JP2004279958A - 投映用ズームレンズ及びこれを備えたプロジェクター - Google Patents

投映用ズームレンズ及びこれを備えたプロジェクター Download PDF

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Abstract

【課題】限られた少ない枚数のレンズから構成され良好に諸収差が低減された高画角で高倍率の投映用ズームレンズを提供する。
【解決手段】投映用ズームレンズ2は、広角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、第1レンズ群10乃至第4レンズ群40のすべての群が光軸上で移動させられ、第1レンズ群10は光軸上で物点側に向かって移動させられ、第2レンズ群20と第3レンズ群30と第4レンズ群40とは光軸上でともにスクリーン側に向かって移動させられ、第1レンズ群10が、第1群第1メニスカスレンズ11と、両面12a、12bが非球面の第1群第2メニスカスレンズ12とから構成され、第2レンズ群20が、正の1枚の第2群レンズ21からなり、第3レンズ群30が、正の1枚の第3群レンズ31からなり、第4レンズ群40が、第4群第1レンズ41と物点側の面42aが非球面の第4群第2レンズ42とを接合してなる接合レンズ40aと、正の第4群第3レンズ43とからなり、実質的に7枚のレンズからなり、物点側がテレセントリックであることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルムやスライド、あるいは液晶表示器などに表示された像をスクリーンに拡大投映するためのプロジェクターに好適な投映用ズームレンズ及びそれを備えたプロジェクターに関する。
【0002】
【従来の技術】
フィルムやスライド、あるいは液晶表示器などに表示された像をスクリーンに拡大投映するプロジェクターにおいては、投映用の光学系としてテレセントリックタイプのズームレンズが用いられることが多い。
【0003】
投映用ズームレンズは、その変倍比が例えば1.2程度となるように構成されており、4群形式あるいは5群形式のものが主流となっている。
【0004】
標準的な従来の4群形式あるいは5群形式のテレセントリックタイプのズームレンズの多くは、広角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、スクリーン側の最先端の第1レンズ群と物点側の最後端の第4レンズ群あるいは第5レンズ群とは固定され、第1レンズ群と第4レンズ群あるいは第5レンズ群との間にあるレンズ群を移動するように構成されている。
【0005】
また、従来の4群形式あるいは5群形式のテレセントリックタイプのズームレンズは、高い収差特性や広画角性を実現するために、レンズ枚数が多く必要としていた。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−206409号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の投映用ズームレンズは、所望の歪曲収差やコマ収差等の諸収差を得るためにレンズ枚数が多くする必要があり、構成が複雑になるとともにコストが高くなるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の有する問題を解消し、限られた少ない枚数のレンズから構成され良好に諸収差が低減された高画角で高倍率の投映用ズームレンズを提供すること、及び、画像品質の高いプロジェクターを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の投映用ズームレンズは、スクリーン側より物点側に向かって順に配設された負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とを備える投映用ズームレンズであって、広角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、前記第1レンズ群乃至前記第4レンズ群のすべての群が光軸上で移動させられ、前記第1レンズ群は光軸上で物点側に向かって移動させられ、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群と前記第4レンズ群とは光軸上でともにスクリーン側に向かって移動させられ、前記第1レンズ群が、スクリーン側より順に、凸面をスクリーン側に向けた負の第1群第1メニスカスレンズと、凸面をスクリーン側に向け、両面が非球面の負の第1群第2メニスカスレンズとから構成され、前記第2レンズ群が、正の1枚の第2群レンズからなり、前記第3レンズ群が、正の1枚の第3群レンズからなり、前記第4レンズ群が、スクリーン側より順に、負の第4群第1レンズと物点側の面が非球面の正の第4群第2レンズとを接合してなる接合レンズと、正の第4群第3レンズとからなり、実質的に7枚のレンズからなり、物点側がテレセントリックであることを特徴とする。
