JP4516286B2 - アレルゲン低減化剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダニや花粉等のアレルゲンを低減化することができるアレルゲン低減化剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎など多くのアレルギー疾患が問題となってきている。その主な原因は、住居内性ダニ類、特に室内塵中に多いチリダニのアレルゲン(Der1、Der2)や、主に春季に猛威を振るうスギ花粉アレルゲン(Crij1、Crij1)等の多くのアレルゲンが生活空間内に増えてきているためである。
【0003】
特にチリダニのアレルゲンはその原因となるチリダニを駆除しても、その死虫が更にアレルゲン性の高い物質を生活空間に供給することになり、アレルゲンが原因となるアレルギー疾患の根本的な解決には至らない。また、これらのアレルゲンは、非常に小さな微粒子であり、生活空間から完全に除去することは、事実上不可能であった。
【0004】
また、このようなアレルゲンは、蛋白質であるため、熱や強酸/強アルカリ等で変性させることでアレルゲン性を失うと考えられるが、これらのアレルゲンは非常に安定性が高く、生活空間で安全に使用できる程度の酸化剤、還元剤、熱、アルカリや酸では容易に分解されないものであった(例えば、非特許文献1参照)。また、これらの方法で無理にアレルゲンを変性させようとすると、アレルゲンの汚染場所である家具や繊維製品(ソファー、ベッド、ぬいぐるみ、カーペット等)が条件によっては破損されてしまうことがあった。
【0005】
一方、アレルゲンの分子表面を比較的温和な条件で化学的に変成する方法が考えられてきた。例えば、特許文献1には、生皮等のなめし(タンニング)等に用いられているタンニン酸を用いてアレルゲンを不活性化する方法が開示されており、また、特許文献2には、茶抽出物等を用いてアレルゲンを不活性化する方法が開示されており、更に、特許文献3には、ヒドロキシ安息香酸系化合物、又は、その塩を用いてアレルゲンを低減化する方法等が開示されている。
【0006】
しかしながら、これらの特許文献に開示されているアレルゲン低減化剤のほとんどはポリフェノールの1種であったため、アレルゲン低減化効果は認められるものの着色されており、上述した家具や繊維製品を汚損してしまうという問題があった。更に、これらのアレルゲン低減化剤により家具や繊維製品のアレルゲンで汚染された箇所を処理する方法は、一般的にアレルゲン低減化剤を溶解させた水溶液をスプレーで噴霧することにより行われていたが、従来のアレルゲン低減化剤では、その効果が持続できないという問題もあった。
【0007】
また、特許文献4に、アレルゲン低減化剤としてポリビニルフェノールやポリチロシンを用いることが提案されている。このポリビニルフェノールやポリチロシンを用いたアレルゲン低減化剤は着色されておらず、アレルゲン低減化効果とともに、家具や繊維製品を汚損することのないものであった。
しかしながら、ポリビニルフェノールは水への溶解性が悪かったため、アレルゲンで汚染された箇所に水溶液としてスプレーで噴霧しようとしても均一に噴霧できず、その有効性を充分に発揮することができないという問題点があった。また、ポリチロシンは、極めて高価であり一般的に使用するにはコスト的に不利であった。
【0008】
【非特許文献1】
The Journal of Immunolgy Vol.144、p.1353−1360
【特許文献1】
特開昭61−44821号公報
【特許文献2】
特開平6−279273号公報
【特許文献3】
特開平11−292714号公報
【特許文献4】
特開2003−081727号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、水等の溶媒に対する溶解性が高く、水溶液にしてスプレーで均一に噴霧することができ、アレルゲンが付着した生活用品表面を着色したりすることなく、アレルゲンを効果的に低減化することができるアレルゲン低減化剤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、アレルゲンを変性させて不活性化させる有効成分として、スルホン酸基又はスルフィン酸基を有するナフタリンを含んでなる物質、ジアルキルスルホコハク酸構造又はマレイン酸ナトリウム構造を含んでなる物質等を用いることにより、水溶液にしてスプレーで噴霧することができ、また、アレルゲンが付着した生活用品表面を着色したりすることなく効果的にアレルゲンを低減化することができることを見出し、本発明を完成させた。
【0011】
本発明1のアレルゲン低減化剤は、スルホン酸基若しくはスルフィン酸基を有するナフタリン化合物がホルムアルデヒドで縮合されてなる縮合物、又は、アルキル基とスルホン酸基若しくはスルフィン酸基とを有するナフタリン化合物を有効成分するアレルゲン低減化剤である。
【0012】
本発明2のアレルゲン低減化剤は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体を有効成分とするアレルゲン低減化剤である。
【0013】
