JP2003081842A - 清拭シート - Google Patents

清拭シート

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JP2003081842A JP2001303259A JP2001303259A JP2003081842A JP 2003081842 A JP2003081842 A JP 2003081842A JP 2001303259 A JP2001303259 A JP 2001303259A JP 2001303259 A JP2001303259 A JP 2001303259A JP 2003081842 A JP2003081842 A JP 2003081842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレルゲンに汚染された生活用品表面から簡
便に効率よくアレルゲンを除去し、効果的に生活用品表
面上のアレルゲン量を低減化する清拭シートを提供す
る。 【解決手段】 アレルゲン低減化成分を基材に含浸させ
てなる清拭シート。アレルゲン低減化成分は、線状高分
子の側鎖に一般式で示される官能基を有する化合物、一
般式に示される官能基を含む単量体又は1価のフェノー
ル基を有する単量体を重合又は共重合してなる化合物、
芳香族複素環式ヒドロキシ化合物等の芳香族ヒドロキシ
化合物;アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼ
ンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸塩;リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/
又は酢酸鉛;からなる群より選ばれる少なくとも1つが
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダニや花粉等のア
レルゲンを低減化する機能を有する清拭シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、
アレルギー性鼻炎など多くのアレルギー疾患が問題とな
ってきている。その主な原因は、住居内性ダニ類、特に
室内塵中に多いチリダニのアレルゲン(Der1、Der2)
や、おもに春季に猛威を振るうスギ花粉アレルゲン(Cr
ij1,Crij2)等の多くのアレルゲンが生活空間内に増え
てきているためである。特にチリダニのアレルゲンはそ
の原因となるチリダニを駆除しても、その死虫が更にア
レルゲン性の高い物質を生活空間に供給することにな
り、アレルゲンが原因となるアレルギー疾患の根本的な
解決には至らない。また、スギ花粉アレルゲンであるC
rij1は分子量約40kDaの糖タンパク質、Cri
j2は分子量約37kDaの糖タンパク質であり、鼻粘
膜等に付着すると生体外異物として認識され炎症反応を
引き起こす。よって、アレルギー疾患の症状軽減あるい
は新たな感作を防ぐためには、生活空間から完全にアレ
ルゲンを取り除くか、アレルゲンを変性させるなどして
不活性化させることが必要となる。
【0003】また、生活空間においてアレルゲンの温床
となる生活用品としては、例えば、畳、絨毯、床(フロ
ーリング)、家具(ソファー、布ばり椅子、テーブ
ル)、寝具(ベッド、布団、シーツ)、車内用品(シー
ト、チャイルドシート)、キッチン用品、赤ちゃん用
品、カーテン、壁紙、タオル、衣類、ぬいぐるみ等が挙
げられる。そして、これらの掃除には、通常、電気掃除
機、洗濯、布団たたき等が使用されているが、家庭で簡
単に洗濯できるもの以外は、通常電気掃除機による吸引
や布団たたき、表面の汚れを拭き取る等によって簡易的
に行われていることが多い。しかし、例えば、電気掃除
機による吸引や布団たたき等では、生活用品表面の塵な
どの粒子物質を吸引・除去できても、生活用品表面に染
みついた人体から分泌される皮脂等の油性物質や油性物
質と共にこびり付いた上記のようなアレルゲンを除去す
ることはできない。また、堅く絞った濡れ雑巾やウェッ
トティッシュあるいは市販の清拭シートを用いても表面
の汚れを除去することしかできず、アレルゲンは活性な
状態で多く残存しているという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、アレルゲンに汚染された生活用品表面から簡便
に効率よくアレルゲンを除去し、効果的に生活用品表面
上のアレルゲン量を低減化する清拭シートを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、アレルゲン低減化成分を
