JPH0968648A - 内視鏡対物レンズ - Google Patents

内視鏡対物レンズ

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JPH0968648A
JPH0968648A JP7225533A JP22553395A JPH0968648A JP H0968648 A JPH0968648 A JP H0968648A JP 7225533 A JP7225533 A JP 7225533A JP 22553395 A JP22553395 A JP 22553395A JP H0968648 A JPH0968648 A JP H0968648A
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objective lens
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Masaru Eguchi
勝 江口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視野角が広く、全長が短くて外径が細く、光
学性能に優れた内視鏡対物レンズを得ること。 【構成】 物体側より順に、全体として負の屈折力を有
する第1レンズ群と、全体として正の屈折力を有する第
2レンズ群と、明るさ絞りと、全体として正の屈折力を
有する第3レンズ群と、全体として負の屈折力を有する
第4レンズ群とから構成され、前記第4レンズ群中の最
も像側のレンズが、像側に凹面を有するメニスカスレン
ズからなる内視鏡対物レンズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、医用及び工業用の内視鏡の対物
レンズに関する。
【0002】
【従来技術】医用内視鏡の対物レンズは、細かい病変等
を見落とさないように、広い視野角と高い解像力を持つ
必要がある。電子スコープに用いられるCCDの画素数
は数万〜数十万程度の数が必要となり、そのために電子
スコープ用の対物レンズは比較的高い像高が要求され
る。一般的に像高が高くなると、それに比例して収差量
も大きくなるため、対物レンズは結像性能のよいものが
要求される。
【0003】内視鏡では、物体側から順に、負レンズ、
明るさ絞り、正レンズ、正レンズを配設したレトロフォ
ーカス型の対物レンズがよく用いられている。このタイ
プは、明るさ絞りを挟んだ前群の負の発散レンズ系が、
視野角を広角化することに加えて、後群の正の収斂レン
ズ系で発生する像面湾曲を小さくする効果がある。後群
の収斂レンズ系は2枚以上の正レンズを用いることでパ
ワーを分散して、各面での収差の発生量を小さくさせ
る。しかし、前群には負レンズのみ、後群には正レンズ
のみという、絞りに対して非対称なレンズ配置であるた
めに諸収差が発生し易く、特に倍率色収差の発生が大き
くなってしまう。又、歪曲収差も大きく残存する。
【0004】また、特開平5−107470号のよう
に、物体側から順に、負の第1レンズと、正の第2レン
ズと、明るさ絞りと、正の第3レンズとによって構成さ
れる単レンズ3枚構成のレンズがある。このタイプは、
像高が高くかつ焦点距離が長い場合には、光学性能が悪
くなってしまう。
【0005】そのため、3群4枚構成や4群4枚構成等
の内視鏡対物レンズが提案されている。例えば、3群4
枚構成のものとしては、特公昭60−4963号があ
る。このタイプは前群が負レンズのみ、後群が正レンズ
のみで構成されているため、非常にアンバランスであ
り、歪曲収差やコマ収差、非点収差等の諸収差が発生し
やすい。又、前群レンズは負のパワーの発散レンズ系で
あるが、絞りより前に配置されているので負の倍率色収
差が生じ、後群レンズは正のパワーであるためこれも負
の倍率色収差が発生する。そのため倍率色収差の補正の
役割が全て貼り合せ面に集中することになり、貼り合せ
面の曲率半径が小さくならざるを得ない。曲率半径が小
さくなると、加工、組立てが難しくなることに加えて、
貼り合せレンズを構成する正レンズの周縁部の厚さ(コ
バ厚)を確保することが困難になるという問題も生じ得
る。
【0006】4群4枚構成では、例えば特開平2−17
6611号がある。しかし、このタイプは負レンズ1
枚、正レンズ3枚という非対称なレンズ構成であるた
