JPH09211323A - 有限距離用ズームレンズ - Google Patents

有限距離用ズームレンズ

Info

Publication number
JPH09211323A
JPH09211323A JP2122496A JP2122496A JPH09211323A JP H09211323 A JPH09211323 A JP H09211323A JP 2122496 A JP2122496 A JP 2122496A JP 2122496 A JP2122496 A JP 2122496A JP H09211323 A JPH09211323 A JP H09211323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
group
negative
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2122496A
Other languages
English (en)
Inventor
Masae Sato
正江 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2122496A priority Critical patent/JPH09211323A/ja
Publication of JPH09211323A publication Critical patent/JPH09211323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3倍から12倍程度で使用されるバックフォ
ーカスが長く、結像性能の優れた有限距離用ズームレン
ズ。 【解決手段】 拡大側から順に、負の屈折力を有する第
1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負
の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する
第4レンズ群とからなり、長焦点端は短焦点端より第1
レンズ群と第2レンズ群との空気間隔、及び第3レンズ
群と第4レンズ群との空気間隔が小さく、且つ第2レン
ズ群と第3レンズ群との空気間隔が大きくなるように第
1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群及び第4レン
ズ群が光軸方向に移動する物像間距離が一定な有限距離
用ズームレンズであって、第1レンズ群は少なくとも3
枚の負レンズを有し、以下の条件式を満足する。 1.3fw<|f1|<1.9fw, f1<0, 65<
ν1N

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、写真引伸機等に
用いる有限距離用ズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】ネガフィルムの像を印画紙上にプリント
する写真引伸機には、固定焦点レンズの他に様々な倍率
にも1本のレンズで対応できるズームレンズも使われて
おり、3倍から12倍程度の高変倍率では優れた結像性
能が得られる4群構成のズームレンズが従来より多く知
られている。
【0003】また、近年ではネガフィルムの像を目視で
確認しながらプリント作業ができる写真引伸機が登場
し、作業性の向上が図られている。このような写真引伸
機は、レンズとネガフィルムとの間に測光ミラーや光路
分割プリズムを配置し、ネガフィルムの像をモニター装
置に映し出して確認する構成となっている。
【0004】更に、光路分割プリズムを用いる方式と測
光ミラーを用いる方式とを比較すると、光路分割プリズ
ムを用いる方式はプリント時もプリズムがそのまま配置
されるので、プリズムによる光量の大幅な低下、結像性
能への悪影響、レンズ個々にプリズムを取り付けるため
のコスト高等の問題があり、写真引伸機全体では測光ミ
ラーを用いる方式の方が有利である。
【0005】以上の如く、プリント作業性のよい写真引
伸機は、レンズとネガフィルムとの間に測光ミラーや光
路分割プリズムを配置するため、従来の写真引伸機のレ
ンズに比べ、レンズとネガフィルムの間隔を大きくする
必要があるため、バックフォーカスの長いレンズが要求
される。
【0006】特開昭62−73222号公報、特開平1
−142519号公報及び特開平2−287414号公
報に開示されたズームレンズは、使用倍率の範囲が広
く、結像性能が優れているが、特開昭62−73222
号公報及び特開平1−142519号公報は、135フ
ィルムに対して最も長い低倍率時のバックフォーカスで
さえ83mm以下となっており、測光ミラーも光路分割
プリズムも配置することができない。また、特開平2−
287414号公報は、低倍率のバックフォーカスは1
10mm程度と長いが、高倍率時は55mm程度と短く
なるので、全倍率範囲にわたり、測光ミラーや光路分割
プリズムを配置することができない。
【0007】特開昭59−214009号公報及び特公
平2−48089号公報に開示されたズームレンズは、
バックフォーカスが比較的長く、高倍率時でも90mm
〜100mm程度であるので、光路分割プリズムなら配
置可能であるが、更に長いバックフォーカスを必要とす
る測光ミラーの配置は難しい。また、低倍率時(長焦点
距離)での色収差の補正に改良の余地が残されている。
【0008】特開平5−273468号公報に開示され
