JP2001166258A - 立体画像撮影用光学系及びそれを用いた立体画像撮影装置 - Google Patents

立体画像撮影用光学系及びそれを用いた立体画像撮影装置

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JP2001166258A
JP2001166258A JP35151799A JP35151799A JP2001166258A JP 2001166258 A JP2001166258 A JP 2001166258A JP 35151799 A JP35151799 A JP 35151799A JP 35151799 A JP35151799 A JP 35151799A JP 2001166258 A JP2001166258 A JP 2001166258A
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Shuichi Kobayashi
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B35/00Stereoscopic photography

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】立体撮影を行うための光学性能が良好で、より
小型で比較的広い画角が撮影可能である立体画像撮影光
学系及びそれを用いた立体画像撮影装置を得ること。 【解決手段】通過光束を制限する左右眼用の1対のシャ
ッタと、左右眼用の負の屈折力を有する1対の前方レン
ズ群と、左右眼用の1対の反射ミラーと、該1対の前方
レンズ群の光軸が交差した位置又はその近傍に配置し
て、該1対の前方レンズ群の光軸を一致させる合成光学
素子と、絞りと、該一致した光軸と光軸が一致するよう
に配置した後方レンズ群とを有した立体画像撮影用光学
系において、該1対の反射ミラーは該前方レンズ群と該
合成光学素子との間に配置されており、該1対のシャッ
タを交互に開閉して、該1対の前方レンズ群と後方レン
ズ群とを介して、結像面に設けた撮像素子に時系列的に
左眼用と右眼用の視差画像を形成していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体画像撮影用光学
系及びそれを用いた立体画像撮影装置に関し、特に、変
倍が可能であり、かつ比較的広画角の撮影範囲を含む左
右眼の視差画像を得る際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】立体画像を観察する為には複数の視差画
像が必要となる。従来、複数の視差画像を得る為の立体
画像撮影用の光学装置や撮影光学系が、例えば持開平8
−251624号公報や特開平8−307904号公報
等で種々と提案されている。
【0003】特開平8−251624号公報の図1にお
いては、立体画像撮影光学系を左右2つの反射角度可変
ミラーと、左右2つのミラーと、左右2つの2組みの偏
光フィルターと、左右2つのレンズ系と、ひとつの撮像
素子より構成している。そして、偏光フィルターを回転
させることにより左右の視差画像に基づく光量を変化さ
せ、左右の視差画像に対する光路を通過した光を交互に
撮像素子に導いて視差画像を得ている。
【0004】また、特開平8−251624号公報の図
2の実施例においては、立体画像撮影光学系を左右2つ
の反射角度可変ミラーと、左右2つのミラーと、偏光ビ
ームスプリッターと、偏光フィルターと、レンズ系と、
撮像素子より構成している。
【0005】そして図1と同様に、偏光フィルターを回
転させることにより左右の視差画像に基づく光量を変化
させ、左右の視差画像に対する光路を通過した光を交互
に撮像素子に導いて視差画像を得ている。
【0006】特開平8−307904号公報において
は、立体画像撮影光学系を左右2つの対物レンズと、左
右2つのシャッタと、左右2つの像を結合するためのハ
ーフミラーと、左右2つの対物レンズの1次結像面を撮
像素子に再結像する変倍光学系より構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−251624号公報の図1の実施例に開示されてい
る立体画像撮影光学系は、ひとつの撮像素子に対し2つ
の撮影レンズが用いられているので、撮像素子に対し撮
影レンズの光軸が傾いてしまい、画面周辺部がボケてし
まう欠点があった。
【0008】又、特開平8−251624号公報の図2
の実施例で開示されている立体画像撮影光学系では2つ
の光路を合成する為の光路合成素子に多層膜より構成さ
れる偏光ビームスプリッターを用いている。この為、光
束の入射角の変化によって分光反射率の特性が変化して
しまう欠点があり画面内で色ムラが生じてしまうといっ
た欠点があった。
【0009】また、特開平8−307904号公報にお
いては左右2つの対物レンズの空中像をリレーレンズで
再結像させるため光学系全体のレンズ構成枚数が多くな
り、装置全体の構成が複雑になるという欠点を有してい
た。
【0010】また、ハーフミラーにより、左右の光路を
合成しているため、各光路ともハーフミラーを反射・透
過を行うため、光量が少なくなるという問題を有してい
る。
【0011】本発明は、複数の視差画像を撮影する為の
光学系を適切に設定することにより、光学性能が良好で
