JP4643787B2 - ダニ類駆除方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はダニ類に対して高い誘引効果を有するダニ誘引剤およびダニ駆除方法に関するものである。
【従来の技術】
近年、冷暖房の普及のため一年中快適な温度空間が実現し、また住居の居住性の向上と共に密閉性が高まり湿度の上昇を招いている。これらのため、アレルギー疾患の原因となる住居内性ダニ類、ことに室内塵中に多いチリダニの、一般家庭内での繁殖が顕著となってきておりその駆除が求められている。また、湿度の上昇に伴い室内にカビが発生し易い条件となっており、このカビを餌にコナダニの発生が促される。コナダニは上記チリダニと同様アレルゲンとなる他、ツメダニなどの捕食性ダニの餌となり、一般家庭における刺咬被害を引き起こす。
従来、これらのダニを駆除する方法としては、殺ダニスプレー剤を散布する、殺ダニ燻煙剤の燻煙などの化学的方法あるいは、加熱する、掃除機で吸引捕獲するなどの物理的方法が採られている。
【0002】
しかしながら、殺ダニスプレー剤や殺ダニ燻煙剤を使用した場合では、畳、絨毯、布団などの内部にまでは薬物が浸透しにくいため、殺ダニ効果が充分でなく、また、仮に、ダニを殺すことが出来たとしても、その内部にダニの死骸が残り、徐々に生活空間に排出され、アレルギー疾患の原因となる。
また、加熱駆除は、畳、絨毯、布団などを加熱器に入れるため、大がかりな加熱器が必要であり、一般家庭で使用するのは困難である。
掃除機で吸引捕獲する方法は、簡便な方法ではあるが、この方法では表層部のごく一部のダニは捕獲できるものの、深層部にいるものや、繊維にしがみついているものについては効果的に捕獲することが出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、特開昭64−23840号公報には、エビオスなど粒状の好餌性有機物をダニ誘引物質として用い、誘引されてきたダニを駆除する方法が記載されている。
しかしながら、常温で固体状の誘引物質では、揮散性に乏しく、畳、絨毯、布団などに散布した場合、その内部にまで誘引物質が浸透しにくいため、誘引効果がほとんど認められないという問題点がある。
【0004】
このため本発明は、上記従来のダニ誘引剤の問題点に鑑み、畳、絨毯、布団などの深層部に潜むダニ類に対しても顕著なダニ誘引性を示す誘引剤及びこれを用いた効率的な駆除方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明では、プロピオン酸ベンジル、酢酸ゲラニル又はネロリドールであるダニ類の誘引物質を、容積が5×10-4mm3 〜350mm3である固形担体に保持させてなるダニ誘引剤を上記ダニ類の誘引物質が被ダニ駆除物1m 2 あたり5mg〜10gで揮散できるように散布することによりダニ類を誘引し、後にこの誘引剤と誘引されたダニとを吸引機にて吸引駆除することを特徴とするダニ類駆除方法。
【0006】
本発明におけるダニ誘引物質としては、常温で液体であり、ダニ類誘引作用を示すもので、酢酸ゲラニル、プロピオン酸ベンジル、ネロリドールからなる群より選ばれる1種以上の化合物である。
これらは単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0007】
また、本発明における常温とは15〜25℃をいう。
【0008】
上記誘引物質の使用量としては、畳、絨毯、布団などの被ダニ駆除物1m2 あたり5mg〜10gで揮散できるように、固形担体に保持する量を設定する。揮散量が1m2あたり5mg未満であった場合、充分な誘引効果が得られず、また、1m2あたり10gを越える場合には、匂いが強く不快であったり、被ダニ駆除物に誘引物質を染み付き変質させる原因となるなどの不具合が起こる。
【0009】
上記誘引物質を下記する固形担体へ保持させる方法は、特に限定されず、例えば、常温で液体である上記誘引物質に固形担体を一定時間浸せきする方法、誘引物質を固形担体にスプレーする方法などが挙げられる。
【0010】
上記誘引物質の揮散性を調整するためには、固形担体の誘引物質保持量を調整する以外にも、エタノールなどの揮散性向上剤、グリコールなどの揮散性抑制剤を誘引物質と共に担体に保持させることも有効である。
【0011】
本発明における固形担体は、その容積が5×10-4mm3 〜350mm3 であることが好ましく、さらに好ましくは、4×10- 3 mm3 〜125mm3 である。容積が、5×10-4mm3 未満であると、ダニを吸引機にて吸引駆除する場合に、畳、絨毯、布団などの隙間などに入り込み、吸引除去することが困難になる。また、350mm3 を越えると、大きな径の吸引機が必要となり、やはり、吸引除去が簡便でなくなってしまう。
