JPH0351121A - 農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム - Google Patents

農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルム

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JPH0351121A
JPH0351121A JP1188176A JP18817689A JPH0351121A JP H0351121 A JPH0351121 A JP H0351121A JP 1188176 A JP1188176 A JP 1188176A JP 18817689 A JP18817689 A JP 18817689A JP H0351121 A JPH0351121 A JP H0351121A
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厚 大林
Hiroshi Yamagishi
宏 山岸
Yasukazu Sugiura
杉浦 靖和
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1産業上の利用分野1 本発明は、フィルム巻状態での保管条件の影響を受ける
ことなく、展張後防曇性が優れ、この優れた性質が長期
間持続する農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに関す
るものである。
[従米の技術J 昨今、有用植物を栽培する農家は、収益性向上を目的と
して、有用植物をハウス(温室)又はトンネル内で促進
栽培又は抑制栽培する方法を、広く採用するようになっ
た。
この農業用へつ^又はトンネルの被覆資材としては、ポ
リエチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共m 合体
フィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、塩化ビニルM t#t III フィルム、が
ラス等が使用されている。中でも、塩化ビニル系ljI
脂フィルム、特に可塑剤を多量配合された軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムは、池の合成t1*フィルム、ガラス
等に比較して、光線透過性、保温性、機械的強度、耐久
性、作業性、経済性等を総合して最も優れているので、
広く使用されている。
しかしながら、ハウス又はトンネルを被覆するために軟
質塩化ビニル系樹脂フィルムを使用すると、ハウス内面
の曇りのために太陽光線の透過が悪くなり、植物の生育
を遅くしたり、水滴が栽培植物に落下することにより、
幼芽が害をうけたり、病害の発生の原因となったりする
このような不都合を解消するためには、軟質塩化ビニル
系樹脂フィルムの表面に、防曇性を賦与すればよいこと
が知られている。軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの表面
に防曇性を賦与、するには、軟質塩化ビニル系樹脂に界
面活性剤のような親水性物質を練り込んでフィルムに成
形する方法、またはフィルムとした後に、その表面に、
親水性物質もしくは水溶性高分子物質を塗布する方法が
採用されている。
後者の塗布法としては種々の方法が提案されでいるが、
その中で、コロイダルシリカ及び/又はアルミナゾルを
適当な親水性のパイングーと混合した防曇剤組成物は塗
布性に優れたものであり、これをフィルムに塗布し乾燥
してフィルム表面に形成させた被膜は優れた防曇性、防
曇持続性を示す。
しかしながら、このような無機質水性ゾルを主成分とす
る被膜は、j!’lj機質ゾルの特性を反映して吸着活
性が高い為に、表面がいろいろな物質で汚染されやすい
という問題がある。農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィル
ムは、製品形体が巻状態で提供される為に、形成被膜が
対接触面を介して基材中配合剤の影響を受ける結果使用
条件によっては、防曇性能が低下するという問題がある
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、かかる状況にあって、製品形体に関係な
く長期間にわたり、優れた防曇性を示す農業用塩化ビニ
ル系樹脂フィルムを提供することを目的として、鋭意検
