JPH03145614A - 内視鏡対物レンズ - Google Patents

内視鏡対物レンズ

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JPH03145614A
JPH03145614A JP28536189A JP28536189A JPH03145614A JP H03145614 A JPH03145614 A JP H03145614A JP 28536189 A JP28536189 A JP 28536189A JP 28536189 A JP28536189 A JP 28536189A JP H03145614 A JPH03145614 A JP H03145614A
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JP
Japan
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group
lens
optical axis
focus state
aspherical surface
Prior art date
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Application number
JP28536189A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Igarashi
勉 五十嵐
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03145614A publication Critical patent/JPH03145614A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、変倍機能を有する内視鏡対物レンズに関する
ものである。
[従来の技術] 近年、内視鏡において物体を拡大して観察したいという
要望が強くなっており、それに応じて変倍機能を有する
内視鏡対物レンズが開発されている。例えば、特公昭6
1−44283号公報に記載された内視鏡対物レンズは
、物体側から順に正の屈折力の第1群、負の屈折力の第
2群、正の屈折力の第3群から成る3群構成のレンズ系
であって、第2群を光軸に沿って移動さぜることにより
フォーカシングと変倍とを同時に行えるようになってい
る。そして、近点にフォーカスしたときに拡大(長焦点
)側、遠点にフォーカスしたときに縮小(短焦点)側と
なるので、遠点において物体の比較的広い範囲をまとめ
て観察し、近点においては物体を局部的に拡大して観察
することができる。
一方、特開昭58−193512号公報に記載された内
視鏡対物レンズは、物体側より順に正の屈折力の第1群
、負の屈折力の第2群、正の屈折力の第3群、正の屈折
力の第4群から戊り、第2群を光軸に沿って移動させる
ことにより変倍を行うと共に、第4群の移動によってフ
ォーカシングを行うようにしたものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、特公昭61−44283号のレンズ系は、遠点
での画角を広くするために正の第1群を更に正負の2群
に分割してしI・ロフォーカス型にしている。このため
実質的には4群構成であり、レンズ枚数が多く構成が複
雑であるという問題点を有している。また、この例では
移動する第2群の倍率をβ2とするとき−1くβ2〈0
の範囲しか使用していないが、この範囲内、特に1β2
の小さいところではβ2の変化に対してLの変化する割
合が大きいため、対物レンズの焦点距離を大きく変える
と対物レンズが大きくなってしまうという問題もある。
一方、特開昭58−193512号のレンズ系のように
変倍とフォーカシングとを別々に行なうことは内視鏡の
操作性を繁雑にするため好ましくなく、そのうえ、内視
鏡の先端部に2系統のレンズ移動機構を設けることは先
端部の外径が太くなるので好ましくない。
更に、変倍機能を有するレンズ系では変倍に伴う収差の
変動を補正する必要があるが、従来例においては軸外収
差、特に非点収差の補正が十分でないという問題がある
本発明は、レンズ構成および移動機構が比較的簡単でし
かも変倍時の収差変動が少なく各状態において諸収差が
良好に補正された内視鏡対物レンズを提供するものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明の内視鏡対物レンズは、第1図に示すように、物
体側から順に負の屈折力を有する第1群と正の屈折力を
有する第2群とを備えたレンズ配置を基本とし、必要に
応じて第2群の像側に第3群を設けた構成のレンズ系で
ある。そして、第2群を光軸に沿って移動可能に配置し
、この第2群を以下の条件(1)を満足するように移動
させることにより長焦点状態と短焦点状態との間で変倍
を行なうものである。