【0012】
上記固形担体の形状は、特に限定されず、例えば球形、扁平、針状などいかなる形をしていてもよい。
【0013】
本発明における固形担体の材質としては、上記誘引物質を保持できるものであれば特に限定されず、例えば、シリカゲル、活性炭、ヒドロキシアパタイト、アルミナ、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、重曹、珪藻土、粘土鉱物、ゲル剤、パルプ成型品、紙、不織布、繊維、樹脂およびこれらを混合したものなどが挙げられる。
【0014】
上記固形担体の使用量としては、畳、絨毯、布団などの被ダニ駆除物1m2 あたり0. 5〜100gであることが好ましい。0. 5g未満では、均一に散布することが難しく効果的にダニを誘引することが出来ず、100gを越えて使用した場合には、畳、絨毯、布団などに散布する手間が多くなり、使用上問題がある。
【0015】
本発明のダニ類誘引剤には、必要に応じて着色料などを添加し、着色させることができる。特に、ダニ類誘引剤が透明な場合には、畳、絨毯、布団などに散布した散布状況をわかりやすくするために、着色させることが好ましい。
上記、着色料としては、例えば赤色2号、青色1号、赤色202号、黄色201号、緑色204号、紫色201号などの有機色素、アルミニウム末、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、チタン、ぺンガラ、カラミンなどの無機色素が挙げられる。
これらの着色料は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0016】
また、本発明のダニ類誘引剤には、必要に応じて、ダニ類誘引効果を損なわない程度の、従来公知の化合物を含有してもよい。
このような化合物としては、例えば、防虫剤、共力剤、ネズミ忌避剤、酸化防止剤、分解防止剤が挙げられ、さらに各種の殺菌剤、防カビ剤、害虫忌避剤、消臭剤、防腐剤を添加してもよい。
【0017】
上記殺菌剤としては、特に限定されず、例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、レゾルシン、フェノール、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、サリチル酸、ヘキサクロロフェン等が挙げられる。
これらの殺菌剤は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0018】
上記防カビ剤としては、特に限定されず、例えば、2,4,4’−トリクロロ2’−ハイドロキシジフェニルエーテル等が挙げられる。
これらの防カビ剤は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0019】
上記害虫忌避剤としては、特に限定されず、例えば、2,3,4,5−ビスブチレン−テトラヒドロフラール等が挙げられる。
これらの害虫忌避剤は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0020】
上記消臭剤としては、特に限定されず、例えば、ラウリル酸メタクリレート、各種フラボノイド等が挙げられる。
これらの消臭剤は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0021】
上記防腐剤としては、特に限定されず、例えば、p−オキシ安息香酸メチル、p−オキシ安息香酸エチル、安息香酸、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
これらの防腐剤は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0022】
本発明におけるダニ駆除方法は、本発明のダニ誘引剤を、畳、絨毯、布団などに散布することによりダニ類を誘引し、後にこの誘引剤と誘引されたダニとを駆除する。
【0023】
本発明のダニ誘引剤を散布する方法としては、特に限定されず、手などでばらまいても、一定間隔で均一に設置してもかまわないが、畳、絨毯、布団など全体をダニ駆除する場合には、各ダニ誘引剤同士が1m以内になるように散布することが好ましい。1mを越えて散布した場合は、畳、絨毯、布団など全体からダニを誘引することが困難になる。
【0024】
