JP2003081727A - アレルゲン低減化剤 - Google Patents

アレルゲン低減化剤

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JP2003081727A
JP2003081727A JP2001303262A JP2001303262A JP2003081727A JP 2003081727 A JP2003081727 A JP 2003081727A JP 2001303262 A JP2001303262 A JP 2001303262A JP 2001303262 A JP2001303262 A JP 2001303262A JP 2003081727 A JP2003081727 A JP 2003081727A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレルゲンが付着した生活用品表面を汚染し
たり破損することなく、アレルゲン量を効果的に低減化
することができるアレルゲン低減化剤を提供する。 【解決手段】 線状高分子の側鎖に一般式で示される官
能基を有する化合物、一般式に示される官能基を含む単
量体又は1価のフェノール基を有する単量体を重合又は
共重合してなる化合物、芳香族複素環式ヒドロキシ化合
物等の芳香族ヒドロキシ化合物;アルカリ金属の炭酸
塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫
酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩;リ
ン酸塩と、硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛;からなる群より
選ばれる少なくとも1つを有効成分とするアレルゲン低
減化剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダニや花粉等のア
レルゲンを低減化することができる、アレルゲン低減化
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、
アレルギー性鼻炎など多くのアレルギー疾患が問題とな
ってきている。その主な原因は、住居内性ダニ類、特に
室内塵中に多いチリダニのアレルゲン(Der1、Der2)
や、おもに春季に猛威を振るうスギ花粉アレルゲン(Cr
ij1,Crij2)等の多くのアレルゲンが生活空間内に増え
てきているためである。特にチリダニのアレルゲンはそ
の原因となるチリダニを駆除しても、その死虫が更にア
レルゲン性の高い物質を生活空間に供給することにな
り、アレルゲンが原因となるアレルギー疾患の根本的な
解決には至らない。また、スギ花粉アレルゲンであるC
rij1は分子量約40kDaの糖タンパク質、Cri
j2は分子量約37kDaの糖タンパク質であり、鼻粘
膜等に付着すると生体外異物として認識され炎症反応を
引き起こす。よって、アレルギー疾患の症状軽減あるい
は新たな感作を防ぐためには、生活空間から完全にアレ
ルゲンを取り除くか、アレルゲンを変性させるなどして
不活性化させることが必要となる。
【0003】上記のようなアレルゲンは蛋白質であるた
め熱や強酸/強アルカリ等で変成しアレルゲン性を失う
と考えられるが、非常に安定性が高く、家庭で安全に使
用できる程度の酸化剤や還元剤、熱、アルカリや酸では
容易に分解されない(TheJournal of I
mmunology Vol.144:1353−13
60)。このような方法で無理にアレルゲンを変成させ
ようとすると、アレルゲンの汚染場所である生活用品、
例えば、畳、絨毯、床(フローリング)、家具(ソファ
ー、布ばり椅子、テーブル)、寝具(ベッド、布団、シ
ーツ)、車内用品(シート、チャイルドシート)、キッ
チン用品、赤ちゃん用品、カーテン、壁紙、タオル、衣
類、ぬいぐるみ、繊維製品、空気清浄機・空気洗浄機
(本体及びフィルター)等が条件によっては破損してし
まう可能性があった。
【0004】このため、アレルゲンの分子表面を比較的
温和な条件で化学的に変成する方法が考えられてきた。
例えば、生皮などのなめし(タンニング)などに用いられ
