JP2002506950A - 流体処理装置及び流体処理方法 - Google Patents

流体処理装置及び流体処理方法

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Abstract

(57)【要約】 この開示は渦室を画成している室ハウジングを有し、燃料のような液体を準備するための遠心渦装置に関するものである。この室ハウジングには一群の接線方向の孔を形成し、これにより、渦室内に乱流状態で、流体を導入し、この渦室を通じて、流体の渦流を発生させる。一実施例では、複数個の渦室を直列に配置し、数個の渦室に流体を通すようにする。他の実施例では、室ハウジングに段を設け、又は織物の表面のような織目を付し、又は段と、織目との両方を設け、渦室に通る流れの乱流を増大する。他の実施例では、差圧供給ジャケットを設け、接線方向の孔の位置に応じて、この孔に通る流れの量を常態化する。また、開示されている遠心室は底面に複数個の出力導管を有し、更に、頂面から下方に延びるテーパ延長部材を有し、流体の遠心作用による流れを増進する。更に、バイパス導管を設け、1個、又はそれ以上の数の室を流体が選択的に迂回できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は流体気化均質化装置、及び流体を気化し、均質化する方法、また、特
に微細に均質化され、又は気化された気相の流体混合物を製造する装置、及び方
法に関するものである。
【0002】 発明の背景 液体、又はエーロゾルを気相の流体に変換する目的で、多くの形式の装置が数
年にわたり開発されている。これ等の装置の多くは内燃機関に使用する燃料を用
意するために開発されている。機関燃焼室内での燃料の酸化を適切なものにする
ためには、一般に、燃料空気混合気を更に気化し、均質化して、化学量論的気相
混合物を得ることである。理想的な燃料の酸化を行えば一層完全燃焼し、汚染も
少なくなる。
【0003】 また特に、内燃機関に対する化学量論は、所定量の燃料を完全燃焼させるのに
必要な酸素の量を均質な混合気内に供給して、不完全酸化、又は非効率酸化から
生ずる残留ガスが無い最適な正しい燃焼を行うための一つの条件である。理想的
には、燃焼室に入る前に、燃料は適正な酸化のため、完全に気化し、空気と相互
に混合し、均質化していなければならない。一般に、未気化の燃料滴は通常の内
燃機関、及び外燃機関内で点火せず、完全に燃焼せず、燃料効率、及び大気汚染
の問題を生ずる。
【0004】 燃料の不完全酸化、又は非効率酸化があると、窒素酸化物を伴う未燃焼炭化水
素、一酸化炭素、及びアルデヒドのような汚染物質として、内燃機関、又は外燃
機関から残留物が排出される。放出物の法基準に合わせるためには、これ等の残
留物は通常、触媒転化器、又はスクラバーにおける更なる処理を必要とする。こ
のような残留物の処理は触媒転化器、又はスクラバを作動させるため、燃費が増
大する。従って、不完全燃焼からの残留物を減らすことは、経済的にも、環境的
にも有利である。
【0005】 上述の問題の他に、完全に気化せず、化学量論的でない燃料空気混合気は燃焼
機関の効率を低下させる。燃料の化学的エネルギの小部分は機械的エネルギに変
換するから、燃料のエネルギは浪費され、不必要な熱汚損を生ずる。従って、燃
料空気混合気を更に細かく破砕し、完全に気化すれば、高い機関効率が得られる
【0006】 燃料の気化、及び燃料の不完全燃焼に関する上述の問題を軽減するための試み
がなされている。例えば、米国特許第4515734 号、第4568500 号、第5512216 号
、第5472645 号、及び第5672187 号は機関の吸気マニホールドに燃料を供給する
際、燃料を気化する種々の装置を開示している。これ等の従来の装置は燃料と、
空気とを気化するため一連の混合部位、及びベンチュリを有している。
【0007】 上述の先行技術の装置は関連する機関内での炭化水素の燃焼割合が比較的高い
ことにより、燃焼機関の作動に或る有利な点はあるが、これ等の先行技術の装置
には或る問題点がある。
【0008】 第1に、渦室内に空気を入れる孔は3個の孔が単一な行になるように配置され
ている。渦室内へのこのような空気の導入は渦室内の流体を渦室の内壁に沿って
流体の別々な環に分離してしまう。通常、このような1個の環は1個の孔に関連
する。渦室の壁に沿って、環の中に集まろうとする流体の傾向は所定の渦室内で
の乱流の度合(従って、気化の効率)を必然的に制限してしまう。
【0009】 更に、先行技術の装置は平滑な円筒内壁を有する渦室を採用している。平滑な
渦室内壁の構造は所定の渦室内に発生する乱流の程度を制限し、渦室内の気化の
有効割合を制限してしまう。
【0010】 先行技術の装置に認められる欠点は渦室に達する種々の入口における差圧を補
正することができないことである。空気燃料混合気は種々の渦室に通るから、付
加的空気が各室内に接線方向に加わり、種々の入口で差圧を発生する。これ等の
全ての入口において、渦室に周囲空気を供給するから、混合気が渦室を通過する
際、空気燃料混合気の空気対燃料比を最適に維持するのが困難であった。
【0011】 先行技術の既知の装置に関連する差圧の問題の他の態様は流路の低圧端に一層
近く(機関マニホールドに一層近く)位置している渦室は著しく一層多い流れを
受理することによって、他の渦室の作用を抑制する傾向がある。この傾向は、機
関を加速している期間中に、特に顕著であり、問題がある。流路の低圧端に一層
近い渦室は他の渦室の作用を抑制してしまうから、他の渦室の有効性は著しく減
殺される。
【0012】 先行技術の遠心気化装置も或る欠点があり、それはあまりにも容積が大きいこ
と、遠心室内に接線方向に流体を有効に導入することができないこと、機関マニ
ホールドの負圧の吸引力を不必要に妨げていること、及び遠心作用を加えた内容
物が機関マニホールド内に不均一に排出されることである。
【0013】 先行技術の遠心気化装置の付加的な欠点は空気と燃料とを渦室内に加える前に
、周囲空気が燃料に十分に混合されていないことである。空気と燃料とが予め十
分に混合されていないと、過剰の炭化水素を発生する。この問題を解決するため
の先行技術の試みは有効でないことがわかった。即ち気体状、又はエーロゾル状
の燃料が気流中に噴霧されたとしても、渦室に入る前に、燃料は次に液化してし
まうので、気流中に気体状、又はエーロゾルとして噴霧することによって得られ
るはずの利益を達成することができない。
【0014】 先行技術の遠心気化装置の他の問題点はベンチュリの形態を具えることに失敗
していることである。ベンチュリは機関の低速範囲での明瞭な高い応動性に関し
ては役割が少ないが、高速範囲での体積効率を達成するための役割が大きい。実
際、先行技術の装置は高速範囲での体積効率と、低速範囲での明瞭な高い応動性
との間を選択しなければならなかった。従って、高速範囲で体積効率を、低速範
囲で明瞭な高い応動性を達成し得る遠心気化装置が必要である。
【0015】 更に先行技術のサイクロン気化装置の他の問題点はそのような装置が調整可能
な渦室出力ポート、及び異なる直径の隣接する室の利点を利用できないことであ
る。
【0016】 内燃機関への渦流技術の適用とは異なる他の問題は吸入器を通じて供給される
種々の医薬に必要な極端に微細な気化に関する。吸入器は通常、肺の中へ直接吸
入するため医薬の液体気体混合気を発生する。しかし、問題が発生しており、肺
を通じて血流中に医薬を直接通すのに必要な高度の気化を達成することは困難で
あった。即ち、肺を通して、血流中に直ちに通すため、一層小さい分子の大きさ
の粒子に破砕されるのでなく、過剰の量の医薬が液化したままに留まる。従って
、肺を通じて、直接、血流中に医薬を供給するため、液体気体混合物を十分に小
さい粒子の蒸気に更に気化し、均質化する気化装置の開発が必要である。
【0017】 また、焼却、及び廃物管理のための破断処理の利用に関しても開発が必要であ
る。廃棄流体粒子を非常に小さい粒子寸法に破砕できれば廃棄処理装置内に導入
された混合物は一層能率的に燃焼し、汚染は最小となり、廃棄流体を焼却する効
率は増大する。
【0018】 上述したところから、既知の先行技術に関連する上述の欠点を解決し、即ち、
実質的に軽減する遠心渦装置を開発する必要がある。また、液体を一層小さい寸
法粒子の蒸気流体に一層完全に破砕し、渦室ハウジングに形成した種々の孔に通
る流れを常態化するように一層最適な乱流を生ずる渦室を有する遠心渦装置を開
発する必要がある。また、更に、空気燃料混合気を渦室内に導入する前に、空気
と燃料とを一層最適に、予め混合する遠心渦装置を提供することが必要である。
また、一層最適に混合し、気化し、均質化し、そして微細な寸法の分子蒸気粒子
を機関マニホールド内に排出し、又は吸入器形の医薬供給装置から、及び他の希
望する用途に向け、又はその用途から、微細な分子蒸気粒子を排出する小形の遠
心装置を提供することが必要である。
【0019】 発明の要約、及び目的 本発明の目的は一層最適な乱流を発生することができ、渦室内の内壁上の液体
の軌道環の形成を実質的に無くすることができる渦室を得るにある。
【0020】 本発明の他の目的は第1渦室内のみに空気を導入し、混合気が次の渦室に前進
しても、空気燃料混合気の空気燃料比を一定に維持する複数個の渦室を得るにあ
る。
【0021】 本発明の他の目的は渦室に流れる流体の乱流を増大するよう段付きの内壁面を
有する渦室ハウジングを得るにある。
【0022】 本発明の他の目的は渦室に流れる流体の乱流を増大するよう不規則内壁面、又
は織物のような表面の織目内壁面を有する渦室ハウジングを得るにある。
【0023】 本発明の他の目的は渦室に形成された数個の入力孔に入る流れの量を等しくす
るため、恐らくはジャケットによって形成されたテーパ空気送り通路のような差
圧供給部を得るにある。
【0024】 本発明の他の目的は遠心室内の流体の遠心作用を受ける流体を増進させるよう
、遠心室内に接線方向に向く一連の接続通路を形成するため、遠心室に関連する
一連の接線方向に指向する遮板を得るにある。
【0025】 本発明の他の目的は1個、又はそれ以上の渦室を選択的に分離し、バイパスし
、即ち迂回するよう一連の渦室に挿入し得る移動可能の導管を得るにある。
【0026】 本発明の他の目的は出力ポートに通る流体の流れを調整するのを助けるため、
調整自在の出力ポートを有する渦室を得るにある。
【0027】 本発明の他の目的は機関への流体出力流れを均質化し、更に気化させるため、
複数個の出力ポートを有する遠心室を得るにある。
【0028】 本発明の他の目的は遠心室内の流体の遠心作用を受ける流れ、即ち渦流を増進
し、しかも遠心室内の容積を減少させるため、遠心室の頂面のテーパ延長部を得
るにある。
【0029】 本発明の他の目的は渦室の容積を減少させることにより、また、関連するベン
チュリの最大内径より高さが低い遠心垂直壁を採用することにより渦室内の乱流
を増大するにある。
【0030】 本発明の他の目的はそれぞれの渦室内の流体の流れを常態化し、等しくするた
め、直径を増大する一連の渦室を得るにある。
【0031】 本発明の他の目的はベンチュリのスロートの直径対遠心出力ポートの直径の比
が約 1:1.66 であるベンチュリ、及び関連する遠心室を得るにある。
【0032】 本発明の他の目的は均質化、及び気化のため、空気燃料混合気を渦室内に導入
する前に、空気と燃料とを予め混合するための予備混合室を得るにある。
【0033】 本発明の他の目的は渦流が1個の渦室から、隣接する渦室に通る際、渦流が互
いに反対スピン方向にスピン運動を行わせることによって、渦室内に一層最適な
乱流を発生させると共に、一層向上された気化を達成するにある。
【0034】 本発明の他の目的は機関の高速範囲で高い体積効率を達成し、低速範囲で高い
明瞭な応動性を達成し得る遠心気化装置を得るにある。
【0035】 本発明の更に他の目的は医薬の用途では蒸気気体混合気を分子の大きさの一層
微細な寸法の粒子に破砕する装置を得るにある。本発明の更に他の目的は肺を直
接通って、人の血流中に直ちに粒子を通すことができる程、蒸気液体混合気を極
めて小さい寸法の粒子に破砕し得る装置を得るにある。
【0036】 本発明の他の目的は流体の流れが焼却器内で一層最適に焼却されるように、液
体粒子、及び蒸気粒子から成る流体の流れを破砕する装置を得るにある。
【0037】 本発明の更に他の目的は燃焼プロセスから生ずる汚染を減少させるため、一層
最適の燃焼を達成する程度まで、燃料を均質化する装置を得るにある。
【0038】 本発明の他の目的は遠心ハウジングの外に流出する流体の無駄な流れを防止す
ると共に、遠心ハウジング内の流体の遠心作用を受ける流れを増進するよう、遠
心ハウジング内に延長アームを有する装置を得るにある。
【0039】 上述の目的は、渦室ハウジングに形成された一群の孔内に空気燃料混合気を導
入する前に、空気と燃料とを組み合わせるように、特別に予め混合することによ
って、渦室内での流体の乱流と気化とを増進させる遠心渦装置によって達成する
ことができる。渦室内に接線方向に空気燃料混合気を導入させるよう、渦室ハウ
ジングにこれ等孔を形成する。全ての孔の有効な使用を可能にする差圧供給形態
によって、これ等種々の孔に入る流れを等しくすることができる。
【0040】 一実施例では、渦室ハウジングの内壁に段を設け、又は織物のような織目を付
け、又は段と織目との両方を設け、渦室に通る流れの乱流を増進させる。
【0041】 他の実施例では、遠心室には一連の遮板と、テーパ延長部とを設け、渦室内で
の流体の遠心作用による流れを増進させる。更に他の実施例では、一連の渦室に
通して挿入し得る長導管を設け、1個又はそれ以上の渦室を選択的に分離し、及
び/又は迂回、即ちバイパスさせる。更に他の実施例では、渦室に通る流れを調
整するため、渦室出力部は調整自在の直径を有する。
【0042】 添付図面を参照する次の詳細な説明によって、本発明の他の目的、要旨、及び
利点は明らかになるであろう。
【0043】 発明の詳細な説明 本明細書中、「均質化する」、又は「気化させる」、又はこれ等の語からの派
生語は高速、低圧、及び高真空状態が存在する場合の、即ち差圧が存在する場合
の渦状の乱流によって、液体をエーロゾル、即ち蒸気相から気相に変換すること
を意味する。
【0044】 図1〜図6は本発明遠心渦装置30の第1実施例を示す。図1に示すように、
遠心渦装置30は3個の部分、即ち、燃料気化部32、主空気部34、及び遠心
部36を有する。燃料気化部32はインゼクタ板42に形成された孔40に取り
付けられた2個の燃料インゼクタ38を有するものとして図示されている。燃料
インゼクタ38は通常の電子燃料インゼクタから成り、約30°の噴霧角を有す
るのが好適である。
【0045】 燃料気化部32に予備混合室44を形成し、燃料インゼクタ38の出力ポート
46によって、予備混合室44内に燃料を噴霧する。周囲空気導管50を通じて
、周囲空気を予備混合室44内に導入し、燃料インゼクタ38によって噴霧され
た燃料をこの導入された周囲空気に混合する。渦室ハウジング54の外面52と
、テーパ延長部58の外面68とによって、予備混合室44を一部画成する。更
に、差圧供給ジャケット60の内面56によって、予備混合室44を画成する。
ジャケット60、及び渦室ハウジング54の目的、及び機能について以下に一層