め、像面湾曲が大きくなる。また、歪曲収差やコマ収
差、非点収差等も大きく発生する。第4正レンズは、レ
ンズ系全体をテレセントリック光学系にすることに貢献
しているが、テレセントリック光学系であるがために、
最終面有効径、つまりレンズ径が大きい。
【0007】4群5枚構成のものとしては、特公平06
−48327号がある。このレンズの特徴は、第3群の
最も物体側の面が凸面からなることであるが、凸面であ
るためにコマ収差や非点収差の発生が大きい。一般的
に、絞りの近くの面は絞りに対して凹面となった方が、
軸外光束の主光線がレンズ面に垂直に近い角度で入射す
るので、収差の発生量が小さくなる。また、第1レンズ
が絞りから離れているために、第1面有効径が大きくな
っている。また、最終レンズも絞りから離れていること
に加えて物体側に凹面を持つメニスカスレンズであるた
めに、最終面有効径が大きい。対物レンズ径が大きくな
ると、内視鏡先端部の径も大きくならざるを得ず、患者
の苦痛を増大させるばかりか、気管支等の細径内視鏡に
は用いることができない。
【0008】
【発明の目的】本発明は、視野角が広いという内視鏡の
対物レンズとしての基本的な要求は満足したまま、全長
が短くて外径が細く、かつ色収差を含む諸収差を良好に
補正した内視鏡対物レンズを得ることを目的とする。
【0009】
【発明の概要】本発明の内視鏡対物レンズは、物体側よ
り順に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群
と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、全
体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、全体とし
て負の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、第
4レンズ群中の最も像側のレンズが、像側に凹面を有す
るメニスカスレンズからなることを特徴とする。
【0010】上記構成のレンズ系で、さらに良好な性能
を得るためには以下の条件式(1)及び(2)を満足す
ることが望ましい。 (1)0≦f/ra <0.7 (2)0≦|f/rb |<0.7(rb <0) 但し、 f :対物レンズ全系の焦点距離、 ra :第2レンズ群の最も像側の面の曲率半径、 rb :第3レンズ群の最も物体側の面の曲率半径。 である。
【0011】さらに良好な性能を得るためには、以下の
条件式(3)ないし(7)を満足することが望ましい。 (3)0<f/rL <1.0 (4)0.5<|f/f1 |<1.2(f1 <0) (5)0.7<f/f23<1.4 (6)0<|f/f4 |<0.2(f4 <0) (7)ν2 <45 但し、 rL :最終面の曲率半径、 f:対物レンズ全系の焦点距離、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f23:第2レンズ群と第3レンズ群の合成焦点距離、 f4 :第4レンズ群の焦点距離、 ν2 :第2レンズ群の正レンズのアッベ数、 である。
【0012】本発明の内視鏡対物レンズは、第1ないし
第4レンズ群をそれぞれ単レンズ1枚から構成し、ある
いは、第1ないし第3レンズ群をそれぞれ単レンズ1
枚、第4レンズを2枚のレンズの接合レンズで構成する
ことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の内視鏡対物レンズは、物
体側から順に、負、正、絞、正、負という、絞に関した
対称なレンズ構成とした点に第一の特徴がある。このよ
うに絞に関して対称なレンズ構成とすると、コマ収差、
歪曲収差、倍率色収差等の諸収差の打ち消し合う効果が
ある。特に、第2群の正レンズの効果により、倍率色収
差が非常に良好に補正される。
【0014】本発明のもうひとつの特徴は、第4レンズ
群中の最終レンズの像側の面、つまりレンズ系全体の最
終レンズの光束射出面が、像側に凹面を有していること
である。凹面であるために軸外光束の射出角が大きくな
り、よって高い像高まで光束が到達できる。つまり、像
高の高さに比較して最終レンズ径を小さくできることに
なる。最終レンズの光束射出面からの軸外光束の射出角
が大きくなると、像面に対する入射角が大きくなるが、