基材に含浸させてなる清拭シートを提供する。また、請
求項2記載の本発明は、アレルゲン低減化成分が、芳香
族ヒドロキシ化合物である請求項1記載の清拭シートを
提供する。また、請求項3記載の本発明は、芳香族ヒド
ロキシ化合物が、線状高分子の側鎖に上記一般式(1)
〜(6)に示される少なくとも一つを有する化合物であ
る請求項1又は2記載の清拭シートを提供する。また、
請求項4記載の本発明は、芳香族ヒドロキシ化合物が、
上記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一つを
含む単量体及び/又は一価のフェノール基を有する単量
体を重合又は共重合してなる請求項1又は2記載の清拭
シートを提供する。また、請求項5記載の本発明は、芳
香族ヒドロキシ化合物が、芳香族複素環式ヒドロキシ化
合物である請求項1又は2記載の清拭シートを提供す
る。また、請求項6記載の本発明は、アレルゲン低減化
成分が、アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼ
ンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸塩からなる群より選ばれた少なく
とも1つである請求項1に記載の清拭シートを提供す
る。また、請求項7記載の本発明は、アレルゲン低減化
成分が、リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛である
請求項1に記載の清拭シートを提供する。また、請求項
8記載の本発明は、アレルゲンがチリダニ由来である請
求項1〜7項いずれか1項に記載の清拭シートを提供す
る。また、請求項9記載の本発明は、基材が繊維集合体
である請求項1〜8項いずれか1項に記載の清拭シート
を提供する。また、請求項10記載の本発明は、基材に
対し、50〜500重量%の割合で液状成分が含浸され
ている請求項1〜9項いずれか1項に記載の清拭シート
を提供する。
【0006】本発明で用いられるアレルゲン低減化成分
は、アレルゲンを不活性化し、抗原抗体反応を抑制でき
る成分であれば、特に限定されるものではなく、いかな
る成分を用いても良く、例えば、タンニン酸、カテキン
のような植物抽出物、2,5−ジヒドロキシ安息香酸の
ようなヒドロキシ安息香酸等が挙げられる。
【0007】上記アレルゲン低減化成分としては、芳香
族ヒドロキシ化合物であることが好ましい。
【0008】上記芳香族ヒドロキシ化合物としては、特
に限定されず、中でも、絨毯への着色の心配が少ないと
いう点から、線状高分子の側鎖に下記一般式(1)〜
(6)に示される少なくとも一つを有する化合物である
ことが好ましい。
【0009】
【化2】 (Rは水素又は水酸基で、少なくとも1つは水酸基を示
し、nは0〜5を示す)
【0010】上記一般式(1)〜(6)で示される官能
基を線状高分子の側鎖に有する化合物において、nの数
は0〜5である。5を越えると、線状高分子を使用する
効果がなくなることがある。また、Rの少なくとも1つ
は水酸基であり、水酸基がないと、アレルゲン低減化効
果を十分発揮できないことがある。水酸基が多すぎると
着色性が強くなることがあるため、水酸基は一つが好ま
しい。また、水酸基の位置は、立体障害が最も少ない箇
所に結合していることが好ましく、例えば一般式(1)
ではパラ位にあるのが好ましい。
【0011】上記線状高分子とは、例えば、合成高分子
ではビニル重合体、ポリエステル、ポリアミドなどのこ
とをいう。また、上記一般式(1)〜(6)で示される
官能基と線状高分子との化学結合については、特に限定
されず、炭素−炭素結合、エステル結合、エーテル結
合、アミド結合等が挙げられる。上記一般式(1)〜
(6)で示される官能基を線状高分子の側鎖に有する化
合物としては、安全性や入手しやすさから、例えば、ポ
リ3,4,5−ヒドロキシ安息香酸ビニル、ポリビニル
フェノール、ポリチロシン、ポリ(1−ビニル−5−ヒ
ドロキシナフタレン)、ポリ(1−ビニル−6−ヒドロキ
シナフタレン)、ポリ(1−ビニル−5−ヒドロキシアン
トラセン)が好ましい。
【0012】また、上記芳香族ヒドロキシ化合物として
は、上記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一
つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基を有する
単量体を重合又は共重合してなるものが好ましい。
