JP2003096615A - アレルゲン低減化繊維 - Google Patents

アレルゲン低減化繊維

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JP2003096615A JP2001303258A JP2001303258A JP2003096615A JP 2003096615 A JP2003096615 A JP 2003096615A JP 2001303258 A JP2001303258 A JP 2001303258A JP 2001303258 A JP2001303258 A JP 2001303258A JP 2003096615 A JP2003096615 A JP 2003096615A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改めてアレルゲン低減化処理を施すことなく
繊維製品に付着したアレルゲンを自動的に低減化し、さ
らに簡便な操作によりアレルゲン低減化機能が回復する
ことができるアレルゲン低減化繊維を提供する。 【解決手段】 アレルゲン低減化成分を有する重合性単
量体が共重合されてなる繊維原料を紡糸されてなるアレ
ルゲン低減化繊維。アレルゲン低減化成分は、線状高分
子の側鎖に一般式で示される官能基を有する化合物、一
般式に示される官能基を含む単量体又は1価のフェノー
ル基を有する単量体を重合又は共重合してなる化合物、
芳香族複素環式ヒドロキシ化合物等の芳香族ヒドロキシ
化合物;アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼ
ンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸塩;リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/
又は酢酸鉛;からなる群より選ばれる少なくとも1つが
好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダニや花粉等のア
レルゲンを低減化する機能を有するアレルゲン低減化繊
維に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、
アレルギー性鼻炎など多くのアレルギー疾患が問題とな
ってきている。その主な原因は、住居内性ダニ類、特に
室内塵中に多いチリダニのアレルゲン(Der1、Der2)
や、おもに春季に猛威を振るうスギ花粉アレルゲン(Cr
ij1,Crij2)等の多くのアレルゲンが生活空間内に増え
てきているためである。特にチリダニのアレルゲンはそ
の原因となるチリダニを駆除しても、その死虫が更にア
レルゲン性の高い物質を生活空間に供給することにな
り、アレルゲンが原因となるアレルギー疾患の根本的な
解決には至らない。また、スギ花粉アレルゲンであるC
rij1は分子量約40kDaの糖タンパク質、Cri
j2は分子量約37kDaの糖タンパク質であり、鼻粘
膜等に付着すると生体外異物として認識され炎症反応を
引き起こす。よって、アレルギー疾患の症状軽減あるい
は新たな感作を防ぐためには、生活空間から完全にアレ
ルゲンを取り除くか、アレルゲンを変性させるなどして
不活性化させることが必要となる。
【0003】上記のようなアレルゲンは蛋白質であるた
め熱や強酸/強アルカリ等で変成しアレルゲン性を失う
と考えられるが、非常に安定性が高く、家庭で安全に使
用できる程度の酸化剤や還元剤、熱、アルカリや酸では
容易に分解されない(TheJournal of I
mmunology Vol.144:1353−13
60)。このような方法で無理にアレルゲンを変成させ
ようとすると、アレルゲンの汚染場所等が条件によって
は破損してしまう等の問題点があった。ここで、生活空
間におけるアレルゲンの存在が問題となるアレルゲンの
汚染場所や生活用品としては、例えば、畳、絨毯、床
(フローリング)、家具(ソファー、布ばり椅子、テー
ブル)、寝具(ベッド、布団、シーツ)、車内用品(シ
ート、チャイルドシート)、キッチン用品、赤ちゃん用
品、カーテン、壁紙、タオル、衣類、ぬいぐるみ、繊維
製品、空気清浄機・空気洗浄機(本体及びフィルター)
等が挙げられる。
【0004】上記問題のため、アレルゲンの分子表面を
比較的温和な条件で化学的に変成する方法が考えられて
きた。例えば、生皮などのなめし(タンニング)などに用
いられているタンニン酸を用いて(特公平2−1673
1号公報)、茶抽出物などを用いて(特開平6−279
273号公報)、ヒドロキシ安息香酸系化合物、または
その塩を用いて(特開平11−292714号公報)そ
れぞれアレルゲンを低減化する方法等が開示されてい