ているタンニン酸を用いて(特開昭61−44821号
公報)、茶抽出物などを用いて(特開平6−27927
3号公報)、ヒドロキシ安息香酸系化合物、またはその
塩を用いて(特開平11−292714号公報)それぞ
れアレルゲンを低減化する方法等が開示されている。し
かし、これらのほとんどはポリフェノールの1種であ
り、効果は見られるものの着色しているため前述したよ
うな生活用品を汚染してしまうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、アレルゲンが付着した生活用品表面を汚染した
り破損することなく、アレルゲンを効果的に低減化する
ことができるアレルゲン低減化剤を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、芳香族ヒドロキシ化合
物、アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンス
ルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテル硫酸塩からなる群より選ばれた少なくとも
1つを有効成分とするアレルゲン低減化剤を提供する。
また、請求項2記載の本発明は、上記芳香族ヒドロキシ
化合物が、線状高分子の側鎖に上記一般式(1)〜
(6)に示される少なくとも一つを有する化合物である
アレルゲン低減化剤を提供する。また、請求項3記載の
本発明は、上記芳香族ヒドロキシ化合物が、上記一般式
(1)〜(6)に示される少なくとも一つを含む単量体
及び/又は一価のフェノール基を有する単量体を重合又
は共重合してなる化合物であるアレルゲン低減化剤を提
供する。また、請求項4記載の本発明は、上記芳香族ヒ
ドロキシ化合物が、芳香族複素環式ヒドロキシ化合物で
あるアレルゲン低減化剤を提供する。また、請求項5記
載の本発明は、リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛
を有効成分とするアレルゲン低減化剤を提供する。ま
た、請求項6記載の本発明は、アレルゲンがチリダニ由
来である請求項1〜5いずれか1項に記載のアレルゲン
低減化剤を提供する。
【0007】上記芳香族ヒドロキシ化合物としては、特
に限定されず、中でも、絨毯への着色の心配が少ないと
いう点から、線状高分子の側鎖に下記一般式(1)〜
(6)に示される少なくとも一つを有する化合物である
ことが好ましい。
【0008】
【化2】 (Rは水素又は水酸基で、少なくとも1つは水酸基を示
し、nは0〜5を示す)
【0009】上記一般式(1)〜(6)で示される官能
基を線状高分子の側鎖に有する化合物において、nの数
は0〜5である。5を越えると、線状高分子を使用する
効果がなくなることがある。また、Rの少なくとも1つ
は水酸基であり、水酸基がないと、アレルゲン低減化効
果を十分発揮できないことがある。水酸基が多すぎると
着色性が強くなることがあるため、水酸基は一つが好ま
しい。また、水酸基の位置は、立体障害が最も少ない箇
所に結合していることが好ましく、例えば一般式(1)
ではパラ位にあるのが好ましい。
【0010】上記線状高分子とは、例えば、合成高分子
ではビニル重合体、ポリエステル、ポリアミドなどのこ
とをいう。また、上記一般式(1)〜(6)で示される
官能基と線状高分子との化学結合については、特に限定
されず、炭素−炭素結合、エステル結合、エーテル結
合、アミド結合等が挙げられる。上記一般式(1)〜
(6)で示される官能基を線状高分子の側鎖に有する化
合物としては、安全性や入手しやすさから、例えば、ポ
リ3,4,5−ヒドロキシ安息香酸ビニル、ポリビニル
フェノール、ポリチロシン、ポリ(1−ビニル−5−ヒ
ドロキシナフタレン)、ポリ(1−ビニル−6−ヒドロキ
シナフタレン)、ポリ(1−ビニル−5−ヒドロキシアン
トラセン)が好ましい。
【0011】また、上記芳香族ヒドロキシ化合物として
は、上記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一
つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基を有する