【0010】
また、前記第1群第1メニスカスレンズのスクリーン側の端点と前記第3群レンズの物点側の端点との間の距離をdとし、広角端側における前記dをdwとし、望遠端側における前記dをdtとしたときに、0.3<dt/dw<0.7を満たすことを特徴とする。
【0011】
また、前記第1群第2メニスカスレンズはプラスチックレンズであることを特徴とする。
【0012】
また、前記第4群第3レンズは、最も物点側にあるレンズであることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のプロジェクターは、画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成された画像を投映する上述の投映用ズームレンズと、を備えたことを特徴とする。
【0014】
本願発明によれば、角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、第1レンズ群を光軸上で物点側に向かって移動させ、第2レンズ群と第3レンズ群と第4レンズ群とは光軸上でともにスクリーン側に向かって移動させて全てのレンズ群が移動させ、また、第1群第2メニスカスレンズの両面と第4群第2レンズの物点側の面を非球面にし、また、第4群第3レンズを接合レンズと一体的に移動させるので、実質的に7枚という少ない枚数でありながら、所望の収差特性を満たし、物点側がテレセントリックであり、半画角が例えば33度という高画角性であることとズーム倍率が例えば1.5という高倍率性であることとを両立させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1または図2は、本発明の実施形態に係る投映用ズームレンズのレンズ構成を示すものである。(a),(b),(c)の各々は広角端(wide)、通常位置(normal)、望遠端(tele)におけるズームレンズ2を示す。
【0016】
図1または図2に示すズームレンズ2は、スクリーン側(図1等における左側)より物面側(図1等における右側)に向かって順に配設された負の屈折力の第1レンズ群10と、正の屈折力の第2レンズ群20と、正の屈折力の第3レンズ群30と、正の屈折力の第4レンズ群40とを備えている。ここで、レンズ群という用語は、1枚のレンズから構成されている場合も含めて、1枚以上のレンズからなることを意味するとする。従って、以下の説明において、第2レンズ群20及び第3レンズ群30は、各々単一のレンズから構成されているが、便宜的に「レンズ群」という名称を用いることにする。
【0017】
ズームレンズ2は物点側がほぼテレセントリックになるように構成されている。図1等において、物点面70上の各々の物点から各々の主光線を中心とした平行光束が出射し、左側に進み、ズームレンズ2を通ってスクリーン上に投影される。以下では、説明を簡略にするために、スクリーン側からズームレンズ2に各々の光束が各々の主光線を中心として入射し、物点面70上の各々の物点に結像されるとする。符合60は3つの液晶表示器の3種の色の像を合成する合成プリズムを示す。
【0018】
ズームレンズ2は、広角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、第1レンズ群10乃至第4レンズ群のすべての群が光軸上で移動させられる。従来のズームレンズでは、初段の第1レンズ群と最終段の第4レンズ群のいずれかは固定されていたが、本発明では第1レンズ群10及び第4レンズ群40を含めて全ての群が移動する。
【0019】
また、広角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、第1レンズ群10は光軸上で物点側に向かって移動させられ、第2レンズ群20と第3レンズ群30と第4レンズ群40とは光軸上でともにスクリーン側に向かって移動させられる。従来のズームレンズでは、広角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、第1レンズ群10は第2レンズ群20等と同様にスクリーン側に向かって移動させられていたのであるが、本発明では、第1レンズ群10は第2レンズ群20等とは逆方向に移動させられる。
【0020】
