JP2000109425A - 花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び粘膜用洗浄剤 - Google Patents

花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び粘膜用洗浄剤

Info

Publication number
JP2000109425A
JP2000109425A JP10281011A JP28101198A JP2000109425A JP 2000109425 A JP2000109425 A JP 2000109425A JP 10281011 A JP10281011 A JP 10281011A JP 28101198 A JP28101198 A JP 28101198A JP 2000109425 A JP2000109425 A JP 2000109425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
pollen
mucous membrane
agent
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10281011A
Other languages
English (en)
Inventor
Takako Ishimaru
貴子 石丸
Akito Odaka
明人 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP10281011A priority Critical patent/JP2000109425A/ja
Publication of JP2000109425A publication Critical patent/JP2000109425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 分子内に炭素数3〜18のアルキレン部
分を有する水溶性化合物及び上記アルキレン部分の水素
原子の一部又は全部が水酸基、カルボキシル基、カルボ
キシエステル基、ホルミル基、アミド基、アミノ基、ア
ルキルアミノ基及びアルコキシル基の1種又は2種以上
で置換された水溶性化合物から選ばれる1種以上の化合
物を含有すると共に、pHが3〜8であり、且つ25℃
における粘度が1.3cP以下である粘膜用洗浄剤。 【効果】 粘膜洗浄時に花粉の破裂を防止でき、例えば
鼻腔粘膜を洗浄するのであれば、鼻腔内の奥及び細部と
いうように洗浄箇所の隅々まで行き渡って優れた洗浄効
果を示し、粘膜に生じたアレルギー症状を有効に改善す
ることができ、粘膜刺激性も大幅に改善することが可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、花粉が破裂してア
レルゲンを溶出することを有効に防止することができる
花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び鼻、眼、喉等の
粘膜を洗浄するために用いられる粘膜用洗浄剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】花粉や
ハウスダスト等に対するアレルギー患者は年々増加傾向
にあり、それに伴いアレルギー治療に対する需要も高ま
っている。従来、鼻腔内に生じたアレルギー症状は点鼻
剤の投与による治療が行われてきた。しかし、鼻腔内の
炎症を抑えるために点鼻剤を頻繁に使用することによ
り、薬物の効き目が低下し、逆に炎症を悪化させる等の
問題が起こっている。
【0003】このような薬物の過剰投与を予防するため
には、耳鼻咽喉科領域で行われてきた鼻腔内洗浄が有効
であることが知られている。すなわち、鼻腔内を洗浄液
で満たし、粘膜に付着した粘液や異物を排除することに
より、点鼻剤の効力を有効に発揮させるものである。し
かしながら、このような鼻腔内洗浄は、特殊な用具を用
いるため、医師から指導をうけなければ、家庭で手軽に
実施することが困難であった。
【0004】一方、スギ花粉をはじめとする花粉症や、
ハウスダスト等によるアレルギー症状に対しては、鼻腔
や眼粘膜に付着した花粉やダスト等をすみやかに除去で
きれば、アレルギー症状が発症しないことが知られてい
る。従って、医師の指導を待つまでもなく、手軽に鼻腔
内等から花粉等を洗浄できる粘膜用洗浄剤が有効とな
る。
【0005】そこで、スプレーやエアゾールといった容
器に充填した洗浄剤で、個人でも手軽に鼻腔内等の粘膜