る。しかしながら、従来のアレルゲン低減化剤は、アレ
ルゲンにより汚染された場所に、低減化成分をスプレー
等で噴霧するなどの処理をしなければならず、手間が掛
かるだけでなく均一な処理を施すのは難しかった。さら
に、処理をするまではアレルゲンに汚染された場所は常
に人体に悪影響を及ぼす等の問題点もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、改めてアレルゲン低減化処理を施すことなく繊
維に付着したアレルゲンを自動的に低減化し、さらに簡
便な操作によりアレルゲン低減化機能が回復することが
できるアレルゲン低減化繊維を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、アレルゲン低減化成分を
有する重合性単量体が共重合されてなる繊維原料を紡糸
されてなるアレルゲン低減化繊維を提供する。また、請
求項2記載の本発明は、アレルゲン低減化成分と繊維原
料とを紡糸されてなるアレルゲン低減化繊維を提供す
る。また、請求項3記載の本発明は、アレルゲン低減化
成分が、芳香族ヒドロキシ化合物であることを特徴とす
る請求項1又は2記載のアレルゲン低減化繊維を提供す
る。また、請求項4記載の本発明は、芳香族ヒドロキシ
化合物が、線状高分子の側鎖に上記一般式(1)〜
(6)に示される少なくとも一つを有する化合物である
ことを特徴とする請求項1〜3項いずれか1項に記載の
アレルゲン低減化繊維を提供する。また、請求項5記載
の本発明は、芳香族ヒドロキシ化合物が、上記一般式
(1)〜(6)に示される少なくとも一つを含む単量体
及び/又は一価のフェノール基を有する単量体を重合又
は共重合してなることを特徴とする請求項1〜3項いず
れか1項に記載のアレルゲン低減化繊維を提供する。ま
た、請求項6記載の本発明は、芳香族ヒドロキシ化合物
が、芳香族複素環式ヒドロキシ化合物であることを特徴
とする請求項1〜3項いずれか1項に記載のアレルゲン
低減化繊維。また、請求項7記載の本発明は、アレルゲ
ン低減化成分が、アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリ
ルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸塩からなる群より選ばれ
た少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は
2記載のアレルゲン低減化繊維を提供する。また、請求
項8記載の本発明は、アレルゲン低減化成分が、リン酸
塩と、硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛からなることを特徴と
する請求項1又は2記載のアレルゲン低減化繊維。ま
た、請求項9記載の本発明は、アレルゲンがチリダニ由
来であることを特徴とする請求項1〜8項いずれか1項
に記載のアレルゲン低減化繊維。また、請求項10記載
の本発明は、液体で洗浄することにより、アレルゲン低
減化機能が回復することを特徴とする請求項1〜9項い
ずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。また、請求
項11記載の本発明は、加熱により、アレルゲン低減化
機能が回復することを特徴とする請求項1〜10項いず
れか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。また、請求項
12記載の本発明は、掃除機で吸引することにより、ア
レルゲン低減化機能が回復することを特徴とする請求項
1〜11項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊
維。
【0007】本発明で用いられるアレルゲン低減化成分
(以下、単に低減化成分と記す場合がある。)は、アレ
ルゲンを変性させるなどして不活性化し、抗原抗体反応
を抑制できる成分であれば、特に限定されるものではな
く、いかなる成分を用いてもよく、例えば、タンニン
酸、カテキンのような植物抽出物、2,5−ジヒドロキ
シ安息香酸のようなヒドロキシ安息香酸等が挙げられ
る。
【0008】上記アレルゲン低減化成分としては、芳香
族ヒドロキシ化合物であることが好ましい。
【0009】上記芳香族ヒドロキシ化合物としては、特
に限定されず、中でも、繊維等への着色の心配が少ない
という点から、線状高分子の側鎖に下記一般式(1)〜
(6)に示される少なくとも一つを有する化合物である
ことが好ましい。
【0010】
【化2】 (Rは水素又は水酸基で、少なくとも1つは水酸基を示
し、nは0〜5を示す)
【0011】上記一般式(1)〜(6)で示される官能