色ムラが生じず、比較的広画角の撮影画像が得られ、し
かも良好なる立体画像(視差画像)を容易に得ることが
できる立体画像撮影用光学系及びそれを用いた立体画像
撮影装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の立体画
像撮影光学系は、通過光束を制限する左右眼用の1対の
シャッタと、左右眼用の負の屈折力を有する1対の第1
レンズ群と、左右眼用の1対の反射ミラーと、該1対の
第1レンズ群の光軸が交差した位置又はその近傍に配置
して、該1対の第1レンズ群の光軸を一致させる合成光
学素子と、絞りと、該一致した光軸と光軸が一致するよ
うに配置した後方レンズ群とを有した立体画像撮影用光
学系であって、該1対の反射ミラーは該第1レンズ群と
該合成光学素子との間に配置されており、該1対のシャ
ッタを交互に開閉して、該1対の第1レンズ群と後方レ
ンズ群とを介して、結像面に設けた撮像素子に時系列的
に左眼用と右眼用の視差画像を形成していることを特徴
としている。
【0013】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記1対のシャッタは前記合成光学素子よりも物体
側の光路上に配置していることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明は請求項1,2の発明にお
いて、前記1対のシャッタが前記第1レンズ群と該合成
光学素子の間の光路上に配置されていることを特徴とし
ている。
【0015】請求項4の発明は請求項1〜3の発明にお
いて、前記1対のシャッタは液晶を利用していることを
特徴としている。
【0016】請求項5の発明は請求項1〜4の発明にお
いて、前記絞りは前記合成光学素子により光軸を一致さ
せた位置又はその近傍に配置されており、該合成光学素
子は表面反射又は裏面反射を利用したミラー部材より成
っていることを特徴としている。
【0017】請求項6の発明は請求項1の発明におい
て、前記後方レンズ群は少なくとも2つの正の屈折力の
レンズ群を備え、前記第1レンズ群及び絞りは、像面に
対して変倍に際しては常時固定であり、前記少なくとも
2つの正の屈折力を有するレンズ群は、各々独立に像面
側から物体側へ移動して広角端から望遠端への変倍を行
っていることを特徴としている。
【0018】請求項7の発明は請求項6の発明におい
て、前記第1レンズ群と絞りの間の空気に換算した距離
をD1S(mm)としたとき、 25<D1S の条件式を満足することを特徴としている。
【0019】請求項8の発明は請求項6又は7の発明に
おいて、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から
入射瞳位置までの距離をLinp、前記変倍したときの
全系の広角端の焦点距離をfwとしたとき、 1.5<Linp/fw<5 の条件式を満足することを特徴としている。
【0020】請求項9の発明は請求項6,7又は8の発
明において、前記後方レンズ群を変倍により広角端にし
たとき、前記前方レンズ群と該後方レンズ群による撮影
画角2ωが 45°<2ω を満足することを特徴としている。
【0021】請求項10の発明の立体画像撮影装置は、
請求項1から9のいずれか1項の立体画像撮影用光学系
を用いて撮像手段面上に視差画像を形成していることを
特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の立体
画像撮影装置の光学断面図である。図1の立体画像撮像
装置(立体画像撮影光学系)は2つの視差画像を時系列
に得る場合を示している。
【0023】図1の撮影光学系(光学系)は、人間の目
の幅に略等しい間隔で、略平行に配置される左右の光軸
AXL,AXR上に配置される左右2つのシャッタ(光
量制御手段)SL,SRと負の屈折力を有する左右の第
1レンズ群(光学系)G1L、G1Rと、左右の光軸
(AXL,AXR)を内側に偏向させる反射ミラーM1
L、M1Rと、反射ミラーM1L、M1Rにより偏向さ
せられた光軸AXL、AXRを光学系の絞りSP近傍で
重ねるための3角プリズム(3角柱プリズム)よりなる
合成光学素子Pと、光量調節のための絞りSPと、像面
に対して常時固定であり負の屈折力を有する第2レンズ
群G2と、広角端から望遠端への変倍時に像面から物体
側へ光軸上を移動可能な全体として正の屈折力を有する
第3レンズ群G3と、変倍時の像面位置の補正のために
光軸上を移動可能な全体として正の屈折力を有する第4
レンズ群G4と、物体の距離変化に応じて光軸上を移動
可能な全体として正の屈折力を有する第5レンズ群G5
と、光学的ローパスフィルタLPFと、色分解プリズム
PGとから構成されている。
【0024】色分解プリズムPGで3色に色分解された
後、像面は各色ごとに異なった像面(撮像素子面)に到
達するが、本実施例では、1つの像面FPのみを記載し
ている。
【0025】図1において、広角端から望遠端の変倍時
に第3レンズ群G3、第4レンズ群G4は、同図に示す
軌跡3A、4Aのように光軸上を物体側へ移動して変倍
とそれに伴う像面の補正を行っている。第5レンズ群G
5は、物体距離の変動に伴う像位置の補正(フォーカ
ス)を行っている。
【0026】軌跡5A1,5A2は各々無限遠物体と近
距離物体における各ズーム位置(広角端から望遠端にお