単量体を重合又は共重合してなるものが好ましい。
【0012】上記1価のフェノール基を一個以上有する
単量体としては、ベンゼン環に一個の水酸基を有する単
量体が一個以上結合している化合物であれば特に限定さ
れず、例えば、ビニルフェノール、チロシン、下記一般
式7に示される1,2−ジ(4-ヒドロキシフェニル)エ
テン等が挙げられる。有効成分が、1価のフェノール基
を有すると多価フェノールに比べて変色しにくいといっ
た効果がある。
【化3】
【0013】上記1価のフェノール基を一個以上有する
単量体に共重合される他の単量体としては、エチレン、
アクリレート、メタクリレート、メチルメタクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、スチレン等が挙げら
れる。
【0014】上記単量体を重合又は共重合してなる化合
物の分子量としては特に限定されないが、例えば、上記
1価のフェノール基を有する単量体等が、最低2個以
上、好ましくは5個以上重合したものが好ましい。
【0015】また、上記芳香族ヒドロキシ化合物として
は、芳香族複素環式ヒドロキシ化合物であることが好ま
しい。
【0016】上記芳香族複素環式ヒドロキシ化合物は、
特に限定されず、例えば、2−ヒドロキシフラン、2−
ヒドロキシチオフェン、ヒドロキシベンゾフラン、3−
ヒドロキシピリジン等が挙げられる。また、線状高分子
の側鎖に芳香族複素環式ヒドロキシ基を含有する化合
物、芳香族複素環式ヒドロキシ基を有する単量体を重合
又は共重合してなる化合物等であってもよい。
【0017】上記芳香族複素環式ヒドロキシ基として
は、例えば、下記一般式8、9に示されるチオフェンや
フラン等の複素環骨格にヒドロキシ基が結合したもの
や、下記一般式10に示される複素環と芳香族環とを持
つ骨格にヒドロキシ基が結合したもの、複素環骨格にヒ
ドロキシ基とアルキル基(炭素数5以下)とを有するも
の、複素環と芳香族とを持つ骨格にヒドロキシ基とアル
キル基(炭素数5以下)とを有するもの等が挙げられ
る。
【化4】
【0018】上記芳香族ヒドロキシ化合物が、本発明の
アレルゲン低減化剤に配合される量としては、アレルゲ
ン低減化剤としての使用形態にもよるため、特に限定さ
れず、例えばダニの生息する絨毯に散布する場合には、
通常1m2あたり上記化合物1mg程度散布されるよう
に配合されていることが好ましい。それ以上の量を使用
しても効果が落ちることはないが、使用上、10g程度
以上を使用した場合、化合物の析出により処理後の清掃
などが必要となることがある。
【0019】本発明のアレルゲン低減化成分としては、
アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホ
ン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸塩、また、リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/又
は酢酸鉛が、アレルゲン低減化剤が使用される対象、場
所への着色の心配が少ないという点から好ましく用いら
れる。
【0020】上記アルカリ金属の炭酸塩としては、リチ
ウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、
フランシウムのアルカリ金属の炭酸塩が挙げられ、好ま
しくは炭酸ナトリウム、炭酸カリウムである。本発明の
アレルゲン低減化剤に配合される量としては、アレルゲ
ン低減化剤としての使用形態にもよるため、特に限定さ
れず、例えばダニの生息する絨毯等に散布する場合に
は、通常1m2あたりアルカリ金属の炭酸塩1mg程度以
上散布されるように配合されていることが好ましい。そ
れ以上の量を使用しても効果が落ちることはないが、使
用上、10g程度以上を使用した場合、塩の析出により
処理後の清掃などが必要となることを考えると大過剰の
使用は避けるべきである。
【0021】上記明礬としては、硫酸アルミニウムと、
アルカリ金属やタリウム、アンモニウム等の1価イオン
の硫酸塩とからなる複塩が挙げられる。また、アルミニ
ウムをクロム、鉄、等に置き換えた複塩も同様に挙げら