基を線状高分子の側鎖に有する化合物において、nの数
は0〜5である。5を越えると、線状高分子を使用する
効果がなくなることがある。また、Rの少なくとも1つ
は水酸基であり、水酸基がないと、アレルゲン低減化効
果を十分発揮できないことがある。水酸基が多すぎると
着色性が強くなることがあるため、水酸基は一つが好ま
しい。また、水酸基の位置は、立体障害が最も少ない箇
所に結合していることが好ましく、例えば一般式(1)
ではパラ位にあるのが好ましい。
【0012】上記線状高分子とは、例えば、合成高分子
ではビニル重合体、ポリエステル、ポリアミドなどのこ
とをいう。また、上記一般式(1)〜(6)で示される
官能基と線状高分子との化学結合については、特に限定
されず、炭素−炭素結合、エステル結合、エーテル結
合、アミド結合等が挙げられる。上記一般式(1)〜
(6)で示される官能基を線状高分子の側鎖に有する化
合物としては、安全性や入手しやすさから、例えば、ポ
リ3,4,5−ヒドロキシ安息香酸ビニル、ポリビニル
フェノール、ポリチロシン、ポリ(1−ビニル−5−ヒ
ドロキシナフタレン)、ポリ(1−ビニル−6−ヒドロキ
シナフタレン)、ポリ(1−ビニル−5−ヒドロキシアン
トラセン)が好ましい。
【0013】また、上記芳香族ヒドロキシ化合物として
は、上記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一
つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基を有する
単量体を重合又は共重合してなるものが好ましい。
【0014】上記1価のフェノール基を一個以上有する
単量体としては、ベンゼン環に一個の水酸基を有する単
量体が一個以上結合している化合物であれば特に限定さ
れず、例えば、ビニルフェノール、チロシン、下記一般
式7に示される1,2−ジ(4-ヒドロキシフェニル)エ
テン等が挙げられる。有効成分が、1価のフェノール基
を有すると多価フェノールに比べて変色しにくいといっ
た効果がある。
【化3】
【0015】上記1価のフェノール基を一個以上有する
単量体に共重合される他の単量体としては、エチレン、
アクリレート、メタクリレート、メチルメタクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、スチレン等が挙げら
れる。
【0016】また、上記芳香族ヒドロキシ化合物として
は、芳香族複素環式ヒドロキシ化合物であることが好ま
しい。
【0017】上記芳香族複素環式ヒドロキシ化合物は、
特に限定されず、例えば、2−ヒドロキシフラン、2−
ヒドロキシチオフェン、ヒドロキシベンゾフラン、3−
ヒドロキシピリジン等が挙げられる。また、線状高分子
の側鎖に芳香族複素環式ヒドロキシ基を含有する化合
物、芳香族複素環式ヒドロキシ基を有する単量体を重合
又は共重合してなる化合物等であってもよい。
【0018】上記芳香族複素環式ヒドロキシ基として
は、例えば、下記一般式8、9に示されるチオフェンや
フラン等の複素環骨格にヒドロキシ基が結合したもの
や、下記一般式10に示される複素環と芳香族環とを持
つ骨格にヒドロキシ基が結合したもの、複素環骨格にヒ
ドロキシ基とアルキル基(炭素数5以下)とを有するも
の、複素環と芳香族とを持つ骨格にヒドロキシ基とアル
キル基(炭素数5以下)とを有するもの等が挙げられ
る。
【化4】
【0019】本発明のアレルゲン低減化成分としては、
アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホ
ン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸塩、また、リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/又
は酢酸鉛が、繊維等への着色の心配が少ないという点か
ら好ましく用いられる。
【0020】上記アルカリ金属の炭酸塩としては、リチ
ウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、
フランシウムのアルカリ金属の炭酸塩が挙げられ、好ま
しくは炭酸ナトリウム、炭酸カリウムである。
【0021】上記明礬としては、硫酸アルミニウムと、
アルカリ金属やタリウム、アンモニウム等の1価イオン
の硫酸塩とからなる複塩が挙げられる。また、アルミニ
ウムをクロム、鉄、等に置き換えた複塩も同様に挙げら
れる。好ましくは硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アル
ミニウムナトリウムである。特にアレルゲン低減化能力
の高い硫酸アルミニウムカリウムは、主に十二水和物
