JP2003096615A - アレルゲン低減化繊維 - Google Patents
アレルゲン低減化繊維Info
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- JP2003096615A JP2003096615A JP2001303258A JP2001303258A JP2003096615A JP 2003096615 A JP2003096615 A JP 2003096615A JP 2001303258 A JP2001303258 A JP 2001303258A JP 2001303258 A JP2001303258 A JP 2001303258A JP 2003096615 A JP2003096615 A JP 2003096615A
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Abstract
繊維製品に付着したアレルゲンを自動的に低減化し、さ
らに簡便な操作によりアレルゲン低減化機能が回復する
ことができるアレルゲン低減化繊維を提供する。 【解決手段】 アレルゲン低減化成分を有する重合性単
量体が共重合されてなる繊維原料を紡糸されてなるアレ
ルゲン低減化繊維。アレルゲン低減化成分は、線状高分
子の側鎖に一般式で示される官能基を有する化合物、一
般式に示される官能基を含む単量体又は1価のフェノー
ル基を有する単量体を重合又は共重合してなる化合物、
芳香族複素環式ヒドロキシ化合物等の芳香族ヒドロキシ
化合物;アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼ
ンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸塩;リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/
又は酢酸鉛;からなる群より選ばれる少なくとも1つが
好ましい。
Description
レルゲンを低減化する機能を有するアレルゲン低減化繊
維に関する。
アレルギー性鼻炎など多くのアレルギー疾患が問題とな
ってきている。その主な原因は、住居内性ダニ類、特に
室内塵中に多いチリダニのアレルゲン(Der1、Der2)
や、おもに春季に猛威を振るうスギ花粉アレルゲン(Cr
ij1,Crij2)等の多くのアレルゲンが生活空間内に増え
てきているためである。特にチリダニのアレルゲンはそ
の原因となるチリダニを駆除しても、その死虫が更にア
レルゲン性の高い物質を生活空間に供給することにな
り、アレルゲンが原因となるアレルギー疾患の根本的な
解決には至らない。また、スギ花粉アレルゲンであるC
rij1は分子量約40kDaの糖タンパク質、Cri
j2は分子量約37kDaの糖タンパク質であり、鼻粘
膜等に付着すると生体外異物として認識され炎症反応を
引き起こす。よって、アレルギー疾患の症状軽減あるい
は新たな感作を防ぐためには、生活空間から完全にアレ
ルゲンを取り除くか、アレルゲンを変性させるなどして
不活性化させることが必要となる。
め熱や強酸/強アルカリ等で変成しアレルゲン性を失う
と考えられるが、非常に安定性が高く、家庭で安全に使
用できる程度の酸化剤や還元剤、熱、アルカリや酸では
容易に分解されない(TheJournal of I
mmunology Vol.144:1353−13
60)。このような方法で無理にアレルゲンを変成させ
ようとすると、アレルゲンの汚染場所等が条件によって
は破損してしまう等の問題点があった。ここで、生活空
間におけるアレルゲンの存在が問題となるアレルゲンの
汚染場所や生活用品としては、例えば、畳、絨毯、床
(フローリング)、家具(ソファー、布ばり椅子、テー
ブル)、寝具(ベッド、布団、シーツ)、車内用品(シ
ート、チャイルドシート)、キッチン用品、赤ちゃん用
品、カーテン、壁紙、タオル、衣類、ぬいぐるみ、繊維
製品、空気清浄機・空気洗浄機(本体及びフィルター)
等が挙げられる。
比較的温和な条件で化学的に変成する方法が考えられて
きた。例えば、生皮などのなめし(タンニング)などに用