詳細に説明する。
【0046】 渦室ハウジング54は外面52、内室壁面62、及び底面63を有する。更に
、渦室ハウジング54はテーパ延長部58を有し、予備混合室44内の流体の流
れを増進する。孔49に挿入された止ねじ48(図3参照)によって、インゼク
タ板42に渦室ハウジング54を取り付ける。内室壁面62は流体の渦流を内部
に発生する渦室64を画成する。渦室ハウジング54の壁に支承される一群の孔
66を設け、渦室64内に接線方向に、空気燃料混合気のような流体が入るよう
な角度に孔66が位置する。渦室頂端縁61はジャケット頂部内面55に衝合す
る。通常のガスケット(図示せず)を端縁61と、頂面55との間に介挿しても
よく、これにより、端縁61と、頂面55との間から渦室64内に流体が漏洩す
るのを防止する。
【0047】 図3に示すように、渦室64の周りに、一群の孔66を複数個の列Rと、複数
個の行Cとに配置し、室64を経る渦流の乱流を増進させる。列Rと、行Cとを
相互に円周方向にずらし、即ちオフセットさせるのがよい。一群の孔66をずれ
た列と行とに指向させることにより、渦室64内の流体が別々の環状に分離する
のを無くし、又は少なくともこの分離をほぼ軽減する。更にこの孔の方向は所定
の渦室内での乱流の程度(従って、更に蒸発の効率)を著しく増進させる。
【0048】 渦室ハウジング54の周りに位置しているテーパジャケット60によって、差
圧供給の形態を形成する。図面に示すように、ジャケット60は厚さが変化する
部分75を有し、これによりテーパ内面56に直径が増大する部分を生ぜしめる
。ジャケット60は端縁57で終わっている。また、ジャケット60は出力ポー
ト70を有し、渦室64内で処理された後の流体はこの出力ポート70を経て流
れる。丸い隅角部73で、ジャケット頂面55に交差する円筒面71によって、
出力ポート70は画成されている。ジャケット内面56の直径はジャケット出力
ポート70に最も近い端部において、最も小さく図示されている。ジャケット内
面56の直径はこの点から端縁57に向け徐々に増大する。この可変直径の表面
はテーパ内面56を有するように示されているが、段付きの内面も有効に採用さ
れる。
【0049】 可変直径のジャケット内面56は渦室ハウジング54の周りに位置している時
、ジャケット内面56と、渦室ハウジング外面52との間に可変幅の間隙72を
画成している。図3に示すように、この可変幅の間隙72は一層小さい幅d1 と
、一層大きい幅d2 を有する。可変幅の間隙72は渦室ハウジング54に形成さ
れた孔66を横切って可変の差圧を発生すると共に、ポート70から一層遠く位
置している孔66よりも、ポート70に一層近く位置している孔66を通ずる流
れを一層制限する。従って、ジャケット出力ポート70に対する孔の位置に従っ
て、種々の入力孔66に流体の差圧を生ずる。作動に当たり、出力ポート70に
最も近い孔66には一層高い圧力を生ずる。これはこの端部は燃料気化部32の
低圧端を有するからである。
【0050】 渦室ハウジング54に形成された孔66の周りに、ジャケット60のような可
変圧力を供給する形態を位置させることによって、種々の孔66に入る流体の流
れの量をほぼ等しくする。種々の孔66に通る流体のほぼ等しい流れを生ぜしめ
ることにより、渦室64の効率、及び有効性を増進する。
【0051】 内面76を有する燃料気化ハウジング74内に取り付けた状態で、ジャケット
60、及び渦室ハウジング54を図1に示す。特にジャケット60の頂部外面7
9(図3参照)はハウジング74の頂部内面77に隣接して位置する。上述した
周囲空気導管50は燃料気化ハウジングの内面76と、テーパ延長部58の外面
68とによって画成される。
【0052】 インゼクタ板42を図1、図3、図4、図5、及び図6に示す。インゼクタ板
42は底面47に貫通形成された1対の孔40を有し、この孔に燃料インゼクタ
38(図1参照)を収容する。更に、インゼクタ板42は第1肩部39と、第2
肩部41とを有する(図4、及び図5参照)。第1肩部39は連結部材43に衝
合し、第2肩部41はジャケット端縁57(図1参照)に衝合する。円筒中心延
長部45は止めねじ48を介して、テーパ延長部58(図1参照)に衝合し、連
結されている。
【0053】 図1、及び図2に示すように、主空気部34は主空気ハウジング80と、ベン
チュリ体82と、通常の蝶形絞り板84とを有する。主空気部34の一端に吸気
開口86を位置させる。この吸気開口86は環状内面92を有する内部円筒部9
0に達する。
【0054】 内部円筒部90内に、通常の絞り板84を枢着する。この絞り板84は回転自
在の中心軸96に取り付けられており、中空内部90に通る気流の方向を横切っ
て、中心軸96は延在する。この中心軸96の回転によって、中空内部90内で
の絞り板84の傾斜角度を調整し、これにより空気の容積、即ち機関に受け入れ
られる空気燃料混合比を変化させる。
【0055】 主吸気ハウジング80内に周囲空気通路100を形成する。この空気通路10
0は主吸気ハウジング80に形成された溝孔94に流体連通する。順次の周囲空
気導管102、50は通路100、及び溝孔94を通じて、予備混合室44内に
空気を通す。
【0056】 ベンチュリ82を主空気部34内に取り付ける。このベンチュリ82は入力部
104、複数個の長孔106、及びベンチュリ出力部110を有する。更に、ベ
ンチュリ82はベンチュリ外面112と、ベンチュリ内面114とを有する。図
面に示すように、ベンチュリ内面114の直径はベンチュリ入力部104、及び
ベンチュリ出力部110で最大になっている。ベンチュリ内面114の直径はベ
ンチュリ入力部104、及びベンチュリ出力部110でほぼ同一である。これに
反し、ベンチュリ内面114はベンチュリスロート116で最小である。このベ
ンチュリスロート116に隣接して、ベンチュリ内面114に環状段を形成して
いる。
【0057】 また、主吸気部34に横環状端縁122(図1、及び図2参照)を設け、環状
外側隅角部124で、この横環状端縁122を環状内側面92に交差させる。環
状面126も環状隅角部134において、横端縁132に交差する。接着剤によ
り、又は締まりばめにより、又はその他の通常の手段により、ベンチュリ82の
外面112を環状面126に取り付けることにより、環状面126に隣接して、
主空気部内にベンチュリ82を位置させる。
【0058】 主吸気部34に中間混合室136(図1参照)を形成し、ジャケット出力部7
0を出る、スピン作用を受ける柱状の流体をたたみ込んで、この流体が細長い孔
106を経て、ベンチュリ82に入る前に乱流によって混合する。中間混合室1
36は更に流体を気化し、均質化する。この中間混合室は環状面126と、隅角
部142で交差する横環状面140とによって画成されている。遠心部36は横
端縁132において、主空気部34に取り付けられている。
【0059】 ベンチュリ出力部110から排出された流体は吸気開口144を通じて、遠心
部36に通る。一般に遠心部36は遠心ハウジング142、吸気開口144、入
口室146、遠心室152に対し接線方向に指向する一連の遮板150、及び複
数個の出力通路154を有する。図面に示すように、遠心ハウジングはほぼ円筒
形態を有し、吸気開口144によって、遮断される環状の垂直に指向する壁面1
56を有する。この壁面156は頂壁160(図2参照)と一体に形成されてい
る。
【0060】 図2に示すように、ボス部162は遠心頂壁160から下方に延びる。ボス部
162は内面164と、外面165とを有し、これ等面はいずれも形状は放物線
状に示されている。次に一層詳細に説明するように、ボス部162は実質的に遠
心室152の容積を減少させ、遠心室152内のボス部の周りの流体の円形の遠
心作用による流れを増進させる。
【0061】 頂壁160の反対側に、遠心室152内に特殊輪郭の底部挿入部166を位置
させる。この特殊輪郭の底部挿入部166は特殊輪郭の頂面170と、特殊輪郭
の底面172とを有する。特殊輪郭の頂面170は環状平坦部174、上方指向
湾曲部176、及び円錐形中心部180とを有する。図面に示すように、各出力
部154は円錐形中心部180に形成された出力開口182を有する。
【0062】 上述したように、遠心部36は入口室146内に位置する接線方向に指向する
一連の遮板150を有する。各遮板150は先端縁184と、中間隅角部186
と、丸い後端190とを有する。先端の平坦面92は先端縁184と、隅角部1
86との間に形成されている。平坦面194は先端縁184と、後端190との
間に形成されている。最後に、表面196は隅角部186と、後端190との間
に形成されている。
【0063】 隣接する遮板150の表面間に形成された複数個の接線方向の流体流通路20
0を生ずるように、遮板150を相互に相対的に配列している。更に、入口室1
46の垂直に指向する壁206と、この壁206に隣接する遮板150の表面1
94との間に接線方向の通路202を形成する。更に、入口室146の垂直壁2
10と、この垂直壁210に隣接する遮板の表面192との間に接線方向の通路
204を形成する。
【0064】 図1に示すように、各後端の平坦面194は遠心部36の環状壁156に対す
る接線方向に指向している。従って、通路200、202、204を通じて、遠
心室152内に導入される流体の流れは、環状壁156に対し、ほぼ接線方向に
導入され、室152内の流体の円形の遠心作用による流れを増進させる。
【0065】 機関マニホールド(図示せず)に遠心ハウジング142を取り付けるため、遠
心ハウジングに取付け位置212、214、216を形成し、インタフェイス板
143を介して、ボルト180(図2参照)のような緊締具により、遠心ハウジ
ング142を機関に取り付けられるようにする。
【0066】 図7に本発明の代案の実施例を示す。この実施例は渦室組立体220を示し、
この組立体は通常の電子燃料インゼクタ222、第1渦室ハウジング224、及
び次の渦室ハウジング226、228、230、232を有する。この形態にお
いて、各室ハウジング226〜232は専らその前の室ハウジングからの流体の
流れを受け取る。例えば、室ハウジング228は室ハウジング226の出力部か
らの流体を専ら受けとる。
【0067】 インゼクタ板236に形成された孔234内に、燃料インゼクタ222を取り
付ける。各燃料インゼクタは予備混合室242内に燃料を噴霧する出力ポート2
40を有する。周囲空気導管244を介して、周囲空気を予備混合室242内に
導入する。予備混合室242、及び周囲空気導管244の形態、及び機能は図1
に示した予備混合室44、及び周囲空気導管50の形態、及び機能に類似する。
【0068】 室ハウジング224、226、228、230、232はそれぞれ渦室248
、250、252、254、256を画成する。各室ハウジング224〜232
は一群の孔260〜268を有する。図3に示したものと同様、各一群の孔26
0〜268は複数個の列、及び複数個の行に配置されている。更に、各一群の孔
260〜268はずれた形態に配置されており、これにより、それぞれの渦室2
48〜256に通る垂直な流れの乱流を増進させる。
【0069】 室ハウジング224、226、228、230、232の周りにそれぞれ位置
しているテーパジャケット272、274、276、278、280によって差
圧供給導入口を形成する。これ等の各機能は図1に関連して説明したジャケット
60に類似する。各ジャケット272〜280はそれぞれ内面284、286、
288、290、292を有する。各ジャケット内面284〜292はそれぞれ
一定直径部296、298、300、302、304と、可変直径内面部308
、310、312、314、316とを有する。各室ハウジング224、226
、228、230、232はそれぞれの外面部318、320、322、324
、326を有する。ジャケットは表面330〜338と、表面308〜316と
の間にそれぞれ可変寸法の間隙330、332、334、336、338を形成
する。このようにして、可変の間隔の間隙により孔260〜268の位置によっ
て、種々の孔260〜268に流体の差圧を発生させる。これ等間隙の機能は間
隙72(図1、及び図2参照)と同様である。
【0070】 更に、各ジャケット272〜280は次の渦室に流体連通するそれぞれの出力
ポート340〜348を有する。図8〜図10はジャケット278、渦室254
を詳細に示す。各出力ポート340〜348は図9、及び図10に符号349に
よって示すU字状溝孔の形状である。出力ポート340〜346はそれぞれ次の
混合室350、352、354、356に流体連通しており、孔262〜268
は専ら出力ポート340〜346からの流体混合物を受けとるが、流体の流れが
渦室250〜256に通る際、付加的空気が流体の流れに導入されないから、ほ
ぼ一定の空気第2流体混合物を維持する。更に、混合室242、350、352
、254、356を通ずる流れが混合し、渦になる性質を増進するため、各室ハ
ウジング224〜232は円錐形のテーパベース部358を有する。
【0071】 通常の止めねじのような緊締具(図示せず)を収容するため、ジャケット27
4〜280に孔368を形成し、ジャケット下部370を先行するジャケット上
部372に、又は気化ハウジング374に取り付ける。
【0072】 図11〜図13は図7に示すような複数個の渦室に使用するためのジャケット
室組立体の代案の実施例を示す。特に、一定直径内面377、可変直径内面37
8、出力ポート379、及び出力孔381を有するようにジャケット376を示
す。室ハウジング383は或る角度をなして形成された複数個の孔385を有す
るように示されており、この孔は渦室387内に接線方向に達する。ハウジング
376の内面378と渦室383の外面391との間に可変に離間された間隙3
89を形成する。
【0073】 図14は本発明による渦室の他の代案の実施例を示す。外面382、及び内室
壁384を有する室ハウジング380は渦室386を画成している。室386内
の渦巻の流れに乱流を増大するため、渦の流れの中の未気化粒子を一層小さい粒
子に破断するため、内壁室壁384に段388を形成する。図面に示すように、
各段388は傾斜面390と、横面392とを有する。複数個の傾斜孔394を
ハウジング380に形成し、横面392において、傾斜孔394を内室壁384
に交差させる。流体が渦室386に流れる際、段388は種々の横面392に隣
接して比較的小さな渦流を発生させ、室386に通る流れの乱流を増進させる。
【0074】 室386内の渦の流れの乱流を増大する代わりの、又は付加的方法として、渦
の流れの中の未気化粒子を一層小さい粒子に破断するとともに、未気化粒子の気
化を増進するため、内室壁384は織物のような表面である織目表面を有する。
織目表面、又は不規則表面は粗い粒度のサンドブラストによるか、又はガラスビ
ードを加えて形成することができる。織目の、又は不規則な内室壁面は流体をし
て一層乱流状態に、室386を通じて、流させる。未気化粒子は織目の内室壁面
に衝突する時、未気化粒子は拡散し、一層小さい粒子に破断し、平滑な内壁面に
比較し、一層容易に気化する。
【0075】 図15〜図17は本発明渦組立体の更に他の代案の実施例を示す。図15に示