(AlK(SO42・12H2O)あるいは無水物(A
lK(SO42)が用いられるが、水和物が水分子を段
階的に失う過程で存在する部分的な水和物であってもよ
い。明礬の一部は、カリミョウバンとして食品添加物お
よび化粧品原料にも指定されているため安全性が高く、
繊維等に好適に用いられうる。
【0022】上記ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウ
リル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
塩の塩としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウムなどの金属塩、アンモニウム塩、トリエタノ
ールアミンなどのアミン塩が挙げられ、特に好ましくは
ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩である。
【0023】上記リン酸塩としては、水系溶媒に溶解し
たときPO4 3-イオンを生成する塩類を指し、例えば、
実施例に用いたようなリン酸二水素ナトリウム(リン酸
一ナトリウム)、リン酸水素二ナトリウム(リン酸二ナ
トリウム)の他に、リン酸二水素カリウム等が挙げられ
る。
【0024】上記硫酸亜鉛としては、主に水和物(七水
和物)あるいは無水物が用いられるが、水和物が水分子
を段階的に失う過程で存在する部分的な水和物であって
もよい。硫酸亜鉛は古来より、白ばんあるいは亜鉛華な
どとして知られており日本薬局方にも収載されている。
また、食品添加物であり、人の成長、健康維持に必須の
微量金属元素であるZnの供給を目的として、母乳代替
食品に添加されているため安全性が高く、繊維等に好適
に用いられうる。
【0025】上記酢酸鉛とは、水和物(三水和物)、あ
るいは無水物が用いられるが、水和物が水分子を段階的
に失う過程で存在する部分的な水和物であっても良い。
上記酢酸鉛は、古来より、鉛糖として知られており日本
薬局方にも収載されている。
【0026】なお、本発明のアレルゲン低減化繊維に
は、上記化合物が少なくとも1つが有効成分として含ま
れていればよく、2つ以上を組み合わせることも可能で
ある。
【0027】アレルゲン低減化成分が、本発明のアレル
ゲン低減化繊維に含有される量としては、繊維に対して
0.1〜300重量%で含有されることが好ましい。さ
らに好ましくは、0.2〜100重量%、特に好ましく
は0.5〜50重量%である。0.1重量%未満であれ
ば、アレルゲン低減化効果が得られない場合があり、3
00重量%を超えると、表面層が固く脆くなって、物性
上の低下を招いたり、繊維からの脱落等が容易となり、
予想される効果が期待できなかったり、脱落物による周
辺の汚損が見られ清掃の必要性が出てくる場合がある。
【0028】請求項1記載の繊維原料とは、アレルゲン
低減化成分を有する重合性単量体と一般の繊維原料とな
る重合性単量体が共重合されたものである。前記アレル
ゲン低減化成分を有する重合性単量体とは、上記アレル
ゲン低減化成分に重合性を付加した単量体であれば特に
限定されない。
【0029】上記請求項2で用いる繊維原料とは、請求
項1にて得られたアレルゲン低減化成分を有する繊維原
料、及び/又は一般の繊維原料が用いられる。上記一般
の繊維原料とは、通常繊維として加工・使用されている
ものであれば、特に限定されず、例えば、ポリアミド系
繊維(ナイロン等)、アクリル系繊維、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリエ
ステル、ポリオレフィン系繊維(ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等)、ポリウレタン等の合成繊維原料、アセテ
ート等の半合成繊維原料、キュプラ、レーヨン等の再生
繊維原料、天然繊維等が使用できる。
【0030】尚、さらに、上記アレルゲン低減化成分を
含有する繊維原料と一般の繊維原料を混紡または交撚し
紡糸することによって得る方法を用いてもよい。
【0031】上記アレルゲン低減化成分と繊維原料とな
る重合性単量体とを共重合する方法としては、いかなる
方法を用いてもよく、例えば、ビニル重合、環化重合、
開環重合等の付加反応、転移重合、異性化重合等の水素
移動重合、酸化重合、脱窒素重合、脱炭酸重合、重縮
合、付加縮合等の縮合反応等が挙げられる。
【0032】上記共重合反応に用いられるアレルゲン低
減化成分は、上記した如くアレルゲン低減化成分に重合
性を付加した単量体であれば特に限定されず、使用する
ことができる。中でも、線状高分子の側鎖に上記一般式
(1)〜(6)に示される少なくとも一つを有する化合
