JP2003043211A - 薄膜型ndフィルタ及びその製造方法 - Google Patents

薄膜型ndフィルタ及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視域において均一に光量を減衰可能であり
且つ耐久性に優れた薄膜型NDフィルタを提供する。 【解決手段】 NDフィルタは、光吸収膜3,5と誘電
体膜2,4,6を透明基板1上に積層した薄膜型であ
る。記光吸収膜3,5は、金属材料Tiを原料として蒸
着により成膜されたものであり、酸素を含む混合ガスを
成膜時に導入し、真空度を1×10-3Paないし1×1
-2Paの間で一定に維持した状態で生成した金属材料
の酸化物TiOxを含有する。尚、混合ガスの酸素比率
は50%以下である。光吸収膜3,5と誘電体膜2,
4,6を透明基板1に積層した後、酸素を10%以上含
む酸素雰囲気で加熱し、光学特性の変化を飽和させると
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜型NDフィル
タ及びその製造方法に関する。ND(ニュートラル デ
ンシティ)フィルタは、光量絞り用として可視域全般に
亘り均一に透過光量を減衰させる目的で使用するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より撮影系において、被写体輝度が
高過ぎる時は絞りを最小径に絞っても(開口径を最小に
しても)感光面へ所定量以上の光量が入射してしまう場
合がある。この為、撮影系の一部にNDフィルタを装着
して感光面への入射光量を規制することがしばしば行な
われている。この場合、NDフィルタの分光特性は単に
入射光量を減少させるということから、可視領域全般に
亘り均一な透過率を有していることが必要となってい
る。カメラやビデオなどの撮像系においては、可視域全
般に亘り均一に光量を減衰させる目的で、プラスチック
フィルムベースのNDフィルタが多用されている。この
NDフィルタは二種類に大別でき、プラスチックフィル
ムにカーボン粒子や染料などを塗布もしくは練り込んだ
タイプと、プラスチックフィルム上に薄膜のNDフィル
タを成膜したタイプである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックフィルム
にカーボン粒子や染料などを塗布または練り込んだ第1
のタイプは、フィルム表面に塗布した場合膜硬度に乏し
く傷つきやすい。又、カーボン粒子や染料などを練り込
んだ場合、TAC(トリアセテートセルロース又はトリ
アセチルセルロース)など吸水性の大きいフィルムを使
用している為、環境の変化により反りや歪みを生じる。
従って、この様なNDフィルタを、最近のコンパクト化
が進んでいるシャッタユニットに組み込んだ場合、駆動
時に他の構成部品と接触する可能性があり、破損の恐れ
がある。又、第1のタイプに共通の問題として、撮影系
にて使用する波長領域(400〜650nm程度)にお
いて、近年の高度な撮影系で必要とされる均一な光量減
衰が得られず、色バランスの調整工程を入れなければな
らない為、製造コストが高くなる問題もある。
【0004】プラスチックフィルム上に薄膜を成膜して
NDフィルタを形成した第2のタイプは、特開昭57-
195207号公報や特開昭61−183604号公報
にみられる光吸収性の薄膜として金属膜を用いる場合
と、特開昭64-51347号公報や特開平7-6391
5号公報に示される金属酸化膜を用いる場合がある。金
属材料を吸収膜として使用した場合、金属膜の厚みが1
0nm以下と非常に薄く、目的の光学特性を得る為の膜
厚制御が困難になる。更に、成膜後通常の使用環境下に
長時間放置すると、金属膜の酸化が原因となってNDフ
ィルタの透過率増大及び波長に対する透過率平坦性の低
下現象が発生する。対応策として、金属膜の経時変化を
抑える為に接着剤などで封止する場合や氷晶石を使用し
て積層する場合があるが、工程が増えるとともにフィル
タが厚くなるという欠点が生じる。一方光吸収膜に金属
酸化物を用いる場合、一般に金属酸化物材料を蒸着源と
して真空蒸着によりプラスチックフィルム上に成膜して
いた。この場合、膜硬度が大きくなる利点があるが、逆
に全体の膜応力の調整が困難である為、膜表面にクラッ
クが発生したり薄膜自体が剥離する場合がある。又、膜