また、本発明者らは、水への溶解性が悪く水溶液としてスプレーで噴霧しようとしても均一に噴霧できなかったポリビニルフェノール等のフェノール基を有する物質を有効成分とするアレルゲン低減化剤についても鋭意研究した結果、フェノール基を有する物質に特定の界面活性剤を化学結合したり、併用したりすることで、溶解性が向上し水溶液にしてスプレーで均一に噴霧することができることを見出し、本発明を完成させた。
【0014】
本発明3のアレルゲン低減化剤は、フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体と、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体とが化学結合してなる化合物を有効成分とするアレルゲン低減化剤である。
【0015】
本発明4のアレルゲン低減化剤は、フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体を有効成分とし、更に、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体を含有するアレルゲン低減化剤である。
以下に本発明を詳述する。
【0016】
本発明1、2、3及び4のアレルゲン低減化剤は、いずれもアレルゲン低減化効果を有する。
本明細書においてアレルゲン低減化効果とは、アレルゲン、特にヒョウヒダニアレルゲン(Der1、Der2等)、スギ花粉アレルゲン(Cri j 1、Cri j 2)、犬又は猫由来アレルゲン(Can f 1、Fel d 1)等のアレルゲンが、アレルゲン低減化剤と接触して変性や吸着を起こすことにより、それらのアレルゲンの特異抗体との反応性が抑制される効果をいう。
【0017】
アレルゲン低減化効果を確認する手段としては、例えば、ELISAキット(例えば、LCDアレルギー研究所社製等)を用いて、ELISA法によりアレルゲンの量を測定する方法や、シントーファイン社製のマイティチェッカーキットを使用する方法等が挙げられる。
また、どの程度の効果をもって充分なアレルゲン低減化効果を有するとするかについては必ずしも明確ではないが、例えば、布団表面の衛生的ガイドライン(「室内汚染とアレルギー」吉川翠他著、井上書院、1999年)によれば、ヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの糞由来のアレルゲンの合計であるDer 1の場合で、布団表面には2000〜3000ng/m2付着していたDer 1が、1000ng/m2以下にまで軽減できることが好ましいとされている。
【0018】
以下、本発明1、2、3及び4のアレルゲン低減化剤について、それぞれ説明する。なお、以下の説明において、単に「本発明のアレルゲン低減化剤」というときは、本発明1、2、3及び4のアレルゲン低減化剤を特に区別しないものとする。
【0019】
本発明1のアレルゲン低減化剤は、スルホン酸基若しくはスルフィン酸基を有するナフタリン化合物がホルムアルデヒドで縮合されてなる縮合物(以下、ナフタリン系縮合物ともいう)、又は、アルキル基とスルホン酸基若しくはスルフィン酸基とを有するナフタリン化合物(以下、単にナフタリン系化合物ともいう)を有効成分とする。
【0020】
本発明者らの研究によると、上記ナフタリン系縮合物及びナフタリン系化合物は、いずれもアレルゲンを変性等させて不活性化させることにより、抗原抗体反応を抑制する機能を有するとともに、水等の溶媒に対して優れた溶解性を示す物質であることが判明した。即ち、上記ナフタリン系縮合物又はナフタリン系化合物を有効成分として使用したアレルゲン低減化剤は、例えば、水に溶解させて水溶液とし、スプレーで均一に噴霧することができる。
【0021】
上記ナフタリン系縮合物を製造する方法としては特に限定されず、例えば、スルホン酸基又はスルフィン酸基を有するナフタリン化合物を濃度が37%以上のホルムアルデヒド水溶液(一般にホルマリンともいう)を用いて縮合する方法等が挙げられる。上記ホルムアルデヒドの濃度が37%未満であると、上記スルホン酸基若しくはスルフィン酸基を有するナフタリン化合物を充分に縮合させることができず、ナフタリン系縮合体のアレルゲン低減化効果が低下するとともに、水に対する溶解性が不充分となり、本発明1のアレルゲン低減化剤を水溶液としてスプレーで均一に噴霧することができないことがある。
【0022】
上記ナフタリン系縮合物は、2個以上のナフタリンがホルムアルデヒドにより縮合されていることが好ましく、5個以上のナフタリンが縮合されていることがより好ましい。ナフタリンが1個のみであると、ナフタリン系縮合物によるアレルゲン低減化効果が充分に得られないことがある。
【0023】
このようなナフタリン系縮合物は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用してもよい。
市販されているナフタリン系縮合物としては、例えば、「イオネットD−2」(三洋化成社製)、「レベロン」(第一工業製薬社製)、「デモールNL」(花王社製)等が挙げられる。
【0024】
また、上記ナフタリン系化合物のアルキル基の炭素数としては特に限定されないが、24以下であることが好ましい。炭素数が24を超えると、水に対する溶解性が低下することがある。