ダニ誘引剤を散布した後、駆除するまでのダニ類を誘引する時間は、10分以上であることが好ましい。ダニの誘引物質が畳、絨毯、布団などに充分に浸透し、また、誘引物質がダニ類に作用することにより、ダニが表層に誘引されるためには10分以上必要である。更に好ましくは1時間以上である。
【0025】
ダニを誘引した後に、この誘引剤とダニ類とを駆除する方法は、吸引機にて吸引駆除する方法を用いることが好ましい。吸引駆除に使用する機具としては、特に限定されず、例えば、家庭用の電気掃除機を使用するのが簡便であるが、真空ポンプなどを利用した吸引機を利用することも可能である。
【0026】
本発明のダニ類駆除方法としては、ダニ類誘引物質を保持させた固形担体の表面に粘着剤を塗布しておく、あるいは固形担体の近傍に粘着剤を塗布したシート、ビーズなどを設置しておき、誘引されてきたダニ類を粘着剤にて捕獲した後、吸引機にて、吸引除去させることも可能である。
上記粘着剤としては、特に限定されず、例えばアクリル系、ゴム系の粘着剤および、寒天、粘土鉱物ゲルなどの粘着性を有する物質を使用することが出来る。
【0027】
本発明によるダニ類誘引剤は、既存殺ダニ成分と混合、もしくは両者を併用して使用することも可能である。すなわち、ダニ類誘引剤でダニ類を畳、絨毯、布団などの表層に誘引し、殺ダニ成分にて殺した後、吸引機にて、吸引除去させることができる。
上記殺ダニ成分としては、特に限定されず、例えば、ピレスロイド系、有機リン系、カーバメート系、植物精油などが挙げられる。
【0028】
本発明のダニ類駆除方法は、既存のダニ検出・検知方法、装置と組み合わせることも可能である。
これら既存のダニ検出・検知方法、装置形態は特に限定されないが、例えば、吸引機で吸引した後のダニ類およびダニの尿、糞などを、ダニ類虫体や体液中の成分などと反応して発色する試薬を用いてダニを検知する方法、装置などが例示できる。また抗原抗体反応を利用した検出方法、装置も使用できる。
【0029】
本発明において対象となるダニ類は、節足動物- 蛛形綱−ダニ目の生物で、主に7 つの亜目に分かれている。アシナガダニに代表される背気門。カタダニに代表される四気門。ヤマトダ二、ツバメヒメダニに代表される後気門。イエダニ、スズメサシダニに代表される中気門。クワガタツメダニ、ナミホコリダニに代表される前気門。ケナガコナダ二、ヤケヒョウヒダニに代表される無気門。イエササラダ二、カザリヒワダ二に代表される隠気門。いずれの種類でも対象となり得る。
【0030】
(作用)
本発明におけるダニ誘引剤は、上述のような構成であり、ダニ誘引物質が常温で液体の化合物を使用している。これは、ダニ類を誘引するためには、常温で固体状の誘引物質では、揮散性に乏しく、畳、絨毯、布団などに散布した場合、その内部にまで誘引物質が浸透しにくいため、ダニ類に充分に作用せず、誘引効果がほとんど認められず、一方、ダニ類の誘引剤が、常温で気体である場合には、家庭で、畳、絨毯、布団などに作用させることが難しいためである。
また、上記ダニ類の誘引物質を、容積が5×10-4mm3 〜350mm3 である固形担体に保持させてなるが、ダニ類を誘引するためには、10分〜1時間程度必要であるため、上記したような固形担体に保持することで、誘引物質の揮散量を調整でき、誘引物質をダニ類に持続的に作用させることができるためである。
本発明のダニ駆除方法では、ダニ類誘引剤を畳、絨毯、布団などに散布し、ダニ類を誘引し、後に誘引剤とダニとを吸引機にて吸引駆除するが、これにより、被駆除物の、深層部にいるダニ類までも吸引駆除することが可能となる。
【0031】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0032】
(実施例1)
ダニ類の誘引物質としてプロピオン酸ベンジル(和光純薬社製、1級試薬)150mgを固形担体であるミズカナイトHQ−3(水澤化学社製、粒子径3mm、容積14mm3 )1gにスプレーにより保持させたものをダニ類誘引剤とした。
【0033】
(実施例2)
ダニ類の誘引物質として酢酸ゲラニル(和光純薬社製、1級試薬)100mgを固形担体であるB型シリカゲル(東海化学製、粒子径4mm、容積34mm3 )400mgにスプレーにより保持させたものをダニ類誘引剤とした。
【0034】
(実施例3)
ダニ類の誘引物質であるネロリドール(和光純薬社製1級)500mgを固形担体であるフローライトRM−20(トクヤマ製、粒子径2mm、容積4mm3 )2gにスプレーにより保持させたものをダニ類誘引剤とした。
【0035】
(実施例4)
ダニ類の誘引物質である酢酸ゲラニル(和光純薬社製1級)100mgとプロピオン酸ベンジル(和光純薬社製1級)80mgを混合したものを、固形担体であるミズカナイトHQ−3(水澤化学製、粒子径3mm)1gに保持させたものをダニ類誘引剤とした。