たズームレンズは、光路分割プリズムを配置したレンズ
であるので、測光ミラーを配置できるほどの長いバック
フォーカスは確保されていない。また、高倍率時の像高
がy=6.72と小さく、改良の余地がある。
【0009】一方、レトロフォーカス型レンズの如く、
第1レンズ群が負の屈折力を有するズームレンズは長い
バックフォーカスを確保するのに有利である。例えば、
特開昭57−11315号公報、特開昭60−8731
2号公報及び特開平6−82698号公報など写真用広
角ズームレンズとして多くの公知例があるが、これらの
ズームレンズは引伸機のような短い物像間距離で使える
ように収差補正がなされていないので、性能劣化が著し
く、実用的に耐えられない。また、引伸機で使用される
倍率範囲ではバックフォーカスも不足している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記問題
に鑑み、3倍から12倍程度で使用される、バックフォ
ーカスが長く、結像性能の優れた有限距離用ズームレン
ズを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は本願発明にお
ける下記のズームレンズにより解決される。
【0012】拡大側、即ち印画紙側から順に、負の屈折
力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レ
ンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈
折力を有する第4レンズ群とからなり、長焦点端は短焦
点端より前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との空気
間隔、及び前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との空
気間隔が小さく、且つ前記第2レンズ群と前記第3レン
ズ群との空気間隔が大きくなるように前記第1レンズ
群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群及び前記第4
レンズ群が光軸方向に移動する物像間距離が一定な有限
距離用ズームレンズであって、前記第1レンズ群は少な
くとも3枚の負レンズを有し、以下の条件式を満足する
こと。
【0013】 1.3fw<|f1|<1.9fw, f1<0 (1) 65<ν1N (2) 但し、fw :短焦点側での全系の焦点距離 f1 :第1レンズ群の合成焦点距離 ν1N:第1レンズ群の負レンズのアッベ数の平均値 また、前記第1レンズ群を構成する負レンズの内、少な
くとも1枚が以下の条件式を満足することが望ましい。
【0014】θ=(ng−nd)/(nF−nC)とすると
き、 (−0.002077・νd+1.3647)−θ<−0.010 (3) 但し、ng:g線に対するレンズ材料の屈折率 nd:d線に対するレンズ材料の屈折率 nF:F線に対するレンズ材料の屈折率 nC:C線に対するレンズ材料の屈折率 νd:レンズ材料のアッベ数 また、前記第1レンズ群が、拡大側から順に、負レンズ
と、正レンズと、負レンズと、負レンズと正レンズの貼
合わせレンズとからなる4群5枚構成であることが望ま
しい。
【0015】更に、前記第2レンズ群が、拡大側から順
に貼合わせ正レンズと正レンズとからなる2群3枚構成
であり、且つ、第3レンズ群が、拡大側から順に貼合わ
せ負レンズと負レンズとからなる2群3枚構成であり、
以下の条件式を満足することが望ましい。
【0016】 1.9fw<f2<3.1fw (4) 1.8fw<|f3|<2.7fw, f3<0 (5) 但し、f2:第2レンズ群の合成焦点距離 f3:第3レンズ群の合成焦点距離 本願発明の如き第1レンズ群が負の屈折力を有する負群
先行型のズームレンズは、収差補正の難しさはあるが、
バックフォーカスを長くするためには非常に有利なレン
ズタイプである。
【0017】バックフォーカスを長くするためには第1
レンズ群のパワーを強く設定しなければならないが、第
1レンズ群への入射光線は光軸からの高さが画角によっ
て大きく異なるため、パワーが強いと収差補正が難しく
なる。そのため、請求項1に示したようにレンズを配置
し、それぞれの負レンズに屈折力を分担させ、バランス
良く収差を補正している。また、色収差の発生の少ない
硝材の使用と共に最終レンズを貼合わせレンズにするこ
とにより、第1レンズ群での色収差の発生を抑えてい
る。
【0018】条件式(1)は、必要なバックフォーカス
を確保しながらバランスの良い収差補正を行うための条
件である。条件式(1)の下限を越えて、パワーが強く
なると負の歪曲収差が大きくなり、非点収差が劣化す
る。また、変倍による倍率色収差が大きくなり、条件式
(2)の硝材を使用しても補正が難しくなる。条件式
(1)の上限を越えて、パワーが弱くなると、収差補正
は容易になるが、バックフォーカスを長くすることが難
しくなり、測光ミラーの配置ができなくなる。
【0019】また、下記の条件式(6)を用いると、更
にバランスの良い収差補正が可能になる。
【0020】 1.37fw<|f1|<1.80fw, f1<0 (6) 更に、下記の条件式(7)を用いると、一層バランスの
良い収差補正が可能になる。
【0021】 1.42fw<|f1|<1.60fw, f1<0 (7) 条件式(2)は、色収差の発生を小さくするための条件