(1)β2T<  1<β2w 但し、β2Tは長焦点状態における第2群の倍率、C β2wは短焦点状態における第2群の倍率である。
また、本発明はこれに加えて以下の式(3)で表わされ
る非球面を備えており、その非球面係数が以下の条件(
2)を満足するものである。
(2) A ・(n m  n’s ) < 0(3)
 x=(y2/r )/ [1+& ] + i A2
゜y2・但し、Aは6次以上のいずれかの非球面係数、
nlはこの非球面の物体側の媒質の屈折率、n二はこの
非球面の像側の媒質の屈折率である。また、〈3〉式に
おいて、x、yは第2図に示すように光軸をX軸として
光線の進行方向を正にとり、y軸を光軸に垂直な方向に
とった座標系で、座標原点はレンズ面と光軸との交点で
ある。第1項は球面を示す項でrは座標原点におけるレ
ンズ面の曲率半径、第2項は非球面部分を与える項でA
2’lは21次の非球面係数である。
[作 用コ まず、変倍に関して説明する。上記のレンズ配置におい
て、第2群の焦点距離をf2、主点間隔をA2、倍率を
β2とすると、第2群に対する物点から像点までの距離
りと倍率β2との間には以下の関係が成立する。
(a) L= f 2 (2−β2−1/β2)+h2
本発明の対物レンズは第2群のみの移動により全系の焦
点距離を変化させるものである。β2は第2群の位置と
像位置との相対関係から定まるが、像位置を一定とした
場合β2−−1のときLが最小となって物点が最も近く
なり、β2が−1から大小どちら側にずれても物点はβ
2=−1のときよりも遠くに離れていく。
本発明ではβ2=−1を含む範囲内で第2群を移動させ
ることにより、物点位置をあまり変えることなく変倍比
を大きくしている。1β2 lが大きければ焦点距離が
長くなるから、短焦点時は−1〈β2、長焦点時はβ2
〈−1となり、条件(1)を満足するようにすれば、簡
単な構成で大きな変倍比が得られる。
次に、各焦点距離状態における非点収差を補正するため
の非球面の作用について説明する。
内視鏡の対物レンズは、ファイバスコープにおいては周
辺光量の減少を防ぐため、またビデオスコープの場合は
色シェーデイングの発生を防ぐために、はぼテレセント
リックな光学系となっている必要がある。本発明のよう
なレンズ構成では、第1群における光線高も含めて考慮
すると第2群よりも物体側に明るさ絞りを配置するのが
好ましく、特に第1群と第2群との間に配置することが
最も望ましい。そして、短焦点時には画角が広くなりレ
ンズ系から射出する主光線が傾き易くなるため、テレセ
ントリック性を持たせるためには短焦点時の近軸瞳倍率
β露が以下の条件を満足するように絞り位置を設定する
ことが望ましい。
(b)2<lβE この条件から外れると、主光線の射出角が大きくなり過
ぎてファイバスコープでは周辺光量の損失が大きくなり
、ビデオスコープでは色シェーデイングが発生し、好ま
しくない。
このように、対物レンズがテレセントリック系となるよ
うに明るさ絞りを配置した場合、第1群と第2群以降と
に分けて考えればもともとレトロフォーカス型の非対称
なレンズ配置であるということに加えて絞りの前後が非
対称となるため、非点収差、コマ収差、倍率の色収差な
どが補正不足となり易く、これらの補正が問題となる。
そのため、従来のレトロフォーカス型レンズでは絞りよ
りも像側の光学系中に接合レンズを配置して、この接合
面で大きな補正過剰の作用を発生させて各収差を補正し
ている。本発明においても同様に絞りよりも像側の光学
系中に接合レンズを設ければ、単一の焦点距離に関して
はこれらの収差を補正することかできるが、各焦点距離
において補正することは困難である。
今、長焦点状態で非点収差を補正することを考えると、
長焦点状態では画角が狭く各レンズ面における主光線高
が低くなるため、非点収差は3次の領域で補正すれば良
い。これを先にのべた接合面で行なう場合には、この面
における3次非点収差係数が正で、ある程度の大きな値
を持つことになる。ところが、この状態で第2群を移動
させて短焦点状態に移行すると画角が広くなり各レンズ
面における主光線高が高くなるため、非点収差は5次以
上の高次収差の影響を受は易くなる。長焦点時の3次収
差の補正のために、接合面における3次の非点収差係数
が他の面より大きくなっているから、この面での高次の
非点収差の発生も大きくなっている。このため、接合面
での5次収差の影響により像高の高いところで非点収差
が大きく補正過剰となってしまう。逆に短焦点状態で非
点収差を良好に補正したとすると、長焦点状態では非点
収差が補正不足になる。
このような複数の焦点距離における非点収差の単離を防
ぐには、レンズ枚数を増やして各レンズ面の屈折力を弱
くしたり接合レンズを付加したりする方法もあるが、内
視鏡対物レンズとしては構成が複雑になり過ぎてレンズ
加工上問題が生じたり、対物レンズが大きくなり過ぎる
などの問題が生じる。
これに対して、非球面を用いればこれらの問題を回避す
ることができる。短焦点、長焦点のいずれにおいても非
点収差の季離が生じないようにす0 るには、短焦点状態における高次の非点収差の補正過剰
