JP2007264032A - 集光光学系、共焦点光学システムおよび走査型共焦点内視鏡 - Google Patents

集光光学系、共焦点光学システムおよび走査型共焦点内視鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】共焦点内視鏡の小型化に寄与しつつも、変倍が可能である、該共焦点内視鏡に好適な集光光学系を提供すること。
【解決手段】集光光学系は、共焦点用ピンホールとして機能する点光源を移動させて該点光源からの光束を走査することにより被検面を観察する走査型共焦点光学システムに搭載される集光光学系であって、点光源側から順に、第1群、正のパワーを持つ第2群、正のパワーを持つ第3群、第4群を有し、第2群と第3群を光軸方向に移動させることにより変倍し、以下の条件(1)、(2)、
-0.8<ms<-0.5・・・(1)
-1.8<mt<-1.2・・・(2)
を同時に満たすことを特徴とする。但し、msは、点光源を物点とした場合の低倍端での第2群と第3群の合成倍率を、mtは、点光源を物点とした場合の高倍端での第2群と第3群の合成倍率を、それぞれ表す。
【選択図】図1

Description

この発明は、体腔内の生体組織の断層像を高倍率で観察することができる走査型共焦点内視鏡における共焦点光学システムに関する。
近年、通常の内視鏡光学系によって得られる像よりも高倍率かつ高解像度な像を観察可能な共焦点顕微鏡の光学システムを内視鏡に組み込んだ共焦点内視鏡なるものが実用化されてつつある。共焦点内視鏡としては、例えば、下記の特許文献1に開示される。特許文献1は、点光源を振ることにより光の点像を被検面上で走査するような構成を共焦点観察用の光学システムに用いた共焦点内視鏡を提案している。
米国特許第5161053号明細書
ここで、共焦点顕微鏡には変倍可能のものも提案されている。倍率が可変な共焦点顕微鏡は、例えば下記の特許文献2に開示される。特許文献2には、共焦点用ピンホールから射出された光を平行光にするコリメートレンズと該平行光を集光する対物レンズとの間にアフォーカルな状態で光学的に接続される変倍レンズ群が配置された構成が開示される。
特開平9−230245号公報
内視鏡観察を行う術者からは、術中の利便性向上およびより精度の高い診断の実現のため、共焦点内視鏡であっても変倍可能であることが要望されている。しかし、上記特許文献2には、変倍可能な光学システムに関する好適な具体的配置や数値構成等については何ら開示されていない。また、共焦点内視鏡は、可撓管内に共焦点光学システムが配設される。そのため、該共焦点光学システムを構成する集光光学系は、サイズの制約がない共焦点顕微鏡の光学系とは異なり、変倍可能であると同時に可撓管の小型化、さらにはこれに伴う光学性能劣化の回避といった課題も克服しなければならない。つまり、たとえ共焦点顕微鏡に配設される変倍可能な共焦点光学システムとして好適な構成例が存在していたとしても、該構成例をそのまま共焦点内視鏡に適用することはできない。
そこで本発明は上記の事情に鑑み、共焦点内視鏡の小型化に寄与しつつも、変倍が可能である、該共焦点内視鏡に好適な集光光学系、および該集光光学系を有する共焦点光学システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の集光光学系は、共焦点用ピンホールとして機能する点光源を移動させて該点光源からの光束を走査することにより被検面を観察する走査型共焦点光学システムに搭載される集光光学系であって、点光源側から順に、第1群、正のパワーを持つ第2群、正のパワーを持つ第3群、第4群を有し、第2群と第3群を光軸方向に移動させることにより変倍し、以下の条件(1)、(2)、
-0.8<ms<-0.5・・・(1)
-1.8<mt<-1.2・・・(2)
を同時に満たすことを特徴とする。但し、msは、点光源を物点とした場合の低倍端での第2群と第3群の合成倍率を、mtは、点光源を物点とした場合の高倍端での第2群と第3群の合成倍率を、それぞれ表す。