【0013】上記1価のフェノール基を一個以上有する
単量体としては、ベンゼン環に一個の水酸基を有する単
量体が一個以上結合している化合物であれば特に限定さ
れず、例えば、ビニルフェノール、チロシン、下記一般
式7に示される1,2−ジ(4-ヒドロキシフェニル)エ
テン等が挙げられる。有効成分が、1価のフェノール基
を有すると多価フェノールに比べて変色しにくいといっ
た効果がある。
【化3】
【0014】上記1価のフェノール基を一個以上有する
単量体に共重合される他の単量体としては、エチレン、
アクリレート、メタクリレート、メチルメタクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、スチレン等が挙げら
れる。
【0015】また、上記芳香族ヒドロキシ化合物として
は、芳香族複素環式ヒドロキシ化合物であることが好ま
しい。
【0016】上記芳香族複素環式ヒドロキシ化合物は、
特に限定されず、例えば、2−ヒドロキシフラン、2−
ヒドロキシチオフェン、ヒドロキシベンゾフラン、3−
ヒドロキシピリジン等が挙げられる。また、線状高分子
の側鎖に芳香族複素環式ヒドロキシ基を含有する化合
物、芳香族複素環式ヒドロキシ基を有する単量体を重合
又は共重合してなる化合物等であってもよい。
【0017】上記芳香族複素環式ヒドロキシ基として
は、例えば、下記一般式8、9に示されるチオフェンや
フラン等の複素環骨格にヒドロキシ基が結合したもの
や、下記一般式10に示される複素環と芳香族環とを持
つ骨格にヒドロキシ基が結合したもの、複素環骨格にヒ
ドロキシ基とアルキル基(炭素数5以下)とを有するも
の、複素環と芳香族とを持つ骨格にヒドロキシ基とアル
キル基(炭素数5以下)とを有するもの等が挙げられ
る。
【化4】
【0018】本発明のアレルゲン低減化成分としては、
アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホ
ン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸塩、また、リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/又
は酢酸鉛が、絨毯への着色の心配が少ないという点から
好ましく用いられる。
【0019】上記アルカリ金属の炭酸塩としては、リチ
ウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、
フランシウムのアルカリ金属の炭酸塩が挙げられ、好ま
しくは炭酸ナトリウム、炭酸カリウムである。
【0020】上記明礬としては、硫酸アルミニウムと、
アルカリ金属やタリウム、アンモニウム等の1価イオン
の硫酸塩とからなる複塩が挙げられる。また、アルミニ
ウムをクロム、鉄、等に置き換えた複塩も同様に挙げら
れる。好ましくは硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アル
ミニウムナトリウムである。特にアレルゲン低減化能力
の高い硫酸アルミニウムカリウムは、主に十二水和物
(AlK(SO42・12H2O)あるいは無水物(A
lK(SO42)が用いられるが、水和物が水分子を段
階的に失う過程で存在する部分的な水和物であってもよ
い。明礬の一部は、カリミョウバンとして食品添加物お
よび化粧品原料にも指定されているため安全性が高い物
質である。また、明礬を清拭シートとして用いた場合に
は、生活用品表面を拭いた場合ににべたつき感を与え
ず、起泡性を持たないことから泡立ちがなく、使用感が
良好である。このような安全性、使用感の点で、清拭シ
ートとして特に好適に用いられる。
【0021】上記ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウ
リル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
塩の塩としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウムなどの金属塩、アンモニウム塩、トリエタノ
ールアミンなどのアミン塩が挙げられ、特に好ましくは
ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩である。
【0022】上記リン酸塩としては、水系溶媒に溶解し
たときPO4 3-イオンを生成する塩類を指し、例えば、
実施例に用いたようなリン酸二水素ナトリウム(リン酸
一ナトリウム)、リン酸水素二ナトリウム(リン酸二ナ