第1レンズ群10は、スクリーン側より順に、凸面をスクリーン側に向けた負の第1群第1メニスカスレンズ11と、凸面をスクリーン側に向け、両面12a、12bが非球面の負の第1群第2メニスカスレンズ12とから構成されている。第1群第1メニスカスレンズ11はスクリーン側へ高画角に光線を入射できるように大きな直径を有する。第1群第1メニスカスレンズ11にスクリーン側から高画角に入射した光束に対し第1群第1メニスカスレンズ11で生じ得る諸収差は、第1群第2メニスカスレンズ12のスクリーン側の面12aと物点側の面12bの両面を非球面にすることにより、できる限り補償される。また、広角端側と望遠端側との間で変倍を行う際に、第1レンズ群10を第2レンズ群20等とは逆方向に移動させることによって、所望範囲の収差特性を維持しながら、半画角が例えば33度と高画角であることと、変倍比が例えば1.5というように高倍率であることとを両立させることができる。
【0021】
また、第1群第2メニスカスレンズ12はプラスチック材からなり型を用いて安価に製造可能なプラスチックレンズである。第1群第2メニスカスレンズ12は屈折力の弱いレンズであり、ズームレンズ2を構成するレンズの中で最も小さい屈折力を有する。例えば、第1群第2メニスカスレンズ12は、スクリーン側の面12aと物点側の面12bとは曲面に沿ってほぼ同じ厚さで形成され、例えば、両面12a、12bの各々の非球面を構成する球面部分の曲率半径Rは、各々の面において14mm以上24mm以下の範囲にある。このように、スクリーン側の面12aと物点側の面12bとの曲率半径をあまり違わないようにすることにより、第1群第2メニスカスレンズ12がプラスチックレンズである場合においても、使用環境における温度変動の影響を受けにくくすることができる。
【0022】
第2レンズ群20は、正の1枚の第2群レンズ21から構成されている。第3レンズ群30は、正の1枚の第3群レンズ31から構成されている。第3群レンズ31のスクリーン側の近傍には、絞り30aが配設されており、絞り30aは第3群レンズ31と一体的に移動させられる。
【0023】
第4レンズ群40は、スクリーン側より順に、負の第4群第1レンズ41と物点側の面42aが非球面の正の第4群第2レンズ42とを接合してなる接合レンズ40aと、正の第4群第3レンズ43とから構成されている。接合レンズ40aによって主に色収差を補正するとともに、第4群第2レンズ42の物点側の面42aを非球面にすることによって主に球面収差を補正する。また、本発明においては、第4群第3レンズ43は最も物点側にあるレンズであり、第4群第2レンズ42に近接して配設されている。第4群第3レンズ43は、主に物点側のテレセントリック性を確保するように機能し、また、接合レンズ40aと協働的に作用し主に球面収差を補正する。従来においては、最も物点側にあるレンズは、ズーム動作の際に固定されることが多かったが、本願発明においては、第4群第3レンズ43は単に移動させられるだけでなく、接合レンズ40aと一体的に移動させられるのである。第4群第3レンズ43が接合レンズ40aと一体的に移動させられることによって、ズーム動作の際に、接合レンズ40aから送られる光束のうちの一定の光束量が常に第4群第3レンズ43に入射可能であるので、第4群第3レンズ43のレンズ口径を過大に大きくする必要をなくすることができる。
【0024】
また、ズームレンズ2の変倍に最も寄与するのは、第1レンズ群10と第3レンズ群30である。
【0025】
各々のズーム動作位置において、第1群レンズ11にスクリーン側から平行に入射した光束は、第3群レンズ31からできるだけ平行に出射するように、第2群レンズ21を経て第3群レンズ31へ送られる。第1群レンズ11にスクリーン側から平行に入射した光束を第3群レンズ31からできるだけ平行に出射させることにより、第1レンズ群40から出射された光束は物点側に結像し、各々のズーム動作位置において、確実にテレセントリック性を確保することができる。
【0026】
前述したように、本願発明においては、第1群レンズ11と第3群レンズ31とは特徴的な動きをするのであり、例えば、ズーム動作の際に第1群レンズ10は第3群レンズ30等とは逆方向に移動する。この特徴は、次のように表現することが可能である。第1群第1メニスカスレンズ11のスクリーン側の端点11aと第3群レンズ31の物点側の端点3aとの間の距離をdとし、広角端側における前記dをdwとし、望遠端側における前記dをdtとしたときに、
0.3<dt/dw<0.7
を満たすように構成されている。dt/dwが0.7以上の場合には、望遠端側で第1群第1メニスカスレンズ11と第3群レンズ31とが接近し過ぎてしまい、第1群レンズ11にスクリーン側から平行に入射した光束を第3群レンズ31からできるだけ平行に出射させることが困難になる。また、dt/dwが0.3以下の場合には、広角端側においてdwが大きくなりすぎ、必要な光束を確保するためには、第1レンズ群10を大型にする必要があるという問題が生じる。そこで、dt/dwは0.3と0.7の範囲にある必要がある。
【0027】
上述のように、ズームレンズ2は、実質的に7枚という非常に少ない枚数のレンズから構成されているにもかかわらす、所望の収差特性を満たし、半画角が33度という高画角性とズーム倍率が1.5という高倍率性とを両立させることができる。