を洗浄することが可能な製品が望まれている。その際、
充填される洗浄液に関しては、耳鼻咽喉科領域で従来よ
り利用されている生理食塩液が有効と考えられるが、ス
ギ花粉は生理食塩液のpH(pH6付近)から例えば鼻
腔内粘液のpH(pH7.8〜8.5)の領域では破裂
する性質を有する。即ち、例えば鼻腔内に進入した花粉
は容易に破裂し、アレルゲンを溶出して結果的にアレル
ギー症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)を引き起こし、
生理食塩液で洗浄したとしても新たに付着してくる花粉
の破裂を予防することはできない。
【0006】このような事態を防ぐためには、粘膜用洗
浄剤のpHをスギ花粉が破裂しにくくなるpH領域に調
整することが考えられ、例えば特開平7−258070
号公報には、鼻腔内に進入した花粉からのアレルゲンの
溶出を抑制するために、鼻洗浄剤をpH3.5〜5.5
のエマルションタイプのものとすることが提案されてい
る。
【0007】しかしながら、この提案の場合、鼻洗浄剤
に粘性があり、鼻腔内の奥や細部に至るまで洗浄するに
は長時間を要するために、もともとpH7付近に維持さ
れている鼻腔内のpHを長時間低くコントロールするこ
とになり、炎症を生じている鼻腔内に刺激を与えること
が懸念され、安全性の面での配慮が十分とは言えなかっ
た。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、弱酸性から弱アルカリ性領域においても花粉の破裂
を防止できる花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び
鼻、眼、喉等の粘膜の洗浄効率に優れ、鼻腔等の粘膜刺
激性もなく、且つ花粉によるアレルギー症状を低減する
ことができ、特に鼻腔内アレルギー症状に対する治療効
果が高い粘膜用洗浄剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は上記目的を達成するため鋭意研究した結果、分
子内に炭素−炭素の単結合が炭素数3〜18で連結する
非置換又は所定の置換基で置換されたアルキレン部分を
有し、且つ水溶性である化合物の少なくとも1種以上を
水溶液に添加すると、後述する実施例に示すように意外
にも花粉の破裂を抑制することができ、弱酸性から弱ア
ルカリ性領域においても粘膜に付着した花粉粒子からの
アレルゲンの溶出を抑制することができることを見い出
し、更に鋭意検討した結果、例えば鼻洗浄剤等の粘膜用
洗浄剤の洗浄効率を上げることにより、粘膜用洗浄剤に
よって例えば鼻腔内を洗浄する際に鼻腔内のpHが長時
間コントロールされなくなり、pHが3〜8の範囲に調
整された粘膜用洗浄剤であっても、鼻腔粘膜等に対する
粘膜用洗浄剤の刺激が緩和されることに着目するに至
り、粘膜用洗浄剤の粘度を低く調整して粘度を水に近い
範囲にすることによって、粘膜用洗浄剤が洗浄箇所に広
がり易くなり、例えば鼻腔内の洗浄をする際に鼻腔内の
奥及び細部にまで洗浄剤が行き渡って鼻腔内の洗浄効率
が格段に向上することを知見すると共に、更に、粘膜に
対する粘膜用洗浄剤の刺激をより緩和するためには、粘
膜用洗浄剤の浸透圧を生理食塩液に対して、0.6〜
1.5に維持することが有効であることを見い出し、本
発明をなすに至った。
【0010】即ち、本発明は、(1)分子内に炭素数3
〜18のアルキレン部分を有する水溶性化合物及び上記
アルキレン部分の水素原子の一部又は全部が水酸基、カ
ルボキシル基、カルボキシエステル基、ホルミル基、ア
ミド基、アミノ基、アルキルアミノ基及びアルコキシル
基の1種又は2種以上で置換された水溶性化合物から選
ばれる1種以上の化合物を有効成分とする花粉破裂防止
剤、(2)粘膜に付着した花粉を洗浄する粘膜用洗浄剤
に上記(1)記載の花粉破裂防止剤を添加することによ
り、粘膜を洗浄する際に花粉の破裂を防止して、花粉か
らのアレルゲン溶出を防止することを特徴とする花粉破
裂防止方法、及び(3)分子内に炭素数3〜18のアル
キレン部分を有する水溶性化合物及び上記アルキレン部
分の水素原子の一部又は全部が水酸基、カルボキシル
基、カルボキシエステル基、ホルミル基、アミド基、ア
ミノ基、アルキルアミノ基及びアルコキシル基の1種又
は2種以上で置換された水溶性化合物から選ばれる1種
以上の化合物を含有すると共に、pHが3〜8であり、
且つ25℃における粘度が1.3cP以下であることを
特徴とする粘膜用洗浄剤を提供する。ここで、上記粘膜
用洗浄剤の生理食塩液に対する浸透圧比が0.6〜1.