すように、遠心渦装置400は主空気部404に流体連通する燃料気化部402
を有する。主空気部404は遠心部406に流体連通している。燃料気化部40
2は内側面412を有する主空気ハウジング410を有する。この内側面412
は周囲空気を導入する主空気室414を画成している。主空気ハウジング端縁4
18に沿って、主空気ハウジング410にベース板416を取り付ける。ベース
板延長部422によって、ベース板416内にインゼクタ板420を取り付ける
。室ハウジング428内に形成された第1渦室426内に燃料を噴霧するため、
インゼクタ板20内に燃料インゼクタ424(図15には1個のみを示し、他の
燃料インゼクタは図示の燃料インゼクタの直ぐ後に位置している)。また、第2
渦室430、第3渦室432、及び第4渦室434を室ハウジング428内に形
成する。
【0076】 渦室426、430、432、434に空気を入れるため、室ハウジング42
8に角度をなして、複数個の孔436(図16、及び図17参照)を形成し、こ
れ等孔が接線方向に各渦室内に入るようにする。各孔は内面438〜444に対
しほぼ接線方向に指向しており、空気は各渦室428、430、432、434
内に接線方向に導入される。これ等の孔を一群の列と行とに形成し、行がそれぞ
れ隣接する列に対しずれているのが好適である。
【0077】 流体が室428〜434に通過する際、乱流、差圧、剪断力、及び流体に加わ
る速度の変化を増進させるため、隣接する室内に反対方向の接線方向に一群の孔
436を指向させるのが有利である。例えば、室428の孔はこの室428内に
第1渦流方向に流体を導入するように指向しており、室430の孔はこの室43
0内に第2渦流方向に流体を導入するように、室428の孔の方向の反対方向に
指向している。
【0078】 テーパジャケット450によって形成された差圧供給の形態は一連の渦室の外
側の周りに設けられる。ジャケット450を渦室ハウジング428の端部452
に取り付ける。ジャケット450はテーパ部454と、長管部456とを有する
。ジャケット部454はジャケット60(図1参照)にほぼ類似する形態を有し
、ほぼ類似する作動をし、外面458と、可変直径内面460とを具え、内面4
60と外面464との間に可変幅の間隙462を形成している。
【0079】 可変幅の間隙462は室ハウジング428に形成された孔436を横切って種
々の圧力抵抗を生ずる。室ハウジングの下流端452に向け、間隙が一層狭くな
り、流体圧力は最高になる。この点から上流方向に、室432、430、428
に向け流体圧力は減少する。この形態においては、孔436を横切る圧力抵抗は
その孔の位置によって変化する。また、ジャケット450は出力ボス470を有
し、この出力ボスは環状ボス外面472と、環状ボス内面474とを有する。こ
のジャケットの出力ボスの目的と機能とを以下に説明する。
【0080】 ジャケット450の管部456は内面466と、外面468とを有する。内面
466は管中空内部470を画成している。螺旋状に巻いたソレノイド476を
ジャケット450の管部456の周りに取り付けて、管内部に選択的に磁界を発
生させる。導管ベース480に一体に形成された長導管478をジャケット管部
456内に摺動できるように位置させ、図16に示す位置と、図17に示す位置
との間に、導管ベース480が管部456内で移動できるようにする。ばね48
2のような押圧部材を導管ベース480と、ジャケット部454との間に、ジャ
ケット管部456内に配置する。ばね482は導管ベース480を図17に示す
位置に選択的に維持する。
【0081】 図17に示すように、ソレノイド476を付勢しない時、長導管478は渦室
428〜434から後退している。ソレノイド476を付勢すると、導管ベース
480を図16に示す位置に動かし、従って、ばねを圧縮し、長導管478を前
進させ、室出力部484、486、488を通じて、長導管478を室出力部4
90に直接連通させる。ソレノイド476を作動させ、図15、及び図16に示
す位置に長導管478を動かすと、ハウジング427に通る渦流を渦室428内
に分離し、残りの室430、432、434を選択的に迂回する。
【0082】 機関の加速、減速の遷移期間中の0.5秒程度の期間内に、長導管478が選
択的に、簡単に図15、及び図16に示す位置に動くのが有利である。これ等の
期間中、室428を選択的に分離することによって、「加速スタンブル」の良く
知られた問題がほぼ軽減させる。
【0083】 一般に、加速スタンブルの問題は加速と減速との遷移期間中に発生する。例え
ば、図15について、加速期間中、絞り板518は開くから、主空気室414内
の圧力は降下する。この圧力降下により、渦室426、430、432、434
内に入る空気の量が減少する。渦室に入る空気が少ないと、燃料インゼクタ42
4から噴霧された燃料の一層少ない部分が渦室を通じて機関に運ばれるから、比
較的燃料が少ない燃料空気混合気となる。この期間中、燃料は渦室に有効に通ら
ないから、或る量の燃料が渦室426、430内に堆積する。従って、堆積した
燃料が残りの渦室に通るから、燃焼機関(図示せず)に燃料が多い混合気が供給
される。燃料が少ない期間の次に燃料が多い期間が来るため、この空気燃料比が
急激に変化することに関連する機関の困難性を「加速スタンブル」と称する。
【0084】 更に、上述したような長導管478を採用することによって、この流体中の炭
化水素の量は著しく減少する。更に、加速、減速中に、室430〜434をバイ
パスさせることによって室430〜434が室428を制限するのを防止するこ
とができる。
【0085】 図15に示すように、主吸気部404は円筒吸気部500を有する。環状通路
502を吸気ポートに形成し、通常の周囲空気導管(図示せず)の取付けを容易
にする。また、吸気ポート500は中間ハウジング510に形成された周囲空気
導管508内に空気を導入する。図面に示すように、中間ハウジング510は主
空気ハウジング410に剛固に取り付けられており、中間ハウジング510は同
心孔512、514を有する。ジャケット管部456の下流端518を孔512
内に取り付けて、下流端518から排出された流体がジャケット管部456から
孔514を経て、主吸気部404内に通るようにする。
【0086】 機関(図示せず)に入る空気の容積を調整するため、回転できる中心軸520
に通常の絞り板518を取り付ける。この中心軸520は主空気部404に通る
気流の方向に対し横方向に延在する。
【0087】 ベンチュリ506は大径吸気開口522と、狭いスロート部524と、大径の
空気燃料混合気出力開口526とを有する。更に、ベンチュリ506はベンチュ
リ外面528と、ベンチュリ内面530とを有する。ベンチュリ内面530の直
径はベンチュリの狭いスロート524で最小であり、吸気開口522、及び出力
開口526で最大である。ベンチュリ出力開口526は主空気部出力通路532
に直接連通しており、主吸気部404から遠心部406内に流体を排出する。
【0088】 遠心部406はほぼ円筒形の形態を有する。この遠心部は外面536と、内面
538とを有する環状壁534を具える。壁534は吸気開口540によって途
切れており、これにより、ベンチュリの出力通路532からの流体を遠心室54
2に収容する。更に、遠心室542は遠心頂板544と、遠心底板546によっ
て画成されている。
【0089】 遠心底板546に大径出力孔548を形成し、これにより流体を遠心室542
から排出する。最小直径552と、最大直径554とを有する丸い表面550に
よって出力孔548を画成する。
【0090】 出力孔548における真空圧を増進するため、スロート524におけるベンチ
ュリ内面530の直径対最小直径552の比を1.58:1より大きくし、好ましくは
1.66:1より一層大きくする。
【0091】 壁534から突出する取付けフランジ556に形成された孔558を介して、
遠心ハウジング406を機関(図示せず)に取り付けられるようにする。
【0092】 図18は本発明の渦室組立体の更に他の代案の実施例を示す。室ハウジング5
70は外面572と、内面574、576、578、580、582とを有する
。内面574〜582はそれぞれほぼ円筒形で、渦室584、586、588、
590、592をそれぞれ画成している。
【0093】 孔594は一群のずれた列と行とに、室ハウジング570に、接線方向に形成
されており、これにより各渦室584〜592内に、流体は接線方向に入る。流
体がこのように接線方向に入ることによって、渦室を通る流体の乱流の渦流を生
じ、流体を一層小さい粒子に破断し、渦流内の残りの液体粒子を気化させる。図
面に示すように、孔594は複数個の列と、複数個の行とに配置され、好ましく
は、列と行とがずれており、これにより、室584〜592に通る流れの乱流の
性質を増進する。
【0094】 円筒形出力フランジ596は外面598と内面600とを有する。この出力フ
ランジを室ハウジング570の上流端602に取り付ける。内面600は渦室ハ
ウジング570の渦室584からの出力、即ち流体の流路を画成する。図面に示
すように、渦室584〜592は順次直径を減少させている。即ち、内面582
の直径は内面580の直径より一層小さく、内面580の直径は表面576の内
面より一層小さく、この内面は内面574より一層小さい。このような形態にす
ると、出力部604に低圧端を有し、上流端606に隣接する高圧端を有する渦
流の状態で、流体は室584〜592を通過するから、低圧端に最も近い室(室
584、586)が高圧端604に最も近い室(室590、592)よりも、孔
594を通じて一層多くの流体を収容する傾向を著しく減少させる。
【0095】 更に、流体が室584〜592を通過する際の流体の気化を増進するため、適
切な寸法のノズル608(図18参照)を各室584、586、588、590
のそれぞれ上流に位置させる。ノズル608は渦室に通る流体に、付加的差圧を
受けさせ、従って、流体粒子の気化と、破断とを増進させる。締まり嵌めによる
取付けにより、室584〜590の上流端内に取り付けられるようにノズル60
8の寸法を定めるのがよい。
【0096】 図19は本発明の他の実施例を示す。図面に示すように、図19は外面614
と、内面616、618、620、622、624とを有する室ハウジング61
2を具える渦室の形態611を示す。内面616〜624はほぼ円筒形で、それ
ぞれ渦室626、628、630、632、634を画成している。渦室626
〜634の内面616〜624に対し、接線方向に孔636を形成する。室ハウ
ジング612に一群をなして孔636を形成し、渦室626〜634内に接線方
向に流体を流入させる。この接線方向の流体の流入によって、渦室に通る渦流を
生ぜしめ、流体を一層小さい粒子に破断すると共に、渦流内の液体粒子を一層気
化し、一層均質化する。
【0097】 円筒出力フランジ640を室ハウジング612の端部642に取り付ける。出
力フランジ640は内面644と、外面646とを有する。出力フランジ内面6
44によって出力ポート648を画成する。出力フランジ640は出力フランジ
596(図17参照)に類似しているが、相違するのは内面644の直径が内面
600(図17参照)の直径より一層小さいことである。更に、出力フランジ6
40は孔650を有し、この孔を通して、ねじ(図示せず)を選択的に通すこと
ができ、これにより出力部材640を通る流動抵抗を調整する。出力ポート64
8内にこのねじを前進させればさせる程、渦流が出力ポート648を通る際、一
層多くの空気抵抗を渦流に与える。
【0098】 一般に、渦形態を通ずる空気抵抗は出力孔の直径を変化させることにより、及
び/又は渦形態内の隣接する渦室間の通路の直径を変化させることにより、変化
させることができる。図18の実施例はノズル608に起因して、隣接する渦室
の間の比較的大きな出力通路、及び比較的小さな通路を示している。これに反し
、図19の実施例は室の間に一層小さい出力通路、及び一層大きい通路を示して
いる。或る用途では、図19に示す実施例は図18の実施例より好適であること
がわかった。
【0099】 図20は本発明の付加的な実施例を示す。特に、図20は出力ハウジング66
2に形成された調整可能の横断面積を有する出力ポート660に組み合わせた図
18の室ハウジング570を示す。図面に示すように、出力ハウジング662は
外面664と、内面666とを有し、出力ハウジング662は室ハウジング57
0の出力部604に隣接して位置する。内面666は出力ポート660を画成し
、この出力部内に出力部604から流体が流入する。
【0100】 ハウジング662もアクチュエータ取付け延長部670を有する。この取付け
延長部670は円筒内面672と、ねじ内面674とを有する。ステップモータ
676のようなアクチュエータはアクチュエータハウジング670の対応するめ
ねじ部674に螺着し得るおねじ部680を有する。
【0101】 ステップモータ676はリニアアクチュエータとして作用し、導管668に形
成された円錐座681に対し、円錐ブロック678を動かす。円錐座681は平
坦底面683と、円錐状側面685とを有する。円錐ブロックの端面689が円
錐座底面683に接触している時、側面685が円錐ブロック678の側面68
7に掛合するように側面685の寸法を定める。
【0102】 従って、座681に対し円錐ブロック678を選択的に動かすことによって、
内面666によって形成された通路の有効横断面積を選択的に変化させる。希望
する出力に応じて、導管668の横断面積を増大し、又は減少させる。更に、出
力ポート660に通る空気抵抗は座681に対し、円錐ブロック678を動かす
ことによって、変化させることができる。
【0103】 図21は本発明の他の代案の実施例を示す。この実施例は燃料気化部702、
主空気部704、及び遠心部706を有する遠心渦装置700を示している。燃
料を遠心渦装置700内に入力させるため、2個の燃料インゼクタ708を有す
るように、この燃料気化部702を示している。入力端714から出力端716
まで貫通する通路712を有する燃料レール710に燃料インゼクタ708を連
結する。通路712の入力端714を通常の燃料ポンプ(図示せず)に連結し、
出力端716を通常の燃料調整器(図示せず)に連結し、この燃料調整器を燃料
タンク(図示せず)への復帰管に連結する。
【0104】 インゼクタ板720によって、遠心渦装置700内に燃料インゼクタ708を
取り付ける。燃料インゼクタ出力ポート722から燃料を2個の渦形態の装置6
11内に噴霧する。各渦形態の装置611は図19に示す渦形態の装置と同一で
ある。2個の渦形態の装置611は燃料インゼクタ板720に隣接して位置して
おり、燃料インゼクタ708の出力ポート722に流体連通しており、出力ポー
ト722から2個の渦形態の装置611内にエーロゾル燃料を直接、噴霧するこ
とができる。
【0105】 2個の渦形態の装置611を空気箱724内に取り付ける。空気箱724は側
壁726、側壁728、底板730、及び頂板732を有するように示されてい
る。周囲空気導管736と、渦形態の装置611に形成された孔636(図19
参照)との間の導管として、空気室734を空気箱724内に形成する。
【0106】 ゴムホース740から成るように周囲空気導管736を示す。周囲空気を渦形