が硬い為に、製品形状に加工する際、膜面に割れやクラ
ックが発生するなどの問題も上げられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明は可視域において均一に光量を減衰可
能であり且つ耐久性に優れた薄膜型NDフィルタを提供
することを目的とする。係る目的を達成するために以下
の手段を講じた。即ち本発明は、光吸収膜と誘電体膜を
透明基板上に積層した薄膜型NDフィルタであって、前
記光吸収膜は、金属材料を原料として蒸着により成膜さ
れたものであり、酸素を含む混合ガスを成膜時に導入
し、真空度を1×10-3Paないし1×10-2Paの間
で一定に維持した状態で生成した金属材料の酸化物を含
有することを特徴とする。尚、混合ガスの酸素比率は5
0%以下である。好ましくは、光吸収膜と誘電体膜を透
明基板に積層した後、酸素を10%以上含む酸素雰囲気
で加熱し、光学特性の変化を飽和させるとよい。このア
ニール後、可視域波長に対し透過濃度の変化が±0.0
1以下となる様に、あらかじめ初期光学特性を設計する
とよい。好ましくは、前記光吸収膜の金属材料はTi,
Cr及びNiから選択され、前記誘電体膜はSiO2
びAl23から形成される。この場合、前記誘電体膜及
び光吸収膜を所定の膜厚及び所定の順番で積層して反射
防止機能を付与することもできる。
【0006】本発明は薄膜法にてNDフィルタを形成し
ている。この為、塗布又は練り込み型タイプの欠点であ
った、表面硬度不足による傷の発生を抑えることができ
る。又、透明基板として耐久性が高いプラスチックフィ
ルム基板を利用すれば、反りや歪みなどの形状変化を抑
えることができる。更に、本発明では、光吸収膜を作成
する際の原材料として金属を用いているが、成膜時に酸
素を含む混合ガスを導入している。混合ガスの酸素分圧
及び導入圧力を最適化することで、再現性よく金属酸化
物を金属膜中に混入することができる。金属材料のみで
構成された吸収膜と比較すると、金属酸化物を導入した
分吸収係数を下げることが可能となり、その分膜厚を厚
くすることで目的の光学特性を得る為の膜厚制御が容易
になる。金属材料を光吸収膜に使用した場合に問題とな
る光学特性の経時変化に対しては、あらかじめ酸素を含
んだ雰囲気にて熱処理を施すことで、金属材料の酸化に
よる光学特性の変化を強制的に飽和させ、長期的に安定
したNDフィルタを得ることができる。尚、熱処理を施
すと光学特性が変化する。何ら対策を施さないと、熱処
理により波長に対する平坦性が失われる恐れがある。そ
こで、成膜段階で熱処理による変化量をあらかじめ想定
した膜設計を行なうことで、熱処理後における透過特性
の良好な平坦性を実現している。具体的には、400〜
650nmの波長域において、透過濃度の変動は±0.
01以下に抑えることができる。又、光吸収膜に金属酸
化物を用いた場合に問題となる、成膜後のクラックや剥
離に対しては、基板側の第1層目に、付着力の高い誘電
体材料(例えばSiO2)を用いることで対処可能であ
る。更には、積層膜全体の応力調整を行なうことで、良
好な表面状態を示すNDフィルタを得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る薄膜型
NDフィルタの構成を示す模式的な断面図である。図示
する様に、本NDフィルタ0は、光吸収膜3,5と誘電
体膜2,4,6を透明基板1上に積層した薄膜型となっ
ている。光吸収膜3,5は、金属材料を原料として蒸着
により成膜されたものである。特徴事項として、酸素を
含む混合ガスを成膜時に導入し、真空度を1×10-3
aないし1×10-2Paの間で一定に維持した状態で金
属材料の酸化物を生成している。換言すると、吸収膜
3,5は、金属とその酸化物とで構成された複合材料構
成となっている。好ましくは、光吸収膜3,5と誘電体
膜2,4,6を透明基板1に積層した後、酸素を10%
以上含む酸素雰囲気で加熱し、光学特性の変化を飽和さ
せるとよい。光吸収膜3,5の金属材料はTi,Cr及
びNiから選択される。一方、誘電体膜2,4,6はS
iO2及びAl23から形成される。この場合、誘電体
膜2,4,6及び光吸収膜3,5を所定の膜厚及び所定
の順番で積層して反射防止機能を付与することができ
る。
【0008】引続き図1を参照して、NDフィルタ0の