5であると、より好適であり、更に薬効成分を配合する
と、より有用である。
【0011】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の花粉破裂防止剤は、分子内に所定数の炭素原子が
炭素−炭素の単結合で連結する非置換又は所定の置換基
で置換されたアルキレン部分を有する水溶性化合物の少
なくとも1種以上を有効成分とするものであり、上記置
換又は非置換のアルキレン部分は、上記化合物が水溶性
である限り、直鎖状、分岐鎖状及び環状のいずれであっ
てもよく、また、上記アルキレン部分の水素原子に置換
される水酸基、カルボキシル基、カルボキシエステル
基、ホルミル基、アミド基、アミノ基、アルキルアミノ
基及びアルコキシル基は、上記化合物が水溶性となる限
り、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて置換す
ることができる。ここで、上記カルボキシエステル基
(アルコキシカルボニル基)としては、メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基等を挙げることができ、
また、上記アルキルアミノ基は、モノアルキルアミノ基
であっても、ジアルキルアミノ基であってもよく、アル
キル基としてはメチル基、エチル基等が挙げられ、上記
アルコキシル基としては、メトキシル基、エトキシル基
等が挙げられる。
【0012】なお、本発明の水溶性化合物は、日本薬局
方の通則に記載された溶解性を示す用語を用いて精製水
に対する溶解性を評価するとき、「極めて溶けやす
い」、「溶けやすい」、「やや溶けやすい」で示される
化合物である。
【0013】本発明の花粉破裂防止剤の有効成分は、こ
のような置換又は非置換のアルキレン部分を有し、且つ
水溶性化合物である限り、飽和又は不飽和の脂肪族系化
合物、脂環式化合物、複素環式化合物、芳香族系化合物
等のいずれであってもよい。なお、上記アルキレン部分
が直鎖状、即ち−(CH2n−で表される場合、アルキ
レン部分の炭素数nは、好ましくは8〜18、より好ま
しくは12〜16であると、より有効である。
【0014】ここで、上記化合物としては、上記構造を
有する水溶性化合物である限り、その種類は特に制限さ
れないが、本発明の目的を考慮すれば、点鼻剤、鼻洗浄
剤、点眼剤、眼洗浄剤、喉洗浄剤等のように粘膜に使用
する製剤に配合可能な水溶性化合物が望ましく、例えば
炭素数3〜18の非置換又は上記所定の置換基で置換さ
れたアルキレン部分を有するアルコール類,糖類及び糖
アルコール,有機酸類,水溶性高分子化合物,界面活性
剤,その他の生理活性有機化合物等が好適である。
【0015】上記アルコール類としては、例えば炭素数
3〜18の直鎖状又は分岐鎖状の飽和炭化水素の水素原
子を水酸基で置換した一価アルコール、二価アルコー
ル、三価以上のポリオール類を挙げることができ、これ
らの中でも特にグリセリン、ポリグリセリン等の炭素数
が3〜8のポリオール及びその重合体がより好適であ
り、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせ
て使用することができる。
【0016】上記糖類及び糖アルコールとしては、具体
的には、糖類として、例えばブドウ糖,果糖等の単糖
類、ショ糖,マルトース,トレハロース等の二糖類、ヒ
アルロン酸,ヘパラン硫酸,コンドロイチン硫酸ナトリ
ウム,デキストラン,デンプン等の多糖類など、糖アル
コールとして、例えばエリスリトール,キシリトール,
ソルビトール,マンニトールなどを挙げることができ、
これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使
用することができる。
【0017】上記有機酸類としては、例えばクエン酸,
グルコン酸及びこれらの塩、ロイシン,バリン,イソロ
イシン,スレオニン,リジン,メチオニン等のアミノ酸
及びこれらの塩、誘導体などを挙げることができ、これ
らは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用す
ることができる。
【0018】上記水溶性高分子化合物としては、具体的
には、例えばヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース,メチルセルロース等のセル
ロース類、ポリビニルピロリドン,構造式[−(CH2
CHCOOH)n−]で表すとき式中nが2〜9である
カルボキシビニルポリマー等のビニルポリマー類等を挙
げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適
宜組み合わせて使用することができる。
【0019】上記界面活性剤としては、炭素数3〜18
の非置換又は置換のアルキレン部分を有する非イオン界
面活性剤,陽イオン界面活性剤,両性界面活性剤が有効
であり、更にこれらの中でも、HLB10以上の非イオ
ン界面活性剤、第4級アンモニウム塩である陽イオン界
面活性剤、アミノ酸系の両性界面活性剤がより好適であ
り、具体的には、非イオン界面活性剤として、例えば炭
素数3〜18のアルキレン部分を有する脂肪酸グリセリ
ン,脂肪酸ソルビタン,脂肪酸ショ糖エステル,ポリオ
キシエチレン(EO10〜30)アルキルエーテル,ポ
リオキシエチレン(EO10〜40)アルキルフェニル
エーテル,ポリオキシエチレン(EO10〜40)ポリ
オキシプロピレン(PO10〜45)グリコール,脂肪
酸ポリエチレングリコール(EO10〜60),脂肪酸