を補正するように非球面の位置と形状を定めれば良い。
非球面を設ける位置は、短焦点状態と長焦点状態での主
光線高の変化が大きい面を選ぶのが好ましく、また、コ
マ収差にあまり影響を与えないようにするためマージナ
ル光線高が低い面を選ぷ′ことが好ましい。
次に、非球面の形状について説明する。
本発明で用いる非球面は以下の式(3)により表わされ
るものである。
(3)  x−(yz/r  )/ [1+ム;77弓
へ5了コ +’;i A、y7iここで、x、yは第2
図に示すように光軸をX軸として光線の進行方向を正に
とり、y軸を光軸に垂直な方向にとったもので、座標原
点はレンズ面と光軸との交点である。第1項は球面を示
す項でrは座標原点におけるレンズ面の曲率半径である
第2項は非球面部分を与える項でA 21は2E次の非
球面係数である。以下の説明ではこれらの非球面係数を
そのまま用いるが、その他の任意の軸対称な関数で表わ
された非球面も、その関数をティ1 ラー展開して式を整えれば(3)式の形に変換できるの
で、以下の説明はすべての軸対称非球面について成立す
るものである。
周知のように、各次数の非球面係数は各々一つの次数の
収差係数に影響を与え、(3)式の非球面係数A4は3
次の収差係数に影響し、A6は5次の収差係数に影響を
与える。本発明において問題となるのは短焦点状態にお
ける5次以上の高次の非点収差の補正過剰であり、これ
を補正するには5次以上の高次の非点収差に補正不足の
作用をもたらすように6次以上の非球面係数の値を選定
してやれば良い。6次以上の非球面係数のいずれかをA
で表現し、非球面の物体側の媒質の屈折率をnl、像側
の媒質の屈折率をn;とすると、以下の条件(2)を満
足するような非球面係数Aが存在するように非球面の形
状を選定すれば高次の非点収差の補正が可能となり、短
焦点状態と長焦点状態との非点収差の早離を小さくする
ことができる。
(2)A・(na  nh ) <0 この条件を満足しないと高次の非点収差を補正2 不足にする作用が存在しなくなり、非点収差の早離を小
さくすることができない。
この条件に加えて更に非球面が以下の条件を満足するこ
とが望ましい。
(4)−0,5< (ncL−n、’) f−(A、、
/f、:’−’) <−0,0005−3 但し、fwは短焦点状態における対物レンズの焦点距離
である。
この条件の範囲から外れると高次の非点収差を補正不足
にする作用が弱くなり過ぎるか、もしくは強(なり過ぎ
るため、非点収差の単離を小さくすることができず好ま
しくない。
[実施例] 実施例1 f−1〜1.52 2ω−100°〜59.8° F/
4.0〜6.20BT −−12 rx =17.431OA d+ −0,5037nt −1,755ν1−52.
53r2−(1,9265 d2−1.4525 rs −cx> (絞り) 3 ds−Zl(可変) r4 −5.2154 d4−0.8548   n2−1.6968  ν2
−55.52rg −2,2921 d5−0;1007 rs −3,9174 ds−0,403n3−1.84868  νs ”2
3.78r7 =1.1827 d7−1.8098   na −1,51633J/
4−64.15rQ  −−2,07’J7 da −Z2  (可変) rg −oo(像面) (第1面) A4−0.019991  A6−0.28284 X
]、0−2Aa J、010743 As (1−1,755)=−0,008(1−1,7
55)ΣA 2−/fw 2n−1−0,006β2W
−0,80β2T−1,258g −25,84 実施例2 f−1〜1.52 0BT −−12 rl −43,2224 dl−0,5027 r2 0.9659A d2−1.4258 rs −00(絞り) d3−Zt  (可変 r4−5.7855 d4−0.6585 rs −−2,3242 d5−0.1005 rs −3,509 ds−0,4021 rア −1.2063 2ω−100゜ ) 1 2 3 〜60 −1.755 −1.6968 −1.84686 F/4 、0 〜6.2 −52.33 ν 2 −55.52 ν 3−23 5 dl −1,3089n4−1.51633  1/4
 −64.15rQ  −−2,2003 d、 −22(可変) r9−■(像面) (第2面) A4〜0.12H3A6−0.11926  As−0
,05[1747A6 (1,755−1)−−0,0
9As (1,755−1)−−0,038(1,77
5−1)Σ A2.、/fw 2°−”−0,128β
2−一−0,80β2T−1,25βpt −24,2
2ω−100゜ f−1〜1.52 0BT  −−12 rz  −11,9777 a、  −0,5331 r2−0.8961 CL  −1,5433 1 〜61.9゜ −1,755 F/4゜0 〜6.2 −52.33 6 r、−■(絞り) d3−Zl(可変) ra  −4,048 L  −0,6931n2−1.6968    ν 