態の装置611に供給するため、周囲空気導管736は周囲空気溝孔742を室
734に相互に連結する。図面に示すように、ねじ継手741によってホース7
40を溝孔742に連結する。
【0107】 各渦形態の装置611の出力フランジ640(図19参照)と頂板732の内
面748との間に介挿されたブラケット744によって、空気箱724内に渦形
態の装置611を取り付ける。各渦形態の装置611の出力ポート648(図1
9参照)は主空気部のハウジング752に形成された中間混合室750内に流体
を排出する。一般に、中間混合室750は出力ポート648(図19参照)を出
るスピン作用を受ける支柱状の流体をたたみ込んで、流体が一連の長孔770を
通じて、ベンチュリ756に入る前に、この流体を乱流状態に混合する。中間混
合室750内での流体の上述の作用によって、流体を一層小さい粒子に破断し、
渦流中の液体粒子を更に気化し、均質化する。
【0108】 主空気部704は更に周囲空気吸気ポート760を有し、ポート760を通じ
て、気流Fを主空気部704に入れる。通常の絞り板762をベンチュリ756
内に枢着する。絞り板762を回転可能な中心軸764に取り付ける。この中心
軸764はベンチュリ756に通る気流Fの方向に横方向に延在する。軸764
が回転することによって、ベンチュリ756内の絞り板762の傾斜角を調整し
、空気の容積、従って、機関に収容する空気燃料混合気を変化させる。
【0109】 上述したように、空気燃料混合気は渦形態の装置611から中間混合室750
内に通る。次に、この空気燃料混合気は中間混合室出力部758を経て、更に一
連の長孔770を経て、ベンチュリ756内に入る。従って、ベンチュリ756
内で、絞り板762を横切る周囲空気は孔770を通る空気燃料混合気に混合す
る。
【0110】 ねじ772、774のような緊締具によって、遠心部706を主空気部ハウジ
ング752に剛固に固着する。遠心部706は内面778、及び外面780を有
する遷移ハウジング776を具えるように示されている。ベンチュリ756から
流体を遠心室784に通すため、内面778が遷移通路782を画成している。
図面に示すように、接線方向に遠心室784内に流体を入れるため、遷移通路7
82は中心渦装置室784に対し、ほぼ接線方向に指向する。遷移通路782を
遠心室784に対し、ほぼ接線方向に、指向させることによって、この装置を経
る空気抵抗は減少し、遠心室784に通る流体の遠心作用を受ける流れは増進す
る。
【0111】 延長アーム788は通路782に隣接して位置し、遠心室784内に突出して
おり、これにより、室784内に排出された後、流体が再び通路782に入るの
を防止する。延長アーム788は前面792、及び後面794を有する壁790
を具えるように示されている。図面に示すように、延長アーム788は遷移ハウ
ジング776に取り付けられていて、この遷移ハウジングから突出している。前
面792と後面794とは一端で横面796によって交差している。従って、ベ
ンチュリ756からの流体の流れは中間室782を経て、遠心室784内に入る
から、遠心室784から中間室782内に戻る流体の復帰は延長アーム788の
存在によって、全く無くなる訳でないが、ほぼ防止される。図面に示すように、
延長アーム788の前面792は湾曲しており、遠心室784内での流体の遠心
作用を受ける流れを増進すると共に、同時に、流体が通路782に再び入るのを
実質的に防止する。
【0112】 遠心部706は内面800、及び外面802を有する垂直に指向する円筒壁7
98を更に具える。遠心底面804は遠心ハウジングの内面800に対し、ほぼ
垂直な方向に位置し、円筒面808によって画成された出力導管806を有し、
これにより、遠心室784から流体を内燃機関吸入マニホールド(図示せず)に
排出する。
【0113】 取付け延長部810は遠心ハウジング798の外面802に取り付けて示して
あり、これにより内燃機関吸気マニホールドに関連するインタフェイス板、又は
その他の取付け装置に遠心ハウジングを取り付ける。各取付け延長部810は更
に孔812を有し、これにより取付け延長部に緊締具を通す。
【0114】 図22は本発明による遠心渦装置の付加的代案の実施例を示す。この実施例は
遠心渦装置820を示す。この遠心渦装置820は3個の部分、即ち燃料気化部
822、主空気部824、及び遠心部826とから成る。燃料気化部822は燃
料を予備混合室832内に噴霧するため、インゼクタ板830内に取り付けられ
た2個の燃料インゼクタ828を有するように示されている。燃料インゼクタ8
28、燃料インゼクタ板830、及び予備混合室832は図1に図示し、説明し
た燃料インゼクタ38、インゼクタ板42、及び予備混合室43とほぼ同一の形
態を有し、ほぼ同一の作動を行う。
【0115】 更に、燃料気化部822は渦流室ハウジング834と、ハウジング838内に
位置するジャケット836とを有する。渦室ハウジング834、ジャケット83
6、及びハウジング838は図1、及び図3に図示し、説明した渦室ハウジング
54、ジャケット60、及びハウジング74とほぼ同一の形態を有し、ほぼ同一
の作動を行う。更に、ハウジング838は周囲空気収容室840を具え、これに
より、周囲空気溝孔842から導管844、及び孔846を経て、周囲空気を収
容する。
【0116】 予備混合室832から、孔850を経て、渦室848内に、周囲空気、及び燃
料を導入する。出力ポート852を通じて、空気燃料混合気を中間通路854に
入れる。この中間通路854は中間ハウジング858の内壁面856によって画
成されている。
【0117】 図20に図示し、説明したステップモータ676と同一のステップモータ86
0のようなリニアアクチュエータを中間ハウジング858内に螺着し、出力ポー
ト852に対し、ほぼ一線に同軸にする。更に、ステップモータ860は円錐プ
ラグ862を有する。このステップモータ860はリニアアクチュエータとして
働き、軸864を介して、出力ポート852に対し、円錐プラグ862を動かし
、出力ポート852における流動抵抗を選択的に生ぜしめる。
【0118】 軸864が完全に突出した位置(図示せず)にある時、円錐プラグ862は出
力ポート852に接触して、この出力ポート852をほぼシールし、出力ポート
852を通る流体の流れを実質的に防止する。図22に示す完全に後退した位置
では、円錐プラグ862は流動抵抗を殆ど生ぜず、たとえあっても少ない。従っ
て、円錐プラグ862が出力ポート852に一層近く位置している程、円錐プラ
グによって一層多くの流動抵抗が与えられる。このようにして、ステップモータ
860により、出力ポート852に対し、円錐プラグ862を選択的に位置決め
することにより、出力ポート852を経る流動抵抗を変化させることができる。
【0119】 出力ポート852から、円錐プラグ862を経て、中間通路854内に流体が
通った後、次に、流体は主空気部824に入る。図面に示すように、主空気部8
24は主空気ハウジング870、ベンチュリ872、及び通常の絞り板874を
有する。主空気部824は図1に図示し、説明した主空気部34とほぼ同一の形
態を有し、ほぼ同一の作動を行う。絞り板874を回転可能な中心軸878に枢
着する。この中心軸は室876に通る気流Fの方向に横方向に延在する。軸87
8を回転することによって、室876内での絞り板874の傾斜角を調整し、こ
れにより、空気の容積、従って、機関に収容する空気燃料混合気の量を変更する
【0120】 周囲空気は絞り板874を経て、ベンチュリ入力部880からベンチュリ87
2内に入る。空気燃料混合気は通路854から、一連の長孔882を経て、ベン
チュリ872に入る。このベンチュリ入力部882はハウジング870の内面8
84内に取り付けられており、ベンチュリ出力部886は遠心ハウジング890
に取り付けられている。
【0121】 遠心ハウジング890は入口室892と、遠心室894とを有する。入口室8
92は湾曲する内面896と、平坦な内面898とによって画成されている。一
連の遮板900は遠心室の内面902に対し、接線方向に指向する。各遮板90
0は湾曲面906と、平坦面908とを有する垂直指向壁904から成る。各遮
板の湾曲面906と、平坦面908とは先端縁910と、後端縁912とにおい
て交差する。遮板900は入口室892から遠心室894内に接線方向に流体を
入れるための複数個の接線通路914を形成している。
【0122】 また、流体を遠心室894内に接線方向に入れるため、入口室892の平坦端
縁898と、この平坦端縁898に隣接する遮板900の平坦端縁908との間
に、接線通路916を形成する。同様に、流体を遠心室894内に接線方向に入
れるため、湾曲面906と、室ハウジング890に形成された平坦面920との
間に、接線通路918を形成する。
【0123】 延長アーム、即ちそらせ板924を室ハウジング890に一体に形成し、端縁
926で終わるように図示している。この延長アーム924は、遠心室894か
らの流体が入口室892を経て、遠心室894から出るのを無くし、又は実質的
に防止する。実際、延長アーム924は入口室892に隣接して通る流体を接線
通路から離れるように指向させる。延長アーム924と、図21に示す延長部7
88はその形態が僅かに相違するが、基本的には同一の目的を達成しており、即
ち、遠心室から逸出して、ベンチュリに戻ろうとする流体の流れを防止している
【0124】 更に、遠心部826は図1に図示し、説明した出力通路と同一の形態の出力通
路を有する。遠心室の底面932も図1、及び図2に示す底挿入部166の輪郭
に同一の輪郭の底挿入部を有する。
【0125】 また、室ハウジング89に取付け孔934、936、938を形成し、インタ
フェイス板(図示せず)を介して、内燃機関の吸気マニホールドに室ハウジング
を剛固に取り付けられるようにする。
【0126】 図23は本発明による渦室ハウジングの他の代案の実施例を示す。この実施例
は底壁942と、垂直に延びる円筒壁944とを有する渦室ハウジング940を
示す。円筒壁944は内面946と、頂端縁947と、外面948とを有する。
渦室952は内面946と、底壁942とによって画成される。渦室ハウジング
940は図1に図示し、説明した渦室ハウジングと同様に使用される。
【0127】 壁944の外面948から、内面946まで貫通して、長い一連の接線溝孔9
50を形成し、これにより渦室952の内側の流体の渦流に対し、接線方向に渦
室952内に、流体を送給する。各溝孔950は途切れることなく、壁944の
頂端縁947から、室ハウジングの底壁942まで延びているように図示されて
いる。溝孔950は環状壁944の内側円筒面946の接線方向に、指向してお
り、渦室ハウジング940の渦室952内に、渦流に対し、接線方向に流体を導
入する。
【0128】 長い溝孔950を通じて、室952内に接線方向に流体を導入することにより
、それぞれの溝孔950に隣接する渦室内面946を横切って、迅速に通る連続
するシート状の移動する流体を発生させる。これにより、流体の流れの中の未気
化の粒子が内面946で凝集するのを防止する。未気化流体粒子の液滴が内面9
46に接近し、又は接触すると、溝孔950から渦室952に入る新たな流体の
流れの粒子によって、これ等の液滴は内面から離れるように吹き飛ばされる。希
望する結果を達成するため、任意の数の溝孔950を採用することができる。更
に、種々の幅の溝孔950を使用してもよい。レーザ、又は丸鋸、又はその他の
任意、適切な方法で、環状壁944に溝孔950を形成することができる。一例
として、溝孔950の幅は約 0.25 mm (0.01インチ) である。
【0129】 図24、及び図25は本発明によるベンチュリの他の代案の実施例を示す。こ
の実施例はハウジング956と、このハウジング956に形成された一連の接線
孔958とを有するベンチュリ954を示す。接線孔はハウジングの外面955
から、ハウジングの内面957まで延在する。孔958はハウジング956内に
接線方向に形成されており、空気燃料混合気のような流体は孔958を通じて、
接線方向に、ベンチュリ内部960に挿入し、ベンチュリ954に通る流れの乱
流を増進する。
【0130】 図面に示すように、接線孔958はベンチュリ954の狭いスロート部959
内に形成されている。狭いスロート部959内では、ベンチュリ954に通る流
体Fの速度は最高である。狭いスロート部959内の接線孔958を通じて、ベ
ンチュリの内部960内に、接線方向に、第2流体を導入することにより、2個
の流体の乱流と、混合とが増進する。接線孔958を通じて、ベンチュリの内部
960内に接線方向に、第2流体を送給することによって、ベンチュリの内部9
60に通る流れにスピン作用を加え、流れの乱流を増大する。ベンチュリ954
に通る流れのこの増進された乱流によって、ベンチュリ954に通る流体の気化
と、均質化とを更に増進する。従って、ベンチュリ入口962から、ベンチュリ
964に、ベンチュリに流体の流れFが通る際、この流体は接線孔958を通り
、ベンチュリ内部960に入る空気燃料混合気のような第2流体の接線方向の流
れに交差し、ベンチュリ954に通る乱流の、実質的に螺旋状の流れを生ずる。
【0131】 図26〜図30は本発明による遠心渦装置の付加的な代案の実施例を示す。図
27は渦室組立体972、一次スロート973、二次スロート977、一次ステ
ップモータ979、及び二次ステップモータ981を有する遠心渦装置970を
示す。図27、及び図28に示すように、渦室組立体972は図22に示す渦室
組立体822に類似する形態を有する。特に、燃料を予備混合室976内に噴霧
するため、インゼクタ板975内に取り付けた2個の燃料インゼクタ974を有
するように、この渦室組立体972は示されている。燃料インゼクタ974、燃
料インゼクタ板975、及び予備混合室976は図22に図示し、説明した燃料
インゼクタ828、燃料インゼクタ板830、及び予備混合室832とほぼ同一
の形態を有し、ほぼ同一に作動する。
【0132】 更に、渦室組立体972は渦室ハウジング978と、燃料気化ハウジング98
2内の渦室ハウジング978の周りに位置するジャケット980とを具える。渦
室ハウジング978、ジャケット980、及び燃料ハウジング982は図22に
図示し、説明した渦室ハウジング834、ジャケット836、及び燃料気化ハウ
ジング838とほぼ同一の形態、及び機能を有する。更に、ハウジング982は
環状導管986を通じて、予備混合室976内に周囲空気を入れるため、周囲空
気収容ポート984(図28参照)を有する。止ねじ988を燃料インゼクタ板
975に螺着し、渦室組立体972内に渦室ハウジング978を取り付ける。
【0133】 図27、及び図28に示すように、孔992を通じて、周囲空気と、燃料とを
渦室990内に導入する。導管986を通じて、周囲空気を予備混合室976内
に導入する。インゼクタ974によって、燃料を予備混合室976内に送給する
。空気、及び燃料は渦室990に入る前に、予備混合室内で混合する。次に、一
群の接線孔992を通じて、渦室990内に空気燃料混合気を吸引し、渦室99
0内に流体の渦流を発生させる。この渦流は湿潤粒子の破砕に役立つ。この空気
燃料混合気が室990内で渦状にスピンした後、この混合気は出力ポート994