ポリオキシエチレン(EO10〜30)ソルビタン,脂
肪酸アルカノールアミド,ポリオキシエチレン(EO1
0〜60)硬化ヒマシ油等、陽イオン界面活性剤とし
て、例えば炭素数3〜18のアルキレン部分を有するモ
ノ(又はジ,トリ)アルキルアミン塩,塩化(又は臭
化,よう化)アルキルトリメチルアンモニウム,塩化
(又は臭化,よう化)ジアルキルジメチルアンモニウ
ム,塩化アルキルベンザルコニウム等、両性界面活性剤
として、例えば炭素数3〜18のアルキレン部分を有す
るアルキルベタイン,2−アルキル−N−カルボキシメ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン,アルキル(又はジアルキル)ジエチレントリアミノ
酢酸,N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル
−dl−ピロリドンカルボン酸塩等を挙げることがで
き、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせ
て使用できる。
【0020】上記生理活性有機化合物としては、上記以
外の分類のもので、分子内に炭素数3〜18の非置換又
は上記所定の置換基で置換されたアルキレン部分を有す
るものが挙げられ、具体的には、例えば塩酸テトラヒド
ロゾリン,硝酸テトラヒドロゾリン,塩酸エフェドリ
ン,塩酸メチルエフェドリン等の抗充血薬などを挙げる
ことができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組
み合わせて使用することができる。
【0021】本発明の場合、これらの化合物の中でも特
にグリセリン等のポリオール類、ブドウ糖,果糖等の単
糖類、ショ糖,マルトース,トレハロース等の二糖類な
どの糖類、エリスリトール,キシリトール,ソルビトー
ル,マンニトール等の糖アルコール、脂肪酸(オレイン
酸、ステアリン酸、パルミチン酸等のモノ,ジ,トリエ
ステル化)ポリオキシエチレン(EO20)ソルビタン
(例えばポリソルベート40,60,65,80等)、
ポリオキシエチレン(EO10〜60)硬化ヒマシ油、
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸テト
ラヒドロゾリン等がより効果的である。
【0022】本発明の花粉破裂防止剤の使用方法は、特
に制限されず使用時に花粉の破裂を防止することを目的
とする各種剤型に配合して使用することができる。ここ
で、上記破裂防止剤が配合される製剤の剤型は、特に制
限されるものではなく、例えば液剤、ゲル剤、ジェル
剤、乳化剤等に配合することができ、これらの中でも本
発明の目的を考慮すれば、鼻腔内、眼粘膜等の粘膜を洗
浄する液剤に配合するとより好適である。
【0023】本発明の花粉破裂防止方法は、上記(1)
記載の花粉破裂防止剤を粘膜に付着した花粉を洗浄する
粘膜用洗浄剤に添加することにより、洗浄する際に弱酸
性から弱アルカリ性領域においても、花粉が破裂するの
を防止して、花粉からアレルゲンが溶出することを防止
するものである。なお、炭素数3〜18の非置換又は置
換のアルキレン部分を有する水難溶性化合物、例えばオ
クタノール、デカノール、セタノール、その他の炭素数
8〜18の有機酸等の場合、シクロデキストリンで包接
したり、界面活性剤によって可溶化できれば花粉破裂を
防止することが可能である。
【0024】ここで、上記粘膜用洗浄剤としては、その
種類が特に制限されるものではなく、鼻腔内洗浄剤、眼
粘膜洗浄剤、喉粘膜洗浄剤として好適に使用され、ま
た、洗浄剤としてだけではなく、点鼻剤、点眼剤の添加
剤としても好適に使用される。
【0025】本発明の粘膜用洗浄剤は、分子内に炭素数
3〜18のアルキレン部分を有する水溶性化合物及び上
記アルキレン部分の水素原子の一部又は全部が上記所定
の置換基で置換された水溶性化合物の1種以上、即ち、
上記花粉破裂防止剤の有効成分を1種以上含有し、製剤
pHが3〜8に調整されると共に、25℃における粘度
が1.3cP以下に調整された液状組成物であり、上記
化合物を配合することによって、pH3〜8の弱酸性か
ら弱アルカリ性領域においても鼻腔内等に進入した花粉
粒子からのアレルゲンの溶出を抑制することができ、製
剤の粘度を上記範囲とすることによって、洗浄効率を向
上させ、更に洗浄効率の向上に伴って酸性領域における
鼻腔粘膜等の粘膜への刺激性を改善したものである。
【0026】本発明における上記水溶性化合物の配合量
は、化合物の種類、配合目的等により適宜選定すること
ができ、特に制限されるものではないが、通常洗浄剤全
体に対して0.0001〜30%(重量%、以下同様)
とすると好適である。配合量が少なすぎると花粉粒子か
らのアレルゲンの溶出を十分に抑制することができない
場合があり、多すぎると化合物の種類によっては逆に花
粉を破裂させたり、粘膜への刺激性を抑制するのが困難
となる場合がある。
【0027】なお、上記化合物が上記一価又は二価のア
ルコールである場合、洗浄剤全体に対する配合量は、好
ましくは0.001〜1%、より好ましくは0.005
〜0.5%、上記ポリオール、糖類及び糖アルコールで
あれば、好ましくは0.01〜10%、より好ましくは
0.05〜1%、上記有機酸であれば、好ましくは5%
以下、より好ましくは0.01〜1%、上記水溶性高分
子化合物であれば、好ましくは0.0001〜0.1
%、上記界面活性剤であれば、好ましくは0.1%以
下、より好ましくは0.001〜0.05%、上記生理
活性有機化合物であれば、好ましくは0.001〜0.
