JP2004177628A - 広角撮影レンズ - Google Patents
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- G02B13/22—Telecentric objectives or lens systems
Abstract
【課題】広角でありながら、撮影レンズの全長を短くするとともに、テレセントリック性の高い広角撮影レンズを提供することを目的とする。
【解決手段】この撮像装置は、物体側から像面側へと順に、絞り3と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズ1と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズ2とから構成される広角撮影レンズと、ローパスフィルター4と、CCDからなる半導体撮像素子5とを備える。第1レンズおよび第2レンズは、ともにプラスチックレンズであり、そのレンズ面は非球面となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】この撮像装置は、物体側から像面側へと順に、絞り3と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズ1と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズ2とから構成される広角撮影レンズと、ローパスフィルター4と、CCDからなる半導体撮像素子5とを備える。第1レンズおよび第2レンズは、ともにプラスチックレンズであり、そのレンズ面は非球面となっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、簡易型の撮像装置等に特に有効な広角撮影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やモバイル型のパソコン等には、簡易な撮像装置が付設されている。この撮像装置に使用される撮影レンズは、その携帯性を維持するため、小型であることを必要とされる。また、このような簡易型の撮像装置は、画像を広い範囲で取り込んだ後に、その画像を電気的に拡大処理する構成を採用することが多いことから、広角領域を撮影可能なレンズであることも必要とされる。このような小型の広角撮影レンズとしては、従来、特許文献1に記載されるように、1枚構成の撮影レンズが使用されていた。
【0003】
【特許文献1】特開平10−282410号
【0004】
このような撮像装置には、撮像素子として、CCDやC−MOSが使用される。CCDやC−MOSは、近年その画素数が10万から100万へと飛躍的に増加している。しかしながら、上述した特許文献1に記載されるような1枚構成の撮影レンズを使用した場合には、良好に収差を補正することができず、近年の解像度が高い撮像素子に対応するような一定以上の高画質の画像撮影を期待することは困難である。
【0005】
このため、特許文献2に記載されるように、屈折力の弱いメニスカス形状の第1レンズと正の屈折力を有するメニスカス形状の第2レンズとの2枚のレンズを使用して、高画質の画像撮影を可能とする撮影レンズが提案されている。
【0006】
【特許文献2】特開2000−35533号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2に記載された撮影レンズは、その構造上全長を長くしなければならないという問題がある。
【0008】
また、特許文献2に記載された撮影レンズはテレセントリック性が不充分であるため、撮像素子としてCCDやC−MOS等の半導体撮像素子を用いた場合には、その素子自体の構造上の都合から光の一部にケラレが発生し、画像を適正に撮像することも不可能となる。
【0009】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、広角でありながら、撮影レンズの全長を短くすることができるとともに、テレセントリック性の高く収差性能の良い広角撮影レンズを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、物体側から像面側へと順に、絞りと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズと、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズを備える広角撮影レンズであって、前記第1レンズおよび前記第2レンズのレンズ面のうち少なくとも1面を非球面とするとともに、レンズの軸上芯厚の合計値をD、レンズバックをB、像面の対角長を2Yとしたとき、下記の式(1)を満足することを特徴とする。
(1) 1.0<(D+B)/2Y<1.65
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の広角撮影レンズにおいて、主軸上の前記第1レンズと前記第2レンズとの間隔をd3としたとき、下記の式(2)を満足する。
(2) 0.07<d3/D<0.35
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の広角撮影レンズにおいて、前記第1レンズにおける物体側の曲率半径をr2、レンズ全系の焦点距離をfとしたとき、下記の式(3)を満足する。
(3) 0.3<r2/f<1.1
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、この発明に係る広角撮影レンズを適用した撮影装置を示す断面図である。
【0014】
この撮像装置は、物体側から像面側へと順に、絞り3と、第1レンズ1と、第2レンズ2とから構成される広角撮影レンズと、フィルタ4と、CCDからなる半導体撮像素子5とを備える。ここで、半導体撮像素子5は、その撮像面のみを直線で示し、他の部分は図示を省略している。
【0015】
なお、この発明の実施の形態においては半導体撮像素子5としてCCDを用いているが、CCDの代わりにC−MOSを用いることも可能である。
【0016】
