JPH1048513A - 大口径広角テレセントリックレンズ - Google Patents

大口径広角テレセントリックレンズ

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JPH1048513A
JPH1048513A JP8202062A JP20206296A JPH1048513A JP H1048513 A JPH1048513 A JP H1048513A JP 8202062 A JP8202062 A JP 8202062A JP 20206296 A JP20206296 A JP 20206296A JP H1048513 A JPH1048513 A JP H1048513A
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JP
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lens
lens group
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Saburo Sugawara
三郎 菅原
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/22Telecentric objectives or lens systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Fナンバーが1.5程度と明るく、テレセン
トリック性が良好で、且つ周辺光量の豊富な液晶プロジ
ェクターの提供を目的とする。 【解決手段】 大きな共役側(スクリーン)より順に、
正屈折力を有しレトロフォーカス型の第1レンズ群、少
なくとも一枚の正の屈折力を有する正レンズと大きな共
役側に強い負のパワーを持った負レンズを有する第2レ
ンズ群で構成される大口径広角テレセントリックレン
ズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶プロジェクター
等に使用される投射レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来液晶やCRT等の原画像を拡大投影
する投射レンズで特にFNoが1.5以下の明るいもの
としてはCRT用の投射レンズが種々提案されてきた。
3管式CRTプロジェクション用の投射レンズの提案と
してはたとえば特開平4−311910号公報があげら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では像面湾曲を補正するためのと凹レンズが像面の
近くに配置されるためのテレセン性が悪く光の入射角度
の変化によってコントラストが大きく変化する液晶用の
投射レンズには応用できなかった。また周辺光量が35
%程度と小さいため投影像の周辺部が暗いという欠点が
あった。
【0004】以上のように従来F.Noが1.5程度と
明るく、しかもテレセン性が良好で周辺光量の多い液晶
プロジェクターにも応用可能な投射レンズの提案がなか
った。
【0005】本発明の目的はF.NoがF1.5程度と
明るくテレセン性にすぐれ周辺光量の豊富な単板用の液
晶プロジェクターの投射レンズに適した投射レンズを提
案することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本出願の発明は、大きな共役側より順に、正屈折力を
有しレトロフォーカス型の第1レンズ群、少なくとも一
枚の正の屈折力を有する正レンズと大きな共役側に強い
負のパワーを持った負レンズを有する第2レンズ群で構
成される事を特徴としている。
【0007】特に前記第1レンズ群を、大きな共役側か
ら順に、大きな共役側に凸面を向けた少なくとも2枚の
メニスカス負レンズ、大きな共役側に強い正の屈折力を
有する正レンズ、大きな共役側から負レンズと正レンズ
で接合された大きな共役側に凸面を向けた接合面を有し
た接合レンズ、少なくとも1枚の正レンズで構成すると
よい。
【0008】さらには以下の条件式を満足することが望
ましい。
【0009】 −0.1<f/f2 <0.35 (1) (さらに好ましくは0<f/f2 <0.3) ここでf:全系の焦点距離。
【0010】f2 :第2レンズ群の焦点距離。
【0011】さらには以下の条件式を満足することが望
ましい。
【0012】 0.1<f/f2p<0.5 (2) (さらに好ましくは0.15<f/f2p<0.45) −0.5<f/f2n<−0.02 (3) (さらに好ましくは−0.45<f/f2n<−0.0