5%、より好ましくは0.01〜0.1%とすると好適
である。
【0028】なお、本発明の粘膜用洗浄剤は、上記水溶
性化合物の他に、更に薬効成分を配合すると、洗浄部位
に対する治療効果も付与することができるので、より効
果的であり、このような薬効成分として、例えばマレイ
ン酸クロルフェニラミン,塩酸イプロペプチン,塩酸ジ
フェンヒドラミン,ジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミ
ン薬、エピネフリン等の抗充血薬剤、塩酸ナファゾリ
ン,塩酸フェニレフリン,硝酸ナファゾリン等の血管収
縮剤、アクリノール,塩化セチルピリジニウム等の殺菌
剤、塩酸リドカイン,リドカイン等の局所麻酔剤、サリ
チル酸メチル、グリチルリチン酸二カリウム等の消炎
剤、乳酸亜鉛,硫酸亜鉛等の収斂剤、アスコルビン酸等
のビタミン剤などを挙げることができ、これらは1種単
独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することがで
きる。これらの配合量は、本発明の効果が損なわれるこ
とがない範囲で常用量配合することができる。
【0029】本発明の粘膜用洗浄剤は、上記成分の他に
本発明の効果を損なわない限り、点眼剤等に通常用いら
れる有効成分を目的に応じて適宜配合することができ、
このような成分として、例えば亜硫酸水素ナトリウム,
亜硫酸ナトリウム,エチレンジアミン四酢酸四ナトリウ
ム,エデト酸ナトリウム,チオ硫酸ナトリウム,ピロ亜
硫酸ナトリウム,メタ重亜硫酸ナトリウム等の安定化
剤、グリチルリチン酸二カリウム等の矯味剤、ウイキョ
ウ油,d−カンフル,dl−カンフル,クールミント,
ゲラニオール,ハッカ油,ベルガモット油,d−ボルネ
オール,l−メントール,dl−メントール,ユーカリ
油等の清涼化剤などを挙げることができ、これらは1種
単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することが
できる。これらの配合量は、本発明の効果が損なわれる
ことがない範囲で常用量配合することができる。
【0030】本発明の粘膜用洗浄剤の製造方法は、特に
制限されるものではなく、上記各成分を常法により水に
溶解させた後、最終製剤のpH及び粘度、必要に応じて
浸透圧を以下のように調整する。
【0031】本発明の粘膜用洗浄剤は、pH3〜8、好
ましくはpH4〜7の範囲にあることが必要であり、上
記範囲以外では鼻腔粘膜等の粘膜に対する刺激が生じ
る。なお、本発明の花粉破裂防止剤の作用を考慮すれば
洗浄剤のpHが6〜7であれば、より有効である。
【0032】本発明の粘膜用洗浄剤を上記pH領域に調
整するためには、本発明の効果を妨げない限り、上記必
須成分以外に、点鼻剤、点眼剤、鼻洗浄剤、眼洗浄剤、
喉洗浄剤等に通常用いられているpH調整剤、緩衝剤等
を用いることができ、具体的には、例えば塩酸、水酸化
ナトリウム、リン酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸二
水素ナトリウム、リン酸一カリウム、ホウ酸、ホウ砂、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、グルタミン酸、
グルタミン酸ナトリウム、イプシロン−アミノカプロン
酸等を挙げることができ、これらは1種単独で又は2種
以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0033】なお、これらのpH調整剤、緩衝剤を配合
する場合、その配合量は、目的とするpHに調整する有
効量であるが、後述するように粘膜用洗浄剤の浸透圧を
調整すると好適であることを考慮すれば、配合量が粘膜
用洗浄剤全体の0.01〜2%、特に0.05〜1%と
なる範囲で調整することが望ましい。
【0034】本発明の粘膜用洗浄剤は、25℃における
粘度が1.3cP以下、好ましくは0.9〜1.3c
P、より好ましくは1〜1.2cPであることが必要で
ある。上記範囲以外では、例えば閉塞した鼻腔内を洗浄
する場合に効率良く洗浄することができない。
【0035】なお、本発明の場合、粘度の測定方法は、
特に制限されるものではないが、日本薬局方に記載され
た一般試験法「粘度測定法」に準じて測定すると好適で
ある。
【0036】ここで、本発明の粘膜用洗浄剤を上記粘度
範囲に制御する手段は特に制限されるものではなく、本
発明の効果を妨げない限り、上記必須成分以外に例えば
増粘剤を配合して調整することもでき、増粘剤を配合す
る場合、その配合量は、目的とする粘度に調整する有効
量であるが、後述するように粘膜用洗浄剤の浸透圧を調
整することが好適であることを考慮すれば、配合量が粘
膜用洗浄剤全体の0.0001〜1%、特に0.000
5〜0.25%となる範囲で調整することが望ましい。
【0037】更に、本発明の粘膜用洗浄剤は、生理食塩
液に対する浸透圧比が0.6〜1.5、好ましくは0.