討した結果、本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段」 しかして、本発明の要旨とするところは、軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムの片面に、フッ素系樹脂被覆組成物に
由来する被膜が形成され、フィルムの他の面にコロイグ
ルンリカ及び/又はアルミナゾルとバインダーを主成分
とする防曇剤組成物に由来するaSが形成されてなるこ
とを特徴とする農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに
存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
(1)本発明において塩化ビニル系樹上とは、ポリ塩化
ビニルのほか、塩化ビニルが主成分を占める共重合体で
ある。塩化ビニルと共重合しうる単量体化合物としては
、塩化ビニリデン、エチレン、フロピレン、アクリロニ
トリル、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸、メタク
リル酸、酢酸ビニル等があげられる。これら塩化ビニル
系樹脂は、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状
重合法等の従来公知の製造法のうち、〜tずれの方法に
よって製造されたものであってもよい。
本発明に係る農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに、
優れた柔軟性と機械的強度を付与するために、基体樹脂
100重量部に対して、通常20−、 a O重量部程
度の可塑剤を配合する。
(2) 可塑剤としては、例えば、ノー+1−オクチル
7タレート、ノー2−エチルへキシル7タレート、ノベ
ンノ7し7タレート、ノイソデシル7タレート、ジドデ
シル7タレート、ジドデシル7タレート等の7タルN1
.#y5導体;ジイソオクチル7タレート等のイソフタ
ル酸誘導体;ノー11−ブチルアノベート、ジオクチル
7ノベート等の7ノピン酸誘導体;ジー11−ブチルマ
レート等のマレイン酸誘導体; トリーn−ブチルシト
レート等のクエン酸誘導体:モノブチルイタコネート等
のイタコン酸誘導体;ブチルオレエート等のオレイン酸
誘導体;グリセリン毫ノリンル−ト等のリシノール酸誘
導体;その他トリクレノルホス7エート、エポキシ化大
豆油、エポキシ樹脂系可塑剤等があげられる。
(3) また、樹脂フィルムに柔軟性を付快するために
、上述の可塑剤に限られるものではなく、例えば熱可塑
性ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル等を使用すること
もできる。
(4)本発明の農業用軟質塩化ビニル系tj(脂フィル
ムは、紫外線吸収剤または光安定剤が含有されているの
が望ましい、紫外線吸収剤としては、ベンゾ7ヱノン系
、ベンゾトリアゾール糸環各種のものが使用できる。ま
た光安定剤としては、次の一般式[11で表わされる、
構造単位を一分子中に1個以上含有するヒングードアミ
ン系化合物が適当である。
一般式 [[11式においで、R,〜R4は炭素数1へ74のア
ルキル基、R7は水素又は炭素数1〜4のアルキル基を
示す、1 例えば一般式[R1で表わされるヒンダードアミン系化
合物が代表的なものである。
一般式 (式中、Rはリン又は、1〜4価のカルボン酸から誘導
されるモノ〜テトラアシル基、IIは1・慢4の整数を
それぞれ示す。) 上記一般式[+11に含まれるものとしては具体的には
例えば特公昭63−51458号公報に例示されている
、4−シクロへ斗ンノイルオキシ−2゜2.6.6−チ
トラメチルピベリシン、4−ベンゾイルオキシ−2,2
,(3,6−チトラメチルビベリノン、4−(o−クロ
ロベンゾイルオキシ)−2,2゜6.6−チトラメチル
ピベリノン等、ポリ塩化ビニルの安定化剤として公知の
種々のものが挙げられる。
ヒンダードアミン系化合物の、塩化ビニル系at脂フィ
ルムへの配合量は、余り少ないとフィルムの耐候性が充
分に優れたものとならないので好ましくな(、余り多く
してもフィルムの耐候性は添加1に比例して向上するこ
とがなく、フィルム表、面から・の噴き出しの問題がお
こる。好ましい配合量は、塩化ビニル系樹脂100重j
ifflsに対して0.2〜1.0重1部の範囲である
しかして、紫外線吸収剤(A)と光安定剤(B)との塩
化ビニル系樹脂に対する配合割合は、樹脂100重量部
に対し、(A)及び(B)の合計量が0.02〜8重量
部の範囲、特に0.1〜3重量部の範囲にあるのが好ま
しい、(A)及び(B)の配合量が8711部よりも多