【0028】
以下に ズームレンズ2の実施例について説明する。
図1の(a),(b),(c)の各々は広角端(wide)、通常位置(normal)、望遠端(tele)におけるズームレンズ2を示す。実施例においては、第1レンズ群10、第2レンズ群20、第3レンズ群30及び第4レンズ群40は、面12a、12b及び面42aが非球面であることを除けば、他の面は全て球面で形成されている。
【0029】
非球面に形成された面12a、12b及び面42aの形状は、次の非球面式
【数1】
Figure 2004279958
で表される。
【0030】
ズームレンズ2のレンズデータを図3に示す。なお、OBJは面番号を示しスクリーン側から順に各レンズの面に付した番号であり、RDYは曲率半径(単位mm)を示し、THIは次の面との間のレンズ厚みあるいは空気空間を表している(単位mm)。GLAはレンズ材料のd線屈折率とアッベ数を示し、例えばGLAが1.48749−70.4はレンズ材料のd線屈折率が1.48749でありアッベ数が70.4であることを示す。
【0031】
非球面式における係数については、例えば非球面11aにおいて、係数RはOBJの欄におけるNO2の面の曲率半径(RDY)、係数K,A,B,C,Dは図3においてNO3で表示して示す値である。同様に、非球面面12b、42aの各々の曲率半径(RDY)、係数K,A,B,C,Dは、NO4とNO12に示す値である。
【0032】
実施例のズームレンズ2の仕様は次のとおりである。上記データ中、fは光学系全体での焦点距離、FはFナンバーを示している。
【0033】
ズームレンズ2の全体の焦点距離fは、f=13.80mm(広角端)〜20.7mm(望遠端)であり、FナンバーはF=1.7(広角端)〜2.1(望遠端)である。また、ズームレンズ2の半画角は約33度である。また、ズームレンズ2の変倍比は約1.5である。また、空気中でバックフォーカスは24.44mm〜29.4mmである。
【0034】
図3において、*1は、第1群第1メニスカスレンズ11のスクリーン側の端面とスクリーンとの間隔の広角端(wide)、通常位置(normal)、望遠端(tele)における値を示し、*2は、第1群第2メニスカスレンズ12の物点側の端面と第2群レンズ21のスクリーン側の端面との間隔の広角端(wide)、通常位置(normal)、望遠端(tele)における値を示し、*3は、第2群レンズ21の物点側の端面と第3群レンズ31のスクリーン側の端面との間隔の広角端(wide)、通常位置(normal)、望遠端(tele)における値を示し、*4は、第3群レンズ31の物点側の端面と第4群第1レンズ41のスクリーン側の端面との間隔の広角端(wide)、通常位置(normal)、望遠端(tele)における値を示し、*5は、第4群第3レンズ43の物点側の端面と合成プリズム60のスクリーン側の端面との間隔の広角端(wide)、通常位置(normal)、望遠端(tele)における値を示す。
【0035】
ズームレンズ2の広角端での収差図を図4および図7に、また通常位置での収差図を図5および図8に、また望遠端での収差図を図6および図9に示す。なお、図4乃至図6の各々において(A)は球面収差を、(B)は非点収差を、(C)は歪曲収差を表している。図7乃至図9中(B)の非点収差図における符号S,Tは、それぞれ球欠的像面,子午的像面に対する収差を表す。また、図7乃至図9は横収差図であり、図中(A),(B),(C),(D),(E)は、それぞれ像高比(1.00),(0.86),(0.66),(0.42),および(0.00)における収差を表す。
【0036】
広角端側における第1群第1メニスカスレンズ11のスクリーン側の端点11aと第3群レンズ31の物点側の端点3aとの間の距離dwは62.72mmであり、通常位置では例えばdは47.29mmであり、望遠端側におけるdであるdtは3.48mmである。この場合、dt/dwは0.5であり、0.3<dt/dw<0.7の式を満たす。
【0037】
また、第1群第2メニスカスレンズ12はプラスチックレンズであり、面12aの非球面を構成する球面部分の曲率半径Rは22.98mmあり、面12bの非球面を構成する球面部分の曲率半径Rは15.47mmであり、ともに例えば、14mm以上であって24mm以下の範囲にある。
【0038】