れる。好ましくは硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アル
ミニウムナトリウムである。特にアレルゲン低減化能力
の高い硫酸アルミニウムカリウムは、主に十二水和物
(AlK(SO42・12H2O)あるいは無水物(A
lK(SO42)が用いられるが、水和物が水分子を段
階的に失う過程で存在する部分的な水和物であってもよ
い。明礬の一部は、カリミョウバンとして食品添加物お
よび化粧品原料にも指定されているため安全性が高い物
質である。また、明礬を絨毯用清拭シートとして用いた
場合、絨毯にべたつき感を与えず、起泡性を持たないこ
とから絨毯にも泡立ちがなく、使用感が良好である。こ
のような安全性、使用感の点で、絨毯用清拭シートとし
て特に好適に用いられる。本発明のアレルゲン低減化剤
に配合される量としては、アレルゲン低減化剤としての
使用形態にもよるため、特に限定されず、例えばダニの
生息する絨毯等に散布する場合には、通常1m2あたり硫
酸アルミニウムカリウム3mg程度散布されるように配
合されていることが好ましい。それ以上の量を使用して
も効果が落ちることはないが、使用上、10g程度以上
を使用した場合、塩の析出により処理後の清掃などが必
要となることを考えると大過剰の使用は避けるべきであ
る。
【0022】上記ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウ
リル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
塩の塩としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウムなどの金属塩、アンモニウム塩、トリエタノ
ールアミンなどのアミン塩が挙げられ、特に好ましくは
ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩である。本発明
のアレルゲン低減化剤に配合される量としては、アレル
ゲン低減化剤としての使用形態にもよるため、特に限定
されず、例えばダニの生息する絨毯等に散布する場合に
は、通常1m2あたり1mg程度以上散布されるように配
合されていることが好ましい。それ以上の量を使用して
も効果が落ちることはないが、使用上、10g程度以上
を使用した場合、塩の析出により処理後の清掃などが必
要となることを考えると大過剰の使用は避けるべきであ
る。
【0023】上記リン酸塩としては、水系溶媒に溶解し
たときPO4 3-イオンを生成する塩類を指し、例えば、
実施例に用いたようなリン酸二水素ナトリウム(リン酸
一ナトリウム)、リン酸水素二ナトリウム(リン酸二ナ
トリウム)の他に、リン酸二水素カリウム等が挙げられ
る。本発明のアレルゲン低減化剤に配合される量として
は、特に限定されず、リン酸緩衝液として0.001M
程度以上配合されていることが好ましい。それ以上の量
を使用しても効果が落ちることはないが、使用する塩の
合計量が10g程度以上を使用した場合、塩の析出によ
り処理後の清掃などが必要となることを考えると大過剰
の使用は避けるべきである。
【0024】上記硫酸亜鉛としては、主に水和物(七水
和物)あるいは無水物が用いられるが、水和物が水分子
を段階的に失う過程で存在する部分的な水和物であって
もよい。硫酸亜鉛は古来より、白ばんあるいは亜鉛華な
どとして知られており日本薬局方にも収載されている。
また、食品添加物であり、人の成長、健康維持に必須の
微量金属元素であるZnの供給を目的として、母乳代替
食品に添加されているため安全性が高いものである。本
発明のアレルゲン低減化剤に配合される量としては、ア
レルゲン低減化剤としての使用形態にもよるため、特に
限定されず、例えばダニの生息する絨毯に散布する場合
には、通常1m2あたり硫酸亜鉛七水和物の重量として
0.1mg程度以上散布されるように配合されているこ
とが好ましい。それ以上の量を使用しても効果が落ちる
ことはないが、使用上、10g程度以上を使用した場
合、塩の析出により処理後の清掃などが必要となること
を考えると大過剰の使用は避けるべきである。
【0025】上記酢酸鉛とは、水和物(三水和物)、あ
