JP2007133071A - 液浸系の顕微鏡対物レンズ - Google Patents

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【課題】比較的低倍率(20倍程度)で、高い開口数(0.95程度)を有し、焦点距離が60mmに設定された、液浸系の顕微鏡対物レンズの提供。
【解決手段】物体側から順に、平凸接合レンズ(レンズL1及びL2)と、物体側に凹面を向けた接合面(面番号10)を有する接合正レンズ(レンズL6,L7及びL8)とを含み、物点からの発散光束を収斂光束に変えて正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1からの収斂光束を発散光束に変えて負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、第2レンズ群G2からの発散光束を平行光束に変えて正の屈折力を有する第3レンズ群G3とが配置され、第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、レンズ全系の焦点距離をFとし、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との光軸上のレンズ間隔をDaとしたとき、次式1.0<|f2|/F<2.5及び0.5<Da/F<1.2を満足する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、倍率が20倍程度で大きな開口数を有する、液浸系の顕微鏡対物レンズに関する。
従来、顕微鏡の対物レンズには、解像力や蛍光観察時の明るさを向上させるため、常に高開口数化が求められてきたが、その要求はレンズの倍率が高くなるほど顕著になるというのが一般的であった。
ところが、近年では、中間変倍光学系や高解像度化の進んだ撮像素子との組み合わせにより、広い視野を取り込み、取り込んだ視野における任意の部分を拡大して観察することも可能となっている。このような対物レンズの用途の拡がりから、比較的倍率が低く、広視野で、且つ高開口数を有する対物レンズが次第に要求されている。
比較的倍率の低い20倍程度で広い実視野と高開口数を兼ね備えた対物レンズとして、最大開口数が水浸系で0.94、乾燥系で0.8という非常に高い開口数の対物レンズが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−31760号公報
ところで、通常の顕微鏡では、顕微鏡の胴付面から試料面(合焦面)までの距離(いわゆる同焦点距離)が、対物レンズによらず等しくなるように作られている。このため、レボルバーに複数の対物レンズを装着している場合、一つの対物レンズでピント調整を行えば、レボルバーを回転して別の対物レンズを切り替えても、ピントはほぼあっており、いちいちピント位置を探す必要がない。
対物レンズにおいて、同焦点距離は、一般に45mmに設定されているものが多いが、一部には60mmにサイズアップして、長い作動距離を確保したり、レンズ構成の自由度を上げたりして、さらなる光学性能や操作性を向上させたものが実用化されている。
しかしながら、特許文献1に記載の対物レンズは、全長が約80mmあり、上記の現行システムとは共用が図れず、使用条件に大きな制約が加わり、利用し難いという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、比較的低倍率でありながら、高い開口数を有する、同焦点距離が60mmの顕微鏡システムに使用可能な液浸系の顕微鏡対物レンズを提供することができる。
このような目的を達成するため、本発明の液浸系の顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、平凸接合レンズと物体側に凹面を向けた接合面を有する接合正レンズとを含み、物点からの発散光束を収斂光束に変えて、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前記第1レンズ群からの収斂光束を発散光束に変えて、負の屈折力を有する第2レンズ群と、前記第2レンズ群からの発散光束を平行光束に変えて、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置され、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とし、レンズ全系の焦点距離をFとし、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との光軸上のレンズ間隔をDaとしたとき、次式1.0<|f2|/F<2.5及び0.5<Da/F<1.2を満足して構成される。
以上説明したように、本発明によれば、20倍という比較的低倍率でありながら、0.95という高い開口数を有する、同焦点距離が60mmに設定された液浸系の顕微鏡対物レンズを提供することができる。
以下、本発明に係る好ましい実施形態について説明する。本発明に係る顕微鏡対物レンズは、液浸系であり、物体側から順に、平凸接合レンズと物体側に凹面を向けた接合面を有する接合正レンズとを含み、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されている。そして、物点からの発散光束は第1レンズ群により収斂光束に変換され、第1レンズ群からの収斂光束は第2レンズ群により発散光束に変換され、第2レンズ群からの発散光束は第3レンズ群により平行光束に変換され、結像レンズへと導かれるようになっている。
