JPH10133254A - 光量絞り装置 - Google Patents

光量絞り装置

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JPH10133254A
JPH10133254A JP28974196A JP28974196A JPH10133254A JP H10133254 A JPH10133254 A JP H10133254A JP 28974196 A JP28974196 A JP 28974196A JP 28974196 A JP28974196 A JP 28974196A JP H10133254 A JPH10133254 A JP H10133254A
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JP
Japan
Prior art keywords
filter
aperture
light quantity
light amount
diaphragm device
Prior art date
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Pending
Application number
JP28974196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kawakami
良男 川上
Munetoshi Yoshikawa
宗利 吉川
Hitoshi Nozue
均 野末
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺の部材に悪影響を与えたり、光量調整を
正確に行え、しかもその組み立て作業を容易に行うこと
のできる光量絞り装置を提供する。 【解決手段】 相対的に駆動されて絞り開口の大きさを
可変する複数の絞り羽根と、前記絞り羽根により形成さ
れた開口内に配置されるNDフィルターとを備えた光量
絞り装置において、前記NDフィルターは前記絞り羽根
とは別部材であり、開口部に対し駆動でき、前記NDフ
ィルターの基材上の少なくとも前記開口部近傍にはND
フィルターの成膜が行われておりかつ駆動部材との係合
部近傍にはNDフィルターの成膜が行われていない光量
絞り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
撮影機器に装備される光量絞り装置に関し、詳しくは光
量調整のためのND(neutral densit
y)フィルターを有する光量絞り装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光量絞り装置のNDフィルター
は、図5に示すように絞り羽根3と該NDフィルター1
7との間に接着剤18が付けられ、これにより絞り羽根
3からフィルターとして使用される部分19aがある一
定面積はみだした状態で取り付けられる構成となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの場合、はみ
出した接着剤が絞り羽根と接触して粘着したり、また接
着剤が少な過ぎるとNDフィルターが剥がれたりする問
題があった。
【0004】また、接着によりNDフィルターの位置決
めをしているため、NDフィルターの正確な位置決めが
困難であった。また、接着時の硬化収縮応力によりND
フィルターが反り返るという問題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、上述した問題点
を解決し、周辺の部材に悪影響を与えたり、光量調整が
まちまちになるといったことを防止でき、しかもその組
み立て作業を容易に行うことのできる光量絞り装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ではNDフィルターは絞り羽根に接着する構
造ではなく、絞り羽根とは別の部品として単独にNDフ
ィルターを駆動するようにしたものである。また、駆動
するNDフィルターは必要部分(絞り羽根の開口部に相
当する部分)のみNDフィルターを成膜し、他の部分に
は成膜せず、ND部と駆動連結部が一体構造のものであ
る。特に、NDフィルターに特徴的な光量絞り装置であ
る。
【0007】即ち、本発明は、相対的に駆動されて絞り
開口の大きさを可変する複数の絞り羽根と、前記絞り羽
根により形成された開口内に配置されるNDフィルター
とを備えた光量絞り装置において、前記NDフィルター
は前記絞り羽根とは別部材であり、開口部に対し駆動で
き、前記NDフィルターの基材上の少なくとも前記開口
部近傍にはNDフィルターの成膜が行われておりかつ駆
動部材との係合部近傍にはNDフィルターの成膜が行わ
れていないことを特徴とする光量絞り装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の1実施例を示す分
解斜視図であり、該図において、1は光量絞り装置の静
止構造体である絞り地板、3及び4は前記絞り地板1の
長手方向に沿って相対的に移動する絞り羽根、2は開口
部4fに対してフィルターが可変駆動できるようにした
NDフィルター板である。2b,2c及び2dは駆動ピ
ンが通る長溝穴である。2aは開口部4fに対応する部
分に成膜されたNDフィルター部である。3及び4の絞
り羽根部において3b,3c,3d,4b,4c及び4
dは駆動ピンとの勘合の長穴である。4f,3f,2a
及び1aは光路の開口部である。5,6,7,12及び
13は絞り羽根を駆動するモーター及び駆動ピンであ
る。14,15及び16はNDフィルター板を駆動する
モーター及び駆動ピンである。8,9,10及び11は
方向規定ピンである。
【0009】図1は絞り羽根を駆動するモーターとND
フィルター板を駆動するモーターが独立している場合の
実施例である。
【0010】図2は絞り羽根を駆動するモーターとND
フィルター板を駆動するモーターが兼用タイプの実施例
である。
【0011】図2において、NDフィルター板を駆動す
るモーター部と駆動ピン以外は図1と全く同じであるた