以上のように各群のパワー配分を設定することにより、いずれの群も比較的緩いパワーで構成することができる。従って、変倍時における収差の変動を小さく抑えることができ、しかも高NAに設計した場合であっても良好な性能を保つことができる。また、条件(1)および(2)は、第2群と第3群からなる変倍群の倍率に関する条件である。各条件(1)、(2)を満たすことにより、変倍群の移動量を小さく抑え得ることができる。つまり、共焦点内視鏡の小型化に寄与することができる。
請求項2に記載の集光光学系によれば、第2群および第3群は、単レンズで構成することができる。これにより、集光光学系さらには共焦点内視鏡の軽量化やより一層の小型化が達成される。
請求項3に記載の集光光学系によれば、第2群および第3群は、互いに曲率半径の小さい側の凸面を対向させるように配設されていることが望ましい。
また、請求項4に記載の集光光学系によれば、変倍群の倍率が以下の条件(3)、
0.98<ms×mt<1.02・・・(3)
を満たすことが望ましい。
また請求項5に記載の集光光学系によれば、第2群と第3群の間隔が、変倍によって変化しないように構成することができる。該構成により、中間倍率を省略したいわゆる二焦点光学系として機能させることが可能になる。
また請求項6に記載の集光光学系によれば、第4群は、負のパワーを持つ第4a群と正のパワーを持つ第4b群に分割され、第4b群を光軸方向に沿って移動させることにより、光軸方向における光束の集光位置を調整するように構成することが好ましい。
別の観点から、本発明に係る共焦点光学システムは、共焦点用ピンホールとして機能する点光源と、点光源から照射された光束を集光する、請求項1から請求項7のいずれかに記載の集光光学系と、集光光学系と前記光束の集光位置との間に配設されるカバーガラスと、点光源を少なくとも集光光学系の光軸と実質的に直交する面上で移動させることにより、光束を走査させる走査手段と、集光光学系の少なくとも一部を該集光光学系の光軸方向に沿って移動させることにより、該光軸方向に集光位置を移動させる集光位置移動手段と、を備えることを特徴とする。
より具体的には、請求項8に記載の共焦点光学システムによれば、点光源は、発光部と集光光学系との間であって集光光学系の光軸に沿って配設された一本の光ファイバの射出端であり、走査手段は、光ファイバの射出端より光源側を湾曲させることにより、点光源を上記面上で移動させるように構成される。
以上のように本発明によれば、共焦点内視鏡の小型化に寄与しつつも、変倍が可能な集光光学系を提供することができる。より詳しくは、第2群と第3群を正のレンズ群として構成することにより、他の固定群のパワーを小さく抑えることができる。これにより、本発明に係る集光光学系は、変倍時の収差変動を良好に抑え、高NAであっても高い性能を保つことが可能になる。
さらに、本発明に係る共焦点光学システムによれば、共焦点ピンホールとして機能する点光源を平面的に移動することにより、光束を二次元に走査する構成にすることにより、従前ある光学システムよりも、より一層の小型化が図られる。
以下、この発明に係る共焦点光学システムを備える共焦点内視鏡の実施形態を説明する。図1は、共焦点内視鏡300の先端部を拡大して示す側断面図である。図1に示すように、共焦点内視鏡300は、先端部に、体腔内の生体組織400を高倍率で観察(共焦点観察)するための共焦点光学システム100と生体組織400を通常観察するための通常観察用光学システム200を備える。なお、共焦点内視鏡300は、生体組織400を照明する発光部や各光学システムによって撮像された生体組織400の画像に所定の画像処理を施す画像処理部等を含むプロセッサ(不図示)に電気的かつ光学的に接続されている。
なお、図1を含め以下の各図において、集光光学系10の光軸方向をZ方向、Z方向と直交し、かつ互いに直交する方向をそれぞれX方向、Y方向とする。つまり、X方向とY方向はZ方向と直交する面(X−Y面)を規定する。
通常観察用光学システム200は、図示しないものの、プロセッサからの光束を生体組織400に照射させる照明光学系や照射された生体組織を撮像する撮像素子等を備える。