以上、上述の本発明の実施の形態によれば、スクリーン側より物点側に向かって順に配設された負の屈折力の第1レンズ群10と、正の屈折力の第2レンズ群20と、正の屈折力の第3レンズ群30と、正の屈折力の第4レンズ群40とを備える投映用ズームレンズであって、広角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、第1レンズ群10乃至第4レンズ群40のすべての群が光軸上で移動させられ、第1レンズ群10は光軸上で物点側に向かって移動させられ、第2レンズ群20と第3レンズ群30と第4レンズ群40とは光軸上でともにスクリーン側に向かって移動させられ、第1レンズ群10が、スクリーン側より順に、凸面をスクリーン側に向けた負の第1群第1メニスカスレンズ11と、凸面をスクリーン側に向け、両面12a、12bが非球面の負の第1群第2メニスカスレンズ12とから構成され、第2レンズ群20が、1枚の第2群レンズ21からなり、第3レンズ群30が、正の1枚の第3群レンズ31からなり、第4レンズ群40が、スクリーン側より順に、負の第4群第1レンズ41と物点側の面が非球面の正の第4群第2レンズ42とを接合してなる接合レンズ40aと、正の第4群第3レンズ43とからなり、実質的に7枚という少ないレンズ枚数でありながら、物点側が略テレセントリックであり、所望の収差特性を満たし、半画角が例えば33度という高画角性であることとズーム倍率が例えば1.5という高倍率性であることとを両立させることができる。
【0039】
また、第1群第1メニスカスレンズ11のスクリーン側の端点11aと第3群レンズ31の物点側の端点31aとの間の距離をdとし、広角端側におけるdをdwとし、望遠端側におけるdをdtとしたときに、0.3<dt/dw<0.7を満たすので、望遠端側で第1群第1メニスカスレンズ11と第3群レンズ31とが接近させ過ぎて第1群レンズ11にスクリーン側から平行に入射した光束を第3群レンズ31からできるだけ平行に出射させることが困難になることを回避でき、必要な光束を確保するためには、第1レンズ群10を過大に大型にする必要を回避することができる。
【0040】
また、第1群第2メニスカスレンズ12はプラスチックレンズであるので、製造コストを低減することができる。また、第1群第2メニスカスレンズ12の両面の各々の非球面を構成する球面部分の曲率半径Rは、各々の面においてほぼ両面が互いに平行の関係にあり、例えば、14mm以上であって24mm以下であるので、プラスチックレンズであるにもかかわらず使用環境における温度変動の影響を受けにくくすることができる。
【0041】
また、第4群第3レンズ43は、最も物点側にあるレンズであり、ズーム動作の際に第4レンズ群40にあって接合レンズ40aと一体的に移動することによって、ズーム動作の各々の位置において、確実のテレセントリック性を確保するように機能することができる。
【0042】
なお、上述の説明において、図1等における右側を物点側としたのは、この物点側で、フィルムやスライド、あるいは液晶表示器などに表示された像からなる物点面70が形成され、この物点面60がズームレンズ2によってスクリーンに投影されるからである。
【0043】
次に、図10を参照して、ズームレンズ2を備えたプロジェクター1の一実施例を説明する。
プロジェクター1は、カラー画像を形成するための画像形成手段3とズームレンズ2を備えている。画像形成手段3は、光変調素子として3つの液晶表示器と、3つの液晶表示器の3種の色の像を合成する合成プリズム60を備えている。図10において、3つの液晶表示器による各々の画像は模式的に物点面70に配置された液晶表示器に形成されるとして表示されており、3つの液晶表示器の具体的な表示は省略している。3つの液晶表示器による各々の画像は合成プリズム60によって合成された後、ズームレンズ2によってスクリーン5へ投影される。ズームレンズ2は物点面70で略テレセントリックであるので、液晶表示器の画質の角度依存性に左右されずに鮮明にスクリーン5に投影することを可能にする。また、ズームレンズ2は長いバックフォーカスを有し、ズームレンズ2と物点面70との間に合成プリズム60を配設することが可能である。
【0044】
なお、画像形成手段3としては、液晶表示器に換えて、画素がマイクロミラーによって構成されたデバイスのような光変調装置やフィルムやスライドのようなものを用いることも可能である。
【0045】
上述の実施例にかかるズームレンズ2をプロジェクター1に採用することにより、画像品質の高いプロジェクターを提供することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の構成によれば、実質的に7枚の限られた少ない枚数のレンズから構成された簡易な構成で良好に諸収差が低減された例えば半画角が約33度という高画角で例えば倍率が1.5という高倍率の投映用ズームレンズを提供でき、また、この投映用ズームレンズを備えた画像品質の高いプロジェクターを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投映用ズームレンズの実施例を示すレンズ構成図であり、広角端位置(a)、通常位置(b)、望遠端位置(c)の各々の場合を示す。
【図2】物点面の異なる物点から出射した光束を示す光線図。