なお、上記ナフタリン系化合物は、上記アルキル基の代わりに高分子化合物が付加されたものであってもよい。
【0025】
このようなナフタリン系化合物は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用してもよい。
市販されているナフタリン系化合物としては、例えば、「ペレックスNBL」(花王社製)等が挙げられる。
【0026】
本発明2のアレルゲン低減化剤は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体(以下、重合体(A)ともいう)を有効成分とする。
【0027】
本発明者らの研究によると、上記ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、及び、重合体(A)は、いずれもアレルゲンを変性等させて不活性化させることにより、抗原抗体反応を抑制する機能を有するとともに、水等の溶媒に対して優れた溶解性示す物質であることが判明した。即ち、上記ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、重合体(A)を有効成分として使用したアレルゲン低減化剤は、例えば、水に溶解させて水溶液とし、スプレーで均一に噴霧することができる。
【0028】
本発明2のアレルゲン低減化剤において、上記ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物のアルキル基としては特に限定されないが、炭素数2〜24程度のアルキル基であることが好ましい。2未満であると、アレルゲン低減化能が低下することがあり、24を超えると、水への溶解性が低下することがある。
【0029】
上記ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用してもよい。
市販されているジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物としては、例えば、「ペレックスOT−P」、「ペレックスTR」、「ペレックスCS」(以上、いずれも花王社製)、「エレミノールJS−2」(三洋化成社製)等が挙げられる。
【0030】
また、上記マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用することもできる。
市販されているマレイン酸構造を有する化合物としては、例えば、「キャリボンB」(第一工業製薬社製)等が挙げられる。
【0031】
上記重合体(A)は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用することもできる。
市販されている重合体(A)としては、例えば、「サンスパールPS−8」(三洋化成社製)等が挙げられる。
【0032】
また、上記重合体(A)は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/又はマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体以外の単量体と共重合されていてもよく、このような単量体としては、例えば、スチレン、アクリル酸エステル、アルキレンオキサイド、エチレン、プロピレン等が挙げられる。
【0033】
本発明3のアレルゲン低減化剤は、フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体と、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体(以下、重合体(B)ともいう)とが化学的に結合してなる化合物を有効成分とするものである。
【0034】
ここで、ポリビニルフェノール等のような上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体は、従来からアレルゲン低減化効果を有することが知られていたが、このようなアレルゲン低減化剤は、水に対する溶解性が悪く、水溶液にしてスプレーで均一に噴霧することができないという問題があった。これは、以下の理由によると考えられる。
即ち、アレルゲンは蛋白質からなるものであり、このようなアレルゲンを変性させるには、イオン的に捉えアレルゲンをコンフォメーション変化させる必要があるが、有効成分である上記ポリビニルフェノールは、水に非常に溶けにくい物質であったため、従来のアレルゲン低減化剤は、水溶液としてスプレーで噴霧すると、アレルゲンを低減化させるスピードに劣るところがあったものと考えられる。また、このポリビニルフェノールが水に溶解しにくいという問題は、ポリビニルフェノールを水に溶解させるための界面活性剤を加えることで解決できるが、従来から使用されていた界面活性剤は、ポリビニルフェノールが添加された水溶液中に加えるとポリビニルフェノールのアレルゲン低減化を行う部位をカバーしてしまうため、ポリビニルフェノールのアレルゲン低減化能力が阻害され、アレルゲン低減化の有効性が損なわれていたものと考えられる。
