JP2002330025A - アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信機 - Google Patents

アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信機

Info

Publication number
JP2002330025A
JP2002330025A JP2001135310A JP2001135310A JP2002330025A JP 2002330025 A JP2002330025 A JP 2002330025A JP 2001135310 A JP2001135310 A JP 2001135310A JP 2001135310 A JP2001135310 A JP 2001135310A JP 2002330025 A JP2002330025 A JP 2002330025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation electrode
electrode
power supply
parasitic
antenna device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001135310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3678167B2 (ja
Inventor
Shoji Nagumo
正二 南雲
Kengo Onaka
健吾 尾仲
Takashi Ishihara
尚 石原
Hitoshi Sato
仁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001135310A priority Critical patent/JP3678167B2/ja
Priority to US10/100,122 priority patent/US6958730B2/en
Priority to GB0207754A priority patent/GB2380324B/en
Priority to CN2004100974645A priority patent/CN1617387B/zh
Priority to CNB021185980A priority patent/CN1204774C/zh
Priority to DE10219654A priority patent/DE10219654A1/de
Publication of JP2002330025A publication Critical patent/JP2002330025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3678167B2 publication Critical patent/JP3678167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/2283Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles mounted in or on the surface of a semiconductor substrate as a chip-type antenna or integrated with other components into an IC package
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q11/00Electrically-long antennas having dimensions more than twice the shortest operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q11/12Resonant antennas
    • H01Q11/20V-antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/307Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
    • H01Q5/342Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way for different propagation modes
    • H01Q5/357Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way for different propagation modes using a single feed point
    • H01Q5/364Creating multiple current paths
    • H01Q5/371Branching current paths
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0421Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with a shorting wall or a shorting pin at one end of the element

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ装置が複数の周波数帯域を持ち且つ
各周波数帯域で複共振を実現する。 【解決手段】 基体10の表面に、2つの分岐放射電極
16,17に分けた給電放射電極14を設け、この給電
放射電極14の両側には、夫々の分岐放射電極16,1
7に近接して無給電放射電極18,19を設ける。分岐
放射電極16と無給電放射電極18は、同じ周波数帯域
で複共振し、また、分岐放射電極17と無給電放射電極
19は、分岐放射電極16と無給電放射電極18の周波
数帯域よりも高い周波数の同じ周波数帯域で複共振す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置、特
に、マルチバンドのアンテナ装置及びこのアンテナ装置
を用いた無線通信機に関するものである。
【0002】
【背景技術】近年、各国に於いて、2つの周波数帯域、
例えば、800〜900MHzの周波数帯域と、180
0〜1900MHzの周波数帯域を使用する、所謂デュ
アルバンドの携帯電話が主流となっている。このような
傾向に対応するため、2つの周波数帯域を1つのアンテ
ナで実現する逆F型アンテナが提案されている。例え
ば、特開平10−93332号公報には、1500MH
zと1900MHzの周波数で共振するアンテナが示さ
れている。
【0003】このアンテナは、図15に示すように、導
体板1にスリット2を設けて幅と長さの異なる2つの放
射導体板3,4を作り、また、導体板1の一部を折り曲
げて接続導体板5を作り、この接続導体板5で放射導体
板3,4を接地導体板6の上に支持し、給電ピン7を用
いて放射導体板3,4に高周波電力を供給する構成であ
る。
【0004】また、特開2000−196326号公報
には、電話機の筐体表面に電気長の異なる2つの金属パ
ターンを形成して2つの放射素子を形成し、900MH
zと1800MHzの共振周波数で励振する構成が示さ
れている。このアンテナの特徴は、2つの金属パターン
の間に設けたスリットにより共振周波数の帯域幅を調整
していることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例は、両者共に、周波数帯域の離れた2つの共振周
波数を持つデュアルバンドのアンテナであるが、夫々の
周波数帯域では単一の共振特性となっている。このた
め、各共振周波数に於いて必要な帯域幅を確保するには
必然的にアンテナの寸法が大きくなり、アンテナの小型
化を実現することができない。また、従来例のように、
各周波数帯域を単共振で構成すると、共振特性が単峰と
なり広帯域化を図ることができない。
【0006】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、複数の周波数帯域を持ち、
夫々の周波数帯域で複共振を実現したアンテナ装置を提
供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、複共振する複
数の周波数帯域を持つアンテナ装置を用いた無線通信機
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次に示す構成をもって課題を解決する手段
としている。即ち、第1の発明のアンテナ装置は、誘電
体又は磁性体の基体と、給電端子部及びこの給電端子部
と電気的に結合する給電放射電極を含む給電素子と、グ
ランド端子部及びこのグランド端子部と電気的に結合す
る無給電放射電極を含む複数の無給電素子とを備え、基
体の表面には、給電放射電極と共に給電放射電極に沿わ
せて無給電放射電極を近接配置して構成することを特徴
として課題を解決する手段としている。
【0009】上述の発明に於いて、給電電極又は給電ピ
ンからなる給電端子部に信号電力を供給することによ
り、給電素子は、1以上の周波数で共振する。即ち、給
電素子は、給電素子が単一の給電放射電極を有するとき
には、この給電放射電極の実効線路長で定まる基本波の
周波数及びその高次高調波で共振し、また、給電素子が
複数の分岐放射電極を有するときには、分岐放射電極毎
に各分岐放射電極の実効線路長で定まる共振周波数で共
振する。
【0010】複数の無給電素子の内、例えば、給電素子
の右側に位置する無給電素子は、その無給電放射電極の
実効線路長が給電素子の左側に位置する無給電素子の無
給電放射電極の実効線路長よりも長く構成され、給電素
子が単一の給電放射電極のときには、その基本波の周波
数に近い周波数で共振し、また、給電素子が複数の分岐
放射電極で構成されるときには、その分岐放射電極の
内、最も低い共振周波数に近い周波数で共振する。そし
て、最も短い実効線路長を持つ左側の無給電素子は、単
一の給電放射電極に於ける高次高調波に於ける1つの共
振周波数近傍の周波数で共振し、又は分岐放射電極の最
も高い共振周波数近傍の周波数で共振する。
【0011】給電素子と無給電素子の上述した動作によ
り、近接した共振周波数を共存させることができ、夫々
の周波数帯域に於ける複共振の整合が得られる。また、
給電素子の基本波と高次高調波の共振周波数及び各分岐
放射電極に於ける共振周波数は、周波数帯域を離して設
定するので、1つのアンテナに複数の複共振を相互干渉
なく共存させることができ、而も、複共振により、各周
波数帯域に於ける帯域幅を広く設定することが可能とな
る。ここに、複共振とは、給電素子と無給電素子の共振
周波数が近接して共存し、この共振周波数に於いて広範
な帯域幅が得られることをいう。
【0012】第2の発明のアンテナ装置では、上述の発
明に於いて、給電放射電極は、給電端子部を共通にして
複数に分かれた分岐放射電極として構成することを特徴
としている。
【0013】この構成の採用により、複数の分岐放射電
極の実効線路長を異なる構成とすることができる。これ
により、給電素子は、周波数の異なる複数の共振周波数
が共存するものとなる。換言すれば、夫々の分岐放射電
極に於ける共振周波数を互いに異なる共振周波数に設定
することができると共に、各分岐放射電極の共振周波数
を異なる周波数帯域に属する共振周波数とすることがで
きる。
【0014】第3の発明のアンテナ装置では、第2の発
明に於いて、各分岐放射電極は、互いに異なる共振周波
数で励振する実効線路長を備えることを特徴として構成
されている。
【0015】この発明によれば、複数の分岐放射電極
は、夫々、独立した共振周波数で励振されるので、分岐
放射電極の配列順に従って高い共振周波数に設定し、且
つこれらの共振周波数毎に異なる周波数帯域を形成する
ことができる。例えば、給電放射電極を2つに分かれた
分岐放射電極として構成した場合には、一方の共振周波
数を、携帯電話で実用されている800〜900MHz
帯に属するものとして設定し、他方の共振周波数を18
00〜1900MHz帯に属する如く設定できる。ま
た、一方の分岐放射電極を給電素子の基本波で励振し、
他方の分岐放射電極を基本波の高次高調波、例えば、2
倍波又は3倍波の周波数で励振することが可能となる。
【0016】第4の発明のアンテナ装置は、第1の発明
に於いて、給電放射電極を単一放射電極として構成する
と共に、この単一放射電極は、給電端子部からの給電に
より、基本波の共振周波数及びその高次高調波の共振周
波数で励振する実効線路長を備えることを特徴として構
成されている。
【0017】この発明に於いて、給電放射電極は、基本
波の周波数で共振する実効線路長に構成されており、給
電素子は、基本波及びその整数倍の周波数で共振する電
気的な長さ(電気長)となっている。従って、使用する
周波数の内、最も低い周波数を基本波の共振周波数に割
当てることにより、もう1つの周波数を基本波の2倍波
又は3倍波の周波数に割当てることができる。
【0018】第5の発明のアンテナ装置では、上述の第
2又は第3の発明に於いて、無給電放射電極は、グラン
ド端子部から伸張して他端側を開放端に構成し、各分岐
放射電極は、給電端子部から伸張して他端側を開放端に
構成すると共に、分岐放射電極に於ける開放端側を互い
に遠ざけて配設する構成を特徴としている。
【0019】この構成の採用により、1つの分岐放射電
極と、これに近接する無給電放射電極とで1つの複共振
対(複共振ペア)を構成することができる。このとき、
給電放射電極を複数の分岐放射電極に分けるため、給電
放射電極の面中に設けたスリットを給電端子部側から開
放端に向かって可能な限り広げることにより、複共振ペ
ア間の相互干渉が少なくなり、良好な複共振マッチング
が得られる。
【0020】第6の発明のアンテナ装置は、上述の何れ
かの発明に於いて、各放射電極の開放端に、基体の側面
を用いて容量装荷電極を設けたことを特徴として構成さ
れている。
【0021】この構成により、各放射電極の開放端側に
於けるフリンジング容量(浮遊容量)は、容量装荷電極
と回路基板のグランドパターン間の開放端容量(静電容
量)として適正に確定することができる。ここに、給電
素子と無給電素子間の結合容量とのバランスを取ること
が容易となり、同じ周波数帯域に於ける複共振化の調整
が容易となる。
【0022】第7の発明のアンテナ装置は、上述の何れ
かの発明に於いて、方形の回路基板を備え、基体を回路