電子スコープに用いられるCCDの有効受光角度は40
〜50°でも特に問題がない。つまり、電子スコープ用
対物レンズはテレセントリック光学系が要求されない。
射出角度が50°を超えるようになると口径食(ビネッ
ティング)等によって周辺光量が落ちる危険性がある
が、電子スコープの場合は中心領域と周辺領域で明るさ
の比を電気的に変えることが可能であるため、周辺光量
のダウンは大きな問題とはならない。
【0015】条件式(1)は、第2レンズ群の最も像側
の面の曲率に関する好ましい条件である。下限を超え
て、曲率が小さくなると、コマ収差や非点収差の発生が
大きくなる。上限を超えて、曲率が大きくなると、球面
収差が補正不足となる。
【0016】条件式(2)は、第3レンズ群の最も物体
側のレンズの第1面の曲率に関する好ましい条件であ
る。条件式(2)の上限値を超えて第3レンズ群の第1
面の曲率の絶対値が大きくなると、球面収差が補正不足
(アンダー)になる。
【0017】条件式(3)は、第4レンズ群の最終面の
曲率に関する好ましい条件である。条件式(3)の下限
値を超えて最終面の曲率が小さくなると、最終面での光
線有効径が大きくなり、レンズ外径が大きくなってしま
う。上限値を超えて曲率が大きくなると、軸外光束の射
出角度が大きくなり、ビネッティング、COS4 則等に
よって周辺光量が少なくなる。
【0018】条件式(4)は、第1レンズ群のパワーの
範囲に関する好ましい条件である。条件式(4)の下限
値を超えて第1レンズ群のパワーが小さくなると、必要
な画角が得られなくなる。また、像面湾曲と色収差が補
正不足(アンダー)となる。上限値を超えてパワーが大
きくなると、球面収差や像面湾曲が補正過剰(オーバ
ー)となる。また、バックフォーカスが長くなるため、
全長が長くなり好ましくない。
【0019】条件式(5)は、第2レンズ群と第3レン
ズ群の両正レンズ群の合成パワーに関する好ましい条件
である。条件式(5)の下限値を超えてこの合成パワー
が小さくなると、像面湾曲が補正過剰(オーバー)にな
ることに加えて、全長が長くなるため好ましくない。上
限値を超えてパワーが大きくなると、球面収差や像面湾
曲が補正不足(アンダー)になる。
【0020】条件式(6)は、第4レンズ群のパワーに
関する好ましい条件である。条件式(6)の下限値を超
えて第4レンズ群のパワーが小さくなると、像面湾曲が
補正不足になる。上限値を超えてパワーが大きくなる
と、像面湾曲が補正過剰になる。
【0021】これらの条件式(4)、(5)、(6)を
満たすように、第1群から第4群のパワーを適切に配置
することにより、全長が短く細径でかつ光学性能の良い
対物レンズを得ることができる。
【0022】条件式(7)は、第2レンズ群の正レンズ
のアッベ数についての好ましい条件である。正の屈折力
を持つ第2レンズ群に、アッベ数の大きい硝材を用いる
と、軸上色収差は増加するが、倍率色収差は減少する。
よって、第2レンズ群の正レンズの硝材を適切に選択す
ることにより、軸上と倍率の色収差のバランスを適度な
ものにすることができる。条件式(7)の上限値を超え
てアッベ数が大きくなると、このレンズの効果である倍
率色収差の補正が不十分となる。
【0023】本発明の内視鏡対物レンズは、好ましく
は、第1レンズ群ないし第4レンズ群を、それぞれ単レ
ンズ1枚から構成するのがよい。4枚の単レンズだけか
ら構成すれば、部品点数を少なくし、レンズ系を小型、
細径化することができる。内視鏡において、対物レンズ
をコンパクトにできることの利点は非常に大きい。
【0024】一方、第4レンズ群は、2枚のレンズの接
合レンズから構成してもよい。第4レンズ群に接合レン
ズを用いると、この貼り合せ面でも倍率色収差の補正が
できる。このため、第2レンズ群での倍率色収差補正の
役割を低減させることができ(つまり第2レンズ群のア
ッベ数をあまり小さくする必要がなく)、その結果、軸
上色収差も小さくすることができる。絞りより前群(第
1〜第2レンズ)に接合レンズを用いると、対物レンズ
第1面から絞までの距離が長くなってしまい、広角レン
ズにおいては、外径の増大を招き、好ましくない。第3
レンズに接合レンズを用いても、貼り合せ面での光線有
効径が低いため、倍率色収差の補正には効果が薄い。
【0025】以下、具体的な数値実施例について説明す
る。次の実施例1ないし6は、いずれも、物体側から順