5) ここでf2p:第2レンズ群の正レンズ成分の合成焦点距
離。
【0013】f2n:第2レンズ群の負レンズ成分の焦点
距離。
【0014】さらには以下の条件式を満足することが望
ましい。
【0015】 0.05<dm2/f<0.35 (4) (さらに好ましくは0.1<dm2/f<0.3) −20<ν2p−ν2n<20 (5) (さらに好ましくは−15<ν2p−ν2n<15) ここでdm2:第2レンズ群の正レンズ成分と負レンズ成
分の空気間隔。
【0016】ν2p:第2レンズ群の正レンズ成分のアッ
ベ数の平均値。
【0017】ν2n:第2レンズ群の負レンズ成分のアッ
ベ数。
【0018】さらには以下の条件式を満足することが望
ましい。
【0019】 20<ν1hp −ν1hn <45 (6) (さらに好ましくは25<ν1hp −ν1hn <40) 20<ν1fn −ν1mfp<50 (7) (さらに好ましくは25<ν1fn −ν1mfp<45) ここでν1hp ;第1レンズ群中の接合レンズの中の正レ
ンズのアッベ数。
【0020】ν1hn ;第1レンズ群中の接合レンズ中の
負レンズのアッベ数。
【0021】ν1fn ;第1レンズ群中の、大きな共役側
に強いパワーをもつ前記正レンズより大きな共役側に位
置する負レンズのアッベ数の平均値。
【0022】ν1mfp;第1レンズ群中の、大きな共役側
に強いパワーをもつ前記正レンズのアッベ数。
【0023】さらには以下の条件式を満足することが望
ましい。
【0024】 n1mfp>1.7 (8) (さらに好ましくはn1mfp>1.75) n1mrp>1.7 (9) (さらに好ましくはn1mrp>1.75) ここでn1mfp:第1レンズ群中のほぼ中央部に位置し大
きな共役側に強いパワーをもつ正レンズの屈折率
1mrp:第1レンズ群中のほぼ中央部に位置し小さな共
役側に強いパワーをもつ正レンズの屈折率、さらに前記
第1レンズ群と第2レンズ群にはそれぞれ少くとも1面
の非球面を含むことが望ましい。
【0025】さらに前記第1レンズ群中の非球面は第1
レンズ群中の大きな共役側に位置し、負レンズに非球面
が使用される場合は光軸から離れるに沿って負のパワー
が弱くなる非球面であり、正レンズに非球面が使用され
る場合は、光軸から離れるに沿い正のパワーが強くなる
非球面であることが望ましい。
【0026】さらに前記第2レンズ群中の非球面は、正
レンズに非球面が使用される場合は、光軸から離れるに
沿い正のパワーが弱くなる非球面であり負レンズに非球
面が使用される場合は光軸から離れるに沿い負のパワー
が強くなる非球面であることが望ましい。
【0027】さらには以下の条件式を満足することが望
ましい。
【0028】 0.1<D12/f<1.3 (10) (さらに好ましくは0.2<D12/f<1.2) ここでD12:第1レンズ群と第2レンズ群の空気間隔。
【0029】さらには以下の条件式を満足することが望
ましい。
【0030】 0.08<f/l1 <0.35 (11) (さらに好ましくは0.11<f/l1 <0.27) ここでl1 :第1レンズ群の全長。
【0031】さらには軸上主光線と軸外主光線の交わる
点は前記第1レンズ群のほぼ中央に位置する2つの正レ
ンズの間に位置することが望ましい。
【0032】
【発明の実施の形態】
〔実施例〕図1から8は、本発明に関する数値実施例1
から8のレンズ断面を示す。図9から16は、本発明に
関する数値実施例1から8の諸収差図を示す。尚諸収差
図は倍率が1/27の時のそれを示す。
【0033】図1において、Iは大きな共役側(スクリ
ーンs)に配置された正屈折力を有しレトロフォーカス
型の第1レンズ群、IIは少なくとも一枚の正の屈折力
を有する正レンズと大きな共役側に強い負のパワーを持
った負レンズを有する第2レンズ群である。pは、画像
を形成する小さな共役としての液晶パネルのカバーガラ
スを示す。尚、本願のいうレトロフォーカス型とは、後
側の主点がその第1レンズ群Iの最終レンズ面より小さ
な共役側ある事を言う。又、〜に強いパワー、あるいは
〜強い屈折力を持つとは、他のレンズ面に対しての相対
比較をさす。
【0034】こうした構成のもとで、液晶に形成された
画像は第1レンズ群、第2レンズ群を介したスクリーン
に投影されることになる。
【0035】第1レンズ群Iはテレセン性を良好に保つ
ために大きな共役側に負レンズ成分を多く含み小さな共
役側に正レンズ成分を多く含む構成となっている。その
ため軸外光束は同じ向きのプリズム成分が多くなり、た
とえば大きな共役側に第1レンズ群の上側から入射する
光束は鋭角を下方にもつプリズム成分に相当するレンズ
部分を通過するため非点収差や歪曲収差が多く発生して