基板の2つの端辺が交わる角部分に寄せて固定し、無給
電放射電極の1つを一方の端辺に沿って配置すると共
に、無給電放射電極の他の1つを他方の端辺に沿って配
置することを特徴として構成されている。
【0023】この発明に於いて、回路基板に形成したグ
ランドパターン及び配線パターンは高周波電流の通路と
なるので、各無給電素子と電界結合した回路基板の夫々
の端辺に沿って筐体電流が励起される。これらの筐体電
流は、間接給電である無給電素子の利得を高める働きを
する。また、アンテナ装置の基体を回路基板の角部分に
寄せて配置したことにより、無給電素子と回路基板の電
界結合が緩和されて共振時の過大な電気的Qが低下する
ので、夫々の周波数帯域に於ける複共振の帯域幅を広げ
ることができる。
【0024】第8の発明のアンテナ装置では、給電端子
部及びこの給電端子部から延びる給電放射電極を含む給
電素子と、グランド電極及びこのグランド電極から延び
る無給電放射電極を含む無給電素子とを基体の表面に形
成した複数のアンテナと、アンテナを設置する回路基板
とを備え、各アンテナの給電放射電極及び無給電放射電
極は、互いに異なる実効線路長を備えると共に、回路基
板には、各グランド電極を接続するグランドパターン
と、各給電端子部を共通の信号源に接続する給電パター
ンとを設けたことを特徴として構成されている。
【0025】この発明によれば、回路基板はアンテナ装
置の一部となり、アンテナ装置の電気的な体積は回路基
板の面積で定まる。即ち、アンテナ装置を大型に構成し
て送信出力を大きくするときには、回路基板の寸法を大
きくすれば良く、回路基板に対する複数のアンテナの配
置も、相互干渉の程度やアンテナの指向性等に要求され
る性能を考慮した設計が可能となる。また、夫々のアン
テナは、異なる周波数帯域で複共振するアンテナとして
構成されており、給電パターンには、信号源から大きな
信号電流を流すことが可能なため、アンテナ装置の送信
出力を高めることができる。
【0026】第9の発明のアンテナ装置では、第8の発
明に於いて、給電パターンの信号源を接続する部位から
各給電端子部へ向け枝分かれした経路にはフィルタ回路
を設けたことを特徴として構成されている。
【0027】この構成の採用により、各アンテナには、
夫々のアンテナが励振される周波数帯域の信号以外の信
号は遮断されて夫々のアンテナを励振する周波数帯域の
信号のみが投入される。従って、各アンテナの間に於け
る周波数帯域の分離が良好となる。
【0028】第10の発明のアンテナ装置では、第8又
は第9の発明に於いて、各基体の表面には、各給電放射
電極の両側に近接して夫々無給電放射電極を配設するこ
とを特徴としている。
【0029】この発明に於いて、給電放射電極の両側に
実効線路長の異なる無給電放射電極を配置することによ
り、各アンテナを、夫々、2つの周波数帯域で複共振す
るアンテナとして構成することができる。ここに、アン
テナ装置は、少なくとも4つ以上の周波数帯域を持つこ
とができ、異なる周波数の帯域に設定することにより、
マルチバンドのアンテナとなる。
【0030】第11の発明のアンテナ装置では、上述の
何れかの発明に於いて、給電端子部は、基体の側面に形
成した給電電極又は基体を貫通する端子ピンであること
を特徴として構成されている。
【0031】この構成の採用により、給電端子部の構造
の選択ができ、要求される仕様に基づき、アンテナ装置
を逆L型アンテナ又は逆F型アンテナの何れにも構成可
能となる。
【0032】第12の発明の無線通信機では、上述の第
1乃至第6の何れかのアンテナ装置と、短辺と長辺を有
する細長い長方形状の回路基板を備え、アンテナ装置の
幅を回路基板の短辺の長さとほぼ等しく構成して、アン
テナ装置を回路基板の一方の短辺と両方の長辺に沿って
配置すると共に、1つの無給電放射電極の開放端を回路
基板の一方の長辺に向けて配置し、他の1つの無給電放
射電極の開放端を他方の長辺に向けて配置することを特
徴として構成されている。
【0033】この発明によれば、無給電素子により、回
路基板の長辺及び短辺に沿って2つの周波数帯域に属す
る筐体電流が励起される。これにより、回路基板の端辺
に配置された無給電素子の利得が高くなる。また、回路
基板の長辺及び短辺に沿って配置された2つの無給電放
射電極の開放端が反対の向きとなるから、隣接の無給電
素子間の相互干渉が小さくなり、周波数帯域の分離が良
くなる。
【0034】更に、アンテナ装置の3方が回路基板の端
辺に位置するので、回路基板の端辺に配置された無給電
素子に於いては、無給電素子と回路基板との電界結合が
緩和され、複共振特性の電気的Qが低下して周波数帯域
幅が広くなる。特に、無給電素子の何れか1つの周波数
帯域に属する共振周波数に対し、回路基板の端辺に励起
される筐体電流の共振条件が合致する場合には、その共
振周波数に於いて高い利得が得られる。
【0035】第13の発明の無線通信機では、第12の
発明に於いて、給電放射電極は、給電端子部から伸張し
て他端側を開放端に構成し、無給電放射電極は、グラン
ド端子部から伸張して他端側を開放端に構成すると共
に、無給電放射電極の実効線路長の内、最も長い実効線
路長を有する無給電放射電極に於ける最遠の開放端側を
回路基板の長辺の最遠端方向と逆向きに設置することを
特徴として構成されている。
【0036】この構成により、回路基板の長辺の基板端
は、アンテナ装置に於ける低い周波数帯域のアンテナと
して機能し、高い利得が得られる。特に、小型の携帯電
話に於ける800〜900MHz帯の周波数に於いてア
ンテナの利得が著しく高くなる。
【0037】第14の発明の無線通信機では、第1乃至
第11の何れかのアンテナ装置と、無線周波の送受信回
路を含む回路基板を備え、アンテナ装置のグランド端子
部を回路基板の接地端子に接続すると共に給電端子部を
送受信回路の入出力端子に接続したことを特徴として構
成されている。
【0038】この構成により、無線通信機は、1つのア
ンテナ装置を実装することにより、周波数帯域幅の広い
マルチバンドの通信が可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態例
を図面に基いて説明する。図1は、本発明に係るアンテ
ナ装置の基本構成を示す。また、図2は、図1のアンテ
ナ装置に於ける複共振の特性曲線を示す。なお、以下の
説明を簡単にするため、2つの給電素子と2つの無給電
素子を用いた形態例を示す。
【0040】図1に於いて、基体10は、誘電体材料を
用いて作られ、直角四辺形の表面を有する。基体10の
表面には、給電素子11が形成されており、給電素子1
1の右側には無給電素子12が近接して配設され、ま
た、給電素子11の左側には、無給電素子12と共振周
波数の異なる無給電素子13が近接して配設されてい
る。
【0041】給電素子11は、給電放射電極14と、こ
の給電放射電極14の給電端14aに接続された給電端
子部15を備えている。給電放射電極14は、給電端1
4aを共通にして略Y字状に枝分かれし、且つ長さの異
なる分岐放射電極16,17を備えている。また、無給
電素子12,13は、ストリップ状の無給電放射電極1
8,19と、この無給電放射電極18,19の接地端1
8a,19aに夫々接続されたグランド端子部20,2
1を備えている。
【0042】給電素子11の分岐放射電極16,17
は、夫々、給電端14aから遠く離れた側が開放端16
b,17bに構成されており、分岐放射電極16は共振
周波数f1で励振する実効線路長を持ち、また、分岐放
射電極17は共振周波数f2で励振する実効線路長を持
っている。これらの分岐放射電極16,17に対し給電
端子部15に接続された信号源22からインピーダンス
整合回路23を介して信号電力を供給すると、給電素子
11は、2つの共振周波数f1,f2(f2>f1)で
励振する。
【0043】換言すれば、給電素子11は、分岐放射電
極16を含む電気長と分岐放射電極17を含む電気長の
2つの電気長を持っており、分岐放射電極16側は共振
周波数f1で共振し、また、分岐放射電極17側は共振
周波数f2で共振する。共振周波数f1が属する周波数
帯域と共振周波数f2が属する周波数帯域は、相互干渉
を考慮する必要のない程度に離れている。
【0044】また、無給電素子12,13の無給電放射
電極18,19は、給電素子11と同様に、接地端18
a,19aから最も遠い側が開放端18b,19bに構
成され、給電素子11との電磁界結合により励振され
る。即ち、無給電素子12の無給電放射電極18は、主
に、給電素子11の分岐放射電極16と電磁界結合して
励振され、無給電素子13の無給電放射電極19は、主
に、給電素子11の分岐放射電極17と電磁界結合して
励振される。
【0045】この場合、無給電素子12の無給電放射電
極18は、分岐放射電極16とほぼ等しい実効線路長を
持ち、グランド端子部20を含んだ無給電素子12の電
気長は、給電素子11の分岐放射電極16側の電気長よ
りも若干短く、給電素子11の分岐放射電極16側の共
振周波数f1に近接した周波数f3で励振される。
【0046】また、無給電素子13の無給電放射電極1
9は、分岐放射電極17とほぼ等しい実効線路長であ
り、グランド端子部21を含んだ無給電素子13の電気
長は、給電素子11の分岐放射電極17側の電気長より
も若干短く、分岐放射電極17側の共振周波数f2に近
接した周波数f4で励振される。なお、インピーダンス
整合回路23は、給電放射電極14のインピーダンスと
信号源22のインピーダンスを整合する働きをする。
【0047】上述の構成に於いて、分岐放射電極16及
び無給電放射電極18は、共通の周波数帯域で励振され
る実効線路長、例えば、800〜900MHzの周波数
帯域で共振する実効線路長に定められ、また、分岐放射
電極16及び無給電放射電極18は、分岐放射電極16
の共振周波数f1よりも高い周波数帯域で励振される実
効線路長、例えば、1800〜1900MHzの周波数
帯域で共振する実効線路長に定められる。
【0048】給電放射電極14に於ける分岐放射電極1
6と分岐放射電極17の向い合う側縁の間隔は、開放端
16b,17bに向って次第に広がっており、主とし
て、電界結合の相互干渉による共振特性の劣化を防いで
いる。また、無給電放射電極18,19は、夫々、分岐
放射電極16,17に近接して配設されるが、分岐放射
電極16,17と無給電放射電極18,19の向い合っ
て延在する側縁の間隔は、給電放射電極14の給電側1
4aと無給電放射電極18,19の接地側18a,19
aの間隔よりも、分岐放射電極16,17の開放端16
b,17bと無給電放射電極18,19側の開放端側1
8b,19bの方が広く構成されており、給電素子11
と無給電素子12,13の過度の電界結合を調整してい
る。
【0049】上述の構成により、信号源22から送信信
号を給電放射電極14に供給すると、給電素子11の分
岐放射電極16,17は、夫々、個別の共振周波数f
1,f2で励振される。このとき、無給電素子12,1
3は給電素子11と電磁界結合により励振されるが、給
電素子11と無給電素子12,13の上述した電極配置
により、主として、給電端子部15とグランド端子部2
0,21に於ける磁界結合及び分岐放射電極16,17
の開放端16b,17bと無給電放射電極18,19の
開放端側18b,19b側に於ける電界結合が調整され
る。
【0050】これにより、分岐放射電極16に於ける共
振周波数f1と無給電放射電極18に於ける共振周波数
f3が共存し且つ近接した共振特性となり、例えば、8
00〜900MHzの周波数帯域で複共振する。同様
に、分岐放射電極17に於ける共振周波数f2と無給電
放射電極19に於ける共振周波数f4も、分岐放射電極
16と無給電放射電極18の共振周波数f1、f2より
も高い周波数f3,f4、例えば、1800〜1900
MHzの周波数帯域で複共振する。
【0051】図3は本発明に係るアンテナ装置の他の基
本構成を示す。なお、図1の実施形態例と同一構成部分
には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略す
る。この実施形態例は、給電素子11の給電放射電極1
4を3つの分岐放射電極16,17,24で構成した点
に特徴がある。
【0052】図3に於いて、給電放射素子11は、3つ
の分岐放射電極16,17,24を備えた給電放射電極
14で構成されている。即ち、給電放射電極14は、共
通の給電端14aから長さの異なる分岐放射電極16,
17,24が略W字状に枝分かれした構成である。詳言
すれば、図1に示す分岐放射電極16,17の間を広
げ、その中間に第3の分岐放射電極24を設けて構成さ
れている。
【0053】この分岐放射電極24は、分岐放射電極1
6と分岐放射電極17の中間の実効線路長を持ち、分岐
放射電極16,17が属する周波数帯域から離れた周波
数帯域に属する共振周波数f5(f2>f5>f1)で励
振される。これにより、給電素子11は、3つの電気長
を備え、3つの周波数帯域に属する共振周波数f1,f
2,f5を持つものとなる。
【0054】一方、分岐放射電極24と複共振ペアを構
成する無給電素子25は、基体10の裏面に設けられ
る。即ち、基体10の裏面には、分岐放射電極24に沿
って伸張する無給電放射電極25aが形成されている。
この無給電放射電極25aも無給電放射電極18,19
と同様の構成であり、その接地端はグランド端子部に接
続されている。
【0055】この無給電放射電極25aは、分岐放射電
極24と電磁界結合をしており、分岐放射電極24とほ
ぼ等しい実効線路長を持ち、分岐放射電極24の共振周
波数f5に近接した周波数f6で励振される。分岐放射
電極24の共振周波数f5と無給電放射電極25aの共
振周波数f6は、同じ周波数帯域に於いて複共振してお
り、無給電素子12,13の共振周波数f3,f4が属
する夫々の周波数帯域から離れて存在する。なお、無給
電素子12,13の無給電放射電極18,19も、無給
電放射電極25aと同様に、基体10の裏面に設けても
良い。これにより、基体26を小さく構成できる。
【0056】図4及び図5を用いて本発明に係るアンテ
ナ装置の具体的な第1実施形態例を説明する。図4はア
ンテナ装置を示し、図5はアンテナ装置を回路基板に実
装した形態を示す。なお、この実施形態例も、2つの給
電素子と2つの無給電素子を用いて説明する。
【0057】図4に於いて、アンテナ装置は、長方形の
表面26eを持った基体26を用いて構成される。基体
26は、セラミックス材料や樹脂材料等の誘電体或いは
磁性体からなり、表面26eが平坦な天板27と、この
天板27の長手方向両端の短手側縁26a,26bに沿