第1レンズ1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、その材質としてプラスチックが使用される。一方、第2レンズ2は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、その材質として、プラスチックが使用される。
【0017】
このように、第1レンズ1および第2レンズ2としてプラスチックレンズを採用することにより、広角撮影レンズのコストを安価なものとすることが可能となる。なお、第1レンズ1および第2レンズ2の材質として、ガラスを使用することも可能である。
【0018】
このとき、この広角撮影レンズは、レンズの軸上芯厚の合計値(図1および図2に示すd1+d2+d3+d4)をD、レンズバック(第2レンズ2の像面側の表面から半導体撮像素子5までの距離)をB、像面の対角長(半導体撮像素子5の有効撮像領域の対角長、すなわち、有効像円径)を2Yとしたとき、下記の式(1)を満足している。
(1) 1.0<(D+B)/2Y<1.65
【0019】
なお、レンズバックBを計算する際に、フィルタ4については、空気換算した値(すなわち、その寸法を屈折率で換算した値)を使用している。
【0020】
ここで、(D+B)/2Yの値が1.0以下となると、歪曲収差等の収差の補正が困難となる。一方、(D+B)/2Yの値が1.65以上となると、装置が大型化し、コンパクトなレンズを実現することが困難となる。
【0021】
また、この広角撮影レンズは、主軸上の第1レンズ1と第2レンズ2との間隔をd3としたとき、下記の式(2)を満足している。
(2) 0.07<d3/D<0.35
【0022】
ここで、d3/Dの値が0.07以下となると、この発明に係る広角撮影レンズの構成上、軸外光束を充分に通過させることが困難であり、また、負の歪曲収差の補正が困難となる。一方、d3/Dの値が0.35以上となると、レンズの軸上芯厚を中心に厚みが増し、コンパクトなレンズを実現することが困難となるとともに、正の歪曲収差が過大となり、その補正が困難となる。
【0023】
さらに、この広角撮影レンズは、第1レンズ1における物体側の曲率半径をr2、レンズ全系の焦点距離をfとしたとき、下記の式(3)を満足する。
(3) 0.3<r2/f<1.1
【0024】
ここで、r2/fの値が0.3以下となると、像面の補正が大幅に不足し、かかる補正不足を補うことが困難となる。一方、r2/fの値が1.1以上となると、装置が大型化し、コンパクトなレンズを実現することが困難となるとともに、像面の補正が大幅に過剰となり、かかる補正過剰を補うことが困難となる。
【0025】
次に、この発明に係る広角撮影レンズの数値実施例を示す。
【0026】
なお、以下の数値実施例のうち数値実施例1乃至4における第1レンズおよび第2レンズは、その両面が非球面形状のプラスチックレンズである。また、数値実施例5における第1レンズは、その両面が球面形状のガラスレンズであり、第2レンズは、その両面が非球面形状のプラスチックである。
【0027】
以下の数値実施例1乃至5において、riは物体側から順にi番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側から順にi番目の軸上間隔、niは物体側から順にi番目のd線屈曲率、νiは物体から順にi番目のアッベ数である。
【0028】
riで示されるレンズ面の非球面形状は、光軸方向にX座標軸を、また、それと垂直な方向にY座標軸をとり、近軸曲率半径をr、非球面係数をA、B、C、Dとし、また、εを係数(2次曲線パラメータ)としたとき、
【数1】
で表されるものとする。
【0029】
図2乃至図6は、数値実施例1乃至5の収差図である。なお、これらの図において、(1)は球面収差正弦条件を、(2)は非点収差を、(3)は歪曲%を各々示している。ここで、(1)においては、横軸の単位はmmであり、d線の球面収差を実線で、g線の球面収差を一点鎖線で、また、正弦条件を破線で示している。また、(2)においては、横軸の単位はmmであり、サジタル像面を実線で、また、メリジオナル像面を破線で示している。さらに、(3)においては、横軸の単位は%である。
【0030】
上記各条件式(1)(2)(3)と数値実施例1乃至5における諸数値との関係を下記の表1に示す。
【表1】
[数値実施例1]
【表2】
【表3】
【表4】
[数値実施例2]
【表5】
【表6】
【表7】
[数値実施例3]
【表8】
【表9】
【表10】
[数値実施例4]
【表11】
【表12】
【表13】
[数値実施例5]
【表14】
【表15】
【表16】
【発明の効果】
請求項1乃至請求項3に記載の発明によれば、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズと、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズとの構成を適切に設定することにより、コンパクトな構造でありながら、テレセントリック性が高く、適正に収差を補正することができる広角な撮影レンズを撮影することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る広角撮影レンズを適用した撮像装置を示す断面図である。
【図2】この発明に係る数値実施例1の収差図である。
【図3】この発明に係る数値実施例2の収差図である。
【図4】この発明に係る数値実施例3の収差図である。
【図5】この発明に係る数値実施例4の収差図である。
【図6】この発明に係る数値実施例5の収差図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 絞り
4 フィルタ
5 撮像素子
【発明の属する技術分野】
この発明は、簡易型の撮像装置等に特に有効な広角撮影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やモバイル型のパソコン等には、簡易な撮像装置が付設されている。この撮像装置に使用される撮影レンズは、その携帯性を維持するため、小型であることを必要とされる。また、このような簡易型の撮像装置は、画像を広い範囲で取り込んだ後に、その画像を電気的に拡大処理する構成を採用することが多いことから、広角領域を撮影可能なレンズであることも必要とされる。このような小型の広角撮影レンズとしては、従来、特許文献1に記載されるように、1枚構成の撮影レンズが使用されていた。
【0003】