物、上記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一
つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基を有する
単量体を重合又は共重合してなる化合物を形成しうるモ
ノマーあるいはオリゴマーが好ましく用いられる。
【0033】また、上記一般式(1)〜(6)で示され
る官能基と線状高分子の化学結合については、特に限定
されず、例えば、炭素−炭素結合、エステル結合、エー
テル結合、アミド結合など種々の形態をとることができ
る。
【0034】アレルゲン低減化成分と繊維原料(一般の
繊維原料、低減化成分含有繊維原料)とを紡糸する方法
としては、特に限定されず、以下の方法が挙げられる。 1)溶融紡糸法:例えば、溶融する繊維原料において
は、繊維原料の加熱溶融後、分解点がその繊維原料の加
熱溶融点以上のアレルゲン低減化成分を練り込み、溶融
混合液とし、これを所望の細孔をもつ紡糸口金を通じ
て、不活性冷却媒体(例えば空気、窒素、水など)中に
押し出し、冷却固化させて繊維とする方法。 2)湿式紡糸法:例えば、繊維原料を溶剤に溶解して溶
液とし、アレルゲン低減化成分を分散混合あるいは溶解
し(紡糸原液)、これを紡糸口金を通じ高分子を再生凝
固させる液体中に押し出して、紡糸原液中に溶けている
高分子を繊維状に固化させる方法。 3)乾式紡糸法:例えば、繊維原料を揮発性の溶剤に溶
解して、アレルゲン低減化成分を分散混合あるいは溶解
して紡糸原液とし、これを口金を通じて加熱気体中に押
し出し紡糸原液中の溶剤を蒸発させて、繊維状に固化さ
せる方法。 上記3つの方法は、工業的に広く使われており、目的と
するアレルゲン低減化繊維により使い分けることができ
る。
【0035】さらに、上記以外の方法として、4)エマ
ルジョン紡糸法:繊維原料のエマルジョン(サスペンジ
ョン、スラリ)を作り、アレルゲン低減化成分を分散混
合あるいは溶解して紡糸原液とし、これを湿式紡糸法あ
るいは乾式紡糸法に準じて紡糸する方法、5)コンジュ
ゲート紡糸法:別々に溶融した2成分以上の繊維原料溶
融体中にアレルゲン低減化成分を分散混合あるいは溶解
し、または、アレルゲン低減化成分自体を溶融体とし、
それら溶融体を紡糸口金の直前で複合して同時に紡出す
る方法、6)紡糸口金を用いずに高分子物質を繊維状に
する方法:例えば、アレルゲン低減化成分を含んだ薄膜
を延伸した後、縦に細く切り、更に延伸、熱固定する方
法、棒状のアレルゲン低減化成分を含んだ高分子物質を
高度に延伸する方法、界面重合による方法等を用いても
よい。
【0036】本発明におけるアレルゲン低減化繊維は、
種々の方法によりアレルゲン低減化機能を回復させるこ
とができる。アレルゲン低減化機能の回復とは、繊維中
に含有されたアレルゲン低減化成分が、度重なるアレル
ゲンとの接触によりその低減化機能を失った場合、再び
アレルゲン低減化機能を発揮できるようにすることをい
う。アレルゲンの不活性化は、使用する低減化成分の種
類により、アレルゲンと低減化成分との反応により低減
化成分が消費される場合と、低減化成分が触媒的に作用
しアレルゲンを不活性化する場合があると考えられる。
このため、低減化成分の機能回復(低減化成分を繊維表
面に出す)させるためには、繊維内部に存在する低減化
成分を表面にブリードアウトさせる、或いは、低減化繊
維の表面に堆積した不活性化アレルゲンを除去する方法
等が挙げられる。
【0037】本発明における上記回復方法としては、例
えば、繊維を液体で洗浄する方法、繊維を加熱する方
法、繊維を掃除機で吸引する方法等が挙げられる。上記
繊維の洗浄に使用されうる液体としては、繊維自体に損
傷を与えるものでなければ、特に限定されず、例えば
水、アルコール類(メチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール等)、炭化水素類(トルエン、
キシレン、メチルナフタレン、ケロセン、シクロヘキサ
ン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等)、ケトン類(アセトン、メチル
エチルケトン等)、アミド類(N,N-ジメチルホルムア
ミド等)等が挙げられる。中でも簡便に、また過程でも
手軽に処理できると言う点から、水、アルコールが好ま
しく用いられる。
【0038】上記繊維を加熱する温度は、繊維自体に損
傷を与えるものでなければ、特に限定されず、また、上
記加熱方法としては、いかなる方法も使用でき、例え
ば、繊維自体を加熱する方法、上記溶剤を加熱し洗浄す
る方法、太陽光で加熱する方法等が挙げられる。
【0039】さらに、本発明では、低減化成分がアレル
ゲンに対して円滑に作用し低減化効果を高めるために、
繊維に親水性成分を含有していることが好ましい。上記