具体的な膜構成を説明する。まず、透明基板1は厚みが
0.1mmのPET(ポリエチレンテレフタレート)か
らなる。但し、本発明はこれに限られるものではなくP
ET以外のポリエステルフィルムやポリカーボネート
(PC)フイルムを用いることができる。光量絞り用と
してはPETなどポリエステルフィルムやポリカーボネ
ートフイルムが好ましいが、特に用途を限定しなければ
透明基板1として使用波長領域において透明であるガラ
スやプラスチックを適宜使うことができる。透明基板1
の上に形成された第1の誘電体膜2はSiO2からな
り、その物理膜厚は75.8nmである。その上に成膜
された第1の光吸収膜3は、金属Tiとその酸化物Ti
Oxとで構成されており、物理膜厚は20.0nmであ
る。その上に成膜された第2の誘電体膜4はAl23
らなり、その物理膜厚は38.7nmである。その上に
成膜された第2の光吸収膜5は、同じく金属Tiとその
酸化物TiOxの混合物からなり、物理膜厚は38.0
nmである。その上に成膜された第3の誘電体膜6は、
SiO2からなりその物理膜厚は66.4nmである。
尚、係る積層構成は例示であって、本発明の範囲を限定
するものではない。光学薄膜の場合、通常使用波長にお
いて透明なセラミックス材料を誘電体膜と表現してい
る。光の干渉効果が現われる厚さ(波長の数倍程度)の
誘電体膜を積層することで、入射する光線の光学特性
(反射量、透過量、偏光、位相など)を自由に調節する
ことができる。本実施形態では、図1に示す層構成とす
ることで、NDフィルタに反射防止機能を付与してい
る。一方光吸収膜は、使用波長領域において文字通り光
を吸収する働きがあり、可視域では通常金属を用いる。
本発明では、特に金属材料にその酸化物を導入すること
で、光学特性並びに物理特性を改善している。
【0009】図2は、図1に示したNDフィルタの作成
に使用する真空蒸着装置の一例を示す模式的なブロック
図である。図示する様に、本装置は真空チャンバ11を
主体に構成されており、その上には膜厚モニタ12と膜
厚制御器13が取り付けられている。チャンバ11内に
は処理対象となる基板を支持固定する基板ホルダ14
と、膜厚測定用基板15、と蒸着源16とが組み込まれ
ている。膜厚モニタ12は光源と分光器と受光器とを備
えている。分光器から出射した光は膜厚測定用基板15
に入射し、これから反射した光が受光器に入射し、その
出力が膜厚制御器13に送られる。この様に、膜厚をリ
アルタイムでモニタすることにより、基板上に所望の厚
みの光吸収膜や誘電体膜を成膜する様にしている。
【0010】チャンバ11には真空計ゲージ部17、真
空計制御部18、ガス導入ユニット19及び排気ユニッ
ト20が接続している。本実施例では、チャンバ11内
の真空度を一定に保つ為に、APC方式を採用してい
る。具体的には、真空計ゲージ部17及び真空計制御部
18を介してフィードバックをかけ、ガス導入ユニット
19を制御して、チャンバ11内に導入される混合ガス
の量を調整している。但し、本発明はこれに限られるも
のではなく、導入量をニードルバルブにて一定に調整す
る方式を採用してもよい。
【0011】図3は、図2に示した真空蒸着装置を用い
て、図1に示したNDフィルタを作成する場合の成膜条
件を表わした表図である。図示する様に、基板温度は1
00℃としている。又、チャンバの到達真空度は1×1
-3Paに設定している。ここで、光吸収膜3,5を成
膜する為に、原料としてTiを用い、蒸着速度は1nm
/secに設定している。Tiを蒸着する際に導入する
ガスとして、本実施例では窒素と酸素を4:1で混合し
た空気を用いている。但し、本発明はこれに限られるも
のではなく、一般的には酸素を50%以下の割合で含有
する混合ガスが用いられる。尚、酸素を含有した混合ガ
スを導入した場合の蒸着真空度は、4×10-3Paに設
定した。但し、本発明はこれに限られるものではなく、
一般に1×10-3Pa〜1×10-2Paの間で一定に維
持すれば、良好な光学特性並びに物理特性を有し且つ金
属とその酸化物の混合物よりなる光吸収膜を成膜するこ
とができる。次に、誘電体膜2,6を成膜する場合に
は、蒸着源としてSiO2を用い、蒸着速度は1nm/
secに設定している。SiO2を成膜する場合には特
に反応性のガスを導入していない。又、誘電体膜4の成
膜には、蒸着源としてAl23を用い蒸着速度を1nm