けるズーム位置)に対する光軸上の位置を示している。
第1〜第5レンズ群は変倍光学系ZPの一要素を構成し
ている。
【0027】図1に示すように、撮影光学系の内部の物
体側に、撮影光学系の絞りSPを設け、その近傍におい
て左右の画像の合成を行うような3角プリズムからなる
合成光学素子Pを設けることにより、比較的,前玉径を
小さくし、左右の偏向ミラーM1R,M1Lの小型化を
達成している。
【0028】本実施形態では、合成光学素子Pの2つの
反射面PL,PRを挟む角度を70度として、絞りSP
による有効光束のケラレなどを防いでいる。また、2つ
の反射面PL,PRは、表面反射鏡であり、高い反射率
を有する蒸着が施されている。
【0029】次に左右の光軸(AXL,AXR)を内側
に偏向させる反射ミラーM1L,M1Rの配置について
説明する。
【0030】図2は、左右の光軸AXL,AXRと合成
光学素子Pと、合成された光軸AXとの構成関係を示し
た概略図である。右側の光路AXRについて考えると,
合成光学素子Pの反射面PRと偏向ミラーM1Rは、略
平行になっており、このため右側の光軸AXRと光軸A
Xは、距離Dだけオフセットしている。
【0031】この結果、左右の光学系が対称であるとす
ると左右の光軸AXL,AXRから、視差2Dを有する
画像を得ることができる。
【0032】この時、物体と合成光学素子Pの間に配置
される光学系G1Rについて考えると、光学系G1Rの
配置には、偏向ミラーM1Rに対して像側にG1Rを配
置する方法と、変更ミラーM1Rよりも、より物体側に
配置する方法が考えられる。
【0033】図3は、偏向ミラーM1Rよりも像側に配
置した場合の、光学系の画角(半画角w)と、光軸AX
Rに対する角度θの関係を示す説明図である。
【0034】半画角wに対して、偏向ミラーM1Rが2
点の交点を持つためには、 w<θ が必要である。
【0035】したがって光学系が比較的広角である場
合、wがある程度大きい場合、偏向ミラーM1Rが大き
くなってしまい、又、偏向ミラーM1Rと交点を持てな
くなる。θは、合成光学素子の2つの反射面PR,PL
を挟む角度の2分の1の場合、2つの光軸AXL,AX
Rが平行となる。
【0036】本実施形態では、広角端での半画角wを2
2.5度以上としているので、図3のような構成であれ
ば偏向ミラーM1Rが大型化してしまう。
【0037】このため、図4に示すように、負の屈折力
を有する光学系G1Rよりも像側に偏向ミラーM1Rを
配置している。
【0038】是により、光学系G1Rの負の屈折力によ
り偏向ミラーM1Rに入射する開き角度が半画角wより
も小さくなるため、偏向ミラーM1Rを小型にすること
ができる。
【0039】また、偏向ミラーM1Rを負の屈折力を有
する第1レンズ群G1Rと合成光学素子Pとの間に配置
しても、立体撮影を行うに対して適切な視差を得られる
ように、合成光学素子Pと第1レンズ群G1Rとの間隔
を適切に設定している。
【0040】図1の実施形態1では、変倍光学系ZP
が、共通の光軸AX上にあるので、変倍時の左右の倍率
差や光軸のずれを生じないという利点がある。
【0041】図1では、負の屈折力を有する第1レンズ
群G1R,G1Lより物体側に左右のシャッタSL,S
Rを配置したが、是に限定するものではない。合成光学
素子Pと物体との間の光軸、AXR,AXL上にシャッ
タSL,SRが配置されておればよい。
【0042】とくに、第1レンズ群G1R,G1Lと、
合成光学素子Pとの間に、シャッタSL,SRを配置す
ると第1レンズ群の負の屈折力によりシャッタへの入射
角が減ぜられ、シャッタの小型化及びシャッタを液晶な
どとしたときの角度依存性を大きく低減することができ
る。この場合、第1レンズ群と合成光学素子間の光路長
を補正する必要がある。
【0043】図5は、負の屈折力を有する第1レンズ群
G1Rと偏向ミラーM1Rとの間にシャッタSRを配置
した場合の右側の構成例を示したものである。
【0044】また、図6は、偏向ミラーM1Rと合成光
学素子Pとの光路の間にシャッタSRを配置した場合の
右側の光路を示したものである。
【0045】図5、図6とも右側の光路のみ示したが、
左側についてはこれと光軸AXについて対称な構造を有
している。
【0046】左右のシャッタSL,SRをそれぞれシャ
ッタ制御手段UN1L、UN1Rに接続され、不図示の
撮影制御回路により制御される。これにより、左右のシ
ャッタSR,SLを時分割に制御することで、像面FP
に視差画像を形成している。
【0047】図7は本実施形態における右側のシャッタ
SRの要部概略図である。
【0048】本実施形態の左右眼用の光量制御手段とし
ての、液晶シャッターSL,SRは同じ構成より成って
いる。右の液晶シャッターSRは被写体側から、1/4
波長板P1、偏光板H1、液晶LCDR、偏光板H2、
そして1/4波長板P2より構成している。
【0049】左の液晶シャッターSLも同様に被写体側
から1/4波長板P3、偏光板H3、液晶層LCDL、
偏光板H4、そして1/4波長板P4より構成してい
る。
【0050】上記偏光板の偏光軸と1/4波長板の光学
軸のなす角度θは良好な円偏光を形成するためにθを4
5°に設定している。
【0051】液晶LCDR(LCDL)と2枚の偏光板
H1,H2(H3,H4)で構成される液晶シャッター