トリウム)の他に、リン酸二水素カリウム等が挙げられ
る。
【0023】上記硫酸亜鉛としては、主に水和物(七水
和物)あるいは無水物が用いられるが、水和物が水分子
を段階的に失う過程で存在する部分的な水和物であって
もよい。硫酸亜鉛は古来より、白ばんあるいは亜鉛華な
どとして知られており日本薬局方にも収載されている。
また、食品添加物であり、人の成長、健康維持に必須の
微量金属元素であるZnの供給を目的として、母乳代替
食品に添加されているため安全性が高く、清拭シートと
して好適に用いられる。
【0024】上記酢酸鉛とは、水和物(三水和物)、あ
るいは無水物が用いられるが、水和物が水分子を段階的
に失う過程で存在する部分的な水和物であっても良い。
上記酢酸鉛は、古来より、鉛糖として知られており日本
薬局方にも収載されている。
【0025】本発明の清拭シートには、上記アレルゲン
低減化成分が少なくとも1つ有効成分として配合されて
いればよく、2つ以上を組み合わせて使用されていても
よい。
【0026】アレルゲン低減化成分の、本発明の清拭シ
ートに配合される量としては、基材に対して、0.1〜
100重量%の割合で配合されることが好ましい。さら
に好ましくは、0.2〜60重量%の割合、特に好まし
くは0.5〜30重量%の割合である。0.1重量%未
満であれば、アレルゲン低減化効果を発揮することが難
しくなることがあり、100重量%を超えた量を使用し
た場合には、生活用品表面を拭いた場合にべたつき感が
出て使用に適さないことがあり、あるいは使用後に塩の
析出があり、更に清掃の必要性が出て来ることがある。
【0027】本発明における基材は、アレルゲン低減化
成分を含浸できるものであれば、いかなる素材、形態の
ものも用いてもよく、繊維集合体や内部に空孔を有する
構造体が好適に用いられる。繊維集合体としては、特に
限定されず、例えば、織布、不織布等が挙げられ、不織
布は、熱融着や圧縮などいかなる製造方法のものでも使
用できる。繊維の材質としては、例えば、ポリエステル
系繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維等の
熱可塑性繊維、またこれら各繊維の複合化繊維、アセテ
ート等の半合成繊維、キュプラ、レーヨン等の再生繊
維、コットン、セルロース等の天然繊維あるいはこれら
の混綿などが使用できる。上記内部に空孔を有する構造
体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン等の合成高分子の発泡体、天然ゴム等の天然物の発
泡体、あるいは合成高分子および天然物を熱や溶剤によ
り溶融させた後、空孔を持つように成型したもの等が用
いられる。
【0028】中でも、アレルゲン低減化成分を基材に容
易に含浸させ、アレルゲンを生活用品表面から除去する
機能に優れている点から、上記繊維集合体が特に好適に
用いられる。繊維集合体としては、特に限定されず、例
えば織布、不織布等が挙げられ、不織布は、熱融着や圧
縮などいかなる製造方法によるものでも用いることがで
きる。繊維の材質としては、例えば、ポリエステル系繊
維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維等の熱可
塑性繊維、またこれら各繊維の複合化繊維、アセテート
等の半合成繊維、キュプラ、レーヨン等の再生繊維、コ
ットン、セルロース等の天然繊維あるいはこれらの混綿
などが用いられる。上記内部に空孔を有する構造体とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等
の合成高分子の発泡体、天然ゴム等の天然物の発泡体、
あるいは合成高分子および天然物を熱や溶剤により溶融
させた後、空孔を持つように成型したもの等が用いられ
る。また、清拭シートとしてさらに性能を高めるために
は、アレルゲン低減化成分を含浸する機能が高い基材
と、生活用品表面を清拭する機能が高い基材とを2層以
上に組み合わせて用いてもよい。すなわち、本発明の清
拭シートは、基材として上記繊維集合体を1種だけで使
用してもよく、2種以上組み合わせて使用してもよい。
また、上記繊維集合体は、界面活性剤や油剤などの表面
処理、分極処理による静電的な吸着効果などによりアレ
ルゲン除去機能を向上させてもよい。
【0029】アレルゲン低減化成分を上記基材に含浸さ
せる方法としては、上記アレルゲン低減化物質を適当な
溶媒に溶解あるいは分散して液状成分として、基材に含
浸させることが好ましい。上記に使用される溶媒として
