JP2000264837A - アレルゲンの除去剤およびそれを利用したアレルゲンの除去方法 - Google Patents

アレルゲンの除去剤およびそれを利用したアレルゲンの除去方法

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JP2000264837A
JP2000264837A JP11071747A JP7174799A JP2000264837A JP 2000264837 A JP2000264837 A JP 2000264837A JP 11071747 A JP11071747 A JP 11071747A JP 7174799 A JP7174799 A JP 7174799A JP 2000264837 A JP2000264837 A JP 2000264837A
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Shigeki Takagi
滋樹 高木
Yoshio Izuhara
美穂 厳原
Shingo Fujii
真吾 藤井
Toshio Abe
敏夫 阿部
Toshimi Kamimura
聡美 上村
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来的な物理的な捕集等によるアレルゲン除
去のみならず、アレルゲン変性やアレルゲン弱毒化も可
能なアレルゲン除去剤とアレルゲン除去方法を提供す
る。 【解決手段】 (1)アルコール等の有機溶剤、(2)
タンニン酸等のポリフェノール類、(3)ハイドロキシ
アパタイト、(4)カチオン系界面活性剤(特にグアニ
ジノ基を有し、かつ界面活性能を有する化合物またはそ
の塩)からなる群より選ばれる少なくとも1種以上の成
分を有効成分とするようにしてアレルゲン除去剤を構成
すると共に、このアレルゲン除去剤を、空間に微粒子状
に噴霧するか、アレルゲン付着物に直接噴霧・塗布する
か、容器内で担体に保持させ、アレルゲンを含有する空
気を通過させて捕集によりアレルゲンを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境中のアレルゲ
ンを変性、弱毒化等によって除去するための抗アレルゲ
ン組成物および該組成物を用いたアレルゲンの除去方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】環境中のアレルゲンを除去する方法とし
ては、環境を掃除することや、アレルゲン除去剤を利用
する方法が知られている。前者は、環境としての家屋内
の居住空間を形成する壁、床自体や、居住空間と密接な
関係を有するソファー、カーペット、布団、あるいは更
にタンス、押し入れなどの生活空間を形成する部材をこ
まめに掃除することでアレルゲンの減少を図るものであ
り、現在最も一般的な方法といえる。又、後者は、アレ
ルゲン除去剤によって環境を処理するものであり、これ
に関しては例えば、特開平9−25439号公報には室
温硬化型シリコーン系接着剤を用いたアレルゲン除去方
法が、特開平6−279273号公報には茶抽出物、ハ
イドロキシアパタイト、各種カテキン類等を利用したア
レルゲンの除去方法および抗アレルゲン組成物が、特開
平9−154932号公報には臭気他の粒子を、植物抽
出物で無害化させる方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような環境を掃
除することによるアレルゲンの除去方法は、現在最も有
効な方法と考えられているものの、居住空間や家具等に
ついて、毎日きめ細かい掃除が必要である難点がある。
一方、公知のアレルゲン除去剤による方法等は、実質上
はアレルゲン除去剤を提案するのみにとどまり、効果的
なアレルゲン除去方法について全く言及しないか、言及
しても、物理的なアレルゲンの補集ないしマスキングを
開示するのみであった。本発明は、少なくとも従来技術
以上の効果が期待され、かつ、簡便な、アレルゲン除去
方法とアレルゲン除去剤を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、(1)アル
コール等の有機溶剤、(2)タンニン酸等のポリフェノ
ール類、(3)ハイドロキシアパタイト、(4)カチオ
ン系界面活性剤(特にグアニジノ基を有し、かつ界面活