しまう。その発生する収差を補正するために第1レンズ
群と小さな共役点の間に第2レンズを配置させ逆の収差
を発生させている。第2レンズ群の大きな共役側の正レ
ンズの大きな共役側の非球面の効果と小さな共役側の負
レンズの大きな共役側のレンズ面での入射角を大きくす
ることにより第1レンズ群で発生する非点収差や歪曲収
差を補正している。
【0036】以下条件式の意味について説明を行う。
【0037】条件式(1)は全系の焦点距離と第2レン
ズ群の焦点距離の比について限定したもので、条件式
(1)の下限値を超える領域では第2レンズ群により軸
外光束が大きくはね上げられ第1レンズ群の小さな共役
側のレンズ径が大きくなりすぎ、条件式(1)の上限値
を超える領域では第2レンズ群により軸外光束が集光さ
れすぎて第1レンズ群の小さな共役側のレンズ面で他の
像高を通る光束と軸外光束のオーバーラップ量が多くな
りすぎ軸外光束の補正が困難となる。
【0038】条件式(2)は全系の焦点距離と第2レン
ズ群の正レンズ成分の合成焦点距離の比について限定し
たもので条件式(2)の下限値あるいは上限値を超える
領域では第2レンズ群中の正レンズ成分のパワーが弱す
ぎるか強くなりすぎるため結果として条件式(1)を満
足することが困難となる。
【0039】条件式(3)は全系の焦点距離と第2レン
ズ群と負レンズ成分の焦点距離の比について限定したの
で条件式(3)の下限値あるいは上限値を超える領域で
は第2レンズ群の負レンズ成分のパワーが弱すぎるか強
くなりすぎるため結果として条件式(1)を満足するこ
とが困難となる。
【0040】第2レンズ群の正レンズ成分、負レンズ成
分の焦点距離が全系の焦点距離に対して条件式(2)
(3)の範囲内にあれば第1レンズ群で発生する非点収
差や歪曲収差と逆の収差をほぼ同量発生することがで
き、全系で良好な光学性能を得ることができる。
【0041】条件式(4)は第2レンズ群の正レンズ成
分と負レンズ成分の空気間隔と全系の焦点距離の比につ
いて限定したもので条件式(4)の下限値を超える領域
では第2レンズ群の正レンズ成分と負レンズ成分の間の
空気レンズで第1レンズ群で発生する収差と逆の収差を
十分発生することができず、条件式(4)の上限値を超
える領域では第2レンズ群の正レンズで成分と負レンズ
成分の間隔が大きくなりすぎ、第2レンズ群で軸外光束
が大きくはね下げられるため歪曲収差がアンダーとなり
好ましくない。
【0042】条件式(5)は、第2レンズ群の正レンズ
成分のアッベ数の平均値と負レンズ成分のアッベ数の差
について限定したもので、条件式(5)の下限値あるい
は上限値を超える領域では軸外光束の光軸からこの高さ
が大きいところで色消しあるいは色出しが行われるため
高次の倍率色収差が大きく発生するのでよくない。
【0043】条件式(6)は第1レンズ群中の接合レン
ズの正レンズと負レンズのアッベ数の差について限定し
たもので、条件式(6)の下限値を超える領域では、軸
上色収差および倍率色収差がアンダーとなり、条件式
(6)の上限値を超える領域では軸上色収差および倍率
色収差がオーバーとなる傾向となる。
【0044】条件式(7)は第1レンズ群中のほぼ中央
部に位置し大きな共役側に強いパワーをもつ正レンズの
アッベ数とその正レンズより大きな共役側に位置する負
レンズのアッベ数の平均値の差について限定したもの
で、条件式(7)の下限値を超える領域では軸上色収差
がオーバー倍率色収差がアンダーとなり条件式(7)の
上限値を超える領域では軸上色収差がアンダー、倍率色
収差がオーバーとなるためよくない。
【0045】条件式(5)、(6)、(7)は色収差補
正に関する条件式で、軸外光束の光軸からの高さが低い
ところで倍率色収差の補正をほぼ行う構成をとるための
条件式である。このような構成をとることにより高次の
倍率色収差の発生を小さくすることができる。
【0046】条件式(8),(9)は第1レンズ群中の
ほぼ中央部に位置し大きな共役側に強いパワーをもつ正
レンズの屈折率と、小さな共役側に強いパワーをもつ正
レンズの屈折率について限定したもので、条件式
(8),(9)の下限値を超える領域では高次の球面収
差が大きく発生する傾向となる。
【0047】条件式(10)は第1レンズ群と第2レン
ズ群の空気間隔と全系の焦点距離の比について限定した
もので、条件式(10)の下限値を超える領域では、第
2レンズ群を通過する光束の幅が大きくなりすぎ、違う
像高の光束のオーバーラップ量が多くなるため軸外収差
の補正が十分行えず、条件式(10)の上限値を超える
領域では第2レンズ群を通過する光束の幅が小さくなり
すぎるためレンズのゴミが投影像において目立ってく