って設けられた板状の2つの脚28,29及びこれら両
脚28,29と平行に且つ天板27の中央に設けた中央
脚30とが一体に形成されている。
【0058】基体26の表面26eには、給電素子31
と、この給電素子31の両側に配設された2つの無給電
素子32,33が形成されている。また、基体26の一
方の短手側面(脚側面)には、短手方向の一方側に寄せ
て、脚28の底面側から基体26の表面26e方向(上
下方向)に平行に延びる3本のストリップ状の電極3
6,37,38が一定の間隔で形成されている。中央の
電極は給電電極36となり、両側の電極は右側が第1グ
ランド電極37、左側が第2グランド電極38となる。
また、これらの下端は、夫々、脚28の底面28aに回
り込み、給電端子36a及びグランド端子37a,38
aとなっている。
【0059】給電電極36の上端は、基体26の表面2
6eに形成された給電放射電極40に接続されている。
給電放射電極40は、給電電極36から表面26eに於
ける左側の角部方向に向かって次第に広がる形状に形成
されている。また、この給電放射電極40は、面中に、
角部方向に向かって広がる細長い3角形のスリット40
aが設けられ、2つに枝分かれした分岐放射電極41,
42に構成されている。
【0060】即ち、第1分岐放射電極41は、給電電極
36の近傍から基体表面26eの他の短手側縁26bに
向かって次第に広がって延び且つこの短手側縁26bを
開放端41aとする形状である。また、この第1分岐放
射電極41にスリット40aを介して近接する第2分岐
放射電極42は、給電電極36の近傍から基体26の長
手方向に延びる左側の長手側縁26dに向かって次第に
広がる如く延びて終端し開放端42aを形成する形状で
ある。この構成により、第1分岐放射電極41は第2分
岐放射電極42よりも実効線路長が長くなる。
【0061】給電放射電極40の両側には、2つの無給
電放射電極43,44が近接して形成されている。即
ち、第1無給電放射電極43は、第1分岐放射電極41
の右隣に間隔を空けて配置され、第1グランド電極37
の上端の短手側縁26aから対向する短手側縁26bま
で四辺形状に展開して形成される。この第1無給電放射
電極43の面中には、短手側縁26aから右側の長手側
縁26cと平行に延びるスリット43aが設けられてお
り、このスリット43aにより、長手側縁26cの全部
が開放端43bとなり、最遠の開放端43cは、第1グ
ランド電極37側の短手側縁26aとなる。
【0062】また、第2無給電放射電極44は、第2分
岐放射電極42の左隣に間隔を空けて配置されており、
第2グランド電極38側の短手側縁26aから開放端4
4aとなる左側の長手側縁26dまで三角形状に広がっ
て形成されている。この構成により、第2無給電放射電
極44の実効線路長は、第1無給電放射電極43の実効
線路長よりも短くなる。なお、給電放射電極40と無給
電放射電極43,44間の間隔は、給電電極36とグラ
ンド電極37,38の間よりも開放端41a,42a側
が広く構成されており、給電素子31と無給電素子3
2,33間の電界結合の強さが調整される。
【0063】基体26に於ける給電電極36を設けた短
手側面34と対向する短手側面35には、第1分岐放射
電極41の開放端41aに接続されて短手側縁26bか
ら垂下するストリップ状の容量装荷電極48が形成さ
れ、その下端は、接地された固定電極52と一定の間隔
を介して対向しており、容量装荷電極48と固定電極5
2間に所定の開放端容量が形成される。
【0064】また、基体26の長手側縁26dを形成す
る長手側面47には、第2分岐放射電極42の開放端4
2aに接続されて長手側縁26dから中央脚30の側面
を垂下する容量装荷電極49が設けられている。更に、
長手側面47には、脚28の側面を利用し、第2無給電
放射電極44の開放端44aに接続されて長手側縁26
dから垂下する容量装荷電極51が形成されている。
【0065】同様に、基体26に於ける長手側面47と
対向する長手側面46には、3つの脚28,29,30
の夫々の側面を利用して第1無給電放射電極43の開放
端43bに接続された容量装荷電極50が長手側縁43
bから垂下して形成されている。なお、短手側面34,
35の下部には、アンテナ装置を後述する回路基板に固
定するための固定電極52,53が脚28,29の底面
にも回り込んで形成されている。
【0066】上述のアンテナ装置は、図5に示すよう
に、無線通信機の回路基板55に搭載される。アンテナ
装置は、給電電極36を回路基板55の短辺55aに向
け、その角部に寄せて設置され、基体26の短手側縁2
6aが回路基板55の短辺55aに沿って配置され、ま
た、基体26の長手側縁26cが回路基板55の長辺5
5cに沿って配置されている。
【0067】即ち、無給電素子32に於ける無給電放射
電極43の開放端43bが回路基板55の長辺55cに
隣接し、且つ最遠の開放端43cが、給電電極36と同
じ回路基板55の短辺55aに隣接しており、スリット
43aにより折り返した開放端43cの方向は、アンテ
ナ装置の給電電極36から見た回路基板55の長辺55
cの延長方向、換言すれば、短辺55aと対向するもう
一つの短辺55bの方向と逆の向きとなっている。
【0068】また、無給電素子33に於ける無給電放射
電極44の開放端44aは、回路基板55の長辺55c
と対向する他方の長辺55dの方向を向いており、給電
電極36から見た短辺55aの延長方向と同じ向きとな
っている。
【0069】上述の如くアンテナ装置が配置される回路
基板55には、アンテナ装置の実装位置に、給電端子3
6aを接続する図示しない送受信回路の入出力端子とな
る配線パターン及び他の回路部品、例えば、インピーダ
ンス整合回路を形成する回路部品を実装する配線パター
ンの周りを除き、グランドパターンが形成されており、
アンテナ装置の基体26に設けた脚28,29,30の
底面28a,29a,30aが固定される。
【0070】即ち、給電端子36aは、送受信回路の入
出力端子に半田付けされ、グランド端子37a,38a
及び固定電極52,53がグランドパターンに半田付け
されている。なお、これら半田付けに換えてバネ性弾力
ピン等による接触でも良い。また、容量装荷電極48,
49,50,51の先端は、グランドパターンと対向し
ており、容量装荷電極48,49,50,51とグラン
ドパターンの間には、開放端容量が形成される。なお、
回路基板55には、単層又は積層回路基板が使用され、
配線パターンを用いて無線周波の送受信回路及びベース
バンド等の信号処理回路が形成される。
【0071】上述の構成に於いて、給電電極36にイン
ピーダンス整合回路を介して信号電力が供給されると、
給電素子31は、2つの共振周波数f1,f2で励振さ
れる。即ち、実効線路長の長い第1分岐放射電極41
は、例えば、800〜900MHzの周波数帯域に含ま
れる共振周波数f1で励振され、実効線路長の短い第2
分岐放射電極42は、第1分岐放射電極41の共振周波
数f1よりも高い、例えば、1800〜1900MHz
の周波数帯域に含まれる共振周波数f2で励振される。
【0072】この2つの共振周波数f1,f2は、開放
端41a,42a方向に向かって拡大するスリット40
aにより第1分岐放射電極41と第2分岐放射電極42
との間の電界結合が緩和され、また、容量装荷電極4
8,49とグランドパターン間の容量結合を適切に設定
することにより、独立した共振周波数として共存する。
換言すれば、給電素子31は、2つの分岐放射電極4
1,42と、2つの容量装荷電極48,49と、給電電
極36とで決まる2つの電気長により、互いに独立した
2つの共振特性を持っている。
【0073】また、無給電素子32は、給電素子31と
の電磁結合により励振電力の供給を受ける。換言すれ
ば、無給電素子32は、主として、給電電極36とグラ
ンド電極37の部分に於ける電流(磁界)結合と、無給
電放射電極43と第1分岐放射電極41間の電界結合
と、3本の容量装荷電極50とグランドパターン間の容
量結合により共振周波数f3で励振される。この共振周
波数f3は、第1分岐放射電極41の共振周波数f1と
同じ周波数帯域、例えば、800〜900MHzの周波
数帯域内に設定されている。
【0074】このとき、第1無給電放射電極43は、第
1分岐放射電極41よりも若干低い共振周波数f3で共
振しており、給電素子31と無給電素子32は、共振周
波数f1,f3で複共振する。ここに、共振周波数f
1,f3が複共振して形成した周波数帯域幅は、単一の
共振周波数f1,f3の共振特性に比べて広い周波数帯
域幅となる。
【0075】また、第1無給電放射電極43の最遠の開
放端43cに向かって流れる共振電流により、回路基板
55の長辺55cに沿って筐体電流が励起される。この
筐体電流は、回路基板55の長辺55cの長さが、使用
する電波の波長λの約半分の長さ(λ/2)であると
き、無給電素子32の利得を高くする。従って、回路基
板55の長辺55cの長さは、高利得化を実現する共振
周波数の波長にほぼ一致していることが望ましい。
【0076】更に、第1無給電放射電極43を回路基板
55の長辺55cに近接して配置したことにより、開放
端43b,43cとグランドパターンとの電界結合が減
少して共振特性の電気的Qが低くなり、周波数帯域幅が
広くなる。
【0077】同様に、無給電素子33は、給電素子31
との電磁結合により励振電力の供給を受ける。即ち、無
給電素子33は、主として、給電電極36とグランド電
極38の部分に於ける電流(磁界)結合と、第2無給電
放射電極44と第2分岐放射電極42との電界結合と、
容量装荷電極51とグランドパターン間の容量結合によ
り共振周波数f4で励振される。この共振周波数f4
は、第2分岐放射電極42の共振周波数f2と同じ周波
数帯域、例えば、1800〜1900MHzの周波数帯
域内に設定されている。
【0078】この第2無給電放射電極44は、第2分岐
放射電極42よりも若干低い共振周波数f4で励振す
る。そして、給電素子31と無給電素子33は、共振周
波数f2,f4で複共振し、そのときの周波数帯域幅
は、単一の共振周波数f2,f4の共振特性に比べて広
くなる。このとき、第2無給電放射電極44の開放端4
4aに向かって流れる共振電流により、回路基板55の
短辺55aに沿って筐体電流が励起される。
【0079】この筐体電流により、無給電素子33に於
ける利得が高くなる。また、第2無給電放射電極44を
回路基板55の短辺55aに近接して配置したことによ
り、開放端44aとグランドパターンとの電界結合が減
少して共振特性の電気的Qが低くなり、広い周波数帯域
を持った共振特性となる。この結果、複共振特性の周波
数帯域幅も広くなる。
【0080】上述に於いて、給電素子31の第1分岐放
射電極41と第1無給電放射電極43の組合せは、第1
周波数帯域を形成する第1複共振ペアを構成し、第2分
岐放射電極42と第2無給電放射電極44の組合せは、
第1周波数帯域から離れ且つ第1周波数帯域よりも高い
周波数の第2周波数帯域を形成する第2複共振ペアを構
成する。従って、アンテナ装置は、何れの周波数帯域に
於いても複共振して双峰の共振特性となって広帯域幅を
実現したデュアルバンドのアンテナとなる。
【0081】なお、基体26は、天板27を脚28,2
9,30で支持した構成であるので、基体26の軽量化
を図ることができると共に、中央脚30と両側の脚2
8,29との間の空間を利用して、例えば、送受信回路
の一部となる回路を配置することができる。また、天板
27の厚味は、脚28,29,30の高さよりも薄くな
るので、基体26の高さに拘わらず、基体26の実効比
誘電率を下げることができる。従って、給電素子31と
無給電素子32,33間の過度の電界結合を制御でき、
アンテナ特性の向上を図ることができる。
【0082】図6及び図7を用いて本発明に係るアンテ
ナ装置の具体的な第2実施形態例を説明する。なお、図
4の第1実施形態例と同一構成部分には同一符号を付
し、その共通部分の重複説明は省略する。この実施形態
例の特徴は、回路基板の1つの短辺とアンテナ装置の幅
をほぼ等しく構成したことにある。
【0083】図6に於いて、携帯電話の筐体に組込む回
路基板56は、筐体の幅に合わせて、長辺56c,56
dと短辺56a,56bの比が2〜4程度に作製され
る。この回路基板56に実装されるアンテナ装置の基体
57は、その長手側縁57cが回路基板56の1つの短
辺56aに沿って配置され、短手側縁57a,57bが
回路基板56の長辺56c,56dに沿う配置となる。
このアンテナ装置に於ける基体57の長手側縁57c,
57dの長さは、回路基板56の短辺56a,56bと
同じか或いは若干短い寸法である。
【0084】また、基体57は、底面58側に開口58
aを設けた箱状の形態であり、側壁59の高さに比べて
天板60部分の厚みは薄く構成されている。基体57の
表面60aには、図4と同様に、給電素子61及び無給
電素子62,63が形成されている。これらの給電素子
61及び無給電素子62,63は、図4の場合とは異な
り、給電電極36及びグランド電極37,38が、長手
壁面59cの一方側に片寄らせて、基体57の長手側面
59cに設けられている。
【0085】また、グランド電極37の上端に接続され
た無給電放射電極43は、長手側縁57cから対向する
長手側縁57dまで延び、スリット43aにより区画さ
れた開放端43b,43cは、基体57の右側の短手壁
面59aに設けた容量装荷電極50に接続されている。
一方、グランド電極38に接続された無給電放射電極4
4は、長手側縁57cに沿って左側の短手側縁57bま
で延びており、その開放端44aは、短手壁面59bに
設けた容量装荷電極51に接続されている。
【0086】無給電放射電極43と無給電放射電極44
の間には、図4と同様に、給電素子61を形成する給電
放射電極40が分岐放射電極41,42の形態で設けら
れており、開放端41aは、長手壁面59dに設けた容
量装荷電極48に接続され、また、開放端42aは、短
手壁面59bに設けた容量装荷電極49に接続されてい
る。
【0087】上述の構成に於いて、第1分岐放射電極4
1と無給電放射電極43は、複共振ペアを構成する放射
電極として構成されており、例えば、800〜900M
Hz帯の周波数で複共振している。また、第2分岐放射
電極42と無給電放射電極44も、例えば、1800〜
1900MHz帯の周波数で複共振する放射電極であ
り、複共振ペアとなっている。
【0088】また、無給電放射電極43の開放端43b
を回路基板56の長辺56cに沿って配置すると共に、
最遠の開放端43cを長辺56cの延長方向(短辺56
b側)と反対向き、即ち、グランド電極37が位置する