8〜1.2とすると、鼻腔等の粘膜への刺激をより低減
することができるので、より好適である。
【0038】なお、本発明の場合、浸透圧の測定方法
は、特に制限されるものではないが、日本薬局方に記載
された一般試験法「浸透圧測定法」に準じて測定すると
好適である。
【0039】本発明の粘膜用洗浄剤を上記範囲の浸透圧
にする手段は特に制限されるものではなく、本発明の効
果を妨げない限り、上記必須成分以外に例えばリン酸,
炭酸等の無機酸又は有機酸のナトリウム塩,カリウム
塩、塩化ナトリウム,塩化カリウムなどの塩類などを1
種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて適宜量添加す
ることによって上記浸透圧に調整することができる。
【0040】本発明の粘膜用洗浄剤は、液状組成物を用
いて喉、眼、鼻腔等の粘膜を洗浄することが可能な容
器、例えばスプレー、エアゾール、滴下瓶、インヘラー
等を用いて使用することができ、また、オリーフ等の鼻
腔洗浄用具を用いて使用することも可能である。
【0041】本発明の粘膜用洗浄剤は、その用法が特に
制限されるものではないが、例えば鼻洗浄剤として使用
する場合、上述したように鼻腔内を洗浄できる態様の容
器を用いて、1日1〜数回、鼻腔内が洗浄できるまで必
要量を噴霧、滴下する。この場合、本発明の使用量は特
に制限されるものではないが、本発明の目的を考慮すれ
ば、例えばエアゾール容器を用いて鼻腔内を洗浄するの
であれば、1回の洗浄当たりの洗浄剤量が1ml程度と
なるように2〜3秒間噴霧し、1日2〜4回程度洗浄す
ると効果的である。
【0042】
【発明の効果】本発明の花粉破裂防止剤によれば、花粉
の破裂を効果的に防止することができ、従って、この花
粉破裂防止剤を利用した本発明の花粉破裂防止方法によ
れば、粘膜用洗浄剤が弱酸性から弱アルカリ性であって
も粘膜の洗浄を行う際に花粉が破裂するのを防止して、
花粉からアレルゲンが溶出することを防ぐことが可能と
なる。
【0043】更に、本発明の粘膜用洗浄剤によれば、洗
浄時に花粉が破裂するのを防止することができ、例えば
鼻腔粘膜を洗浄するのであれば、鼻腔内の奥及び細部と
いうように洗浄箇所の隅々まで行き渡って優れた洗浄効
果を示し、鼻腔内等の粘膜に生じたアレルギー症状、特
に花粉によるアレルギー症状を有効に改善することがで
きるのみならず、粘膜刺激性を大幅に改善することが可
能である。従って、本発明の粘膜用洗浄剤は、喉、眼、
鼻腔内等の粘膜を洗浄する洗浄剤として有用であり、特
に花粉症用粘膜洗浄剤、中でも花粉症用鼻洗浄剤として
非常に有効である。
【0044】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるも
のではない。
【0045】[実施例1〜17及び比較例1]表1に示
す各成分をそれぞれの配合濃度(重量/容量%)となる
ように生理食塩液に溶解した後、各水溶液のpHをリン
酸でpH6.0に調整した。なお、いずれの溶液も粘度
は1.3cP以下であり、生理食塩液に対する浸透圧比
は1.0付近(0.9〜1.2)であった。各水溶液に
ついてそれぞれ下記スギ花粉バースト率の測定を行っ
た。結果を表1に併記する。
【0046】<スギ花粉バースト率の測定>スギ花粉
0.01gを上記水溶液2mlに混合し、37℃で1時
間放置後、スギ花粉の破裂数を顕微鏡観察した。破裂率
の評価は同様の試験を生理食塩液(pH6.0)を試験
液として行い、生理食塩液との相対破裂率(%)を比較
することにより行った。
【0047】
【表1】
【0048】表1の結果によれば、本発明の花粉破裂防
止剤を生理食塩液に添加することにより、pH6の生理
食塩液中における花粉の破裂が防止されることが認めら
れる。
【0049】[実施例18〜26及び比較例2,3]表
2及び表3に示す組成となるように各成分を精製水に常
法により溶解させて実施例及び比較例の粘膜用洗浄剤と
して鼻洗浄剤を調製し、各洗浄剤のpH(日本薬局方の
pH測定法に準拠)、粘度(25℃、E型粘度計にて測
定)及び生理食塩液に対する浸透圧比(日本薬局方の浸
透圧測定法に準拠)を測定した。結果を表2及び表3に
併記する。
【0050】次に、上記各洗浄剤について上記スギ花粉
バースト率の測定及び下記試験を行い、花粉による鼻腔
内アレルギー症状を呈する鼻腔内の洗浄効果を評価し
た。結果を表2及び表3に併記する。
【0051】<鼻腔内洗浄試験及び鼻腔粘膜刺激性の測
定>成人男女計6名をパネラーとして、0.4重量/容
量%のフルオレッセインを含む生理食塩液を点鼻用スプ
レー容器に充填して、この液約0.03gを鼻閉してい
る各人の鼻に噴霧した。その後、エアゾール容器に充填
した上記各洗浄剤を2〜3秒/回として鼻腔内に噴霧
し、洗液の着色が肉眼で観察されなくなるまで洗浄し、
使用前後の容器の重量を測定して、その変化量を洗浄量
とした。更に同様に洗浄を繰り返し、刺激を感じるまで
の洗浄液の量を同様に測定した。それぞれ平均値を求め
小数点以下を四捨五入した。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】 * :カプリン酸トリグリセリド **:水素添加大豆レシチン
【0054】表2,3の結果によれば、本発明の花粉破