、及び中間ハウジング998に形成された孔996を経て、一次スロート973
内に入る。中間ハウジング998を接触面999に沿って、ハウジング982に
取り付け、出力ポート994と、孔996とをほぼ一線にする。
【0134】 引き続き図27を参照し、ステップモータ979のような一次リニアアクチュ
エータを中間ハウジング998に螺着し、孔996、及び出力ポート994に一
線にし、同軸にする。このステップモータは図20に図示し、説明したステップ
モータ676と同一である。ばね押圧軸1002を介して、円錐プラグ1000
をステップモータ978に連結する。このステップモータ979はリニアアクチ
ュエータとして作用し、軸1002を介して、円錐プラグ1000を孔996、
及び出力ポート994に対し動かし、出力ポート994に通る流れを選択的に制
限する。
【0135】 軸1002が完全に突出した位置(図示せず)にある時、円錐プラグ1000
は孔996に掛合し、実質的に孔996をシールし、出力ポート994を経て、
一次スロート973内に流体が通るのを実質的に防止する。軸1002が完全に
後退した位置(図示せず)にある時、円錐プラグ1000は殆ど流動抵抗を生ぜ
ず、たとえ流動抵抗があっても少ない。従って、円錐プラグ1000が出力ポー
ト994、及び孔996に一層近く位置していれば、円錐プラグ1000によっ
て、一層多くの流動抵抗が与えられる。このようにしてステップモータ979に
よって、孔996、及び出力ポート994に対し、円錐プラグ1000を選択的
に位置させることにより、出力ポート994、及び孔996に通る流動抵抗を制
御することができる。
【0136】 流体が出力ポート994から孔996を通り、円錐プラグ1000を経た後、
この流体は一次スロート973に入る。図面に示すように、スロート973は中
間ハウジング998、及び出力ハウジング1004に形成した通路から成る。中
間ハウジング998内に、一次スロート973を内面1006によって画成する
。同様に、出力ハウジング1004内に、一次スロート973を内面1008に
よって画成する。更に、出力ハウジング1004は複数個の取付け孔1005を
有し、これにより、遠心渦装置970を通常の機関(図示せず)に取り付ける。
【0137】 孔1010を一次スロート973の内面1006から、二次スロート977の
内面1007まで、中間ハウジング999に形成する。図面に示すように、一次
スロート973を二次スロート977に相互に連結する通路1111を孔101
0は画成している。従って、通路1111を閉塞していない時、流体は通路11
11を通じて、一次スロート973から二次スロート977内に流れる。
【0138】 また、ステップモータ981のような二次リニアアクチュエータを中間ハウジ
ング998に螺着し、孔1010にほぼ一線に、同軸に配置し、軸1014を介
して、この二次リニアアクチュエータを円錐プラグ1012に連結する。ステッ
プモータ981はリニアアクチュエータとして作用し、軸1014を介して、孔
1010に対して、円錐プラグ1012を動かし、孔1010に対し選択的に流
動抵抗を与え、又は孔1010を実質的にシールする。
【0139】 軸1014が完全に突出した位置(図示せず)にある時、円錐プラグ1012
は孔1010に接触し、孔1010をほぼシールし、通路1111を経て、一次
スロート973から、二次スロート977に流体が流れるのを防止する。軸10
14が完全に後退した位置(図示せず)にある時、通路1111を経て、一次ス
ロート973から、二次スロート977に通る流体の流れに殆ど流動抵抗を与え
ず、たとえ与えたとしても僅かな流動抵抗を与える。従って、円錐プラグ101
2が孔1010に一層近く位置していればいる程、円錐プラグ1012による一
層大きな流動抵抗を生ずる。このようにして、ステップモータ981によって円
錐プラグ1012を孔1010に対して、選択的に位置決めすることによって、
通路1111に通る流れを制御することができる。
【0140】 図27、及び図29に示すように、一次ベンチュリ1020を一次スロート9
73の内面1008内に位置させる。同様に、二次ベンチュリ1022を二次ス
ロート977の内面1024内に位置させる。ベンチュリ1020、及び102
2は図22に図示したベンチュリ872とほぼ同一の形態を有し、ほぼ同一の作
動を行う。しかし、図24、及び図25に図示し、説明したベンチュリ954を
この実施例でも有効に採用することができる。
【0141】 図29は周囲空気ダクト1021、1023を通じて、周囲空気が装置970
に入る状態を示している。空気ダクト1021、1023はダクト内部通路10
25、1027をそれぞれ画成している。それぞれのベンチュリ開口1026、
1028を通じて、ベンチュリ1020、1022に入る周囲空気の量を制御す
るため、絞り板1030、1032を設ける。絞り板1030、1032は回転
可能の軸1034、1036にそれぞれ枢着されている。回転可能の軸1034
、1036はベンチュリ1020、1022に通る気流Fの方向の横方向に延在
する。軸1034、1036の回転によって、絞り板1030、1032の傾斜
角をそれぞれ調整し、これにより空気の容積、従って機関に受け入れる空気燃料
混合気の量を変更する。図28に示すように、ねじ1040(図28参照)のよ
うな緊締具によって、絞り板1030、1032をそれぞれ軸1034、103
6に取り付ける。
【0142】 図27、及び図29に示すように、二次スロート977は一層大きく、従って
、一次スロート973より一層多くの流量を収容することができる。同様に、二
次ベンチュリ1022は一層大きく、従って、一次ベンチュリ1020より一層
多くの流量を収容することができる。以下に一層詳細に説明するように、一次ス
ロート973、及び一次ベンチュリ1020は機関の明瞭な応動性を高くし得る
よう、機関の低速範囲に専ら使用される。一層高い機関速度の範囲では、この装
置が高い体積効率に達し得るようにするため、一次スロート973、及び二次ス
ロート977の両方を利用する。
【0143】 図26、図28、及び図30において、絞り板1030、1032の位置をリ
ンク組立体1042によって制御する。このリンク組立体1042は一次レバー
アーム1044、連結リンク1046、及び二次レバーアーム1048から成る
。二次アーム1048を図26、及び図30に示す閉塞位置に向け押圧する。一
次アーム1044を一次軸1034に剛固に取り付けて、一次アーム1044が
出力ハウジング1004に対して、回動した時、一次軸1034も回動し、一次
絞り板1030を回動させる。同様に、二次アーム1048を二次軸1030に
剛固に取り付け、二次アーム1048が出力ハウジング1004に対して回転し
た時、二次軸1036、従って、二次絞り板1032を回動させる。孔1050
を介して、リンク1046を一次アーム1044に枢着する。このリンク104
6の反対端を二次アーム1048に形成された長い溝孔1052内に摺動可能に
位置させる。
【0144】 図26、及び図30において、一次絞り板1030と、二次絞り板1032と
がほぼ閉じている状態の閉位置に、リンク組立体1042を示している。一次ア
ーム1044が一次軸1034の周りに、時計方向に回転すると、一次絞り板1
030(図28参照)が開き、空気を一次ベンチュリ1020(図29参照)に
入れる。更に、一次アーム1044が時計方向に回転すると、リンク1046は
二次アーム1048に形成された溝孔1052に沿って摺動する。一次アーム1
044が引き続いて、時計方向に回転すると、一次絞り板1030を更に開き、
リンク1046が溝孔端1054に接触するまで、リンク1046が溝孔105
2内を前進する。リンク1046が溝孔端1054に一旦、接触すると、一次ア
ーム1044の付加的な時計方向のいかなる回転でも二次アーム1048を回転
させ、従って、二次絞り板1032を回動させ、二次スロートを開く。一次絞り
板1030が所定量開くと、リンク1046は溝孔端1054に接触する。一実
施例では、この所定量は約40%の開放である。
【0145】 リンク1046が溝孔端1054に接触した後も、引き続いて一次アーム10
44を時計方向に回転することによって、リンク1046は二次アーム1048
を時計方向に回転し、従って、二次絞り板1032を開く。即ち、一次絞り板が
全開放に向け40%一旦開くと、リンク1046は溝孔端1054に掛合し、二
次絞り板1032は開き始める。図30に仮想線で示す完全開放位置においては
、両方の絞り板1030、1032が完全に開いているように、一次アーム10
44、及び二次アーム1048の方向に示している。以下に一層詳細に説明する
ように、一次アーム1044を反時計方向に回転させると、一次絞り板1030
、及び二次絞り板1032を閉じる。
【0146】 図27において、二次絞り板1032が開き始めると、二次リニアアクチュエ
ータ981が孔1010内から円錐プラグ1012を除去するのが有利である。
このようにして、一次絞り板1030が40%のように所定量より少なく開いて
いる時、一次スロート973は機関の低速範囲で空気燃料混合気のための独占的
な流路である。一次絞り板が所定の量を過ぎて開き続ける時、プラグ1012は
孔1010から除去され、二次絞り板1032は開いて、空気燃料混合気を一次
スロート973、及び二次スロート977の両方に通し、機関の高速範囲で体積
効率を高める。センサコネクタ1037、1039(図26参照)を通じて、軸
1034、1036に接続された絞り板センサによって、絞り板1030、10
32の位置を連続的に監視することができる。従って、このようにして、一層小
さい一次スロート973を専ら使用することによって、比較的高い明瞭な応動性
を機関の低速範囲で達成することができる。次に、機関の高速範囲で、高い体積
効率を望む時は、一次スロート973に加えて、二次スロート977を使用する
ことができる。
【0147】 図31は本発明の他の代案の実施例を示す。図31の実施例は上述の図26〜
図30に示す構造、及び方法を4バレル気化器装置に関連して使用することがで
きることを一般に示している。4バレル装置の一側は他方に対し、本来鏡面影像
の関係にある。特に、図31は2個の渦室組立体1060、1062を示す。各
渦室組立体1060、1062は図27、及び図28に図示し、説明した渦室組
立体972と同一の形態を有し、同一の作動を行う。同様に、図31の実施例は
2個の一次リニアアクチュエータ1064、1066を示す。一次リニアアクチ
ュエータ1064、1066は図27に図示し、説明した一次リニアアクチュエ
ータ979と同一の形態を有し、同一の作動を行う。更に、図31は2個の二次
リニアアクチュエータ1068、1070を示し、これ等アクチュエータは図2
7に図示し、説明した二次リニアアクチュエータ981と同一の形態を有し、同
一の作動を行う。
【0148】 リニアアクチュエータ1064、1068は第1中間ハウジング1072内に
取り付けられている。中間ハウジング1072は図27に図示し、説明した中間
ハウジング998と同一の形態を有し、同一の作動を行う。同様に、リニアアク
チュエータ1066、1070も中間ハウジング1074内に取り付けられてお
り、この中間ハウジングは図27に図示し、説明した中間ハウジング998と同
様の形態を有し、同様に作動する。
【0149】 出力ハウジング1078は中間ハウジング1072と1074との間に位置す
る。出力ハウジング1078は図26〜図29に図示し、説明した出力ハウジン
グ1004に類似する。出力ハウジング1078と、出力ハウジング1004と
の間の第1の相違は出力ハウジング1078は2個の隣接する一次スロートと、
2個の隣接する二次スロートとを有する形態を有することであり、これにより、
2個の一次絞り板1080、1082、及び2個の二次絞り板1084、108
6にそれぞれ通る流れを収容することである。
【0150】 この一次絞り板1080、1082は図29に図示し、説明した一次絞り板1
030と同一の形態を有し、同一の作動を行う。同様に、二次絞り板1084、
1086は図29に図示し、説明した二次絞り板1032と同一の形態を有し、
同一の作動を行う。一次絞り板1080、1082は緊締具1092によって、
単一の一次軸1090に剛固に共に取り付けられている。同様に、二次絞り板1
084、1086は緊締具1096によって二次軸1094に取り付けられてい
る。
【0151】 一次絞り板1080、1082の位置、及び二次絞り板1084、1086の
位置をリンク装置1100によって制御する。リンク装置1100は一次アーム
1102、二次アーム1104、及びリンク1106を有する。一次アーム11
02、二次アーム1104、及びリンク1106は図26、及び図30に図示し
、説明したリンク装置1042の一次アーム1044、二次アーム1048、及
びリンク1046と同一の形態を有し、同一の作動を行う。更に、絞り板の位置
を監視するため、絞り板センサ1108、1110をそれぞれ軸1090、10
94に連結する。通常の取付け孔1112によって、出力ハウジング1078を
通常の機関(図示せず)に容易に取り付けることができる。
【0152】 図1〜図6に示す実施例の作動を以下に説明する。燃料のような液体を電子的
に制御し、計量し、燃料インゼクタ38の出力ポート46からエーロゾルとして
、予備混合室44内に噴霧する。ここでは流体として燃料を使用するが、医薬、
及び廃液のような他の流体もここに開示する装置及び方法を使用し、気化し、均
質化することができる。
【0153】 予備混合室44内に燃料を噴霧する際、絞り板84が開いて、或る量の空気を
ベンチュリ82内に入れる。絞り板84によって通す空気の量は燃料インゼクタ
38の出力ポート46によって、予備混合室内に噴霧される流体の量に比例する
。機関が発生する負圧は室ハウジング54に形成された孔66を通じて、混合室
44から流体を引っ張る。
【0154】 機関が作動する時、機関の吸気マニホールド(図示せず)内に部分真空が導入
される。絞り板が閉位置にある場合、予備混合室44内の低い圧力の空気燃料混
合気は孔66を通じて、接線方向に、渦室64内に吸引される。特に、渦室のた
めの空気は溝孔94を通じて、導入され、周囲空気通路100、及び導管102
を通じて、周囲空気導管50内に通る。周囲空気導管50から、周囲空気は予備
混合室内に導入され、ここで、空気燃料混合気として、孔66に入る前に、この
周囲空気はエーロゾル燃料に混合する。
【0155】 空気燃料混合気は渦室64内にほぼ接線方向に導入され、ここで孔66を通っ
て進入する流体に起因し、流体は回転するように加速される。種々の孔66に入
る流体の量はジャケット60の存在によって、ほぼ等しくなる。渦室64に通る
流れの低圧端を構成している出力ポート70に対する孔66の位置に応じて、ジ
ャケットの内面56は孔66に入る流体の流れを制限している。基本的に、ジャ
ケットは出力ポート70に一層近い孔について高い制限を生じ、低圧端(出力ポ
ート70)から最も遠い孔については一層少ない制限を生ずる。
【0156】 渦室64内に一旦流体が入ると、流体は回転して加速され、流れの中の流体の
未気化の粒子を一層小さな粒子に破砕し、気化し、又は破砕と気化との両方を行