短辺56a側の長手側縁57cで終端する構成であるか
ら、回路基板56の長辺56cに沿って低い周波数帯域
側に属する筐体電流が励起され、アンテナの利得が著し
く向上する。
【0089】同様に、高い周波数帯域側に属する無給電
放射電極44を、回路基板56の短辺56aに沿って配
置し且つ短辺56aの延長方向と同じ方向に伸張して、
その開放端44aが回路基板56の長辺56d側の短手
側縁57bで終端する。これにより、回路基板56の短
辺56a側の基板端に高周波側に属する筐体電流、即
ち、1800〜1900MHz帯の周波数を持った筐体
電流が励起され、高い周波数帯域に於ける利得を高くす
る。
【0090】上述した筐体電流の励起に際して、無給電
放射電極43,44を回路基板56の基板端に配置した
ことにより、無給電放射電極43,44と回路基板56
との電界結合が緩和されるので、共振特性の電気的Qが
過度に高くなるのを抑制することができ、帯域幅を広げ
ることができる。また、無給電放射電極43の開放端4
3bは回路基板56の長辺56c側に位置し、無給電放
射電極44の開放端44aは回路基板56の長辺56d
側に位置して、最も離れた配置関係となり、2つの複共
振ペア間の相互干渉が著しく小さくなり、複共振特性の
劣化を防止することができる。
【0091】図8は、図7に示すアンテナ装置の変形例
を示す。なお、図7の第2実施形態例と同一構成部分に
は同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略す
る。この実施形態例は、給電放射電極40に形成したス
リット40aを大きく広げて構成した点に特徴がある。
【0092】図8に於いて、給電電極36及びグランド
電極37,38は、基体57の長手壁面59cに於ける
長手方向の中央部分に図7と同様に設けられている。分
岐放射電極41は、長手側縁57cから対向する長手側
縁57dの右端位置の角部分に向けて伸張し、長手側縁
57dと短手側縁57aに開放端41aを有して、長手
壁面59dに設けた容量装荷電極66及び短手壁面59
aに設けた容量装荷電極48に接続されている。容量装
荷電極66の先端は、一定の間隔を介して固定電極68
と対向している。
【0093】一方、分岐放射電極42は、長手側縁57
dの左端位置の角部分に向けて伸張して、長手側縁57
dと短手側縁57bに開放端42aを有しており、長手
壁面59dに設けた容量装荷電極67及び短手壁面59
bに設けた容量装荷電極49に接続されている。容量装
荷電極67の先端は、上述同様に、一定の間隔を介して
固定電極69と対向している。
【0094】また、分岐放射電極41,42を分けるス
リット40aは、給電電極36側から長手側縁57dに
向かって大きく開いた形態であり、分岐放射電極41,
42に於ける2つの共振周波数間の相互干渉、換言すれ
ば、分岐放射電極41と無給電放射電極43の複共振ペ
アと分岐放射電極42と無給電放射電極44の複共振ペ
ア間の相互干渉を小さくする。
【0095】無給電放射電極43は、右側の短手側縁5
7aに向かって伸張し、その開放端43b,43cは短
手側縁57a及び長手側縁57cで終端し、開放端43
bは2つの容量装荷電極50に接続されている。また、
無給電放射電極44は、左側の短手側縁57bに向かっ
て延び、短手側縁57bに位置する開放端44aは、短
手壁面59bに設けた2本の容量装荷電極51に接続さ
れている。
【0096】この構成に於いては、2つの分岐放射電極
41,42の開放端41a,42aが最大限に引き離さ
れるので、2つの複共振ペア間の帯域分離が良くなり、
各複共振ペアに於ける特性が向上する。また、アンテナ
装置は、図6同様の形態で回路基板56に実装され、上
述同様に基板端56a,56cに筐体電流を励起するの
で、各複共振ペアに於ける利得が向上する。
【0097】図9は、本発明に係るアンテナ装置の具体
的な第3実施形態例を示す。なお、図4に示す第1実施
形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部
分の重複説明は省略する。この実施形態例の特徴は、給
電素子に単一の給電放射電極を用いた点にある。
【0098】図9に於いて、給電素子71は、給電電極
36の上端を給電端72aとする単一の給電放射電極7
2として構成されている。給電放射電極72の面中に
は、放射電極の伸張方向の側縁側から複数のスリット7
2bが設けられており、給電放射電極72の実効線路長
が適宜に設定されている。給電放射電極72の開放端7
2cには、短手側面35に設けた容量装荷電極48が接
続されると共に、長手側面47に設けた容量装荷電極7
3が接続されている。容量装荷電極48は固定電極52
との間で静電容量を与え、容量装荷電極73は回路基板
のグランドパターンとの間に静電容量を形成する。
【0099】この給電素子71は、給電電極36を介し
て信号電力が供給されると、基本波の共振周波数で励振
されると共に、基本波の高次高調波、例えば、2倍波又
は3倍波の共振周波数で励振される。基本波の共振周波
数は、無給電素子32の共振周波数と同じ周波数帯域に
属し、給電素子71と無給電素子32は複共振する。ま
た、給電素子71に於ける高次高調波の共振周波数は、
無給電素子33の共振周波数と同じ周波数帯域に属して
おり、無給電素子32よりも高い周波数で給電素子71
と無給電素子33は複共振する。なお、上述では、給電
放射電極72に於ける基本波と高次高調波の設定をスリ
ット72bの形成で行う形態例を示したが、これに限定
されるものではない。
【0100】上述の実施形態例では何れも、給電電極3
6に給電放射電極40,72を接続した形態を示した
が、給電電極36の上端を給電放射電極40,72から
切り離し、一定の間隔(ギャップ)を設けて容量結合す
る構成としても良い。
【0101】また、図10に示すように、分岐放射電極
41,42の開放端41a,42a側の基体75の側面
に給電電極74を設けることができる。この給電電極7
4の先端は、一定の間隔を介して開放端41a,42a
と近接しており、分岐放射電極41,42と容量結合す
る。この給電構造では、分岐放射電極41,42の根本
端40bは、グランド電極を介して接地される。換言す
れば、上述の実施形態例に於ける給電電極36は、グラ
ンド電極として使用される。
【0102】更に、図11に示すように、分岐放射電極
41,42の根本部分のほぼ50Ωとなる位置に、基体
26の天板27を貫通して給電ピン76を立て、分岐放
射電極41,42に信号電力を供給する構成としても良
い。給電ピン76の下端は、回路基板55に設けた給電
パターン77に接続される。この給電構造に於いても、
給電電極36をグランド電極に置換する以外は、図4と
同じである。
【0103】図12は、本発明に係るアンテナ装置の具
体的な第4実施形態例を示す。このアンテナ装置は、回
路基板に2つの単アンテナを実装してデュアルバンドの
アンテナを構成した点に特徴がある。
【0104】図12に於いて、回路基板80の上に2つ
の単アンテナ81,82が一定間隔離して実装されてい
る。これらの単アンテナ81,82は、夫々、基体8
7,88を用いて形成した給電素子83,84及び無給
電素子85,86を備えている。そして、給電素子8
3,84が隣接し、無給電素子85,86が給電素子8
3,84の外側に配置される構成である。なお、基体8
7,88の構成は、図7と同様である。
【0105】単アンテナ81は、基体87の短手側面
に、上下に延びる給電電極89とグランド電極91を備
えており、この給電電極89とグランド電極91は、左
に給電電極89が位置し、右にグランド電極91が位置
する如く近接して配設されている。また、基体87の表
面には、グランド電極91の上端に接続した無給電放射
電極95が、基体87の長手方向に同じ幅で真っ直ぐに
伸張して図4と同様に構成され、その開放端は、基体8
7の長手側面に設けた容量装荷電極97に接続されてい
る。
【0106】一方、基体87に設けた給電放射電極93
は、給電電極89の上端から基体87の長手方向に且つ
無給電放射電極95から離れるように次第に湾曲して伸
張して設けられている。給電放射電極93の開放端は、
単アンテナ82に面する側の長手側面に於いて、給電電
極89に近い位置に設けた容量装荷電極98に接続され
ている。なお、給電放射電極93の面中には、給電電極
89側からスリット93aが設けられ、給電放射電極9
3の実効線路長の調整が行われている。
【0107】また、単アンテナ82では、単アンテナ8
1と同様に、給電電極90及びグランド電極92が、右
に給電電極90を、左にグランド電極92を配置して基
体88の短手側面に設けられている。基体88の表面に
は、グランド電極92の上端に接続した無給電放射電極
96が、基体88の左側を長手方向に向かって同じ幅で
伸張しており、その先端側の開放端には、基体88の長
手側面に設けた容量装荷電極99が接続されている。
【0108】そして、給電放射電極94は、給電電極9
0の上端から基体88の長手方向の途中まで伸張した
後、無給電放射電極96から急激に離れるように円弧状
に湾曲して設けられている。即ち、給電放射電極94の
実効線路長は、給電放射電極93の実効線路長よりも短
く構成されている。給電放射電極94の開放端には、単
アンテナ81側に面する長手側面に、給電電極90側に
寄せて設けた容量装荷電極100に接続されている。な
お、101は固定電極である。
【0109】2つの単アンテナ81,82を実装した回
路基板80には、基板端部分に設けられた共通の給電端
子パターン102と、この給電端子パターン102に接
続された給電パターン103,104とが形成されてい
る。給電パターン103には、単アンテナ81の給電電
極89が接続され、また、給電パターン104には、単
アンテナ82の給電電極90が接続されている。なお、
グランド電極90,91及び固定電極101は、図示し
ないグランドパターンに接続されており、また、各容量
装荷電極97,98,99,100の先端は、図示しな
いグランドパターンと対向している。
【0110】上述の構成に於いて、単アンテナ81の給
電素子83と無給電素子85は、同じ周波数帯域、例え
ば、800〜900MHzの周波数帯域で複共してい
る。また、単アンテナ82の給電素子84と無給電素子
86も、単アンテナ81の周波数帯域よりも高い周波数
の同じ周波数帯域、例えば、1800〜1900MHz
の周波数帯域で複共している。従って、アンテナ装置
は、図4に示す給電素子31の如く、恰も、給電放射電
極93,94が給電端子パターン102を根本部分とし
た分岐電極と同様の働きをする。
【0111】また、この回路基板80を用いて構成した
アンテナ装置は、回路基板80の広さに応じて、単アン
テナ81,82間の間隔を広げる構成とすることがで
き、単アンテナ81,82間の相互干渉を十分に小さく
することができる。また、用途に応じて要求されるアン
テナ装置の電気的体積も、回路基板80の寸法で決める
ことができ、単アンテナ81,82の配置変更も容易に
行うことができる。
【0112】また、図12の実施形態例で示すアンテナ
装置には、図13に如く、給電パターン103,104
の途中に、帯域遮断回路105,106を設けることが
できる。即ち、帯域遮断回路105は、単アンテナ82
の周波数帯域に属する信号を遮断し、単アンテナ81の
周波数帯域に属する信号を通過させるフイルタ回路であ
る。また、帯域遮断回路106は、単アンテナ81の周
波数帯域に属する信号を遮断し、単アンテナ82の周波
数帯域に属する信号を通過させるフイルタ回路である。
【0113】この回路構成により、各単アンテナ81,
82は、夫々の周波数帯域に於ける励振条件のみを考慮
して給電素子を形成することができ、複共振の整合が容
易になる。
【0114】図12及び図13に示す実施形態例に於い
て、単アンテナ81,82を、図4に示すアンテナ装置
に置換して構成することができる。即ち、単アンテナ8
1,82の夫々を給電素子の両側に無給電素子を配設し
た構成とする。このアンテナ装置は、各単アンテナ8
1,82が、夫々2つの周波数帯域を持ったデュアルバ
ンドのアンテナを構成するので、合計4つの周波数帯域
を持つマルチバンドのアンテナとなる。従って、このア
ンテナ装置を無線通信機に搭載することにより、各周波
数帯域を順次切換えて使用したり、また、同時に使用す
ることができる。
【0115】また、図13に示すアンテナ装置の単アン
テナ81,82と同様の構成の単アンテナ107を追加
して構成することができる。単アンテナ107は、図1
4に示すように、単アンテナ81,82の間に配置され
ており、その給電電極は、給電パターン108を介して
給電端子パターン102に接続されている。給電パター
ン108の途中には、単アンテナ81,82と同様に、
フイルタ回路109が設けられている。
【0116】単アンテナ107の給電素子と、無給電素
子も複共振しており、アンテナ装置は、3つの周波数帯
域を持つアンテナ装置となる。例えば、単アンテナ81
を800〜900MHzの周波数帯域に割当てたとき、
単アンテナ107に1800〜1900MHzの周波数
帯域を、また、単アンテナ82には、2700〜280
0MHzの周波数帯域を割当てた構成とすることができ
る。
【0117】
【発明の効果】請求項1のアンテナ装置によれば、給電
素子に沿わせて無給電素子を近接配置するので、夫々の
無給電素子と給電素子間の最適な電磁界結合を各無給電
素子毎に設定することができ、各無給電素子の共振周波
数が属する周波数帯域毎に良好な複共振を実現すること
ができる。従って、従来例のような2つの周波数帯域を
夫々単一共振特性とするアンテナに比べて、各周波数帯
域に於ける帯域幅は格段に広くなるので、アンテナ装置
の広帯域化が可能となる。これに伴って、アンテナ装置
を小型化及び低背化することができる。
【0118】請求項2のアンテナ装置によれば、給電放
射電極を複数の分岐放射電極として構成するので、1つ
の給電素子に、異なる周波数帯域に属する複数の共振周
波数を共存させることができる。また、各分岐放射電極
は、夫々の実効線路長を有するので、個別に共振周波数
を設定することができる。
【0119】請求項3のアンテナ装置によれば、各分岐
放射電極は、互いに異なる共振周波数で励振する実効線
路長を備えるので、各々の共振周波数が属する周波数帯
域が重ならない範囲で自由に共振周波数を設定でき、分
岐放射電極毎に使用する周波数を割当てることができ
る。
【0120】請求項4のアンテナ装置によれば、1つの
給電放射電極に、基本波の共振周波数及びその高次高調
波の共振周波数で励振する実効線路長を備えるので、共