るいは無水物が用いられるが、水和物が水分子を段階的
に失う過程で存在する部分的な水和物であっても良い。
上記酢酸鉛は、古来より、鉛糖として知られており日本
薬局方にも収載されている。本発明のアレルゲン低減化
剤に配合される量としては、アレルゲン低減化剤として
の使用形態にもよるため、特に限定されず、例えばダニ
の生息する絨毯に散布する場合には、通常1m2あたり酢
酸鉛三水和物で0.03mg程度散布されるように配合
されていることが好ましい。それ以上の量を使用しても
効果が落ちることはないが、使用上、10g程度以上を
使用した場合、塩の析出により処理後の清掃などが必要
となることを考えると大過剰の使用は避けるべきであ
る。
【0026】なお、本発明のアレルゲン低減化剤は、ア
レルゲン低減化成分が少なくとも1つが有効成分として
配合されていればよく、2つ以上を組み合わせて使用す
ることも可能である。また、本発明のアレルゲン低減化
剤中において、有効成分として上記化合物が複数配合さ
れている場合の配合量としては、使用形態にもよるた
め、特に限定されず、散布場所1m2あたり上記化合物総
量として10g程度以上を使用すると、塩の析出により
処理後の清掃などが必要となるため大過剰の使用は避け
るべきである。
【0027】本発明のアレルゲン低減化成分は、上記化
合物の有効成分を適当な溶媒に溶解あるいは分散して液
状成分として用いられることが好ましい。上記溶媒とし
ては、例えば水、アルコール類(メチルアルコール、エ
チルアルコール、プロピルアルコール等)、炭化水素類
(トルエン、キシレン、メチルナフタレン、ケロセン、
シクロヘキサン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、ケトン類(アセ
トン、メチルエチルケトン等)、アミド類(N,N-ジメ
チルホルムアミド等)等が挙げられる。
【0028】本発明のアレルゲン低減化剤には、アレル
ゲン低減化効果の有効性を阻害しない範囲において、分
散剤、乳化剤、湿潤剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤等の製剤用補助剤が配合されていてもよく、また、
殺ダニ剤、殺菌剤、防黴剤、消臭剤等が配合されていて
もよい。
【0029】本発明のアレルゲン低減化剤の使用形態と
しては、スプレー型、エアゾール型、燻煙型、加熱蒸散
型等が挙げられる。上記スプレー型としては、水溶剤、
油剤、乳剤、懸濁剤等を配合することによりスプレー型
のアレルゲン低減化剤とすることが出来る。上記スプレ
ー型の配合材料に、固体担体(タルク、ベントナイト、
クレー、カオリン、珪藻土、シリカ、バーミュライト、
パーライト等)を併用することにより、上記エアゾール
型、燻煙型、加熱蒸散型とすることが出来る。上記エア
ゾール型としては、噴射剤(窒素、炭酸ガス、ジメチル
エーテル、LPG等)等が配合される。上記燻煙型とし
ては、酸素供給剤(過塩素酸カリウム、硝酸カリウム、
塩素酸カリウム等)、燃焼剤(糖類、澱粉等)、発熱調
整剤(硝酸グアニジン、ニトログアニジン、リン酸グア
ニル尿素等)、酸素供給剤分解用助剤(塩化カリウム、
酸化銅、酸化クロム、酸化鉄、活性炭等)等が配合され
る。
【0030】本発明のアレルゲン低減化剤が対象とする
アレルゲンとしては、動物性アレルゲン、、花粉などの
植物性アレルゲンが挙げられる。本発明のアレルゲン低
減化成分は、これらのアレルゲンの特異抗体との反応を
抑えることにより、本剤を使用した場所のアレルゲンを
低減化する。特に効果のある動物アレルゲンとしては、
ダニ類のアレルゲン(ダニ類、節足動物一蛛形綱−ダニ
目の生物で、主に7つの亜目に分かれている。アシナガ
ダニに代表される背気門、カタダニに代表される四気
門、ヤマトマダニ、ツバメヒメダニに代表される後気
門、イエダニ、スズメサシダニ代表される中気門、クワ
ガタツメダニ、ナミホコリダニに代表される前気門、ケ
ナガコナダニ、コナヒョウヒダニに代表される無気門、
イエササラダニ、カザリヒワダニに代表される隠気門
等)のいずれの種類でも対象となり得るが、室内塵中、
特に寝具類に多く、アレルギー疾患の原因となるチリダ
ニ科、ヒョウヒダニ類に特に効果がある。
【0031】本発明のアレルゲン低減化剤が使用される
