JPH0617938B2 - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JPH0617938B2
JPH0617938B2 JP57141095A JP14109582A JPH0617938B2 JP H0617938 B2 JPH0617938 B2 JP H0617938B2 JP 57141095 A JP57141095 A JP 57141095A JP 14109582 A JP14109582 A JP 14109582A JP H0617938 B2 JPH0617938 B2 JP H0617938B2
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optical axis
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/144Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only
    • G02B15/1441Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive
    • G02B15/144109Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive arranged +--+

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホームビデオカメラ等に用いられる大口径で
使用頻度の高い焦点距離範囲をカバーするズームレンズ
に関するものである。
従来、固定レンズ群の間に二つの可動レンズ群を配置
し、これらを独立して動かすことによつてズーミングを
行なう4群構成のズームレンズ系は知られている。
このような構成をもつた一般のホームビデオカメラ用ズ
ームレンズにおいて、レンズ性能は撮像管やテープデツ
キの性能を上回つているので従来のレンズ系程度の性能
でも十分である。
しかし現在の一般のホームビデオカメラ用のズームレン
ズは、構成枚数が多く又高倍率で大口径のために先玉の
径が大きくなり、全長も長いので、カメラ全体を小型軽
量低価格にするたにめには障害になつている。
従来知られているホームビデオカメラ用ズームレンズと
して例えば特開昭57−5318号公報や特開昭57−
27219号公報に記載されたもの等が知られている。
このうち前者は、F1.8で暗く又全長が2f(f
望遠端における全系の焦点距離)であつて長い。このズ
ームレンズは、4群構成のうちの第1群をすてプラスチ
ツクレンズにしてあり軽量化には一応成功している。し
かし前記のように全長が比較的長くコンパクトではな
い。又軽量化やコストダウンの点では、もつとプラスチ
ツクレンズを増やす必要があり、他の群にもプラスチツ
クレンズを用いるべきである。
又後者は、性能向上のためにプラスチツク非球面を薄膜
としてガラスレンズに貼つたものを用いている。しかし
F1.6でズーム比3のレンズ系で高性能とは云えないレ
ンズ系である。
更に特開昭56−147133号公報に記載されている
ズームレンズは非球面を用いたものであるがF1.6でズ
ーム比が3のレンズ系であまり高性能とはいえない。
又特開昭56−57018はガラスのレンズに非球面を
形成したものを用いてズーム比が8であるがF1.8であ
るのでで2/3インチ撮像管の時代のズームレンズとして
は暗いレンズである。
本発明の目的は、小型軽量低価格でホームビデオカメラ
としては十分な性能を持つたズームレンズを提供するこ
とにある。
本発明のズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力
を有するI群と、負の屈折力を有するII群と、負の屈折
力を有するIII群と、正の屈折力を有し絞りを備えたIV
群とからなり、前記II群とIII群とを光軸に沿つて移動
させることにより変倍を行うズームレンズにおいて、 前記IV群が入射光をほぼ平行な光束にする前方成分とこ
の平行光束を収斂させるリレーレンズとからなり、 前記IV群のうちの少なくとも1枚のレンズをプラスチツ