共焦点光学システム100は、集光光学系10、シングルモード光ファイバ(以下、単に光ファイバという)20、圧電素子30A、30B、カバーガラス80を有する。集光光学系10、光ファイバ20、圧電素子30は、円筒状の枠体50に保持されている。
光ファイバ20は、プロセッサの発光部と集光光学系10との間に配設される導光手段である。圧電素子30A、30Bは、光ファイバ20の射出端21近傍であって、X−Y面内において変位する方向が互いに直交するように配設されている。以下の本文では、互いに直交する二方向をX方向およびY方向とする。従って、各圧電素子30A、30Bは、電圧が印加されると、それぞれX方向やY方向に光ファイバ20の射出端21近傍を押圧し、該方向へ移動させる。各圧電素子30A、30Bによって射出端21近傍が集光光学系10の光軸と直交する方向に移動すると、射出端21から照射される光束は、該移動に伴って生体組織400の表面を2次元に走査する。
図2は、共焦点光学システム100における集光光学系10近傍の拡大図である。光ファイバ20は、プロセッサの発光部からの光束をシステム100内に導き、射出端21から照射する。つまり、光ファイバ20の射出端21は二次的な点光源として機能する。上述したように、圧電素子30A、30Bにより、射出端21は、X−Y面上を移動する。ここで厳密には、図2に示すように、射出端21の軌跡は、射出端21から照射される光束の主光線の延長線(点線)と光軸(一点鎖線)の交点Pを曲率中心とする曲面(矢印線)となる。しかし、射出端21の移動量は微量であるため、該曲面は実質的にX−Y面と略一致すると考えられる。なお、図2に示すように、交点Pは、圧電素子30A、30Bにより移動する光ファイバ20の射出端の湾曲中心Cよりも集光光学系10側に位置する。集光光学系10は、交点Pに入射瞳が位置するように配設される。
射出端21から照射された光束は集光光学系10、カバーガラス80を介して生体組織400で集光する。生体組織400で反射した光は、カバーガラス80、集光光学系10、射出端21の順に戻る。換言すれば、システム100内の各部材は、反射光がテレセン性を持つように配置構成される。
また、光ファイバ20のコア径は極めて小さいため、射出端21は点光源としてだけでなく絞り(共焦点ピンホール)としても機能する。従って、所定位置にある射出端21には、該所定位置にある射出端21から照射され、生体組織400で射出端21と共役な集光点から反射した光のみが入射する。
なお、射出端21に入射した反射光は、プロセッサに導かれる。そしてプロセッサ内において映像信号に変換される。映像信号がモニタ等に出力されることにより、共焦点光学システムにより得られた高倍率な画像が得られる。
集光光学系10は、変倍光学系として構成される。図3、図4は、集光光学系10のレンズ配置を示す図の一例である。図3は、低倍端における集光光学系のレンズ配置を示す図である。図4は、高倍端における集光光学系のレンズ配置を示す図である。
集光光学系10は、光ファイバ20の射出端21側、つまり図2、3中左側から順に、第1群G1、第2群G2、第3群G3、第4群G4の4群構成になっている。
本実施形態の第1群G1における最も射出端21側には、正の単レンズL1が配設される。該正レンズL1は、射出端21から照射された発散光束を収束させるコンデンサレンズとして機能する。また、該正レンズL1の後段には貼り合わせレンズL2が配設される。貼り合わせレンズL2の最もカバーガラス80側の凹面(図3ではr5)は、像面湾曲を補正する効果を持つ。
第2群G2および第3群G3は、いずれも正のパワーを持つレンズ群である。各群G2、G3は、光軸上に沿って移動可能な変倍群として構成される。本実施形態の第2群G2、第3群G3は、所定の変倍比を確保しつつも各群G2、G3の移動量を小さく抑えるために、以下の条件(1)、(2)を満たすように構成される。
-0.8<ms<-0.5・・・(1)
-1.8<mt<-1.2・・・(2)
但し、msは、点光源、つまり射出端21を物点とした場合の低倍端での第2群と第3群の合成倍率を、mtは、該点光源を物点とした場合の高倍端での第2群と第3群の合成倍率を、それぞれ表す。
