JP2002541259A - 黄体化ホルモン作動薬として有用な二環式へテロ芳香族化合物 - Google Patents

黄体化ホルモン作動薬として有用な二環式へテロ芳香族化合物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般式(I) 【化1】 による二環式芳香族誘導体化合物、あるいは製薬的に許容できる該化合物の塩に関するものであり、式中RはNR,OR,SR又はRであり、R およびRはH,(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキニル,(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテロシクロアルキル,アルキル(1−8C)カルボニル,(6−14C)アリールカルボニル,(6−14C)アリール又は(4−13C)へテロアリールから独立して選択されるかあるいはRおよびRが共に(2−7C)へテロシクロアルキル環で結合され、Rは(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)へテロシクロアルキル,(6−14C)アリール又は(4−13C)へテロアリールであり、Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキニル,又は(6−14C)アリールあるいは(4−13C)へテロアリールであり、共に(1−8C)アルキル,(1−8C)アルキルチオ,(1−8C)(ジ)アルキルアミノ,(1−8C)アルコキシ,(2−8C)アルケニル,又は(2−8C)アルキニルから選択される1あるいは1以上の置換基で任意に置換され、Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキニル,(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテロシクロアルキル,又は(6−14C)アリールあるいは(4−13C)へテロアリールであり、共に(1−8C)アルキル,(1−8C)(ジ)アルキルアミノ又は(1−8C)アルコキシから選択される1あるいは1以上の置換基で任意に置換され、XはS,O,又はN(R)であり、RはH,(1−8C)アルキル,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−14C)アリールカルボニル又は(6−14C)アリール(1−8C)アルキルであり、YはCHまたはNであり、ZはNHまたはOHであり、AはS,N(H),N(R),O又は結合手であり、RはRとして表わした同基から選択可能であり、BはN(H),O又は結合手である。本発明の化合物は活性を活性化する黄体化ホルモン(LH)受容体を有し生殖能調整療法に使用されることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は糖タンパクホルモン作用活性あるいは拮抗活性を有する化合物に関し
、具体的には黄体化ホルモン(LH)作用活性を有する化合物に関する。本発明
はさらに二環式へテロ芳香族誘導体化合物に関し、医学的療法、特に生殖能の調
整としてのこれら化合物の使用と同様のものを含有する医薬品化合物に関する。
【0002】 (従来の技術) ゴナドトロピンは代謝、体温調節および生殖過程を含む様々な身体の機能にお
ける重要な機能に役立つ。下垂体ゴナドトロピンFSHは例えば卵胞発達および
成熟の刺激における中枢の役割を果たし、一方でLHは排卵を誘発する(Sha
rp, R.M. ClinEndocrinol. 33:787−807,
1990;DorringtonおよびArmstrong,Recent P
rog.Horm.Res.35:301−342,1979)。一般に、LH
はFSHとの組み合わせで、卵胞刺激に、換言すれば体外受精(IVF)のため
の卵胞刺激亢進および不妊症による無排卵女性の排卵の誘発(Insler,
V., Int.J. Fertility 33:85−97,1988,
NavotおよびRosenwaks, J.Vitoro Fert. Em
bryo Transfer 5:3−13, 1988)に、男性性腺機能低
下症および男性不妊症と同様に臨床的に応用される。
【0003】 ゴナドトロピンは卵巣および精巣の分化ならびにステロイド合成を開始する特
定の細胞種に作用する。これら下垂体および胎盤性ホルモンの作用はレセプター
と結合した巨大種のG‐タンパクの構成部分である特定の原形質膜受容体によっ
て仲介される。それらは7つの膜間ドメインがある単一ポリペプチドから成り、
Gsタンパクと相互作用することができ、アデニル酸シクラーゼの活性を導いて
いる。
【0004】 治療目的とされるゴナドトロピンはヒトの尿源から遊離することができるが低
純度である(Morseら、Amer.J.Reproduct. Immun
ol. and Microbiology 17:143, 1988)。一
方で、ゴナドトロピンは組換えゴナドトロピンとして調製されることもある。
【0005】 その他の治療的タンパクと同様、ゴナドトロピンを皮下あるいは筋肉内のいず
れかに投与することが必要である。しかしながら、例えば経口又は経皮的な経路
を通じて投与することのある低分子のレセプターを活性化するのには優れている
【0006】 本発明はゴナドトロピン受容体の一つを選択的に活性化するそのような低分子
量ホルモン類似化合物の調整を記述する。これは本発明の主要な優位性のひとつ
としてみなされる。
【0007】 このように、本発明は一般式Iによる二環式へテロ芳香族誘導体あるいはそれ
らの製薬的に許容可能な塩に存するものであって、
【0008】
【化3】 はNR,OR,SR又はRであり、好ましくはRはR
あり、 RおよびRはH,(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2
−8C)アルキニル,(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテロシクロ
アルキル,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−14C)アリールカルボニ
ル,(6−14C)アリール又は(4−13C)へテロアリールから独立して選
択されるかあるいはRおよびRが共に(2−7C)へテロシクロアルキル環
で結合され、 Rは(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)へテロシクロアルキル,(
6−14C)アリール又は(4−13C)へテロアリールであり、好ましくはR は(6−14C)アリール又は(4−13C)へテロアリールであり、 Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキ
ニル,又は(6−14C)アリールあるいは(4−13C)へテロアリールであ
り、共に(1−8C)アルキル,(1−8C)アルキルチオ,(1−8C)(ジ
)アルキルアミノ,(1−8C)アルコキシ,(2−8C)アルケニル,又は(
2−8C)アルキニルから選択される1あるいは1以上の置換基で任意に置換さ
れ、 Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキ
ニル,(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテロシクロアルキル,又は
(6−14C)アリールあるいは(4−13C)へテロアリールであり、共に(
1−8C)アルキル,(1−8C)(ジ)アルキルアミノ又は(1−8C)アル
コキシから選択される1あるいは1以上の置換基で任意に置換され、好ましくは
は(1−8C)アルキルであり、さらに好ましくは(1−4C)アルキルで
あり、さらに一層好ましくはRはイソプロピル又はtert−ブチルであり、 XはS,O,又はN(R)であり、 RはH,(1−8C)アルキル,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−
14C)アリールカルボニル又は(6−14C)アリール(1−8C)アルキル
であり、 YはCHまたはNであり、好ましくはYはNであり、 ZはNHまたはOHであり、 AはS,N(H),N(R),O又は結合手であり、および RはRとして表わした同基から選択可能であり、 BはN(H),O又は結合手である。
【0009】 上記アルキル基、アルケニル基、あるいはアルキニル基が、仮に上述の式にお
けるRおよび/又はRに存在するならば、ヒドロキシル,(6−14C)ア
リール,(1−8C)アルコキシ,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−1
4C)アリールカルボニルオキシ,(1−8C)アルコキシカルボニル,(6−
14C)アリールオキシカルボニル,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−
14C)アリールカルボニル,アミン,(1−8C)アルキルアミノカルボニル
,(6−14C)アリールアミノカルボニル,(1−8C)アルキルカルボニル
アミノ,(6−14C)アリールカルボニルアミノ,(6−14C)(ジ)アリ
ールアミノおよび/または(1−8C)(ジ)アルキルアミノから選択された1
あるいは1以上の置換基で任意に置換してもよい。
【0010】 Rが(6−14C)アリール又は(4−13C)へテロアリールであるなら
ば、アリールはRが(6−14C)アリール,(4−13C)ヘテロアリール
,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−14C)アリールカルボニル,(1
−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルケニルであるR ,(6−14C)アリール,(4−13C)へテロアリール,(2−7C)ヘ
テロシクロアリール,(3−8C)シクロアルキル,NHR,ORおよび/
又はSR,ヒドロキシル,(1−8C)アルコキシ,(2−7C)ヘテロシク
ロアルキル((1−8C)アルコ)キシ,(3−8C)シクロアルキル((1−
8C)アルコ)キシ,(6−14C)アリール((1−8C)アルコ)キシ,(
4−13C)ヘテロアリール((1−8C)アルコ)キシ,(2−7C)ヘテロ
シクロアルキル,(3−8C)シクロアルキル,(6−14C)アリール,(4
−13C)ヘテロアリール,(1−8C)アルコキシカルボニル,(6−14C
)アリールオキシカルボニル,(1−8C)アルキルカルボニルオキシ,(6−
14C)アリールカルボニルオキシ,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−
14C)アリールカルボニル,アミン,(1−8C)アルキルアミノカルボニル
,(6−14C)アリールアミノカルボニル,(1−8C)アルキルカルボニル
アミノ,(6−14C)アリールカルボニルアミノ,(6−14C)(ジ)アリ
ールアミノおよび/又は(1−8C)(ジ)アルキルアミノから選択された一つ
あるいは一つ以上の置換基で任意に置換できるアルキル基から選択された一つあ
るいは一つ以上の置換基でオルト位および/又はメタ位で任意に置換してもよい
。好ましくはRにあるアリールの置換基はNHR又はORから選択される
。Rは好ましくは(1−8C)アルキルカルボニル,(6−14C)アリール
カルボニル,(1−8C)アルキルである。アルキル基におけるさらに好ましい
置換基は(2−7C)ヘテロシクロアルキル,(1−6C)(ジ)アルキルアミ
ノおよびアミンである。
【0011】 上記アルキル基、アルケニル基、あるいはアルキニル基が、仮に上述の式にお
けるR又はRに存在するならば、(6−14C)アリール、(4−13C)
ヘテロアリール,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−14C)アリールカ
ルボニル,(1−8C)アルキルカルボニルオキシ,(6−14C)アリールカ
ルボニルオキシ,(6−14C)アリールオキシカルボニルおよび/又は(1−
8C)アルコキシカルボニルから選択された1あるいは1以上の置換基で任意に
置換してもよい。
【0012】 上記アルキル基、アルケニル基、あるいはアルキニル基が、仮に上述の式にお
けるRに存在するならば、ヒドロキシル,(1−8C)アルコキシ,(6−1
4C)アリールオキシ,(3−8C)シクロアルキル((1−8C)アルコ)キ
シ,(2−7C)ヘテロシクロアルキル((1−8C)アルコ)キシ,(6−1
4C)アリール((1−8C)アルコ)キシ,(4−13C)ヘテロアリール(
(1−18C)アルコ)キシ,(2−7C)ヘテロシクロアルキル,(6−14
C)アリール,(4−13C)ヘテロアリール,(1−8C)アルコキシカルボ
ニル,(6−14C)アリールオキシカルボニル,(1−8C)アルキルカルボ
ニルオキシ,(6−14C)アリールカルボニルオキシ,(1−8C)アルキル
カルボニル,アミン,(6−14C)アリールカルボニル,(1−8C)アルキ
ルアミノカルボニル,(6−14C)アリールアミノカルボニル,(1−8C)
アルキルカルボニルアミノ,(6−14C)アリールカルボニルアミノ,(6−
14C)(ジ)アリールアミノ又は(1−8C)(ジ)アルキルアミノから選択
された1あるいは1以上の置換基で任意に置換してもよい。
【0013】 本発明によって好ましい化合物はXがSおよび/又はZがNHの一般式Iに
よる化合物である。これら好ましい化合物の中でもXがSおよびZがNHのそ
れらは特に好まれ、さらに一層好ましいのはさらに加えてYがNであるそれら化
合物である。最も好ましいのは上述のXの定義に加えてZおよびYが(6−14
C)アリール又は(4−13C)ヘテロアリールであるRによって定義付けら
れる化合物である。最も好ましいAはSである。
【0014】 本発明の非常に好ましい化合物は一般式Iを有する二環式へテロ芳香族誘導体
化合物であって、式中、 Rは(6−14C)アリール又は(4−13C)ヘテロアリール、 Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキ
ニル,又は(6−14C)アリールあるいは(4−13C)ヘテロアリールであ
り、いずれも(1−8C)アルキル,(1−8C)アルキルチオ,(1−8C)
アルコキシ,(2−8C)アルケニル,又は(2−8C)アルキニルから選択さ
れた一つあるいは一つ以上の置換基で任意に置換され、 Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキ
ニル,(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテロシクロアルキル,又は
(6−14C)アリールあるいは(4−13C)ヘテロアリールであり、いずれ
も(1−8C)アルキル,(1−8C)(ジ)アルキルアミノ又は(1−8C)
アルコキシから選択された一つあるいは一つ以上の置換基で任意に置換され、 XはS、ZはNH、AはS、およびBはN(H),O,又は結合手である。
【0015】 これら化合物は一般構造式IIを有し、
【0016】
【化4】 式中R,R,RおよびBは上述した定義を有し、R,Rにおけるア
ルキル基、アルケニル基,アルキニル基,アリール基,又はヘテロアリール基で
の上記置換基を含む。Rにおけるアリール基又はヘテロアリール基の上記置換
基は事前にRに対して定義される。
【0017】 最も好ましい化合物は一般式Iの化合物であり、さらに好ましくはBがN又は
Oの化合物IIであり、BがNである化合物IIが最も好ましい。Rおよび/
又はRは好ましくは(1−8C)アルキルであり、さらに好ましくは(1−4
C)アルキルであり、Yは好ましくはNである。
【0018】 特に好ましい本発明の化合物はRがイソプロピル又はtert−ブチルであ
る化合物であり、tert−ブチルが最も好ましい。
【0019】 化合物エチル5アミノ−4−フェニル−2−エトキシカルボニルメチルチオ−
チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート,メチル5−アミノ−
4−フェニル−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボ
キシラート,エチル5−アミノ−4−フェニル−2−メチルチオ−チエノ[2,
3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート,6−アセチル−5−アミノ−4−
フェニル−2−(2−オキソプロピルチオ)−チエノ[2,3−d]ピリミジン
,5−アミノ−6−ベンゾイル−4−フェニル−2−フェニルカルボニルメチル
チオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン又は5−アミノ−6−(4−クロロベン
ゾイル)−4−フェニル−2−[(4−クロロフェニル)カルボニルメチルチオ
]−チエノ[2,3−d]ピリミジンは本発明から除外される。
【0020】 上記放棄事項はPhosph. Sulf. Sil. Rel. Chem
:60,223−231頁,1991年;J.Chem.Res.,Synop
.(6):290−291頁,1998年およびSulfur Lett.9:
101−108頁,1989年における開示に関する。
【0021】 式IおよびIIの定義で用いられるような前記(1−8C)アルキルという用
語は1−8炭素原子を有する枝分かれしたあるいは枝分かれしていないアルキル