に、第1レンズ群11、第2レンズ群12、第3レンズ
群13及び第4レンズ群14とからなる。絞りは、いず
れの実施例でも、第2レンズ群12と第3レンズ群13
の間に位置している。第1ないし第4レンズ群11〜1
4は、実施例3を除き、すべて単レンズからなり、実施
例3は、第4レンズ群14だけが、物体側から順に、物
体側に凸の負のメニスカスレンズ14aと、同じく物体
側に凸の正のメニスカスレンズ14bの貼り合わせレン
ズからなっている。
【0026】また、実施例4ないし6における回転対称
非球面は次式で定義される。 x=Ch2/{1+[1-(1+K)C2h2]1/2}+A4h4+A6h6+A8h8+・・・ (Cは曲率(1/r)、hは光軸からの高さ、Kは円錐係数)
【0027】[実施例1]図1は、本発明の第1の実施
例のレンズ構成図である。このレンズ系の数値データを
表1に示し、諸収差を図2に示す。諸収差図中、SAは
球面収差、SCは正弦条件、d線、g線、C線は、それ
ぞれの波長における、球面収差によって示される色収差
と倍率色収差、Sはサジタル、Mはメリディオナルを示
している。
【0028】表および図面中、Feは基準物体距離(物
体から第1レンズ第1面までの距離)5mmでの実効F
値、f は対物レンズ系全体の焦点距離、M は近軸横倍
率、ωは基準物体距離での半画角、fBはバックフォーカ
ス、ri はレンズ各面の曲率半径、di はレンズ厚もし
くはレンズ間隔、nは各硝材のd線に対する屈折率、ν
は各硝材のd線に対するアッベ数を表す。
【0029】
【表1】 Fe=1:3.0 f=0.82 M=-0.154 ω=61.1 ゜ fB =0.61 面 No. rii n ν 1 ∞ 0.30 1.51633 64.1 2 0.742 0.32 - - 3 1.069 0.70 1.92286 21.3 4 3.152 0.13 - - 絞 ∞ 0.03 - - 5 -2.228 0.62 1.88300 40.8 6 -0.690 0.05 - - 7 2.887 0.70 1.88300 40.8 8 1.768 −
− −
【0030】[実施例2]図3は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例2のレンズ構成図である。このレンズ系
の数値データを表2に示し、その諸収差を図4に示す。
【0031】
【表2】 Fe=1:3.5 f=0.82 M=−0.161 ω=59.6 ゜ fB=0.59 面 No. rii n ν 1 ∞ 0.30 1.51633 64.1 2 0.578 0.20 - - 3 0.820 0.58 1.92286 21.3 4 2.152 0.06 - - 絞 ∞ 0.03 - - 5 - 2.714 0.58 1.88300 40.8 6 - 0.663 0.05 - - 7 3.505 0.70 1.88300 40.8 8 2.002 - - -
【0032】[実施例3]図5は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例3のレンズ構成図である。このレンズ系
の数値データを表3に示し、その諸収差を図6に示す。
【0033】
【表3】 Fe=1:3.0 f=0.83 M=-0.164 ω=60.5 ° fB=0.68 面 No. rii n ν 1 ∞ 0.30 1.51633 64.1 2 0.439 0.16 - - 3 0.799 0.53 1.83400 37.2 4 2.752 0.06 - - 絞 ∞ 0.04 - - 5 -3.540 0.45 1.77250 49.6 6 -0.650 0.05 - - 7 2.059 0.30 1.84666 23.8 8 1.005 0.45 1.72916 54.7 9 1.945 - - -
【0034】[実施例4]図7は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例4のレンズ構成図である。このレンズ系
の数値データを表4に示し、その諸収差を図8に示す。
【0035】