う。流体が出力ポート70に達した時、流体はスピン作用を受ける柱状の流体と
して、室64から、中間室136内に通る。中間室136内では、流体は互いに
たたみ込まれ、従って、スピン作用を受ける柱状の流体は潰れ、付加的乱流を生
じ、流れの均質化が起きる。
【0157】 次に、機関マニホールドによって生じた部分真空により、ベンチュリ82の長
孔106を通じて、流れを引っ張る。長孔106は通常のベンチュリ室の小さな
丸い孔に比較し著しく大きく、数も多い。これは圧力降下を減少させ、60毎分
立方フィート(CFM)までの流れを可能にするように設計したからである。ベ
ンチュリ82内では、空気燃料混合気が孔106を通じて入る際、絞り板84に
よって収容された周囲空気はこの空気燃料混合気に混合する。周囲空気と空気燃
料混合気は更に混合して、ベンチュリ82内で少なくとも一部均質化する。
【0158】 次に、この流体が入口室146に入る際、機関マニホールドの部分真空は遠心
吸気開口144を通じて、この流体を引っ張る。入口室はこの流体を更に混合し
、均質化し、この流体を遠心室152内に接線方向に指向させる作用をする。特
に、入口室146内に形成された遮板150は接線方向の一連の接線通路200
、202、204を形成しており、機関マニホールドの部分真空によって、これ
等接線通路を通じて、流体を遠心室152内に接線方向に引っ張る。
【0159】 遠心室152内では、流体は回転するように加速され、これにより、最も大き
い、又は最も重い粒子をその質量に起因し、遠心室152の周縁に向け動かし、
ここで、一層重く、即ち一層大きい粒子は内面156に衝突し、更に破砕され、
一層気化される。
【0160】 遠心室152の容積を減少させるためには、ベンチュリ出力部110における
ベンチュリ82の内径114より、側壁156の高さを小さくするのが有利であ
る。更に、遠心室152の容積を減少させ、遠心室152内の遠心作用を受ける
流れを増進するため、延長部材162を遠心ハウジングの頂壁160から突出す
る。
【0161】 次に、機関の負圧により、流体を4個の出力部材154内に引っ張る。流れの
中の一層軽い粒子は遠心ハウジング152の中心に向け、遠心作用により進むか
ら、遠心室の特殊な形状の頂面170の円錐形の部分によって、これ等の一層軽
い粒子はこの円錐形の部分180に形成された孔182内に、及び4個の出力部
154内に、或る角度で指向する。上述のように、流体を遠心室から排出するこ
とによって、遠心室内の遠心作用を受ける流れの外方に向け位置しようとする炭
化水素の一般的傾向に起因し、一層均一な炭化水素の分散が得られる。これに反
し、1個のみの出力ポートを採用した場合には、遠心作用による流れの外方に向
け位置しようとする炭化水素の傾向に起因し、遠心作用による排出は均一性が低
い。
【0162】 図7に示すこの発明の実施例では、燃料インゼクタ222によって、渦形態の
装置220にエーロゾル燃料を供給する。燃料インゼクタ222は予備混合室2
42内に、燃料を噴霧する。また、周囲空気導管244を通じて、予備混合室2
42内に周囲空気を導入する。この予備混合室内では、エーロゾル燃料と周囲空
気とを混合し、この混合気は空気燃料混合気として、孔260を通じて、渦室2
48に入る。
【0163】 ジャケット60(図1参照)と同様に、ジャケット272は、差圧の供給体と
して、種々の孔260に通る流れの量を常態化する。図1の渦室54、及び孔6
6に関連して説明したのと同様に、孔216を通じて、空気燃料混合気は渦室2
48に入る。この空気燃料混合気がU字状の出力ポート340から出る際、孔2
62を経て、渦室250に入る前に、この混合気は混合室350内に入る。この
形態においては、孔262は渦室248から、専ら、空気燃料混合気を受け取り
、この空気燃料混合気が室248、250を経て通る際、空気燃料比をほぼ一定
に維持する。
【0164】 次に、空気燃料混合気はU字状出力ポート342を出るが、孔264を経て渦
室252に入る前に、混合室352に入る。この流体が渦室250、252に通
る際、ここでも空気燃料混合気の空気燃料比はほぼ一定に留まる。
【0165】 室ハウジング228の出力ポート344を出た後、渦室252に関連して説明
したものと同様に、流体は引き続いて、混合室354、孔266、渦室254に
通る。U字状出力ポート346を出ると、流体は混合室356に入り、出力ポー
ト348を出る前に、孔268を通じて、最終室256に入る。
【0166】 5個の室248〜256を通ることによって、流体が1個の室から次の室の前
進する際、流体は気化を増大し、気相に変化する。従って、この実施例は、空気
燃料混合気を数個の渦室に通し、空気燃料比をほぼ一定に維持する。
【0167】 図15〜図17に示す実施例にもどり、通常の燃料インゼクタ424から第1
室426内に燃料を噴射する。次に、孔436を通じて、この室内に空気を導入
し、流体を回転するように加速する。流体が室428から、室430に前進する
際、ノズル490に通り、これにより流体に付加的差圧を生ぜしめ、流体の気化
を増進する。流体は種々の室430〜434、及びノズル488、486を前進
し続ける。流体が出力ポート484に達した時、流体を長導管478に導入し、
流体が出力部479に達するまで、流体を長導管478に通す。
【0168】 加速スタンブルの問題を軽減するため、長導管478を室430〜434に選
択的に通して、ノズル490に直接連通させ、室428を選択的に分離させ、流
体が室430〜434を迂回するようにする。
【0169】 加速する時、ソレノイド476を付勢し、これにより導管ベース480を管部
456の内面466に沿って摺動させ、ばね482を圧縮し、バイパス導管47
8を前進させて、室428に直接連通させる。大部分の例では、この挿入の期間
は0.5秒程度である。
【0170】 流体が出力部479を出た後、流体はベンチュリ506に入り、出力通路53
2を通って遠心室に入る。次に、遠心室542内で、遠心作用によりスピン作用
を受けた後、流体は出力部548を通じて、機関マニホールド(図示せず)内に
排出される。
【0171】 図20に示す実施例は出力部660の有効横断面積を選択的に変化させる。作
動に当たり、ステップモータは出力部660に対し、円錐プラグ678を前進さ
せ、後退させる。従って、円錐プラグを出力部に対し移動させれば、出力部の有
効横断面積を選択的に変化させる。
【0172】 図23に渦室ハウジングの代案の実施例を示す。作動に当たり、渦室ハウジング
940は接線溝孔950を通じて、室の内部952に流体を収容し、室の内部9
52内に流体の渦流を発生させる。長溝孔950は渦室ハウジングの内面946
に沿ってシート状の流体として、室の内部に接線方向に流体を導入し、内面94
6上で液体の粒子が凝集するのを防止する。流体は室952内で渦状にスピン運
動をするから、室952内での差圧、及び流れの全体の乱流によって流体を気化
し、均質化する。
【0173】 図24、及び図25は本発明の原理により形成したベンチュリ956の代案の
実施例を示す。作動に当たり、ベンチュリ956はベンチュリ導入開口962を
通じて、流体の流れを受け取る。次に、この流体の流れは、壁956に形成され
た接線孔958を通じて、ベンチュリの内部960に入る空気燃料混合気と混合
して、ベンチュリ954を通じて、流体の螺旋形の流れを発生させる。ベンチュ
リの内部960内に、接線方向に空気燃料混合気を導入するから、ベンチュリ9
54に通る流れは螺旋状にスピン運動をする。ベンチュリの内部960の狭いス
ロート部959内に空気燃料混合気を導入する。これは、狭いスロート部959
はベンチュリ954内で最も早い空気の流れの領域を有するからである。ベンチ
ュリ956を通じて流体の螺旋状の流れを発生させることによって、流体の乱流
、従って、気化と、均質化とを実質的に増進する。
【0174】 図26〜図30は遠心渦装置970の付加的実施例を示す。図27、及び図2
8に示すように、この実施例では、燃料インゼクタ974によって、予備混合室
976内に燃料を噴霧する。次に、渦室ハウジング978に形成した一群の接線
孔992を通じて、渦室990に接線方向に空気燃料混合気を導入する。次にこ
の空気燃料混合気を出力ポート994から送出する。
【0175】 機関が遊転状態にある時、円錐プラグ1012を孔1010に掛合させて、二
次スロート977を実質的にシールする。更に、二次絞り板1032(図29参
照)は閉塞位置にある。また、機関が遊転状態にある間は、一次円錐プラグ10
00は孔996の上方に或る距離だけ上昇しており、空気燃料混合気の僅かな流
れを、出力ポート996から一次スロート973内に通している。遊転時、一次
スロート板1030(図29参照)は閉じている。ここで、機関速度が遊転速度
から上昇すると、一次リニアアクチュエータ979は円錐プラグを孔996から
上昇させ、一層多くの空気燃料混合気を孔996から一次スロート973に通す
。同時に、一次絞り板1030は開き始め、機関に入れる空気燃料混合気の量を
増大させる。
【0176】 図26、及び図30において、一次絞り板1030が開き続けると、一次アー
ム1044は時計方向に回転して、二次アーム1048に形成された溝孔105
2の中にリンク1046を前進させる。一次絞り板1032が約40%開放のよ
うな所定位置まで開いてしまうと、リンク1046は溝孔1052の端部105
4に接触し、リンク1046は二次アーム1048を回転させ始める。次に、二
次アーム1048の回転によって、軸1036の回転により、二次絞り板103
2を開き始める。
【0177】 二次絞り板1032の開放と同時に、二次リニアアクチュエータ981が円錐
プラグ1012を孔1010から離し、通路1111を通り流体を流す。従って
、一次絞り板1030が所定位置を過ぎて開き続けると、二次絞り板1032は
開き、通路1111を開き、一次スロート973と、二次スロート977との両
方に流体を流し、装置970の体積効率を増進する。
【0178】 一次絞り板1030が開き続けると、リンク組立体1042は二次絞り板を開
き続け、従って、一次絞り板1030が完全に開いた時、二次絞り板1032も
完全に開く。一次絞り板1030、及び二次絞り板1032が完全に開いた時、
円錐プラグ1000、1012は完全に後退し、一次スロート973、及び二次
スロート977に通る流れを最大にし、体積効率を高くする。次に、機関速度が
低下する場合には、一次絞り板1030を閉じ始め、二次絞り板1032も閉じ
始める。二次絞り板が閉じ始めると、円錐プラグ1012は孔1010に一層近
くに動き、通路1111を経て二次スロート977に流れる流体を制限する。一
次絞り板1030を所定の位置に再位置決めする時、二次絞り板は完全に閉じ、
円錐プラグ1012は孔1010内に再挿入され、二次スロート977をシール
し、一次スロート973を分離するから、高い明瞭な応動性が得られる。機関速
度が遊転速度に向け、更に減速すると、一次絞り板1030を閉じ続けることと
、一次円錐プラグ1000が孔996に密接するように動くことによって、一次
スロート973に通る流れは更に減少する。
【0179】 従って、図26〜図36に示す形態では、高い明瞭な応動性と、高い体積効率
が達成される。一次スロート973内の流れを分離することによって、高い明瞭
な応動性が機関の低速域で達成される。高い体積効率が望ましい機関の高速域で
は、二次スロート977を開き、一次スロート973と組み合わせて、二次スロ
ート977を使用する。
【0180】 図31は図26〜図30に図示し、説明したものに類似する。図31に示した
実施例と、図26〜図30に示した実施例との間の第1の相違点は、図31の実
施例は4個のバレル装置用に設計されているのに対し、図26〜図30に示す実
施例は2個のバレル装置用であることである。
【0181】 作動に当たり、図31に示す実施例は、図26〜図30に示す実施例で説明し
たのと同じように、渦室組立体1060、1062から一次スロート、及び二次
スロート内に空気燃料混合気を収容する。図31の実施例は図26〜図30に示
す実施例とほぼ同一に作動するが、相違しているのは、図26〜図30に示す実
施例では1個の一次スロート、及び1個の二次スロートがあるのに対し、2個の
一次スロート、及び2個の二次スロートがあることである。
【0182】 図31に示すリンク組立体1100は図26、及び図30に示したリンク組立
体1042と同一の形態を有し、同一の作動を行う。一次軸1090は一次絞り
板1080、1082を制御し、二次軸1094は絞り板1084、1086を
制御する。図26〜図30に図示し、説明したのと同様に、一次絞り板1080
、1082を開くと、一次リニアアクチュエータは一次スロート内で円錐プラグ
を動かし、各一次スロートに流体を流す。次に、リンク組立体1100により二
次絞り板1084、1086を開くと、二次リニアアクチュエータ1068、1
070は二次スロート内で円錐プラグを動かし、一次スロート、及び二次スロー
トを経て、流体を流し、体積効率を高くする。同様に、絞り板を閉じると、それ
ぞれのリニアアクチュエータは円錐プラグを動かし、高い明瞭な応動性を達成す
る。
【0183】 ここに説明した種々の装置、及び方法は内燃機関、及び外燃機関のための燃料
の気化と、均質化とをめざしている。本明細書に開示された装置、及び方法は他
の流体の準備に関連して適用することができる。例えば、この装置、及び方法は
肺を通じて血流中に吸入することによって、患者に与える医薬を用意することに
関連して、採用することができる。過去、患者の肺を通じて、血流中に直接、通
すことができる十分に細かい粒子になるように医薬を十分に破砕し、気化するの
が困難であった。本明細書に開示した装置、及び方法はこの要求を満たすことが
できる。
【0184】 本明細書に開示されあ装置、及び方法は焼却、及び廃物管理のため廃棄流体の
破断、気化、及び均質化に適用可能であり、有用である。廃棄流体の粒子は非常
に細かい粒子寸法に破断され、焼却器内に導入されて、一層効率良く燃やされ、
これにより、大気汚染を最少にし、廃棄流体を燃焼させる効率を高くする。
【0185】 本発明の構造、及び方法を説明したが、開示したものは好適な実施例を説明し
たに過ぎず、本発明はこれ等に限定されない。従って、本発明は特許請求の範囲
に示した発明の範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明遠心渦装置の上方から見た断面図である。
【図2】 本発明遠心渦装置の図1の2−2線上の断面図である。
【図3】 図1の気化部の一部の拡大切除断面図である。
【図4】 図1のインゼクタ板の平面図である。
【図5】 インゼクタ板の図4の5−5線上の断面図である。
【図6】 図1のインゼクタ板の底面図である。
【図7】 本発明の渦装置の代案の実施例の断面図である。
【図8】 渦室に差圧を供給する部分の図7の8−8線上の断面図である。
【図9】 渦室に差圧を供給する部分の図7の9−9線上の断面図である。
【図10】 図8の渦ハウジング組立体に差圧を供給する部分の平面図である。
【図11】 本発明渦室組立体に差圧を供給する代案の実施例の断面図である。
【図12】 図11の12−12線上の断面図である。
【図13】 図11の渦室組立体に差圧を供給する部分の平面図である。