振周波数毎に分岐放射電極を設ける必要がなく、その
分、アンテナ装置の体積を小さくし、アンテナ装置を小
型化することができる。
【0121】請求項5のアンテナ装置によれば、給電素
子に於ける隣接する分岐放射電極の開放端側の間隔を広
げた構成とするので、複共振ペア間の相互干渉による複
共振特性の劣化、特に、周波数帯域幅の縮小及びアンテ
ナ利得の低下を防ぐことがでる。
【0122】請求項6のアンテナ装置によれば、放射電
極の開放端に容量装荷電極を設けたので、各放射電極に
於ける開放端容量が確定値として得られ、これにより、
各放射電極に於ける共振周波数の設定が容易となり、良
好な複共振マッチングを得ることができる。
【0123】請求項7のアンテナ装置によれば、少なく
とも2つの無給電放射電極は、夫々、回路基板の端辺に
沿って配置されるので、これらの無給電素子を高利得化
することができると共に、夫々の無給電素子に於いて広
帯域化を実現することができる。
【0124】請求項8のアンテナ装置によれば、回路基
板に複数のアンテナを実装して構成するので、アンテナ
の体積を回路基板の寸法で決めることができ、アンテナ
装置の大型化が自在になると共に、夫々のアンテナのレ
イアウト変更が容易になるなど、アンテナ装置の設計が
容易になる。
【0125】請求項9のアンテナ装置によれば、各アン
テナにはフィルタ回路を介して信号電力が供給されるの
で、夫々のアンテナ毎に整合の取れた給電素子の設計が
容易となる。
【0126】請求項10のアンテナ装置によれば、各ア
ンテナを夫々2つの周波数帯域で複共振するアンテナと
して構成するので、容易にマルチバンドのアンテナを実
現することができると共に、無線通信機に於けるアンテ
ナ搭載のスペースを小さくすることができる。
【0127】請求項11のアンテナ装置によれば、給電
端子部の構成の選択幅が広がるので、アンテナ装置の設
計が容易になる。
【0128】請求項12の無線通信機によれば、アンテ
ナ装置の幅を回路基板の短辺の長さとほぼ等しく構成す
ると共に、アンテナ装置を回路基板の3方の端辺に沿っ
て配置するので、回路基板のスペースを有効利用できる
と共に回路基板に筐体電流を励起してアンテナ装置の広
利得化を図ることができる。また、無給電放射電極の開
放端を可能な限り遠ざけ且つ電界結合を抑制した配置と
したので、広帯域の複共振が得られ、また、周波数帯域
間の干渉を小さくすることができる。
【0129】請求項13の無線通信機によれば、低い周
波数の無給電放射電極に於ける最遠の開放端側を回路基
板の長辺の最遠端方向と逆向きに設けたので、回路基板
を低い周波数のアンテナとして活用することができ、ア
ンテナの高利得化が達成できる。
【0130】請求項14の無線通信機によれば、複共振
により広い周波数帯域を有し且つ複数の周波数帯域を有
するアンテナ装置を用いるので、複数の周波数帯域を用
いた無線通信を1つのアンテナ装置で実現することがで
き、無線通信機の一層の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナ装置の基本構成を示す概
略説明図である。
【図2】図1に於けるアンテナ装置のリターンロスを示
す周波数特性図である。
【図3】本発明に係るアンテナ装置の基本構成を示す他
の概略説明図で、(A)は表面図、(B)は裏面図であ
る。
【図4】本発明に係るアンテナ装置の実施形態例を示
し、(A)は表面斜視図、(B)は裏面斜視図である。
【図5】図4のアンテナ装置を無線通信機の回路基板に
実装した実施形態例を示す平面図である。
【図6】アンテナ装置を無線通信機の回路基板に実装し
た他の実施形態例を示す平面図である。
【図7】本発明に係るアンテナ装置の他の実施形態例を
示し、(A)は表面斜視図、(B)は裏面斜視図であ
る。
【図8】本発明に係るアンテナ装置の更に他の実施形態
例を示し、(A)は表面斜視図、(B)は裏面斜視図で
ある。
【図9】本発明に係るアンテナ装置の更に他の実施形態
例を示し、(A)は表面斜視図、(B)は裏面斜視図で
ある。
【図10】本発明のアンテナ装置に係る給電端子部の他
の構成を示す斜視図である。
【図11】本発明のアンテナ装置に係る給電端子部の更
に他の構成を示し、(A)は平面図、(B)は(A)の一点破
線X−Xに於ける断面図である。
【図12】本発明に係るアンテナ装置の更に他の実施形
態例を示し、(A)は表面斜視図、(B)及び(C)は(A)で
用いた単アンテナの裏面斜視図である。
【図13】図12のアンテナ装置に係る他の実施形態例
を示す斜視図である。
【図14】本発明に係るアンテナ装置の更に他の実施形
態例を示す平面図である。
【図15】従来例のアンテナ装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,26,57,75,87,88 基体 11,31,61,71,83,84 給電素子 12,13,25,32,33,62,63,85,8
6 無給電素子 14,40,72,93,94 給電放射電極 16,17,24,41,42, 分岐放射電極 16b,17b,18b,19b,41a,42a,4
3b,43c,44a,72c 開放端 18,19,43,44,95,96,25a 無給電
放射電極 22 信号源 23 インピーダンス整合回路 36,74,89,90 給電電極 37,38,91,92 グランド電極 43a スリット 48,49,50,51,66,67,73,97,9
8,99,100 容量装荷電極 55,56,80 回路基板 55a,55b,56a,56b 短辺 55c,55d,56c,56d 長辺 76 給電ピン 77,103,104,108 給電パターン 81,82,107 単アンテナ 102 給電端子パターン 105,106,109 帯域遮断回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 9/40 H01Q 9/40 21/24 21/24 21/30 21/30 (72)発明者 石原 尚 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 佐藤 仁 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA02 BC09 CA04 DA04 DA06 DA08 5J021 AA09 AB06 FA32 HA05 HA10 JA03 5J046 AA07 AB13 PA07 5J047 AA07 AB13 FD00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体又は磁性体の基体と、給電端子部
    及び該給電端子部と電気的に結合する給電放射電極を含
    む給電素子と、グランド端子部及び該グランド端子部と
    電気的に結合する無給電放射電極を含む複数の無給電素
    子とを備え、前記基体の表面には、前記給電放射電極と
    共に前記給電放射電極に沿わせて前記無給電放射電極を
    近接配置して構成することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記給電放射電極は、前記給電端子部を
    共通にして複数に分かれた分岐放射電極として構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記各分岐放射電極は、互いに異なる共
    振周波数で励振する実効線路長を備えることを特徴とす
    る請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記給電放射電極を単一放射電極として
    構成すると共に、該単一放射電極は、前記給電端子部か
    らの給電により、基本波の共振周波数及びその高次高調
    波の共振周波数で励振する実効線路長を備えることを特
    徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記無給電放射電極は、前記グランド端
    子部から伸張して他端側を開放端に構成し、前記各分岐
    放射電極は、前記給電端子部から伸張して他端側を開放
    端に構成すると共に、前記分岐放射電極に於ける前記開
    放端側を互いに遠ざけて配設する構成を特徴とする請求
    項2又は請求項3に記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記各放射電極の開放端に、前記基体の
    側面を用いて容量装荷電極を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項5の何れか1つに記載のアンテナ装
    置。
  7. 【請求項7】 方形の回路基板を備え、前記基体を前記
    回路基板の2つの端辺が交わる角部分に寄せて固定し、
    前記無給電放射電極の1つを前記一方の端辺に沿って配
    置すると共に、前記無給電放射電極の他の1つを前記他
    方の端辺に沿って配置することを特徴とする請求項1乃
    至請求項6の何れか1つに記載のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 給電端子部及び該給電端子部から延びる
    給電放射電極を含む給電素子と、グランド電極及び該グ
    ランド電極から延びる無給電放射電極を含む無給電素子
    とを基体の表面に形成した複数のアンテナと、前記アン
    テナを設置する回路基板とを備え、前記各アンテナの給
    電放射電極及び無給電放射電極は、互いに異なる実効線
    路長を備えると共に、前記回路基板には、前記各グラン
    ド電極を接続するグランドパターンと、前記各給電端子
    部を共通の信号源に接続する給電パターンとを設けたこ
    とを特徴とするアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 前記給電パターンの前記信号源を接続す
    る部位から前記各給電端子部へ向け枝分かれした経路に
    はフィルタ回路を設けたことを特徴とする請求項8に記
    載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 前記各基体の表面には、前記各給電放
    射電極の両側に近接して夫々無給電放射電極を配設する
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のアンテ
    ナ装置。
  11. 【請求項11】 前記給電端子部は、前記基体の側面に
    形成した給電電極又は前記基体を貫通する端子ピンであ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1
    つに記載のアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項6の何れか1つに
    記載のアンテナ装置と、短辺と長辺を有する細長い長方
    形状の回路基板を備え、前記アンテナ装置の幅を前記回
    路基板の短辺の長さとほぼ等しく構成して、前記アンテ
    ナ装置を前記回路基板の一方の短辺と両方の長辺に沿っ
    て配置すると共に、前記1つの無給電放射電極の開放端
    を前記回路基板の一方の長辺に向けて配置し、前記他の
    1つの無給電放射電極の開放端を前記他方の長辺に向け
    て配置することを特徴とする無線通信機。
  13. 【請求項13】 前記給電放射電極は、前記給電端子部
    から伸張して他端側を開放端に構成し、前記無給電放射
    電極は、前記グランド端子部から伸張して他端側を開放
    端に構成すると共に、前記無給電放射電極の実効線路長
    の内、最も長い実効線路長を有する無給電放射電極に於
    ける最遠の開放端側を回路基板の長辺の最遠端方向と逆
    向きに設置することを特徴とする請求項12に記載の無
    線通信機。
  14. 【請求項14】 前記請求項1乃至請求項11の何れか
    1つに記載のアンテナ装置と、無線周波の送受信回路を
    含む回路基板を備え、前記アンテナ装置のグランド端子
    部を前記回路基板の接地端子に接続すると共に前記給電
    端子部を前記送受信回路の入出力端子に接続したことを
    特徴とする無線通信機。
JP2001135310A 2001-05-02 2001-05-02 アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信機 Expired - Fee Related JP3678167B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001135310A JP3678167B2 (ja) 2001-05-02 2001-05-02 アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信機
US10/100,122 US6958730B2 (en) 2001-05-02 2002-03-19 Antenna device and radio communication equipment including the same
GB0207754A GB2380324B (en) 2001-05-02 2002-04-03 Antenna device and radio communication equipment including the same
CN2004100974645A CN1617387B (zh) 2001-05-02 2002-04-30 天线装置以及具备该天线装置的无线通信设备
CNB021185980A CN1204774C (zh) 2001-05-02 2002-04-30 天线装置以及具备该天线装置的无线通信设备
DE10219654A DE10219654A1 (de) 2001-05-02 2002-05-02 Antennenvorrichtung und Funkkommunikationsausrüstung, die dieselbe umfaßt

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001135310A JP3678167B2 (ja) 2001-05-02 2001-05-02 アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002330025A true JP2002330025A (ja) 2002-11-15