は、例えば水、アルコール類(メチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール等)、炭化水素類
(トルエン、キシレン、メチルナフタレン、ケロセン、
シクロヘキサン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、ケトン類(アセ
トン、メチルエチルケトン等)、アミド類(N,N-ジメ
チルホルムアミド等)等が挙げられる。
【0030】上記液状成分の含浸量は、基材に対して5
0〜500重量%であることが好ましく、さらに好まし
くは、100〜400重量%である。液状成分の含浸量
が50重量%未満では、油性物質等の汚れの除去性に問
題がでる恐れがあり、500重量%を超えると、清掃時
に基材から液状成分がしみ出て、使用される生活用品に
よっては形状変化を起こす恐れがあるためである。上記
液状成分量とアレルゲン低減化成分量は、それぞれの種
類、目的、効果により上記した範囲で適宜決めることが
できる。
【0031】また、本発明の清拭シートは、生活用品表
面からのアレルゲン除去効果を増大させるために、油性
物質溶解性溶剤を配合することが好ましい。これは、ア
レルゲンは単独で生活用品表面に付着しているだけでな
く、人体などから発生する油性物質と共に付着している
場合が多いからである。上記油性物質溶解性溶剤として
は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽
イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、グリセリン、プ
ロピレングリコールなどが挙げられる。生活用品表面に
使用した場合の起泡性や洗浄性を考慮すると、非イオン
性界面活性剤、プロピレングリコールが好ましい。上記
油性物質溶解性溶剤の使用量は、目的に応じて適宜決め
ることができるが、好ましくは、基材に対して0.1〜
80重量%である。
【0032】本発明の清拭シートには、アレルゲン除去
および低減化効果の有効性を阻害しない範囲において、
分散剤、乳化剤、湿潤剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤等の製剤用補助剤が配合されていてもよく、ま
た、殺ダニ剤、殺菌剤、防黴剤、消臭剤等が配合されて
いてもよい。
【0033】本発明の清拭シートが対象とするアレルゲ
ンとしては、動物性アレルゲン、花粉等の植物性アレル
ゲンが挙げられる。本発明のアレルゲン低減化成分は、
これらのアレルゲンの特異抗体との反応を抑えることに
より、本剤を使用した場所のアレルゲンを低減化する。
特に効果のある動物性アレルゲンとしては、ダニ類のア
レルゲン(ダニ類、節足動物一蛛形綱−ダニ目の生物
で、主に7つの亜目に分かれている。アシナガダニに代
表される背気門、カタダニに代表される四気門、ヤマト
マダニ、ツバメヒメダニに代表される後気門、イエダ
ニ、スズメサシダニ代表される中気門、クワガタツメダ
ニ、ナミホコリダニに代表される前気門、ケナガコナダ
ニ、コナヒョウヒダニに代表される無気門、イエササラ
ダニ、カザリヒワダニに代表される隠気門等)のいずれ
の種類でも対象となり得るが、室内塵中、特に寝具類に
多く、アレルギー疾患の原因となるチリダニ科、ヒョウ
ヒダニ類に特に効果がある。
【0034】本発明の清拭シートの用途としては、生活
空間においてアレルゲンの温床となる生活用品、例え
ば、床(フローリング)、畳、絨毯、家具(ソファー、
布ばり椅子、テーブル)、寝具(ベッド、布団、シー
ツ)、車内用品(シート、チャイルドシート)、キッチ
ン用品、赤ちゃん用品、カーテン、壁紙、タオル、マス
ク、衣類、ぬいぐるみ等への使用が挙げられる。
【0035】本発明の清拭シートは、液状成分の蒸発を
防ぐために、不使用時には、蒸発防止用容器や蒸発防止
用袋に収納しておくことが好ましい。蒸発防止用袋とし
ては、特に限定されないが、ガスバリア性が高い、アル
ミニウムと樹脂との複合フィルムを用いた袋が好まし
い。また、使用勝手を考えた場合、取り出し口を繰り返
し開閉でき、かつ、密閉しつ封止できるフラップラベル
を採用することが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0037】(実施例1)アレルゲン低減化成分として
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(花王社製)1重量%、アレルゲン低減化成分の溶媒と
して精製水79重量%、油性物質溶解性溶剤としてプロ
ピレングリコール20重量%とからなる溶液3.6g
を、20cm×30cm(2.4g)の不織布(三昭紙