【図14】 本発明渦室ハウジングの代案の実施例の斜視図である。
【図15】 本発明遠心渦装置の他の代案の実施例の部分断面図である。
【図16】 図15に示す長導管の拡大断面図である。
【図17】 渦室から長導管が後退した図15に示す長導管組立体の拡大断面図
である。
【図18】 本発明渦ハウジングの他の実施例の断面図である。
【図19】 本発明渦室ハウジングの他の実施例の断面図である。
【図20】 横断面積を調整し得る本発明出力ポートの部分断面図である。
【図21】 本発明遠心渦装置の代案の実施例の断面図である。
【図22】 本発明遠心渦装置の他の代案の実施例の断面図である。
【図23】 本発明渦室の他の代案の実施例の斜視図である。
【図24】 本発明のベンチュリの代案の実施例の断面図である。
【図25】 本発明のベンチュリの代案の実施例の図24の25−25線上の部
分断面図である。
【図26】 本発明の遠心渦装置の他の代案の実施例の平面図である。
【図27】 本発明の遠心渦装置の図26の27−27線上の部分断面図である
【図28】 図26に示す遠心渦装置の部分断面図である。
【図29】 本発明遠心渦装置の図28の29−29線上の部分断面図である。
【図30】 図29に示すリンク組立体の拡大図である。
【図31】 本発明遠心渦装置の他の代案の実施例の断面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月28日(2000.9.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の渦流を発生させる少なくとも1個の渦室を画成する室ハウ
    ジングと、 前記渦室から流体を排出するため、この渦室に連結された室出力部と、 前記渦室内に接線方向に流体を入れ、この渦室に通る乱流の渦流を発生させ、
    この渦流中の未気化粒子を一層小さい粒子に破断すると共に、気化させるため前
    記室ハウジングに形成された一群の孔とを具え、 前記渦室に通る流体の渦流の乱流を増進するため、前記渦室の周りの前記室ハ
    ウジングに形成された前記一群の孔が、列に配置された複数個の孔と、行に配置
    された複数個の孔とから成ることを特徴とする遠心渦装置。
  2. 【請求項2】 前記渦室に通る流体の渦流の乱流を増進するよう前複数個の行を
    ずらした請求項1に記載の遠心渦装置。
  3. 【請求項3】 前記渦室に通る流体の渦流の乱流を増進するよう前複数個の列を
    ずらした請求項1に記載の遠心渦装置。
  4. 【請求項4】 前記室ハウジングは内室壁を有し、 前記渦室内の渦流の乱流を増大し、この渦流中の未気化粒子を一層小さい粒子
    に破砕し、この未気化粒子の気化を増進するため前記内室壁に形成した複数個の
    段を更に具える請求項1に記載の遠心渦装置。
  5. 【請求項5】 前記室ハウジングは内室壁を有し、 前記渦室内の渦流の乱流を増大し、この渦流中の未気化粒子を一層小さい粒子
    に破砕し、この未気化粒子の気化を増進するため前記内室壁に形成した織目表面
    を更に具える請求項1に記載の遠心渦装置。
  6. 【請求項6】 前記孔の位置に応じて、この孔に流体の差圧が発生するよう、こ
    の孔に関連する差圧発生部を更に具えた請求項1に記載の遠心渦装置。
  7. 【請求項7】 第1渦室を画成する第1室ハウジングと、前記第1渦室に連結さ
    れた第2渦室を画成する第2ハウジングと、 空気、及び第2流体が各前記渦室内に接線方向に入るよう各前記室ハウジング
    に形成された複数個の入力孔と、 前記第2渦室に形成された前記入力孔に連結された第1渦室出力部とを具え、 前記空気と前記第2流体との混合気が前記第1渦室と第2渦室とに通る際、ほ
    ぼ一定の空気第2流体比を維持するよう、前記第2渦室の前記入力孔が専ら前記
    第1渦室出力部から空気第2流体混合気を受け取ることを特徴とする流体を気化
    する遠心渦装置。
  8. 【請求項8】 前記第2渦室に連結された第3渦室を画成する第3室ハウジング
    と、 この第3室ハウジング内に接線方向に空気と第2流体とを入れるよう各前記ハ
    ウジングに形成された複数個の入力孔と、 前記第3渦室に形成された入力孔に連結された第2渦室出力部とを設け、 前記空気と前記第2流体との混合気が前記第2渦室、及び第3渦室に通る際、
    ほぼ一定の空気第2流体比を維持するよう、前記第3渦室の前記入力孔が専ら前
    記第2渦室出力部から空気第2流体混合気を受け取る請求項7に記載の遠心渦装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第2渦室に連結された第3渦室を画成する第3室ハウジング
    と、前記第3渦室に連結された第4渦室を画成する第4室ハウジングと、 前記第3渦室、及び第4渦室内に接線方向に空気、及び第2流体を入れるよう
    各前記渦室に形成した複数個の入力孔と、 前記第3渦室に形成された前記入力孔に連結された第2渦室出力部と、前記第
    4渦室に形成され前記入力孔に連結された第3渦室出力部とを設け、 前記空気と前記第2流体との混合気が前記第2渦室、及び第3渦室とに通る際
    、ほぼ一定の空気第2流体比を維持するよう、前記第3渦室の前記入力孔が専ら
    前記第2渦室出力部から空気第2流体混合気を受け取り、 前記空気と前記第2流体との混合気が前記第3渦室、及び第4渦室とに通る際
    、ほぼ一定の空気第2流体比を維持するよう、前記第4渦室の前記入力孔が専ら
    前記第3渦室出力部から空気第2流体混合気を受け取る請求項7に記載の遠心渦
    装置。
  10. 【請求項10】 前記入力孔の位置に応じて、この入力孔に流体の差圧が発生す
    るよう前記第1渦ハウジングに形成された前記入力孔に関連する差圧供給部を更
    に具える請求項7に記載の遠心渦装置。
  11. 【請求項11】 渦室を画成して内室壁を具える渦ハウジングと、 流体を前記渦室に入れるよう前記渦ハウジングに形成された複数個の入力孔と
    、 前記渦室内の渦流の乱流を増大し、この渦流中の未気化粒子を一層小さい粒子
    に破砕して、未気化粒子の気化を増進させるため、前記内室壁に形成された複数
    個の段とを具える流体気化のための渦装置。
  12. 【請求項12】 前記内室壁が更に織目表面を具える請求項11に記載の流体気
    化のための渦装置。
  13. 【請求項13】 各前記段が傾斜面と、横方向面とを具え、 前記渦室内に流体を入れるため、各前記段の前記横方向面に形成された複数個
    の孔を更に具える請求項11に記載の流体気化のための渦装置。
  14. 【請求項14】 渦室を画成して内室壁を具える渦ハウジングと、 流体を前記渦室に入れるよう前記渦ハウジングに形成された複数個の入力孔と
    、 前記渦室内の渦流の乱流を増大し、この渦流中の未気化粒子を一層小さい粒
    子に破砕して、未気化粒子の気化を増進させるため、前記内室壁に形成された織
    目表面とを具える流体気化のための渦装置。
  15. 【請求項15】 前記複数個の入力孔が複数個の列と、複数個の行とに配置され
    ている請求項14に記載の流体気化のための渦装置。
  16. 【請求項16】 前記渦室内の渦流の乱流を増大し、この渦流中の未気化粒子を
    一層小さい粒子に破砕して、この未気化粒子の気化を増進するよう前記内室壁に
    形成された複数個の段を更に具える請求項14に記載の流体気化のための渦装置
  17. 【請求項17】 高圧端、及び低圧端を有する流体流路と、 前記高圧端から低圧端に流体を流すよう、前記高圧端と低圧端との間に介挿さ
    れ前記流体流路に沿って位置する渦室に通して流体の流れを指向させるよう、こ
    の渦室を画成する渦ハウジングと、 前記流体を気化させるため前記渦室内に接線方向に前記流体を入れるよう、前
    記渦ハウジングに形成され、前記低圧端に対し、異なる距離に位置している複数
    個の入力孔と、 前記低圧端に対する前記入力孔の位置に応じて、これ等入力孔に流体の差圧を
    発生させるよう、前記入力孔に関連する差圧供給部とを具えることを特徴とする
    流体気化のための遠心渦装置。
  18. 【請求項18】 前記複数個の入力孔が複数個の列と、複数個の行とに配置され
    ている請求項17に記載の流体気化のための渦装置。
  19. 【請求項19】 前記差圧供給部がジャケットから成る請求項17に記載の流体
    気化のための渦装置。
  20. 【請求項20】 前記差圧供給部が直径を増大する内面を有するジャケットから
    成る請求項17に記載の流体気化のための渦装置。
  21. 【請求項21】 前記差圧供給部がテーパ内面を有するジャケットから成る請求
    項17に記載の流体気化のための渦装置。
  22. 【請求項22】 前記差圧供給部が内面を有するジャケットから成り、この内面
    がこの内面と前記渦ハウジングの外面との間に可変幅の間隙を画成している請求
    項17に記載の流体気化のための渦装置。
  23. 【請求項23】 前記差圧供給部が最大直径端と、最小直径端とを有する可変直
    径の内面を有すジャケットから成り、 前記低圧端から一層遠く位置している入力孔よりも、前記低圧端に一層近い入
    力孔が一層多くの流れを受け入れる傾向を減少させるよう、前記低圧端に一層近
    い入力孔に隣接して、前記最小直径端を位置させた請求項17に記載の流体気化
    のための渦装置。
  24. 【請求項24】 少なくとも1個の渦室を画成する渦室ハウジングと、 前記渦室から流体を排出するため前記渦室に連結された渦室出力部と、 空気を前記渦室内に接線方向に入れて、前記渦室に通る渦流を発生させ、この
    渦流内の未気化粒子を一層小さい粒子に破砕するため前記室ハウジングに形成さ
    れた一群の孔と、 前記渦流を均質化するための遠心ハウジングとを具え、 前記渦室出力部に流体連通する入口室と、 前記入口室に連結された遠心室と、 前記流体を前記遠心室内に接線方向に入れて、前記流体の気化を増進させるよ
    う前記入口室内に位置する一連の遮板とを前記遠心ハウジングが具えることを特
    徴とする流体気化のための遠心渦装置。
  25. 【請求項25】 前記遮板が前記遠心室に対し接線方向に指向している請求項2
    4に記載の遠心渦装置。
  26. 【請求項26】 前記流体の気化を増進するため、前記遠心室が更に織目の内面
    を具えている請求項24に記載の遠心渦装置。
  27. 【請求項27】 第1渦室を有する第1室ハウジングと、 第2渦室を有する第2室ハウジングであって、前記第1渦室と第2渦室との間
    に流体を流すよう、前記第1渦室に設けた第1渦室出力部に前記第2渦室を連結
    した第2室ハウジングと、 前記第2渦室に連結された第2室出力部と、 各前記渦室内に接線方向に流体を入れるよう、前記第1室ハウジング、及び第
    2室ハウジングに形成した複数個の入力孔と、 前記第1渦室内の流体の流れを分離して、この流れが前記第2渦室を迂回する
    ようにするため、前記第2室ハウジング出力部を通じて、前記第1ハウジング出
    力部内に選択的に挿入し得る長いバイパス導管とを具えることを特徴とする流体
    気化のための遠心渦装置。
  28. 【請求項28】 前記長いバイパス導管に取り付けられたベースと、 内部に前記ベースを位置させた管と、 前記バイパス導管を前記第1ハウジング入力部内に選択的に前進させるため、
    前記管内で前記ベースを移動させるよう、前記管の周りに形成したソレノイドと
    、 前記第1室ハウジングから離れるように前記バイパス導管を押圧するため前記
    ベースに連結された押圧部材とを更に具える請求項27に記載の遠心渦装置。
  29. 【請求項29】 前記長いバイパス導管に取り付けられたベースと、 内部に前記ベースを摺動するよう位置させた管と、 前記バイパス導管を前記第1ハウジング入力部内に選択的に前進させるため、
    前記管内で前記ベースを移動させるよう、前記管の周りに形成したソレノイドと
    、 前記第1室ハウジングから離れるように前記バイパス導管を押圧するため前記
    ベースに連結されたばね部材とを更に具える請求項27に記載の遠心渦装置。
  30. 【請求項30】 内部に前記バイパス導管を位置させた管と、 前記第1ハウジング入力部に関連するように、前記管内で前記バイパス導管を
    選択的に移動させるため、前記管の周りに形成されたソレノイドとを更に具える
    請求項27に記載の遠心渦装置。
  31. 【請求項31】 少なくとも1個の渦室を画成する室ハウジングと、 前記渦室から流れを排出するため、この渦室に連結された室出力部と、 空気を前記渦室内に接線方向に入れ、この渦室に通る渦流を発生させ、この渦
    流内の未気化粒子を一層小さな粒子に破砕するよう、前記室ハウジングに形成さ
    れた一群の孔と、 前記渦室に通る流体の流れを調整するため、前記室出力部に流体連通し、横断
    面積が調整可能な出力ポートとを具え、 前記渦室出力部に流体連通する導管と、 この導管内に位置している座と、 前記円錐座に掛合する寸法のプラグと、 前記出力ポートの前記横断面積を選択的に調整するため、前記座に対し前記プ
    ラグを選択的に動かすよう、このプラグに連結したアクチュエータとを前記出力
    ポートが具えることを特徴とする流体気化のための遠心渦装置。
  32. 【請求項32】 前記アクチュエータがステップモータから成る請求項31に記
    載の遠心渦装置。
  33. 【請求項33】 前記一群の孔が複数個の列と、複数個の行とに指向している請
    求項31に記載の遠心渦装置。
  34. 【請求項34】 少なくとも1個の渦室を画成する室ハウジングと、 前記渦室から流れを排出するため、この渦室に連結された室出力部と、 空気を前記渦室内に接線方向に入れ、この渦室に通る渦流を発生させ、この渦
    流内の未気化粒子を一層小さな粒子に破砕するよう、前記室ハウジングに形成さ
    れた一群の孔と、 流体を均質化する遠心ハウジングとを具え、 前記渦室出力部に流体連通する吸気開口と、 頂面と、底面と、側面とによって画成され、前記吸気開口に連結された遠心室
    と、 この遠心室からほぼ均質な混合気として流体を排出するため、前記遠心室に連
    結された複数個の出力導管とを前記遠心ハウジングが具えることを特徴とする流
    体気化のための遠心渦装置。
  35. 【請求項35】 前記遠心室の側面に織目表面を有する請求項34に記載の遠心
    渦装置。
  36. 【請求項36】 前記一群の孔は複数個の列と、複数個の行とに指向している請
    求項34に記載の遠心渦装置。
  37. 【請求項37】 流体を前記出力導管内に指向させるため、前記出力導管を包囲
    する円錐形状部を前記底面が更に具える請求項34に記載の遠心渦装置。
  38. 【請求項38】 前記遠心ハウジング内の流体の遠心作用による流れを増進し、
    前記遠心室の容積を減少させるため、前記頂面の中心に位置し、この頂面から前
    記底面に向け延びる延長部材を更に具える請求項34に記載の遠心渦装置。