性能を有する化合物またはその塩)からなる群より選ば
れる少なくとも1種以上の成分を有効成分とするように
してアレルゲン除去剤を構成する。又、本発明では、上
記のアレルゲン除去剤を微小粒子にして空間に放出し、
該放出粒子によってアレルゲンを除去する。更に、本発
明では、上記のアレルゲン除去剤をアレルゲンおよび/
またはアレルゲン付着(保持)物に対して直接噴霧また
は塗布してアレルゲンを除去する。更に、本発明では、
上記のアレルゲン除去剤を適切な材料群から選ばれた液
体(流体)、粉体、粒体、シート状、ハニカム状の担持
体で保持収納する容器内に物理的吸入によってアレルゲ
ンを含有する空気を通過させて、補集(トラップ)によ
りアレルゲンを除去する。
【0005】
【作 用】本発明のアレルゲン除去剤およびそれを利用
したアレルゲン除去方法によれば、物理的なアレルゲン
の補集等によるアレルゲンの除去のみならず、アレルゲ
ン変性やアレルゲン弱毒化をも利用したアレルゲン除去
剤と、アレルゲン除去方法が提供される。
【0006】
【実施態様】本発明においては、アレルゲン除去剤の有
効成分として、次の(1)〜(4)の群より1種以上の
成分が選ばれる。 (1)有機溶剤としては、エタノールの他、メタノー
ル、プロパノール等のアルコール類、ヘキサン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素類、クロロホルム、ジクロロ
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、フェノール、クレ
ゾール等のフェノール類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル類、酢酸、オレイン酸等のカル
ボン酸類、アセトニトリル、アニリン等の窒素化合物、
酢酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケ
トン等のケトン類、ジメチルスルホキシド等の硫黄化合
物類。 (2)ポリフェノール類としては、タンニン酸の他、茶
抽出物、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキ
ンガレート、エピガロカテキンガレート、没食子酸、没
食子酸と炭素数1〜4までのアルコールとのエステル化
合物。 (3)ハイドロキシアパタイト (4)カチオン系界面活性剤としては、特にグアニジノ
基を有し、かつ界面活性能を有する化合物またはその
塩。
【0007】上記のような有効成分からなる本願発明の
アレルゲン除去剤による効果的なアレルゲン除去方法と
しては典型的には次の(a)〜(d)の方法が挙げられ
る。
【0008】(a)アレルゲンの存在する空間の処理 本願発明によるアレルゲン除去剤を微小粒子にして空間
に放出することで、空間中のアレルゲンを除去する。ア
レルゲン除去剤を微小粒子にして空間に放出する手段と
しては、 (1)耐圧容器に薬剤を噴射剤とともに封入して噴射口
を開口して噴射するエアゾール剤型式; (2)薬剤を充填した容器の少なくとも一部に外的およ
び/または内的な圧力を加えて噴霧する圧力式噴霧型
式; (3)ピエゾ発振子の振動を利用して薬剤を噴霧する超
音波式噴霧型式; (4)薬剤を含有する基材を加熱して蒸散させる加熱式
蒸散型式; (5)薬剤を含有する基材に強制的に風を当てて蒸散さ
せる風力式蒸散型式;(6)薬剤を放置して自然に蒸散
させる型式;が利用できる。これらの薬剤を微小粒子と
して空間に放出する手段には、更に、(1)放出時間、
(2)放出間隔、(3)放出量、(4)放出速度の少な
くとも1つ以上を電気的に制御する機能を付加すること
もできる。有効成分の処理量としては1mの処理空間
に対して1μg/100gの放出が有効で、又、単位時
間当たりの空間放出量が0.1μg/sec〜10g/
secになるように連続的もしくは間欠的に空間に放出
する。
【0009】(b)アレルゲンへの直接処理 本願発明のアレルゲン除去剤を、アレルゲンを主に表面
側に保持している生活用品(例えば、布団、毛布等)に
液滴状態で噴射して処理する。アレルゲン除去剤を液滴
状態で噴射する手段としては、 (1)耐圧容器に薬剤を噴射剤とともに封入して噴射口
を開口して噴射するエアゾール剤型式; (2)薬剤を充填した容器の少なくとも一部に外的およ