各合成倍率が、条件(1)の上限以上あるいは条件(2)の下限以下になると、集光光学系10の全長やレンズの外形が大きくなる。その結果、集光光学系10を内視鏡に組み込むことが困難となる、あるいは内視鏡の小型化、細径化が達成されないといった不具合が生じるため好ましくない。また各合成倍率が、条件(1)の下限以下あるいは条件(2)の上限以上になると、十分な変倍比(mt/ms)を確保することができないため、好ましくない。
ここで、変倍比が2〜3倍程度となるように集光光学系10を設計するのであれば、各群G2、G3は、単レンズで構成することが可能である。このように、レンズ枚数を減らすことにより、集光光学系10の軽量化を図ったり、該系10の全長を小さく抑えたりすることができる。
各群G2、G3を単レンズで構成した場合、各レンズは、互いの曲率半径が小さい側の凸面を対向させた状態で配設される。これにより、コマ収差を良好に補正することができる。また、各群G2、G3で同一設計の単レンズを使用することにより、部材の共通化やコストダウンが図れる。
さらに本実施形態では、各群G2、G3は、駆動系を簡素化させるため、低倍端および高倍端における両群の間隔を略一致させている。具体的には、該間隔を最小に抑え、系の全長を小さくするために、各群G2、G3は、以下の条件(3)を満たすように構成される。
0.98<ms×mt<1.02・・・(3)
各群G2、G3を単レンズで構成した場合において、条件(3)を満たすように各群G2、G3を構成すると、変倍に伴う球面収差の変動を小さく抑えるという効果も奏する。つまり、より一層の性能の向上が達成される。
共焦点内視鏡300においては、観察面の深さ調整、つまり集光位置のZ方向調整も自在であることが要求される。本実施形態では、変倍群である第2群G2、第3群G3とは別個独立した第4群G4に観察面の深さ調整に関する機能を付与している。詳しくは、本実施形態では、図3、図4に示すように、第4群G4を負のパワーを持つ第4a群と、正のパワーを持つ第4b群とに分割し、第4a群と第4b群間が略平行光束となるように設計する。この状態で第4b群を光軸方向に沿って移動自在に構成することにより、光ファイバの射出端21から照射され、集光光学系10を介した光束の集光位置がZ方向に若干ずれる。つまり、観察面の深さ調整を変倍動作とは独立して行うことが可能になる。さらに言えば、上記二つの圧電素子30A、30B、および第4b群の作用により、共焦点光学システム100は、生体組織400に関するX−Y−Zからなる3次元の画像を得ることができる。ここで、第4a群と第4b群間が略平行光束になっているため、第4b群を移動させても収差の劣化等は生じず、良好な性能の維持しつつも観察面の深さ調整が達成される。
なお、観察面の深さ調整は、上記の構成以外にも、共焦点光学システム100全体を光軸方向に移動させることによっても達成される。共焦点光学システム100全体を光軸方向に移動させる構成としては、枠体50を該枠体50よりも若干大きめの径を持つ円筒状の外枠(例えば金属パイプ等)に、Z方向へスライド自在に保持することが例示される。この時Z方向への駆動機構としては、枠体50と外枠間に配設された、Z方向へ付勢する圧縮コイルバネと形状記憶合金の組み合わせが例示される。つまり、形状記憶合金の変形機能を用いて圧縮コイルバネの付勢力を調整することにより、外枠に対して枠体50をスライドさせる。
さらに詳しくは、第4b群は、両凹レンズと両凸レンズの接合レンズCLを有する。接合レンズCLは、全体として負のパワーを持つ。接合レンズCLは、射出端21側に向けられた強い発散面(図3ではr12)によって球面収差を補正する。また、接合面(図3ではr13)は、軸上色収差の補正に寄与する。
接合レンズCLよりも後段、つまりカバーガラス80側には、少なくとも一枚の正の単レンズが配設され正のパワーを持つように構成される。接合レンズCLと該レンズCLよりも後段のレンズ(群)は、ちょうどレトロフォーカスの構成になっている。これにより、十分なワーキングディスタンスWDの確保を実現している。なお、ここでワーキングディスタンスWDは、共焦点光学システム100における最終面(カバーガラス第2面)から観察面までの距離を意味する。