業社製;KP8340)に滴下含浸させて、密封容器中
で24時間放置して、サンプルシートを得た。
【0038】(実施例2)アレルゲン低減化成分として
タンニン酸(和光純薬社製)0.5重量%、アレルゲン
低減化成分の溶媒として精製水90重量%、油性物質溶
解性溶剤としてグリセリン9.5重量%とからなる溶液
6gを、20cm×30cm(2.4g)の不織布(三
昭紙業社製;KP8340)に滴下含浸させて、密封容
器中で24時間放置して、サンプルシートを得た。
【0039】(実施例3)アレルゲン低減化成分として
明礬(和光純薬工業社製 硫酸アルミニウムカリウム)
5重量%、アレルゲン低減化成分の溶媒として精製水9
5重量%とからなる溶液3gを、15cm×20cm
(4.1g)の綿布に滴下含浸させて、密封容器中で2
4時間放置して、サンプルシートを得た。
【0040】(実施例4)アレルゲン低減化成分として
ラウリル硫酸ナトリウム(花王社製)3重量%、アレル
ゲン低減化成分の溶媒として精製水57重量%、油性物
質溶解性溶剤としてプロピレングリコール40重量%と
からなる溶液3gを、15cm×20cm(4.1g)
の綿布に滴下含浸させて、密封容器中で24時間放置し
て、サンプルシートを得た。
【0041】(実施例5)アレルゲン低減化成分として
重量平均分子量8000のポリ−4−ビニルフェノール
(アルドリッチ社製)3重量%、アレルゲン低減化成分
の溶媒として精製水30重量%およびエチルアルコール
47重量%、油性物質溶解性溶剤としてプロピレングリ
コール20重量%とからなる溶液3gを、15cm×2
0cm(2.7g)の不織布(呉羽テック社製;#28
1)に滴下含浸させて、密封容器中で24時間放置し
て、サンプルシートを得た。
【0042】(実施例6)アレルゲン低減化成分とし
て、硫酸亜鉛七水和物(和光純薬品工業社製)3重量
%、リン酸塩としてリン酸一ナトリウム2水和物(関東
化学社製)及びリン酸二ナトリウム12水和物(和光純
薬品工業社製)を精製水に溶解させて濃度を0.01M
に調整したリン酸緩衝液(pH=7.35)97重量%
とからなる溶液3gを、15cm×20cm(2.7
g)の不織布(呉羽テック社製;#281)に滴下含浸
させて、密封容器中で24時間放置して、サンプルシー
トを得た。
【0043】(比較例1)T家の居間の布貼りソファ
ー、S家の寝室のベッド、M家の自家用車の運転席シー
ト、N家の居間のカーテンの4カ所を拭き掃除しない
で、(290mm×210mm)をアサヒビール薬品社製
「ダニスキャン」のキットに従って、アレルゲン量を測
定比較した。結果を表1に示す。
【0044】(比較例2)アレルゲン低減化成分として
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(花王社製)1重量%、アレルゲン低減化成分の溶媒と
して精製水79重量%、油性物質溶解性溶剤としてプロ
ピレングリコール20重量%からなる溶液6gを、トリ
ガータイプのスプレー型容器(1回の噴射で、約0.8
ml噴)に入れた。T家の居間の布貼りソファー、S家
の寝室のベッド、M家の自家用車の運転席シート、N家
の居間のカーテンの4カ所のそれぞれ300mm×300
mmに一様になるように噴霧した。噴霧終了後、溶液が均
一に畳表面に広がるように15cm×20cmのアクリ
ル板で塗り広げた。噴霧した区画の中央部分(290mm
×210mm)をアサヒビール薬品製「ダニスキャン」の
キットに従って、アレルゲン量を測定比較した。結果を
表1に示す。
【0045】(比較例3)アレルゲン低減化成分を用い
ないで、アレルゲン低減化成分の溶媒として精製水80
重量%、油性物質溶解性溶剤としてプロピレングリコー
ル20重量%からなる溶液6gを、15cm×20cm
(2.7g)の不織布(呉羽テック社製;#281)に
滴下含浸させて、密封容器中で24時間放置して、サン
プルシートを得て、同様の評価を行った。結果を表1に
示す。
【0046】(アレルゲン低減化の評価)各サンプルシ
ートを使用し、一般家庭であるT家の居間の布貼りソフ
ァー、S家の寝室のベッド、M家の自家用車の運転席シ
ート、N家の居間のカーテンの4カ所をそれぞれ300
mm×300mmづつ5秒かけて拭き掃除した。掃除終了
後、掃除した区画の中央部分(290mm×210mm)を
アサヒビール薬品製「ダニスキャン」のキットに従っ
て、アレルゲン量を測定比較した。判定は「ダニスキャ
ン」の使用説明書に従った。「ダニスキャン」の判定基
準は以下のとおり。結果を表1に示す。 1・・・ダニアレルゲンの汚染は無い(テストラインT