クで構成すると共に、 前記IV群のうち少なくとも1つの物体側に凸のレンズ面
に以下の式(1)で表わされる非球面を設け、かつ以下の
条件(2)及び(3)を満足することを特徴とするズームレン
ズ。
(1) x=(h2/r)/{1+〔1−p(h/
r)21/2} +ΣCij(h/r) (2) 0.5<p<1 (3) 0.5<f/f<2 但し、上記(1)式は光軸をx軸に、光軸と非球面の交点
を原点としx軸に垂直にy軸をとつたもので、rは非球
面の光軸上での曲率半径、p、Cijは非球面を表わす係
数数、又(x,h)は非球面上の点の座標、fは前記
非球面を設けたレンズの焦点距離、fは前記リレーレ
ンズの焦点距離である。
一般に、プラスチツクレンズを採用することによつてレ
ンズ系の軽量化、低価格化が可能であるが、プラスチッ
クの光学材料は種類が少なく、しかも光学的、物理的且
つ化学的安定性を考慮すると選択し得る材料が極めて少
ないため、設計の自由度が著しく少なくなる。
本発明では、屈折力の小さいレンズのプラスチツクレン
ズを用いるようにして、プラスチツクレンズを用いたこ
とにより設計の自由度が減少しても収差補正上大きな影
響を受けることなく、したがつてズームレンズ全体の収
差を良好になし得るようにしたものである。このように
屈折力の小さいレンズにプラスチツクレンズを採用すれ
ば、II群以外の各群中のレンズから適切なレンズを選定
してズームレンズ全体の性能を低下させることなしに多
くのプラスチツクレンズを採用することが可能になる。
それによつて高性能でしかも軽量で安価なズームレンズ
を構成し得た。
特にIV群においては、そのパワーのほとんどを一部のレ
ンズに集中させることによつて他のレンズのパワーを小
さくすることが可能である。しかもパワーを大にしたレ
ンズに非球面を用いれば、パワーを集中させたことによ
つて悪化するおそれのある収差をこの非球面で抑えるこ
とが可能である。このように本発明ではパワーを一部に
集中させてその他のレンズのパワーを弱くし、これによ
つて収差への影響を少なくしてプラスチツクレンズの使
用を可能にすると共に必要に応じて非球面を用いて一部
レンズにパワー集中させたこと等による収差の悪化をこ
の非球面にて抑え、良好な性能の軽くて安価なズームレ
ンズを得るようにしたものである。又非球面を設けたレ
ンズをプラスチツクレンズにすることも可能であり、こ
の場合加工の簡単な材質のレンズを非球面とするので、
ガラスのレンズを非球面にするのと比べ製作が極て容易
になる。
本発明において用いられる非球面は物体側に凸な面の場
合は、上記式においてp<1つまり回転楕円体面とする
ことにより上記のパワーを集中させたレンズで発生する
球面収差等を補正することが可能になる。更に他のレン
ズで発生する正の球面収差等を補正するためにはp>0.
5にする必要がある。
尚非球面形状は、上記式の第1項のみで表わされるもの
(第2項の高次の項がすべて零)で収差補正が可能であ
るが高次の項を有する面にすることによつて一層細かい
収差補正が可能になる 以下実施例にもとづき本発明ズームレンズを更に詳細に
説明する。第2図及び第3図は夫々本発明ズームレンズ
の実施例1及び2の断面図である。又これら実施例の各
データーは下記の通りである。
実施例1 r1=163.4077 d1=1.5 n1=1.78472 ν1=25.68 r2=48.4737 d2=1 r3=49.3624 d3=9.3 n2=1.62041 ν2=60.27 r4=-111.7425 d4=0.1 r5=36.1884 d5=6.4 n3=1.6968 ν3=55.52 r6=82.5047 d6=l1(可変) r7=97.862 d7=1 n4=1.6968 ν4=55.52 r8=15.26 d8=4.5 r9=-21.833 d9=1 n5=1.7725 ν5=49.66 r10=20.759 d10=4.5 n6=1.84666 ν6=23.88 r11=-299.975 d11=l2(可変) r12=-31.021 d12=1.5 n7=1.62041 ν7=60.27 r13=∞ d13=l3(可変) r14=-183 d14=3 n8=1.62041 ν8=60.27 r15=-34.708 d15=0.1 r16=197.059 