いられているタンニン酸を用いて(特公平2−1673
1号公報)、茶抽出物などを用いて(特開平6−279
273号公報)、ヒドロキシ安息香酸系化合物、または
その塩を用いて(特開平11−292714号公報)そ
れぞれアレルゲンを低減化する方法等が開示されてい
る。しかしながら、従来のアレルゲン低減化剤は、アレ
ルゲンにより汚染された場所に、低減化成分をスプレー
等で噴霧するなどの処理をしなければならず、手間が掛
かるだけでなく均一な処理を施すのは難しかった。さら
に、処理をするまではアレルゲンに汚染された場所は常
に人体に悪影響を及ぼす等の問題点もあった。
に鑑み、改めてアレルゲン低減化処理を施すことなく繊
維に付着したアレルゲンを自動的に低減化し、さらに簡
便な操作によりアレルゲン低減化機能が回復することが
できるアレルゲン低減化繊維を提供することにある。
に、請求項1記載の本発明は、アレルゲン低減化成分を
有する重合性単量体が共重合されてなる繊維原料を紡糸
されてなるアレルゲン低減化繊維を提供する。また、請
求項2記載の本発明は、アレルゲン低減化成分と繊維原
料とを紡糸されてなるアレルゲン低減化繊維を提供す
る。また、請求項3記載の本発明は、アレルゲン低減化
成分が、芳香族ヒドロキシ化合物であることを特徴とす
る請求項1又は2記載のアレルゲン低減化繊維を提供す
る。また、請求項4記載の本発明は、芳香族ヒドロキシ
化合物が、線状高分子の側鎖に上記一般式(1)〜
(6)に示される少なくとも一つを有する化合物である
ことを特徴とする請求項1〜3項いずれか1項に記載の
アレルゲン低減化繊維を提供する。また、請求項5記載
の本発明は、芳香族ヒドロキシ化合物が、上記一般式
(1)〜(6)に示される少なくとも一つを含む単量体
及び/又は一価のフェノール基を有する単量体を重合又
は共重合してなることを特徴とする請求項1〜3項いず
れか1項に記載のアレルゲン低減化繊維を提供する。ま
た、請求項6記載の本発明は、芳香族ヒドロキシ化合物
が、芳香族複素環式ヒドロキシ化合物であることを特徴
とする請求項1〜3項いずれか1項に記載のアレルゲン
低減化繊維。また、請求項7記載の本発明は、アレルゲ
ン低減化成分が、アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリ
ルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸塩からなる群より選ばれ
た少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は
2記載のアレルゲン低減化繊維を提供する。また、請求
項8記載の本発明は、アレルゲン低減化成分が、リン酸
塩と、硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛からなることを特徴と
する請求項1又は2記載のアレルゲン低減化繊維。ま
た、請求項9記載の本発明は、アレルゲンがチリダニ由
来であることを特徴とする請求項1〜8項いずれか1項
に記載のアレルゲン低減化繊維。また、請求項10記載
の本発明は、液体で洗浄することにより、アレルゲン低
減化機能が回復することを特徴とする請求項1〜9項い
ずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。また、請求
項11記載の本発明は、加熱により、アレルゲン低減化
機能が回復することを特徴とする請求項1〜10項いず
れか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。また、請求項
12記載の本発明は、掃除機で吸引することにより、ア
レルゲン低減化機能が回復することを特徴とする請求項
1〜11項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊
維。
(以下、単に低減化成分と記す場合がある。)は、アレ
ルゲンを変性させるなどして不活性化し、抗原抗体反応
を抑制できる成分であれば、特に限定されるものではな
く、いかなる成分を用いてもよく、例えば、タンニン
酸、カテキンのような植物抽出物、2,5−ジヒドロキ