JP3678167B2 JP3678167B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=18982796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001135310A Expired - Fee Related JP3678167B2 (ja) 2001-05-02 2001-05-02 アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6958730B2 (ja)
JP (1) JP3678167B2 (ja)
CN (2) CN1204774C (ja)
DE (1) DE10219654A1 (ja)
GB (1) GB2380324B (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10311040A1 (de) * 2003-03-13 2004-10-07 Kathrein-Werke Kg Antennenanordnung
WO2005078860A1 (ja) * 2004-02-18 2005-08-25 Fdk Corporation アンテナ
WO2006022286A1 (ja) * 2004-08-26 2006-03-02 Omron Corporation チップアンテナ
US7129893B2 (en) 2003-02-07 2006-10-31 Ngk Spark Plug Co., Ltd. High frequency antenna module
JP2007535836A (ja) * 2004-03-05 2007-12-06 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション コンピューティングデバイスのための集積化マルチバンドアンテナ
JP2008512935A (ja) * 2004-09-13 2008-04-24 エイエムシー センチュリオン アクチボラグ アンテナ・デバイス及びアンテナ・デバイスを備えた携帯無線通信デバイス
US7369885B2 (en) 2003-01-08 2008-05-06 Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. Radio device and cellular phone having a notch with a bent-back portion
US7379025B2 (en) 2003-02-27 2008-05-27 Lenovo (Singapore) Pte Ltd. Mobile antenna unit and accompanying communication apparatus
JP2008160314A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fujitsu Ltd アンテナ装置及び無線通信装置
JP2008160409A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Murata Mfg Co Ltd アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
JP2008219597A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Nec Corp 携帯無線機
KR100974428B1 (ko) * 2007-12-28 2010-08-05 주식회사 케이티테크 내장형 멀티 밴드 안테나를 구비한 휴대용 단말기
JP2010171507A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Furukawa Electric Co Ltd:The 車載用複合アンテナ
JP2011234021A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP2012064993A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Nissei Electric Co Ltd 多周波アンテナ
JP2012178741A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Sansei Denki Kk マルチバンドアンテナ
KR20130135646A (ko) * 2012-06-01 2013-12-11 엘지전자 주식회사 안테나 장치 및 이를 구비하는 이동 단말기
JP5454581B2 (ja) * 2009-09-09 2014-03-26 株式会社村田製作所 アンテナ、その製造方法及び無線icデバイス
JP2014120780A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Alps Electric Co Ltd アンテナ装置
JP2015503858A (ja) * 2012-02-16 2015-02-02 ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 アンテナ及び移動端末
JP2015043504A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 日本アンテナ株式会社 多共振アンテナ
JP2015061287A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 Tdk株式会社 電子部品および送受信装置
JP2015061286A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 Tdk株式会社 電子部品および送受信装置
WO2015141492A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 Ntn株式会社 チップアンテナ
WO2017130348A1 (ja) 2016-01-28 2017-08-03 富士通株式会社 アンテナ装置

Families Citing this family (89)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4044302B2 (ja) * 2001-06-20 2008-02-06 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナおよびそれを用いた無線機
TW200408163A (en) 2002-11-07 2004-05-16 High Tech Comp Corp Improved cellular antenna architecture
DE10302805A1 (de) * 2003-01-24 2004-08-12 Siemens Ag Multibandantennenanordnung für Mobilfunkgeräte
JP2005051747A (ja) * 2003-07-14 2005-02-24 Ngk Spark Plug Co Ltd アンテナ装置およびその製造方法
WO2005022688A1 (en) * 2003-09-01 2005-03-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenna module
TWI237419B (en) * 2003-11-13 2005-08-01 Hitachi Ltd Antenna, method for manufacturing the same and portable radio terminal employing it
JP2005175757A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナモジュール
WO2005086287A1 (en) * 2004-02-25 2005-09-15 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Antenna module
JP4301034B2 (ja) * 2004-02-26 2009-07-22 パナソニック株式会社 アンテナが搭載された無線装置
EP1763905A4 (en) * 2004-06-28 2012-08-29 Pulse Finland Oy ANTENNA COMPONENT
TWM264675U (en) * 2004-09-03 2005-05-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Antenna
KR100701310B1 (ko) * 2005-02-03 2007-03-29 삼성전자주식회사 특정 주파수 대역 저지 기능을 가지는 안테나
FI121520B (fi) 2005-02-08 2010-12-15 Pulse Finland Oy Sisäinen monopoliantenni
US8378892B2 (en) 2005-03-16 2013-02-19 Pulse Finland Oy Antenna component and methods
FI20055420A0 (fi) 2005-07-25 2005-07-25 Lk Products Oy Säädettävä monikaista antenni
FI119009B (fi) 2005-10-03 2008-06-13 Pulse Finland Oy Monikaistainen antennijärjestelmä
FI119535B (fi) * 2005-10-03 2008-12-15 Pulse Finland Oy Monikaistainen antennijärjestelmä
FI118872B (fi) 2005-10-10 2008-04-15 Pulse Finland Oy Sisäinen antenni
FI118782B (fi) 2005-10-14 2008-03-14 Pulse Finland Oy Säädettävä antenni
US7388544B2 (en) * 2005-10-31 2008-06-17 Motorola, Inc. Antenna with a split radiator element
US20070139282A1 (en) * 2005-12-20 2007-06-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Antenna and portable wireless apparatus including the same
US7265718B2 (en) * 2006-01-17 2007-09-04 Wistron Neweb Corporation Compact multiple-frequency Z-type inverted-F antenna
US7375685B1 (en) * 2006-04-18 2008-05-20 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Dual band electrically small microstrip antenna
US8618990B2 (en) 2011-04-13 2013-12-31 Pulse Finland Oy Wideband antenna and methods
US7671804B2 (en) * 2006-09-05 2010-03-02 Apple Inc. Tunable antennas for handheld devices
US8219143B2 (en) * 2006-09-28 2012-07-10 Kyocera Corporation Mobile radio device
US20080129628A1 (en) * 2006-12-01 2008-06-05 Kent Rosengren Wideband antenna for mobile devices
US10211538B2 (en) 2006-12-28 2019-02-19 Pulse Finland Oy Directional antenna apparatus and methods
JP4571988B2 (ja) * 2007-01-19 2010-10-27 パナソニック株式会社 アレーアンテナ装置及び無線通信装置
WO2008120757A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Kyocera Corporation 携帯無線機
WO2008120756A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Kyocera Corporation 携帯無線機
JP5009361B2 (ja) * 2007-03-29 2012-08-22 京セラ株式会社 携帯無線機
FI20075269A0 (fi) 2007-04-19 2007-04-19 Pulse Finland Oy Menetelmä ja järjestely antennin sovittamiseksi
WO2008142901A1 (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. アンテナ装置及び無線通信機
FI120427B (fi) 2007-08-30 2009-10-15 Pulse Finland Oy Säädettävä monikaista-antenni
JP5153501B2 (ja) * 2007-08-30 2013-02-27 京セラ株式会社 通信機器及び通信機器の制御方法
FI124129B (fi) * 2007-09-28 2014-03-31 Pulse Finland Oy Kaksoisantenni
JP5018488B2 (ja) 2008-01-15 2012-09-05 Tdk株式会社 アンテナモジュール
JP5009240B2 (ja) * 2008-06-25 2012-08-22 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 マルチバンドアンテナ及び無線通信端末
TWI371137B (en) * 2008-09-09 2012-08-21 Arcadyan Technology Corp Dual-band antenna