d16=4 n9=1.617 ν9=62.79 r17=-47.202 d17=4 r18=150.0626 d18=3.54 n10=1.49216 ν10=57.5 r19=-93.0622 d19=0.1 r20=16.0266(非球面) d20=6.5 n11=1.49216 ν11=57.5 r21=∞ d21=1.04 r22=-242.654 d22=2.09 n12=1.84666 ν12=23.88 r23=28.103 d23=6.36 r24=28.457 d24=2.8 n13=1.80610 ν13=40.95 r25=56.333 d25=1.78 r26=16.743 d26=2 n14=1.80518 ν14=25.43 r2=10.169 d27=9 r28=15.319 d28=5 n15=1.617 ν15=62.79 r29=-141.112 d29=0.26 r30=∞ d30=3.1 n16=1.51633 ν16=64.15 r31=∞ d31=0.05 r32=∞ d32=3.4 n17=1.45875 ν17=67.8 r33=∞ f=12.42〜69.46 f 12.42 30 69.46 l1 1.353 17.740 27.135 l2 28.431 8.774 4.242 l3 2.877 6.147 1.284 p=0.8792(第20面) 実施例2 r1=175.465 d1=1.5 n1=1.78472 ν1=25.68 r2=47.104 d28.7 n2=1.62299 ν2=58.14 r3=-116.54 d3=0.1 r4=32.454(非球面) d4=7 n3=1.49216 ν3=57.5 r5=154.1182 d5=l1(可変) r6=97.862 d6=1 n4=1.6968 ν4=55.52 r7=15.26 d7=4.5 r8=-21.833 d8=1 n5=1.7725 ν5=49.66 r9=20.759 d9=4.5 n6=1.84666 ν6=23.88 r10=-299.975 d10=l2(可変) r11=-25.747 d11=1.5 n7=1.49216 ν7=57.5 r12=567.2072 d12=l3(可変) r13=-183 d13=3 n8=1.62041 ν8=60.27 r14=-34.708 d14=0.1 r15=197.059 d15=4 n9=1.617 ν9=62.79 r16=-47.202 d16=4 r17=150.0626 d23.54 n10=1.49216 ν10=57.5 r18=-93.0622 d18=0.1 r19=16.0266(非球面) d91=6.5 n11=1.49216 ν11=57.5 r20=∞ d20=1.04 r21=-242.654 d21=2.09 n12=1.84666 ν12=23.88 r22=28.103 d22=6.36 r23=28.457 d23=2.8 n13=1.80610 ν13=40.95 r24=56.333 d24=1.78 r25=16.743 d25=2 n14=1.80518 ν14=25.43 r26=10.169 d26=9 r2=15.319 d27=5 n15=1.617 ν15=62.79 r28=-141.112 d28=0.26 r29=∞ d29=3.1 n16=1.51633 ν16=64.15 r30=∞ d30=0.05 r31=∞ d31=3.4 n17=1.45875 ν17=67.8 r32=∞ f=12.42〜69.46 f 12.42 30 69.46 l1 0.780 17.167 26.562 l2 28.387 8.731 4.199 l3 2.842 6.112 1.248 非球面係数 p=0.7004(第4面),C4,4=0.17479×10-54,6=−0.1049×10-7,C4,8=0.52281×10-104,10=−0.11883×10-12,C4,12=0.13471×10
-154,14=−0.84657×10-19,C4,16=0.52212×10
-22 p=0.8792(第19面) 実施例1は第2図に示す構成のレンズ系である。つまり
I群は互に接近させ配置された負レンズと正レンズの第