基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル
、tert−ブチル、ヘキシルおよびオクチルを意味する。(1−6C)アルキ
ル基が好ましく、(1−3C)アルキルが最も好ましい。
【0022】 前記(2−8C)アルケニルという用語はエテニル、2−ブテニルなどのよう
な2−8炭素原子を有する枝分かれしたあるいは枝分かれしていないアルケニル
基を意味する。
【0023】 前記(2−8C)アルキニルという用語はエチニルおよびプロピニルのような
2−8炭素原子を有する枝分かれしたあるいは枝分かれしていないアルキニル基
を意味する。
【0024】 前記(3−8C)シクロアルキルという用語は3−8炭素原子を有するシクロ
アルキル基を意味し、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、シクロヘプチル又はシクロ−オクチルである。
【0025】 前記(2−7C)ヘテロシクロアルキルという用語は3−8炭素原子を有し、
好ましくは3−5炭素原子を有し、N,O,あるいはSから選択されたヘテロ原
子を少なくとも一つ含んでいるヘテロシクロアルキル基を意味する。N又はOが
好ましい。最も好ましいのはピペラリジン,モルフォリンおよびピロリジンであ
る。
【0026】 前記(1−8C)アルコキシという用語は1−8炭素原子を有するアルコキシ
基で、従来定義したのと同じ意味を有する前記アルキル部分(moiety)を
意味する。(1−6C)アルコキシ基が好ましく、(1−3C)アルコキシが最
も好ましい。
【0027】 前記(1−8C)アルコキシカルボニルという用語はアルコキシカルボニル基
であって、1−8炭素原子を含む前記アルキル基を意味し、従来定義したのと同
じ意味を有する。
【0028】 前記(1−8C)(ジ)アルキルアミノという用語は1−8炭素原子を有する
(ジ)アルキルアミノ基であって、従来定義したのと同じ意味を有する前記アル
キル部分を意味する。
【0029】 前記(6−14C)(ジ)アリールアミノという用語は6−14炭素原子を有
する(ジ)アリールアミノ基であって、従来定義したのと同じ意味を有する前記
アリール部分(moiety)を意味する。
【0030】 前記(1−8C)アルキルチオという用語は1−8炭素原子を有するアルキル
チオ基であって、従来定義したのと同じ意味を有する前記アルキル部分を意味す
る。
【0031】 前記(6−14C)アリールという用語はフェニール,ナフチル,テトラヒド
ロナフチル,インデニル,アントラシルのような6‐14炭素原子を有する芳香
族炭化水素基であって、ヒドロキシ,ハロゲン,ニトロ,トリフルオロメチル,
シアノ,(1−8C)アルキルカルボニルアミノ,(1−8C)アルキルアミノ
カルボニル又は(1−8C)(ジ)アルキルアミノのような、しかし限定される
わけではない一つ又は一つ以上の置換基で任意に置換できる、従来定義したのと
同じ意味を有する前記アルキル部分を意味する。好ましい芳香族炭化水素基はフ
ェニールである。
【0032】 前記(6−14C)アリールオキシカルボニルという用語はアリールオキシカ
ルボニル基であって、6−14炭素原子を含む前記アリール基を意味し、従来定
義したのと同じ意味を有する。
【0033】 前記(6−14C)アリール(1−8C)アルキルという用語は従来定義した
ように前記アルキル基が(1−8C)アルキル基であり、および前記アリール基
が(6−14C)アリールである7−22炭素原子を有するアリールアルキル基
を意味する。フェニル(1−8C)アルキル基はベンジルのようなアリールアル
キル基が好ましい。
【0034】 前記(4−13C)ヘテロアリールという用語はイミダゾール,チエニル,ベ
ンズチエニル,キノリル,テトラヒドロキノリル,イソキノリル,テトラヒドロ
イソキノリル,インドリル,アクリジノリル,フリル又はピリジルのように、N
,O,および/又はSから選択された少なくとも一つのヘテロ原子を含んでいる
3−13炭素原子、好ましくは4−9炭素原子を有する置換されたあるいは置換
されない芳香族基を意味する。前記へテロアリール基にある前記置換基は前記ア
リール基に対して列挙された置換基の部類から選択できる。好ましいヘテロアリ
ール基はチエニル,フリルおよびピリジルである。
【0035】 前記RおよびRが窒素原子と共に結合したところが環である、NR の定義付けにおいて結合した(2−7C)ヘテロシクロアルキル環という用語は
窒素原子を含みさらに多くても2−7炭素原子を有する環であり、不飽和結合あ
るいはN,Oおよび/又はSから選択された一つ又は一つ以上のヘテロ原子を含
むことができる環を意味する。そのような環の例はアゼチジン,ピロリジン,ピ
ペリジン,ピペラジン,モルフォリンおよびチオモルフォリンである。
【0036】 前記ハロゲンという用語はフッ素,塩素,臭素又はヨウ素を意味する。
【0037】 前記(2−7C)ヘテロシクロアルキル(1−8C)アルコキシという用語は
従来定義したように3−8炭素原子を含むヘテロシクロアルキル基であって、(
1−8C)アルコキシ基に結合させた、従来定義したような意味を有するアルコ
キシ部分を意味する。
【0038】 前記(3−8C)シクロアルキル(1−8C)アルコキシという用語は従来定
義したように3−8炭素原子を含むシクロアルキル基であって、(1−8C)ア
ルコキシ基に結合させた、従来定義したような意味を有するアルコキシ部分を意
味する。
【0039】 前記(6−14C)アリール(1−8C)アルコキシという用語は従来定義し
たように6−14炭素原子を含むアリール基であって、(1−8C)アルコキシ
基に結合された、従来定義したような意味を有する前記アルコキシ部分を意味す
る。(4−13C)へテロアルキルアルコキシ基は前記(6−14C)アリール
アルコキシ基の類似物であり、N,OおよびSから選択された少なくとも一つの
ヘテロ原子を含む。
【0040】 前記(1−8C)アルキルカルボニルという用語はアルキルカルボニル基であ
って、1−8炭素原子を含み、従来定義したのと同様の意味を有する前記アルキ
ル基を意味する。
【0041】 前記(6−14C)アリールカルボニルという用語はアリールカルボニル基で
あって、6−14炭素原子を含み、従来定義したのと同様の意味を有する前記ア
リール基を意味する。
【0042】 前記(1−8C)アルキルカルボニルオキシという用語はアルキルカルボニル
オキシ基であって、1−8炭素原子を含み、従来定義したのと同様の意味を有す
る前記アルキル基を意味する。
【0043】 前記(6−14C)アリールカルボニルオキシという用語はアリールカルボニ
ルオキシ基であって、6−14炭素原子を含み、従来定義したのと同様の意味を
有する前記アリール基を意味する。
【0044】 前記(1−8C)アルキルアミノカルボニルという用語はアルキルアミノカル
ボニル基であって、1−8炭素原子を含み、従来定義したのと同様の意味を有す
る前記アルキル基を意味する。
【0045】 前記(6−14C)アリールアミノカルボニルという用語はアリールアミノカ
ルボニル基であって、6−14炭素原子を含み、従来定義したのと同様の意味を
有する前記アリール基を意味する。
【0046】 前記(1−8C)アルキルカルボニルアミノという用語はアルキルカルボニル
アミノ基であって、1−8炭素原子を含み、従来定義したのと同様の意味を有す
る前記アルキル基を意味する。
【0047】 前記(6−14C)アリールカルボニルアミノという用語は6−14炭素原子
を含み、従来定義したのと同様の意味を有する前記アリール基を意味する。
【0048】 前記(2−7C)ヘテロシクロアルキルオキシという用語は従来定義したよう
に3−8炭素原子を含み、酸素原子に結合したヘテロシクロアルキル基を意味す
る。
【0049】 前記(3−8C)シクロアルキルオキシという用語は従来定義したように3−
8炭素原子を含み、酸素原子に結合したシクロアルキル基を意味する。
【0050】 前記(6−14C)アリールオキシという用語は従来定義したように6−14
炭素原子を含み、酸素原子に結合したアリール基を意味する。(4−13C)へ
テロアリールオキシ基はN,OおよびSから選択された少なくとも一つのヘテロ
原子を含む前記(6−14C)アリールオキシ基の類似物である。
【0051】 上述した式Iの化合物はLH受容体に結合可能であり、拮抗的なLH活性を示
すことを表わしている。
【0052】 本発明はさらに前記一般式Iを有する二環式へテロ芳香族誘導体化合物又は同
塩を含む製薬的化合物に存する。
【0053】 エチル5−アミノ−4−フェニル−2−エトキシカルボニルメチルチオ−チエ
ノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート,メチル5−アミノ−4−
フェニル−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシ
ラート又はエチル5−アミノ−4−フェニル−2−メチルチオ−チエノ[2,3
−d]ピリミジン−6−カルボキシラートを含む製薬的化合物は本発明の範囲内
にある。このように、本発明による前記化合物は治療に用いることが可能である
。本発明のさらなる一側面は生殖能を調整するための薬剤の製造に関し前記一般
式Iを有する二環式へテロ芳香族化合物の使用に存する。好ましくは本発明は前
記LH受容体を活性化するために使用される。
【0054】 本発明の前記二環式へテロ芳香族誘導体化合物は一つあるいは一つ以上のキラ
ルな炭素原子を所有することもある。前記化合物はそれゆえにキラルに純粋な化
合物として、あるいはジアステレオマーおよび/又はエナンチオマーとして得ら
れる。前記キラルに純粋な化合物を得るための方法は当業界で既知である、例え
ば結晶化又はクロマトグラフィーである。
【0055】 治療的使用に対して、これらは対イオンが製薬的に許容可能な式Iの前記化合
物の塩である。しかしながら、式Iによる塩基の酸付加塩もまた、例えば製薬的
に許容可能な化合物の調整又は精製において使用を認められる。全ての塩が、製
薬的に許容可能であろうとなかろうと、本発明の周辺領域内に包含される。
【0056】 酸付加塩の例は塩酸、リン酸、硫酸、好ましくは塩酸のような無機酸およびク
エン酸、酒石酸、酢酸、乳酸、マレイン酸、マロン酸、フマール酸、グリコール
酸、コハク酸などのような有機酸に由来するそれらを含む。
【0057】 式Iの化合物あるいはここで作用成分としても言及した、製薬的に許容可能な
それらの塩の適切な服用経路は筋肉内注射、皮下注射、静脈内注射または腹腔内
注射、経口および鼻腔内投与である。好ましくは、化合物は経口的に投与される
。作用成分あるいはそれらの医薬品化合物の投与の正確な用量および用法は達成
しようとする治療効果(治療範囲;避妊)に必然的に依るものであり、特定の化
合物、服用の経路、および薬剤を投与しようとする個人患者の年齢および状況と
共に変更することができる。
【0058】 一般的に、非経口投与は吸着にさらに依存するその他の服用方法よりも低用量
を要する。しかしながら、ヒトに対する用量は好ましくは体重1kgあたり0.
0001−25mg含有する。望ましい用量は期間を通じて適切な間隔で、ある
いは女性服用者の場合は月経周期を通して適切な日中間隔で単剤投与又は多剤投
与として存在する。投与の用量ならびに用法は男性と女性の服用者で異なること
がある。
【0059】 体外受精のような、インビトロあるいは生体外の適用の場合、本発明の化合物
はおよそ0.01−5μg/mlの濃度で培養媒体で使用されることになる。
【0060】 このように本発明は例えば、製薬的に許容可能な補助剤と共に添加剤にエチル
5−アミノ−4−フェニル−2−エトキシカルボニルメチルチオ−チエノ[2,
3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート,メチル5−アミノ−4−フェニル
−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート又
はエチル5−アミノ−4−フェニル−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d]ピ
リミジン−6−カルボキシラート,6−アセチル−5−アミノ−4−フェニル−
2−(2−オキソプロピルチオ)−チエノ[2,3−d]ピリミジン,5−アミ
ノ−6−ベンゾイル−4−フェニル−2−フェニルカルボニルメチルチオ−チエ
ノ[2,3−d]ピリミジン又は5−アミノ−6−(4−クロロベンゾイル)−
4−フェニル−2−[(4−クロロフェニル)カルボニルメチルチオ]−チエノ
[2,3−d]ピリミジンと、任意にその他の治療剤を含む式Iによる製薬的化
合物を含む二環式へテロ芳香族化合物を含む製薬的化合物にも関する。
【0061】 補助剤はその他の化合物の成分と適合性があるという観念において“許容可能
”でなければならず、それらの受容者に有害であってはならない。
【0062】 製薬的化合物は経口、直腸、鼻部、局所(経皮、口内および舌下を含む)、膣
あるいは腸管外(皮下、筋肉内、静脈内および皮内を含む)投与に対して適切な
化合物を含む。化合物は製薬業界で既知のあらゆる方法によって、例えばGen
naroら、Remington‘s Pharmaceutical Sci
ences(第18版、Mack Publishing company,1
990年、特に第8部:Preparations and Their Ma
nufactureを参照のこと)で説明されたような方法を用いて調製される
【0063】 そのような方法は活性成分とあらゆる補助剤の関連性をもたらす工程を含む。
活性成分は、副成分とも呼ばれており、これら当業界(Gennaro, su
pra)で慣用の、充填剤、結合剤、賦活剤、崩壊剤、潤滑剤、着色剤、香料お
よび湿潤剤を含む。
【0064】 経口投与に適した製薬的化合物は丸薬、錠剤又はカプセル、あるいは粉末又は
顆粒、あるいは溶液又は懸濁液として個別の服用単位として提供される。活性成
分もまた巨丸剤あるいはペーストとして提供される。化合物はさらに腸管投与用
に座薬あるいは浣腸に加工することも可能である。
【0065】 非経口投与に関しては、適切な化合物は水溶性あるいは非水溶性の滅菌注射薬
を含む。化合物は、例えば密封したバイアル瓶およびアンプルの、投与量あるい
は複数投与量容器で提供でき、使用する前に滅菌液状キャリアー、例えば水の添
加だけを要する凍結乾燥した状態で貯蔵することができる。
【0066】 化合物、すなわち調剤は計量用量を加圧したエアロゾル、ネブライザーあるい
は吸入器を用いて発生することのある粉塵又は霧を含む鼻腔吸入による投与に適
している。
【0067】 本発明の二環式へテロ芳香族誘導体化合物はまた放出量−調整膜によって内包
された活性部剤の核からなる移植可能な製薬的装置の形でも投与できる。そのよ
うな移植は皮下にあるいは局所に応用され、比較的長期間にわたり、例えば数週
間から数年間、ほぼ一定の割合で活性成分を放出するであろう。そのような移植
可能な製薬的装置の調剤に対する方法は例えば、欧州特許第0,303,306
号(AKZO N.V.)で説明されるように、当業界で既知である。
【0068】 このように、本発明による化合物は変化する安定特性を呈し、それぞれに投与
することができる利点で、天然の黄体化ホルモンと同じ臨床目的に用いることが
できる。
【0069】 式I(I−a)によって表わされる、B=NHである本発明の化合物は、一般
的に以下に続くの当業界で既知の式(IV)のアミンとの式(III)の酸の濃
縮により調製することが可能である。
【0070】
【化5】 上記の反応は定式により室温で適切な溶剤、例えばN,N−ジメチルホルムア
ミドのような非プロトン性溶媒中でO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N
,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU
)あるいはブロモトリピロリジノフォスフォニウム ヘキサフルオロフォスフェ
ート(PyBrOP)およびターシャリー塩基、例えばN,N−ジイソプロピル
エチルアミンのようなカップリング剤を用いて行われる。
【0071】 同様に、式(I−a)で表わされる、B=Oである式(I)の化合物は式(I
−a)の化合物について上で説明したのと同じ方法で調製することができ、一般
構造(III)を有する酸および式(V)のアルコールから始まる。
【0072】
【化6】
【0073】 Bが結合手である式(I)の化合物は式(I−c)で表わされ、高温(50℃
)でエタノール、メタノール又はテトラヒドロフランのような適切な溶剤中で、
ナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキシド、炭酸カリウム又は水酸化カリウ
ムのような塩基が存在する状態で、一般構造(VII)の化合物とのW=CN又
はC(O)(OEt)であるピリジルクロリド(VI)の濃縮によって調製する
ことができる。
【0074】
【化7】
【0075】 一方、式(I−d)で表わされるX=Sである式(I−c)の化合物もまた、
Wが従来のように定義される構造(VIII)のチオアミドおよび臭素、塩素の
ようなV=ハロゲン式(IX)の化合物から上述の手順を経て調製することがで
きる。
【0076】
【化8】
【0077】 関連のある環化は文献に記されているので、例えば、Y.A.Sharani
n,A.M.Shestopalov and V.K.Promonenko
v, J.Org.Chem.USSR(英語版.翻訳),20:1828 1
984;Z.H.Khalil and A.A.Geies,Phosph.