/secに設定している。この場合も、反応性ガスは特
に導入しない。
【0012】図4は、図3に挙げた条件で成膜した光吸
収膜の光学特性を示すグラフである。横軸に波長を取
り、縦軸に屈折率、吸収係数を取ってある。グラフから
明らかな様に、TとTiOxの混合物からなる光吸収膜
は、可視域において波長が長くなるにつれ吸収係数が高
くなる傾向を有している。
【0013】図5は、図3に示した成膜条件で、図1に
示した積層構造を作成した場合における、NDフィルタ
の光学特性を示すグラフである。横軸に可視域の波長を
取り、左側の縦軸には反射率及び透過率の尺度を表わす
光量(%)を取り、右側の縦軸には透過濃度を取ってあ
る。尚、透過率Tと透過濃度Dとの間には、D=log
(1/T)の関係がある。図5は実際に作成されたND
フィルタの光学特性ではなく、設計段階におけるシミュ
レーション結果を表わしている。最終的には、可視波長
域において透過率は平坦になることが理想である。設計
段階では、後工程で行なわれる熱処理の影響を考慮し
て、短波長側から長波長側へ行くに従い、次第に透過率
が増加する設計としている。これは、熱処理後、5層構
成のNDフィルタの光学特性は、可視域であれば短波長
側へ近づくに従い透過率が増加する傾向になることが予
想される為である。
【0014】図6は、図3に示す成膜条件で図1に示し
た積層構造のNDフィルタを実際に成膜した場合におけ
る初期特性を表わしている。尚、理解を容易にする為図
4と同様に反射率、透過率及び透過濃度を測定してい
る。グラフから明らかな様に、ほぼ設計通りの光学特性
が得られており、短波長側から長波長側へ行くに従い次
第に透過率が増加している。
【0015】図7は、熱処理後の光学特性を表わしてお
り、理解を容易にする為図5及び図6と同様に透過率、
反射率及び透過濃度を測定している。この熱処理では、
窒素と酸素の混合比が4:1の酸化雰囲気(大気)中
で、80℃に50時間放置した。但し、本発明はこれに
限られるものではなく、一般的な熱処理条件は酸素濃度
が10%以上のガスで、熱処理温度は基板に損傷を与え
ない程度で設定する。一般的には、酸素濃度を増やし高
温加熱をした方が、光学特性の経時変化を出し切る上で
は効果的である。グラフに示す様に、熱処理後では可視
域において波長依存性はなく均一に透過光を減衰し、フ
ィルタ面での反射を抑えたNDフィルタを得ることがで
きた。前述した様に、あらかじめ熱処理後の光学特性の
変化を補償する様に、設計段階では短波長側から長波長
側へ行くに従い次第に透過率が増加する様にしている。
この様な設計は、図1に示した積層構造を構成する各誘
電体膜及び各光吸収膜の成膜順並びに厚みを最適化する
ことで、自在に得ることができる。熱処理を行なうと、
長波長側から短波長側へ近づくに従い透過率が増加する
傾向が生じる。これにより、初期の偏りが打ち消され、
結果的に可視域で極めて平坦性に優れた透過特性を得る
ことが可能になる。
【0016】図8は、透過率及び透過濃度に関し、設計
値、初期値及び熱処理後の値をまとめて表に表わしたも
のである。設計値では平坦性が±0.75%、実際の初
期値は±1.01%であるのに対し、熱処理後は平坦性
が±0.15%まで改善されている。又実際に、成膜直
後及び熱処理後の成膜面は良好であり、膜面に粘着テー
プを貼り付け急激に引き剥がしても、膜剥離は生じなか
った。又、作成したNDフィルタの耐久性を調べる目的
で、高温高湿条件下(60℃90%RH)に240時間
投入したが、光学特性の変化量は0.5%程度と小さ
く、膜面にも変化が現われなかった。尚、作成したND
フィルタに対して、製品形状への切り抜き加工を実施し
た場合でも、膜割れや膜剥離などの欠陥は発生しなかっ
た。以上により、可視域において透過特性が平坦であり
且つ耐久性にも優れたNDフィルタを作成できることが
確認された。
【0017】図9は、本NDフィルタをカメラ用絞り装
置に適用した模式図である。一対に形成された内の一枚
を示した絞り羽根100の凹部には、NDフィルタ10
5が接着剤106又は熱溶着等により固設されている。
絞り羽根100は駆動部103により、枢支ピン104
の周りを回動して、開口部101を開閉するように構成
されている。
【0018】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、金