対象、場所としては、生活空間においてアレルゲンの温
床となる生活用品等が挙げられる。上記生活用品として
は、例えば、畳、絨毯、床(フローリング)、家具(ソ
ファー、布ばり椅子、テーブル)、寝具(ベッド、布
団、シーツ)、車内用品(シート、チャイルドシー
ト)、キッチン用品、赤ちゃん用品、カーテン、壁紙、
タオル、衣類、ぬいぐるみ、繊維製品、空気清浄機・空
気洗浄機(本体及びフィルター)等への使用が挙げられ
る。また、上記使用方法としては、上記生活用品、及び
上記生活用品に使用されるマットの中綿、カーペットの
繊維及びその他原材料(樹脂・繊維)などにあらかじめ
処理することによってもその効果を発揮することができ
る。また、繊維集合体(織布・不織布) 等の基材に含
浸し、清拭シートのように使用してもよい。さらに、洗
濯時に使用する洗剤や柔軟仕上げ剤等に添加することに
よっても効果を発揮することができる。
【0032】有効成分が、線状高分子の側鎖に上記一般
式(1)〜(6)に示される少なくとも一つを有する化
合物や、上記一般式(1)〜(6)に示される少なくと
も一つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基を有
する単量体を重合又は共重合してなる化合物、である場
合には、高分子であるため有効成分の効果を持続させる
ための加工が容易である。例えば、繊維に本発明で用い
られる化合物をグラフト重合することにより、容易にア
レルゲン低減化剤で処理された繊維及び繊維加工品を実
現することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0034】(実施例1〜7)有効成分として重量平均
分子量(Mw)8000のポリ−4−ビニルフェノール
(アルドリッチ社製)、(Mw)20000のポリ−4
−ビニルフェノール(アルドリッチ社製)、(Mw)1
5000〜36000のポリ−L−チロシン(ICNバ
イオメディカル社製)、溶媒としてエチルアルコール
(和光純薬品工業社製;試薬特級)と水を用いてアレル
ゲン低減化剤を調製した。得られたアレルゲン低減化剤
をトリガータイプのスプレー型容器(1回の噴射で約
0.8ml噴射)に入れた。上記配合量及び評価結果を
表1に示す。
【0035】(実施例8〜19)有効成分として炭酸ナ
トリウム(和光純薬品工業社製;試薬特級)、明礬(和
光純薬工業社製 硫酸アルミニウムカリウム;食品添加
物)、ラウリル硫酸ナトリウム(和光純薬品工業社
製)、ラウリル硫酸トリエタノールアミン(花王社
製)、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム(和光純
薬品工業社製)、ポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウム(花王社製)、溶媒として水を用いてア
レルゲン低減化剤を調整した。得られたアレルゲン低減
化剤をトリガータイプのスプレー型容器(1回の噴射で
約0.8ml噴射)に入れた。上記配合量及び評価結果
を表1に示す。
【0036】(実施例20〜28)有効成分として、硫
酸亜鉛七水和物(和光純薬品工業社製)、酢酸鉛(II)二
水和物(和光純薬品工業社製)、リン酸塩としてリン酸
一ナトリウム2水和物(関東化学社製)及びリン酸二ナ
トリウム12水和物(和光純薬品工業社製)を精製水に
溶解させて濃度を0.01M又は0.001Mに調整し
たリン酸緩衝液(pH=7.35)を用いてアレルゲン
低減化剤を調整した。上記配合量及び評価結果を表1に
示す。
【0037】(比較例1〜3)上記有効成分を配合しな
かったこと以外は実施例1と同様にしてアレルゲン低減
化剤を調製した。配合量及び評価結果を表1に示す。
【0038】(比較例4、5)有効成分としてタンニン
酸(東京化成製)、コハク酸(東京化成製)を配合した
りしたこと以外は実施例1と同様にしてアレルゲン低減
化剤を調製した。上記配合量及び評価結果を表1に示
す。
【0039】(比較例6)アレルゲン低減化剤として、
pH=12の水酸化ナトリウム水溶液(0.1Nの水酸
化ナトリウムに0.1Nの塩酸を加え、滴定を行い、p
H=12に調製したもの)を用いたこと以外は実施例8