Sulf.Silic.Relat.Elem.60:223,1991年を参
照のこと。
【0078】 中間体である酸(III)の調製に関する適した方法は当業界で既知の一般式
(X)のエチルエステルの塩基媒介したケン化である。ケン化は水性のジオキサ
ン混合物において高温(80℃還流まで)で水酸化リチウム、水酸化カリウム又
は水酸化ナトリウムのような塩基の状態で生じる。
【0079】
【化9】
【0080】 式(X)の化合物は化合物(I−c)の合成について先に説明したようにHX
CHC(O)OEtとピリジルクロライド(VII)の環化によって調製でき
る。いくつかの場合、環化されない中間体生成物を分離することができ、塩基と
繰り返される処理で環化する。一方、X=Sの式(X)の化合物もまた誘導体(
I−d)の合成について説明した同様の手順を経て、Vが先に定義されているよ
うなVCHC(O)OEt(IX)と(VIII)の環化により調製できる。
【0081】 関連する環化は論文で得られる。例えば、チエノ環化はA.A.Santil
li,D.H.KimおよびS.V.Wanser,J.Heterocycl
.Chem.8:445,1971年;S.Kohra,Y.Tominaga
およびA.Hosomi,J.Heterocycl.Chem.25:959
,1988年;H.Vieweg,U.Krasselt,N.Bohm,J.
PrantzおよびG.Wagner,Pharmazie 45:731,1
990年;H.ViewegおよびG.Wagner,Pharmazie 4
6:51,1991;G.Wagner,H.ViewegおよびS.Leit
ner,Pharmazie 48:588,1993年によって説明される。
ピロロ環化は例えばD.H.KimおよびA.A.Santilli,J.He
terocycl.Chem.6:819,1969年によって説明される。
【0082】 Wが先に説明したような式(VI)の化合物はA.A.Santilli,D
.H.KimおよびS.V.Wanser,J.Heterocycl.Che
m.8:445,1971年によって実施例として説明された以下に続く論文の
手順によって合成することができる。定式の実験では、一般構造式(XI)のア
ミドを高温(80℃還流で)でPOClで処理する。例えばジオキサンといっ
た適切な溶剤の付加および/又はPClあるいはN,N−ジメチルアニリンの
いずれか一方の反応混合物への付加は反応時間を短縮し、塩化物(VI)の高収
率という結果になる。
【0083】
【化10】
【0084】 その他の試みでは、D.H.KimおよびA.A.Santilli,J.H
eterocycl.Chem.6:819,1969年によって論文で説明さ
れたような式(VI)の化合物を提供するためのアミド(XI)をSOCl
高温(好ましくは還流)で処理できる。
【0085】 Wが先に定義されているような式(VIII)の化合物は高温(好ましくは還
流)でピリジンのような適切な溶剤で例えばPのような硫化剤あるいはロ
ーソン試薬(Lawesson‘s Reagent)との誘導体(XI)の処
理によって調製できるので、Z.H.Khalil,Phosph.Sulf.
Silic.Relat.Elem.60:223,1991年を参照のこと。
【0086】 さらに、Y=CHでAが結合手であって、式(VIII−a)で表わされる一
般式(VIII)の化合物は式(XII)のα,β−不飽和ケトンおよびチオア
セタミド(XIII)の環化によって合成される。
【0087】
【化11】
【0088】 典型的な実験では、化合物(XII)および(XIII)を高温(好ましくは
還流)で例えばピペリジン、トリエチルアミン、ナトリウムメトキシド又はナト
リウムエトキシドのような塩基の存在のもと、エタノール、メタノールあるいは
テトラヒドロフランのような溶剤中で反応させる。関連する環化は論文、H.V
ieweg,V.Hanfeld,S.LeitnerおよびG.Wagner
,Pharmazie 44:639,1989年;H.ViewegおよびG
.Wagner.Pharmazie 46:51,1991年で得られる。
【0089】 一方、式(XIII−a,W=CN)の化合物はG.A.H.Elgemei
e,Heterocycles 31:123,1990年によって説明される
ような一般構造(XIV)のα,β−不飽和ジニトリルおよびチオアセタミド(
XV)から始まって合成できる。
【0090】
【化12】
【0091】 式(XI−a)によって表わされるY=Nである式(XI)の化合物はいくつ
かの論文に基づくアプローチを経て調製される。
【0092】
【化13】
【0093】 例えば、R=(6−14C)アリール又は(4−13C)ヘテロアリールで
ある式(XI−a)の誘導体は、アルデヒド(XVII)および化合物(XVI
II)と共に、Wを先に定義したようなエチルエステル(XVI)と、イソチオ
ウレア(XVIII−a),イソウレア(XVIII−b),モノ置換したグア
ニジン(XVII−c),二置換のグアニジン(XVIII−d)又はアミジン
(XVIII−e)との縮合によって合成され得る。
【0094】
【化14】
【0095】 典型的な実験では、構成要素(XVI)、(XVII)および(XVIIIa
−e)を適切な溶剤、例えばエタノール、メタノール、N,N−ジメチルホルム
アミド、N−メチルピロリジノン、テトラヒドロフラン又はピリジンで懸濁し、
炭酸カリウム、酢酸ナトリウム、ナトリウムメトキシド又はナトリウムエトキシ
ドのような塩基を加える。反応は高温(70℃還流で)で起こる。濾過後、生成
物(XI−a)が沈降した後で残渣を水中に取り上げ、酸性化(pH2)する(
S.kambe, K.SaitoおよびH.Kishi, Synthesi
s 287(1979年);A.M.Abd−Elfattah, S.M.H
ussainおよびA.M.El−Reedy, Tetrahedron 3
9,3197(1983年);S.M.Hussain, A.A.El−Ba
rbaryおよびS.A.Mansour, J.Heterocycl. C
hem. 22,169(1985年))。W=C(O)OEtの場合、芳香族
化はジクロロジシアノベンゾキノン(DDQ)あるいは酸素のようなオキシダン
トの付加で生じる。関連する環化もまた適切なリンカーを用いてメリフィールド
レジンのような固体の支持体で行われており、例えばA.L.Mrzinzik
およびE.R.Felder,J.Org.Chem.63,723(199
8年);T.Masquelin,D.Sprenger,R.Baer,F.
GerberおよびY.Mercadal,Helv.Chim.Acta 8
1,646(1998年)を参照のこと。
【0096】 一方、Rが(6−14C)アリール又は(4−13C)ヘテロアリールでは
ない式(XI−a)の誘導体は式(VI−a)の誘導体におけるClの置換ある
いは式(XI−b)の化合物における4−SMeの置換を経て調製される。
【0097】
【化15】
【0098】 関連する置換反応は例えばS.Kohra,Y.TominagaおよびA.
Hosomi,J.Heterocycl.Chem.25:959,1988
年;A.A.Santilli,D.H.KimおよびS.V.Wanser,
J.Heterocycl.Chem.8:445,1971年;J.Clar
k,M.S.Shannet,D.KorakasおよびG.Varvouni
s,J.Heterocycl.Chem.30:1065,1993年;S.
Tumkevicius,Liebigs Ann.Org.Bioorg.C
hem.9:1703,1995年の論文で得られる。
【0099】 Y=CH、A=SおよびW=CNの一般式(XI)のピリジンは式(XX)に
よって表わされ、P.Milart, Tetrahedron 54:156
43−15656,1998年によって説明されたように一般式(XIX)の化
合物を与えるために二硫化炭素およびアルキルヨウ化物R−Iを用いる一般構
造式(XIV)のα,β−不飽和ジニトリルの後続のアルキル化によって得られ
る。K.Peske,Z.Chem.29:442−443(1989年)によ
って説明された酸性の状況下における式(XIX)の化合物の環化は一般式(X
X)のピリジンを生成する。
【0100】
【化16】
【0101】 受容体結合を決定するための方法同様、ゴナドトロピンの生物活性を決定する
ためのインビトロおよびインビボアッセイはよく知られている。一般的に、特定
の受容体を試験しようとする化合物と接触させ、機能レスポンスの結合あるいは
刺激あるいは阻害を測定する。
【0102】 機能レスポンスを測定するために、遊離したDNAエンコーディングであるL
Hレセプター遺伝子を、好ましくは、ヒトレセプターを適切な宿主細胞に発現さ
せた。そのような細胞はチャイニーズハムスター卵巣細胞であったとおもうが、
その他の細胞もまた適している。好ましくは細胞は哺乳類由来である(Jiaら
、Mol.Endocrin.,5:759−776,1991年)。
【0103】 組換えLH特定細胞ラインを構成する方法は当業界では既知である(Samb
rookら、Molecular Cloning a Laboratory
Manual, Cold Spring Harbor Laborato
ry Press, Cold Spring Harbor,最新版)。レセ
プターの特定は望ましいタンパクをエンコードしているDNAの特定によって達
成される。突然変異生成、付加的シーケンスのリゲーション、ポリメラーゼチェ
ーンリアクション(PCR)および適切な特定システムの構成を指示した施設に
対する技術は全て、今のところ当業界で既知である。望ましいタンパクをエンコ
ードしているDNAの一部あるいは全部は標準固相技術を用いて合成的に構成可
能であり、好ましくはリゲーションを容易にするために制限サイトを含むことが
可能である。コーディングシーケンスを含んだ転写および翻訳のための適切な制
御要素はDNAコーディングシーケンスに供給可能である。既知のように、細菌
のような原核生物および真菌、植物細胞、動物細胞、哺乳類細胞、鳥類細胞など
のような真核生物を含む幅広い様々な宿主と適合する特定のシステムが今や利用
可能である。
【0104】 レセプターを発現する細胞はその後、結合あるいは機能レスポンスの刺激又は
阻害を観察するために試験化合物と接触する。
【0105】 一方、発現したレセプターを備えている分離した細胞膜は化合物の結合を測定
するために使用可能である。
【0106】 放射性あるいは蛍光標識化合物の結合の測定が使用されることもある。レファ
レンス化合物として、ヒト組換えLH受容体が使用可能である。この件で、競合
結合アッセイもまた行うことが可能である。
【0107】 もう一つのアッセイはサイクリックAMP(cAMP)蓄積に影響する受容体
の刺激を決定するLH受容体作用化合物のためのスクリーニングを含む。このよ
うに、そのような方法は宿主細胞の細胞表面にある受容体の発現に関係し、試験
化合物を細胞に放出する。その後cAMPの量を測定する。cAMPのレベルは
受容体に結合している試験化合物の阻害効果又は刺激効果により減少するかある
いは増加するであろう。
【0108】 例えば放出した細胞のcAMP標識のダイレクト測定に加えて、受容体との移
入に加え、エンコーディングDNAもまたレポーター遺伝子をエンコードするセ
カンドDNAと移入する細胞ラインをcAMPの標識に応答する発現に用いるこ
とも可能である。そのようなレポーター遺伝子はcAMP誘導性かあるいは新規
なcAMP応答性要素に結合するような方法で構成されるであろう。一般に、レ
ポーター遺伝子発現はcAMPの変化する標識に反応するあらゆる応答要素によ
って制御されるであろう。適切なレポーター遺伝子は例えば、LacZ、アルカ
リフォスファターゼ、ホタルルシフェラーゼおよび緑色蛍光タンパクである。そ
のようなトランス活性アッセイの原理は当業界で既知であり、例えばStrat
owa,Ch,Himmler,AおよびCzernilofsky,A.P.
(1995年)Curr.Opin.Biotechnol.6:574に説明
されている。
【0109】 選択活性化合物に関して、LHをレファレンスとして用いたとき、10−5
ルでの試験が最大活性よりも20%多い活性にならなければならない。もう一つ
の標準は<10−5モル、好ましくは<10−7モルでなければならないEC 値となるであろう。
【0110】 当業者は望ましいEC50値は試験される化合物に依存するということを認め
るであろう。例えば、10−5モル以下のEC50に対応する化合物は一般に薬
物選択の候補にみなされる。好ましくはこの値は10−7モルである。しかしな
がらより高いEC50をもつ化合物は、特定の受容体に対しては選択的であるが
、さらに良い候補となろう。
【0111】 LH受容体活性化合物に対するスクリーニングも又マウスのライディッヒ細胞
アッセイ(Van Damme,M.,Roberson,d.およびDicz
falusy,E.(1974年)。ActaRndocrinol.77:6
55−671 Mannaerts, B.,Kloosterboer,H.
およびSchuurs,A.(1987年)。Neuroendocrinol
ogy of reproduction。 R.Rollandら、Eds.