め、図2の説明は省略する。
【0012】図1の場合、絞り羽根の動きとNDフィル
ター板の動きは個別に動かせることができるため、撮影
者はマニアルでNDフィルター部を絞り開口部に配置し
たり、はずしたりすることが可能となる。
【0013】図2の場合は、絞り羽根の駆動と同期する
ために、絞り羽根の動きによってNDフィルター部の動
きが決定する。ただし、駆動モーターは1個で済む。
【0014】本発明の絞り板を拡大すると、図3のよう
になる。図3(A)は正面図、図3(B)はx−x′断
面図である。NDフィルター部は片面のみ成膜されてい
る。ここでは、基材の厚さは100μmでNDフィルタ
ーの成膜は100μmである。
【0015】本発明のようにNDフィルター板が駆動す
る場合、従来と異なり、以下のような項目を満足するこ
とが好ましい。 1.NDフィルター板が薄いこと これは開口部の上部と下部の両方にレンズが配置されて
おり、このレンズ間の距離が短いほどレンズの倍率を大
きくできるため、できるだけ薄いことが望ましい。その
ため、本発明では従来例のように、接着で張り付けず成
膜することにより一体化し基材の厚みまで薄くすること
が可能となった。特に、プラスチック基材を用いること
により0.1mmの厚みまで薄くすることが可能となっ
た。これが光学ガラスを基材に用いると、この厚みまで
剛性を持たせて薄くすることは不可能である。特に、P
ET(ポリエチレンテレフタレート)やPEN(ポリエ
チレンナフタレート)は剛性が強く、透明度が高く、し
かも耐熱性が高いため適している。 2.軽いこと これには、プラスチック基材が適している。ガラス基材
も考えられるが、ガラス基材の場合、比重は大きく、ま
たあまり薄くすると脆いし、厚くなると重くなる。 3.反らないこと 一般に染料練り込みタイプのプラスチックのNDフィル
ターは酢酸ビニル系を用いており、高温高湿下で吸水し
たり、熱変形温度が低いため変形し易い、その点、PE
TやPENは耐熱温度(Tg )が高く、また吸水率が低
くそのような問題を発生させない。
【0016】また、本発明では蒸着によりNDフィルタ
ー部を作製することが好ましく、その際の温度が130
度程度に達するため、蒸着面積が広いと蒸着時の放射熱
で反り易いが、本発明のように開口部に相当する部分の
みに成膜する場合、他の部分は放熱性のよいAl板でシ
ャドウイングできるため反りはほとんど生じない。 4.NDフィルターとしての性能が十分出ていること 本発明では蒸着法でNDフィルター部を製作しており、
図4にその断面図を示す。
【0017】図において第2、4及び6層は透過率を下
げるためのTiOx 膜である。透過率は3層の総膜厚に
よって変化し、厚くなるほど透過率は低下する。また、
400nm〜700nmの波長範囲内での透過率のニュ
ウトラル性は上記TiOx 膜組成のxによって変化し適
当に選択することにより透過率分布はニュウトラルとな
る。xの好ましい数値は0.5以上〜2以下の範囲であ
り、x=1.2以下のとき約550nmの波長を境界と
して低波長の透過率が低くなるように傾く現象がでる。
また、x=1.2以上のときは逆に低波長の透過率が高
くなるように傾く。このため、蒸着時に透過率をモニタ
リングすることにより、透過率をニュウトラルにする。
【0018】第1、3及び5層は反射率を低下させるた
めの反射防止膜であり、Al23膜になっている。反
射率を蒸着時にモニタリングすることにより、Al2
3 の厚みを制御することにより反射率を小さくすること
が可能である。
【0019】成膜材料としては、これらの他にクロム
(金属)が好ましく用いられる。
【0020】
【発明の効果】本発明では以上のような構成により、N
Dフィルターを絞り開口部に正確な位置で配置すること
が可能となった。また、一体になっているためNDフィ
ルターが剥がれるとか接合している接着剤の周辺の部品
が汚れる等の問題を解消することができた。また、本発
明のNDフィルターの駆動部の勘合する長穴周辺部は成
膜されていないため摩擦等により、膜が剥離してゴミを
発生する等の問題を解消することができた。
【0021】また、各種環境下でのフィルターの反りも
小さく、また厚みも薄くすることができたので、レンズ
間の距離を小さくすることができ、倍率を向上すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す分解斜視図。
【図2】本発明の1実施例を示す分解斜視図。
【図3】(A)本発明に用いるNDフィルターの正面
図。(B)本発明に用いるNDフィルターの断面図。
【図4】本発明の実施例における蒸着NDフィルターの
膜構造図。
【図5】従来例のNDフィルター。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に駆動されて絞り開口の大きさを
    可変する複数の絞り羽根と、前記絞り羽根により形成さ
    れた開口内に配置されるNDフィルターとを備えた光量
    絞り装置において、前記NDフィルターは前記絞り羽根
    とは別部材であり、開口部に対し駆動でき、前記NDフ
    ィルターの基材上の少なくとも前記開口部近傍にはND
    フィルターの成膜が行われておりかつ駆動部材との係合
    部近傍にはNDフィルターの成膜が行われていないこと
    を特徴とする光量絞り装置。
  2. 【請求項2】 前記NDフィルターの成膜が、蒸着法に
    よって行われた成膜である請求項1記載の光量絞り装
    置。
  3. 【請求項3】 前記NDフィルターの基材が、PETま
    たはPENのプラスチック基材である請求項1記載の光
    量絞り装置。
  4. 【請求項4】 前記NDフィルターの成膜が、TiOx
    層とAl23 層を交互に積層した成膜である請求項1
    記載の光量絞り装置。
JP28974196A 1996-10-31 1996-10-31 光量絞り装置 Pending JPH10133254A (ja)

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