【図3】図1に示すズームレンズのレンズデータを示す図であり、OBJは面番号を示し、RDYは曲率半径(単位mm)を示し、THIは次の面との間のレンズ厚みあるいは空気空間を示し、*1、*2、*3、*4、*5は、スクリーン、レンズ群、及び合成プリズムの間の間隔の広角端(wide)、通常位置(normal)、望遠端(tele)における値を示す。
【図4】図1に示したズームレンズの広角端における収差図であり、(A)は球面収差を、(B)は非点収差を、(C)は歪曲収差をそれぞれ表す。
【図5】図1に示したズームレンズの通常位置における収差図であり、(A)は球面収差を、(B)は非点収差を、(C)は歪曲収差をそれぞれ表す。
【図6】図1に示したズームレンズの望遠端における収差図であり、(A)は球面収差を、(B)は非点収差を、(C)は歪曲収差をそれぞれ表す。
【図7】図1に示したズームレンズの広角端における横収差図であり、(A)は像高比1.00における収差を、(B)は像高比0.86における収差を、(C)は像高比0.66における収差を、(D)は像高比0.42における収差を、(E)は像高比0.00における収差をそれぞれ表す。
【図8】図1に示したズームレンズの通常位置における横収差図であり、(A)は像高比1.00における収差を、(B)は像高比0.86における収差を、(C)は像高比0.66における収差を、(D)は像高比0.42における収差を、(E)は像高比0.00における収差をそれぞれ表す。
【図9】図1に示したズームレンズの望遠端における横収差図であり、(A)は像高比1.00における収差を、(B)は像高比0.86における収差を、(C)は像高比0.73における収差を、(D)は像高比0.53における収差を、(E)は像高比0.00における収差をそれぞれ表す。
【図10】本発明の投映用ズームレンズを備えたプロジェクターを示す図。
【符号の説明】
1 プロジェクター
2 ズームレンズ
3 画像形成手段
5 スクリーン
10 第1レンズ群
20 第2レンズ群
30 第3レンズ群
40 第4レンズ群
11 第1群第1メニスカスレンズ
12 第1群第2メニスカスレンズ
12a 第1群第2メニスカスレンズのスクリーン側の面(非球面)
12b 第1群第2メニスカスレンズの物点側の面(非球面)
21 第2群レンズ
31 第3群レンズ
30a 絞り
41 第4群第1レンズ
42 第4群第2レンズ
40a 接合レンズ
43 第4群第3レンズ
60 合成プリズム
70 物点面

Claims (5)

  1. スクリーン側より物点側に向かって順に配設された負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とを備える投映用ズームレンズであって、
    広角端側から望遠端側に向かって変倍を行う際には、前記第1レンズ群乃至前記第4レンズ群のすべての群が光軸上で移動させられ、前記第1レンズ群は光軸上で物点側に向かって移動させられ、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群と前記第4レンズ群とは光軸上でともにスクリーン側に向かって移動させられ、
    前記第1レンズ群が、スクリーン側より順に、凸面をスクリーン側に向けた負の第1群第1メニスカスレンズと、凸面をスクリーン側に向け、両面が非球面の負の第1群第2メニスカスレンズとから構成され、
    前記第2レンズ群が、正の1枚の第2群レンズからなり、
    前記第3レンズ群が、正の1枚の第3群レンズからなり、
    前記第4レンズ群が、スクリーン側より順に、負の第4群第1レンズと物点側の面が非球面の正の第4群第2レンズとを接合してなる接合レンズと、正の第4群第3レンズとからなり、
    実質的に7枚のレンズからなり、
    物点側がテレセントリックである
    ことを特徴とする投影用ズームレンズ。
  2. 前記第1群第1メニスカスレンズのスクリーン側の端点と前記第3群レンズの物点側の端点との間の距離をdとし、広角端側における前記dをdwとし、望遠端側における前記dをdtとしたときに、
    0.3<dt/dw<0.7
    を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載の投映用ズームレンズ。
  3. 前記第1群第2メニスカスレンズはプラスチックレンズである
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  4. 前記第4群第3レンズは、最も物点側にあるレンズである
    ことを特徴とする請求項1に記載の投映用ズームレンズ。
  5. 画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって形成された画像を投映する請求項1〜4のいずれかに記載の投映用ズームレンズと、
    を備えたことを特徴とするプロジェクター。
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