,Elsevier Science Publishers B.V.,49
−58)を用いて行うことが可能である。このアッセイにより、テストステロン
産生に影響するLH受容体の刺激は雄マウスから分離されたライディッヒ細胞で
測定することが可能である。
【0112】 LH受容体作用化合物のインビボ活性を測定するために、未成熟なマウスの排
卵誘発を調べることが可能である。このアッセイでは、雌マウスを尿中FSHで
プライムし、およそ48時間後にLH活性化合物と共に処理することができる。
動物はLH活性処理後に殺され、卵胞中の卵子の数を顕微鏡的に測定することが
できる。
【0113】 本発明の化合物は現在LHあるいはhCGが用いられている場所でのこれら療
法に臨床的に応用可能である。これらは男性あるいは女性の性腺機能の低下,排
卵を誘発する(排卵誘発(OI)あるいは過剰刺激(COH)の制御あるいは黄
体の刺激)ための中間周期投与を伴う置換基間のLH置換を含む。
【0114】 次に述べる実施例は本発明の例示であり、本発明の範囲を限定するような解釈
をされるべきものではない。
【0115】 (実施例) 実施例1 エチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2メチルチオ−チエノ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート (a).5−シアノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−メチルチオ−6−
オキソピリミジン 純エタノール(2ml)に溶解したS−メチルイソチオウレア硫酸塩(139
mg),3−メトキシベンズアルデヒド(243μl),シアン酸エチル(11
2μl)および炭酸カリウム(145mg)の混合物を60℃で5時間攪拌した
。前記反応混合物を氷浴で0℃に冷却、濾過し、前記残渣を透明な溶液が得られ
るまで水中で加熱した。前記溶液を2規定の塩酸でpH2まで酸性化し、氷浴中
で0℃に冷却した。得られた結晶をこし取り、真空乾燥した。 収率 186mg。 エレクトロスプレーイオン化質量分析(MS−ESI) [M+H]=274
.2。 薄層クロマドグラフィー(TLC) R値=0.50、シリカゲル,ジクロロ
メタン/メタノール=9/1 v/v (b).6−クロロ−5−シアノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−メチ
ルチオピリミジン オキシ塩化リン(POCl)(0,75ml)を無水ジオキサン(1ml)
に溶解した5−シアノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−メチルチオ−6−
オキソピリミジン(305mg)の攪拌した溶液に添加した。80℃で3時間後
、前記混合物を氷浴で0℃に冷却し、かち割り氷をゆっくりと加えた。発熱反応
が停止した後、水(3ml)を加え、固体をこし取り、真空乾燥した。 収率 244mg。 MS−ESI [M+H]=292.2。 TLC R値=0.86、シリカゲル,ジクロロメタン (c).エチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−メチルチオ
−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート ナトリウムエトキシド(1.4N,957μl)を無水エタノール(4ml)
に溶解したエチル2−メルカプト酢酸塩(92μl)および6−クロロ−5−シ
アノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−メチルチオピリミジン(244mg
)の攪拌溶液に加えた。50℃で3時間後、前記混合物を氷浴で0℃に冷却し、
水(5ml)で希釈し、前記固体を濾過により収集して真空乾燥した。 収率 260mg。 MS−ESI [M+H]=376.2。 TLC R値=0.44、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0116】 実施例2 エチル5−アミノ−2−エチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピ リミジン−6−カルボキシラート S−エチルイソチオウレア臭化水素塩(185mg),ベンズアルデヒド(2
03μl)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOCl での処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明し
た方法によって行った。 収率 49mg。 MS−ESI [M+H]=360.2。 TLC R値=0.46、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0117】 実施例3 エチル5−アミノ−2−n−ペンチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3− d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−n−ペンチルイソウレア(146mg),ベンズアルデヒド(203μl
)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のPOClでの処
理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法に
よって行った。 収率 45mg。 MS−ESI [M+H]=402.4。 TLC R値=0.57、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0118】 実施例4 エチル5−アミノ−2−n−ペンチルチオ−4−(3−チエニル)−チエノ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−n−ペンチルイソウレア(146mg),チオフェン−3−カルボキシア
ルデヒド(183μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成
物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施
例1で説明した方法によって行った。 収率 4mg。 MS−ESI [M+H]=408.2。 TLC R値=0.65、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0119】 実施例5 エチル5−アミノ−4−(3−フリル)−2−n−ペンチルチオ−チエノ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−n−ペンチルイソウレア(146mg),3−フルアルデヒド(129μ
l)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のPOClでの
処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法
によって行った。 収率 18mg。 MS−ESI [M+H]=392.2。 TLC R値=0.60、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0120】 実施例6 エチル5−アミノ−2−ベンジルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d] ピリミジン−6−カルボキシラート S−ベンジルイソチオウレア(203mg)、ベンズアルデヒド(203μl
)およびシアン酸エチル(112μl)、前記生成物のPOClでの処理およ
びエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法によって
行った。 収率 114mg。 MS−ESI [M+H]=422.0。 TLC R値=0.70、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0121】 実施例7 エチル5−アミノ−2−ベンジルチオ−4−(3−チエニル)−チエノ[2, 3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−ベンジルイソチオウレア(203mg)、チオフェン−3−カルボキシラ
ート(183μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物の
POClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1
で説明した方法によって行った。 収率 34mg。 MS−ESI [M+H]=428.3。 TLC R値=0.65、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0122】 実施例8 エチル5−アミノ−2−ベンジルチオ−4−(3−フリル)−チエノ[2,3 −d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−ベンジルイソチオウレア(203mg)、3−フルアルデヒド(129μ
l)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のPOClでの
処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法
によって行った。 収率 38mg。 MS−ESI [M+H]=412.2。 TLC R値=0.60、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0123】 実施例9 エチル5−アミノ−2−ベンジルチオ−4−(3−メトキシフェニル)−チエ ノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−ベンジルイソチオウレア(203mg)、3−メトキシベンズアルデヒド
(243μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のPO
Clでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説
明した方法によって行った。 収率 31mg。 MS−ESI [M+H]=452.2。 TLC R値=0.52、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0124】 実施例10 エチル5−アミノ−2−(4−クロロベンジルチオ)−4−フェニル−チエノ [2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−p−クロロベンジルイソチオウレア臭化水素(237mg)、ベンズアル
デヒド(203μl)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物
のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例
1で説明した方法によって行った。 収率 34mg。 MS−ESI [M+H]=456.2。 TLC R値=0.74、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0125】 実施例11 エチル5−アミノ−2−エトキシカルボニルメチルチオ−4−(3−メトキシ フェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg)、3−メトキシベンズアルデ
ヒド(243μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物の
POClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1
で説明した方法によって行った。 収率 37mg。 MS−ESI [M+H]=448.2。 TLC R値=0.12、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0126】 実施例12 エチル5−アミノ−2メチルチオ−4−(3−チエニル)−チエノ[2,3− d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(695mg)、チオフェン−3−カルボキ
シラート(910μl)およびシアン酸エチル(580μl)の環化、前記生成
物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施
例1で説明した方法によって行った。 収率 176mg。 MS−ESI [M+H]=352.2。 TLC R値=0.52、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0127】 実施例13 エチル5−アミノ−4−(3−フリル)−2−メチルチオ−チエノ[2,3− d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg)、3−フルアルデヒド(12
9μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のPOCl での処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した
方法によって行った。 収率 32mg。 MS−ESI [M+H]=336.2。 TLC R値=0.38、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0128】 実施例14 エチル5−アミノ−4−(2−フルオロフェニル)−2−メチルチオ−チエノ [2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg)、2−フルオロベンズアルデ
ヒド(211μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物の
POClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1
で説明した方法によって行った。 収率 91mg。 MS−ESI [M+H]=364.0。 TLC R値=0.51、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0129】 実施例15 エチル5−アミノ−4−(3−ブロモフェニル)−2−メチルチオ−チエノ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg)、3−ブロモベンズアルデヒ
ド(233μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のP
OClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で
説明した方法によって行った。 収率 170mg。 MS−ESI [M+H]=426.2。 TLC R値=0.70、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0130】 実施例16 エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(4−ピリジル)−チエノ[2,3 −d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg)、4−ピリジンカルボキシア
ルデヒド(191μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成
物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施
例1で説明した方法によって行った。 収率 29mg。 MS−ESI [M+H]=347.2。 TLC R値=0.54、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0131】 実施例17 エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(2−ピリジル)−チエノ[2,3 −d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg)、2−ピリジンカルボキシア
ルデヒド(190μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成
物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施
例1で説明した方法によって行った。 収率 73mg。 MS−ESI [M+H]=347.2。 TLC R値=0.50、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0132】 実施例18 エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(2−チエニル)−チエノ[2,3 −d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg)、チオフェン−2−カルボキ
シアルデヒド(189μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記
生成物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を
実施例1で説明した方法によって行った。 収率 106mg。 MS−ESI [M+H]=381.2。 TLC R値=0.67、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0133】 実施例19 エチル5−アミノ−2,4−ジフェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン− 6−カルボキシラート ベンズアミジン塩酸塩(156mg),ベンズアルデヒド(203μl)およ
びシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOClでの処理およ
びエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法によって
行った。 収率 101mg。 MS−ESI [M+H]=376.2。 TLC R値=0.60、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0134】 実施例20 エチル5−アミノ−2−フェニル−(3−チエニル)−チエノ[2,3−d] ピリミジン−6−カルボキシラート ベンズアミジン塩酸塩(156mg),チオフェン−3−カルボキシアルデヒ
ド(183μl)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のP
OClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で
説明した方法によって行った。 収率 203mg。 MS−ESI [M+H]=382.0。 TLC R値=0.65、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0135】 実施例21 エチル5−アミノ−4−(3−フリル)−2−フェニル−チエノ[2,3−d ]ピリミジン−6−カルボキシラート ベンズアミジン塩酸塩(156mg),3−フルアルデヒド(129μl)お
よびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOClでの処理お
よびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法によっ
て行った。 収率 157mg。 MS−ESI [M+H]=366.2。 TLC R値=0.55、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0136】 実施例22 エチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2フェニル−チエノ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート ベンズアミジン塩酸塩(157mg),3−メトキシベンズアルデヒド(24
3μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のPOCl での処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した
方法によって行った。 収率 164mg。 MS−ESI [M+H]=406.2。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0137】 実施例23 エチル5−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−4−フェニル−チエノ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 4−クロロベンズアミジン(772mg)、ベンズアルデヒド(1.0ml)
およびシアン酸エチル(1.07ml)の環化、前記生成物のPOClでの処
理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法に
よって行った。 収率 300mg。 MS−ESI [M+H]=410.0。 TLC R値=0.77、シリカゲル,ジクロロメタン/ヘプタン=3/1
v/v。
【0138】 実施例24 エチル5−アミノ−4−フェニル−2−(2−チエニル)−チエノ[2,3− d]ピリミジン−6−カルボキシラート 2−アミジノチオフェン塩酸塩(162mg)、ベンズアルデヒド(203μ
l)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOClでの
処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法
によって行った。 収率 159mg。 MS−ESI [M+H]=382.0。 TLC R値=0.80、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0139】 実施例25 エチル5−アミノ−2−(2−チエニル)−4−(3−チエニル)−チエノ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 2−アミジノチオフェン塩酸塩(162mg)、2−カルボキシアルデヒド(
183μl)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOC
での処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明
した方法によって行った。 収率 139mg。 MS−ESI [M+H]=388.2。 TLC R値=0.60、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0140】 実施例26 エチル5−アミノ−4−(3−フリル)−2−(2−チエニル)−チエノ[2 、3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 2−アミジノチオフェン塩酸塩(162mg)、3−フルアルデヒド(129
μl)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOCl
の処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方
法によって行った。 収率 131mg。 MS−ESI [M+H]=372.0。 TLC R値=0.90、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0141】 実施例27 エチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−(2−チエニル)− チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 2−アミジノチオフェン塩酸塩(162mg)、3−メトキシベンズアルデヒ
ド(243μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のP
OClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で
説明した方法によって行った。 収率 186mg。 MS−ESI [M+H]=412.2。 TLC R値=0.61、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0142】 実施例28 エチル5−アミノ−4−フェニル−2−(4−ピリジル)−チエノ[2,3− d]ピリミジン−6−カルボキシラート 4−アミジノピリジン塩酸塩(157mg),ベンズアルデヒド(203μl
)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOClでの処
理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法に
よって行った。 収率 121mg。 MS−ESI [M+H]=377.2。 TLC R値=0、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0143】 実施例29 エチル5−アミノ−2−(4−ピリジル)−4−(3−チエニル)−チエノ[ 2,3−d]ピリジン−6−カルボキシラート 4−アミジノピリジン塩酸塩(157mg),チオフェン−3−カルボキシア
ルデヒド(183μl)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成
物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施
例1で説明した方法によって行った。 収率 12mg。 MS−ESI [M+H]=283.0。 TLC R値=0.85、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0144】 実施例30 エチル5−アミノ−4−(3−フリル)−2−(4−ピリジル)−チエノ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 4−アミジノピリジン塩酸塩(157mg),3−フルアルデヒド(129μ
l)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOClでの
処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法
によって行った。 収率 51mg。 MS−ESI [M+H]=367.0。 TLC R値=0.05、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0145】 実施例31 エチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−(4−ピリジル)− チエノ[2,3−d]ピリジン−6−カルボキシラート 4−アミジノピリジン塩酸塩(157mg),3−メトキシベンズアルデヒド
(243μl)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物のPO
Clでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説
明した方法によって行った。 収率 153mg。 MS−ESI [M+H]=407.2。 TLC R値=0.42、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 95/
5 v/v。
【0146】 実施例32 エチル5−アミノ−2−メチルアミノ−4−フェニル−チエノ[2,3−d] ピリミジン−6−カルボキシラート 1−メチルグアニジン塩酸塩(110mg),ベンズアルデヒド(203μl
)およびシアン酸エチル(117μl)の環化、前記生成物のPOClでの処
理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法に
よって行った。 収率 48mg。 MS−ESI [M+H]=329.2。 TLC R値=0.85、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 95/
5 v/v。
【0147】 実施例33 エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピ リミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(8.35g),ベンズアルデヒド(12.