【表4】 Fe=1:3.0 f=0.72 M=-0.138 ω=59.9 ゜ fB=0.54 面 No. rii n ν 1 * ∞ 0.30 1.51633 64.1 2 0.536 0.20 - - 3 0.890 0.59 1.92286 21.3 4 3.058 0.06 - - 絞 ∞ 0.03 - - 5 -2.692 0.53 1.88300 40.8 6 -0.620 0.05 - - 7 * 2.851 0.61 1.88300 40.8 8 * 1.864 - - - *は回転対称非球面を表す。 非球面データは以下の通りである。 No.1 ; K= 0、 A4=0.63746 ×10-1、 A6=-0.82160 ×10-2、 No.7 ; K=-0.16987 ×102、 A4=-0.19724×10-1、 A6=-0.16454、 No.8 ; K=-0.17100、 A4=-0.50262×10-2、 A6=-0.38247 ×10-2
【0036】[実施例5]図9は、本発明の内視鏡対物
レンズの実施例5のレンズ構成図である。このレンズ系
の数値データを表5に示し、その諸収差を図10に示
す。
【0037】
【表5】 Fe=1:3.0 f=0.73 M=-0.141 ω=59.6 ゜ fB=0.50 面 No. rii n ν 1 * ∞ 0.30 1.51633 64.1 2 0.534 0.20 - - 3 0.841 0.58 1.92286 21.3 4 2.865 0.05 - - 絞 ∞ 0.03 - - 5 -2.771 0.56 1.88300 40.8 6 -0.644 0.05 - - 7 * 2.881 0.68 1.88300 40.8 8 1.864 - - - *は回転対称非球面を表す。 非球面データは以下の通りである。 No.1 ; K=0、 A4=0.55408×10-1、 A6=-0.60603 ×10-2、 A8=0.12372 ×10-3、 No.7 ; K=-0.12346 ×102、 A4=-0.15914×10-1、 A6=-0.10234、 A8=-0.95843×10-1
【0038】[実施例6]図11は、本発明の内視鏡対
物レンズの実施例6のレンズ構成図である。このレンズ
系の数値データを表6に示し、その諸収差を図12に示
す。
【0039】
【表6】 Fe=1:3.0 f=0.62 M=-0.118 ω=59.8 ゜ fB=0.52 面 No. rii n ν 1 * ∞ 0.30 1.51633 64.1 2 0.542 0.30 - - 3 0.981 0.63 1.92286 21.3 4 2.923 0.06 - - 絞 ∞ 0.03 - - 5 -2.905 0.40 1.88300 40.8 6 -0.567 0.05 - - 7 * 2.834 0.50 1.88300 40.8 8 * 1.864 - - - *は回転対称非球面を表す。 非球面データは以下の通りである。 No.1 ; K=0、 A4=0.87585×10-1、 A6=-0.86104 ×10-2、 No.7 ; K=-0.32011 ×102、 A4=-0.78648×10-1、 A6=-0.38845、 No.8 ; K=-0.11450、 A4=0.36561 ×10-1、 A6=0.14808×10-1
【0040】次に、実施例1ないし6の各条件式に対応
する値を表7に示す。
【表7】 条件式(1)条件式(2)条件式(3)条件式(4) 実施例1 0.260 0.368 0.463 0.570 実施例2 0.381 0.302 0.410 0.734 実施例3 0.302 0.233 0.425 0.972 実施例4 0.236 0.266 0.384 0.689 実施例5 0.255 0.263 0.391 0.704 実施例6 0.212 0.215 0.335 0.594 条件式(5)条件式(6)条件式(7) 実施例1 0.814 0.112 21.3 実施例2 0.958 0.121 21.3 実施例3 1.005 0.015 37.2 実施例4 0.889 0.083 21.3 実施例5 0.892 0.084 21.3 実施例6 0.830 0.077 21.3
【0041】表7から明らかなように、実施例1ないし
実施例6の数値は、いずれも条件式(1)ないし(7)
を満足している。また、本発明の内視鏡対物レンズは、
倍率色収差が小さく、他の収差も比較的よく補正されて
いる。
【0042】本発明の内視鏡対物レンズは、その構造
上、歪曲収差が小さいものであるが、対物レンズの構成