式である。この条件式を外れると、色収差の発生が大き
くなり、特に長焦点距離での補正が難しく実用に耐えら
れない。
【0022】軸外光束の光軸からの離れが大きい第1レ
ンズ群の負レンズの内、少なくとも1枚を条件式(3)
を満足するような異常分散性のあるレンズ材料で構成す
ると、負群先行型ズームレンズの場合、短焦点距離での
倍率色収差の二次スペクトルの発生を小さくする効果が
大きい。この条件式を外れると、レンズ材料の異常分散
性を十分に発揮できず、短焦点距離での倍率色収差の二
次スペクトルを小さく補正することが難しくなる。
【0023】更に、副次的には、第1レンズ群は拡大側
から順に負レンズ、正レンズ、負レンズ、負レンズと正
レンズの貼合わせレンズから成る4群5枚構成とするこ
とが望ましい。
【0024】負群先行型ズームレンズの第2レンズ群
は、軸上光束が光軸から離れた位置を通るため収差が発
生し易くなる。そこで、拡大側から順に貼合わせ正レン
ズと正レンズの2群3枚構成としてバランス良く収差を
補正している。
【0025】条件式(4)は、第2レンズ群の屈折力に
関する条件で、下限を越えてパワーが強くなると、変倍
による球面収差及び像面湾曲の変化が大きくなると共
に、中間焦点距離で球面収差が補正不足となる。上限を
越えてパワーが弱くなると、変倍効果が減少し、移動量
が大きくなるのでレンズの大型化を招く。
【0026】また、下記の条件式(8)を用いることが
更に望ましい。
【0027】 2.0fw<f2<2.6fw (8) 更に、下記の条件式(9)を用いることが一層望まし
い。
【0028】 2.1fw<f2<2.4fw (9) 条件式(5)は、第3レンズ群の屈折力に関する条件式
で、下限を越えてパワーが強くなると、球面収差が補正
過剰となり、コマ収差の補正も難しくなる。上限を越え
てパワーが弱くなると、球面収差が補正不足となる。
【0029】また、下記の条件式(10)を用いること
が更に望ましい。
【0030】 1.9fw<|f3|<2.5fw, f3<0 (10) 更に、下記の条件式(11)を用いることが一層望まし
い。
【0031】 2.0fw<|f3|<2.3fw, f3<0 (11)
【0032】
【実施例】本願発明の有限距離用ズームレンズに関する
5種の実施例を以下に詳細に説明する。
【0033】なお、以下の実施例における記号は下記の
通りである。
【0034】r:各屈折面の曲率半径 d:屈折面間隔 n:d線に対するレンズ材料の屈折率 νd:レンズ材料のアッベ数 M:倍率 f:焦点距離 Bf:レンズ最終面と縮小側の共役面との距離 F:Fナンバー y:像高 L1:第1レンズ群 L2:第2レンズ群 L3:第3レンズ群 L4:第4レンズ群 〔実施例1〕 M=−1/11.7〜−1/8.8〜−1/4.9〜−1/3.2 f= 32.3 〜 42.2 〜 67.4 〜 88.1 Bf=112.0 〜125.2 〜166.0 〜211.0 F= 6.5 〜 7.0 〜 8.5 〜 10.0 y= 14.0 〜 21.1 〜 21.1 〜 21.1 本実施例のレンズデータを下記の表1及び表2に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】また、第1レンズ群の合成焦点距離f1
第1レンズ群の負レンズのアッベ数の平均値ν1N、第1
レンズ群の負レンズの部分分散比θi、条件式(3)の
値、第2レンズ群の合成焦点距離f2、第3レンズ群の
合成焦点距離f3は、下記の如くである。
【0038】 f1 =−1.47fw ν1N=74.6 θ1 = 1.2359 条件式(3):(0.002077・νd1+1.3647)−θ1 = 0.003 θ3 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd3+1.3647)−θ3 =−0.037 θ4 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd4+1.3647)−θ4 =−0.037 f2 = 2.20fw3 =−2.10fw 更に、レンズ構成を図1に、収差図を図2及び図3に示
す。
【0039】〔実施例2〕 M=−1/11.7〜−1/8.8〜−1/4.9〜−1/3.2 f= 31.9 〜 42.0 〜 68.0 〜 89.4 Bf=110.6 〜123.1 〜163.8 〜207.9 F= 6.6 〜 7.1 〜 8.6 〜 10.0 y= 14.0 〜 21.1 〜 21.1 〜 21.1 本実施例のレンズデータを下記の表3及び表4に示す。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】また、第1レンズ群の合成焦点距離f1
第1レンズ群の負レンズのアッベ数の平均値ν1N、第1
レンズ群の負レンズの部分分散比θi、条件式(3)の
値、第2レンズ群の合成焦点距離f2、第3レンズ群の
合成焦点距離f3は、下記の如くである。
【0043】 f1 =−1.65fw ν1N=70.8 θ1 = 1.2359 条件式(3):(0.002077・νd1+1.3647)−θ1 = 0.003 θ3 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd3+1.3647)−θ3 =−0.037 θ4 = 1.221 条件式(3):(0.002077・νd4+1.3647)−θ4 =−0.002 f2 = 2.27fw3 =−1.99fw 更に、レンズ構成を図4に、収差図を図5及び図6に示