2ml)およびシアン酸エチル(6.70ml)の環化、前記生成物のPOCl での処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明し
た方法によって行った。 収率 7.98mg。 MS−ESI [M+H]=346.2。 TLC R値=0.92、シリカゲル,ジクロロメタン 実施例34 5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジ ン−6−カルボン酸 ジオキサン/水=9/1(v/v)で溶解したエチル5−アミノ−2−メチル
チオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート
(実施例33参照のこと)760mgの攪拌した溶液に水酸化リチウム(923
mg)を加え、前記混合物を80℃で24時間過熱した。反応混合物を水中に注
ぎ、pH2の酢酸エチルで抽出した。有機層を水および塩性溶液で洗浄し硫酸ナ
トリウムに通して乾燥させた。濾液を蒸発乾固させた。 収率 766mg。 MS−ESI [M+H]=318.0。 TLC R値=0.49、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=9/1
v/v。
【0148】 実施例35 フェニル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d] ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例34で説明した方法によって合成された、ジクロロメタン(2ml)で
溶解した5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ「2,3−d」ピ
リミジン−6−カルボン酸40mgの攪拌した溶液に、N,N−ジイソプロピル
エチルアミン(100μl),フェノール(13mg)およびブロモトリピロリ
ジノフォスフォニウム ヘキサフルオロリン酸塩(79mg)を加えた。20時
間後、水(20ml)を加え、前記混合物を勢いよく攪拌し、次いでPE−フィ
ルター越しに濾過した。前記有機層を真空で濃縮し、ジクロロメタンを溶離液と
して残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 16mg。 MS−ESI [M+H]=394.2。 TLC R値=0.32、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0149】 実施例36 n−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d ]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順でn−ブタノ−ル(13μl)と5−アミノ−2−メチ
ルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(4
0mg)のエステル化を完了した。ジクロロメタンを溶離液として残渣をシリカ
ゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 7mg。 MS−ESI [M+H]=374.2。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0150】 実施例37 シクロヘキシル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3 −d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順でシクロヘキサノール(14μl)と5−アミノ−2−
メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
(40mg)のエステル化を完了した。ジクロロメタンを溶離液として残渣をシ
リカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 14mg。 MS−ESI [M+H]=400.2。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0151】 実施例38 ベンジル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d] ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順でベンジルアルコール(14μl)と5−アミノ−2−
メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸
(40mg)のエステル化を完了した。ジクロロメタンを溶離液として残渣をシ
リカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 10mg。 MS−ESI [M+H]=408.2。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0152】 実施例39 3−ブロモ−2−R−メチル−1−プロピル5−アミノ−2−メチルチオ−4 −フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で3−ブロモ−2−R−メチルプロパン−1−オール(
14μl)と5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d
]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)のエステル化を完了した。ジクロロ
メタンを溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマトグ
ラフした。 収率 5mg。 MS−ESI [M+H]=454.2。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0153】 実施例40 4−メトキシフェニル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で4−メトキシフェノール(17mg)と5−アミノ−
2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボ
ン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1(
v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマト
グラフした。 収率 26mg。 MS−ESI [M+H]=424.2。 TLC R値=0.64、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0154】 実施例41 3−メトキシフェニル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で3−メトキシフェノール(17mg)と5−アミノ−
2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボ
ン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1(
v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマト
グラフした。 率 29mg。 MS−ESI [M+H]=424.2。 TLC R値=0.60、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0155】 実施例42 2−メトキシフェニル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で2−メトキシフェノール(17mg)と5−アミノ−
2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボ
ン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1(
v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマト
グラフした。 収率 19mg。 MS−ESI [M+H]=424.2。 TLC R値=0.60、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0156】 実施例43 2,3−ジメトキシフェニル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で2,3−ジメトキシフェノール(21mg)と5−ア
ミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−
カルボン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1
/1(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でク
ロマトグラフした。 収率 12mg。 MS−ESI [M+H]=454.2。 TLC R値=0.36、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0157】 実施例44 2,4−ジメトキシフェニル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で2,4−ジメトキシフェノール(21mg)と5−ア
ミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−
カルボン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1
/1(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でク
ロマトグラフした。 収率 20mg。 MS−ESI [M+H]=454.4。 TLC R値=0.38、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0158】 実施例45 3,5−ジメトキシフェニル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で3,5−ジメトキシフェノール(21mg)と5−ア
ミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−
カルボン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1
/1(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でク
ロマトグラフした。 収率 18mg。 MS−ESI [M+H]=454.2。 TLC R値=0.60、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0159】 実施例46 イソプロピル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3− d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で2−プロパノール(10μl)と5−アミノ−2−メ
チルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(
40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1(v/v
)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフ
した。 収率 12mg。 MS−ESI [M+H]=360.2。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0160】 実施例47 2−チエニルメチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で2−チオフェンメタノール(17μl)と5−アミノ
−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カル
ボン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1
(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマ
トグラフした。 収率 18mg。 MS−ESI [M+H]=414.2。 TLC R値=0.74、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0161】 実施例48 3−チエニルメチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で3−チオフェンメタノール(15mg)と5−アミノ
−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カル
ボン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1
(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマ
トグラフした。 収率 12mg。 MS−ESI [M+H]=414.2。 TLC R値=0.74、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0162】 実施例49 2−アダマンチルメチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ [2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例35による手順で1−アダマンタンメタノール(22mg)と5−アミ
ノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カ
ルボン酸(40mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/
1(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロ
マトグラフした。 収率 15mg。 MS−ESI [M+H]=466.2。 TLC R値=0.81、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0163】 実施例50 2−N−ピロリジノ−1−エチル5アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル− チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート ジクロロメタン(2ml)に溶解した実施例34で説明した方法によって合成
された5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリ
ミジン−6−カルボン酸40mgの攪拌した溶液に、N,N−ジイソプロピルエ
チルアミン(40μl),1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン(20μl
)およびO−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラ
メチルウロニウム テトラフルオロホウ酸塩(40mg)を加えた。20時間後
、溶媒を蒸発させ、ヘプタン/ジクロロメタン100/0(v/v)=>0/1
00(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でク
ロマトグラフした。 収率 13mg。 MS−ESI [M+H]=415.0。 TLC R値=0.07、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=98/
2 v/v。
【0164】 実施例51 イソプロピル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−フェニル−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 初めにエチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−フェニル−チ
エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート(実施例22参照のこと
)を実施例34で説明した方法を用いて対応する酸(52mg)に加水分解し、
次いで実施例35により2−プロパノール(12μl)で対応するエステルにエ
ステル化した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1(v/v)を溶離液として残渣
をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 18mg。 MS−ESI [M+H]=420.2。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0165】 実施例52 フェニル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−フェニル−チエノ [2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例51による手順でフェノール(15mg)と5−アミノ−4−(3−メ
トキシフェニル)−2−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カル
ボン酸(52mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1
(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマ
トグラフした。 収率 36mg。 MS−ESI [M+H]=454.4。 TLC R値=0.73、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0166】 実施例53 イソプロピル5−アミノ−2−(2−チエニル)−4−(3−チエニル)−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 初めにエチル5−アミノ−2−(2−チエニル)−4−(3−チエニル)−チ
エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート(実施例25参照のこと
)を実施例34で説明した方法を用いて対応する酸(45mg)に加水分解し、
次いで実施例35により2−プロパノール(11μl)で対応するエステルにエ
ステル化した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1(v/v)を溶離液として残渣
をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 11mg。 MS−ESI [M+H]=402.2。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0167】 実施例54 フェニル5−アミノ−2−(2−チエニル)−4−(3−チエニル)−チエノ [2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート 実施例53による手順でフェノール(13mg)と5−アミノ−2−(2−チ
エニル)−4−(3−チエニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カル
ボン酸(45mg)のエステル化を完了した。ヘプタン/ジクロロメタン1/1
(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマ
トグラフした。 収率 13mg。 MS−ESI [M+H]=436.4。 TLC R値=0.73、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0168】 実施例55 イソプロピル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3− d]ピリミジン−6−カルボキシアミド 2−アミノプロパン(12μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェ
ニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)の反応を
実施例35による手順で完了した。ジクロロメタン溶離液として残渣をシリカゲ
ル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 7mg。 MS−ESI [M+H]=359.2。 TLC R値=0.23、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0169】 実施例56 ベンジル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d] ピリミジン−6−カルボキサミド ベンジルアミン(15μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル
−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)の反応を実施
例35による手順で完了した。ジクロロメタン溶離液として残渣をシリカゲル(
Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 32mg。 MS−ESI [M+H]=407.2。 TLC R値=0.24、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0170】 実施例57 n−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d ]ピリミジン−6−カルボキシアミド 1−アミノブタン(13μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニ
ル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)の反応を実
施例35による手順で完了した。ジクロロメタン溶離液として残渣をシリカゲル
(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 18mg。 MS−ESI [M+H]=373.2。 TLC R値=0.25、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0171】 実施例58 シクロプロピル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3 −d]ピリミジン−6−カルボキサミド シクロプロピルアミン(9μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェ
ニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)の反応を
実施例35による手順で完了した。ジクロロメタン溶離液として残渣をシリカゲ
ル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 9mg。 MS−ESI [M+H]=357.2。 TLC R値=0.14、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0172】 実施例59 シクロヘキシル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3 −d]ピリミジン−6−カルボキサミド シクロヘキシルアミン(16μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−4−フ
ェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)の反応
を実施例35による手順で完了した。ジクロロメタン溶離液として残渣をシリカ
ゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 11mg。 MS−ESI [M+H]=399.2。 TLC R値=0.32、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0173】 実施例60 4−メトキシベンジル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 4−メトキシベンジルアミン(18μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−
4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)
の反応を実施例35による手順で完了した。ジクロロメタン溶離液として残渣を
シリカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 25mg。 MS−ESI [M+H]=437.2。 TLC R値=0.20、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0174】 実施例61 1−ナフチルメチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 1−ナフチルメチルアミン(20μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−4
−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)の
反応を実施例35による手順で完了した。ジクロロメタン溶離液として残渣をシ
リカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 20mg。 MS−ESI [M+H]=457.2。 TLC R値=0.32、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0175】 実施例62 フェニル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d] ピリミジン−6−カルボキサミド アニリン(909μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チ
エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(39mg)の反応を実施例3
5による手順で完了した。ジクロロメタン溶離液として残渣をシリカゲル(Is
olute,2g)でクロマトグラフした。 収率 37mg。 MS−ESI [M+H]=393.0。 TLC R値=0.95、シリカゲル,酢酸エチル/ピリジン/酢酸/水=3
63/20/6/11 v/v/v/v。
【0176】 実施例63 2−チエニルメチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 2−チオフェンメチルアミン(14μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−
4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)
の反応を実施例35による手順で完了し、ヘプタン/ジクロロメタン=1/1
(v/v)を溶離液として粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ(Isolu
te,2g)で精製した。 収率 12mg。 MS−ESI [M+H]=413.2。 TLC R値=0.23、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0177】 実施例64 1−アダマンチルメチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ [2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 1−アダマンタンメチルアミン(22μl)との5−アミノ−2−メチルチオ
−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg
)の反応を実施例35による手順で完了し、ヘプタン/ジクロロメタン=1/1
(v/v)を溶離液として粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ(Isol
ute,2g)で精製した。 収率 29mg。 MS−ESI [M+H]=465.4。 TLC R値=0.33、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0178】 実施例65 n−ヘプチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3− d]ピリミジン−6−カルボキサミド 1−アミノヘプタン(25μl)との5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェ
ニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)の反応を
実施例50による手順で完了した。ヘプタン/ジクロロメタン=1/1 (v/
v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラ
フした。 収率 37mg。 MS−ESI [M+H]=415.2。 TLC R値=0.87、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=98/
2 v/v。
【0179】 実施例66 3−フェニル−1−プロピル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 3−フェニル−1−プロピルアミン(24μl)との5−アミノ−2−メチル
チオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40
mg)の反応を実施例50による手順で完了した。ヘプタン/ジクロロメタン=
1/1 (v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)
でクロマトグラフした。 収率 32mg。 MS−ESI [M+H]=435.2。 TLC R値=0.83、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=98/
2 v/v。
【0180】 実施例67 1,1−ジエトキシ−4−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル −チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 4,4−ジエトキシブチルアミン(30μl)との5−アミノ−2−メチルチ
オ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40m
g)の反応を実施例50による手順で完了した。ヘプタン/ジクロロメタン=1
/1 (v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)で
クロマトグラフした。 収率 47mg。 MS−ESI [M+H]=461.2。 TLC R値=0.38、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=98/
2 v/v。
【0181】 実施例68 (3R)−(−)−1−ベンジル−3−ピロリジニルアミノ5−アミノ−2− メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサ ミド (3R)−(−)−1−ベンジル−3−アミノピロリジン(29μl)との5
−アミノ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−
6−カルボン酸(40mg)の反応を実施例50による手順で完了した。ヘプタ
ン/ジクロロメタン=1/1 (v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(I
solute,2g)でクロマトグラフした。 収率 50mg。 MS−ESI [M+H]=476.2。 TLC R値=0.21、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=98/
2 v/v。
【0182】 実施例69 3−メトキシカルボニル−1−プロピル5−アミノ−2−メチルチオ−4−フ ェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド メチル4−アミノブチレート(26mg)との5−アミノ−2−メチルチオ−
4−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボン酸(40mg)
の反応を実施例50による手順で完了した。ヘプタン/ジクロロメタン=1/1
(v/v)を溶離液として残渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロ
マトグラフした。 収率 39mg。 MS−ESI [M+H]=417.0。 TLC R値=0.46、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=98/
2 v/v。
【0183】 実施例70 イソプロピル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−メチルチオ− チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 初めに実施例34で説明した方法を用いてエチル5−アミノ−4−(3−メト
キシフェニル)−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カル
ボキシラート(実施例1参照のこと)を対応する酸(248mg)に加水分解し
、次いで実施例50による対応するアミドへ2−アミノプロパン(111μl)
と共に反応させた。係る化合物をジクロロメタン/メタノール=98/2 (v
/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフィーによって、次いでエタノー
ルからの晶出により精製した。 収率 147mg。 MS−ESI [M+H]=389.0。 TLC R値=0.19、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0184】 実施例71 イソプロピル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−フェニル−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 初めに実施例34で説明した方法を用いてエチル5−アミノ−4−(3−メト
キシフェニル)−2−フェニル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボ
キサミド(実施例22参照のこと)を対応する酸(52mg)に加水分解し、次
いで実施例50による対応するアミドへ2−アミノプロパン(13μl)と共に
反応させた。ヘプタン/ジクロロメタン=1/1 (v/v)を溶離液として残
渣をシリカゲル(Isolute,2g)でクロマトグラフした。 収率 12mg。 MS−ESI [M+H]=419.4。 TLC R値=0.17、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0185】 実施例72 イソプロピル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−(2−チエニ ル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 初めに実施例34で説明した方法を用いてエチル5−アミノ−4−(3−メト
キシフェニル)−2−(2−チエニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6
−カルボキシラート(実施例27参照のこと)を対応する酸(464mg)に加
水分解し、次いで実施例50による対応するアミドへ2−アミノプロパン(19
0μl)と共に反応させた。係る化合物をジクロロメタン/メタノール=98/
2 (v/v)を溶離液としてシリカゲルでクロマトグラフした。 収率 332mg。 MS−ESI [M+H]=425.2。 TLC R値=0.23、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0186】 実施例73 イソプロピル5−アミノ−2−(2−チエニル)−4−(3−チエニル)−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 初めに実施例34で説明した方法を用いてエチル5−アミノ−2−(2−チエ
ニル)−4−(3−チエニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボ
キシラート(実施例25参照のこと)を対応する酸(753mg)に加水分解し
、次いで実施例50による対応するアミドへ2−アミノプロパン(326μl)
と共に反応させた。係る化合物をジクロロメタン/メタノール=98/2 (v
/v)内でシリカゲルでクロマトグラフした。 収率 646mg。 MS−ESI [M+H]=401.2。 TLC R値=0.29、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0187】 実施例74 エチル5−アミノ−7−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−ピロロ[2 ,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート (a).5−シアノ−6−(エトキシカルボニルメチル)(メチル)アミノ−
2−メチルチオ−4−フェニルピリミジン エタノール中の重炭酸ナトリウム(160mg)とN−メチルグリシン酸エチ
ル塩酸塩(438mg)の混合物を還流下で加熱した。2時間後、6−クロロ−
5−シアノ−2−メチルチオ−4−フェニルピリミジン(100mg、実施例1
b参照のこと)を加え、反応混合物をさらに2.5時間還流した。前記固体を濾
過して除去すると、生成物が濾液から晶化した。 収率 65mg。 MS−ESI [M+H]=343.2。 TLC R値=0.52、シリカゲル,ジクロロメタン (b).エチル5−アミノ−7−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−ピ
ロロ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート ナトリウムエトキシド(1.4N,52μl)を無水エタノール(1ml)中
の攪拌した5−シアノ−6−(エトキシカルボニルメチル)(メチル)アミノ−
2−メチルチオ−4−フェニルピリミジンの溶液に加えた。60℃で3時間後、
前記混合物を氷浴で0℃に冷却し、固体を濾過により収集し真空乾燥した。 収率 40mg。 MS−ESI [M+H]=343.2。 TLC R値=0.53、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0188】 実施例75 エチル5−アミノ−7−ベンジル−2−メチルチオ−4−フェニル−ピロロ[ 2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート N−ベンジルグリシン酸エチル(0.45ml)との6−クロロ−5−シアノ
−2−メチルチオ−4−フェニルピリミジン(100mg)の濃縮に続いて最終
生成物への精製した5−シアノ−6−N−(N−ベンジルグリシン酸エチル)−
2−メチルチオ−4−フェニルアミノピリミジンの晶出(ヘプタン/ジクロロメ
タン=1/3 (v/v)=>1/0 (v/v)にシリカゲルでクロマトグラ
フした)を実施例74で説明した手順で行った。 収率 75mg。 MS−ESI [M+H]=419.2。 TLC R値=0.78、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0189】 実施例76 エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−フェノキシフェニル)−チエ ノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg),3−フェノキシベンズアル
デヒド(397mg)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成物
のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例
1で説明した方法によって行った。係る化合物をヘプタン/酢酸エチル=100
/0 (v/v)=>80/20 (v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマ
トグラフによって精製した。 収率 7.0mg。 MS−ESI [M+H]=438.0。 TLC R値=0.61、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0190】 実施例77 エチル5−アミノ−4−(3−n−ブトキシフェニル)−2−メチルチオ−チ エノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート (a).3−n−ブトキシベンズアルデヒド ジエチルアゾジカルボキシラート(3.31mg)を、冷却(0℃)した3−
ヒドロキシベンズアルデヒド(2.44g),n−ブタノール(1.83ml)
およびテトラヒドロフランで溶解したトリフェニルフォスフィン(5.51g)
の溶液に滴状添加した。室温で4時間攪拌後、2Nの水酸化ナトリウム(150
ml)を加え20分間攪拌を続けた。前記反応混合物をジクロロメタン(150
ml)で抽出した。有機層を水、1%クエン酸、水および塩性溶液で洗浄し、硫
酸ナトリウムで乾燥させ真空で濃縮した。粗製生物に酢酸エチル(3x25ml
)を加えて濾過により固体を除去した。ヘプタン/酢酸エチル=100/0 (
v/v)=>60/0 (v/v)を溶離液として残渣をシリカゲルでクロマト
グラフした。 収率 1.64g。 MS−ESI [M+H]=179.2。 TLC R値=0.80、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=1/1 v/
v (b).エチル5−アミノ−4−(3−n−ブトキシフェニル)−2−メチル
チオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg),3−n−ブトキシベンズア
ルデヒド(357mg)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前記生成
物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施
例1で説明した方法によって行った。係る化合物をヘプタン/酢酸エチル=10
0/0 (v/v)=>80/20 (v/v)を溶離液としてシリカゲルクロ
マトグラフによって精製し、エタノールから晶出。 収率 78mg。 MS−ESI [M+H]=418.0。 TLC R値=0.61、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0191】 実施例78 エチル4−(3−[2−アセトキシエトキシ]フェニル)−5−アミノ−2− メチルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート (a).3−(2−アセトキシエトキシ)ベンズアルデヒド 無水酢酸(9ml)およびピリジン(3ml)に触媒量のN,N−ジメチルア
ミノピリジンを3−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンズアルデヒド(1.66g
)の攪拌した溶液に加えた。2時間後、前記混合物を真空で濃縮し、残渣を酢酸
エチルで溶解し、0.5Nの塩酸、水、5%重炭酸ナトリウム、水および塩性溶
液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ蒸発乾固した。 収率 2.16g。 MS−ESI [M+H]=209.2。 TLC R値=0.60、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=1/1 v/
v (b).エチル4−(3−[2−アセトキシエトキシ]フェニル)−5−アミ
ノ−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d]−ピリミジン−6−カルボキシラー
ト S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg),3−(2−アセトキシエト
キシ)ベンズアルデヒド(357mg)およびシアン酸エチル(112μl)の
環化、前記生成物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との
二次反応を実施例1で説明した方法によって行った。粗生成物(無水酢酸/ピリ
ジン=3/1 (v/v)、4時間)の再アセチル化、混合物の濃縮および続い
てのジクロロメタン中でのシリカゲルクロマトグラフによる精製は係る化合物を
生成した。 収率 6.0mg。 MS−ESI [M+H]=448.5。 TLC R値=0.66、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=98/
2 v/v。
【0192】 実施例79 エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−n−オクチルオキシフェニル )−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート (a).3−(n−オクチルオキシ)ベンズアルデヒド 3−ヒドロキシベンズアルデヒド(977mg),1−クロロオクタン(1.