そこで、本発明者らは鋭意研究した結果、上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体を、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体(重合体(B))と化学的に結合させることにより、優れたアレルゲン低減化能力を有したまま水への溶解性を付与できることを見出した。
【0035】
上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体としては特に限定されないが、安全性や入手の容易さからポリビニルフェノール及び/又はポリチロシンが好ましい。
【0036】
上記ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、及び、上記重合体(B)は、いずれも従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用してもよい。
市販されているジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、及び、重合体(B)としては、例えば、上述の本発明2のアレルゲン低減化剤で説明したジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、及び、重合体(A)と同様のものが挙げられる。
【0037】
本発明3のアレルゲン低減化剤の有効成分である上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体と、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、重合体(B)とが化学結合されてなる化合物は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用してもよい。
市販されている上記化合物としては、例えば、「キャリボンB」(第一工業製薬社製)等が挙げられる。
【0038】
更に、本発明者らは鋭意研究した結果、上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体と、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、重合体(B)とを化学結合させずに混合することによっても、上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体の優れたアレルゲン低減化能力を有したまま水への溶解性を付与できることを見出した。
本発明4のアレルゲン低減化剤は、フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体を有効成分とし、更に、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体(以下、重合体(C)ともいう)を含有するものである。
【0039】
本発明4のアレルゲン低減化剤は、フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体に、優れたアレルゲン低減化能力を有したまま水への溶解性を付与できるものである。
これは、上記ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、重合体(C)が、上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体がアレルゲンを捉えるフェノール基等と非常に弱い結合をすることで、フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体をイオン化させて水に溶解しやすくし、本来の働きであるアレルゲン抗原が近接した時には、イオン場を作り反応を援助するものであると考えられる。
【0040】
上記ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用してもよい。
市販されているジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物としては、例えば、「ネオコールSW−C」、「ネオコールP」(いずれも第一工業製薬社製)等が挙げられ、更に、上記本発明3のアレルゲン低減化剤において説明したものと同様のものも挙げられる。
【0041】
上記マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用することもできる。
市販されているマレイン酸構造を有する化合物としては、例えば、上記本発明3のアレルゲン低減化剤において説明したマレイン酸ナトリウム構造を有する化合物と同様のものが挙げられる。
【0042】
上記重合体(C)は、従来公知の方法により得ることができ、また、市販されているものを使用してもよい。
市販されている重合体(C)としては、例えば、上記本発明3のアレルゲン低減化剤において説明した重合体(B)と同様のものが挙げられる。
【0043】