このような構成の本発明に係る液浸系の顕微鏡対物レンズは、第2レンズ群の焦点距離をf2とし、レンズ全系の焦点距離をFとし、第2レンズ群と第3レンズ群との光軸上のレンズ間隔をDaとしたとき、次式を満足するように構成される。
1.0 < |f2|/F < 2.5 …(1)
0.5 < Da/F < 1.2 …(2)
上記の条件式(1)は、第2レンズ群の適切な焦点距離を定めたものである。この条件式(1)の上限を上回ると、第2レンズ群の焦点距離が長くなり、これに伴い相対的に第1レンズ群の焦点距離も長くなり、物体からの発散光束を絞り込むことができず、第1レンズ群の有効径が大きくなり過ぎ、球面収差やコマ収差の補正を困難にする。また、第2レンズ群の焦点距離が長いと、対物レンズ全系でのペッツバール和が大きくなり、像面の平坦性が悪化する。逆に、この条件式(1)の下限を下回ると、第2レンズ群の負の屈折力が強くなり過ぎ、サジタル方向のコマ収差が増大する原因となる。
上記の条件式(2)は、第2レンズ群と第3レンズ群との適切な空気間隔を定めたものである。しかしながら、条件式(2)の設定範囲を超えて、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を狭めようとすると、レンズ全系の焦点距離を短くしなければならず、また、上記のように、正の屈折力を有して第2レンズ群からの発散光束を平行光束にするために配置されている第3レンズ群のような射出瞳径が大きいレンズでは、fナンバーが小さくなり、収差補正には不利になってしまう。逆に、条件式(2)の設定範囲を超えて、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が十分確保できると収差補正上は有利になるものの、対物レンズ全長が長くなり過ぎてしまうという問題がある。
本発明に係る液浸系の顕微鏡対物レンズは、第1レンズ群において最も像側に配置された接合正レンズの負レンズ成分のアッベ数をνdaとし、第2レンズ群において負レンズ成分のアッベ数をνdbとしたとき、次式を満足することが望ましい。
νda > 60 …(3)
νdb < 40 …(4)
上記の条件式(3)及び(4)は、本発明の対物レンズにおいて、色収差を補正するための硝材の選択条件を定めたものである。物体からの発散光束が第1レンズ群で収斂光束に変換される際に有効径は極大となるが、その極大付近での色消しパワーが強過ぎると基準波長の球面収差に対して、短波長の球面収差がオーバーに行き過ぎてしまう。これを補正するために、第1レンズ群において最も像側に配置された接合正レンズの負レンズ成分に、条件式(3)のようなアッベ数の比較的大きい硝材を使用することが望ましい。
しかしながら、第1レンズ群での色消しパワーが弱くなると、軸上色収差が補正不足となってしまう。この補正不足分を補う役目を担うのが第2レンズ群であり、条件式(4)はこの第2レンズ群の硝材の選択条件を定めたものである。なお、第2レンズ群は、比較的有効径が小さいため、色消しパワーを強めても高次球面収差の色による差が少なく、球面収差の色の乱れを抑えることができる。
本発明に係る顕微鏡対物レンズは、第1レンズ群において、最も物体側に配置された平凸レンズの光軸上の厚みをTaとし、その凸面側の曲率半径をRaとしたとき、次式を満足することが望ましい。
2.0 < |Ra/Ta| < 3.0 …(5)
上記条件式(5)は、本発明に係る顕微鏡対物レンズの光学性能をより向上させるための条件を定めたものである。具体的には、本対物レンズの第1レンズ群を構成する、最も物体側に配置された平凸レンズに関するものである。条件式(5)の上限を上回ると、本来の目的であった、平凸レンズを用いてペッツバール和を減少させる効果が薄らいでしまい、像面湾曲の補正が不利になる。逆に、条件式(5)の下限を下回ると、平凸レンズとこのレンズの像側に配置されたレンズとの接合面において軸外光束に対する入射角が大きくなり、コマ収差の補正が困難になる。さらに、製造上の難易度も高まり、製造コスト上昇に繋がる。
以下に図面を参照して本発明に係る各実施例について説明する。
本実施例に係る顕微鏡対物レンズは油浸タイプの設計となっており、浸液(オイル)として屈折率及びアッベ数がそれぞれnd=1.5154及びνd=41.4のものを、カバーガラスCとして屈折率,アッベ数及び厚さがそれぞれnd=1.5222,νd=58.8及びt=0.17のものを使用することを前提としている。
(第1実施例)