【0036】
(比較例1)
ダニ類誘引剤を使用しないで、下記モデル絨毯試験を行った。
【0037】
(比較例2)
固体状のダニ類誘引物質であるエビオス(アサヒビール社製)を粒子径1mm(容積0.5mm3 )に成形したもの2gをダニ類誘引剤として使用した。
【0038】
(比較例3)
ダニ類の誘引物質であるプロピオン酸ベンジル(和光純薬社製、1級試薬)1gを固形担体である麦飯石(比果産業製、粒子径9mm、容積381mm3 )5gにスプレーにより保持させたものをダニ類誘引剤とした。
【0039】
(比較例4)
ダニ類の誘引物質である酢酸ゲラニル(和光純薬社製1級)100mgを固形担体であるケイ酸カルシウムを粉砕し、粒子径50〜80μm にふるい分けしたもの0. 5gに保持させたものをダニ類誘引剤とした。
【0040】
<モデル絨毯試験>
市販の絨毯(ポリプロピレン製)を30cm×30cmに切断し、切断した絨毯断片にヤケヒョウヒダニ500匹を設置する。1晩放置した後、上記実施例1〜4及び比較例2〜4のダニ類誘引剤を均一になるように散布する。3時間放置した後、家庭用電気掃除機(舞姫510、三洋電機株式会社製)で約10秒間かけて絨毯断片を掃除し、以下の試験を行いダニ除去率を求めた。
【0041】
(ダニ数計測)
絨毯断片に、同じ大きさの木綿布を被せ、表面温度55℃に調整したホットプレート上に載せて、1時間加熱し、ダニを木綿布に追い出す。次に木綿布をよく水洗し、ダニ数を顕微鏡下で計測した。
【0042】
(回収率)
ヤケヒョウヒダニ500匹を設置し、ダニ類誘引剤は散布せず、掃除機による掃除も行わなかった絨毯断片におけるダニ数を計測し、下式により回収率を算出した。試験は3回繰り返し行った結果、回収率の平均値は81%であった。
回収率(%)=(計測されたダニ数)/(設置ダニ数)×100
【0043】
(ダニ除去率)
各実施例および比較例での設置ダニ数、計測されたダニ数および上記回収率よりダニ除去率を求めた。試験は3回繰り返し行い、その平均値を求めた。
ダニ除去率(%)=(設置ダニ数−計測されたダニ数/回収率)/
(設置ダニ数)×100
【0044】
実施例1〜4及び比較例1〜4におけるモデル絨毯試験の結果を表1に示した。また、モデル絨毯試験時の誘引剤の使用感を、良好な場合は○、掃除機による吸引が難しく使用しづらい場合を×として表1に示した。
【0045】
【表1】
【0046】
<フィールド絨毯試験>
(実施例5)
一般家庭であるT家の居間の絨毯、S家の書斎の絨毯の2カ所の各1m2 に、ダニ類誘引剤(プロピオン酸ベンジル(和光純薬社製1級)150mgをミズカナイトHQ−3(水澤化学製、粒子径3mm)1gに保持させたものを均一になるように散布した。3時間放置した後、家庭用電気掃除機(舞姫510、三洋電機株式会社製)で20秒間かけて掃除した。
【0047】
(ダニ数計測)
家庭用電気掃除機の集塵袋を取りだし、室内塵の中からダニの虫体をより分け、顕微鏡で観察した。それぞれの計測結果を表2に示す。
【0048】
(比較例5)
実施例4で使用したT家の居間の絨毯、S家の書斎の絨毯の2カ所の各1m2 に隣接する各1m2 を家庭用電気掃除機(舞姫510、三洋電機株式会社製)で20秒間かけて掃除した。実施例4と同様にダニ数計測を行った。それぞれの計測結果を表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】
本発明のダニ誘引剤及び駆除方法は、上述の構成よりなるので、ダニ類の誘引効果が高く、畳、絨毯、布団などの深層部や繊維にしがみついているダニ類をも誘引し、誘引剤周辺である表層部に集めて効果的に駆除することができる。
しかも誘引されたダニ類は、吸引機により吸引駆除することができるため、取り扱いが簡便で、迅速に駆除することができる。
Claims (1)
- プロピオン酸ベンジル、酢酸ゲラニル又はネロリドールであるダニ類の誘引物質を、容積が5×10-4mm3 〜350mm3でありシリカゲル、活性炭、ヒドロキシアパタイト、アルミナ、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、珪藻土、粘土鉱物、パルプ成型品又は紙からなる固形担体に保持させてなるダニ誘引剤を上記ダニ類の誘引物質が被ダニ駆除物1m2あたり5mg〜10gで揮散できるように散布することによりダニ類を誘引し、後にこの誘引剤と誘引されたダニとを吸引機にて吸引駆除することを特徴とするダニ類駆除方法。
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