くなると、後述する防塵性被膜及び防曇性被膜を通しで
噴き出すおそれがあ為、また(A)とCB)の配合割合
は、農業用フィルムの耐久性を保つため、重量比で(A
)/(B)が15/1へ、1/15の範囲、特に8/1
〜1/8の範囲にあるのが好ましい、勿論、本発明の農
業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムには、必要に応じて
その他の樹脂用添加剤、例えば酸化防止剤、熱安定剤、
防曇剤、滑剤、顔料、染料、無機フィラー、有W1フィ
ラー、けい光削、赤外線吸収剤等を配合、含有せしめる
ことができる。
(5)本発明の農業用フィルムの基体となる軟質塩化ビ
ニルj!l111(脂フィルム(以下基体フィルムとい
う)は、例えば塩化ビニル系樹脂に、必要とする樹脂用
添加剤を添加した?#(脂組成物を、リボンプレングー
、バンバリーミキサ−、スーパーミキサー等の配合機、
混練機で均一にした後、通常のフィルムの製造方法、例
えばカレンダー成形法、押出成形法、イン7レーシaン
フイルム成形法等を採用して、0.03〜0 、311
輪、好ましくは0.075〜0.25m−の厚さに1&
形される。
(6)基体フィルムの片面には、フッ素系ム(面被覆組
成物に由来する被膜が形成されている。これは、製品形
体が巻状態の場合、対接触面である防gh被膜の表面汚
染を防止するのに好適なことか−ら用いられる。
一′本発明で用いることので終る7ツ索系樹脂としては
、例えば7ツ化ビニル、7)化ビニリデン、三7フ化塩
化エチレン、四7ツ化エチレン等の単t[合体:  4
7)化エチレン−エチレン、三7ツ化塩化エチレンーエ
チレン、477化エチレン−67フ化プロピレン、47
ツ化エチレン−パークロロフルキルビニルエーテル等の
共重合体: 7ツ化アルキルアクリレ一トランダム共爪
合体: 7ツ化フルキル7クリレートフルキル(メタ)
7クリレートブロツク共重合体:フルオロオレフインー
炭化水素系ビニルエーテルモノマー交互共巾合体二上記
フッ素系単量体の中から選ばれる2種以上の単量体から
なる共重合体: −上記フッ素1ttta体の中から選
ばれる1種以上の単量体とフッ素を含有しない共重合可
能な単量体からなる共重合体二上記フッ素系重合体の一
部を改質らしくは変性した風合体: その他、上記フッ
素系重合体の混合物等がある。これらフッ素系樹脂のう
ち、特に7フ化ビニリデン系樹脂が好ましい。
7ツ化ビニリデン系樹脂とは、7フ化ビニリテ゛ンの単
独重合体、もしくは7ツ化ビニリデンと他のフッ素系不
飽和単量体及V/もしくはフッ素を含有しない共重合可
能な単量体との共重合体、さらにこれら重合体の一部を
改質もしくは変性した重合体が包含される。
これら7フ化ビニリテ゛ン系0(脂は1種もしくは21
11以上で用いることができ、又池のフッ素を含有した
樹脂及び/もしくは77素を含有しない樹脂と混合して
用いても構わない。
系(フルキト系、メラミンフルキッド系等)樹脂、フル
キルフェノール系樹脂、オル〃/シロキサン系樹脂等が
挙げられ、その中で基材表面に対して良好な密着性を有
するアクリル系樹脂が混合する樹脂として好適である。
7γ稟を含有しない樹脂を混合する場合、その配合割合
は、固形分重量比で77i系樹脂100重−1部に対し
て40重量部以下が好ましい。
上記被覆組成物には、補助的な成分、例えば酸化防止剤
、中和剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、顔料
、染料、滑剤等を配合することができる。
」−記被覆組成物は有機溶媒に分散及び/又は溶解して
用いることがで外る。
有機溶媒は、特に好ましいものとして、例えばアセトン
、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ツメチル
ホルムアミド、ジメチル7セト7ミド、テトラメチル尿
素、トリメチルホスフェート等があり、好ましいものと
して、例えばメチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢
酸ブチル、シクロヘキサノン、ノアセトンアルコール、
ツインブチルケトン、γ−ブチロラクトン、テトラエチ
ル尿素、インホロン、クエチレングリコールモ/エチル
エーテルアセタート、炭酸プロピレン、ツメチル7タレ
ート等があり、これらは単独もしくは2種以上の併用で
使うことができる。又、使用キサン等脂肪族炭化水素、
ベンゼン、トルエン、キシレン等−’li 外族炭化水
素、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