す。
【0044】〔実施例3〕 M=−1/11.7〜−1/8.8〜−1/4.9〜−1/3.2 f= 32.2 〜 42.0 〜 67.0 〜 87.5 Bf=111.5 〜125.8 〜170.5 〜216.2 F= 6.4 〜 6.9 〜 8.6 〜 10.0 y= 14.0 〜 21.1 〜 21.1 〜 21.1 本実施例のレンズデータを下記の表5及び表6に示す。
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】また、第1レンズ群の合成焦点距離f1
第1レンズ群の負レンズのアッベ数の平均値ν1N、第1
レンズ群の負レンズの部分分散比θi、条件式(3)の
値、第2レンズ群の合成焦点距離f2、第3レンズ群の
合成焦点距離f3は、下記の如くである。
【0048】 f1 =−1.64fw ν1N=74.6 θ1 = 1.2359 条件式(3):(0.002077・νd1+1.3647)−θ1 = 0.003 θ3 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd3+1.3647)−θ3 =−0.037 θ4 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd4+1.3647)−θ4 =−0.037 f2 = 2.77fw3 =−2.44fw 更に、レンズ構成を図7に、収差図を図8及び図9に示
す。
【0049】〔実施例4〕 M=−1/11.7〜−1/8.8〜−1/4.9〜−1/3.2 f= 31.5 〜 41.2 〜 65.8 〜 86.1 Bf=115.3 〜130.2 〜176.1 〜222.4 F= 6.4 〜 7.0 〜 8.6 〜 10.0 y= 14.0 〜 21.1 〜 21.1 〜 21.1 本実施例のレンズデータを下記の表7及び表8に示す。
【0050】
【表7】
【0051】
【表8】
【0052】また、第1レンズ群の合成焦点距離f1
第1レンズ群の負レンズのアッベ数の平均値ν1N、第1
レンズ群の負レンズの部分分散比θi、条件式(3)の
値、第2レンズ群の合成焦点距離f2、第3レンズ群の
合成焦点距離f3は、下記の如くである。
【0053】 f1 =−1.79fw ν1N=74.6 θ1 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd1+1.3647)−θ1 = 0.037 θ3 = 1.2359 条件式(3):(0.002077・νd3+1.3647)−θ3 = 0.003 θ4 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd4+1.3647)−θ4 =−0.037 f2 = 3.01fw3 =−2.20fw 更に、レンズ構成を図10に、収差図を図11及び図1
2に示す。
【0054】〔実施例5〕 M=−1/11.7〜−1/8.8〜−1/4.9〜−1/3.2 f= 32.7 〜 42.6 〜 68.0 〜 88.8 Bf=111.8 〜125.1 〜166.1 〜210.8 F= 6.5 〜 7.0 〜 8.5 〜 10.0 y= 14.0 〜 21.1 〜 21.1 〜 21.1 本実施例のレンズデータを下記の表9及び表10に示
す。
【0055】
【表9】
【0056】
【表10】
【0057】また、第1レンズ群の合成焦点距離f1
第1レンズ群の負レンズのアッベ数の平均値ν1N、第1
レンズ群の負レンズの部分分散比θi、条件式(3)の
値、第2レンズ群の合成焦点距離f2、第3レンズ群の
合成焦点距離f3は、下記の如くである。
【0058】 f1 =−1.38fw ν1N=74.6 θ1 = 1.2359 条件式(3):(0.002077・νd1+1.3647)−θ1 = 0.003 θ3 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd3+1.3647)−θ3 =−0.037 θ4 = 1.232 条件式(3):(0.002077・νd4+1.3647)−θ4 =−0.037 f2 = 2.04fw3 =−2.03fw 更に、レンズ構成を図13に、収差図を図14及び図1
5に示す。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願発明の
有限距離用ズームレンズによれば、3倍から12倍にわ
たり高い結像性能を維持しながら、110mm以上の長
いバックフォーカスを実現できるので、測光用ミラーの
配置が可能になる。
【0060】従って、本願発明のズームレンズを引伸機
に用いることにより、プリント作業性の向上と共にプリ
ント画質の向上も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のレンズ構成図である。
【図2】実施例1の収差図である。
【図3】実施例1の収差図である。
【図4】実施例2のレンズ構成図である。
【図5】実施例2の収差図である。
【図6】実施例2の収差図である。
【図7】実施例3のレンズ構成図である。
【図8】実施例3の収差図である。
【図9】実施例3の収差図である。
【図10】実施例4のレンズ構成図である。
【図11】実施例4の収差図である。