SR(SL)の被写体側及び撮像素子(CCD1)側の
両方に、1/4波長板P1,P2(P3,P4)を配置
することにより被写体の偏光による光沢の変化や、偏光
による水晶ローパスフィルターLPFの効果の減少によ
るモアレの発生を防ぎ、自然な画像を撮影している。
【0052】液晶シャッターSR(SL)は、その両側
に1/4波長板Pl,P2(P3,P4)を配置するこ
とにより、液晶シャッターSR(SL)を通過する直線
偏光光は、被写体側及び撮像側で円偏光となるので、偏
光特性を有する被写体の影響や、複屈折を利用して光線
を分離する水晶ローパスフィルターの効果の減少を少な
くしている。
【0053】図1の実施形態では、物体距離の変動に対
する像面位置の補正(フォーカス)を第5レンズ群で行
っているが、第1群以外のレンズ群であれば他のレンズ
群でも物体距離の変動に対する像面位置の補正(フォー
カス)をしてもよい。
【0054】また、さらなる光量調節のために、絞りS
Pの開口を変化させる方法の他に光量減衰フィルターを
第1レンズ群と反射ミラーの間や、第1レンズ群と合成
プリズムPの間に配置し、被写体の明るさに応じて、出
し入れ可能としてもよい。
【0055】さらに、左右の光軸,AXLとAXRの物
体側で交差する距離を、不図示の測距装置から得られた
距離情報に応じて可変にすることにより、視差画像を得
ても良い。これによれば、より見やすい立体画像を得る
ことができる。
【0056】また、本実施形態では、撮像素子としてC
CDを用いているが、CCDのかわりに銀塩フィルムを
配置して、立体カメラあるいは立体動画カメラを構成し
てもよい。撮像装置がフィルムの場合はモアレは発生し
ないので、銀塩フィルム側の1/4波長板及び水晶ロー
パスフィルターLPFは省略してよい。
【0057】本発明に係る変倍光学系の一態様は、物体
側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、絞りS
P、第2レンズ群、少なくとも2つの正の屈折力のレン
ズ群を備え、前記第1レンズ群および絞りは、像面に対
して常時固定であり、前記少なくても2つの正の屈折力
を有するレンズ群は、広角端から、望遠端への変倍を行
うとき、それぞれ独立に像面側から物体側に移動してい
る。
【0058】そして、前記第1レンズ群と絞りとの間隔
D1Sが以下の条件式を満足している。
【0059】25<D1S(mm) ‥‥‥(1) ここでD1Sは、第1レンズ群と絞りの間の空気に換算
した距離である。条件式(1)の下限をこえると、立体
撮影に適する視差を得る様な光学系を構成するのが難し
くなる。
【0060】又、以下の条件式を満足することを特徴と
している。
【0061】 1.5<Linp/fw<5 ‥‥‥(2) ここでLinpは、入射瞳位置(第1レンズ群の最も物
体側のレンズ面からの距離)、fwは変倍光学系の広角
端側の焦点距離である。
【0062】下限を超える領域では、第1レンズ群の屈
折力が強くなりすぎ、第1レンズ群の軸外光線の高さが
小さくなり、収差補正が困難になる。
【0063】また、上限をこえると第1レンズ群の有効
径が大きくなってしまうので好ましくない。
【0064】次にこの変倍光学系を用いた立体画像撮影
装置の技術的な説明をする。視差のある左右の画像を、
共通の撮像面上に形成するために、光学系の絞り近傍に
配置した合成光学素子により光路を合成することによ
り、合成光学素子を小型化すること,および光量低下の
少ない光学系を可能としている。
【0065】また、負の屈折力を有する第1レンズ群と
絞りの間に、合成光学素子および、左右の反射ミラーを
配置することで、ミラーの小型化および画角の広い光学
系に対しても立体撮影を可能としている。
【0066】また、左右のシャッタを物体と該合成光学
素子の間に配置することで、時分割された左右の視差画
像を取り込むことができる。また、さらに該シャッタを
液晶シャッタとすることで、応答性に優れる立体画像撮
影光学系を実現している。
【0067】また、前記合成光学素子を、表面鏡あるい
は、裏面鏡を用い、これによって、光量の低下が少なく
なるようにしている。
【0068】又、変倍光学系を物体側から順に、負の屈
折力を有する第1レンズ群、絞り、第2レンズ群と配置
することで、絞りに入射する軸外主光線の角度を小さく
すること、および、レンズ径の小径化を実現し、また、
絞りに対して、物体側に第1レンズ群を配置すること
で、第2群より像面側で発生する軸外収差の発生を良好
に補正することを可能としている。
【0069】また、変倍部を、第2レンズ群よりも像面
側に位置する少なくても2つの正の屈折力を広角側から
望遠端に対して、像面側から物体側移動するように構成
することで、変倍時に第1レンズ群、絞りを変倍時に固
定することが可能となり、変倍およびフォーカス作動時
の左右の倍率変動や、光軸ずれの発生を防いでいる。
【0070】変倍光学系としてさらに望ましくは、第1
レンズ群のみを絞りに対して、物体側に配置しているの
で、軸外収差の補正上、第1レンズ群中に正レンズを配
置することが望ましい。
【0071】次に図1の撮影光学系(変倍光学系)の第
1レンズ群1GR(1GL)以降の光路を展開したとき
の数値実施例1,2を表−1,表−2に示す。
【0072】又、数値実施例1の光路を展開したときの
撮影光学系の断面図と収差図を図8,図9に示す。数値