び/または内的な圧力を加えて噴霧する圧力式噴霧型
式; (3)ピエゾ発振子の振動を利用して薬剤を噴霧する超
音波式噴霧型式;が利用できるが、薬剤を液滴状以外の
形態である、例えば粉末状の形態にして処理する方法も
考えられる。有効成分の単位面積当たりの処理量は1μ
g/m〜100g/mになるように処理する方法で
ある。
【0010】(c)アレルゲンへの間接処理 本願発明のアレルゲン除去剤の有効成分遊離速度を制御
するために、760mmHgにおける沸点が−33.3
5℃〜290.0℃の媒介溶剤を前記有効成分に対して
99.5:0.5〜20:80含有してなる、薬剤を保
持した担持体(薬剤とも云える)を接触または近接処理
する処理方法である。
【0011】(d)アレルゲンをトラップにより捕集す
る方法 760mmHgにおける沸点が−33.35℃〜29
0.0℃の保持溶剤を前記有効成分に対して99.5:
0.5〜20:80含有してなる、薬剤を保持した担持
体(薬剤とも云える)を液体(流体)粉体、粒体、シー
ト状、ハニカム状等で保持し収容する容器内にアレルゲ
ンを含有する空気を通過させて、アレルゲンを捕集(ト
ラップ)してアレルゲンを除去する。
【0012】
【実 施 例】(1)空間処理(有効成分:75%エタ
ノール) 33mの恒温室内にダニアレルゲン(ダニの人工培養
物;培地も含む)1kgを散布後、強制的に室内に対流
を起こし室内の空間中に十分飛翔させ、対流停止5分
後、薬剤の放出粒子径が、体積積算分布(体積累積パー
セント)でその90%粒子径が200μm以下のエアゾ
ールを10秒間噴霧で3回処理し、比較対照サンプルと
して、その90%粒子径が250μm以下のハンドスプ
レーで10回スプレー処理した(有効成分の噴出量は同
値に合わせた)。6時間後、床面上に落下したダニアレ
ルゲンを回収し、それぞれの試料とし、以下に示す方法
で、 1.失活率 2.不溶化率 3.弱毒化率を算出した。
【0013】1.失活率 それぞれの試料中のDerl(ダニアレルギー主要抗
原)含量を、抗Derlマウスモノクロナール抗体を用
いた酵素免疫測定法にて測定した。これにより測定され
た値(A)と、上記処理を行わず、ダニアレルゲンを回
収し、測定した場合の値(B)を用い次式にて失活率を
算出した。 失活率(%)=100×(1−A/B)
【0014】2.不溶化率 それぞれの試料を12,000回転/分、15分間、遠
心分離することにより沈殿物を除き、その上澄液に可溶
しているタンパク量(アレルゲン量)を吸光度測定法に
より測定した。これにより測定された値(C)と、上記
処理を行わず、ダニアレルゲンを回収し、測定した場合
の値(D)を用い、次式にて不溶化率を算出した。 不溶化率(%)=100×(1−C/D)
【0015】3.弱毒化率 それぞれの試料を初回免疫抗原として、モルモットに投
与した。その後、上記処理を行わず、ダニアレルゲンを
回収した試料を追加免疫抗原として、1週間置きに1ケ
月間追加免疫を行い、血液中の総IgE量を酵素免疫測
定法にて測定した。これにより測定された値(E)と、
上記処理を行わず、ダニアレルゲンを回収、これを初回
免疫抗原として、投与して同様に測定した場合の値
(F)を用い、次式にて弱毒化率を算出した。 弱毒化率(%)=100×(1−E/F)
【0016】(2)直接処理(有効成分:75%エタノ
ール) 1mのプラスチック容器にカーペットを敷き詰め、ダ
ニアレルゲン(ダニの人工培養物;培地も含む)100
gをムラなく均一に散布後、50cm離れた距離から、
薬剤の放出粒子径が、体積積算分布(体積累積パーセン
ト)でその90%粒子径が5μm以上のエアゾール10
秒間噴霧で1回処理し、比較対照サンプルとして、その
90%粒子径が1μm以上のピエゾ発振子の振動を利用
して薬剤を噴霧する超音波式噴霧剤で24時間処理した
(有効成分の噴出量は同値に合わせた)。1時間後、カ
ーペットからダニアレルゲンを回収し、それぞれの試料
とし、以下に示す方法で、1.失活率 2.不溶化率
3.弱毒化率を算出した。
【0017】1.失活率 それぞれの試料中のDerl(ダニアレルギー主要抗
原)含量を、抗Derlマウスモノクロナール抗体を用
いた酵素免疫測定法にて測定した。これにより測定され
た値(A)と、上記処理を行わず、ダニアレルゲンを回
収し、測定した場合の値(B)を用い次式にて失活率を
算出した。 失活率(%)=100×(1−A/B)