図1及び図2を用いて、本発明に係る第1実施例の顕微鏡対物レンズについて説明する。図1は、第1実施例に係る顕微鏡対物レンズのレンズ構成を示す断面図である。図1に示すように、第1実施例に係る顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されている。なお、第1レンズ群G1の物体側には、カバーガラスCが配置されており、カバーガラスCと第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズ(後述の平凸レンズL1)との間は浸液(オイル)で満たされている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凸レンズL1と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL2とからなる平凸接合レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3と、両凸形状の正レンズL4と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL5とからなる2枚接合レンズと、両凸形状の正レンズL6と両凹形状の負レンズL7と両凸形状の正レンズL8とからなり、物体側に凹面を向けた接合面(後述の面番号10が該当)を有する3枚の接合正レンズとが配置されている。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL9と両凹形状の負レンズL10とからなる2枚接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL12とからなる2枚接合レンズとが配置されている。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL13が配置されている。
表1は、第1実施例に係る顕微鏡対物レンズを構成する各レンズの諸元値を示している。表1に示す諸元の表において、第1欄mは物体側からの各光学面の番号(以下、面番号と称する)、第2欄rは各光学面の曲率半径、第3欄dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離(以下、面間隔と称する)、第4欄ndはd線(波長nm)に対する屈折率、第5欄νdはアッベ数をそれぞれ表している。
表中では、曲率半径∞は平面を示し、空気の屈折率1.0000はその記載を省略している。また、他の略号として、Fは対物レンズ全系の焦点距離、N.A.は開口数、βは倍率、d0は物体面から第1面までの光軸上の距離を表している。さらに、上記の条件式(1)〜(5)に対応した値も示す。
なお、長さの単位は特記の無い場合は「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
以上の表の説明は、他の実施例においても同様である。
Figure 2007133071
表1に示す諸元の表から分かるように、本実施例に係る顕微鏡対物レンズでは、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図2は、本発明の第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は倍率色収差、(d)はコマ収差、(e)は歪曲収差をそれぞれ示している。また、図2において、NAは開口数を、yは像高(mm)を、実線はd線(λ=587.6nm)を、破線はC線(λ=656.3nm)を、一点鎖線はF線(λ=486.1nm)を、二点鎖線はg線(λ=435.8nm)をそれぞれ示している。さらに、非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示している。また、歪曲収差図は、基準波長としてのd線に対する収差を示している。以上、収差図の説明は他の実施例においても同様である。
図2に示す各収差図から明らかであるように、第1実施例に係る顕微鏡対物レンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能が確保されていることが分かる。
(第2実施例)
図3及び図4を用いて、本発明に係る第2実施例の顕微鏡対物レンズについて説明する。図3は、第2実施例に係る顕微鏡対物レンズのレンズ構成を示す断面図である。図3に示すように、第2実施例に係る顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されている。なお、第1レンズ群G1の物体側には、カバーガラスCが配置されており、カバーガラスCと第1レンズ群の最も物体側に配置されたレンズ(後述の平凸レンズL1)との間は浸液(オイル)で満たされている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凸レンズL1と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL2とからなる平凸接合レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3と、両凸形状の正レンズL4と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL5とからなる2枚接合レンズと、両凸形状の正レンズL6と両凹形状の負レンズL7と両凸形状の正レンズL8とからなり、物体側に凹面を向けた接合面(後述の面番号10が該当)を有する3枚の接合正レンズとが配置されている。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL9と両凸形状の正レンズL10と両凹形状の負レンズL11とからなる3枚接合レンズが配置されている。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL12と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL13とからなる2枚接合レンズが配置されている。