等アルコール類、クロロホルム、四塩化炭化水素等ハロ
ゲン化炭化水素等を単独らしくは2種以、I―の併用で
使うことができる。
を記被覆組成物を軟質塩化ビニルM +j(脂基体フィ
ルムの表面に塗布して被膜とする場合の塗布頃は、塗布
方式で、乾燥固化後の歌として、0 、1 B/ m2
〜10g/論2の範囲とするのが好ましい。0.Ig/
鎗2より少ないとる状態で対接触面となる防曇被膜の表
面汚染を防止する効果が不光分である。
また、10g/m2以上であると、被覆量が多過ぎて経
済的に不利となり、又、フィルム自体の機械的強度が低
下することがある。したがって、通常は、0 、5 g
/ m2へ−5g/ m’の範囲が最も好ましい。
(7) 基体フィルムの他の面に防曇被膜を形成する防
lI剤組成物は、シリカ及1/又はアルミナゾルを主成
分としており、これにシリカまたはアルミナのバインダ
ー成分が混入されている。
フロイダルシリカ及1/又はアルミナゾルは平均粒子径
が5〜100鴫μの範囲のものが好ましい、平均粒子径
が100−μを超えると塗膜が白く失透し易くまた、5
m+μに満たないときは防曇組成物の安定性に欠けるの
で好ましくない、これらは、それぞれ単独で使用しても
よいし、両者を亜合せて使用してもよい、また、単独又
は両者を組合せて使用する際に平均粒子径の異なる2種
以上のものを組合せて用いてもよい0両者を組合せると
きは、重量比でコロイダルシリカ/アルミナゾルが95
〜515〜95(全体として100とする)の割合にす
るのが好ましい。
アルミナゾルは、通常市販されている製品そのもの、ま
たは通常市販されているアルミナ粉末を水に分散させて
水性ゾルとしたもの、いずれであってもよい。アルミナ
ゾルは、高濃度で水に分散させようとすると、分l!に
液の粘度が急激に高まるといういわゆるチ斗ソトロピー
性を示し、均質な分散液が得にくいが、コロイドミルの
様なtI&質剪断内部攪拌機を用いると、均質な分散液
を得ることができる。また、この分散液にコロイダルシ
リカを混合すると、分散液の粘度を降下させることがで
きる。
他方のコロイダルシリカは、多くの場合粒子表面はPj
′!fL荷に帯電しているが、アルミナゾルと岨−1合
せて用いるときは陰電荷に帯電しているものを用いるの
は好ましくない、これは、コロイダルシリカとアルミナ
ゾルとを混合すると、混合分散液は急激に凝集し、デル
化し、分散不良を生起する。
従って、コロイダルシリカは、粒子表面に陽電荷に帯電
したものとするのがよい。
防曇剤組成物に配合されるパイングー成分としては、ア
ルミナゾルあるいはシリカゾルの分散媒である水ないし
はアルコールのような親水性媒体との親和性のよいらの
を選ぶ必要がある。!4:体的にはこのような親和性を
有する界面活性剤あるいは熱可塑性樹脂などが使用され
る。界面活性剤は、コロイダルシリカまたはアルミナゾ
ル1こよって、その使用n*を変える必要がある0例元
ば、一般に、陰電荷に帯電するシリカゾルと陽イオン系
界面活性剤、陽電荷に帯電するアルミナゾルと陽イオン オンP、界面活性剤との組合せは避けるべきである。
これらの組合せは、ゾルのデル化や防曇剤組成物の凝集
・分離を起こしやすく、塗布を困難にする。
パイングー成分として使用する熱可塑性PAm’+とし
ては、上記のように媒体(通常は水)との親和性のよい
アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹層、ポリ
エチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系
樹脂、ポリウレタン系(H脂、ポリカーボネート系樹脂
、スチロール系樹脂、酢酸ビニル系PA脂、不飽和ポリ
エステル系樹上等が挙げられるが、特にアクリル系樹脂
が好適である。
防曇剤組成物の主成分であるコロイダルシリカ及び/又
はアルミナゾルは、その配合量が固形分重量比でパイン
グー成分の0.5〜40倍の範囲にあるのが好ましい、
40倍を超えるときは、防曇効果が配合量に比例して向
上しないばかりでなく、塗布後に形成される塗膜が白濁
化し光線透過率を低下させる現象があられれる。また塗
膜が粗雑で脆弱になり易くなる傾向がある。一方、0.
5に満たないときは、充分な防曇効果を発揮し難くなる
防曇剤組成物には、バインダー成分同士を架情させる架
橋性化合物を併用してもよい。こうすることにより防曇
被膜の耐水性を向上させることができる。架橋性化合物
としては、前述の防曇用の被覆組成物に使用される同じ
ものが防曇剤組成物においても使用することができる。
架橋性化合物の使用危は、パイングー成分の固形分に対
し0.1へ230重皿%の範囲、特に0.5・〜10重