【0018】2.不溶化率 それぞれの試料を12,000回転/分、15分間、遠
心分離することにより沈殿物を除き、その上澄液に可溶
しているタンパク量(アレルゲン量)を吸光度測定法に
より測定した。これにより測定された値(C)と、上記
処理を行わず、ダニアレルゲンを回収し、測定した場合
の値(D)を用い、次式にて不溶化率を算出した。 不溶化率(%)=100×(1−C/D)
【0019】3.弱毒化率 それぞれの試料を初回免疫抗原として、モルモットに投
与した。その後、上記処理を行わず、ダニアレルゲンを
回収した試料を追加免疫抗原として、1週間置きに1ケ
月間追加免疫を行い、血液中の総IgE量を酵素免疫測
定法にて測定した。これにより測定された値(E)と、
上記処理を行わず、ダニアレルゲンを回収、これを初回
免疫抗原として、投与して同様に測定した場合の値
(F)を用い、次式にて弱毒化率を算出した。 弱毒化率(%)=100×(1−E/F)
【0020】(3)間接処理(有効成分:75%エタノ
ール) 1mのプラスチック容器にカーペットを敷き詰め、ダ
ニアレルゲン(ダニの人工培養物;培地も含む)100
gをムラなく均一に散布後、さらに、アルコール30g
を含浸させた、植物繊維からなる粒状保持体100gを
ムラなく均一に散布処理した。24時間後、カーペット
からダニアレルゲンを回収し、以下に示す方法で、1.
失活率 2.不溶化率 3.弱毒化率を算出した。 1.失活率 試料中のDerl(ダニアレルギー主要抗原)含量を、
抗Derlマウスモノクロナール抗体を用いた酵素免疫
測定法にて測定した。これにより測定された値(A)
と、上記処理を行わず、ダニアレルゲンを回収し、測定
した場合の値(B)を用い次式にて失活率を算出した。 失活率(%)=100×(1−A/B)
【0021】2.不溶化率 試料を12,000回転/分、15分間、遠心分離する
ことにより沈殿物を除き、その上澄液に可溶しているタ
ンパク量(アレルゲン量)を吸光度測定法により測定し
た。これにより測定された値(C)と、上記処理を行わ
ず、ダニアレルゲンを回収し、測定した場合の値(D)
を用い、次式にて不溶化率を算出した。 不溶化率(%)=100×(1−C/D)
【0022】3.弱毒化率 試料を初回免疫抗原として、モルモットに投与した。そ
の後、上記処理を行わず、ダニアレルゲンを回収した試
料を追加免疫抗原として、1週間置きに1ケ月間追加免
疫を行い、血液中の総IgE量を酵素免疫測定法にて測
定した。これにより測定された値(E)と、上記処理を
行わず、ダニアレルゲンを回収、これを初回免疫抗原と
して、投与して同様に測定した場合の値(F)を用い、
次式にて弱毒化率を算出した。 弱毒化率(%)=100×(1−E/F)
【0023】(4)トラップ処理(有効成分:75%エ
タノール) 33mの恒温室内にダニアレルゲン(ダニの人工培養
物;培地も含む)1kgを散布後、強制的に室内に対流
を起こし室内の空間中に十分飛翔させ、対流停止5分
後、500L/分で1時間強制的に、室内の空気ととも
にダニアレルゲンをトラップ容器に吸入し、アルコール
と接触させることにより処理した。その後、トラップで
容器内から排出される空気から、ダニアレルゲンを回
収、以下に示す方法で、1.失活率 2.不溶化率
3.弱毒化率を算出した。
【0024】1.失活率 試料中のDerl(ダニアレルギー主要抗原)含量を、
抗Derlマウスモノクロナール抗体を用いた酵素免疫
測定法にて測定した。これにより測定された値(A)
と、上記アルコール処理を行わず、ダニアレルゲンを回
収し、測定した場合の値(B)を用い次式にて失活率を
算出した。 失活率(%)=100×(1−A/B)
【0025】2.不溶化率 試料を12,000回転/分、15分間、遠心分離する
ことにより沈殿物を除き、その上澄液に可溶しているタ
ンパク量(アレルゲン量)を吸光度測定法により測定し
た。これにより測定された値(C)と、上記アルコール
処理を行わず、ダニアレルゲンを回収し、測定した場合
の値(D)を用い、次式にて不溶化率を算出した。 不溶化率(%)=100×(1−C/D)
【0026】3.弱毒化率 試料を初回免疫抗原として、モルモットに投与し、上記
アルコール処理を行わず、ダニアレルゲンを回収した試
料を追加免疫抗原として、1週間置きに1ケ月間追加免
疫を行い、血液中の総IgE量を酵素免疫測定法にて測