属材料を原料として蒸着により光吸収膜を成膜する際、
酸素を含む混合ガスを成膜時に導入し、真空度を1×1
-3Paないし1×10-2Paの間で一定に維持した状
態で該金属材料の酸化物を生成している。即ち、本発明
に係る薄膜型NDフィルタは金属とその酸化物とで構成
された光吸収膜を備えており、従来の塗布又は練り込み
型NDフィルタの欠点であった、反りや歪みなどの形状
変化を抑制することができる。又、薄膜型のNDフィル
タを形成する際に、成膜条件の最適化を図ることで、吸
収膜に金属材料を用いた場合の欠点であった、再現性が
得られにくい点を解決することができる。更に、酸素雰
囲気中で熱処理を実施することにより、光学特性の経時
変化を抑えるとともに、熱処理時の光学変化を想定した
膜設計を行なうことで、可視域において透過特性の平坦
性に優れたNDフィルタを得ることができる。加えて、
光吸収膜に金属酸化物を使用した場合に問題となる、膜
割れや膜剥離などのない表面状態の良好なNDフィルタ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るNDフィルタの層構成を示す模式
的な断面図である。
【図2】本発明に係るNDフィルタの作成に用いる真空
蒸着装置を示す模式的なブロック図である。
【図3】本発明に係るNDフィルタの成膜条件を示す表
図である。
【図4】本発明に係るNDフィルタに含まれる光吸収膜
の光学特性を示すグラフである。
【図5】本発明に係るNDフィルタの光学特性を示すグ
ラフである。
【図6】本発明に係るNDフィルタの光学特性を示すグ
ラフである。
【図7】本発明に係るNDフィルタの光学特性を示すグ
ラフである。
【図8】本発明に係るNDフィルタの光学特性を示す表
図である。
【図9】本発明に係るNDフィルタをカメラ用絞り装置
に適用した模式図である。
【符号の説明】
0・・・NDフィルタ、1・・・透明基板、2・・・誘
電体膜、3・・・光吸収膜、4・・・誘電体膜、5・・
・光吸収膜、6・・・誘電体膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光吸収膜と誘電体膜を透明基板上に積層
    した薄膜型NDフィルタであって、 前記光吸収膜は、金属材料を原料として蒸着により成膜
    されたものであり、 酸素を含む混合ガスを成膜時に導入し、真空度を1×1
    -3Paないし1×10-2Paの間で一定に維持した状
    態で生成した金属材料の酸化物を含有することを特徴と
    する薄膜型NDフィルタ。
  2. 【請求項2】 光吸収膜と誘電体膜を透明基板に積層し
    た後、酸素を10%以上含む酸素雰囲気で加熱し、光学
    特性の変化を飽和させたことを特徴とする請求項1記載
    の薄膜型NDフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記光吸収膜の金属材料はTi,Cr及
    びNiから選択され、前記誘電体膜はSiO2及びAl2
    3から形成されることを特徴とする請求項1記載の薄
    膜型NDフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記誘電体膜及び光吸収膜を所定の膜厚
    及び所定の順番で積層して反射防止機能を付与したこと
    を特徴とする請求項3記載の薄膜型NDフィルタ。
  5. 【請求項5】 光吸収膜と誘電体膜を透明基板上に積層
    した薄膜型NDフィルタの製造方法であって、 金属材料を原料として蒸着により前記光吸収膜を成膜す
    る蒸着工程を含み、 前記蒸着工程は、酸素を含む混合ガスを成膜時に導入
    し、真空度を1×10-3Paないし1×10-2Paの間
    で一定に維持した状態で該金属材料の酸化物を生成し、
    以って該金属材料とその酸化物を含む光吸収膜を形成す
    ることを特徴とする薄膜型NDフィルタの製造方法。
JP2001226999A 2001-07-27 2001-07-27 薄膜型ndフィルタ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4855602B2 (ja)

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