量%の範囲が好ましい。
また、防曇剤、II成物には、必要に応じ消泡剤、滑剤
、帯電防止剤、その他各種の添加剤を混合することがで
きる。
しかして、防曇剤組成物は、通常液状で使用される。液
状分散媒としては、水を含む親和性ないし水混合性溶媒
が含まれ、水; メチルアルコール、エチルアルコール
、イソプロピルフルフール等の一価アルコール類;  
エチレングリコール、ノエチレングリコール、グリセリ
ン等の多価アルコール類; ベンノルアルコール等の環
式アルコ−/し類: セロソルブアセテート類; ケト
ン類等が挙げられる。
これらは単独で用いても併用してもよいが、本発明で用
いる防曇剤組成物の分散安定性、フィルム表面に塗布し
た後の濡れ性、液状分散媒除去の難易、経済性を勘案し
て決めるのが好ましい。
また、基体フィルムの表面に形成される防曇剤組成物の
被膜は、固形分の付着量として、一般に0.01・bl
 Og/a”、特に0.1へ一5g/m” (f)範囲
であるのが好ましい。
基体フィルムの表面に7ツ」I(脂被覆組成物及び防曇
性組成物の被膜を形成するには、一般に各組成物の溶液
または分散液をドクターブレードコート法、ロールコー
ト法、デイツプコート法、スプレーフート法、ロッドコ
ート法、バーコート法、ナイフフート法、へヶ塗り法等
それ自体公知の塗布方法を採用し、塗布後乾燥すればよ
い、?!!布後の乾燥方法は、77素系樹脂被覆組成物
の場合、被膜の物性上、加熱乾燥する必要があり、加熱
温度50−9200℃の範囲で5秒〜10分の開保持す
るのが好ましく、また、防曇剤組成物の場合には自然乾
燥及び強制乾燥のいずれの方法を採用してらよく、強制
乾燥方法を採用する場合、通常50”=150℃、好ま
しくは70〜130℃の温度範囲で乾燥すればよい、加
熱乾燥には、熱風乾燥法、赤外線乾燥法、遠赤外線乾燥
法等適宜方法を採用すればよく、乾燥速度、安全性を勘
案すれば熱風乾燥法を採用するのが有利である。
なお、フッ素M樹脂被覆組成物は、それを溶液状とせず
、組成物自体を、基体フィルムと共押出しをするか、ま
たは基体フィルム・\の押出コーティング、押出ラミネ
ート等で被膜に形成することらできる。
7ツ素系樹脂被覆岨成物及び防曇剤組成物による被膜の
基体フィルム表面への形成順序は、加熱条件等を考慮し
て定められる。
また、基体フィルムと両組成物に白米する被膜との接着
性が充分でない場合には、基体フィルムの表面を予めア
ルコールまたは水で洗浄したり、プラズマ放電処理、あ
るいはコロナ放電処理したり、他の塗料あるいはプライ
マーを下塗りする等の前処理を施しておいてもよい。
「発明の効果」 本発明は、次のように特別に顕著な効果を奏し、その産
業上の利用価値は、極めて大である。
(1) 本発明に係る農業用軟質塩化ビニル1?、 +
14脂フイルムは、フィルムの一方の表面に防曇剤組成
物に白米する被膜が形成されており、1該フイルムを防
曇剤組成物の被膜がハウス等の内側になるように展張し
たとさ、水滴の付着を抑制する機能を果し、防曇効果は
艮期闇にわたって持続する。
(2)本発明に係る農業用軟質塩化ビニルM !(脂フ
ィルムは、フィルムの一方の表面に防曇被膜が形成され
ており、フィルムの他の面にフッ素系樹脂組成物に白米
する被膜が形成されている。そのためフィルムが巻状態
で艮期闇保管されても、防曇被膜は表面が汚染されるこ
となく、所期の優れた防曇効果を保持する。
「実施例」 次に、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定され
るものではない。
実施例1−95、比較例1〜5 (1)基体フィルムの調製 ポリ塩化ビニル(i’=1400)  100fi徴部
ノオクチル7タレート      50 〃トリクレジ
ルレフオスフェート    5 〃エボ斗シ化火儂油 
        1 〃El a/ Z nu 複合安
定剤      1.5 〃ステアリン酸バリウム  
     0.2〃ステアリン酸亜鉛        
0.4〃ンルビタンモ/ラウレー)      1.5
/12.4−ジヒドロ斗ジベンゾ7ヱノン0.6〃ビス
(2,2,6,6−テトラメチル  0.4〃−4−ピ
ペリノル)セバケート 上記の配合物を、スーパーミキサーで10分間攪拌混合
したのち、180 ’Cに加温したミルロール上で混練
し、厚さ0.15曽鶴の基体フィルム巻を調製した。
(2) フッ素J1%樹脂被覆組成物の被膜の形成第1
表に示した種類及び量の77素系(マ(脂を配合し、こ
れに固形分が20重量%となるようにメチルエチルケト
ンを加え、被覆組成物を得た。ただし、比較例4におい
ては、77素系樹脂を配合しなかった。