と同様にアレルゲン低減化剤を調整した。上記配合量及
び評価結果を表1に示す。
【0040】(比較例7、8)リン酸塩緩衝液の代わり
に水を表1に示す配合量を用いたこと以外は実施例2
0、24と同様にアレルゲン低減化剤を調整した。上記
配合量及び評価結果を表1に示す。
【0041】(アレルゲン低減化の評価)上記のように
調製したアレルゲン低減化剤を、スプレー型容器で汚染
カーペットに一様に4回噴霧した。なお、汚染カーペッ
トは、新品のカーペットに、1m2あたり50μgのダニ
抗原(ダニ抗原量は、シントーファイン社製「マイティ
ーチェッカー」を用いて定量)を含む塵ゴミを散布し下
面よりバイブレーターで振動させ絨毯内部に塵ゴミをな
じませて作成を行った。2時間放置後、掃除機(三洋電
機社製「舞姫510」SC−9)に塵ゴミ捕獲用のフィ
ルター(シントーファイン社製;マイティフェルト、ダ
ストフィルター、ダストサンプラー)をセットし、噴霧
場所1m2から1分かけて塵ゴミを採取した。採取した塵
ゴミを、シントーファイン社製「マイティーチェッカ
ー」のキットに従って、アレルゲン成分を抽出し、アレ
ルゲン量を測定比較した。マイティチェッカーの判定基
準は以下のとおり。結果を表1に示す。 ++・・・ダニアレルゲンレベル>35μg/1m2 + ・・・ダニアレルゲンレベル 10μg/1m2 ± ・・・ダニアレルゲンレベル 5μg/1m2 − ・・・ダニアレルゲンレべル <1μg/1m2
【0042】(着色性の評価)上記のように調製したア
レルゲン低減化剤を、スプレー型容器で新品の白色カー
ペットに一様に4回噴霧し、目視で着色性を評価した。
結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明のアレルゲン低減剤は、上記のよ
うな化合物を有効成分としてなるので、アレルゲンに汚
染された生活用品を汚染したり損傷することなく、アレ
ルゲンを効果的に低減化することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願2001−193106(P2001−193106) (32)優先日 平成13年6月26日(2001.6.26) (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ヒドロキシ化合物、アルカリ金属
    の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウ
    リル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
    塩からなる群より選ばれた少なくとも1つを有効成分と
    することを特徴とするアレルゲン低減化剤。
  2. 【請求項2】 上記芳香族ヒドロキシ化合物が、線状高
    分子の側鎖に下記一般式(1)〜(6)に示される少な
    くとも一つを有する化合物であることを特徴とする請求
    項1記載のアレルゲン低減化剤。 【化1】 (Rは水素又は水酸基で、少なくとも1つは水酸基を示
    し、nは0〜5を示す)
  3. 【請求項3】 芳香族ヒドロキシ化合物が、上記一般式
    (1)〜(6)に示される少なくとも一つを含む単量体
    及び/又は一価のフェノール基を有する単量体を重合又
    は共重合してなることを特徴とする請求項1記載のアレ
    ルゲン低減化剤。
  4. 【請求項4】 芳香族ヒドロキシ化合物が、芳香族複素
    環式ヒドロキシ化合物であることを特徴とする請求項1
    記載のアレルゲン低減化剤。
  5. 【請求項5】 リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛
    を有効成分とすることを特徴とするアレルゲン低減化
    剤。
  6. 【請求項6】 アレルゲンがチリダニ由来であることを
    特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のアレルゲ
    ン低減化剤。
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