以上説明した特徴を有する集光光学系10の具体的な実施例を以下4例説明する。
図3は実施例1の集光光学系10の低倍端でのレンズ配置を、図4は実施例1の集光光学系10の高倍端でのレンズ配置を、それぞれ表す図である。また、表1は実施例1の集光光学系10の具体的数値構成を表す。
Figure 2007264032
表1中、No.は面番号、rはレンズ各面の曲率半径(単位:mm)、dはレンズ厚またはレンズ間の空気間隔(単位:mm)、n(F)はF線(486.1nm)での屈折率、νはd線(588nm)でのアッベ数である。また表1中の備考は各面番号が示す光学部材を表す。以下の各表においても同様である。
表1において、レンズ厚等dの項目に記載されたDxは、第x面と第(x+1)面の空気間隔である。例えば、D12は第12面と第13面の空気間隔である。以下の各表においても同様である。実施例1の集光光学系10において、各空気間隔D12、D14、D16は、変倍時に変化する。各空気間隔D12、D14、D16の低倍端、中間位置、高倍端での値を表2に示す。表2には、実施例1の集光光学系10における、低倍端および高倍端での開口数NA、焦点距離f(単位:mm)、倍率Mの各値も示している。また、表3は、各レンズ群G1〜G4単独での焦点距離を示す。
Figure 2007264032
Figure 2007264032
なお、実施例1の集光光学系10において、入射瞳(交点P)は、第1面r1から射出端21側に6.475mm離れて位置する。また、バックフォーカス(カバーガラス80第2面から後側焦点位置までの距離)は、0.40mmである。また、第4群において、第18面までが第4a群であり、第19面以降は第4b群である。つまり、第18面と第19面間を通る光束は略平行光束である。
図5は実施例2の集光光学系10の低倍端でのレンズ配置を、図6は実施例2の集光光学系10の高倍端でのレンズ配置を、それぞれ表す図である。また、表4は実施例2の集光光学系10の具体的数値構成を表す。
Figure 2007264032
実施例2の集光光学系10も、実施例1と同様に、各空気間隔D12、D14、D16が変倍時に変化する。各空気間隔D12、D14、D16の低倍端、中間位置、高倍端での値を表5に示す。表5には、実施例2の集光光学系10における、低倍端および高倍端での開口数NA、焦点距離f、倍率Mの各値も示している。また、表6は、各レンズ群G1〜G4単独での焦点距離を示す。
Figure 2007264032
Figure 2007264032
なお、実施例2の集光光学系10において、入射瞳(交点P)は、第1面r1から射出端21側に6.475mm離れて位置する。また、バックフォーカスは、0.40mmである。また、第4群において、第18面までが第4a群であり、第19面以降は第4b群である。つまり、第18面と第19面間を通る光束は略平行光束である。
図7は実施例3の集光光学系10の低倍端でのレンズ配置を、図8は実施例3の集光光学系10の高倍端でのレンズ配置を、それぞれ表す図である。また、表7は実施例2の集光光学系10の具体的数値構成を表す。図7、8、表7に示すように、実施例3の集光光学系10は、共焦点光学システム100の全長をより一層小さく抑え、かつ小型、軽量化を達成するために、上記各実施例1、2よりもレンズ枚数を減らした構成になっている。
Figure 2007264032
実施例3の集光光学系10は、各空気間隔D8、D10、D12が変倍時に変化する。各空気間隔D8、D10、D12の低倍端、中間位置、高倍端での値を表8に示す。表8には、実施例3の集光光学系10における、低倍端および高倍端での開口数NA、焦点距離f、倍率Mの各値も示している。また、表9は、各レンズ群G1〜G4単独での焦点距離を示す。
Figure 2007264032
Figure 2007264032
なお、実施例3の集光光学系10において、入射瞳(交点P)は、第1面r1から射出端21側に6.481mm離れて位置する。また、バックフォーカスは、0.40mmである。
図9は実施例4の集光光学系10の低倍端でのレンズ配置を、図10は実施例4の集光光学系10の高倍端でのレンズ配置を、それぞれ表す図である。また、表10は実施例4の集光光学系10の具体的数値構成を表す。