シ安息香酸のようなヒドロキシ安息香酸等が挙げられ
る。
族ヒドロキシ化合物であることが好ましい。
に限定されず、中でも、繊維等への着色の心配が少ない
という点から、線状高分子の側鎖に下記一般式(1)〜
(6)に示される少なくとも一つを有する化合物である
ことが好ましい。
し、nは0〜5を示す)
基を線状高分子の側鎖に有する化合物において、nの数
は0〜5である。5を越えると、線状高分子を使用する
効果がなくなることがある。また、Rの少なくとも1つ
は水酸基であり、水酸基がないと、アレルゲン低減化効
果を十分発揮できないことがある。水酸基が多すぎると
着色性が強くなることがあるため、水酸基は一つが好ま
しい。また、水酸基の位置は、立体障害が最も少ない箇
所に結合していることが好ましく、例えば一般式(1)
ではパラ位にあるのが好ましい。
ではビニル重合体、ポリエステル、ポリアミドなどのこ
とをいう。また、上記一般式(1)〜(6)で示される
官能基と線状高分子との化学結合については、特に限定
されず、炭素−炭素結合、エステル結合、エーテル結
合、アミド結合等が挙げられる。上記一般式(1)〜
(6)で示される官能基を線状高分子の側鎖に有する化
合物としては、安全性や入手しやすさから、例えば、ポ
リ3,4,5−ヒドロキシ安息香酸ビニル、ポリビニル
フェノール、ポリチロシン、ポリ(1−ビニル−5−ヒ
ドロキシナフタレン)、ポリ(1−ビニル−6−ヒドロキ
シナフタレン)、ポリ(1−ビニル−5−ヒドロキシアン
トラセン)が好ましい。
は、上記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一
つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基を有する
単量体を重合又は共重合してなるものが好ましい。
単量体としては、ベンゼン環に一個の水酸基を有する単
量体が一個以上結合している化合物であれば特に限定さ
れず、例えば、ビニルフェノール、チロシン、下記一般
式7に示される1,2−ジ(4-ヒドロキシフェニル)エ
テン等が挙げられる。有効成分が、1価のフェノール基
を有すると多価フェノールに比べて変色しにくいといっ
た効果がある。
単量体に共重合される他の単量体としては、エチレン、
アクリレート、メタクリレート、メチルメタクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、スチレン等が挙げら
れる。
は、芳香族複素環式ヒドロキシ化合物であることが好ま
しい。
特に限定されず、例えば、2−ヒドロキシフラン、2−
ヒドロキシチオフェン、ヒドロキシベンゾフラン、3−
ヒドロキシピリジン等が挙げられる。また、線状高分子
の側鎖に芳香族複素環式ヒドロキシ基を含有する化合
物、芳香族複素環式ヒドロキシ基を有する単量体を重合
又は共重合してなる化合物等であってもよい。
は、例えば、下記一般式8、9に示されるチオフェンや
フラン等の複素環骨格にヒドロキシ基が結合したもの
や、下記一般式10に示される複素環と芳香族環とを持
つ骨格にヒドロキシ基が結合したもの、複素環骨格にヒ
ドロキシ基とアルキル基(炭素数5以下)とを有するも
の、複素環と芳香族とを持つ骨格にヒドロキシ基とアル
キル基(炭素数5以下)とを有するもの等が挙げられ
る。
アルカリ金属の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホ
ン酸塩、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸塩、また、リン酸塩と、硫酸亜鉛及び/又
は酢酸鉛が、繊維等への着色の心配が少ないという点か
ら好ましく用いられる。
ウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、
フランシウムのアルカリ金属の炭酸塩が挙げられ、好ま
しくは炭酸ナトリウム、炭酸カリウムである。
アルカリ金属やタリウム、アンモニウム等の1価イオン
の硫酸塩とからなる複塩が挙げられる。また、アルミニ
ウムをクロム、鉄、等に置き換えた複塩も同様に挙げら