裂防止剤は、鼻洗浄剤として製剤化した場合、酸性領域
(pH4.5〜5.8)において花粉の破裂を防止する
(実施例19〜22)のは勿論、pH6.0〜7.0の
鼻洗浄剤においても花粉の破裂を防止する(実施例1
8,23〜26)ことが認められ、更に、本発明の粘膜
用洗浄剤は、洗浄効率に優れ、粘膜刺激性も十分に抑制
されていることが認められる。
【0055】しかし、実施例25の場合、生理食塩液に
対する浸透圧比が低いので、表3に示す組成では粘膜に
対する刺激を十分に抑制することができず、刺激が認め
られ、また、花粉破裂率もやや高めとなった。
【0056】一方、比較例2,3の場合、pHが4.0
又は4.6であるので本発明の花粉破裂防止剤の有無に
拘わらず花粉の破裂は防止されているが、比較例2の場
合、粘度が本発明の粘膜用洗浄剤の範囲よりも高すぎる
ために、洗浄効率に劣り、比較例3の場合、生理食塩液
に対する浸透圧比が低いので、表3に示す組成では粘膜
に対する刺激を十分に抑制されていないことが認められ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に炭素数3〜18のアルキレン部
    分を有する水溶性化合物及び上記アルキレン部分の水素
    原子の一部又は全部が水酸基、カルボキシル基、カルボ
    キシエステル基、ホルミル基、アミド基、アミノ基、ア
    ルキルアミノ基及びアルコキシル基の1種又は2種以上
    で置換された水溶性化合物から選ばれる1種以上の化合
    物を有効成分とする花粉破裂防止剤。
  2. 【請求項2】 粘膜に付着した花粉を洗浄する粘膜用洗
    浄剤に請求項1記載の花粉破裂防止剤を添加することに
    より、粘膜を洗浄する際に花粉の破裂を防止して、花粉
    からのアレルゲン溶出を防止することを特徴とする花粉
    破裂防止方法。
  3. 【請求項3】 分子内に炭素数3〜18のアルキレン部
    分を有する水溶性化合物及び上記アルキレン部分の水素
    原子の一部又は全部が水酸基、カルボキシル基、カルボ
    キシエステル基、ホルミル基、アミド基、アミノ基、ア
    ルキルアミノ基及びアルコキシル基の1種又は2種以上
    で置換された水溶性化合物から選ばれる1種以上の化合
    物を含有すると共に、pHが3〜8であり、且つ25℃
    における粘度が1.3cP以下であることを特徴とする
    粘膜用洗浄剤。
  4. 【請求項4】 上記粘膜用洗浄剤の生理食塩液に対する
    浸透圧比が0.6〜1.5である請求項3記載の粘膜用
    洗浄剤。
  5. 【請求項5】 更に薬効成分を配合してなる請求項3又
    は4記載の粘膜用洗浄剤。
JP10281011A 1998-10-02 1998-10-02 花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び粘膜用洗浄剤 Pending JP2000109425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10281011A JP2000109425A (ja) 1998-10-02 1998-10-02 花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び粘膜用洗浄剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10281011A JP2000109425A (ja) 1998-10-02 1998-10-02 花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び粘膜用洗浄剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000109425A true JP2000109425A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17633045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10281011A Pending JP2000109425A (ja) 1998-10-02 1998-10-02 花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び粘膜用洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000109425A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081727A (ja) * 2000-12-22 2003-03-19 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化剤
JP2003081842A (ja) * 2000-12-22 2003-03-19 Sekisui Chem Co Ltd 清拭シート
JP2003096615A (ja) * 2000-12-22 2003-04-03 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化繊維