【図12】実施例4の収差図である。
【図13】実施例5のレンズ構成図である。
【図14】実施例5の収差図である。
【図15】実施例5の収差図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大側から順に、負の屈折力を有する第
    1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負
    の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する
    第4レンズ群とからなり、長焦点端は短焦点端より前記
    第1レンズ群と前記第2レンズ群との空気間隔、及び前
    記第3レンズ群と前記第4レンズ群との空気間隔が小さ
    く、且つ前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との空気
    間隔が大きくなるように前記第1レンズ群、前記第2レ
    ンズ群、前記第3レンズ群及び前記第4レンズ群が光軸
    方向に移動する物像間距離が一定な有限距離用ズームレ
    ンズであって、前記第1レンズ群は少なくとも3枚の負
    レンズを有し、以下の条件式を満足することを特徴とす
    る有限距離用ズームレンズ 1.3fw<|f1|<1.9fw, f1<0 65<ν1N 但し、fw :短焦点側での全系の焦点距離 f1 :第1レンズ群の合成焦点距離 ν1N:第1レンズ群の負レンズのアッベ数の平均値
  2. 【請求項2】 前記第1レンズ群を構成する負レンズの
    内、少なくとも1枚が以下の条件式を満足することを特
    徴とする請求項1に記載の有限距離用ズームレンズ。 θ=(ng−nd)/(nF−nC)とするとき、 (−0.002077・νd+1.3647)−θ<−
    0.010 但し、ng:g線に対するレンズ材料の屈折率 nd:d線に対するレンズ材料の屈折率 nF:F線に対するレンズ材料の屈折率 nC:C線に対するレンズ材料の屈折率 νd:レンズ材料のアッベ数
  3. 【請求項3】 前記第1レンズ群が、拡大側から順に、
    負レンズと、正レンズと、負レンズと、負レンズと正レ
    ンズの貼合わせレンズとからなる4群5枚構成であるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の有限距離
    用ズームレンズ。
  4. 【請求項4】 前記第2レンズ群が、拡大側から順に貼
    合わせ正レンズと正レンズとからなる2群3枚構成であ
    り、且つ、第3レンズ群が、拡大側から順に貼合わせ負
    レンズと負レンズとからなる2群3枚構成であり、以下
    の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3の何
    れか1項に記載の有限距離用ズームレンズ 1.9fw<f2<3.1fw 1.8fw<|f3|<2.7fw, f3<0 但し、f2:第2レンズ群の合成焦点距離 f3:第3レンズ群の合成焦点距離
JP2122496A 1996-02-07 1996-02-07 有限距離用ズームレンズ Pending JPH09211323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2122496A JPH09211323A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 有限距離用ズームレンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2122496A JPH09211323A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 有限距離用ズームレンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09211323A true JPH09211323A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12049057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2122496A Pending JPH09211323A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 有限距離用ズームレンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09211323A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287031A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Canon Inc ズームレンズ及びそれを用いた光学機器
JP2005049843A (ja) * 2003-07-17 2005-02-24 Nikon Corp ズームレンズ
JP2007010911A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Pentax Corp 広角ズームレンズ系
JP2008046612A (ja) * 2006-07-21 2008-02-28 Nikon Corp 変倍光学系、撮像装置、変倍光学系の変倍方法