GB2470205B (en) * 2009-05-13 2013-05-22 Antenova Ltd Branched multiport antennas
JP2011030404A (ja) * 2009-06-22 2011-02-10 Felica Networks Inc 情報処理装置、プログラム、および情報処理システム
JP5403059B2 (ja) 2009-08-27 2014-01-29 株式会社村田製作所 フレキシブル基板アンテナ及びアンテナ装置
FI20096134A0 (fi) 2009-11-03 2009-11-03 Pulse Finland Oy Säädettävä antenni
FI20096251A0 (sv) 2009-11-27 2009-11-27 Pulse Finland Oy MIMO-antenn
US8847833B2 (en) 2009-12-29 2014-09-30 Pulse Finland Oy Loop resonator apparatus and methods for enhanced field control
FI20105158A (fi) 2010-02-18 2011-08-19 Pulse Finland Oy Kuorisäteilijällä varustettu antenni
US9406998B2 (en) 2010-04-21 2016-08-02 Pulse Finland Oy Distributed multiband antenna and methods
KR101773472B1 (ko) * 2010-08-10 2017-09-01 삼성전자주식회사 유전 자성체로 이루어지는 소자 캐리어를 갖는 안테나 장치 및 그 제조 방법
TWI543448B (zh) 2010-10-12 2016-07-21 摩勒克斯公司 雙天線單饋線系統
FI20115072A0 (fi) 2011-01-25 2011-01-25 Pulse Finland Oy Moniresonanssiantenni, -antennimoduuli ja radiolaite
US8648752B2 (en) 2011-02-11 2014-02-11 Pulse Finland Oy Chassis-excited antenna apparatus and methods
US9673507B2 (en) 2011-02-11 2017-06-06 Pulse Finland Oy Chassis-excited antenna apparatus and methods
TWI466380B (zh) * 2011-02-25 2014-12-21 Acer Inc 行動通訊裝置及其天線結構
CN102683830A (zh) * 2011-03-11 2012-09-19 宏碁股份有限公司 移动通信装置及其天线结构
CN102117966B (zh) * 2011-03-17 2013-12-04 华为终端有限公司 一种印制天线
US8866689B2 (en) 2011-07-07 2014-10-21 Pulse Finland Oy Multi-band antenna and methods for long term evolution wireless system
US9450291B2 (en) 2011-07-25 2016-09-20 Pulse Finland Oy Multiband slot loop antenna apparatus and methods
US9123990B2 (en) 2011-10-07 2015-09-01 Pulse Finland Oy Multi-feed antenna apparatus and methods
US9178278B2 (en) * 2011-11-17 2015-11-03 Apple Inc. Distributed loop antennas with extended tails
US9531058B2 (en) 2011-12-20 2016-12-27 Pulse Finland Oy Loosely-coupled radio antenna apparatus and methods
US9484619B2 (en) 2011-12-21 2016-11-01 Pulse Finland Oy Switchable diversity antenna apparatus and methods
TWI531114B (zh) * 2012-02-24 2016-04-21 宏達國際電子股份有限公司 行動裝置
US8988296B2 (en) 2012-04-04 2015-03-24 Pulse Finland Oy Compact polarized antenna and methods
TWI496348B (zh) * 2012-06-13 2015-08-11 Wistron Corp 電子裝置及其天線模組
US9502757B2 (en) * 2012-10-08 2016-11-22 Taoglas Group Holdings Limited Low-cost ultra wideband LTE antenna
US10283854B2 (en) * 2012-10-08 2019-05-07 Taoglas Group Holdings Limited Low-cost ultra wideband LTE antenna
US9979078B2 (en) 2012-10-25 2018-05-22 Pulse Finland Oy Modular cell antenna apparatus and methods
US10069209B2 (en) 2012-11-06 2018-09-04 Pulse Finland Oy Capacitively coupled antenna apparatus and methods
KR20140082438A (ko) * 2012-12-24 2014-07-02 삼성전자주식회사 안테나, 이를 구비한 전자 장치 및 안테나 제조 방법
US10079428B2 (en) 2013-03-11 2018-09-18 Pulse Finland Oy Coupled antenna structure and methods
US9647338B2 (en) 2013-03-11 2017-05-09 Pulse Finland Oy Coupled antenna structure and methods
US9711863B2 (en) * 2013-03-13 2017-07-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Dual band WLAN coupled radiator antenna
US9634383B2 (en) 2013-06-26 2017-04-25 Pulse Finland Oy Galvanically separated non-interacting antenna sector apparatus and methods
US9680212B2 (en) 2013-11-20 2017-06-13 Pulse Finland Oy Capacitive grounding methods and apparatus for mobile devices
US9590308B2 (en) 2013-12-03 2017-03-07 Pulse Electronics, Inc. Reduced surface area antenna apparatus and mobile communications devices incorporating the same
CN103746189B (zh) * 2013-12-11 2016-03-23 中国科学院深圳先进技术研究院 单极子天线及天线系统
US9350081B2 (en) 2014-01-14 2016-05-24 Pulse Finland Oy Switchable multi-radiator high band antenna apparatus
CN104157970B (zh) * 2014-08-18 2016-08-24 良特电子科技(东莞)有限公司 一种多频多模天线及制造的方法
US9948002B2 (en) 2014-08-26 2018-04-17 Pulse Finland Oy Antenna apparatus with an integrated proximity sensor and methods
US9973228B2 (en) 2014-08-26 2018-05-15 Pulse Finland Oy Antenna apparatus with an integrated proximity sensor and methods
US9722308B2 (en) 2014-08-28 2017-08-01 Pulse Finland Oy Low passive intermodulation distributed antenna system for multiple-input multiple-output systems and methods of use
US9906260B2 (en) 2015-07-30 2018-02-27 Pulse Finland Oy Sensor-based closed loop antenna swapping apparatus and methods
US9755310B2 (en) 2015-11-20 2017-09-05 Taoglas Limited Ten-frequency band antenna
EP3270461B1 (en) * 2016-07-14 2020-11-04 Advanced Automotive Antennas, S.L. A broadband antenna system for a vehicle
US10522915B2 (en) * 2017-02-01 2019-12-31 Shure Acquisition Holdings, Inc. Multi-band slotted planar antenna
CN116487870A (zh) * 2022-01-17 2023-07-25 华为技术有限公司 天线及电子设备
CN114899593A (zh) * 2022-05-25 2022-08-12 陕西北斗科技开发应用有限公司 一款适用于北斗与wlan系统互补结构加载微带天线
WO2024092398A1 (en) * 2022-10-31 2024-05-10 Goertek Inc. Multi-band antenna assembly and device provided with the antenna assembly

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4370657A (en) * 1981-03-09 1983-01-25 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Electrically end coupled parasitic microstrip antennas
US4628322A (en) * 1984-04-04 1986-12-09 Motorola, Inc. Low profile antenna on non-conductive substrate
JPH06181997A (ja) 1989-03-23 1994-07-05 Olympus Optical Co Ltd マイクロ波アンテナ
US5264858A (en) * 1990-07-31 1993-11-23 Asahi Glass Company Ltd. Glass antenna for a telephone of an automobile
JPH0669715A (ja) 1992-08-17 1994-03-11 Nippon Mektron Ltd 広帯域線状アンテナ
JPH06291530A (ja) 1993-04-02 1994-10-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd 周波数切換式ガラスアンテナ
US5457470A (en) * 1993-07-30 1995-10-10 Harada Kogyo Kabushiki Kaisha M-type antenna for vehicles
US5420596A (en) 1993-11-26 1995-05-30 Motorola, Inc. Quarter-wave gap-coupled tunable strip antenna
JPH08250917A (ja) 1995-03-09 1996-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線機用アンテナ
US5696517A (en) * 1995-09-28 1997-12-09 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface mounting antenna and communication apparatus using the same
JP3319268B2 (ja) 1996-02-13 2002-08-26 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナおよびこれを用いた通信機
JPH1093332A (ja) 1996-09-13 1998-04-10 Nippon Antenna Co Ltd 複共振逆f型アンテナ
JP3180683B2 (ja) 1996-09-20 2001-06-25 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナ
JP3467164B2 (ja) 1997-01-10 2003-11-17 シャープ株式会社 逆fアンテナ
JPH10247807A (ja) 1997-03-05 1998-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体アンテナ
JP3695123B2 (ja) 1997-04-18 2005-09-14 株式会社村田製作所 アンテナ装置およびそれを用いた通信機