れる。好ましくは硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アル
ミニウムナトリウムである。特にアレルゲン低減化能力
の高い硫酸アルミニウムカリウムは、主に十二水和物
(AlK(SO4)2・12H2O)あるいは無水物(A
lK(SO4)2)が用いられるが、水和物が水分子を段
階的に失う過程で存在する部分的な水和物であってもよ
い。明礬の一部は、カリミョウバンとして食品添加物お
よび化粧品原料にも指定されているため安全性が高く、
繊維等に好適に用いられうる。
リル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
塩の塩としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウムなどの金属塩、アンモニウム塩、トリエタノ
ールアミンなどのアミン塩が挙げられ、特に好ましくは
ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩である。
たときPO4 3-イオンを生成する塩類を指し、例えば、
実施例に用いたようなリン酸二水素ナトリウム(リン酸
一ナトリウム)、リン酸水素二ナトリウム(リン酸二ナ
トリウム)の他に、リン酸二水素カリウム等が挙げられ
る。
和物)あるいは無水物が用いられるが、水和物が水分子
を段階的に失う過程で存在する部分的な水和物であって
もよい。硫酸亜鉛は古来より、白ばんあるいは亜鉛華な
どとして知られており日本薬局方にも収載されている。
また、食品添加物であり、人の成長、健康維持に必須の
微量金属元素であるZnの供給を目的として、母乳代替
食品に添加されているため安全性が高く、繊維等に好適
に用いられうる。
るいは無水物が用いられるが、水和物が水分子を段階的
に失う過程で存在する部分的な水和物であっても良い。
上記酢酸鉛は、古来より、鉛糖として知られており日本
薬局方にも収載されている。
は、上記化合物が少なくとも1つが有効成分として含ま
れていればよく、2つ以上を組み合わせることも可能で
ある。
ゲン低減化繊維に含有される量としては、繊維に対して
0.1〜300重量%で含有されることが好ましい。さ
らに好ましくは、0.2〜100重量%、特に好ましく
は0.5〜50重量%である。0.1重量%未満であれ
ば、アレルゲン低減化効果が得られない場合があり、3
00重量%を超えると、表面層が固く脆くなって、物性
上の低下を招いたり、繊維からの脱落等が容易となり、
予想される効果が期待できなかったり、脱落物による周
辺の汚損が見られ清掃の必要性が出てくる場合がある。
低減化成分を有する重合性単量体と一般の繊維原料とな
る重合性単量体が共重合されたものである。前記アレル
ゲン低減化成分を有する重合性単量体とは、上記アレル
ゲン低減化成分に重合性を付加した単量体であれば特に
限定されない。
項1にて得られたアレルゲン低減化成分を有する繊維原
料、及び/又は一般の繊維原料が用いられる。上記一般
の繊維原料とは、通常繊維として加工・使用されている
ものであれば、特に限定されず、例えば、ポリアミド系
繊維(ナイロン等)、アクリル系繊維、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリエ
ステル、ポリオレフィン系繊維(ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等)、ポリウレタン等の合成繊維原料、アセテ
ート等の半合成繊維原料、キュプラ、レーヨン等の再生
繊維原料、天然繊維等が使用できる。
含有する繊維原料と一般の繊維原料を混紡または交撚し
紡糸することによって得る方法を用いてもよい。
る重合性単量体とを共重合する方法としては、いかなる
方法を用いてもよく、例えば、ビニル重合、環化重合、
開環重合等の付加反応、転移重合、異性化重合等の水素
移動重合、酸化重合、脱窒素重合、脱炭酸重合、重縮
合、付加縮合等の縮合反応等が挙げられる。
減化成分は、上記した如くアレルゲン低減化成分に重合
性を付加した単量体であれば特に限定されず、使用する
ことができる。中でも、線状高分子の側鎖に上記一般式