レンズの一部に非球面を用いることにより、さらに歪曲
収差を減少させることができる。非球面を用いないもの
に比べると、実施例4では歪曲収差が約38%→28
%、実施例5では約38%→28%、実施例6では約3
8%→16%に低減されている。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、視野角が広く、全長が
短くて外径が細く、光学性能に優れた内視鏡対物レンズ
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内視鏡対物レンズの第1の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図2】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図3】本発明による内視鏡対物レンズの第2の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図4】図3のレンズ系の諸収差図である。
【図5】本発明による内視鏡対物レンズの第3の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】本発明による内視鏡対物レンズの第4の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図8】図7のレンズ系の諸収差図である。
【図9】本発明による内視鏡対物レンズの第5の実施例
を示すレンズ構成図である。
【図10】図9のレンズ系の諸収差図である。
【図11】本発明による内視鏡対物レンズの第6の実施
例を示すレンズ構成図である。
【図12】図11のレンズ系の諸収差図である。
【符号の説明】
11 第1レンズ群 12 第2レンズ群 13 第3レンズ群 14 第4レンズ群 20 明るさ絞り

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、 全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と;全体と
    して正の屈折力を有する第2レンズ群と;明るさ絞り
    と;全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と;全
    体として負の屈折力を有する第4レンズ群と;から構成
    され、 前記第4レンズ群中の最も像側のレンズが、像側に凹面
    を有するメニスカスレンズであることを特徴とする内視
    鏡対物レンズ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、下記の条件式
    (1)、(2)を満足する内視鏡対物レンズ。 (1)0≦f/ra <0.7 (2)0≦|f/rb |<0.7(rb <0) 但し、 f :対物レンズ全系の焦点距離、 ra :第2レンズ群の最も像側の面の曲率半径、 rb :第3レンズ群の最も物体側の面の曲率半径。
  3. 【請求項3】 請求項2において、下記の条件式(3)
    を満足する内視鏡対物レンズ。 (3)0<f/rL <1.0 但し、 rL :最終面の曲率半径。
  4. 【請求項4】 請求項3において、下記の条件式(4)
    ないし(7)を満足する内視鏡対物レンズ。 (4)0.5<|f/f1 |<1.2(f1 <0) (5)0.7<f/f23<1.4 (6)0<|f/f4 |<0.2(f4 <0) (7)ν2 <45 但し、 f1 :第1レンズ群の焦点距離、 f23:第2レンズ群と第3レンズ群の合成焦点距離、 f4 :第4レンズ群の焦点距離、 ν2 :第2レンズ群の正レンズのアッベ数。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、第1ないし第4レンズ群はそれぞれ単レンズ1枚か
    らなっている内視鏡対物レンズ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、第1ないし第3レンズ群はそれぞれ単レンズ1枚か
    らなり、第4レンズ群は2枚のレンズの接合レンズから
    なる内視鏡対物レンズ。
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