【特許文献1】特開平10−282410号
【0004】
このような撮像装置には、撮像素子として、CCDやC−MOSが使用される。CCDやC−MOSは、近年その画素数が10万から100万へと飛躍的に増加している。しかしながら、上述した特許文献1に記載されるような1枚構成の撮影レンズを使用した場合には、良好に収差を補正することができず、近年の解像度が高い撮像素子に対応するような一定以上の高画質の画像撮影を期待することは困難である。
【0005】
このため、特許文献2に記載されるように、屈折力の弱いメニスカス形状の第1レンズと正の屈折力を有するメニスカス形状の第2レンズとの2枚のレンズを使用して、高画質の画像撮影を可能とする撮影レンズが提案されている。
【0006】
【特許文献2】特開2000−35533号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2に記載された撮影レンズは、その構造上全長を長くしなければならないという問題がある。
【0008】
また、特許文献2に記載された撮影レンズはテレセントリック性が不充分であるため、撮像素子としてCCDやC−MOS等の半導体撮像素子を用いた場合には、その素子自体の構造上の都合から光の一部にケラレが発生し、画像を適正に撮像することも不可能となる。
【0009】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、広角でありながら、撮影レンズの全長を短くすることができるとともに、テレセントリック性の高く収差性能の良い広角撮影レンズを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、物体側から像面側へと順に、絞りと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズと、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズを備える広角撮影レンズであって、前記第1レンズおよび前記第2レンズのレンズ面のうち少なくとも1面を非球面とするとともに、レンズの軸上芯厚の合計値をD、レンズバックをB、像面の対角長を2Yとしたとき、下記の式(1)を満足することを特徴とする。
(1) 1.0<(D+B)/2Y<1.65
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の広角撮影レンズにおいて、主軸上の前記第1レンズと前記第2レンズとの間隔をd3としたとき、下記の式(2)を満足する。
(2) 0.07<d3/D<0.35
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の広角撮影レンズにおいて、前記第1レンズにおける物体側の曲率半径をr2、レンズ全系の焦点距離をfとしたとき、下記の式(3)を満足する。
(3) 0.3<r2/f<1.1
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、この発明に係る広角撮影レンズを適用した撮影装置を示す断面図である。
【0014】
この撮像装置は、物体側から像面側へと順に、絞り3と、第1レンズ1と、第2レンズ2とから構成される広角撮影レンズと、フィルタ4と、CCDからなる半導体撮像素子5とを備える。ここで、半導体撮像素子5は、その撮像面のみを直線で示し、他の部分は図示を省略している。
【0015】
なお、この発明の実施の形態においては半導体撮像素子5としてCCDを用いているが、CCDの代わりにC−MOSを用いることも可能である。
【0016】
第1レンズ1は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、その材質としてプラスチックが使用される。一方、第2レンズ2は、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、その材質として、プラスチックが使用される。
【0017】
このように、第1レンズ1および第2レンズ2としてプラスチックレンズを採用することにより、広角撮影レンズのコストを安価なものとすることが可能となる。なお、第1レンズ1および第2レンズ2の材質として、ガラスを使用することも可能である。
【0018】
このとき、この広角撮影レンズは、レンズの軸上芯厚の合計値(図1および図2に示すd1+d2+d3+d4)をD、レンズバック(第2レンズ2の像面側の表面から半導体撮像素子5までの距離)をB、像面の対角長(半導体撮像素子5の有効撮像領域の対角長、すなわち、有効像円径)を2Yとしたとき、下記の式(1)を満足している。
(1) 1.0<(D+B)/2Y<1.65
【0019】
なお、レンズバックBを計算する際に、フィルタ4については、空気換算した値(すなわち、その寸法を屈折率で換算した値)を使用している。
【0020】
ここで、(D+B)/2Yの値が1.0以下となると、歪曲収差等の収差の補正が困難となる。一方、(D+B)/2Yの値が1.65以上となると、装置が大型化し、コンパクトなレンズを実現することが困難となる。
【0021】
また、この広角撮影レンズは、主軸上の第1レンズ1と第2レンズ2との間隔をd3としたとき、下記の式(2)を満足している。
(2) 0.07<d3/D<0.35
【0022】
ここで、d3/Dの値が0.07以下となると、この発明に係る広角撮影レンズの構成上、軸外光束を充分に通過させることが困難であり、また、負の歪曲収差の補正が困難となる。一方、d3/Dの値が0.35以上となると、レンズの軸上芯厚を中心に厚みが増し、コンパクトなレンズを実現することが困難となるとともに、正の歪曲収差が過大となり、その補正が困難となる。
【0023】
さらに、この広角撮影レンズは、第1レンズ1における物体側の曲率半径をr2、レンズ全系の焦点距離をfとしたとき、下記の式(3)を満足する。
(3) 0.3<r2/f<1.1
【0024】
ここで、r2/fの値が0.3以下となると、像面の補正が大幅に不足し、かかる補正不足を補うことが困難となる。一方、r2/fの値が1.1以上となると、装置が大型化し、コンパクトなレンズを実現することが困難となるとともに、像面の補正が大幅に過剰となり、かかる補正過剰を補うことが困難となる。
【0025】
次に、この発明に係る広角撮影レンズの数値実施例を示す。