方法としては、低減化成分として線状高分子の側鎖に上
記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一つを有
する化合物、上記一般式(1)〜(6)に示される少な
くとも一つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基
を有する単量体を重合又は共重合してなる化合物を形成
しうるモノマーあるいはオリゴマー等の重合性成分を用
いる場合には、例えば、重合する際に親水性モノマーを
共重合する方法等を用いる方法が挙げられる。このよう
な親水性モノマーは、特に限定されず、例えば、酢酸ビ
ニル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEM
A)等が挙げられる。また、アレルゲン低減化成分と繊
維原料とを紡糸する場合には、紡糸する際に親水性物質
を添加して使用する方法が挙げられる。このような親水
性物質としては、例えば、セルロース、ポリビニルアル
コール等が挙げられる。また、繊維に吸湿性・吸水性の
高い繊維を使用する方法等も挙げられる。
【0040】本発明のアレルゲン低減化繊維には、アレ
ルゲン低減化効果の有効性を阻害しない範囲において、
湿潤剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の製剤用補助剤が
配合されていてもよく、また、殺ダニ剤、殺菌剤、防黴
剤、消臭剤等が含有されていてもよい。
【0041】本発明のアレルゲン低減化繊維が対象とす
るアレルゲンとしては、動物性アレルゲン、花粉等の植
物性アレルゲンが挙げられる。本発明のアレルゲン低減
化成分は、これらのアレルゲンの特異抗体との反応を抑
えることにより、本剤を使用した場所のアレルゲンを低
減化する。特に効果のある動物性アレルゲンとしては、
ダニ類のアレルゲン(ダニ類、節足動物一蛛形綱−ダニ
目の生物で、主に7つの亜目に分かれている。アシナガ
ダニに代表される背気門、カタダニに代表される四気
門、ヤマトマダニ、ツバメヒメダニに代表される後気
門、イエダニ、スズメサシダニ代表される中気門、クワ
ガタツメダニ、ナミホコリダニに代表される前気門、ケ
ナガコナダニ、コナヒョウヒダニに代表される無気門、
イエササラダニ、カザリヒワダニに代表される隠気門
等)のいずれの種類でも対象となり得るが、室内塵中、
特に寝具類に多く、アレルギー疾患の原因となるチリダ
ニ科、ヒョウヒダニ類に特に効果がある。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0043】(実施例1)ポリエチレンテレフタレート
(以下PET)(極限粘度〔η〕=0.65)100重
量部と、ポリパラビニルフェノール「マルカリンカー
M」(丸善石油化学社製)(重量平均分子量Mw=55
00)100重量部とを加圧ニーダーを用い260℃で
20分の条件で混練した。混練後、スクリュー型1軸押
出器で押出し、ペレット状に成型した。該ペレットを溶
融紡糸法にて紡糸し(紡糸でのパックのフィルターは2
70メッシュ)、延伸し、水洗し、乾燥してアレルゲン
低減化繊維を得た。
【0044】(比較例1)ポリエチレンテレフタレート
(以下PET)(極限粘度〔η〕=0.65)をスクリ
ュー型1軸押出器で押出し、ペレット状に成型した。該
ペレットを実施例1と同様に紡糸し(紡糸でのパックの
フィルターは270メッシュ)、延伸し、水洗し、乾燥
してアレルゲン低減化繊維を得た。
【0045】[アレルゲン低減化評価]実施例1、比較
例1にて得られた繊維各10gを使用し以下の評価を行
った。評価試料に、エチルアルコール50重量部、精製
水50重量部に、塵ゴミ(アレルゲン2mg/g)5重
量部を分散させた調製アレルゲンを1ml振り撒いて評
価試料を調整した。 [評価方法(1)]室温で8時間放置後、上記評価試料
をアレルゲン判定キット「ダニスキャン」(アサヒビー
ル薬品社製)を用いてアレルゲン性を測定した。判定は
「ダニスキャン」の使用説明書に従った。結果を表1に
示す。ダニスキャンの判定基準は以下の通り、 1・・・ダニアレルゲンの汚染はない(テストラインT
=0) 2・・・ややダニアレルゲンで汚染されている(T<C
コントロールライン) 3・・・ダニアレルゲンで汚染されている(T=C) 4・・・非常に汚染されている(T>C)
【0046】[評価方法(2)]室温で2時間後、上記
評価試料を「マイティーチェッカー」(シントーファイ
ン社製)のキットに従って、アレルゲン成分を抽出し、
アレルゲン量を測定した。結果を表1に示す。 マイティーチェッカーの判定基準は以下のとおり、 ++・・・ダニアレルゲンレベル>35μg/m2 + ・・・ダニアレルゲンレベル 10μg/m2 ± ・・・ダニアレルゲンレベル 5μg/m2 − ・・・ダニアレルゲンレべル <1μg/m2