Figure 2007264032
実施例4の集光光学系10も、実施例1や実施例2と同様に、各空気間隔D12、D14、D16が変倍時に変化する。各空気間隔D12、D14、D16の低倍端、中間位置、高倍端での値を表11に示す。表11には、実施例4の集光光学系10における、低倍端および高倍端での開口数NA、焦点距離f、倍率Mの各値も示している。また、表12は、各レンズ群G1〜G4単独での焦点距離を示す。
Figure 2007264032
Figure 2007264032
なお、実施例4の集光光学系10において、入射瞳(交点P)は、第1面r1から射出端21側に6.475mm離れて位置する。また、バックフォーカスは、0.40mmである。また、第4群において、第18面までが第4a群であり、第19面以降は第4b群である。つまり、第18面と第19面間を通る光束は略平行光束である。
各実施例1〜4の集光光学系10における上記条件(1)〜(3)の数値を表したのが表13である。いずれの実施例も条件(1)〜(3)を満たしていることが分かる。
Figure 2007264032
このようにいずれの実施例も条件(1)〜(3)を満たすことにより、第1群や第4群に比べ、第2群、第3群のパワーを小さく抑えることができる。その結果、第2群と第3群を単レンズで構成しても収差を小さく抑えた集光光学系が提供される。
図11、図12は、実施例1の集光光学系10において発生する諸収差を低倍端、高倍端の順に示す収差図である。同様に、図13、図14は実施例2の、図15、図16は実施例3の、図17、図18は実施例4の、低倍端と高倍端での収差図である。各図中、左から順に、球面収差および軸上色収差を表す収差図、倍率色収差図、非点収差図、歪曲収差図である。なお、球面収差および軸上色収差を表す収差図において、e線は546nmである。また、非点収差図において、Sはサジタル、Mはメリディオナルである。各図それぞれに示すように、どの実施例の集光光学系10も諸収差が十分に抑えられている。また、各実施例1〜4の集光光学系10は、いずれも低倍端においてNA0.50以上という高NA化を実現している。つまり、本実施形態の集光光学系10は、変倍機能を有しつつも高い光学性能を有していることが分かる。
以上が本発明の実施形態である。本発明に係る集光光学系や共焦点光学システムは、上記実施形態で説明した構成に限定されるものではなく、例えば以下のような変形を行っても、上記構成と同様の効果を奏することができる。
例えば、上記実施形態では、集光光学系10は、低倍端から高倍端にかけて連続的に倍率が変化する構成であると説明したが、低倍端と高倍端だけ利用可能ないわゆる2焦点式として構成することも可能である。この場合、第2群G2と第3群G3は変倍時に両者の間隔が変化しないように駆動制御される。
また、上記実施形態では、共焦点光学システム100は、光ファイバ20の射出端21を移動させることにより、観察面での走査を可能にしているが、内視鏡本体のサイズ等の制約が問題にならないのであれば、従来存するミラーを用いて走査を行う構成を採用しても良い。
本発明の実施形態の共焦点内視鏡の先端部を拡大して示す側断面図である。 本発明の実施形態の共焦点光学システムにおける集光光学系近傍の拡大図である。 実施例1の集光光学系の低倍端におけるレンズ配置を表す図である。 実施例1の集光光学系の高倍端におけるレンズ配置を表す図である。 実施例2の集光光学系の低倍端におけるレンズ配置を表す図である。 実施例2の集光光学系の高倍端におけるレンズ配置を表す図である。 実施例3の集光光学系の低倍端におけるレンズ配置を表す図である。 実施例3の集光光学系の高倍端におけるレンズ配置を表す図である。 実施例4の集光光学系の低倍端におけるレンズ配置を表す図である。 実施例4の集光光学系の高倍端におけるレンズ配置を表す図である。 実施例1の集光光学系の低倍端において発生する諸収差を表す収差図である。 実施例1の集光光学系の高倍端において発生する諸収差を表す収差図である。 実施例2の集光光学系の低倍端において発生する諸収差を表す収差図である。 実施例2の集光光学系の高倍端において発生する諸収差を表す収差図である。 実施例3の集光光学系の低倍端において発生する諸収差を表す収差図である。 実施例3の集光光学系の高倍端において発生する諸収差を表す収差図である。 実施例4の集光光学系の低倍端において発生する諸収差を表す収差図である。 実施例4の集光光学系の高倍端において発生する諸収差を表す収差図である。