SE519118C2 (sv) * 1997-07-23 2003-01-14 Allgon Ab Antennanordning för mottagande och/eller utsändning av dubbelpolariserande elektromagnetiska vågor
JPH11127014A (ja) 1997-10-23 1999-05-11 Mitsubishi Materials Corp アンテナ装置
WO2001033665A1 (en) 1999-11-04 2001-05-10 Rangestar Wireless, Inc. Single or dual band parasitic antenna assembly
US6191751B1 (en) * 1998-05-01 2001-02-20 Rangestar Wireless, Inc. Directional antenna assembly for vehicular use
JP3344333B2 (ja) 1998-10-22 2002-11-11 株式会社村田製作所 フィルタ内蔵誘電体アンテナ、デュプレクサ内蔵誘電体アンテナおよび無線装置
JP3351363B2 (ja) 1998-11-17 2002-11-25 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信装置
GB2382723B (en) 1998-12-22 2003-10-15 Nokia Corp Dual band antenna for a handset
EP1020947A3 (en) 1998-12-22 2000-10-04 Nokia Mobile Phones Ltd. Method for manufacturing an antenna body for a phone and phone or handset having an internal antenna
DE69934965T2 (de) 1998-12-22 2007-12-20 Nokia Corp. Zwei-Frequenzbereich-Antennensystem für einen tragbaren Telefonhandapparat sowie ein solcher tragbarer Telefonhandapparat
JP3639767B2 (ja) 1999-06-24 2005-04-20 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナおよびそれを用いた通信機
JP3554960B2 (ja) 1999-06-25 2004-08-18 株式会社村田製作所 アンテナ装置およびそれを用いた通信装置
KR100432100B1 (ko) 1999-09-09 2004-05-17 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 표면 실장형 안테나 및 이 표면 실장형 안테나를 포함하는통신 장치
GB2355114B (en) 1999-09-30 2004-03-24 Harada Ind Dual-band microstrip antenna
JP3562512B2 (ja) 1999-09-30 2004-09-08 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナおよびそのアンテナを備えた通信装置
JP3468201B2 (ja) 2000-03-30 2003-11-17 株式会社村田製作所 表面実装型アンテナおよびその複共振の周波数調整設定方法および表面実装型アンテナを備えた通信装置
US6441791B1 (en) * 2000-08-21 2002-08-27 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Glass antenna system for mobile communication

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7369885B2 (en) 2003-01-08 2008-05-06 Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. Radio device and cellular phone having a notch with a bent-back portion
US7129893B2 (en) 2003-02-07 2006-10-31 Ngk Spark Plug Co., Ltd. High frequency antenna module
US7719473B2 (en) 2003-02-27 2010-05-18 Lenovo (Singapore) Pte Ltd. Mobile antenna unit and accompanying communication apparatus
US7379025B2 (en) 2003-02-27 2008-05-27 Lenovo (Singapore) Pte Ltd. Mobile antenna unit and accompanying communication apparatus
DE10311040A1 (de) * 2003-03-13 2004-10-07 Kathrein-Werke Kg Antennenanordnung
WO2005078860A1 (ja) * 2004-02-18 2005-08-25 Fdk Corporation アンテナ
JP2007535836A (ja) * 2004-03-05 2007-12-06 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション コンピューティングデバイスのための集積化マルチバンドアンテナ
WO2006022286A1 (ja) * 2004-08-26 2006-03-02 Omron Corporation チップアンテナ
JP2008512935A (ja) * 2004-09-13 2008-04-24 エイエムシー センチュリオン アクチボラグ アンテナ・デバイス及びアンテナ・デバイスを備えた携帯無線通信デバイス
US7830315B2 (en) 2006-12-21 2010-11-09 Fujitsu Limited Antenna apparatus and radio communicating apparatus
JP2008160314A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fujitsu Ltd アンテナ装置及び無線通信装置
JP2008160409A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Murata Mfg Co Ltd アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
JP4661776B2 (ja) * 2006-12-22 2011-03-30 株式会社村田製作所 アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
JP2008219597A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Nec Corp 携帯無線機
KR100974428B1 (ko) * 2007-12-28 2010-08-05 주식회사 케이티테크 내장형 멀티 밴드 안테나를 구비한 휴대용 단말기
JP2010171507A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Furukawa Electric Co Ltd:The 車載用複合アンテナ
JP5454581B2 (ja) * 2009-09-09 2014-03-26 株式会社村田製作所 アンテナ、その製造方法及び無線icデバイス
US9373072B2 (en) 2009-09-09 2016-06-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Antenna, method of manufacturing the antenna, and wireless IC device
JP2011234021A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP2012064993A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Nissei Electric Co Ltd 多周波アンテナ
JP2012178741A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Sansei Denki Kk マルチバンドアンテナ
JP2015503858A (ja) * 2012-02-16 2015-02-02 ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 アンテナ及び移動端末
KR20130135646A (ko) * 2012-06-01 2013-12-11 엘지전자 주식회사 안테나 장치 및 이를 구비하는 이동 단말기
JP2014120780A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Alps Electric Co Ltd アンテナ装置
JP2015043504A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 日本アンテナ株式会社 多共振アンテナ
JP2015061286A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 Tdk株式会社 電子部品および送受信装置
JP2015061287A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 Tdk株式会社 電子部品および送受信装置
WO2015141492A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 Ntn株式会社 チップアンテナ
JP2015185881A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 Ntn株式会社 チップアンテナ
WO2017130348A1 (ja) 2016-01-28 2017-08-03 富士通株式会社 アンテナ装置
US10587045B2 (en) 2016-01-28 2020-03-10 Fujitsu Limited Antenna device

Also Published As

Publication number Publication date
GB2380324A (en) 2003-04-02
US6958730B2 (en) 2005-10-25
DE10219654A1 (de) 2002-12-05
GB0207754D0 (en) 2002-05-15
GB2380324B (en) 2003-11-26
US20020163470A1 (en) 2002-11-07
JP3678167B2 (ja) 2005-08-03
CN1617387B (zh) 2010-05-12
CN1204774C (zh) 2005-06-01
CN1384686A (zh) 2002-12-11
CN1617387A (zh) 2005-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3678167B2 (ja) アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信機
JP4423809B2 (ja) 複共振アンテナ
RU2586272C2 (ru) Рамочная антенна(варианты)
US10522909B2 (en) Multi-input multi-output antenna
TWI628846B (zh) 天線結構及具有該天線結構的無線通訊裝置
US8212731B2 (en) Antenna device and communication apparatus
JP4027753B2 (ja) 広帯域チップアンテナ
KR101031052B1 (ko) 멀티밴드 안테나 컴포넌트
JP4297164B2 (ja) アンテナ構造およびそれを備えた無線通信機
KR100707242B1 (ko) 유전체 칩 안테나
JP4858860B2 (ja) マルチバンドアンテナ
JP2001007639A (ja) アンテナ装置およびそれを用いた通信装置
JP2004088218A (ja) 平面アンテナ
JP2005094360A (ja) アンテナ装置および無線通信装置
JP3898710B2 (ja) 二重カップリング給電を利用したマルチバンド用積層型チップアンテナ
JP2006512003A (ja) 携帯型無線機器用小体積アンテナ
JP6624650B2 (ja) アンテナ
JP2005020266A (ja) 多周波アンテナ装置
KR101092094B1 (ko) 확장된 그라운드를 이용한 광대역 안테나
KR20190117758A (ko) 안테나 장치 및 이러한 안테나 장치를 포함하는 디바이스
JP4645603B2 (ja) アンテナ構造およびそれを備えた無線通信装置
JP2001251128A (ja) 多周波アンテナ
JP5078090B2 (ja) アンテナ素子及び携帯無線機
JP2009111959A (ja) 平行2線アンテナおよび無線通信機器
JP2013093660A (ja) デュアルバンドアンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110520

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120520

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130520

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130520

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees