JP2003013038A - 塗布防曇剤及び農業用フィルム - Google Patents
塗布防曇剤及び農業用フィルムInfo
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- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Abstract
れ、基材フィルム上に均一に塗布することができ、さら
に、初期防曇性、防曇持続性、防曇流滴性、透明性及び
塗膜均一性に優れた防曇層を形成することができる塗布
防曇剤を提供する。 【解決手段】 水性媒体が100部、0.010〜0.
050μmの粒子が結合して0.050〜5.0μmの
長さに連なってなるコロイダルシリカがその固形分とし
て0.1〜20部、コロイダルアルミナがその固形分と
して0.1〜10部、及び、重量平均分子量10万〜4
00万の水溶性樹脂0.1〜10部からなり、上記コロ
イダルアルミナ及び上記コロイダルシリカの固形分の合
計配合量と水溶性樹脂の配合量との重量比が100:1
〜100:50であることを特徴とする塗布防曇剤。
Description
ムの防曇剤として好適に使用される塗布防曇剤及び該塗
布防曇剤を塗布した農業用フィルムに関する。
業用途に使用される農業用フィルムは、屋外環境下で使
用されるためその表面に水分が付着し易く、例えば、ハ
ウスなどに展張するとハウス内外の温度差や湿度によっ
てハウス内部のフィルム表面に曇りや水滴を生じ、太陽
光線の透過が悪くなって作物の生育を妨げたり、水滴が
作物上に落下し病気が発生するというなどの問題があっ
た。
の各種基材に防曇層を積層した防曇フィルムが種々提案
されてきた。このような防曇層を構成する防曇剤として
は、貯蔵安定性、塗布容易性等が要求され、また、形成
された防曇層には、初期防曇性、防曇持続性、透明性、
塗膜均一性等が要求される。特に、防曇性及び塗布性に
優れた防曇剤として、特開平7−53747号公報、特
開平7−82398号公報、特開平8−319476号
公報、特開平11−240112号公報などに、コロイ
ダルシリカとコロイダルアルミナを併用した防曇被膜を
形成する防曇剤が開示されている。しかしながら、上記
問題は十分には解決されておらず、長時間使用後に、フ
ィルム表面に付着した水分が水膜にならず、流滴不良を
生じて水滴が作物上に落下することがあるという問題が
あった。さらに、一般的なコロイダルアルミナとコロイ
ダルシリカとを用いた防曇剤は、コロイダルアルミナが
pH7以上のアルカリ性にすると凝集しやすく、貯蔵安
定性が低下し易いので、通常はpH7未満の酸性となさ
れており、このような防曇剤を使用して農業用フィルム
を製造する際に、生産機が錆び易いという問題があっ
た。
安定性に優れており、かつ、塗布性に優れ、基材フィル
ム上に均一に塗布することができ、さらに、初期防曇
性、防曇持続性、防曇流滴性、透明性及び塗膜均一性に
優れた防曇層を形成することができる塗布防曇剤を提供
することにある。また、本発明の他の目的は、上記に加
えて生産機などの錆びを促進させることのない塗布防曇
剤を提供することにある。さらに、本発明の他の目的
は、上記塗布防曇剤からなる防曇層を有し、初期防曇
性、防曇持続性、防曇流滴性及び透明性に優れ、かつ、
生産機などの錆びを促進させることのない農業用フィル
ムを提供することにある。
水性媒体、0.010〜0.050μmの粒子が結合し
て0.050〜5.0μmの長さに連なってなるコロイ
ダルシリカ及び水溶性樹脂からなるものである。
剤の媒体となるものであり、水単独であってもよいし、
もしくはアルコールなどの水溶性溶媒が水に添加されて
いてもよい。水溶性溶媒の配合量は、多くなると得られ
る塗布防曇剤を基材フィルムなどに塗布した後の乾燥時
に引火の危険性が生じることがあるので、水性媒体中5
0重量%以下であるのが好ましい。
通常は水などに分散された分散液として使用される。そ
の形状は、得られる塗布防曇剤の貯蔵安定性に優れ、か
つ、被膜性に優れているので、0.010〜0.050
μmの微細な粒子状の球状コロイダルシリカが両端が非
結合であるネックレス状(紐状)に結合して0.050
〜0.500μmの長さに連なったものである(以下、
ネックレス状のコロイダルシリカという)。
ルシリカの径は、大きくなると得られる塗布防曇剤から
形成される防曇層の透明性が低下し、また、防曇層とし
た際の塗膜強度が低下し、小さくなるとコロイダルシリ
カの製造が困難になるので、0.010〜0.050μ
mである。
ると得られる塗布防曇剤の粘度が高くなりすぎ、塗布性
が低下し、均一な防曇層が形成されず、短くなると得ら
れる塗布防曇剤の貯蔵安定性が低下するので、0.05
0〜5.0μmに限定される。
としては、例えば、商品名「ST−PSM」(日産化学
工業社製)、商品名「ST−PSL」(日産化学工業社
製)等が市販されている。
合量としては、多くなると得られる塗布防曇剤の貯蔵安
定性が低下し、少なくなると得られる塗布防曇剤から形
成される防曇層の初期防曇性及び防曇持続性が低下する
ことがあるので、上記水性媒体100重量部に対し、固
形分として0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜1
0重量部である。本発明の塗布防曇剤には、上記効果を
阻害しない範囲において、通常使用されるコロイダルシ
リカを配合してもよい。通常使用されるコロイダルシリ
カとしては、コロイドの等電点を低pH側にシフトさせ
るものが好ましく、具体的には、酸化リチウム、酸化ナ
トリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カル
シウム等のアルカリ及びアルカリ土類金属の酸化物が好
ましい。添加量としては、コロイダルシリカ(固形分)
に対して、0.01〜3重量%が好ましい。添加量が多
すぎると塗布防曇剤の貯蔵安定性が悪くなることがあ
る。
には限定されず、例えば、ポリエチレンオキサイド、メ
チルセルロース等の一般的な水溶性樹脂が挙げられ、こ
れらは単独で使用しても2種以上併用してもよい。中で
もポリエチレンオキサイドが、塗布防曇剤を調整する際
に泡立ちが少ないので好ましい。
ると粘度が高くなりすぎ、小さくなると粘度が不足し、
いずれも得られる塗布防曇剤の塗布性が低下し、均一な
防曇層が形成されないことがあるので、10万〜400
万が好ましい。
る塗布防曇剤の粘度が高くなりすぎ、塗布性が低下し、
均一な防曇層が形成されず、少なくなると得られる塗布
防曇剤の貯蔵安定性が低下し、また、得られる塗布防曇
剤の粘度が不足して塗布性が低下し、均一な防曇層が形
成されないことがあるので、上記水性媒体100重量部
に対し、0.1〜10重量部に限定される。
する場合における、コロイダルアルミナ、コロイダルシ
リカ及び水溶性樹脂の配合割合としては、コロイダルア
ルミナ及びコロイダルシリカの固形分の合計配合量に対
する水溶性樹脂の配合量が、多くなると得られる塗布防
曇剤を防曇層とした際に層表面がべたつき、初期防曇性
及び防曇持続性が低下し、少なくなると得られる塗布防
曇剤の貯蔵安定性が低下するので、コロイダルアルミナ
及びコロイダルシリカの固形分の合計配合量と水溶性樹
脂の配合量との重量比が100:1〜100:300で
あることが好ましい。
久性及び耐水性を向上させる為に、コロイダルアルミナ
が配合されていることが好ましい。上記コロイダルアル
ミナは、通常は水などに分散された分散液として使用さ
れる。また、形状としては、例えば、粒子状、板状、針
状、繊維状、羽毛状等が挙げられるが、針状、繊維状又
は羽毛状のものが、得られる塗布防曇剤の貯蔵安定性に
優れており、塗布防曇剤のpHを後述する範囲にしても
安定的に貯蔵することができるので好ましく、得られる
塗布防曇剤から形成される防曇層に要求される防曇性、
透明性等により適宜選択するのが好ましい。コロイダル
アルミナの径は、大きくなると得られる塗布防曇剤から
形成される防曇層の透明性が低下することがあるので、
0.2μm以下が好ましい。尚、コロイダルアルミナの
径は、その形状が針状、繊維状、羽毛状等の場合は長さ
であり、粒子状の場合は最大直径である。
ナとしては、例えば、商品名「AS−2」(触媒化成工
業社製)、商品名「アルミナゾル520」(日産化学工
業社製)等が市販されており、繊維状のコロイダルアル
ミナ(A)としては、例えば、商品名「AS−3」(触
媒化成工業社製)等が市販されており、羽毛状のコロイ
ダルアルミナ(A)としては、例えば、商品名「アルミ
ナゾル100」(日産化学工業社製)、商品名「アルミ
ナゾル200」(日産化学工業社製)等が市販されてい
る。
ると得られる塗布防曇剤から形成される防曇層の初期防
曇性及び防曇持続性が低下することがあり、多くなると
得られる塗布防曇剤の貯蔵安定性が低下することがある
ので、上記水性媒体100重量部に対し、固形分として
0.1〜10重量部が好ましく、さらに好ましくは0.
2〜3重量部である。また、上記コロイダルシリカに対
する配合割合としては、コロイダルアルミナとコロイダ
ルシリカとの固形分の重量比が4:100〜100:1
00が好ましく、より好ましくは5:100〜50:1
00である。コロイダルアルミナの割合が少なくなる
と、得られる塗布防曇剤を防曇層とした際の塗膜強度が
低下することがあり、コロイダルアルミナの割合が多く
なると、得られる塗布防曇剤の貯蔵安定性が低下し、ま
た、防曇層とした際に、表面の平滑性が悪くなり、透明
性が低下することがある。
ないが、pH3.0〜11.0の範囲であることが好ま
しく、pH4.0〜10.0の範囲であることがより好
ましい。pHが高すぎると貯蔵安定性が低下することが
あり、コロイダルシリカがイオン化、溶解する領域とな
るため防曇性能が発現されにくいことがある。また、低
すぎると鉄などの錆びを促進し易くなり、農業用フィル
ムに使用した際にハウスの鉄骨部分などが錆び易くなる
ことがある。さらに、生産機器の劣化、錆付きを防ぎ、
かつコロイダルシリカとコロイダルアルミナの凝集を防
止して塗布防曇剤の安定性を高めるために、pHは7.
0〜11.0、好ましくは8.0〜10.0の範囲にあ
ることが好ましい。pHが7.0より小さいと、コロイ
ダルシリカとコロイダルアルミナの凝集が起こり塗布防
曇剤溶液の安定性が低下することがあり、11.0を超
えるとコロイダルシリカの粒子が水に溶解して塗布防曇
剤被膜が形成されないことがある。上記pHの値はガラ
ス電極法で測定した値である。
は、例えば、水に溶けてアルカリ性又は酸性を呈する水
溶性物質を適宜添加する方法が挙げられる。このような
水溶性物質としては特には限定されず、単独で使用して
も2種以上併用してもよい。アルカリ性の水溶性物質と
しては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム等が挙げられ、酸性の水溶性物質として
は、例えば、塩酸、酢酸、硝酸等が挙げられる。
粘度調整剤、エマルジョン、消泡剤等の添加剤がさらに
添加されていてもよい。
ロイダルシリカには、他の成分が添加されていてもよ
い。他の成分としては、コロイドの等電点を低pH側に
シフトさせるものが好ましく、具体的には、酸化リチウ
ム、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム等のアルカリ及びアルカリ土類金属
の酸化物が好ましい。添加量としては、コロイダルシリ
カ(固形分)に対して、0.01〜3重量%が好まし
い。添加量が多すぎると塗布防曇剤の貯蔵安定性が悪く
なることがある。塗布防曇剤被膜の耐久性及び耐水性を
向上させる為に、後述する配合割合でコロイダルアルミ
ナが用いられることが好ましい。コロイダルアルミナと
しては、公知のものが使用され、粒子の形状は特に限定
されない。粒子径は、塗布防曇剤被膜の透明性の点から
200nm以下が好ましい。
ないが、pH3.0〜11.0の範囲であることが好ま
しく、pH4.0〜10.0の範囲であることがより好
ましい。pHが高すぎても低すぎてもコロイダルシリカ
がイオン化、溶解する領域となるため防曇性能が発現さ
れにくいことがある。さらに、生産機器の劣化、錆付き
を防ぎ、かつコロイダルシリカとアルミナの凝集を防止
して塗布防曇剤溶液の安定性を高めるために、pHは
7.0〜11.0の範囲にあることが好ましい。pHが
7.0より小さいと、コロイダルシリカとアルミナの凝
集が起こり塗布防曇剤溶液の安定性が低下することがあ
り、11.0を超えるとシリカ粒子が水に溶解して塗布
防曇剤被膜が形成されないことがある。
布防曇剤の性能に支障のない範囲において、粘度調整
剤、エマルジョン、消泡剤などの公知の塗料用添加剤が
添加されていてもよい。
には限定されず、従来公知の任意の方法が採用され、一
般には、上記水性媒体、コロイダルシリカ及び水溶性樹
脂場合によってはコロイダルアルミナを混合し、さらに
必要に応じて添加剤を添加し、ホモジナイザーなどの攪
拌装置などにより攪拌する方法が挙げられる。
又はシート、ガラス板等の基材の表面に塗布され、約8
0℃で約1〜10分の乾燥工程を経て防曇層が形成され
各種用途に用いられる。特に、熱可塑性樹脂フィルムの
少なくとも一面に塗布され、農業用フィルムとして好適
に使用される。
塑性樹脂層からなるものでもよいが、熱可塑性樹脂層が
必要に応じて複数層積層されているものが好ましい。
ィルムに使用されるものが使用され、例えば、ポリエチ
レン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロ
ピレン系樹脂、プロピレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリメチルメ
タクリレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げ
られ、これらは単独で使用されても2種以上併用されて
もよい。中でも、ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリプロピレン系樹脂、プロピレン−
酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン系樹脂が好ま
しく、エチレン−酢酸ビニル共重合体がより好ましい。
を損なわない範囲において、無機保温剤、有機保温剤、
ヒンダードアミン系光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、防霧剤、滑剤、顔料等が添加されていて
もよい。
ムの保温性の向上と、フィルム成型時の押出変動の改善
との、二つの目的のために添加され、例えば、酸化珪
素、ハイドロタルサイトなどの珪酸塩類、燐酸塩類、ガ
ラス微粉末等が挙げられ、これらは単独で使用しても2
種以上併用してもよい。無機保温剤の添加量は、特には
限定されず適宜調整してよいが、少なくなると添加した
効果が得られず、多くなると得られる農業用フィルムの
初期防曇性及び防曇持続性が低下し、また、得られる農
業用フィルムの機械的強度が低下するので、通常は、上
記熱可塑性樹脂100重量部に対し、5〜100重量部
が好ましく、より好ましくは10〜50重量部である。
ものが使用でき、例えば、カルボン酸の金属塩、フェノ
ール系抗酸化剤、有機亜燐酸エステル等のキレーターが
挙げられる。
のものが使用でき、通常は上記熱安定剤としての効果を
兼ね備えるものが多く、例えば、カルボン酸の金属塩、
フェノール系抗酸化剤、有機亜燐酸エステル等のキレー
ターが挙げられる。
意のものが使用でき、例えば、ベンゾフェノン系、ベン
ゾトリアゾール系、ハイドロキノン系、サリチル酸系、
ベンゾエール系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収
剤が好ましい。
のが使用でき、例えば、シリコーン系、フッ素系等の界
面活性剤が挙げられる。
が使用でき、例えば、ポリエチレンワックス、脂肪酸ア
ミド、ステアリン酸等が挙げられる。
裁断、接合、展張作業などがし難くなり、取り扱い性が
低下し、薄くなると機械的強度が低下するので、20〜
300μmが好ましく、より好ましくは30〜200μ
mである。
限定されず、従来公知の任意の方法が採用されてよい。
例えば、上記熱可塑性樹脂をフィルムに押出した後、そ
の熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも一面に上記塗布防
曇剤を塗布して防曇層を形成し、乾燥させる方法が挙げ
られる。
しては、例えば、インフレーション法、Tダイ法、カレ
ンダー法等が挙げられる。熱可塑性樹脂フィルムに塗布
防曇剤を塗布する方法としては、例えば、グラビアコー
ターなどのロールコート法、バーコート法、ディップコ
ート法、スプレー法、はけ塗り等が挙げられる。
を塗布する面には、塗布性を向上させるために表面処理
を施しておいてもよい。表面処理としては、例えば、コ
ロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、火炎処理、化成
処理、プライマー処理等が挙げられる。
乾燥のいずれでもよいが、効率がいいので強制乾燥する
のが好ましい。強制乾燥の方法としては、例えば、熱風
乾燥、赤外線乾燥、遠赤外線乾燥等の加熱乾燥が好まし
い。
状シリカは、0.010〜0.050μmの粒子が結合
して0.050〜5.0μmの長さに連なってなるもの
であるため、フィルム表面に塗布した際に凝集性が良好
であり、耐水・耐久性にすぐれた被膜が生成する。
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。なお、文中の「重量部」は
「部」を示す。
下の通りの樹脂組成物(イ)〜(ハ)を用意した。尚、
MIはメルトインデックスであり、JIS K 721
0に準拠して温度190℃、荷重21.18Nで測定さ
れた値である。
レン(MI2.1g/10分、密度0.94g/c
m3)100部及び低密度ポリエチレン(MI2.1g
/10分、密度0.92g/cm3)50部
共重合体(酢酸ビニル含有量15重量%、MI1.4g
/10分、密度0.93g/cm3)100部及びハイ
ドロタルサイト(協和化学工業社製、商品名「DHT−
4A」)2部
共重合体(酢酸ビニル含有量5重量%、MI1.3g/
10分、密度0.93g/cm3)100部及びハイド
ロタルサイト(協和化学工業社製、商品名「DHT−4
A」)3部
を、各々別の押出機に投入して溶融混練し、該順に積層
されるように、かつ、各層の厚さ比、樹脂組成物(イ)
層:樹脂組成物(ロ)層:樹脂組成物(ハ)層が、1:
7:2になるようにインフレーション法で3層を共押出
し、厚さ150μmの熱可塑性樹脂フィルムを得た。
0部に、表1及び2に示した所定配合量の繊維状コロイ
ダルアルミナ(繊維長0.1μm)、羽毛状コロイダル
アルミナ(羽毛長0.1μm)、ネックレス状コロイダ
ルシリカ[1](球状コロイダルシリカ径0.018〜
0.023μm、ネックレス長0.300μm)、ネッ
クレス状コロイダルシリカ[2](球状コロイダルシリ
カ径0.020〜0.040μm、ネックレス長0.2
50μm)、粒子状コロイダルシリカ(粒子径0.01
0〜0.020μm)、ポリエチレンオキサイド[1]
(重量平均分子量15万〜45万)及びポリエチレンオ
キサイド[2](重量平均分子量1万〜5万)を混合し
て混合液とし、該混合液に、1規定の水酸化ナトリウム
水溶液又は1規定の塩酸を滴下し、表1に示したpHの
塗布防曇剤を得た。尚、上記コロイダルアルミナ及びコ
ロイダルシリカは水に分散させた分散液として添加した
が、添加量は固形分の量であり、分散液の水分は水の添
加量に含有される。また、得られた塗布防曇剤の{ポリ
エチレンオキサイド/(コロイダルアルミナ+コロイダ
ルシリカ)}の重量比、コロイダルアルミナ/コロイダ
ルシリカの固形分重量比は表1及び2に示した通りであ
った。
フィルムの樹脂組成物(ハ)層側表面に、10g/m2
になるようにグラビアコーターで塗布し、熱風で乾燥さ
せて防曇層とし、農業用フィルムを得た。尚、比較例3
で得られた塗布防曇剤は粘度が不足し、熱可塑性樹脂フ
ィルムに塗布することができなかった。
は農業用フィルムについて、以下の通り評価し、結果を
表1に示した。
た塗布防曇剤40gを無色のガラス製のサンプル瓶に入
れ、室内に24時間放置した。その後、サンプル瓶を目
視により観察し、塗布防曇剤の分離状態を確認した。 ○:全く分離していなかった。 △:多少分離していたが、使用には差し支えない程度で
あった。 ×:完全に分離していた。
m×横0.7m×深さ0.3mの水槽に、水温23℃の
水を6l入れ、農業用フィルムを、その防曇層が水槽内
側になるように水槽上部全面に展張りした。その後、外
気温を15℃、水槽内の水の水温を23℃に保持して6
0分間放置した。その後、農業用フィルムを剥がして防
曇層を自然乾燥させ、乾燥後、再度上記と同様に水槽に
展張りして60分間放置した。該操作を4回繰り返した
後、5回目に展張りした農業用フィルム表面を目視によ
り60分間観察し、以下の通り評価した。 ○:フィルム表面に付着した水分は直ちに水膜になり、
水滴は形成されなかった。 △:フィルムに付着した水分で水滴が形成されたが、そ
の後水膜が形成された。 ×:フィルムに付着した水分で水滴が形成され、60分
間水滴の状態のままであった。
防曇性の評価において、操作を9回繰り返した後、10
回目に展張りした農業用フィルム表面を目視により60
分間観察し、以下の通り評価した。 ○:フィルム表面に付着した水分は直ちに水膜になり、
水滴は形成されなかった。 △:フィルムに付着した水分で水滴が形成されたが、そ
の後水膜が形成された。 ×:フィルムに付着した水分で水滴が形成され、60分
間水滴の状態のままであった。
用フィルム及び屋外のハウスに1ヶ月間展張りした後の
農業用フィルムのヘイズを、ヘイズ測定機(東京電色社
製)により測定した。
クレス状コロイダルシリカ及び水溶性樹脂が配合されて
なるので、貯蔵安定性に優れ、かつ、該塗布防曇剤から
形成される防曇層は優れた初期防曇性、防曇持続性及び
防曇流滴性を有している。また、請求項2に記載の発明
の塗布防曇剤は、さらにコロイダルアルミナを配合され
てなるので、フィルム表面に塗布した際に凝集性が高
く、さらに防曇持続性がすぐれた塗布膜が形成される。
また、請求項3に記載の発明の塗布防曇剤はアルカリ性
なので、農業用フィルムに使用した際に、生産機の錆び
を促進させることがない。また、請求項4に記載の発明
の塗布防曇剤は、各種配合物が上記の範囲で配合されて
おり、また重量平均分子量が10万〜400万の水溶性
樹脂を上記範囲で使用しているので、熱可塑性樹脂フィ
ルムなどの基材への塗布性に優れており、均一に塗布す
ることができ、形成される防曇層及び得られる農業用フ
ィルムの透明性を損なうこともない。さらに、請求項5
に記載の発明の塗布防曇剤は、水溶性樹脂としてポリエ
チレンオキサイドを使用しているので、塗布防曇剤を調
整する際に泡立ちが少なく、調整し易い。請求項6に記
載の発明の農業用フィルムは、熱可塑性樹脂フィルムの
少なくとも一面に上記塗布防曇剤からなる防曇層を有し
ているので、優れた初期防曇性、防曇持続性及び防曇流
滴性を有しており、展張1ヶ月後でもこのような優れた
防曇性及び防曇流滴性を維持することができる。さら
に、防曇層を均一に形成することができるので透明性に
優れている。
Claims (6)
- 【請求項1】 水性媒体、0.010〜0.050μm
の粒子が結合して0.050〜5.0μmの長さに連な
ってなるコロイダルシリカ及び水溶性樹脂からなること
を特徴とする塗布防曇剤。 - 【請求項2】 さらに、コロイダルアルミナを含むこと
を特徴とする請求項1記載の塗布防曇剤。 - 【請求項3】 さらに、pHが7.0〜11.0の範囲
であることを特徴とする請求項1、2記載の塗布防曇
剤。 - 【請求項4】 水性媒体が100重量部、0.010〜
0.050μmの粒子が結合して0.050〜5.0μ
mの長さに連なってなるコロイダルシリカがその固形分
として0.1〜20重量部、コロイダルアルミナがその
固形分として0.1〜10重量部、及び、重量平均分子
量10万〜400万の水溶性樹脂0.1〜10重量部か
らなり、上記コロイダルアルミナ及び上記コロイダルシ
リカの固形分の合計配合量と水溶性樹脂の配合量との重
量比が100:1〜100:300であることを特徴と
する塗布防曇剤。 - 【請求項5】 水溶性樹脂がポリエチレンオキサイドで
あることを特徴とする請求項1〜4記載の塗布防曇剤。 - 【請求項6】 熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも一面
に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の塗布防曇剤か
らなる防曇層が積層されてなることを特徴とする農業用
フィルム。
Priority Applications (1)
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