(1)〜(6)に示される少なくとも一つを有する化合
物、上記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一
つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基を有する
単量体を重合又は共重合してなる化合物を形成しうるモ
ノマーあるいはオリゴマーが好ましく用いられる。
る官能基と線状高分子の化学結合については、特に限定
されず、例えば、炭素−炭素結合、エステル結合、エー
テル結合、アミド結合など種々の形態をとることができ
る。
繊維原料、低減化成分含有繊維原料)とを紡糸する方法
としては、特に限定されず、以下の方法が挙げられる。 1)溶融紡糸法:例えば、溶融する繊維原料において
は、繊維原料の加熱溶融後、分解点がその繊維原料の加
熱溶融点以上のアレルゲン低減化成分を練り込み、溶融
混合液とし、これを所望の細孔をもつ紡糸口金を通じ
て、不活性冷却媒体(例えば空気、窒素、水など)中に
押し出し、冷却固化させて繊維とする方法。 2)湿式紡糸法:例えば、繊維原料を溶剤に溶解して溶
液とし、アレルゲン低減化成分を分散混合あるいは溶解
し(紡糸原液)、これを紡糸口金を通じ高分子を再生凝
固させる液体中に押し出して、紡糸原液中に溶けている
高分子を繊維状に固化させる方法。 3)乾式紡糸法:例えば、繊維原料を揮発性の溶剤に溶
解して、アレルゲン低減化成分を分散混合あるいは溶解
して紡糸原液とし、これを口金を通じて加熱気体中に押
し出し紡糸原液中の溶剤を蒸発させて、繊維状に固化さ
せる方法。 上記3つの方法は、工業的に広く使われており、目的と
するアレルゲン低減化繊維により使い分けることができ
る。
ルジョン紡糸法:繊維原料のエマルジョン(サスペンジ
ョン、スラリ)を作り、アレルゲン低減化成分を分散混
合あるいは溶解して紡糸原液とし、これを湿式紡糸法あ
るいは乾式紡糸法に準じて紡糸する方法、5)コンジュ
ゲート紡糸法:別々に溶融した2成分以上の繊維原料溶
融体中にアレルゲン低減化成分を分散混合あるいは溶解
し、または、アレルゲン低減化成分自体を溶融体とし、
それら溶融体を紡糸口金の直前で複合して同時に紡出す
る方法、6)紡糸口金を用いずに高分子物質を繊維状に
する方法:例えば、アレルゲン低減化成分を含んだ薄膜
を延伸した後、縦に細く切り、更に延伸、熱固定する方
法、棒状のアレルゲン低減化成分を含んだ高分子物質を
高度に延伸する方法、界面重合による方法等を用いても
よい。
種々の方法によりアレルゲン低減化機能を回復させるこ
とができる。アレルゲン低減化機能の回復とは、繊維中
に含有されたアレルゲン低減化成分が、度重なるアレル
ゲンとの接触によりその低減化機能を失った場合、再び
アレルゲン低減化機能を発揮できるようにすることをい
う。アレルゲンの不活性化は、使用する低減化成分の種
類により、アレルゲンと低減化成分との反応により低減
化成分が消費される場合と、低減化成分が触媒的に作用
しアレルゲンを不活性化する場合があると考えられる。
このため、低減化成分の機能回復(低減化成分を繊維表
面に出す)させるためには、繊維内部に存在する低減化
成分を表面にブリードアウトさせる、或いは、低減化繊
維の表面に堆積した不活性化アレルゲンを除去する方法
等が挙げられる。
えば、繊維を液体で洗浄する方法、繊維を加熱する方
法、繊維を掃除機で吸引する方法等が挙げられる。上記
繊維の洗浄に使用されうる液体としては、繊維自体に損
傷を与えるものでなければ、特に限定されず、例えば
水、アルコール類(メチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール等)、炭化水素類(トルエン、
キシレン、メチルナフタレン、ケロセン、シクロヘキサ
ン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等)、ケトン類(アセトン、メチル
エチルケトン等)、アミド類(N,N-ジメチルホルムア
ミド等)等が挙げられる。中でも簡便に、また過程でも
手軽に処理できると言う点から、水、アルコールが好ま
しく用いられる。
傷を与えるものでなければ、特に限定されず、また、上
記加熱方法としては、いかなる方法も使用でき、例え
ば、繊維自体を加熱する方法、上記溶剤を加熱し洗浄す
る方法、太陽光で加熱する方法等が挙げられる。
ゲンに対して円滑に作用し低減化効果を高めるために、
繊維に親水性成分を含有していることが好ましい。上記
方法としては、低減化成分として線状高分子の側鎖に上
記一般式(1)〜(6)に示される少なくとも一つを有
する化合物、上記一般式(1)〜(6)に示される少な
くとも一つを含む単量体及び/又は一価のフェノール基
を有する単量体を重合又は共重合してなる化合物を形成
しうるモノマーあるいはオリゴマー等の重合性成分を用
いる場合には、例えば、重合する際に親水性モノマーを
共重合する方法等を用いる方法が挙げられる。このよう
な親水性モノマーは、特に限定されず、例えば、酢酸ビ
ニル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEM
A)等が挙げられる。また、アレルゲン低減化成分と繊
維原料とを紡糸する場合には、紡糸する際に親水性物質
を添加して使用する方法が挙げられる。このような親水
性物質としては、例えば、セルロース、ポリビニルアル
コール等が挙げられる。また、繊維に吸湿性・吸水性の
高い繊維を使用する方法等も挙げられる。
ルゲン低減化効果の有効性を阻害しない範囲において、
湿潤剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の製剤用補助剤が
配合されていてもよく、また、殺ダニ剤、殺菌剤、防黴
剤、消臭剤等が含有されていてもよい。
るアレルゲンとしては、動物性アレルゲン、花粉等の植
物性アレルゲンが挙げられる。本発明のアレルゲン低減
化成分は、これらのアレルゲンの特異抗体との反応を抑
えることにより、本剤を使用した場所のアレルゲンを低
減化する。特に効果のある動物性アレルゲンとしては、
ダニ類のアレルゲン(ダニ類、節足動物一蛛形綱−ダニ
目の生物で、主に7つの亜目に分かれている。アシナガ
ダニに代表される背気門、カタダニに代表される四気
門、ヤマトマダニ、ツバメヒメダニに代表される後気
門、イエダニ、スズメサシダニ代表される中気門、クワ
ガタツメダニ、ナミホコリダニに代表される前気門、ケ
ナガコナダニ、コナヒョウヒダニに代表される無気門、
イエササラダニ、カザリヒワダニに代表される隠気門
等)のいずれの種類でも対象となり得るが、室内塵中、
特に寝具類に多く、アレルギー疾患の原因となるチリダ
ニ科、ヒョウヒダニ類に特に効果がある。
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。
(以下PET)(極限粘度〔η〕=0.65)100重
量部と、ポリパラビニルフェノール「マルカリンカー
M」(丸善石油化学社製)(重量平均分子量Mw=55
00)100重量部とを加圧ニーダーを用い260℃で
20分の条件で混練した。混練後、スクリュー型1軸押
出器で押出し、ペレット状に成型した。該ペレットを溶
融紡糸法にて紡糸し(紡糸でのパックのフィルターは2
70メッシュ)、延伸し、水洗し、乾燥してアレルゲン
低減化繊維を得た。
(以下PET)(極限粘度〔η〕=0.65)をスクリ
ュー型1軸押出器で押出し、ペレット状に成型した。該
ペレットを実施例1と同様に紡糸し(紡糸でのパックの
フィルターは270メッシュ)、延伸し、水洗し、乾燥
してアレルゲン低減化繊維を得た。
例1にて得られた繊維各10gを使用し以下の評価を行
った。評価試料に、エチルアルコール50重量部、精製
水50重量部に、塵ゴミ(アレルゲン2mg/g)5重
量部を分散させた調製アレルゲンを1ml振り撒いて評
価試料を調整した。 [評価方法(1)]室温で8時間放置後、上記評価試料
をアレルゲン判定キット「ダニスキャン」(アサヒビー
ル薬品社製)を用いてアレルゲン性を測定した。判定は
「ダニスキャン」の使用説明書に従った。結果を表1に
示す。ダニスキャンの判定基準は以下の通り、 1・・・ダニアレルゲンの汚染はない(テストラインT
=0) 2・・・ややダニアレルゲンで汚染されている(T<C