JP2009042527A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2009104171A (ja) * 2009-01-22 2009-05-14 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2011257776A (ja) * 2011-08-26 2011-12-22 Hoya Corp 広角ズームレンズ系
JP2016126281A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 株式会社タムロン 広角ズームレンズ及び撮像装置
JP2019133072A (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 株式会社タムロン ズームレンズおよび撮像装置
US10437026B2 (en) 2006-07-21 2019-10-08 Nikon Corporation Zoom lens system, imaging apparatus, and method for zooming the zoom lens system

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287031A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Canon Inc ズームレンズ及びそれを用いた光学機器
JP2005049843A (ja) * 2003-07-17 2005-02-24 Nikon Corp ズームレンズ
JP4720117B2 (ja) * 2003-07-17 2011-07-13 株式会社ニコン ズームレンズ
JP2007010911A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Pentax Corp 広角ズームレンズ系
JP2008046612A (ja) * 2006-07-21 2008-02-28 Nikon Corp 変倍光学系、撮像装置、変倍光学系の変倍方法
US10437026B2 (en) 2006-07-21 2019-10-08 Nikon Corporation Zoom lens system, imaging apparatus, and method for zooming the zoom lens system
JP2009042527A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2009104171A (ja) * 2009-01-22 2009-05-14 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2011257776A (ja) * 2011-08-26 2011-12-22 Hoya Corp 広角ズームレンズ系
JP2016126281A (ja) * 2015-01-08 2016-07-11 株式会社タムロン 広角ズームレンズ及び撮像装置
JP2019133072A (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 株式会社タムロン ズームレンズおよび撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3253405B2 (ja) 2群ズームレンズ
US7508592B2 (en) Zoom lens system
JP2628633B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3230523B2 (ja) 内部合焦式のズームレンズ
JPH05188289A (ja) リアコンバーターレンズ
JPH11305124A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた光学機器
JP5006637B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する画像投射装置
JPH10246854A (ja) コンパクトな広角レンズ
JPH05150161A (ja) 変倍レンズ
JPH1020193A (ja) ズームレンズ
JPH10253885A (ja) 広角ズームレンズ系
JPH05215966A (ja) 大口径比望遠ズームレンズ
JPH09211323A (ja) 有限距離用ズームレンズ
JPH10186235A (ja) 投映用ズームレンズ
JPH1130743A (ja) レトロフォーカス型レンズ
JPH05150160A (ja) ズームレンズ
JPH0727976A (ja) 小型の2群ズームレンズ
JP2546293B2 (ja) 小型のズームレンズ
JPH05127082A (ja) 小型のズームレンズ
JPH103037A (ja) ズームレンズ
JPH07270679A (ja) 高性能な広角レンズ
JPH0821952A (ja) 有限距離用ズームレンズ
JP3447424B2 (ja) 高変倍ズームレンズ
JP3525599B2 (ja) 低倍率顕微鏡対物レンズ
JPH08248315A (ja) 実像式変倍ファインダー