実施例2の光路を展開したときの撮影光学系の断面図と
収差図を図10,図11に示す。
【0073】数値実施例においてriは物体側より順に
第i番目の曲率半径、diは物体側より順に第i番目の
レンズ厚及び空気間隔、niとνiはそれぞれ物体側よ
り順に第i番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数で
ある。数値実施例における最後の6つのレンズ面は色分
解プリズムやフィルター等のガラスブロックである。
【0074】実際の撮影光学系は第1レンズ群と第2レ
ンズ群の間で、左右の光路を合成するような図1に示し
た光学系を構成するが、数値実施例としては、光路を展
開して示している。また、左右の光学系は同じ構成であ
る。
【0075】収差図において、(A),(B)はそれぞ
れ広角端、望遠端の収差図を表している。また、dis
tは歪曲収差をあらわしている。また、球面収差の図
中、実線はd線、2点鎖線はg線、1点鎖線はc線を表
している。
【0076】また、非点収差で、点線はメリジオナル断
面をSはサッジタル断面の非点収差を表している。以後
の収差図で、表記については、同じであり以後説明を省
略する。
【0077】本実施形態では図1に示したように、合成
光学素子Pの2つの反射面の挟む角度を70度と設定し
たが、是に限定するものではない。
【0078】左右の光軸AXL,AXR間の距離(視
差)量と、第1レンズ群と絞りまでの間隔を適切に設定
し、絞りによる軸外光束のケラレを考慮すると、2つの
反射面P1,P2の間の角度Qは、 60<Q<80(deg) であることが望ましい。
【0079】また、本実施例では、正の屈折力を有する
第3レンズ群、第4レンズ群G3,G4により変倍と、
像面補正を行い、第5レンズ群で、フォーカスを行うよ
うに構成したが、是に限定するものではない。
【0080】 [表−1]数値実施例1 f=4.14983〜8.29mm fno=1:2.1〜4.1 2ω=71.8°〜40° r 1= 38.689 d 1= 4.29 n 1=1.72151 ν 1=29.2 r 2= 255.382 d 2= 0.20 r 3= 21.848 d 3= 0.70 n 2=1.88300 ν 2=40.8 r 4= 8.918 d 4= 3.63 r 5= -305.287 d 5= 1.20 n 3=1.78590 ν 3=44.2 r 6= 12.598 d 6=43.00 r 7=(∞)絞り d 7= 6.20 r 8= -55.286 d 8= 1.91 n 4=1.83400 ν 4=37.2 r 9= -19.101 d 9= 0.90 n 5=1.48749 ν 5=70.2 r10= 72.501 d10=可変 r11= -16.092 d11= 1.53 n 6=1.51742 ν 6=52.4 r12= -18.204 d12= 0.20 r13=-1132.196 d13= 2.17 n 7=1.51633 ν 7=64.1 r14= -67.789 d14= 0.10 r15= 58.916 d15= 2.71 n 8=1.60311 ν 8=60.6 r16= -272.267 d16= 可変 r17= 25.146 d17= 6.14 n 9=1.49700 ν 9=81.5 r18= -59.634 d18= 0.00 r19= -59.634 d19= 1.80 n10=1.52249 ν10=59.8 r20= 45.773 d20= 0.18 r21= 21.957 d21= 4.09 n11=1.49700 ν11=81.5 r22= -249.783 d22= 3.19 r23= 46.875 d23= 1.00 n12=1.83400 ν12=37.2 r24= 10.913 d24= 5.69 n13=1.48749 ν13=70.2 r25= -15.645 d25= 0.00 r26= -15.645 d26= 0.90 n14=1.83400 ν14=37.2 r27= -151.415 d27= 可変 r28= 276.664 d28= 1.48 n15=1.48749 ν15=70.2 r29= -67.128 d29= 可変 r30= ∞ d30= 0.81 n16=1.55000 ν16=60.0 r31= ∞ d31= 1.60 n17=1.52000 ν17=69.0 r32= ∞ d32= 0.57 n18=1.55000 ν18=60.0 r33= ∞ d33=20.00 n19=1.58913 ν19=61.1 r34= ∞ d34= 0.80 n20=1.51633 ν20=64.1 r35= ∞ \焦点距離 4.15 8.30 可変間隔\ d10 24.80 3.37 d16 1.00 3.55 d29 1.77 20.66 d31 3.20 3.20 [表−2]数値実施例2 f=4.2〜8.31mm fno=1:2.1〜4.1 2ω=70.0°〜19.9° r 1= 38.489 d 1= 4.17 n 1=1.72151 ν 1=29.2 r 2= 231.544 d 2= 0.20 r 3= 24.328 d 3= 0.70 n 2=1.88300 ν 2=40.8 r 4= 10.010 d 4= 3.38 r 5= 304.313 d 5= 1.20 n 3=1.78590 ν 3=44.2 r 6= 