=0) 2・・・ややダニアレルゲンで汚染されている(T<C
コントロールライン) 3・・・ダニアレルゲンで汚染されている(T=C) 4・・・非常に汚染されている(T>C)
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明の清拭シートは、アレルゲン低減
化成分を基材に含浸させてなる清拭シートなので、アレ
ルゲンに汚染された生活用品表面から、簡便に効率よく
アレルゲンを除去できる。さらに、生活用品表面にアレ
ルゲンが残留する場合でも、本発明の清拭シートに含有
されるアレルゲン低減化成分により、アレルゲンが不活
性になる効果を持つ。すなわち本発明の清拭シートは、
上記のごとく二段階の低減化手段(除去及び不活性化)
を併せ持つために、非常に有効に生活用品表面上のアレ
ルゲン量を低減化することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 33/06 A61K 33/06 33/30 33/30 45/00 45/00 A61P 11/06 A61P 11/06 17/00 17/00 27/16 27/16 37/08 37/08 (31)優先権主張番号 特願2001−193104(P2001−193104) (32)優先日 平成13年6月26日(2001.6.26) (33)優先権主張国 日本(JP) Fターム(参考) 4C076 AA71 BB31 CC03 DD38E FF12 4C084 AA17 MA01 MA32 MA63 NA05 ZB132 4C086 AA01 AA02 EA07 FA02 HA03 HA05 MA01 MA04 MA32 NA05 NA10 ZA34 ZA59 ZA89 ZB13 4C206 AA01 AA02 JA02 MA52 NA05 NA10 ZA34 ZA59 ZA89 ZB13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレルゲン低減化成分を基材に含浸させ
    てなることを特徴とする清拭シート。
  2. 【請求項2】 アレルゲン低減化成分が、芳香族ヒドロ
    キシ化合物であることを特徴とする請求項1記載の清拭
    シート。
  3. 【請求項3】 芳香族ヒドロキシ化合物が、線状高分子
    の側鎖に下記一般式(1)〜(6)に示される少なくと
    も一つを有する化合物であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の清拭シート。 【化1】 (Rは水素又は水酸基で、少なくとも1つは水酸基を示
    し、nは0〜5を示す)
  4. 【請求項4】 芳香族ヒドロキシ化合物が、上記一般式
    (1)〜(6)に示される少なくとも一つを含む単量体
    及び/又は一価のフェノール基を有する単量体を重合又
    は共重合してなることを特徴とする請求項1又は2記載
    の清拭シート。
  5. 【請求項5】 芳香族ヒドロキシ化合物が、芳香族複素
    環式ヒドロキシ化合物であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の清拭シート。
  6. 【請求項6】 アレルゲン低減化成分が、アルカリ金属
    の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウ
    リル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
    塩からなる群より選ばれた少なくとも1つであることを
    特徴とする請求項1に記載の清拭シート。
  7. 【請求項7】 アレルゲン低減化成分が、リン酸塩と、
    硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛であることを特徴とする請求
    項1に記載の清拭シート。
  8. 【請求項8】 アレルゲンがチリダニ由来であることを
    特徴とする請求項1〜7項いずれか1項に記載の清拭シ
    ート。
  9. 【請求項9】 基材が繊維集合体であることを特徴とす
    る請求項1〜8項いずれか1項に記載の清拭シート。
  10. 【請求項10】 基材に対し、50〜500重量%の割
    合で液状成分が含浸されていることを特徴とする請求項
    1〜9項いずれか1項に記載の清拭シート。
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