1群レンズと、正レンズの第2群レンズよりなり、II群
は負レンズの第3群レンズと、負との接合レンズの第4
群レンズとよりなり、III群は負レンズの第5群レンズ
よりなり、IV群はいずれも正レンズである第6群レン
ズ,第7群レンズ,第8群レンズ,第9群レンズと、負
レンズの第10群レンズと、正レンズの第11群レンズ
と、負レンズの第12群レンズと、正レンズの第13群
レンズとよりなつている。尚Fはフイルターである。こ
の実施例1はIV群にプラスチツクレンズを用いたもの
で、つまりIV群のうちの第8群レンズと第9群レンズ
(図面に斜線を入れてある)とにプラスチツクレンズが
用いられている。又プラスチツクレンズである第9群レ
ンズの物体側の面を非球面にしてある。
この実施例は第7群レンズと第8群レンズの間に配置さ
れた絞のところで軸上光束が光軸とほぼ平行になるよう
なズームレンズで、一般にアフオーカルズームと呼ば
れ、絞りの後方のリレーレンズにより平行光束を集光さ
せるものである。このリレーレンズは、ズームレンズ系
のFナンバー,像高と全く同じFナンバーと像高を有す
ることになるので、この実施例のようにF1.4で像高が
5.5mmのズームレンズでは、リレーレンズにかなりの高
い性能が要求される。
このリレーレンズを高性能でコンパクトに構成しようと
すると各構成要素のパワーが強くなり、それらの曲率が
強くなるため製作性が悪くなる。
また特にパワーが大きい構成要素では、諸収差が発生し
がちであるから高屈折率の硝材を用いるか非球面を用い
るかしなければならない。
しかるに高屈折率の硝材は、一般に研磨するには材質が
硬すぎたり軟かすぎたりする上に、耐性が悪く安価なズ
ームレンズを得ようとする本発明の目的に反する。
一方硝材で非球面を構成することは可成り困難なことで
あつて、そのためコスト高になり、本発明の目的に反す
る。
又適当な構成要素に非球面を用いた場合、この非球面を
用いた構成要素にパワーを集中させて強くしても、非球
面の面形状を適切なものとすることによつて色収差以外
の諸収差の発生をおさえることが可能である。
この実施例におけるIV群は、リレーレンズの焦点距離が
=35であるのに対してIV群中の第9群レンズの焦
点距離はf=32.564であつて、このレンズのパワーが
強くなつている。一般に0.5<f/fR<2程度のfを持つ
レンズは非球面にすると効果がある。この実施例のよう
に、一般に構成要素の一部にパワーを集中させると他の
構成要素のパワーは弱くなる。したがつてパワーが弱く
なつた構成要素のうちにプラスチツクの球面レンズを配
置できるので一層安価にすることが可能である。
又この実施例のIV群は、第−群レンズと第8群レンズの
間に絞りを配置してあり、レンズ系の全長はこの種の従
来例のものとほとんど同じである。しかしながらバツク
フオーカスを短くししかもテレセントリツクにしてあ
る。このようにバツクフオーカスを短くすることはカメ
ラ全体をコンパクトにするためには有利である。
レンズ系のバツクフオーカスを短くするためには、IV群
の前方の部分で軸上光線高を急激に小さくする必要があ
る。この実施例では強い負のパワーの面をリレーレンズ
のうちの前方の各レンズ群つまり第8群レンズ乃至第1
0群レンズのうちで最終面である第10群レンズの像側
の面r23に配置し、この面までの間で急激に光線高を低
くしている。
上記の三つのレンズ群の合成焦点距離はf8,9,10=71.8
65 mm、又個々のレンズの焦点距離は夫々f8=117.27
4,f9=32.564,f10=−29.643であつて、正のパワー
の大部分が三つのレンズ群のうちの中間の正レンズ(第
9群レンズ)に集中し、特にその物体側の面r20が強い
パワーになつている。そしてこの強いパワーの正レンズ
に屈折率の低いプラスチツクレンズを用いたにもかかわ
らず、面r20を回転楕円体面とすることによつて球面収
差の発生をおさえることに成功したものである。つまり
非球面の式でp<1としたものである。
一方、軸上の色収差を除去するために、上記の三つのレ
ンズ群のうちの前側の二枚の凸レンズ(第8群レンズ,
第9群レンズ)に接近させて凹レンズ(第10群レン
ズ)を配置してあるので、この凹レンズにて正の球面収
差が発生する。これとキヤンセルする負の球面収差を残
