JP2002516368A5

JP2002516368A5 -

Info

Publication number: JP2002516368A5
Application number: JP2000550914A
Authority: JP
Filing date: 1999-04-30
Publication date: 2006-05-11

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】液体透過トップシート（４６）、液体不透過バックシート（４４）、および前記バックシートと前記トップシートとの間に配置される吸収性繊維構造（４２）とを含む吸収性物品（４０）であって、前記吸収性繊維構造は、少なくとも２５重量％の親水性繊維と、かさ高い構造内で親水性繊維を安定化する、発泡性構造形成組成物からの結合剤残存物とを含み、前記親水性繊維が、前記結合剤残存物により安定化される連続セルフォーム構造の境界を規定し、前記吸収性繊維構造の密度は約０．１ｇ／ｃｃまたはそれ以下であり、湿潤かさ高さは約６ｃｃ／ｇまたはそれ以上であることを特徴とする吸収性物品（４０）。
【請求項２】前記バックシート（４４）と前記吸収性繊維構造（４２）との間に配置される綿毛パルプパッドをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。
【請求項３】前記吸収性繊維構造が、湿潤柔軟であることを特徴とする請求項１または２に記載の吸収性物品。
【請求項４】前記繊維が連続セルフォーム構造のセルの間に支柱として配置されていることを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の吸収性物品。
【請求項５】前記結合材料が前記親水性繊維間で水不溶性の結合剤を形成し前記フォーム内で前記繊維を安定にするようになっていることを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の吸収性物品。
【請求項６】前記結合材料が、水溶性多糖類またはタンパク質を含むことを特徴とする請求項１から５のいずれかに記載の吸収性物品。
【請求項７】前記結合材料がラテックスを含むことを特徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載の吸収性物品。
【請求項８】前記結合材料が、親水性セルロース誘導体、アルギン酸、デンプン、疎水性デンプン誘導体、超吸収性ポリマー、およびゴムから選択したポリマーを含むことを特徴とする請求項１から７のいずれか１項に記載の吸収性物品。
【請求項９】前記吸収性繊維構造が、エラストマー結合材料を含むことを特徴とする請求項１から８のいずれかに記載の吸収性物品。
【請求項１０】前記結合材料が、親水性であることを特徴とする請求項１から９のいずれか１項に記載の吸収性物品。
【請求項１１】前記結合材料の質量が、乾燥ベースで前記繊維の質量より小さいことを特徴とする請求項１から１０のいずれか１項に記載の吸収性物品。
【請求項１２】前記吸収性繊維構造は、水不溶性親水性発泡結合材料と、５０重量％以上の親水性繊維とを備え、前記繊維構造の密度が約０．０５ｇ／ｃｃまたはそれ以下であることを特徴とする吸収性物品。
【請求項１３】前記親水性繊維が、製紙繊維であることを特徴とする請求項１から１２のいずれかに記載の吸収性物品。
【請求項１４】前記吸収性繊維構造は少なくとも１０重量％の活性炭をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の吸収性物品。
【請求項１５】請求項１から１４のいずれかに記載の吸収性物品を製造する方法であって、該方法は、前記吸収性繊維構造を製造する段階を備え、
ａ）親水性繊維を、結合材料および除去可能相を含む構造形成組成物と組み合わせて混合物を形成し、
ｂ）前記混合物内にフォームを形成し、
ｃ）前記繊維を共に結合して連続多孔性網状組織にし、前記結合材料は前記多孔性網状組織を安定化する、ことからなる方法。
【請求項１６】前記結合材料が水不溶性結合剤を前記繊維間に形成し、前記多孔性網状組織を安定化するようになっていることを特徴とする請求項１５に記載の方法。
【請求項１７】前記繊維が互いに結合する前に、前記フォームが混合物中の繊維の物理的再配置を引き起こすことを特徴とする請求項１５または１６に記載の方法。
【請求項１８】フォームを形成した後、前記繊維を少なくとも２方向に物理的に再配置する段階をさらに含むことを特徴とする請求項１５または１６に記載の方法。
【請求項１９】前記除去可能相の一部を除去する段階を備えることを特徴とする請求項１５から１８のいずれかに記載の方法。
【請求項２０】前記構造形成組成物が、高内相比乳剤（ＨＩＰＥ）乳剤を含むことを特徴とする請求項１または請求項１５から１９のいずれか１項に記載の方法。
【請求項２１】請求項１５から２０のいずれかに記載の方法であって、
前記フォームを移動ベルト上に堆積して、前記構造形成組成物を実質的に排出せずにフォーム層を形成する段階と、
前記フォーム層を硬化して吸収性繊維構造を形成する段階を含むことを特徴とする方法。
【請求項２２】請求項１５から２１のいずれかに記載の方法であって、
繊維化した親水性繊維の空気堆積マットを移動ベルトの上に形成して繊維マットを形成する段階と、
前記マットを、結合剤および除去可能相を含む発泡性のある構造形成組成物に含浸する段階と、
前記構造形成組成物の作用で前記繊維を前記マット内で再配置して再構成層を生成する段階と、
前記再構成層に水不溶性結合を形成して吸収性繊維構造を形成する段階と、
を含むことを特徴とする方法。