符号の説明
10 集光光学系
20 シングルモード光ファイバ
21 射出端
G1 第1群
G2 第2群
G3 第3群
G4 第4群
300 共焦点内視鏡
400 生体組織

Claims (9)

  1. 共焦点用ピンホールとして機能する点光源を移動させて該点光源からの光束を走査することにより被検面を観察する走査型共焦点光学システムに搭載される集光光学系であって、
    前記点光源側から順に、第1群、正のパワーを持つ第2群、正のパワーを持つ第3群、第4群を有し、
    前記第2群と第3群を光軸方向に移動させることにより変倍し、以下の条件(1)、(2)、
    -0.8<ms<-0.5・・・(1)
    -1.8<mt<-1.2・・・(2)
    但し、msは、前記点光源を物点とした場合の低倍端での前記第2群と前記第3群の合成倍率を、
    mtは、前記点光源を物点とした場合の高倍端での前記第2群と前記第3群の合成倍率を、それぞれ表す。
    を同時に満たすことを特徴とする集光光学系。
  2. 請求項1に記載の集光光学系において、
    前記第2群および前記第3群は、それぞれ単レンズで構成されていることを特徴とする集光光学系。
  3. 請求項2に記載の集光光学系において、
    前記第2群および前記第3群は、互いに曲率半径の小さい側の凸面を対向させるように配設されていることを特徴とする集光光学系。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の集光光学系において、
    以下の条件(3)、
    0.98<ms×mt<1.02・・・(3)
    を満たすことを特徴とする集光光学系。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の集光光学系において、
    前記第2群と前記第3群の間隔は、変倍によって変化しないことを特徴とする集光光学系。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の集光光学系において、
    前記第4群は、負のパワーを持つ第4a群と正のパワーを持つ第4b群に分割され、前記第4b群を光軸方向に沿って移動させることにより、光軸方向における前記光束の集光位置を調整することを特徴とする集光光学系。
  7. 共焦点用ピンホールとして機能する点光源と、
    点光源から照射された光束を集光する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の集光光学系と、
    前記集光光学系と前記光束の集光位置との間に配設されるカバーガラスと、
    前記点光源を少なくとも前記集光光学系の光軸と実質的に直交する面上で移動させることにより、前記光束を走査させる走査手段と、
    前記集光光学系の少なくとも一部を該集光光学系の光軸方向に沿って移動させることにより、該光軸方向に前記集光位置を移動させる集光位置移動手段と、を備えることを特徴とする共焦点光学システム。
  8. 請求項7に記載の共焦点光学システムにおいて、
    前記点光源は、発光部と前記集光光学系との間であって前記集光光学系の光軸に沿って配設された一本の光ファイバの射出端であり、
    前記走査手段は、前記光ファイバにおける前記射出端より光源側を湾曲させることにより、前記点光源を前記面上で移動させることを特徴とする共焦点光学システム。
  9. 請求項7または請求項8に記載の共焦点光学システムを搭載したことを特徴とする走査型共焦点内視鏡。
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