JP2003096670A (ja) * 2000-12-22 2003-04-03 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化繊維
JP2006336020A (ja) * 2000-12-22 2006-12-14 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化剤
JP2007526885A (ja) * 2003-07-07 2007-09-20 ネアーズ エービー マイクロエマルジョンおよび気道疾患を防ぐためのその使用
JP2010138538A (ja) * 2010-03-26 2010-06-24 Kao Corp 繊維製品の花粉付着防止剤
JP2013028583A (ja) * 2011-06-22 2013-02-07 Kazunori Maeda 鼻腔咽喉内洗浄液
JP2018002640A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 小林製薬株式会社 花粉破裂抑制剤

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081727A (ja) * 2000-12-22 2003-03-19 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化剤
JP2003081842A (ja) * 2000-12-22 2003-03-19 Sekisui Chem Co Ltd 清拭シート
JP2003096615A (ja) * 2000-12-22 2003-04-03 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化繊維
JP2003096670A (ja) * 2000-12-22 2003-04-03 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化繊維
JP2006336020A (ja) * 2000-12-22 2006-12-14 Sekisui Chem Co Ltd アレルゲン低減化剤
JP2007526885A (ja) * 2003-07-07 2007-09-20 ネアーズ エービー マイクロエマルジョンおよび気道疾患を防ぐためのその使用
JP2010138538A (ja) * 2010-03-26 2010-06-24 Kao Corp 繊維製品の花粉付着防止剤
JP2013028583A (ja) * 2011-06-22 2013-02-07 Kazunori Maeda 鼻腔咽喉内洗浄液
JP2018002640A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 小林製薬株式会社 花粉破裂抑制剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4668513A (en) Method for combating snoring
JP5595683B2 (ja) イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用点眼剤
JP5549669B2 (ja) 眼科用組成物、ドライアイ治療剤及びビタミンaの安定化方法
JP5201795B2 (ja) 掻痒抑制剤
DK2613793T3 (en) NOSE SPRAY
JP2003183157A (ja) 眼科用組成物
JP2001187728A (ja) 眼科用組成物
JP6832390B2 (ja) 水性液剤
KR20150011807A (ko) 자일리톨계 항-점액성 조성물과 관련 방법 및 조성물
CA2841969A1 (en) Fixed dose combination of bimatoprost and brimonidine
JP2003252800A (ja) 粘膜外用組成物
WO2010150812A1 (ja) 眼科用組成物及び白濁・沈殿抑制方法
JP2000109425A (ja) 花粉破裂防止剤、花粉破裂防止方法及び粘膜用洗浄剤
JP2009007326A (ja) フルニソリド含有粘膜適用組成物
JP6999566B2 (ja) ポリクオタニウムを含む抗菌性組成物
JP4752987B2 (ja) 外用剤組成物
JP2003128583A (ja) 清涼化組成物
JP2003002837A (ja) 水性外用剤組成物及び液体組成物の白濁防止方法
JP2001322936A (ja) 眼科用組成物
JP4801300B2 (ja) 外用液状組成物
JP5041761B2 (ja) 眼粘膜適用製剤
JP4632687B2 (ja) 点鼻剤
JP2568233B2 (ja) 医薬組成物
US20090142321A1 (en) Opthalmic composition
JP2003055201A (ja) ビタミンa類含有可溶化組成物及びビタミンa類の安定化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090603