11.950 d 6=43.00 r 7=(∞)絞り d 7= 6.20 r 8= -54.705 d 8= 1.85 n 4=1.83400 ν 4=37.2 r 9= -19.128 d 9= 0.90 n 5=1.48749 ν 5=70.2 r10= 73.946 d10=可変 r11= -14.658 d11= 1.53 n 6=1.51742 ν 6=52.4 r12= -16.479 d12= 0.20 r13= -700.426 d13= 2.16 n 7=1.51633 ν 7=64.1 r14= -64.107 d14= 0.20 r15= 68.907 d15= 2.70 n 8=1.60311 ν 8=60.6 r16= -149.439 d16= 可変 r17= 27.180 d17= 6.58 n 9=1.49700 ν 9=81.5 r18= -34.741 d18= 0.00 r19= -34.741 d19= 1.80 n10=1.51633 ν10=64.1 r20= 40.657 d20= 0.43 r21= 22.045 d21= 4.25 n11=1.49700 ν11=81.5 r22= -104.991 d22= 2.38 r23= 48.358 d23= 1.00 n12=1.83400 ν12=37.2 r24= 11.894 d24= 5.64 n13=1.48749 ν13=70.2 r25= -16.181 d25= 0.00 r26= -16.181 d26= 0.90 n14=1.83400 ν14=37.2 r27= -158.778 d27= 可変 r28= 158.941 d28= 1.51 n15=1.48749 ν15=70.2 r29= -81.961 d29= 可変 r30= ∞ d30= 0.81 n16=1.55000 ν16=60.0 r31= ∞ d31= 1.60 n17=1.52000 ν17=69.0 r32= ∞ d32= 0.57 n18=1.55000 ν18=60.0 r33= ∞ d33=20.00 n19=1.58913 ν19=61.1 r34= ∞ d34= 0.80 n20=1.51633 ν20=64.1 r35= ∞ \焦点距離 4.29 8.31 可変間隔\ d10 25.17 3.27 d16 1.00 6.27 d29 1.72 18.36 d31 3.17 3.17 図12は本発明の実施形態2の要部概略図である。図
中、図1と同符号のものは、同じ機能をあらわす部材で
あり説明は省略する。
【0081】本実施形態は図1の実施形態1に比べて左
右の光軸AXR,AXLの間の距離(基線長)を十分確
保するために、左右にガラスブロックより成る光路調節
手段GBL,GBRを偏向ミラーM1L,M1Rと合成
光学素子Pとの光路の間に挿入した点が異なっているだ
けであり、その他の構成は同じである。
【0082】本実施形態によれば是により、左右の光軸
間の距離(基線長)を長くすることができる。
【0083】図13は本発明の実施形態3の要部概略図
である。図13は図12の左右の光路調節手段GBL,
GBRの一方と合成光学素子Pとを一体に構成した実施
例である。
【0084】本実施形態では合成光学素子Pと光路調節
手段GBR,GBLの一方の機能を一体的に構成した。
【0085】本図のように、構成することで装置の簡素
化を達成している。
【0086】図13では、合成光学素子GRP,GLP
の反射面が、裏面を利用していることから、構成する材
料の屈折率を適切に設定すれば、全反射を利用すること
もできる。また、全反射を利用しなくとも、反射面を反
射率の高い蒸着を行なってもよい。
【0087】またさらに左右1対のミラーM1R,M1
Lをも一体に構成することで、基線長を長くすることが
可能となったりミラー部の構造を簡単にすることができ
る。
【0088】表−3、表−4は、数値実施例3、4の光
学系の数値例を示すものである。これらの実施例は、第
1レンズ群と絞りとの光路の間に、光路調節手段を有す
る場合の実施形態2、3の数値実施例である。実際の光
学系は、第1レンズ群G1R(G1L)と第2レンズ群
G2の間で、左右の光路を合成するような図12に示し
た光学系を構成するが、数値実施例としては、光路を展
開して示している。
【0089】特に光路調節手段は、屈折力を持たない、
ガラスブロックGBとして表記しているため、第1レン
ズ群と絞りまでの間隔が保たれていれば、何処に配置し
ても、光学性能上は同じであるので、視差量および合成
光学素子の反射面の角度を適切に選ぶことにより決定す
ることが望ましい。
【0090】また、左右の光学系は同じ構成である。図
14,図16は、数値実施例3,4の光学系の断面形状
を示している。また図15,図17は、数値実施例3,
4の収差図である。
【0091】
【外1】