前記(1)の方法で調製した基体フィルムの片面に、各
被覆組成物をロールコート法により連続的に塗布し、乾
燥炉中130℃で1分間保持して、溶剤を揮散させると
同時に熱処理を行い、各々フィルムを巻取った。得られ
た各フィルムの被膜の鼠は約2g/m”であった、ただ
し、比較例1.2においては、フッ素系樹脂組成物に白
米する被膜を形成しなかった。
(3)防曇剤組成物の被膜の形成 第1表に示した主成分(コロイダルシリカ及び/又はア
ルミナゾル)とパイングー成分と架橋剤及び液状分散媒
とを配合して防曇剤組成物を得た。
ただし、比較例5にあっては主成分を配合しなかった。
フッ素糸樹脂被膜を形成した基体フィルムのもう一方の
面に、上記防曇剤組成物をロールコート法により連続的
に塗布し、乾燥炉中80℃で1分間保持して液状分散媒
を揮散させ、各々フィルムを巻取った。得られた各フィ
ルムの被膜の量は約18/輸2であった。
なお、比較例1.3.5にあっては防曇剤組成物に由来
する被膜を形成しなかった、 ネオ70ンVP−850:  グイ斗ン工業(株)製7
7化ビニリテ゛ン樹脂 ルミ70ンLF200DC:  旭硝子(株)!!フル
オロオレフィン共重合樹脂 カイナー9301:  米国ペンウォルト社製7フ化ビ
ニリデン/47フ化エチレン /67フ化プロピレン共重合樹脂 カイナー?201:  米国ペンウォルト社製7ツ化ビ
ニリデン/47フ化エチレン 共重合樹脂 アクリルA:  MMΔ/BMA共重合樹脂(MMA/
 [3M A = 40 / 6 (1重潅比)MMΔ
 メチルメタクリレート、 BMA ブチルメタクリレ−) O3CAL−1432:  触媒化成工業(株)91溶
剤分散型フロイグルンリ力 入/−テックス 0  : 目迎化学工業(株)製氷分
散型コロイダルシリカ 入/−テックス20  :    〃 スノーテックス20L:     //アルミナゾルー
520: 目迎化学工業(株)製 水分散型アルミナゾル ダイヤナールr3R−101:  三菱レイヨン(株)
It熱可塑性アクリルレクン カヤクリルレノンI(−3(10:  r1本化薬(株
)!!!アクリルエマルジaン メトローズ65 S H50:  信越化学工業(株)
!水溶性セルロースエーテル TAZM:  相互薬工(株)製 アジリノン系比合物 (4) フィルムの評価 以下のノj法により農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィル
ムの性能を評価し、その結果を第2表に示した。
■ 防曇性 作製した10種類のフィルム巻物を、30℃の条件下で
1ケ月間保管後、巻戻して、三重県−志郡の試験圃場に
設置したパイプ/)ウス(1111口3愉、奥行き5論
、棟商1.5鵠、M根勾配30度)に防曇組成物の被膜
を内側にして被覆した。そして、防曇被膜面に、水滴の
付着する状況を経時的に肉眼で観察した。評価基準は、
次のとおりである。
◎・・・フィルム表面(ハウス内側に面した方)に付着
した水滴同士が合体して薄膜状に広がり、この薄膜状部
分の面積がフィルム表面(同1−)の1/2以ヒにわた
るもの。
○・・・フィルム表面(同上)に付着した水滴同士が合
体して薄膜状に広がった状態は認められるが、この薄膜
状部分の面積がフィルム表面(同−L)の1/2未満の
もの。
Δ・・・フィルム表面(同上)に付着した水滴同士の6
体は認められるが、薄膜状部分の形状が認められないも
の。
X・・・フィルム表面(同上)に付着した水滴同士の合
体が認められないらの。
第 表 第2表より、次のことが明らかとなる。
(1)比較例1及び比較例3は、防曇性が初期において
良好だが、その後の低下が者しく、劣ったものとなって
いる。
(2)比較例2及ゾ比較例4は、防曇性が初期において
良好だが、長期間にわたる持続性能が充分でない。
(3)比較例5は、防曇性が初期のうちから劣っている
(4) これに反し、本発明の農業用軟質塩化ビニル系
#(IIけフィルムは、艮M闇使用しても優れた防曇性
を有しており、農業用フィルムとして最適な枯造となっ
ている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軟質塩化ビニル系樹脂フィルムの片面に、フッ素
    系樹脂被覆組成物に由来する被膜が形成され、フィルム
    の他の面にコロイダルシリカ及び/又はアルミナゾルと
    バインダーを主成分とする防曇剤組成物に由来する被膜
    が形成されてなることを特徴とする農業用軟質塩化ビニ
    ル系樹脂フィルム。
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