また、上記ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、重合体(C)の上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体に対する配合量としては特に限定されないが、上記フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体100重量部に対して好ましい下限は1重量部、好ましい上限は10000重量部である。1重量部未満であると、フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体の水に対する溶解性が不充分になることがあり、10000重量部を超えると、かえってフェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体のアレルゲン低減化効果を阻害することがある。
【0044】
本発明のアレルゲン低減化剤において、アレルゲン低減化効果を発揮する有効成分の配合量としては、アレルゲン低減化剤としての使用形態にもよるため特に限定されないが、例えば、ダニの生息する絨毯に散布する場合には、通常1m2あたり上記有効成分が1mg程度散布されるように配合されていることが好ましい。それ以上の量を使用しても効果が落ちることはないが、使用上、10g程度以上を使用した場合、上記有効成分の析出や粘性により処理後の清掃等が必要となることがある。
【0045】
本発明のアレルゲン低減化剤では、上記有効成分を適当な溶媒に溶解又は分散させた液状成分として用いられることが好ましい。上記溶媒としては特に限定されず、例えば、水;メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール等のアルコール類;トルエン、キシレン、メチルナフタリン、ケロセン、シクロヘキサン等の炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類; N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類等が挙げられる。なかでも、安全性、安価性の面から水が最も好ましい。
【0046】
また、本発明のアレルゲン低減化剤には、アレルゲン低減化効果の有効性を阻害しない範囲において、分散剤、湿潤剤、増粘剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の製剤用補助剤が配合されていてもよく、また、殺ダニ剤、殺菌剤、防黴剤等が配合されていてもよい。
【0047】
本発明のアレルゲン低減化剤の使用形態としては特に限定されず、例えば、スプレー型、エアゾール型、燻煙型、加熱蒸散型等が挙げられる。
例えば、水溶剤、油剤、乳剤、懸濁剤を配合することにより上記スプレー型のアレルゲン低減化剤とすることができる。
また、例えば、上記水溶剤、油剤、乳剤、懸濁剤及び/又はタルク、ベントナイト、クレー、カオリン、珪藻土、シリカ、バーミュライト、パーライト等の固体担体を併用することにより、上記エアゾール型、燻煙型、加熱蒸散型とすることができる。
【0048】
上記エアゾール型として使用される場合、本発明のアレルゲン低減化剤には、窒素、炭酸ガス、ジメチルエーテル、LPG等の噴射剤が配合される。
また、上記燻煙型として使用される場合、本発明のアレルゲン低減化剤には、過塩素酸カリウム、硝酸カリウム、塩素酸カリウム等の酸素供給剤;糖類、澱粉等の燃焼剤;硝酸グアニジン、ニトログアニジン、リン酸グアニル尿素等の発熱調製剤;塩化カリウム、酸化銅、酸化クロム、酸化鉄、活性炭等の酸素供給剤分解用助剤が配合される。
【0049】
本発明のアレルゲン低減化剤が対象とするアレルゲンとしては、動物性アレルゲン、花粉等の植物性アレルゲンが挙げられる。本発明のアレルゲン低減化成分は、これらのアレルゲンの特異抗体との反応を抑えることにより、本剤を使用した場所のアレルゲンを低減化する。特に効果のある動物アレルゲンとしては、ダニ類のアレルゲン(ダニ類、節足動物一蛛形綱−ダニ目の生物で、主に7つの亜目に分かれている。アシナガダニに代表される背気門、カタダニに代表される四気門、ヤマトマダニ、ツバメヒメダニに代表される後気門、イエダニ、スズメサシダニ代表される中気門、クワガタツメダニ、ナミホコリダニに代表される前気門、ケナガコナダニ、コナヒョウヒダニに代表される無気門、イエササラダニ、カザリヒワダニに代表される隠気門等)のいずれの種類でも対象となり得るが、室内塵中、特に寝具類に多く、アレルギー疾患の原因となるチリダニ科、ヒョウヒダニ類に特に効果がある。
【0050】
本発明のアレルゲン低減化剤が使用される対象又は場所としては、生活空間においてアレルゲンの温床となる生活用品等が挙げられ、例えば、畳、絨毯、フローリングの床、ソファー、布ばり椅子、テーブル等の家具、ベッド、布団、シーツ等の寝具、シート、チャイルドシート等の車内用品、キッチン用品、赤ちゃん用品、カーテン、壁紙、タオル、衣類、ぬいぐるみ、繊維製品、空気清浄機・空気洗浄機の本体及びフィルター等が挙げられる。
【0051】
本発明のアレルゲン低減化剤の使用方法としては、例えば、上記生活用品及び上記生活用品に使用されるマットの中綿、カーペットの繊維、その他繊維・樹脂等の原材料等にあらかじめ処理することによってその効果を発揮することができる。