定した。これにより測定された値(E)と、上記アルコ
ール処理を行わず、ダニアレルゲンを回収、これを初回
免疫抗原として、投与して同様に測定した場合の値
(F)を用い、次式にて弱毒化率を算出した。 弱毒化率(%)=100×(1−E/F)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 聡美 広島県広島市西区井口四丁目5−11−209 Fターム(参考) 4C080 AA05 BB10 HH03 HH05 JJ04 JJ06 KK06 LL09 MM02 MM15 MM22 NN04 NN05 NN06 NN09 NN12 NN14 NN15 NN18 NN24 NN25 4C086 FA02 HA04 HA19 HA23 ZB13 4C206 CA01 HA31 ZB13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)アルコール等の有機溶剤、(2)
    タンニン酸等のポリフェノール類、(3)ハイドロキシ
    アパタイト、(4)カチオン系界面活性剤(特にグアニ
    ジノ基を有し、かつ界面活性能を有する化合物またはそ
    の塩)からなる群より選ばれる少なくとも1種以上の成
    分を有効成分とするアレルゲン除去剤。
  2. 【請求項2】 請求項1のアレルゲン除去剤を微小粒子
    にして空間に放出し、該放出粒子によってアレルゲンを
    除去する方法。
  3. 【請求項3】 請求項1のアレルゲン除去剤をアレルゲ
    ンおよび/またはアレルゲン付着(保持)物に対して直
    接噴霧または塗布してアレルゲンを除去する方法。
  4. 【請求項4】 請求項1のアレルゲン除去剤を、更に、
    ケイ酸、カオリン、活性炭、ベントナイト、ケイソウ
    土、タルク、炭酸カルシウム等の鉱物性粉末、小麦粉、
    デンプンなどの植物性粉末、ポリ塩化ビニル等の合成ポ
    リマーなどからなる群より選ばれる粉体、粒体、シート
    状の担持体に保持させたアレルゲン除去剤。
  5. 【請求項5】 請求項1のアレルゲン除去剤を、 (a)固体担体の場合は、ケイ酸、カオリン、活性炭、
    ベントナイト、ケイソウ土、タルク、炭酸カルシウム等
    の鉱物性粉末、小麦粉、デンプンなどの植物性粉末、ポ
    リ塩化ビニル等の合成ポリマー、 (b)液体担体の場合は、水、ヘキサン、ケロシン、灯
    油などの脂肪酸炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
    ンなどの芳香族炭化水素、ジクロロエタン、四塩化炭素
    などのハロゲン化炭化水素類、エタノール、ベンジルア
    ルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコー
    ルなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
    ン、シクロヘキサノンなどのケトン類、テトラヒドロフ
    ラン、ジメトキシエタン、ジエチルエーテルなどのエー
    テル類、酢酸エチルなどのエステル類、アセトニトリル
    などのニトリル類、ジメチルホルムアミドなどの酸アミ
    ド類、大豆油、綿実油などの植物油等、 の群より選ばれる液体(流体)、粉体、粒体、シート
    状、ハニカム状の担持体を保持収納する容器内に物理的
    吸入によってアレルゲンを含有する空気を通過させて、
    アレルゲンを除去する方法。
  6. 【請求項6】 薬剤の放出粒子径が、体積積算分布(体
    積累積パーセント)でその90%粒子径が200μm以
    下となるように空間に放出する請求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 該液滴粒子サイズが、体積積算分布(体
    積累積パーセント)でその90%粒子径が5μm以上処
    理する請求項3記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記薬剤を前記容器内に補給する機能を
    有する請求項5記載の方法。
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