2 −55.52rq  −−2,8188 d5  0.108B rs −3,9786 ds −0,4265ns  −1,846661i 
3  ”23.78r7−1.1285A dl  −1,3881n4−1.51833   ν
4−64.15r8−−1.8305 ds −22(可変) r9−■(像面) (第7面) A4−0.04479  A6−−0.087341 
As −0,029237A6 (1,84666−1
,51633)−−0,029(1,84666−1,
516H)Σ A2./fw ”−”−〇、019β2
w−0,8β2T−1,25β! −32,57 実施例4 f−1〜1.52 2ω−100°〜59.4゜OBT
  −−12 rz  −14,1328A d+−0,5037n、−1,755νr2 −0.9
27王 d2−1.3727 r、 −Co (絞り) ds −Zl (可変) r4 =5.7489 d4”0.6548   n2−1.8968r、 −
−2,25C17A d5−0.1007 rs−3JOL3 ds−0,403n3−1.846[i6  νr7−
1.2025 dl−1,3096n4−1.51633工8 F/4 〜6.2 52 ν 2  =55.52 −23.78 ν a  −64,15 rs  −−2,4287 de −22(可変) r9−ω(像面) (第1面) A4”、0.033859 A6−0.3593 Xl
0−2As −0,01253A6(1−1,755)
−0,0017As (1−1,755)−0,009
5(1−1,755)Σ A2.、/’fw ”−”−
0,012(第5面) A4−0.24023X 1O−2A6−0.2294
0 X 10−’As =−0,35241X 10−
’^4(1,6968−1) −0,0017β2W−
0,80β2T−1,25βE −23,9f−1〜1
.72 2ω−85 〜43.4゜ F15゜0 〜9,4 OBT  −−8 rx  −−4,1218A 9 dx  =0.2649 r2−1.0757 d2 −1.5304 r3− oo(絞り) d3−L  (可変 r4 −2.8191 d4 −0.5740 r5 − 3.8410 d5−0.0442 r6 − 14.9603 d、−0,3974 r7 ・−2,634!1 d7−22  (可変 r8 −3.31145 d8−0.7947 r9 −−1.0912 d9 −0.3091 rxo−−7,1268 dlo−1,8203 rr 1− oO(像面) 3 4 5 ) ) 1 −1.53258 2 −1.56873 1 6873 −1.51633 −1.84666 45 ν2 −63.1.6 −63.16 シ 4−64.15 −23.78 0 (第1面) A4−0.99663 X 1O−5A6−0.045
376Aa −−[1,01039B A6 (1−[58256)−−0,024(1−1,
5325B)Σ A2−/fw 2°−”−0,019
β2W−0,72β2T−1,36βB −21,8実
施例6 f−1〜1.65 2ω−85 0BT −−8 rl −−4,8069 d、 −0,2499 r2”1.0377 d2−1.7846 r3−■(絞り) ds −zi  (可変) 1 z 〜43 7゜ 1 8256 F15.0 〜8 ν 1 ”45.fll r4 −2.6602 d<  −0,5414nx  −]、、58873r
5−−3.5364 d、−Q、Q415 r6−−8.1235 d6−0.3”148   n3−1.58873r7
− 2.6145 d7−72 (可変) r8−4.1223 da  −0,749fi  n4−1.51633r
e  −−1,0454A cL  −0,2915ns  −1,84668rz
o−4,3762 dzo−2,0606 r、1−oO(像面) (第1面) A4−0.021358  A6−0.049841A
a −0,22053x 1O−2 A6 (1,51633−1,84666)−−0,0
16Ag (1,51633−1,84866)−−0
,00072 ν 2−63.]、B ν 3〜63 ν 4 −64.15 −23.78 (1,51633−1,84686)Σ Az、、/f
w ”−”−0,017β2w−−0.74   β2
T−−1,32β11.−15.9各実施例において、
fは対物レンズの焦点距離、ωは半画角、F/はエフナ
ンバー、○BTは長焦点状態における物体距離、r、は
各レンズ面の曲率半径、d、は各レンズ面の間隔、n、
は各レンズの屈折率、ν、は各レンズのアツベ数である
また、曲率半径の数字の後に記載されたAは、その面が
非球面であることを表わしている。
上記のうち、実施例1ないし4はいずれも第3図に示す
ように、物体側から順に負レンズからなる第1群と、明
るさ絞りど、正レンズと接合正レンズとからなる第2群
とを配置した2群構成で、約1.5の変倍比を有してい
る。
実施例1と4は第1群の最も物体側の面、実施3 例2は第1群の像側の面、実施例3は第2群の接合面に