  39. 【請求項39】 少なくとも1個の渦室を画成する室ハウジングと、 前記渦室から流れを排出するため、この渦室に連結された室出力部と、 空気を前記渦室内に接線方向に入れ、この渦室に通る渦流を発生させ、この渦
    流内の未気化粒子を一層小さな粒子に破砕するよう、前記室ハウジングに形成さ
    れた一群の孔と、 流体を均質化する遠心ハウジングとを具え、 頂面と、底面と、側面とによって画成された容積を有し、前記室出力部に流体
    連通する遠心室と、 前記遠心室から流体を排出するため、この遠心室に連結され、この遠心室の前
    記底面に形成された出力導管と、 前記遠心ハウジング内の流体の遠心作用による流れを増進し、前記遠心室の容
    積を減少させるため、前記頂面上の中心に位置し、この頂面から前記底面に向け
    延びる延長部材とを前記遠心ハウジングが具えることを特徴とする流体気化のた
    めの遠心渦装置。
  40. 【請求項40】 前記遠心室から流体を排出するため、この遠心室に連結され、
    この遠心室の前記底面上に形成された複数個の出力導管を更に具える請求項39
    に記載の遠心渦装置。
  41. 【請求項41】 流体を前記出力導管内に指向させるため、前記出力導管を包囲
    する円錐形状部を前記底面が更に具える請求項39に記載の遠心渦装置。
  42. 【請求項42】 少なくとも1個の渦室を画成する室ハウジングと、 前記渦室から流れを排出するため、この渦室に連結された室出力部と、 空気を前記渦室内に接線方向に入れ、この渦室に通る渦流を発生させ、この渦
    流内の未気化粒子を一層小さな粒子に破砕するよう、前記室ハウジングに形成さ
    れた一群の孔と、 最大内径と、最小内径とを有し、前記室出力部に流体連通するベンチュリと、 前記流体を均質化する遠心ハウジングとを具え、 前記ベンチュリに流体連通する吸気開口と、 頂面と、底面と、直径、及び高さを有し横断面がほぼ円形の側壁内面とによっ
    て画成された容積を有し、前記吸気開口に連結された遠心室とを前記遠心ハウジ
    ングが具え、 前記ベンチュリから前記遠心室に通る流体の流れを増進し、この遠心室の容積
    を減少させるよう、前記ベンチュリの最大内径より、前記側壁内面の高さを一層
    小さくしたことを特徴とする流体気化のための遠心渦装置。
  43. 【請求項43】 前記遠心室から流体を排出するため、この遠心室に連結され、
    この遠心室の前記底面に形成された複数個の出力導管を更に具える請求項42に
    記載の遠心渦装置。
  44. 【請求項44】 流体を前記出力導管内に指向させるため、前記出力導管を包囲
    する円錐形状部を前記底面が更に具える請求項42に記載の遠心渦装置。
  45. 【請求項45】 室ハウジング入力部と、室ハウジング出力部とを有する室ハウ
    ジングと、 前記室ハウジング入力部と室ハウジング出力部との間に介挿された複数個の渦
    室と、 空気を渦室内に接線方向に入れ、この渦室に通る渦流を発生させ、この渦流内
    の未気化粒子を一層小さな粒子に破砕するよう、前記室ハウジングに形成された
    一群の孔とを具え、 前記渦室は最大内径を有し、 前記室ハウジング出力部に隣接する渦室が前記室ハウジング入力部に隣接する
    渦室より一層多い流れを受け取るのを防止するため、前記室ハウジング入力部に
    隣接する渦室が前記室ハウジング出力部に隣接する渦室より一層小さい最大内径
    を有することを特徴とする流体気化のための遠心渦装置。
  46. 【請求項46】 前記流れの中の未気化粒子の気化を増進させる付加的差圧を発
    生するよう、前記渦室の少なくとも1個に位置するノズルを更に具える請求項4
    5に記載の遠心渦装置。
  47. 【請求項47】 前記孔の位置に応じて、これ等孔に流体の差圧を発生するよう
    、前記孔に関連する圧力供給部を更に具える請求項45に記載の遠心渦室。
  48. 【請求項48】 内面を有するジャケットであって、このジャケットの内面と渦
    室ハウジングの外面との間に可変幅の間隙をこのジャケットの内面が画成してい
    るジャケットを更に具える請求項45に記載の遠心渦装置。
  49. 【請求項49】 内面を有するジャケットであって、このジャケットの内面と渦
    室ハウジングの外面との間に可変幅の間隙をこのジャケットの内面が画成してい
    るジャケットと、 流体が選択的に渦室を迂回するよう、渦室に挿入し得るバイパス導管とを更に
    具える請求項45に記載の遠心渦装置。
  50. 【請求項50】 少なくとも1個の渦室を画成する室ハウジングと、 前記渦室から流れを排出するよう前記渦室に連結された室出力部と、 空気を前記渦室内に接線方向に入れて、前記渦室に通る渦流を発生させ、この
    渦流内の未気化粒子を一層小さい粒子に破砕するため、前記室ハウジングに形成
    された一群の孔と、 最小内径を有し、前記室出力部に流体連通するベンチュリと、 流体を均質化する遠心ハウジングとを具え、 頂面と、底面とを有し、前記ベンチュリに流体連通する遠心室を前記遠心ハウ
    ジングが具え、この遠心ハウジングから流体を排出するため、内径を有し前記底
    面に形成された出力孔を前記遠心ハウジングが具え、 前記出力孔における真空圧を増進させるため、前記出力孔の内径と前記ベンチ
    ュリの最小内径との比が約1.66:1であることを特徴とする流体気化のための遠心
    渦装置。
  51. 【請求項51】 予備混合室を設け、 この混合室内にエーロゾルを導入し、 前記混合室内に空気を導入し、 前記エーロゾルと、前記空気とを前記予備混合室内で混合して、エーロゾル空
    気混合気を形成し、 第1渦室を設け、 この第1渦室内に接線方向に前記エーロゾル空気混合気を導入して渦流を発生
    させ、前記エーロゾル空気混合気内の未気化粒子を一層小さい粒子に破砕する工
    程から成ることを特徴とする流体気化方法。
  52. 【請求項52】 前記第1渦室内で第1スピン方向に前記流体に渦巻状のスピン
    作用を加え、 第2渦室を設け、 流路の第2部分内に前記流体を導入し、 前記第2渦室内で流体に第2スピン方向にスピン作用を加えることによって、
    流体のスピン方向を変えることにより、前記流路に乱流を加える工程を更に有し
    、 前記第2スピン方向を前記第1スピン方向のほぼ反対方向にする請求項51に
    記載の流体気化方法。
  53. 【請求項53】 第1渦室を設け、 この第1渦室内に流体を導入し、 前記第1渦室内に第1スピン方向に前記流体に渦巻状のスピン作用を加え、 第2渦室を設け、 流路の第2部分内に前記流体を導入し、 前記第2渦室内で流体に第2スピン方向にスピン作用を加えることによって、
    流体のスピン方向を変えることにより、前記流路に乱流を加え、 前記第2スピン方向を前記第1スピン方向のほぼ反対方向にすることを特徴と
    する流体気化方法。
  54. 【請求項54】 予備混合室を設け、 この混合室内にエーロゾルを導入し、 前記混合室内に空気を導入し、 前記エーロゾルと、前記空気とを前記予備混合室内で混合して、エーロゾル空
    気混合気を形成し、 第1渦室を設け、 この第1渦室内に接線方向に前記エーロゾル空気混合気を導入して渦流を発生
    させ、前記エーロゾル空気混合気内の未気化粒子を一層小さい粒子に破砕する工
    程から成ることを特徴とする流体気化方法。
  55. 【請求項55】 第1渦室を画成する第1室ハウジングと、前記第1渦室に連結
    された第2渦室を画成する第2室ハウジングと、 各前記渦室内に接線方向に流体を入れるよう、各前記室ハウジングに形成され
    た複数個の入力孔と、 各前記渦室に連結された出力部とを具え、 第1方向の流体を接線方向に受け取るよう、前記第1渦室の前記入力孔を指向
    させ、 第2方向の流体を接線方向に受け取るよう、前記第2渦室の前記入力孔を指向
    させ、 前記第1方向を前記第2方向のほぼ反対方向にしたことを特徴とする流体気化
    のための遠心渦装置。
  56. 【請求項56】 少なくとも1個の渦室を画成する室ハウジングと、 流れを前記渦室から排出するためこの渦室に連結された室出力部と、 空気を前記渦室内に接線方向に入れ、この渦室に通る渦流を発生させ、この渦
    流内の未気化粒子を一層小さい粒子に破砕するため、前記室ハウジングに形成し
    た一群の孔と、 乱流中の前記流体を均質化するための遠心ハウジングとを具え、 前記室出力部に流体連通する吸気開口と、 内面を有し、前記吸気開口に連結された遠心室とを前記遠心ハウジングが具え
    、 前記遠心ハウジングに通る乱流を増進し、前記内面に衝突する未気化粒子を一
    層小さい粒子に破断し、展開し、未気化粒子の気化を増進することを特徴とする
    流体気化のための遠心渦装置。
  57. 【請求項57】 前記渦室に通る乱流を増進させるため、織目付き内壁を前記渦
    室に設けた請求項56に記載の遠心渦装置。
  58. 【請求項58】 少なくとも1個の渦室を画成する室ハウジングと、 流れを前記渦室から排出するためこの渦室に連結された室出力部と、 空気を前記渦室内に接線方向に入れ、この渦室に通る渦流を発生させ、この渦
    流内の未気化粒子を一層小さい粒子に破砕するため、前記室ハウジングに形成し
    た一群の孔と、 前記流体を均質化する遠心ハウジングとを具え、 頂面と、底面と、前記遠心ハウジングから流体を排出するため、前記底面に形
    成された遠心出力部とを有し、前記室出力部に流体連通する遠心室を前記遠心ハ
    ウジングが具え、 前記遠心出力部内への前記流体の指向を容易にするため、前記遠心出力部に隣
    接して、この遠心出力部を包囲する前記遠心室の底面の一部がほぼ円錐形である
    ことを特徴とする流体気化のための遠心渦装置。
  59. 【請求項59】 前記遠心ハウジング内の前記流体の遠心作用を受ける流れを増
    進し、前記遠心室の容積を減少させるため、前記遠心室の頂面の中心に位置し、
    この頂面から前記底面に向け延びる延長部材を更に具える請求項58に記載の遠
    心渦装置。
  60. 【請求項60】 前記遠心室から流体を排出するため、前記遠心室の底面に形成
    され、この遠心室に連結された複数個の出力導管を前記室出力部が更に具える請
    求項58に記載の遠心渦装置。
  61. 【請求項61】 プラグに連結され、前記室出力部に隣接して位置するリニアア
    クチュエータを更に具え、このリニアアクチュエータによって、前記室出力部に
    対する前記プラグの位置を選択的に変化させ、前記室出力部に通る流動抵抗を変
    化させ、 前記リニアアクチュエータと前記室出力部とをほぼ同軸に配置した請求項58
    に記載の遠心渦装置。
  62. 【請求項62】 前記遠心室内に流体を入れるための遠心室入力部と、 前記遠心ハウジング内に位置する延長アームとを更に具え、 前記遠心室内の流体が前記遠心室入力部に再び入るのを防止するよう、前記延
    長アームを前記遠心室に隣接して位置させた請求項58に記載の遠心渦装置。
  63. 【請求項63】 流体の渦流を発生させる渦室を画成する渦室ハウジングと、 流体を前記渦室から排出するため、前記渦室ハウジングに連結された室出力部
    と、 前記室出力部から流体を受けとるよう前記室出力部に流体連通する一次スロー
    トと、 前記一次スロートから流体を受けとるよう前記一次スロートに流体連通する二
    次スロートと、 前記渦室と一次スロートとの間の流体の流れを選択的に制限するため、前記渦
    室出力部と一次スロートとの間に除去できるように位置する一次プラグと、 前記一次スロートと二次スロートとの間の流体の流れを選択的に制限するため
    、前記一次スロートと二次スロートとの間に除去できるように位置する二次プラ
    グとを具えることを特徴とする流体気化のための遠心渦装置。
  64. 【請求項64】 前記渦室出力部と一次スロートとの間に前記一次プラグを選択
    的に位置させるため、前記一次プラグに連結した一次リニアアクチュエータと、 前記一次スロートと二次スロートとの間に前記二次プラグを選択的に位置させ
    るため、前記二次プラグに連結した二次リニアアクチュエータとを更に具える請
    求項63に記載の遠心渦装置。
  65. 【請求項65】 前記一次スロートに通る流体の流れの量を制御するため、前記
    一次スロート内に位置する一次絞り板と、 前記二次スロートに通る流体の流れの量を制御するため前記二次スロート内に
    位置する二次絞り板と、 前記一次絞り板の運動に応動して前記二次絞り板を動かすため、前記一次絞り
    板と二次絞り板との間に取り付けたリンク組立体とを更に具える請求項63に記
    載の遠心渦装置。
  66. 【請求項66】 前記一次スロートに通る流体の流れの量を制御するため、前記
    一次スロート内に位置する一次絞り板と、 前記二次スロートに通る流体の流れの量を制御するため前記二次スロート内に
    位置する二次絞り板と、 前記一次絞り板の運動に応動して前記二次絞り板を動かすため、前記一次絞り
    板と二次絞り板との間に取り付けたリンク組立体とを更に具え、 前記一次絞り板に連結された一次アームと、 前記二次絞り板に連結された二次アームと、 前記一次アームを前記二次アームに相互に連結するリンクとを前記リンク組立
    体が更に具え、前記一次絞り板の運動に応動して前記一次アームが回転すると、
    前記一次アームは前記リンクを動かして前記二次アームに運動を与える請求項6
    3に記載の遠心渦装置。
  67. 【請求項67】 前記一次スロートが最大横断面積を有し、 前記二次スロートが前記一次スロートの前記最大横断面積より一層大きい最大
    横断面積を有する請求項63に記載の遠心渦装置。
  68. 【請求項68】 第1流体を受け取る吸気開口と、流体の流れを排出する出力開
    口と、外面と、内面とを有するベンチュリハウジングであって、前記内面は前記
    吸気開口と出力開口との間に延在する中空内部を画成しているベンチュリハウジ
    ングと、 第2流体を前記中空内部内に接線方向に導入し、前記中空内部内の流体の螺旋
    状の流れを発生させることにより、前記第1流体と第2流体とを混合するよう、
    前記吸気開口と前記出力開口との間に前記ベンチュリハウジングに形成された複
    数個の接線孔とを具えることを特徴とする2個の流体を混合するベンチュリ。
  69. 【請求項69】 流体の渦流を発生させる渦室を画成する室ハウジングと、 前記渦室から流体を排出させるため前記渦室に連結された室出力部と、 流体を前記渦室内に接線方向に入れ、前記渦室に通る乱流の渦流を発生させ、
    前記渦流内の未気化粒子を一層小さい粒子に破砕し、気化するため、前記室ハウ
    ジングに形成された一連の接線方向の長い溝孔とを具え、 各前記接線方向の溝孔が前記渦室の頂部から、この渦室の底部まで延在してい
    ることを特徴とする流体気化のための遠心渦装置。
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