コントロールライン) 3・・・ダニアレルゲンで汚染されている(T=C) 4・・・非常に汚染されている(T>C)
評価試料を「マイティーチェッカー」(シントーファイ
ン社製)のキットに従って、アレルゲン成分を抽出し、
アレルゲン量を測定した。結果を表1に示す。 マイティーチェッカーの判定基準は以下のとおり、 ++・・・ダニアレルゲンレベル>35μg/m2 + ・・・ダニアレルゲンレベル 10μg/m2 ± ・・・ダニアレルゲンレベル 5μg/m2 − ・・・ダニアレルゲンレべル <1μg/m2
ルゲン低減化成分と繊維原料となる重合性単量体とが共
重合されてなる、或いはアレルゲン低減化成分と繊維原
料とを紡糸されてなるため、この繊維を用いた糸、織
布、不織布、更にこれを用いて製造された製品は、全て
に良好なアレルゲン低減化効果を示す。このように繊維
自体にアレルゲン低減化処理が施されているため、従来
のようにアレルゲンにより汚染された繊維に低減化成分
を後処理する等の手間をかけることもない。さらに、ア
レルゲン低減化機能が低下した場合であっても、簡便な
操作により低減化機能が回復することから、半永久的に
アレルゲン低減化機能を発揮することができる。
Claims (12)
- 【請求項1】 アレルゲン低減化成分を有する重合性単
量体が共重合されてなる繊維原料を紡糸してなることを
特徴とするアレルゲン低減化繊維。 - 【請求項2】 アレルゲン低減化成分と繊維原料とを紡
糸してなることを特徴とするアレルゲン低減化繊維。 - 【請求項3】 アレルゲン低減化成分が、芳香族ヒドロ
キシ化合物であることを特徴とする請求項1又は2記載
のアレルゲン低減化繊維。 - 【請求項4】 芳香族ヒドロキシ化合物が、線状高分子
の側鎖に下記一般式(1)〜(6)に示される少なくと
も一つを有する化合物であることを特徴とする請求項1
〜3項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。 【化1】 (Rは水素又は水酸基で、少なくとも1つは水酸基を示
し、nは0〜5を示す) - 【請求項5】 芳香族ヒドロキシ化合物が、上記一般式
(1)〜(6)に示される少なくとも一つを含む単量体
及び/又は一価のフェノール基を有する単量体を重合又
は共重合してなることを特徴とする請求項1〜3項いず
れか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。 - 【請求項6】 芳香族ヒドロキシ化合物が、芳香族複素
環式ヒドロキシ化合物であることを特徴とする請求項1
〜3項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。 - 【請求項7】 アレルゲン低減化成分が、アルカリ金属
の炭酸塩、明礬、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウ
リル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
塩からなる群より選ばれた少なくとも1つであることを
特徴とする請求項1又は2記載のアレルゲン低減化繊
維。 - 【請求項8】 アレルゲン低減化成分が、リン酸塩と、
硫酸亜鉛及び/又は酢酸鉛からなることを特徴とする請
求項1又は2記載のアレルゲン低減化繊維。 - 【請求項9】 アレルゲンがチリダニ由来であることを
特徴とする請求項1〜8項いずれか1項に記載のアレル
ゲン低減化繊維。 - 【請求項10】 液体で洗浄することにより、アレルゲ
ン低減化機能が回復することを特徴とする請求項1〜9
項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。 - 【請求項11】 加熱により、アレルゲン低減化機能が
回復することを特徴とする請求項1〜10項いずれか1
項に記載のアレルゲン低減化繊維。 - 【請求項12】 掃除機で吸引することにより、アレル
ゲン低減化機能が回復することを特徴とする請求項1〜
11項いずれか1項に記載のアレルゲン低減化繊維。
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