条件(2) 、 (4)を満足する非球面を備えており
、長焦点、短焦点各々の状態において非点収差を良好に
補正している。実施例4は更にコマ収差、球面収差を良
好に補正するために、第2群中にも非球面を配置してい
る。本発明の光学系では3次のコマ収差および球面収差
が補正不足になりやすい。コマ収差、球面収差は口径へ
の依存度の大きい収差であるから、マージナル光線高が
なるべく大きい面に非球面を配置すれば、これらの収差
を効率よく補正できる。そのため本発明ではマージナル
光線高の大きい第2群中に、これらの収差を補正するた
めの非球面を配置することが望ましい。
3次収差に関連するのは4次の非球面係数であり、第2
群中の非球面が以下の条件を満足するようにすれば、3
次のコマ収差、球面収差に関して補正過剰の作用を発生
させてこれらの収差をより一層良好に補正できる。
(C)0<A4 (n−−n’、) この条件から外れると3次のコマ収差、球面収4 差の補正不足の度合いが強くなるため好ましくない。
実施例5および6は第4図に示すように、物体側から順
に負レンズの第1群と、明るさ絞りと、2枚の正レンズ
からなる第2群と、接合正レンズの第3群とからなる3
群構成のレンズ系で約1,7の変倍比を有している。
実施例5は第1群の物体側面、実施例6は第3群の接合
面に条件(2>、(4)を満足する非球面を有しており
、長焦点、短焦点各々の状態での非点収差を良好に補正
している。第3群の屈折力の符号は正、負いずれでも構
わないが、強い負の屈折力を持たせると第2群における
光線高が大きくなってレンズの外径が大きくなるため好
ましくない。
また、強い正の屈折力を持たせると明るさ絞りが第2群
に接近し、変倍比を大きく取れなくなったり第1群にお
ける光線高が増加してレンズの外径が大きくなるなどの
問題が生じる。このため、第3群の屈折力はあまり強く
しないほうが良い。
各実施例の収差図を第5図ないし第10図に示5 す。
[発明の効果] 本発明によれば、レンズ構成および移動機構が比較的簡
単でしかも変倍時の収差変動が少なく各状態において諸
収差が良好に補正された内視鏡対物レンズを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る内視鏡対物レンズの屈折力配置を
示す図、第2図は本発明における非球面を表わす座標軸
の取り方を示す図、第3図は本発明の実施例工ないし4
のレンズ系の断面図、第4図は実施例5および6のレン
ズ系の断面図、第5図ないし第10図は実施例工ないし
6の収差曲線図である。第5図ないし第10図において
、(a)は短焦点状態、(b)は長焦点状態を示してい
る。 6 球面収差 F15.0 球面収差 非点収差 ω=42.5゜ (G) 非点収差 歪曲収差 ω=42.5゜ −50, 50゜ (鉤 歪曲収差 −0,1 0,1 −0,1 0,1 (b) 第 図 104 50 0 (@

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)物体側から順に、負の屈折力を有する第1群と、
    正の屈折力を有し光軸に沿って移動可能である第2群と
    を備えた内視鏡対物レンズにおいて、該第2群を移動さ
    せることにより短焦点状態から長焦点状態への変倍を行
    なうと共に、該対物レンズを構成するレンズのいづれか
    のレンズ面が以下の式(3)で表わされる非球面であり
    、且つ以下の条件(1)、(2)満足することを特徴と
    する内視鏡対物レンズ。 (1)β_2_T<−1<β_2_W (2)A・(n_a−n′_a)<0 (3)▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、β_2_Tは長焦点状態における第2群の倍率、
    β_2_wは短焦点状態における第2群の倍率、Aは6
    次以上のいずれかの非球面係数、n_aはこの非球面の
    物体側の媒質の屈折率、n′_aはこの非球面の像側の
    媒質の屈折率である。また、(3)式において、x、y
    は光軸をx軸として光線の進行方向を正にとり、y軸を
    光軸に垂直な方向にとり、レンズ面と光軸との交点を座
    標原点とした座標系、rは座標原点におけるレンズ面の
    曲率半径、A_2_iは2i次の非球面係数である。 (2)前記第2群の像側に光軸上に固定された第3群を
    備えた請求項(1)に記載の内視鏡対物レンズ。 (3)前記非球面が以下の条件(4)を満足することを
    特徴とする請求項(1)または(2)に記載の内視鏡対
    物レンズ。 (4)▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、A_2_nは前記非球面の2n次の非球面係数、
    f_wは短焦点状態における全系の焦点距離である。
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