35ml)およびセシウム炭酸塩(3.9g)をジオキサン中で80℃で攪拌し
た。60時間後、反応混合物を室温に冷却し、固体を濾過により除去し、ジクロ
ロメタンで洗浄した。結合した濾液を真空で濃縮し、酢酸エチルで溶解し、水お
よび塩性溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固し、ジクロロメタ
ン/メタノール=100/0 (v/v)=>98/2 (v/v)にてシリカ
ゲルクロマトグラフによって生成した。 収率 338mg。 MS−ESI [M+H]=235.2。 TLC R値=0.95、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=95/
5 v/v (b).エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−n−オクチルフェニ
ル)−チエノ[2,3−d]−ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg),3−n−オクチルオキシベ
ンズアルデヒド(338mg)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、前
記生成物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応
を実施例1で説明した方法によって行った。係る化合物をジクロロメタン/メタ
ノール=100/0 (v/v)=>90/10 (v/v)を溶離液としてシ
リカゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 12mg。 MS−ESI [M+H]=474.2。 TLC R値=0.65、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0193】 実施例80 エチル5−アミノ−4−(3−[2−N−ベンゾイルアミノエトキシ]フェニ ル)−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d]ピリジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(278mg),3−(2−N−ベンゾイル
アミノエトキシ)ベンズアルデヒド(実施例79aで説明した手順に則って53
8mg,3−ヒドロキシベンズアルデヒド(977mg)およびN−(2−クロ
ロエチル)ベンズアミド(1.47g)から合成した))およびシアン酸エチル
(224μl)の環化、前記生成物のPOClでの処理およびエチル2−メル
カプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法によって行った。係る純粋
な化合物をジクロロメタン/酢酸エチル=100/0 (v/v)=>80/2
0 (v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 3.9mg。 MS−ESI [M+H]=509.2。 TLC R値=0.68、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=95/
5 v/v。
【0194】 実施例81 エチル5−アミノ−4−(3−{2−[5−メチル−2−フェニルイミダゾー ル−4−イル]エトキシ}フェニル)−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d] ピリミジン−6−カルボキシラート (a).4−ヒドロキシメチル−5−メチル−2−フェニルイミダゾール塩酸
塩 水(80ml)中2,3−ブタンジオン(30ml)および酢酸ナトリウムの
溶液(33g)を水(300ml)に溶解したベンザミジン塩酸塩(66g)の
溶液に0℃で加えた。1.5時間後、前記固体をこし取り、水で洗浄し、4N塩
酸(750ml)にて加熱した。残りの透明な溶液を氷浴で冷却した。結晶をこ
し取り、水で洗浄し、水酸化カリウムで50℃で蒸発乾固した。 収率 44g。 融点 164−166℃ (b).4−クロロメチル−5−メチル−2−フェニルイミダゾール塩酸塩 ベンゼン(100ml)中チオニルクロリド(100ml)の溶液を攪拌した
ベンゼン(150ml)中4−ヒドロキシメチル−5−メチル−2−フェニルイ
ミダゾール塩酸塩(44g)の懸濁液にゆっくりと加えた。2時間後、ジエチル
エーテルを加え、残りの溶液をこし取り、ジエチルエーテルで洗浄し、真空乾燥
した。 収率 60g。 融点 200−205℃ (c).4−シアノメチル−5−メチル−2−フェニルイミダゾール ジメチルスルフォキシド(400ml)中4−クロロメチル−5−メチル−2
−フェニルイミダゾール塩酸塩(40.5g)の溶液を攪拌したジメチルスルフ
ォキシド(600ml)に溶解したシアン化ナトリウム(80g)の溶液に30
分以上掛けて加えた。20時間後、前記固体をこし取り、水で洗浄し、真空乾燥
した。 収率 14g。 融点:97−100℃ (d).4−エトキシカルボニルメチル−5−メチル−2−フェニルイミダゾ
ール エタノール(35%,150ml)に溶解した塩酸を4−シアノメチル−5−
メチル−2−フェニルイミダゾール(20.5g)に加え、還流温度で加熱した
。1時間後、前記反応混合物を水(400ml)に注ぎNaOHを加え(pH>
8)、次いでジクロロメタン(3回)で抽出した。前記結合した有機層を硫酸ナ
トリウムで乾燥させ、真空で蒸発乾固した。 収率 17.3g。 融点 119−122℃ (e).4−ヒドロキシメチル−5−メチル−2−フェニルイミダゾール テトラヒドロフラン(100ml)に溶解した4−エトキシカルボニルメチル
−5−メチル−2−フェニルイミダゾール(19.7g)の溶液をテトラヒドロ
フラン(150ml)に溶解したリチウム水酸化アルミニウム(10g)に滴下
して(45分で)加えた。2時間の還流後、前記反応混合物を室温にて一晩放置
した。前記反応混合物を氷浴し、水(40ml)およびテトラヒドロフラン(5
0ml)を加えた。前記固体をこし取りジエチルエーテルで洗浄した。 収率 20g。 融点 164−197℃ (f).4−クロロエチル−5−メチル−2−フェニルイミダゾール塩酸塩 ベンゼン(50ml)に溶解したチオニルクロリド(50ml)の溶液をゆっ
くりと(1時間)ベンゼン(250ml)に溶解した4−ヒドロキシエチル−5
−メチル−2−フェニルイミダゾール(20g)の攪拌した懸濁液に70℃で加
えた。1.5時間後、前記反応混合物を真空で濃縮し、水(500ml)で溶解
し、ジエチルエーテルで洗浄した。pHをアンモニアで>8に調整し、前記混合
物をジエチルエーテルで(2回)抽出した。前記結合した有機層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥させ、真空で蒸発させた。残っている油をエタノールで溶解した。エタ
ノール(35%,2ml)に溶解した塩酸およびジエチルエーテルを加え、前記
固体を濾過して収集しエタノールで再結晶化した。 収率 7.5g。 融点 188−190℃ (g).エチル5−アミノ−4−(3−{2−[5−メチル−2−フェニルイ
ミダゾール−4−イル]エトキシ}フェニル)−2−メチル−チオ−チエノ[2
,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(139mg),3−{2−[5−メチル−
2−フェニルイミダゾール−4−イル]エトキシ}ベンズアルデヒド(496m
g、実施例79aで説明した手順を経て3−ヒドロキシベンズアルデヒド(48
9mg)および4−クロロエチル−5−メチル−2−フェニルイミダゾール(1
.03g)から合成した)およびシアン酸エチル(112μl)の環化、生成物
のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例
1で説明した方法によって行った。係る純粋な化合物をジクロロメタン/酢酸エ
チル=100/0 (v/v)=>70/30 (v/v)を溶離液としてシリ
カゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 9.2mg。 MS−ESI [M+H]=546.2。 TLC R値=0.43、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=95/
5 v/v。
【0195】 実施例82 エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−[2−N−モルフォリノエト キシ]フェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート
S−メチルイソチオウレア硫酸塩(209mg),3−(2−N−モルフォリ
ノエトキシベンズアルデヒド(705mg、実施例79aで説明した手順を経て
3−ヒドロキシベンズアルデヒド(1.17g)およびN−(2−クロロエチル
)モルフォリン(1.44g)から合成した)およびシアン酸エチル(168μ
l)の環化、生成物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩と
の二次反応を実施例1で説明した方法によって行った。 収率 35.2mg。 MS−ESI [M+H]=475.2。 TLC R値=0.55、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=95/
5 v/v。
【0196】 実施例83 エチル5−アミノ−4−(3−[2−クロロエトキシ]フェニル)−2−メチ ルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(209mg),3−(2−ヒドロキシエト
キシ)ベンズアルデヒド(499mg)およびシアン酸エチル(168μl)の
環化、生成物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次
反応を実施例1で説明した方法によって行った。係る純粋な化合物をジクロロメ
タンを溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 1.7mg。 MS−ESI [M+H]=424.0。 TLC R値=0.45、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0197】 実施例84 エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−[2−{エチルオキシカルボ ニルメチルチオ}エトキシ]フェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6 −カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(209mg),3−(2−ヒドロキシエト
キシ)ベンズアルデヒド(499mg)およびシアン酸エチル(168μl)の
環化、生成物のPOClでの処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次
反応を実施例1で説明した方法によって行った。係る純粋な化合物をジクロロメ
タンを溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 2.8mg。 MS−ESI [M+H]=508.2。 TLC R値=0.14、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0198】 実施例85 エチル5−ヒドロキシ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ[2,3−d ]ピリミジン−6−カルボキシラート (a).5−エチルオキシカルボニル−2−メチルチオ−4−フェニル−4,
5−ジヒドロ−6−オキソピリミジン 純エタノール中でのS−メチルイソチオウレア硫酸塩(418mg),ベンズ
アルデヒド(320μl),マロン酸ジエチル(478μl)および炭酸カリウ
ム(435mg)の混合物を50℃で4時間攪拌した。前記反応混合物を蒸発乾
固し、前記残渣を酢酸エチルで溶解し、0.5Nの塩酸、水、5%重炭酸ナトリ
ウム,水および塩性溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ蒸発乾固した。 収率 546mg。 MS−ESI [M+H]=293.2。 TLC R値=0.63、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 95/
5 v/v (b).5−エチルオキシカルボニル−2−メチルチオ−4−フェニル−6−
オキソピリミジン イソプロパノール(5ml)に溶解した5−エトキシカルボニル−2−メチル
チオ−4−フェニル−4,5−ジヒドロ−6−オキソピリミジン(273mg)
および2,3−ジヒドロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(200m
g)の混合物を16時間攪拌した。前記反応混合物を蒸発乾固し、前記残渣をジ
クロロメタンで溶解し、5%チオ硫酸ナトリウムで5分間攪拌した。前記有機層
を5%の重炭酸ナトリウムおよび水(2回)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥さ
せ、蒸発乾固した。係る純粋な化合物をジクロロメタン/メタノール 98/2
(v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 63mg。 MS−ESI [M+H]=291.2。 TLC R値=0.50、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 95/
5 v/v (c).エチル5−ヒドロキシ−2−メチルチオ−4−フェニル−チエノ−[
2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート POCl(304μl)との5−エチルオキシカルボニル−2−メチルチオ
−4−フェニル−6―オキソピリミジン(63mg)の処理およびエチル2−メ
ルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法によって行った。係る純
粋な化合物をヘプタン/酢酸エチル 100/0=>60/40 (v/v)を
溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 48mg。 MS−ESI [M+H]=347.2。 TLC R値=0.72、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0199】 実施例86 エチル−3−アミノ−4,6−ジフェニル−チエノ[2,3−b]ピリジン− 2−カルボキシラート アセトフェノン(2.33ml)およびベンズアルデヒド(2.24ml)の
アルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不飽和ケトンの環化、
および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応をPharmazie 44巻,63
9−640頁で説明した方法によって行った。 収率 65mg。 MS−ESI [M+H]=375.0。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0200】 実施例87 エチル3−アミノ−6−ナフチル−4−フェニル−チエノ[2,3−b]ピリ ジン−2−カルボキシラート 2−アセトナフトン(1.70g)およびベンズアルデヒド(1.12ml)
のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不飽和ケトンの環化
、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説明した方法によっ
て行った。 収率 1.05g。 MS−ESI [M+H]=425.2。 TLC R値=0.75、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0201】 実施例88 エチル3−アミノ−4−フェニル−6−(2−チエニル)−チエノ[2,3− b]ピリジン−2−カルボキシラート 2−アセチルチオフェン(1.08g)およびベンズアルデヒド(1.12m
l)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不飽和ケトンの
環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説明した方法に
よって行った。 収率 767mg。 MS−ESI [M+H]=381.2。 TLC R値=0.70、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0202】 実施例89 エチル3−アミノ−6−ナフチル−4−(2−チエニル)−チエノ[2,3− b]ピリジン−2−カルボキシラート 2−アセトナフトン(1.70g)および2−チオフェンカルボキシアルデヒ
ド(1.03ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−
不飽和ケトンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で
説明した方法によって行った。 収率 1.58g。 MS−ESI [M+H]=431.2。 TLC R値=0.75、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0203】 実施例90 エチル3−アミノ−6−フェニル−4−(2−チエニル)−チエノ[2,3− b]ピリジン−2−カルボキシラート アセトフェノン(1.17ml)および2−チオフェンカルボキシアルデヒド
(1.03ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不
飽和ケトンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説
明した方法によって行った。 収率 1.04g。 MS−ESI [M+H]=381.2。 TLC R値=0.70、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0204】 実施例91 エチル3−アミノ−6−(2−フリル)−4−(2−チエニル)−チエノ[2 ,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート 2−フルアルデヒド(1.01g)および2−チオフェンカルボキシアルデヒ
ド(1.03ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−
不飽和ケトンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で
説明した方法によって行った。 収率 443mg。 MS−ESI [M+H]=371.2。 TLC R値=0.55、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0205】 実施例92 エチル3−アミノ−4,6−ジ−(2−チエニル)−チエノ[2,3−b]ピ リジン−2−カルボキシラート 2−アセチルチオフェン(1.08ml)および2−チオフェンカルボキシア
ルデヒド(1.03ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα
,β−不飽和ケトンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例
86で説明した方法によって行った。 収率 1.04g。 MS−ESI [M+H]=387.0。 TLC R値=0.76、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0206】 実施例93 エチル3−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−6−フェニル−チエノ[ 2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート アセトナフトン(1.17ml)および3−メトキシベンズアルデヒド(1.
4ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不飽和ケト
ンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説明した方
法によって行った。 収率 164mg。 MS−ESI [M+H]=405.2。 TLC R値=0.65、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0207】 実施例94 3−アミノ−2−ベンゾイル−4,6−ジフェニル−チエノ[2,3−b]ピ リジン アセトナフトン(2.33ml)およびベンズアルデヒド(2.24ml)の
アルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不飽和ケトンの環化、
および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説明した方法によって
行った。 収率 57mg。 MS−ESI [M+H]=407.4。 TLC R値=0.65、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0208】 実施例95 3−アミノ−2−ベンゾイル−6−ナフチル−4−フェニル−チエノ[2,3 −b]ピリジン 2−アセトナフトン(1.70g)およびベンズアルデヒド(1.12ml)
のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不飽和ケトンの環化
、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説明した方法によっ
て行った。 収率 50mg。 MS−ESI [M+H]=457.2。 TLC R値=0.693、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0209】 実施例96 3−アミノ−2−ベンゾイル−4−フェニル−6−(2−チエニル)−チエノ [2,3−b]ピリジン 2−アセチルチオフェン(1.08ml)およびベンズアルデヒド(1.12
ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不飽和ケトン
の環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説明した方法
によって行った。 収率 57mg。 MS−ESI [M+H]=413.2。 TLC R値=0.69、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0210】 実施例97 3−アミノ−2−ベンゾイル−6−ナフチル−4−(2−チエニル)−チエノ [2,3−b]ピリジン 2−アセトナフトン(1.70g)および2−チオフェンカルボキシアルデヒ
ド(1.03ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−
不飽和ケトンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で
説明した方法によって行った。 収率 66mg。 MS−ESI [M+H]=463.0。 TLC R値=0.67、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0211】 実施例98 3−アミノ−2−ベンゾイル−6−フェニル−4−(2−チエニル)−チエノ [2,3−b]ピリジン アセトフェノン(1.17ml)および2−チオフェンカルボキシアルデヒド
(1.03ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不
飽和ケトンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説
明した方法によって行った。 収率 67mg。 MS−ESI [M+H]=413.2。 TLC R値=0.71、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0212】 実施例99 3−アミノ−2−べンゾイル−6−(2−フリル)−4−(2−チエニル)− チエノ[2,3−b]ピリジン 2−アセチルフラン(1.01g)および2−チオフェンカルボキシアルデヒ
ド(1.03ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−
不飽和ケトンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で
説明した方法によって行った。 収率 65mg。 MS−ESI [M+H]=403.2。 TLC R値=0.65、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0213】 実施例100 3−アミノ−2−ベンゾイル−4,6−ジ−(2−チエニル)−チエノ[2, 3−b]ピリミジン 2−アセチルチオフェン(1.08ml)および2−チオフェンカルボキシア
ルデヒド(1.03ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα
,β−不飽和ケトンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例
86で説明した方法によって行った。 収率 67mg。 MS−ESI [M+H]=419.0。 TLC R値=0.57、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0214】 実施例101 3−アミノ−2−ベンゾイル−4−(3−メトキシフェニル)−6−フェニル −チエノ[2,3−b]ピリジン アセトフェノン(1.17ml)および3−メトキシベンズアルデヒド(1.
4ml)のアルドール縮合、2−シアノチオアセタミドとのα,β−不飽和ケト
ンの環化、および2−クロロ酢酸エチルとの二次反応を実施例86で説明した方
法によって行った。 収率 31mg。 MS−ESI [M+H]=437.2。 TLC R値=0.57、シリカゲル,ジクロロメタン。
【0215】 実施例102 イソプロピル3−アミノ−4,6−ジフェニル−チエノ[2.3−b]ピリジ ン−2−カルボキサミド (a).3−アミノ−4,6−ジフェニル−チエノ[2,3−b]ピリジン−
2−カルボン酸 水酸化リチウムをジオキサン/水=9/1 (v/v)に溶解したエチル3−
アミノ−4,2−ジフェニル−チエノ[2、3−b]ピリジン−2−カルボキシ
ラート(実施例86参照のこと)53mgに加え、前記混合物を80℃で72時
間加熱した。前記反応混合物を室温にて冷却し、pH2に酸性化した。前記結晶
を濾過により収集し、真空乾燥した。 収率 33mg。 MS−ESI [M+H]=47.2。 TLC R値=0.05、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/
3 v/v (b).イソプロピル3−アミノ−4,6−ジフェニル−チエノ−[2,3−
b]ピリジン−2−カルボキサミド ジクロロメタンに溶解した3−アミノ−4,6−ジフェニル−チエノ[2、3
−b]ピリジン−2−カルボン酸の攪拌した溶液(33mg)にN,N−ジイソ
プロピルエチルアミン(36μl),イソプロピルアミン(12μl)およびO
−(ベンゾトリアゾール−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウ
ムテトラフルオロホウ酸塩(33mg)を加えた。16時間後、前記溶液を蒸発
させ、前記残渣をジクロロメタンを溶離液としてシリカゲルでクロマトグラフし
た。 収率 21mg。 MS−ESI [M+H]=388.2。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/3 v/v。
【0216】 実施例103 イソプロピル3−アミノ−6−ナフチル−4―フェニル−チエノ[2,3−b ]ピリジン−2−カルボキサミド 初めにエチル3−アミノ−6−ナフチル−4−フェニル−チエノ[2,3−b
]ピリジン−2−カルボキシラート(実施例87参照のこと)を対応する酸(5
0mg)に加水分解し、次いで実施例102で説明した方法を用いてイソプロピ
ルアミン(16μl)と共に対応するアミドに反応させた。 収率 17mg。 MS−ESI [M+H]=438.2。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/3
v/v。
【0217】 実施例104 イソプロピル3−アミノ−4−フェニル−6−(2−チエニル)−チエノ[2 ,3−d]ピリジン−2カルボキサミド 初めにエチル3−アミノ−4−フェニル−6−(2−チエニル)−チエノ[2
,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート(実施例88参照のこと)を対応す
る酸(50mg)に加水分解し、次いで実施例102で説明した方法を用いてイ
ソプロピルアミン(18μl)と共に対応するアミドに反応させた。 収率 6mg。 MS−ESI [M+H]=394.2。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/3
v/v。
【0218】 実施例105 イソプロピル3−アミノ−6−ナフチル−4−(2−チエニル)−チエノ[2 ,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 初めにエチル3−アミノ−6−ナフチル−4−(2−チエニル)−チエノ[2
,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート(実施例89参照のこと)を対応す
る酸(50mg)に加水分解し、次いで実施例102で説明した方法を用いてイ
ソプロピルアミン(16μl)と共に対応するアミドに反応させた。 収率 16mg。 MS−ESI [M+H]=444.2。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/3
v/v。
【0219】 実施例106 イソプロピル3−アミノ−6−フェニル−4(2−チエニル)−チエノ[2, 3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 初めにエチル3−アミノ−6−フェニル−4−(2−チエニル)−チエノ[2
,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート(実施例90参照のこと)を対応す
る酸(50mg)に加水分解し、次いで実施例102で説明した方法を用いてイ
ソプロピルアミン(18μl)と共に対応するアミドに反応させた。 収率 16mg。 MS−ESI [M+H]=394.2。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/3
v/v。
【0220】 実施例107 イソプロピル3−アミノ−6−(2−フリル)−4−(2−チエニル)−チエ ノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド 初めにエチル3−アミノ−6−(2−フリル)−4−(2−チエニル)−チエ
ノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート(実施例91参照のこと)を
対応する酸(50mg)に加水分解し、次いで実施例102で説明した方法を用
いてイソプロピルアミン(18μl)と共に対応するアミドに反応させた。 収率 7mg。 MS−ESI [M+H]=384.0。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/3
v/v。
【0221】 実施例108 イソプロピル3−アミノ−4,6−ジ−(2−チエニル)−チエノ[2,3− b]ピリジン−2−カルボキサミド 初めにエチル3−アミノ−4,6−ジ−(2−チエニル)−チエノ[2,3−
b]ピリジン−2−カルボキシラート(実施例92参照のこと)を対応する酸(
50mg)に加水分解し、次いで実施例102で説明した方法を用いてイソプロ
ピルアミン(18μl)と共に対応するアミドに反応させた。 収率 35mg。 MS−ESI [M+H]=400.2。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/3
v/v。
【0222】 実施例109 イソプロピル3−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−6−フェニル−チ エノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド エチル3−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−6−フェニル−チエノ[
2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート(実施例93参照のこと)を対応
する酸(50mg)に加水分解し、次いで実施例102で説明した方法を用いて
イソプロピルアミン(17μl)と共に対応するアミドに反応させた。 収率 28mg。 MS−ESI [M+H]=418.2。 TLC R値=0.6、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 97/3
v/v。
【0223】 実施例110 tert−ブチル3−アミノ−6−メチルチオ−4−(3−メトキシフェニル )チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド (a).1,1−ジシアノ−2−メチル−2−(3−メトキシフェニル)−エ
テン ベンゼン(40ml)に溶解した3’−メトキシ−アセトフェノン(3.46
g)およびマロニトリル(6.89ml)の溶液をアセトン(2.30ml)お
よびアンモニウム酢酸(1.50g)で処理し、前記反応混合物をディーンスタ
ーク装置のアゼオトロープ蒸留下で加熱した。5時間後、前記反応混合物を周辺
温度に冷却し、EtOAcで希釈し、水および塩性溶液で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥させ、真空で乾燥させた。前記残渣をEtOAc/ヘプタン(3/7
v/v)を溶離液として用いてフラッシュシリカゲルクロマトグラフィによって
精製した。 収率 6.4g。 MS−ESI [M+H]=199.2。 TLC R値=0.6、シリカゲル,EtOAc/ヘプタン 2/3 v/v
(b).1,1−ジ−(メチルチオ)−3−(3−メトキシフェニル)−4,
4−ジシアノ−ブタジエン 1,1−ジシアノ−2−メチル−2−(3−メトキシフェニル)−エテン(実
施例110a、6.4g),カーボンジスルフィド(3.85ml)およびヨウ
化メチル(9.9ml)を事前に用意したDMF(200ml)に溶解した水酸
化ナトリウムの懸濁液(鉱物油に60%分散、1.60g)加えた。7時間後、
前記反応混合物を減圧下で濃縮し、EtOAcで再溶解し、水および塩性溶液で
洗浄し、乾燥(硫酸マグネシウム)させて真空で濃縮した。前記残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィを用いて精製した(溶離液:EtOAc/ヘプタン 3/7
v/v)。 収率 3.92g。 MS−ESI [M+H]=303.1。 TLC R値=0.5、シリカゲル,EtOAc/ヘプタン 2/3 v/v
(c).2−メチルチオ−4−(3−メトキシフェニル)−5−シアノ−ピリ
ジン−6−オン エタノール(50ml)に溶解した1,1−ジ−(メチルチオ)−3−(3−
メトキシフェニル)−4,4−ジシアノ−ブタジエン(実施例110b、3.9
2g)を48%臭化水素水溶液(39ml)で処理し、前記溶液を還流下で3時
間加熱した。前記反応混合物を氷浴(0℃)で冷却後に沈降物をこし取り、水で
洗浄し、真空下で乾燥した。 収率 2.4g。 MS−ESI [M+H]=273.2。 TLC R値=0.47、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール 9/1
v/v (d).tert−ブチル3−アミノ−6−メチルチオ−4−(3−メトキシ
フェニル)−チエノ[2,3−b]ピリジン−2カルボキサミド 2−メチルチオ−4−(3−メトキシフェニル)−5−シアノ−ピリジン−6
−オン(2.4g、実施例110c)のPOClでの処理およびエチル2−メ
ルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法によって行った。残りの
誘導体であるエチル3−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−6−メチルチ
オ−チエノ[2,3−b]ピリミジン−2−カルボキシラート(2.6g)を初
めに実施例34で説明した方法で対応する酸(2.2g)に加水分解し、次いで
実施例50による対応するアミドを供給するためにtert−ブチルアミン(2
ml)と反応させた。係る化合物をヘプタン/酢酸エチル(EtOAc) 3/
1(v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 2.11g。 MS−ESI [M+H]=402.3。 TLC R値=0.37、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=3/2(v/
v)。
【0224】 実施例111 tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(N−ベンゾイル−3− アミノフェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド (a).エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−ニトロフェニル)−
チエノ[2,3−d]−ピリミジン−6−カルボキシラート S−メチルイソチオウレア硫酸塩(700mg),3−ニトロベンズアルデヒ
ド(750mg)およびシアン酸エチル(560μl)の環化のPOClでの
処理およびエチル2−メルカプト酢酸塩との二次反応を実施例1で説明した方法
によって行った。係る純粋な化合物をヘプタン/酢酸エチル(EtOAc) 3
/2(v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ後に得た。 収率 780mg。 MS−ESI [M+H]=391.3。 TLC R値=0.35、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=3/2(v/
v) (b).tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−アミノフ
ェニル)−チエノ[2,3−d]−ピリミジン−6−カルボキサミド エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−ニトロフェニル)−チエノ[
2,3−d]−ピリミジン−6−カルボキシラート(実施例111a、780m
g)を10mlのジオキサンで溶解した。次いで、エタノール10mlおよび塩
化スズ(II)(1.1g)を加え、前記反応混合物を90℃で一晩攪拌した。
真空での前記反応混合物の濃縮後、前記残渣を酢酸エチル(50ml)で再溶解
し、4モルの水酸化ナトリウム10mlで洗浄し乾燥させ(硫酸マグネシウム)
、減圧下で濃縮した。残りの誘導体エチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(
3−アミノフェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラー
ト(558mg)中にあるエチルエステルを実施例34で説明した方法を用いて
対応する酸(430mg)でケン化し、次いで係るtert−−ブチルアミドを
生成するためにtert−−ブチルアミン(200μl)と反応させた(実施例
50による)。係る純粋な化合物をヘプタン/酢酸エチル(EtOAc) 3/
1(v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフにより精製した。 収率 391mg。 MS−ESI [M+H]=388.0。 TLC R値=0.43、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=3/2(v/
v) (c).tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(N−ベンゾイ
ル−3−アミノフェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシ
ラート tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−アミノフェニル)
−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6―カルボキサミド(実施例111b、3
91mg)をジクロロメタン10mlに溶解した。次いで、N,N−ジイソプロ
ピルエチルアミン(600μl)および塩化ベンゾイル(210mg)を加え、
前記反応混合物を2時間攪拌した。前記反応混合物をジクロロメタン(50ml
)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。前記有機層を乾燥させ
(硫酸マグネシウム)、減圧下で濃縮させた。係る化合物をヘプタン/酢酸エチ
ル(EtOAc) 3/1(v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ
により精製した。 収率 348mg。 MS−ESI [M+H]=492.1。 TLC R値=0.50、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=3/2(v/
v)。
【0225】 実施例112 tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−メトキシフェニル )−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 初めにエチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−メチルチオ−
チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート(実施例1、400m
g)を実施例34で説明した方法を用いて対応する酸(340mg)に加水分解
し、次いで実施例50による対応するアミドを与えるためにtert−ブチルア
ミン(150μl)と反応させた。係る化合物をヘプタン/酢酸エチル(EtO
Ac) 3/1(v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフにより精製
した。 収率 310mg。 MS−ESI [M+H]=403.0。 TLC R値=0.32、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=3/2(v/
v)。
【0226】 実施例113 N−メチル−N−イソプロピル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−メト キシフェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド 初めにエチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−メチルチオ−
チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート(実施例1を参照のこ
と)を実施例34で説明した方法を用いて対応する酸(340mg)に加水分解
し、次いで実施例50による対応するアミドを提供するためにN−メチル−N−
イソプロピルアミン(150μl)と反応させた。係る化合物をヘプタン/酢酸
エチル(EtOAc) 3/1(v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグ
ラフにより精製した。 収率 271mg。 MS−ESI [M+H]=404.0。 TLC R値=0.34、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=3/2(v/
v)。
【0227】 実施例114 tert−ブチル5−アミノ−2−エトキシ−4−(3−メトキシフェニル) −チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−メトキシフェニル
)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(実施例112、1
.1g)をトリフルオロ酢酸(20ml)に溶解し、3−クロロ過安息香酸(m
CPBA,1.23g)を加えた。2時間の攪拌後、前記反応混合物を真空で濃
縮しジクロロメタン(50ml)で再溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗浄し、減圧下で濃縮した。次いで、対応する2−メチルスルホキシドを含んで
いる前記残渣を、エタノール(10ml)で溶解し、KOtBu(1g)を加え
た。還流下で一晩過熱後、前記反応混合物を1モルの塩酸で酸性化し、真空で濃
縮し、ジクロロメタン(50ml)で洗浄し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、減圧下で濃縮した。このようにして得
られたオイルの精製をヘプタン/酢酸エチル(EtOAc) 3/1(v/v)
を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフにより行った。 収率 271mg。 MS−ESI [M+H]=401.6。 TLC R値=0.50、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=3/2(v/
v)。
【0228】 実施例115 5−アミノ−2−(2−チエニル)−4−(3−メトキシフェニル)−6−( N−モルフォリノカルボニル)チエノ[2,3−d]ピリミジン 初めにエチル5−アミノ−4−(3−メトキシフェニル)−2−(2−チエニ
ル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート(561mg、
実施例27参照のこと)を実施例34で説明した方法を用いて対応する酸(46
4mg)に加水分解し、次いで実施例50による対応するアミドを提供するため
にモルフォリン(300μl)と反応させた。係る化合物をヘプタン/酢酸エチ
ル(EtOAc) 3/2(v/v)を溶離液としてシリカゲルクロマトグラフ
により精製した。 収率 457mg。 MS−ESI [M+H]=453.2。 TLC R値=0.16、シリカゲル,ヘプタン/酢酸エチル=3/2(v/
v)。
【0229】 実施例116 tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(N−(2−tert− ブチルアミノ)−アセチル)−3−アミノフェニル)−チエノ[2,3−d]ピ リミジン−6−カルボキサミド tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−アミノフェニル)
−チエノ[2,3−d]−ピリミジン−6−カルボキサミド(実施例111b、
195mg)をジクロロメタン5mlに溶解した。次いで、N,N−ジイソプロ
ピルエチルアミン(300μl)および臭化アセチルクロライド(120mg)
を加え、前記反応混合物を2時間攪拌した。前記反応混合物をその後tert−
ブチルアミン(2ml)で処理した。一晩放置した後、前記反応混合物を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、真空で濃縮
した。前記残渣の精製をシリカクロマトグラフ(溶離液:ジクロロメタン/メタ
ノール 1/0から9/1(v/v)で)を用いて行った。 収率 155mg。 MS−ESI [M+H]=501.2。 TLC R値=0.64、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=9/1
(v/v)。
【0230】 実施例117 tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−(3−ピリジル) −プロポキシ)−フェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキ サミド tert−ブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−(3−メトキシフェニル
)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキサミド(400mg、実施
例112)を冷却した(0℃)ジクロロメタン(10ml)で溶解し、三臭化ホ
ウ素(300μl)を滴下して加えた。室温で一晩攪拌した後、前記反応混合物
をジクロロメタン(50ml)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
した。前記有機層を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、ほぼ乾燥状態に濃縮した。
残りのオイルを攪拌したトルエン(50ml)と共にフラスコに滴下して加えた
。このようにして得られたtertーブチル5−アミノ−2−メチルチオ−4−
(3−ヒドロキシフェニル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキ
サミドを含む沈降物(360mg)をこし取り、真空で乾燥させた。後者の誘導
体をテトラヒドロフラン(THF)(10ml)で溶解し、PPh(600m
g)、3−(3−ピリジル)−プロパノール(270mg)およびアゾジカルボ
ニルジピペラジン(ADDP,600mg)を加えた。一晩攪拌した後、前記反
応混合物をジクロロメタン(50ml)で溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液で洗浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、シリカゲルクロマトグラフィ(溶
離液:ジクロロメタン/メタノール=1/0から95/5(v/v))によって
精製した。 収率 271mg。 MS−ESI [M+H]=508.2。 TLC R値=0.56、シリカゲル,ジクロロメタン/メタノール=96/
4(v/v)。
【0231】 実施例118 マウスのライディッヒ細胞におけるLH生物活性に対するインビトロ試験 雄マウスでは、黄体化ホルモン(LH)は精巣ライディッヒ細胞でテストステ
ロン産生を誘発する。この活性はまたLHと同様の標的細胞レセプターと結合す
るヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)によって呈示される。インビトロライデ
ィッヒ細胞アッセイ(van Dammeら、1974年、Mannaerts
らにより修正、1987年)はテストステロン産生を交互に引き起こすライディ
ッヒ細胞LHレセプターに結合する化合物のLH生物活性を決定するために使用
される。
【0232】 このアッセイのために、ライディッヒ細胞は成長した9から13週齢のマウス
の精巣から分離される(系統:HSD/Cpb:SE,Harlan,オランダ
)。それゆえにマウスを殺し、精巣を迅速に除去して皮膜剥離をする。それぞれ
の精巣をウエルあたり0.75mlの培養液の入った組織培養平板の個別のウエ
ルに移動する。それぞれのウエルの内容物を30cmの試験管(内径2.5mm
,中間の4点箇所で1.2mmに狭まった)に通す。得られた懸濁液を30μm
のナイロンメッシュに通して濾過し、濾液を50mlのプラスチック製試験管で
95%大気/5%COの飽和水蒸気の環境にある孵卵器で37℃、30分間前
保温する。前保温に続き、前記試験管を1600N/kgで5分間遠心し、上清
をデカントする。残りのペレットを培養液(原初の精巣0.5mg/ml)に再
浮遊させ、浮遊液をマグネチックスターラーで非常にゆっくりと攪拌して均質を
保つ。
【0233】 このライディッヒ細胞の浮遊液(100μl)をウエルあたり50μlのレフ
ァレンス化合物、試験化合物あるいは媒体(培養液)のマイクロタイター平板の
ウエルに加える。レファレンスとして、国立生物学的製剤研究所(NIBSC、
ロンドン、英国)によって供給されるヒトLHあるいはhCGの国際レファレン
ス調製品に対して校正されるLHあるいはhCG内部標準を使用する。試験化合
物およびレファレンス化合物を溶解し、希釈して同様の培養液でアッセイする。
レファレンス化合物および試験化合物を含む平板を95%大気/5%COの飽
和水蒸気の環境にある孵卵器内で37℃で4時間インキュベートする。インキュ
ベーションに続き平板を密封し、−20℃でテストステロンの測定を行うまで保
存する。
【0234】 テストステロンの測定に先立ち、マイクロタイター平板の内容物を室温で融解
し、平板を150N/kgで5分間遠心する。テストステロン測定に対して適切
な希釈液を得るためにそれぞれのウエルの上清30μlの部分を培養液(60倍
)で希釈する。その後(12.5μl)分のそれぞれの希釈した試験サンプルを
ダイレクトテストステロンRIAキットを用いてアッセイする。結果を表1に示
す。
【0235】 実施例119 未成熟の雌マウスにおけるLH生物活性に対するインビボ排卵誘発アッセイ
卵胞刺激ホルモン(FSH)で刺激された未成熟の雌マウスにおいて、グラー
フ卵胞の同様のLH受容体に結合する黄体化ホルモン(LH)によって、あるい
はヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)によって排卵を誘発することができる。
LH受容体への結合は生物化学的カスケードを開始し、ときに卵胞破裂および成
熟オーサイトの挺出となる。LH作動性化合物のインビボ活性を測定するために
、卵胞発生を開始すべく未成熟の20日齢のマウス(B6D2F1系統、ブロー
クマンインスティチュート、オランダ)を尿中FSH(Humegon;12.
5IU/l, 0.1ml皮下注射)と共に用意した。48時間後、FSH処理
試験化合物、レファレンス化合物あるいは媒体(10%クレモフォール溶液)を
動物に投与する。試験化合物(0.1ml中50mg/kg)および媒体(0.
1ml)を経口で投与し、レファレンス化合物を皮下に注射する。レファレンス
として、国立生物学的製剤研究所(NIBSC、ロンドン、英国)によって提供
される国際レファレンス調製品のhCGに対して校正されるhCG内部標準を用
いる。試験化合物、レファレンス化合物あるいは媒体の投与24時間後、頚管転
移により動物を殺す。卵管を切開し、0.9%NaClに収集する。次に前記卵
管を2枚のガラス板の間に設置し、顕微鏡下で排卵した卵子の存在の有無を調べ
る。卵管の中に存在する排卵した卵子の数はインビボLH生物活性について示す
。 結果は表1に示される。
【0236】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AU,BA,BB,BG,BR, CA,CN,CU,CZ,EE,GE,HR,HU,I D,IL,IN,IS,JP,KP,KR,LC,LK ,LR,LT,LV,MG,MK,MN,MX,NO, NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,SL,T R,TT,UA,US,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 アダング,アントン・エフベルト・ペータ オランダ国、エヌ・エル−5615・セー・エ ル・エイントホーフエン、レ・サーヘ・テ ン・ブルークラーン・77 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB04 CC08 EE03 FF03 FF05 GG04 GG06 HH01 4C071 AA01 BB01 CC02 EE13 FF05 GG03 HH11 HH16 HH28 LL01 4C086 AA01 AA02 AA03 CB05 CB26 MA01 MA04 NA14 ZA81 ZC11 【要約の続き】 (H),O又は結合手である。本発明の化合物は活性を 活性化する黄体化ホルモン(LH)受容体を有し生殖能 調整療法に使用されることが可能である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I中、 【化1】 はNR,OR,SR又はRであり、 RおよびRは独立してH,(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニ
    ル,(2−8C)アルキニル,(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテ
    ロシクロアルキル,アルキル(1−8C)カルボニル,(6−14C)アリール
    カルボニル,(6−14C)アリール又は(4−13C)ヘテロアリールから選
    択されるか、あるいはRおよびRは共に(2−7C)ヘテロシクロアルキル
    環で結合され、 Rは(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテロシクロアルキル,(
    6−14C)アリール又は(4−13C)ヘテロアリールであり、 Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキ
    ニル,又は(6−14C)アリールあるいは(4−13C)ヘテロアリールであ
    り、共に(1−8C)アルキル,(1−8C)アルキルチオ,(1−8C)(ジ
    )アルキルアミノ,(1−8C)アルコキシ,(2−8C)アルケニル,又は(
    2−8C)アルキニルから選択された一つ又は一つ以上の置換基で任意に置換さ
    れ、 Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキ
    ニル,(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテロシクロアルキル,又は
    (6−14C)アリールあるいは(4−13C)ヘテロアリールであり、共に(
    1−8C)アルキル,(1−8C)(ジ)アルキルアミノ又は(1−8C)アル
    コキシから選択された一つ又は一つ以上の置換基で任意に置換され、 XはS,O又はN(R)であり、 RはH,(1−8C)アルキル,(1−8C)アルキルカルボニル,(6−
    14C)アリールカルボニル又は(6−14C)アリール(1−8C)アルキル
    であり、 YはCH又はNであり、 ZはNH又はOHであり、 AはS,N(H),N(R),O又は結合手であり、 RはRに対して記述したような前記同基から選択することができ、 BはN(H),O,又は結合手である、 治療に使用するための前記一般式Iによる二環式へテロ芳香族誘導体化合物、
    あるいは製薬的に許容可能な同塩。
  2. 【請求項2】 XはSであり、および/又はZはNHである治療に使用す
    るための請求項1記載による誘導体化合物。
  3. 【請求項3】 XはSであり、ZはNHであり、およびRは(6−14
    C)アリールあるいは(4−13C)ヘテロアリールである治療に使用するため
    の請求項1又は2記載による誘導体化合物。
  4. 【請求項4】 BはN又はOである治療に使用するための請求項1〜3記載
    による誘導体化合物。
  5. 【請求項5】 BはNである治療に使用するための請求項1〜4記載による
    化合物。
  6. 【請求項6】 Rはイソプロピル又はtert−ブチルである治療に使用
    するための請求項1〜5記載による化合物。
  7. 【請求項7】 Y=Nである治療に使用するための請求項1〜6記載による
    化合物。
  8. 【請求項8】 一般式II中、 【化2】 は(6−14C)アリール又は(4−13C)ヘテロアリールであり、 Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキ
    ニル,又は(6−14C)アリールあるいは(4−13C)ヘテロアリールであ
    り、共に(1−8C)アルキル,(1−8C)アルキルチオ,(1−8C)アル
    コキシ,(2−8C)アルケニル,又は(2−8C)アルキニルから選択された
    一つ又は一つ以上の置換基で任意に置換され、 Rは(1−8C)アルキル,(2−8C)アルケニル,(2−8C)アルキ
    ニル,(3−8C)シクロアルキル,(2−7C)ヘテロシクロアルキル,又は
    (2−14C)アリールあるいは(4−13C)ヘテロアリールであり、共に(
    1−8C)アルキル,(1−8C)(ジ)アルキルアミノ又は(1−8C)アル
    コキシから選択された一つ又は一つ以上の置換基で任意に置換され、 BはN(H),O,又は結合手であり、および Y=CH又はNであり、 前記化合物はエチル5−アミノ−4−フェニル−2−エトキシカルボニルメチ
    ルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート,メチル5−
    アミノ−4−フェニル−2−メチルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−6
    −カルボキシラート,エチル5−アミノ−4−フェニル−2−メチルチオ−チエ
    ノ[2,3−d]ピリミジン−6−カルボキシラート,6−アセチル−5−アミ
    ノ−4−フェニル−2−(2−オキソプロピルチオ)−チエノ[2,3−d]ピ
    リミジン,5−アミノ−6−ベンゾイル−4−フェニル−2−フェニルカルボニ
    ルメチルチオ−チエノ[2,3−d]ピリミジン又は5−アミノ−6−(4−ク
    ロロベンゾイル)−4−フェニル−2−[(4−クロロフェニル)カルボニルメ
    チルチオ]−チエノ[2,3−d]ピリミジンではないという条件付きで、 治療に使用するための前記一般式IIによる二環式へテロ芳香族誘導体化合物
    、あるいは製薬的に許容可能な塩。
  9. 【請求項9】 BはN又はOである請求項8記載による誘導体化合物。
  10. 【請求項10】 BはNである請求項8あるいは9記載による化合物。
  11. 【請求項11】 Rはイソプロピル又はtert−ブチルである請求項8
    〜10記載による化合物。
  12. 【請求項12】 Y=Nである請求項8〜11記載による化合物。
  13. 【請求項13】 R=(1−4C)アルキルである請求項8〜12記載に
    よる化合物。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13記載による二環式へテロ芳香族誘導体化合
    物を含む医薬品化合物又は製薬的に許容可能な補助剤を混合した製薬的に許容可
    能な塩あるいは溶媒和化合物。
  15. 【請求項15】 生殖能の調整のための薬物の製造のための請求項1〜13
    記載のいずれかによる二環式へテロ芳香族誘導体化合物又は製薬的に許容可能な
    塩あるいは溶媒和化合物の使用。
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