表2は、第2実施例に係る顕微鏡対物レンズを構成する各レンズの諸元値を示している。
Figure 2007133071
表2に示す諸元の表から分かるように、本実施例に係る顕微鏡対物レンズでは、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図4は、本発明の第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図であり、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は倍率色収差、(d)はコマ収差、(e)は歪曲収差をそれぞれ示している。図4に示す各収差図から明らかであるように、第2実施例に係る顕微鏡対物レンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能が確保されていることが分かる。
なお、各実施例に係る顕微鏡対物レンズは、いずれも無限遠系補正型のレンズであるため、顕微鏡対物レンズの像側に結像レンズを配置し、顕微鏡対物レンズと結像レンズとの組み合わせにより有限光学系を形成している。ここで、図5及び表3を用いて、各実施例で使用される結像レンズについて説明する。
図5は、各実施例で使用される結像レンズのレンズ構成の断面図を示している。図5に示すように、結像レンズは、物体側から順に、両凸レンズL1と両凹レンズL2との接合正レンズと、両凸レンズL3と両凹レンズL4との接合正レンズとから構成されている。表3は、結像レンズの諸元値を示している。なお、表中のF´は結像レンズ全系の焦点距離を示している。
Figure 2007133071
以上のような本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明に係る要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
本発明の第1実施例に係る顕微鏡対物レンズのレンズ断面図を示す図である。 本発明の第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図であり、図2(a)は球面収差、図2(b)は非点収差、図2(c)は倍率色収差、図2(d)はコマ収差、図2(e)は歪曲収差をそれぞれ示している。 本発明の第2実施例に係る顕微鏡対物レンズのレンズ断面図を示す図である。 本発明の第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図であり、図4(a)は球面収差、図4(b)は非点収差、図4(c)は倍率色収差、図4(d)はコマ収差、図4(e)は歪曲収差をそれぞれ示している。 本発明の各実施例に係る顕微鏡対物レンズと組み合わせて用いられる結像レンズの一例を示す断面図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群

Claims (4)

  1. 物体側から順に、
    平凸接合レンズと物体側に凹面を向けた接合面を有する接合正レンズとを含み、物点からの発散光束を収斂光束に変えて、正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    前記第1レンズ群からの収斂光束を発散光束に変えて、負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    前記第2レンズ群からの発散光束を平行光束に変えて、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置され、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2とし、レンズ全系の焦点距離をFとし、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との光軸上のレンズ間隔をDaとしたとき、次式
    1.0 < |f2|/ F < 2.5
    0.5 < Da / F < 1.2
    を満足することを特徴とする液浸系の顕微鏡対物レンズ。
  2. 前記第1レンズ群の最も像側に配置された接合正レンズの負レンズ成分のアッベ数をνdaとし、前記第2レンズ群に配置された負レンズ成分のアッベ数をνdbとしたとき、次式
    νda > 60
    νdb < 40
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の液浸系の顕微鏡対物レンズ。
  3. 前記第1レンズ群において、最も物体側に配置された平凸レンズの光軸上の厚みをTaとし、その凸面側の曲率半径をRaとしたとき、次式
    2.0 < |Ra/Ta| < 3.0
    を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の液浸系の顕微鏡対物レンズ。
  4. 前記第1レンズ群は、前記平凸接合レンズよりも像側に3枚接合レンズを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液浸系の顕微鏡対物レンズ。
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