また、織布・不織布等の繊維集合体等の基材に含浸させ、清拭シートのように使用してもよい。更に、洗濯時に使用する洗剤や柔軟仕上げ剤等に添加することによっても効果を発揮することができる。
【0052】
また、本発明のアレルゲン低減化剤で処理された絨毯、カーペット、カーテン、空気洗浄フィルター、寝具等は、アレルゲン低減化機能を有する物品として有効である。
【0053】
本発明のアレルゲン低減化剤は、水等の溶媒に対する溶解性が高く、水溶液にしてスプレーで均一に噴霧することができ、アレルゲンが付着した生活用品表面を着色したりすることなく、アレルゲンを効果的に低減化することができる。
【0054】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0055】
(実施例1〜12
下記表1に示した各有効成分10gをそれぞれ100mLのイオン交換水に溶解させて実施例1〜12に係るアレルゲン低減化剤を得た。
得られた実施例1〜12に係るアレルゲン低減化剤をトリガータイプのスプレー型容器(1回の噴射で約0.8mL噴霧)に入れた。
【0056】
(比較例1〜6)
下記表1に示した各有効成分10gをそれぞれ100mLのイオン交換水に溶解させて比較例1〜6に係るアレルゲン低減化剤を得た。
得られた比較例1〜6に係るアレルゲン低減化剤をトリガータイプのスプレー型容器(1回の噴射で約0.8mL噴霧)に入れた。
【0057】
(アレルゲン低減化効果の評価)
実施例1〜12及び比較例1〜6で得たアレルゲン低減化剤を入れたスプレー型容器で汚染カーペットに一様に4回噴霧した。なお、汚染カーペットは、新品のカーペットに1m2あたり200μgのダニ抗原(ダニ抗原量は、シントーファイン社製;マイティーチェッカーを用いて定量)を含む塵ゴミを散布し、下面よりバイブレーターで振動させ絨毯内部に塵ゴミをなじませて作製した。
アレルゲン低減化剤を噴霧して2時間放置した後、掃除機(三洋電機社製;「舞姫510」SC−9)に塵ゴミ捕獲用のフィルター(シントーファイン社製;マイティフェルト、ダストフィルター、ダストサンプラー)をセットし、噴霧場所1m2から1分かけて塵ゴミを採取した。
採取した塵ゴミをシントーファイン社製、マイティーチェッカーのキットに従って、アレルゲン成分を抽出し、アレルゲン量を測定比較した。
なお、マイティーチェッカーの判定基準は以下の通りである。結果を表1に示した。
【0058】
○・・・ダニアレルゲンレベル<1μg/m2
△・・・ダニアレルゲンレベル=5μg/m2
▲・・・ダニアレルゲンレベル=10μg/m2
×・・・ダニアレルゲンレベル>35μg/m2
【0059】
【表1】
Figure 0004516286
【0060】
表1より、実施例1〜12で得られたアレルゲン低減化剤を使用することにより、汚染カーペットのアレルゲン量を1μg/m2未満に低減化することができた。
一方、比較例1〜6で得られたアレルゲン低減化剤は、いずれも実施例で得られたアレルゲン低減化剤ほど汚染カーペットのアレルゲン量を低減化することができなかった。
【0061】
【発明の効果】
本発明のアレルゲン低減化剤は、水等の溶媒に対する溶解性が高く、水溶液にしてスプレーで均一に噴霧することができ、アレルゲンに汚染された家具や繊維製品等の生活用品を着色したりすることなく、アレルゲンを効果的に低減化することができる。

Claims (5)

  1. スルホン酸基若しくはスルフィン酸基を有するナフタリン化合物がホルムアルデヒドで縮合されてなる縮合物、又は、アルキル基とスルホン酸基若しくはスルフィン酸基とを有するナフタリン化合物を有効成分とすることを特徴とするアレルゲン低減化剤。
  2. ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体を有効成分とすることを特徴とするアレルゲン低減化剤。
  3. フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体と、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体とが化学結合してなる化合物を有効成分とすることを特徴とするアレルゲン低減化剤。
  4. フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体を有効成分とし、
    更に、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する化合物、マレイン酸ナトリウム構造を有する化合物、又は、ジアルキルスルホコハク酸構造を有する単量体及び/若しくはマレイン酸ナトリウム構造を有する単量体が重合若しくは共重合されてなる重合体を含有することを特徴とするアレルゲン低減化剤。
  5. フェニル基又は1価のフェノール基を有する単量体が重合又は共重合されてなる重合体は、ポリビニルフェノール及び/又はポリチロシンであることを特徴とする請求項3又は4記載のアレルゲン低減化剤。
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