る。
【0048】条件式(11)は第1レンズ群の全長と全
系の焦点距離の比について限定したもので条件式(1
1)の下限値を超える領域では、レンズ全長が大きくな
りすぎ、条件式(11)の上限値を超える領域では第1
レンズ群の全長が短くなりすぎるため第1レンズ群の大
きな共役側や小さい共役側のレンズ面で違う像高の光束
のオーバーラップ量が多くなりすぎるため軸外収差の補
正が困難となる。
【0049】第1レンズ群の大きな共役側に非球面を使
用する場合には、非点収差および歪曲収差の補正のため
負レンズに非球面を使用する場合には光軸から離れるに
沿って負のパワーが弱くなる非球面を使用し、正レンズ
に非球面を使用する場合には光軸から離れるに沿って正
のパワーが強くなる非球面を使用するのがよい。非球面
はなるべく軸外光束の光軸からの高さが大きい面に使用
すると違う像高の光束のオーバーラップ量が小さくなり
軸外収差の補正が良好に行える。
【0050】第2レンズ群に非球面を使用する場合に
は、非点収差および歪曲収差の補正のため、正レンズに
非球面を使用する場合は光軸から離れるに沿い正のパワ
ーが弱くなる非球面を使用し、負レンズに非球面を使用
する場合は光軸から離れるに沿い負のパワーが弱くなる
非球面を使用するのがよい。コマ収差を良好に補正する
ためには軸上および軸外主光線の交わる位置は第1レン
ズのほぼ中央に位置する2つの正レンズの間に位置する
のがよい。以下に数値実施例を示す。
【0051】尚、ri は大きな共役側から順にレンズ面
の曲率半径、di は大きな共役側から順にレンズ面間
隔、ni は大きな共役側から順にレンズのd線における
屈折率、νi は大きな共役側から順にレンズのアッベ数
である。
【0052】非球面形状は以下の式で表される。
【0053】
【外1】 ここで、r:近軸曲率半径 K:円錐定数 Ai :i次の非球面係数である。
【0054】条件式の値
【0055】
【表1】
【0056】
【外2】
【0057】
【外3】
【0058】
【外4】
【0059】
【外5】
【0060】
【外6】
【0061】
【外7】
【0062】
【外8】
【0063】
【外9】
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少ないレンズ構成でF.Noが1.5程度と明るく、テ
レセン性が良好で、周辺光量が50〜60%と豊富で光
学性能が良好な単板用液晶プロジェクター用の投射レン
ズとして最適な大口径広角テレセントリックレンズを実
現できる。
【0065】本発明はまた投射画角が80°程度広いの
で特にリアプロジェクションTV用の投射レンズとして
最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値実施例1のレンズ断面図。
【図2】本発明の数値実施例2のレンズ断面図。
【図3】本発明の数値実施例3のレンズ断面図。
【図4】本発明の数値実施例4のレンズ断面図。
【図5】本発明の数値実施例5のレンズ断面図。
【図6】本発明の数値実施例6のレンズ断面図。
【図7】本発明の数値実施例7のレンズ断面図。
【図8】本発明の数値実施例8のレンズ断面図。
【図9】本発明の数値実施例1の諸収差図。
【図10】本発明の数値実施例2の諸収差図。
【図11】本発明の数値実施例3の諸収差図。
【図12】本発明の数値実施例4の諸収差図。
【図13】本発明の数値実施例5の諸収差図。
【図14】本発明の数値実施例6の諸収差図。
【図15】本発明の数値実施例7の諸収差図。
【図16】本発明の数値実施例8の諸収差図。
【符号の説明】
I 第1レンズ群 II 第2レンズ群 SP 絞り S サジタル像面 M メリヂオナル像面 d d線 g g線 sc 正弦条件

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きな共役側より順に、正屈折力を有し
    レトロフォーカス型の第1レンズ群、少なくとも一枚の
    正の屈折力を有する正レンズと大きな共役側に強い負の
    パワーを持った負レンズを有する第2レンズ群で構成さ
    れることを特徴とする大口径広角テレセントリックレン
    ズ。
  2. 【請求項2】 前記第1レンズ群は、大きな共役側から
    順に、大きな共役側に凸面を向けた少なくとも2枚のメ
    ニスカス負レンズ、大きな共役側に強い正の屈折力を有
    する正レンズ、大きな共役側から負レンズと正レンズで
    接合され大きな共役側に凸面を向けた接合面を有した接
    合レンズ、少なくとも1枚の正レンズを有することを特
    徴とする請求項1の大口径広角テレセントリックレン