【0092】 \焦点距離 4.19 8.38 可変間隔\ d12 29.39 3.04 d18 4.65 14.10 d31 1.84 18.74 d33 3.18 3.18 [表−4]数値実施例4 f=4.14〜8.28mm fno=1:2.1〜4.2 2ω=72.38°〜39.8° r 1= 36.443 d 1= 2.46 n 1=1.72151 ν 1=29.2 r 2= 199.905 d 2= 0.20 r 3= 23.160 d 3= 0.70 n 2=1.88300 ν 2=40.8 r 4= 9.561 d 4= 4.22 r 5= 390.216 d 5= 1.20 n 3=1.78590 ν 3=44.2 r 6= 13.449 d 6=32.00 r 7= ∞ d 7=17.60 n 4=1.51633 ν 4=64.1 r 8= ∞ d 8= 0.10 r 9=(∞)絞り d 9= 6.20 r10= -53.738 d10= 1.81 n 5=1.83400 ν 5=37.2 r11= -18.981 d11= 0.90 n 6=1.48749 ν 6=70.2 r12= 74.644 d12= 可変 r13= -15.815 d13= 1.53 n 7=1.51742 ν 7=52.4 r14= -18.161 d14= 0.20 r15= 635.021 d15= 2.42 n 8=1.51633 ν 8=64.1 r16= -62.379 d16= 0.10 r17= 75.519 d17= 3.28 n 9=1.60311 ν 9=60.6 r18= -218.125 d18= 可変 r19= 26.454 d19= 4.82 n10=1.49700 ν10=81.5 r20=-1733.325 d20= 0.00 r21=-1733.325 d21= 1.80 n11=1.51633 ν11=64.1 r22= 42.460 d22= 0.57 r23= 21.703 d23= 4.37 n12=1.49700 ν12=81.5 r24= -133.805 d24= 2.52 r25= 63.588 d25= 1.00 n13=1.83400 ν13=37.2 r26= 12.233 d26= 6.25 n14=1.48749 ν14=70.2 r27= -15.689 d27= 0.00 r28= -15.689 d28= 0.90 n15=1.83400 ν15=37.2 r29= -85.141 d29= 可変 r30=-2658.988 d30= 1.52 n16=1.48749 ν16=70.2 r31= -55.290 d31= 可変 r32= ∞ d32= 0.81 n17=1.55000 ν17=60.0 r33= ∞ d33= 1.60 n18=1.52000 ν18=69.0 r34= ∞ d34= 0.57 n19=1.55000 ν19=60.0 r35= ∞ d35=20.00 n20=1.58913 ν20=61.1 r36= ∞ d36= 0.80 n21=1.51633 ν21=64.1 r37= ∞ \焦点距離 4.14 8.29 可変間隔\ d12 27.64 3.14 d18 2.09 9.36 d31 1.72 18.94 d33 3.18 3.18 以上の実施形態1,2,3では、左右の光軸AXL,A
XRの図に示したように略平行に配置したが、さらに光
軸AXL,AXRとの交差する距離を、物体距離情報に
応じて、可変にすることで、より見やすい立体撮影の光
学系を実現することができる。
【0093】図18は本発明の実施形態4の要部概略図
である。図18は、左右の光学系の間に配置された、測
距装置UT2により得られた距離情報に応じて、左右の
光軸AXL,AXRを交差させることを可能にした構成
例である。
【0094】図18では、偏向ミラーM1Rが、光軸A
XRとの交点MP1で、φ回転可能である。この時、光
軸は反射により2φ偏向するので、負の屈折力を有する
第1レンズ群G1R,G1LはMP1点を中心として2
φ回転するように構成されている。
【0095】この回転を行うため、第1レンズ群G1
R,G1Lの回転させる動作手段MC1と、偏向ミラー
M1Rを回転させる動作手段MC2が配置されている。
【0096】図18では、動作手段を右側のみを示して
いるが、左側の光路の構成も同じである。
【0097】偏向ミラーM1Rと第1レンズ群G1Rの
可動についての動作手段MC1,MC2については、機
械的な機構、たとえばリンク等を設けてもよいし、それ
ぞれにステッピングモータ等のアクチュエータを設け
て、電気的にその動作を制御しても同様の効果が得られ
る。
【0098】また、左右の動作は対称的であるので、そ
れぞれについて、機械的な機構を設けて連動させて駆動
してもよいし、アクチュエータ等を配置して電気的に動
作させても、あるいはそれらを組み合わせても同様の効
果が得られる。
【0099】図19は図18の光軸を偏向させるための
一部分を変更したときの一部分の要部概略図である。図
19は、左右の光軸AXL,AXRの交差することがで
きるように、負の屈折力を有する第1レンズ群G1Rよ
り物体よりにプリズム頂角を可変とする偏向素子VAP
Rを配置した場合の構成例である。
【0100】図19は、光学系のうち右側の光路AXR
のみ示したものであるが、もう一方の光路は対称であ
る。図19で、偏向素子VAPRは、可変頂角プリズム
であり、不図示の測距装置により得られた距離情報に応
じてプリズムの頂角を制御し左右の光軸AXL,AXR
を交差させることができる。この結果、より自然な立体
映像を得ることを可能としている。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、複数の視
差画像を撮影する為の光学系を適切に設定することによ
り、光学性能が良好で色ムラが生じず、比較的広画角の