【0026】
なお、以下の数値実施例のうち数値実施例1乃至4における第1レンズおよび第2レンズは、その両面が非球面形状のプラスチックレンズである。また、数値実施例5における第1レンズは、その両面が球面形状のガラスレンズであり、第2レンズは、その両面が非球面形状のプラスチックである。
【0027】
以下の数値実施例1乃至5において、riは物体側から順にi番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側から順にi番目の軸上間隔、niは物体側から順にi番目のd線屈曲率、νiは物体から順にi番目のアッベ数である。
【0028】
riで示されるレンズ面の非球面形状は、光軸方向にX座標軸を、また、それと垂直な方向にY座標軸をとり、近軸曲率半径をr、非球面係数をA、B、C、Dとし、また、εを係数(2次曲線パラメータ)としたとき、
【数1】
で表されるものとする。
【0029】
図2乃至図6は、数値実施例1乃至5の収差図である。なお、これらの図において、(1)は球面収差正弦条件を、(2)は非点収差を、(3)は歪曲%を各々示している。ここで、(1)においては、横軸の単位はmmであり、d線の球面収差を実線で、g線の球面収差を一点鎖線で、また、正弦条件を破線で示している。また、(2)においては、横軸の単位はmmであり、サジタル像面を実線で、また、メリジオナル像面を破線で示している。さらに、(3)においては、横軸の単位は%である。
【0030】
上記各条件式(1)(2)(3)と数値実施例1乃至5における諸数値との関係を下記の表1に示す。
【表1】
[数値実施例1]
【表2】
【表3】
【表4】
[数値実施例2]
【表5】
【表6】
【表7】
[数値実施例3]
【表8】
【表9】
【表10】
[数値実施例4]
【表11】
【表12】
【表13】
[数値実施例5]
【表14】
【表15】
【表16】
【発明の効果】
請求項1乃至請求項3に記載の発明によれば、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズと、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズとの構成を適切に設定することにより、コンパクトな構造でありながら、テレセントリック性が高く、適正に収差を補正することができる広角な撮影レンズを撮影することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る広角撮影レンズを適用した撮像装置を示す断面図である。
【図2】この発明に係る数値実施例1の収差図である。
【図3】この発明に係る数値実施例2の収差図である。
【図4】この発明に係る数値実施例3の収差図である。
【図5】この発明に係る数値実施例4の収差図である。
【図6】この発明に係る数値実施例5の収差図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 絞り
4 フィルタ
5 撮像素子
Claims (3)
- 物体側から像面側へと順に、絞りと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第1レンズと、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズとを備える広角撮影レンズであって、
前記第1レンズおよび前記第2レンズのレンズ面のうち少なくとも1面を非球面とするとともに、
レンズの軸上芯厚の合計値をD、レンズバックをB、像面の対角長を2Yとしたとき、
下記の式(1)を満足することを特徴とする広角撮影レンズ。
(1) 1.0<(D+B)/2Y<1.65 - 請求項1に記載の広角撮影レンズにおいて、
主軸上の前記第1レンズと前記第2レンズとの間隔をd3としたとき、
下記の式(2)を満足する広角撮影レンズ。
(2) 0.07<d3/D<0.35 - 請求項1または請求項2に記載の広角撮影レンズにおいて、前記第1レンズにおける物体側の曲率半径をr2、レンズ全系の焦点距離をfとしたとき、
下記の式(3)を満足する広角撮影レンズ。
(3) 0.3<r2/f<1.1
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002343172A JP2004177628A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 広角撮影レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002343172A JP2004177628A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 広角撮影レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004177628A true JP2004177628A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32705010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002343172A Pending JP2004177628A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 広角撮影レンズ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004177628A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8807854B2 (en) | 2010-10-06 | 2014-08-19 | Nikon Corporation | Camera system, interchangeable lens and method of manufacturing interchangeable lens |
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2002
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