    ズ。
  3. 【請求項3】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1から2の大口径広角テレセントリックレン
    ズ。 −0.1<f/f2 <0.35 ここでf:全系の焦点距離。 f2 :前記第2レンズ群の焦点距離。
  4. 【請求項4】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1から3の大口径広角テレセントリックレン
    ズ。 0.1<f/f2p<0.5 −0.5<f/f2n<−0.02 ここでf2p:前記第2レンズ群の正レンズ成分の合成焦
    点距離。 f2n:前記第2レンズ群の負レンズ成分の焦点距離。 f :全系の焦点距離。
  5. 【請求項5】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1から4の大口径広角テレセントリックレン
    ズ。 0.05<dm2/f<0.35 ここでdm2:第2レンズ群の正レンズ成分と負レンズ成
    分の空気間隔。 f :全系の焦点距離。
  6. 【請求項6】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項2から5の大口径広角テレセントリックレン
    ズ。 −20<ν2p−ν2n<20 20<ν1hp −ν1hn <45 20<ν1fn −ν1mfp<50 ここで ν2p;前記第2レンズ群の正レンズ成分のアッ
    ベ数の平均値。 ν2n;前記第2レンズ群の負レンズ成分のアッベ数。 ν1hp ;前記第1レンズ群中の接合レンズの中の正レン
    ズのアッベ数。 ν1hn ;前記第1レンズ群中の接合レンズ中の負レンズ
    のアッベ数。 ν1fn ;前記第1レンズ群の大きな共役側に強いパワー
    を持つ前記正レンズより大きな共役側に位置する負レン
    ズのアッベ数の平均値。 ν1mfp;第1レンズ群中の大きな共役側に強いパワーを
    もつ前記正レンズのアッベ数。
  7. 【請求項7】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項2から6の大口径広角テレセントリックレン
    ズ。 n1mfp>1.7 n1mrp>1.7 ここでn1mfp:第1レンズ群中の、大きな共役側に強い
    パワーをもつ前記正レンズの屈折率。 n1mrp:第1レンズ群中の、小さな共役側に強いパワー
    をもつ前記正レンズの屈折率。
  8. 【請求項8】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1から7の大口径広角テレセントリックレン
    ズ。 0.1<D12/f<1.3 0.08<f/l1 <0.35 ここでD12:第1レンズ群と第2レンズ群の空気間隔。 l1 :第1レンズ群の全長。
  9. 【請求項9】 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群に
    はそれぞれ少なくとも1面の非球面を有することを特徴
    とする請求項1から8の大口径広角テレセントリックレ
    ンズ。
  10. 【請求項10】 前記第1レンズ群中の非球面は第1レ
    ンズ群中の最も大きな共役側に位置し、負レンズに非球
    面が使用される場合は光軸から離れるに沿って負のパワ
    ーが弱くなる非球面であり、正レンズに非球面が使用さ
    れる場合は光軸から離れるに沿い正のパワーが強くなる
    非球面であることを特徴とする請求項9の大口径広角テ
    レセントリックレンズ。
  11. 【請求項11】 前記第2レンズ群中の非球面は、正レ
    ンズに非球面が使用される場合は光軸から離れるに沿い
    正のパワーが弱くなる非球面であり、負レンズに非球面
    が使用される場合は光軸から離れるに沿い負のパワーが
    強くなる非球面であることを特徴とする請求項9の大口
    径広角テレセントリックレンズ。
  12. 【請求項12】 前記第2レンズ群の正レンズ成分は、
    1枚の両凸レンズよりなることを特徴とする請求項9の
    大口径広角テレセントリックレンズ。
  13. 【請求項13】 軸上主光線と軸外主光線の交わる点
    は、前記第1レンズ群のほぼ中央に位置する2つの正レ
    ンズの間に位置することを特徴とする請求項1から12
    の大口径広角テレセントリックレンズ。
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