しておかなければならないのででこの非球面を0.5<p
にしてある。
次にリレーレンズをテレセントリツクにするためには、
リレーレンズの前側焦点位置が絞り位置にこなければな
らない。そのためにはIV群の後の方に比較的強いパワー
のレンズ群をおいてその合成の前側焦点位置がおおよそ
絞りの位置に来るようにする必要がある。この実施例で
は第11群レンズ乃至第13群レンズが上記レンズ群に
相当する。
これらレンズ群(第11群レンズ乃至第13群レンズ)
では軸上光線は低く又軸外光線は高くなつている。した
がつて第8群レンズ乃至第10群レンズの各レンズとは
逆の作用を有している。しかも両者は比較的離れている
ので夫々独立に収差量の調整をしなければならない。そ
のため第11群レンズ乃至第13群レンズは凸凹凸のト
リプレツトタイプの構造としコマ収差や歪曲収差を調整
すると共に倍率の色収差を除去している。
実施例2は第3図に示すレンズ構成でI群,III群,IV
群に夫々プラスチツクレンズを用いている。つまり第2
群レンズ,第5群レンズ,第6群レンズ,第8群レン
ズ,第9群レンズがプラスチツクレンズである。このよ
うにII群以外のすべての群にプラスチツクレンズを設け
てある。
この実施例はIV群は第1の実施例と同様のものである。
又本実施例のI群のプラスチツクレンズである第2群レ
ンズの物体側の面が非球面である。この非球面は単純な
回転楕円体面では長焦点側での下側コマ収差が補正不足
になり、負の方向にとび出すので好ましくない。そのた
め基準球面からのずれ量が光軸からhが大になるにつれ
て一度正になつた後に負になるような非球面とした。尚
単純な回転楕円体面の場合は光軸から発して正の方にず
れ単調に増加していくだけである。
このような非球面にすることにより長焦点側の下側コマ
の負へのとび出しは完全に防止されている。
本発明は以上説明したようにI群のみならずIII群,IV
群にもプラスチツクレンズを用いることによつて軽量
化,低価格化し得たものである。更に必要に応じて非球
面を採用することによつて性能の向上をはかると共に一
層多くのレンズをプラスチツクレンズにし得るようにし
たものである。そしてこのように軽量化,低価格であつ
てしかもF1.4と明るくテレセントリツクであるにも拘
らずレンズ先端から像面までの短い優れたズームレンズ
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は非球面形状を表わす図、第2図及び第3図は夫
々本発明の実施例1及び実施例2の断面図、第4図乃至
第6図はそれぞれ実施例1の広角、標準、望遠における
収差曲線図、第7図乃至第9図はそれぞれ実施例2の広
角、標準、望遠における収差曲線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、正の屈折力を有するI群
    と、負の屈折力を有するII群と、負の屈折力を有するII
    I群と、正の屈折力を有し絞りを備えたIV群とからな
    り、前記II群とIII群とを光軸に沿って移動させること
    により変倍を行うズームレンズにおいて、 前記IV群が入射光をほぼ平行な光束にする前方成分とこ
    の平行光束を収斂させるリレーレンズとからなり、 前記IV群のうちの少なくとも1枚のレンズをプラスチッ
    ク構成すると共に、 前記IV群のうち少なくとも1つの物体側に凸のレンズ面
    に以下の式(1)で表わされる非球面を設け、かつ以下の
    条件(2)及び(3)を満足することを特徴とするズームレン
    ズ。 (1) x=(h2/r)/{1+〔1−p(h/
    r)21/2} +ΣCij(h/r) (2) 0.5<p<1 (3) 0.5<f/f<2 但し、上記(1)式は光軸をx軸に、光軸と非球面の交点
    を原点としx軸に垂直にy軸をとつたもので、rは非球
    面の光軸上での曲率半径、p、Cijは非球面を表わす係
    数、又(x,h)は非球面上の点の座標、fは前記非
    球面を設けたレンズの焦点距離、fは前記リレーレン
    ズの焦点距離である。
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