撮影画像が得られ、しかも良好なる立体画像(視差画
像)を容易に得ることができる立体画像撮影用光学系及
びそれを用いた立体画像撮影装置を達成することができ
る。
【0102】この他本発明によれば、簡単な構成で、小
型の立体画像撮影装置を得ることができる。とくに、比
較的広角な撮影領域を確保できる立体画像撮影光学系が
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】図1の一部分の説明図
【図3】図1の一部分の説明図
【図4】図1の一部分の説明図
【図5】図1の一部分を変更したときの説明図
【図6】図1の一部分を変更したときの説明図
【図7】図1の一部分の説明図
【図8】本発明に係る撮影光学系の数値実施例1の光路
を展開したときの断面図
【図9】本発明に係る撮影光学系の数値実施例1の収差
【図10】本発明に係る撮影光学系の数値実施例2の光
路を展開したときの断面図
【図11】本発明に係る撮影光学系の数値実施例2の収
差図
【図12】本発明の実施形態2の要部概略図
【図13】本発明の実施形態3の要部概略図
【図14】本発明に係る撮影光学系の数値実施例3の光
路を展開したときの断面図
【図15】本発明に係る撮影光学系の数値実施例3の収
差図
【図16】本発明に係る撮影光学系の数値実施例4の光
路を展開したときの断面図
【図17】本発明に係る撮影光学系の数値実施例4の収
差図
【図18】本発明の実施形態4の要部概略図
【図19】図18の一部分を変更したときの説明図
【符号の説明】
SR,SL シャッタ M1R,M1L 偏向ミラー AXL,AXR、AX 光軸 G1R,G1R 第1レンズ群 G2,G3,G4,G5 第2,3,4,5レンズ群 P 合成光学素子 LPF 光学的ローパスフィルタ PG 色分解プリズム SP シャッター Pl,P2 Pの反射面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過光束を制限する左右眼用の1対のシ
    ャッタと、左右眼用の負の屈折力を有する1対の第1レ
    ンズ群と、左右眼用の1対の反射ミラーと、該1対の第
    1レンズ群の光軸が交差した位置又はその近傍に配置し
    て、該1対の第1レンズ群の光軸を一致させる合成光学
    素子と、絞りと、該一致した光軸と光軸が一致するよう
    に配置した後方レンズ群とを有した立体画像撮影用光学
    系であって、該1対の反射ミラーは該第1レンズ群と該
    合成光学素子との間に配置されており、該1対のシャッ
    タを交互に開閉して、該1対の第1レンズ群と後方レン
    ズ群とを介して、結像面に設けた撮像素子に時系列的に
    左眼用と右眼用の視差画像を形成していることを特徴と
    する立体画像撮影用光学系。
  2. 【請求項2】 前記1対のシャッタは前記合成光学素子
    よりも物体側の光路上に配置していることを特徴とする
    請求項1の立体画像撮影用光学系。
  3. 【請求項3】 前記1対のシャッタが前記第1レンズ群
    と該合成光学素子の間の光路上に配置されていることを
    特徴とする立体画像撮影用光学系。
  4. 【請求項4】 前記1対のシャッタは液晶を利用してい
    ることを特徴とする請求項1〜3の立体画像撮影用光学
    系。
  5. 【請求項5】 前記絞りは前記合成光学素子により光軸
    を一致させた位置又はその近傍に配置されており、該合
    成光学素子は表面反射又は裏面反射を利用したミラー部
    材より成っていることを特徴とする請求項1〜4の立体
    画像撮影用光学系。
  6. 【請求項6】 前記後方レンズ群は少なくとも2つの正
    の屈折力のレンズ群を備え、前記第1レンズ群及び絞り
    は、像面に対して変倍に際しては常時固定であり、前記
    少なくとも2つの正の屈折力を有するレンズ群は、各々
    独立に像面側から物体側へ移動して広角端から望遠端へ
    の変倍を行っていることを特徴とする請求項1〜6の立
    体画像撮影用光学系。
  7. 【請求項7】 前記第1レンズ群と絞りの間の空気に換
    算した距離をD1S(mm)としたとき、 25<D1S の条件式を満足することを特徴とする請求項6の立体画
    像撮影用光学系。
  8. 【請求項8】 前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ
    面から入射瞳位置までの距離をLinp、前記変倍した
    ときの全系の広角端の焦点距離をfwとしたとき、 1.5<Linp/fw<5 の条件式を満足することを特徴とする請求項6又は7の
    立体画像撮影用光学系。
  9. 【請求項9】 前記後方レンズ群を変倍により広角端に
    したとき、前記前方レンズ群と該後方レンズ群による撮
    影画角2ωが 45°<2ω を満足することを特徴とする請求項7,8又は9の立体
    画像撮影用光学系。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか1項の立体
    画像撮影用光学系を用いて撮像手段面上に視差画像を形
    成していることを特徴とする立体画像撮影装置。
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