応している。また、実施例6にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図13に示す。
実施例6にかかる撮像レンズの諸元値を表6に、レンズ構成図を図6に示す。図6において、符号ri、diは表6のri、diと対応している。また、実施例6にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図13に示す。
実施例6におけるレトロ比(Bf/f)は1.24であり、条件式(1)を満足する。また、実施例6における(νRp−νRn)/(νFp−νFn)は4.5であり、条件式(2)および条件式(3)を満足する。
<実施例7>
実施例7にかかる撮像レンズの諸元値を表7に、レンズ構成図を図7に示す。図7において、符号ri、diは表7のri、diと対応している。また、実施例7にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図14に示す。
実施例7にかかる撮像レンズの諸元値を表7に、レンズ構成図を図7に示す。図7において、符号ri、diは表7のri、diと対応している。また、実施例7にかかる撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差の収差図を図14に示す。
実施例7におけるレトロ比(Bf/f)は1.24であり、条件式(1)を満足する。また、実施例7における(νRp−νRn)/(νFp−νFn)は4.7であり、条件式(2)および条件式(3)を満足する。
表8から明らかなように、実施例1〜実施例7は条件式(1)、(2)および(3)を満足している。また、CCTVで標準に使用されているCマウントやCSマウントのフランジバックはそれぞれ17.526mm、12.5mmであるが、上記実施例1〜実施例7の撮像レンズであれば、長いバックフォーカスを有するため、CマウントやCSマウントに適用できる。また、図8〜図14の倍率色収差図よりからわかるように、上記実施例1〜実施例7の撮像レンズは倍率色収差が良好に補正されている。
次に、比較例として特許文献1および特許文献2に記載のレンズについて説明する。比較例1として、特許文献1の実施例1のレンズ構成図を図15に示す。この比較例1は、レンズL21〜L26からなる5群6枚構成を有し、レンズL26と像面Pの間にローパスフィルタLFが配置されている。この比較例1のレンズに、本発明の上記実施例と同等の焦点距離となるようにスケーリングを施したものの倍率色収差図を図16に示す。
図16の横軸は図8〜図14に示す倍率色収差の横軸と同じである。図16と図8〜図14を比較すると、本発明の実施例に比べて、比較例1にかかるレンズではg線の倍率色収差の像高に対する収差変化が大きい。すなわち、本発明の実施例では、g線も含めた倍率色収差が良好に補正されていることがわかる。
次に、比較例2として、特許文献2の実施例1のレンズについて説明する。この比較例2のレンズのレトロ比は0.53である。そのため、この比較例2のレンズに、本発明の上記実施例と同等の焦点距離(約11mm)となるようにスケーリングを施したものでは、バックフォーカスが短すぎて、CマウントやCSマウントのフランジバックに対応することができない。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
AX 光軸
CG カバーガラス
di(i=1〜15) i番目の面とi+1番目の面との光軸上の面間隔
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1、L3、L4、L7 負レンズ
L2、L5、L6 正レンズ
LF ローパスフィルタ
P 像面
ri(i=1〜15) i番目の面の曲率半径
S 絞り
CG カバーガラス
di(i=1〜15) i番目の面とi+1番目の面との光軸上の面間隔
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1、L3、L4、L7 負レンズ
L2、L5、L6 正レンズ
LF ローパスフィルタ
P 像面
ri(i=1〜15) i番目の面の曲率半径
S 絞り
Claims (3)
- 物体側より順に、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズと正レンズとからなる第1の接合レンズを含む第1レンズ群と、絞りを含む第2レンズ群と、正レンズと像側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズとからなる第2の接合レンズを含む第3レンズ群と、が配列されてなり、
前記第2レンズ群の最も物体側には物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズが配置され、前記第2レンズ群の最も像側には正レンズが配置されていることを特徴とする撮像レンズ。 - 以下の条件式(1)を満足するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
0.99≦Bf/f≦1.42・・・(1)
ただし、f:全系の焦点距離
Bf:全系のバックフォーカス(空気換算長) - 以下の条件式(2)を満足するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の撮像レンズ。
2.3≦(νRp−νRn)/(νFp−νFn)≦5.7・・・(2)
ただし、νFn:前記第1の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数
νFp:前記第1の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数
νRp:前記第2の接合レンズを構成する前記正レンズのd線に対するアッベ数
νRn:前記第2の接合レンズを構成する前記負レンズのd線に対するアッベ数
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