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明のアレルゲン低減化繊維は、アレ
ルゲン低減化成分と繊維原料となる重合性単量体とが共
重合されてなる、或いはアレルゲン低減化成分と繊維原
料とを紡糸されてなるため、この繊維を用いた糸、織
布、不織布、更にこれを用いて製造された製品は、全て
に良好なアレルゲン低減化効果を示す。このように繊維
自体にアレルゲン低減化処理が施されているため、従来
のようにアレルゲンにより汚染された繊維に低減化成分
を後処理する等の手間をかけることもない。さらに、ア
レルゲン低減化機能が低下した場合であっても、簡便な
操作により低減化機能が回復することから、半永久的に
アレルゲン低減化機能を発揮することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願2001−215364(P2001−215364) (32)優先日 平成13年7月16日(2001.7.16) (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレルゲン低減化成分を有する重合性単
    量体が共重合されてなる繊維原料を紡糸してなることを
    特徴とするアレルゲン低減化繊維。
  2. 【請求項2】 アレルゲン低減化成分と繊維原料とを紡
    糸してなることを特徴とするアレルゲン低減化繊維。
  3. 【請求項3】 アレルゲン低減化成分が、芳香族ヒドロ
    キシ化合物であることを特徴とする請求項1又は2記載
    のアレルゲン低減化繊維。
  4. 【請求項4】 芳香族ヒドロキシ化合物が、線状高分子
    の側鎖に下記一般式(1)〜(6)に示される少なくと
    も一つを有する化合物であることを特徴とする請求項1
    〜3項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。 【化1】 (Rは水素又は水酸基で、少なくとも1つは水酸基を示
    し、nは0〜5を示す)
  5. 【請求項5】 芳香族ヒドロキシ化合物が、上記一般式
    (1)〜(6)に示される少なくとも一つを含む単量体
    及び/又は一価のフェノール基を有する単量体を重合又
    は共重合してなることを特徴とする請求項1〜3項いず
    れか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。
  6. 【請求項6】 芳香族ヒドロキシ化合物が、芳香族複素
    環式ヒドロキシ化合物であることを特徴とする請求項1
    〜3項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。
  7. 【請求項7】 アレルゲン低減化成分が、アルカリ金属
    の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウ
    リル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
    塩からなる群より選ばれた少なくとも1つであることを
    特徴とする請求項1又は2記載のアレルゲン低減化繊
    維。
  8. 【請求項8】 アレルゲン低減化成分が、リン酸塩と、
    硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛からなることを特徴とする請
    求項1又は2記載のアレルゲン低減化繊維。
  9. 【請求項9】 アレルゲンがチリダニ由来であることを
    特徴とする請求項1〜8項いずれか1項に記載のアレル
    ゲン低減化繊維。
  10. 【請求項10】 液体で洗浄することにより、アレルゲ
    ン低減化機能が回復することを特徴とする請求項1〜9
    項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。
  11. 【請求項11】 加熱により、アレルゲン低減化機能が
    回復することを特徴とする請求項1〜10項いずれか1
    項に記載のアレルゲン低減化繊維。
  12. 【請求項12】 掃除機で吸引することにより、アレル
    ゲン低減化機能が回復することを特徴とする請求項1〜
    11項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。
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