JPH06181997A - マイクロ波アンテナ - Google Patents
マイクロ波アンテナInfo
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- JPH06181997A JPH06181997A JP6917589A JP6917589A JPH06181997A JP H06181997 A JPH06181997 A JP H06181997A JP 6917589 A JP6917589 A JP 6917589A JP 6917589 A JP6917589 A JP 6917589A JP H06181997 A JPH06181997 A JP H06181997A
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- Pending
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- Radiation-Therapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
電子出願以前の出願であるので
要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被検対象体深部の温度分布情報の検 出あるいは同深部の加温をする際に使用するマイ クロ波アンテナに関する。
マイクロ波は生体組織を透過し易いことおよび 生体組織はその温度状態に応じて電磁波を放射し ていて、この電磁波のうちでマイクロ波の領域が 生体組織を透過し易いため、マイクロ波を利用し て生体表面下の患部を検出して温度分布状情報を 検出したり、逆に生体組織にマイクロ波を放射し て加温治療することができる。
このため内視鏡の挿入部に超音波を発信および 受信して患部を検出する超音波装置と、マイクロ 波を放射して患部を治療する加温器とを設けた内 視鏡、マイクロ波を検出するとともにマイクロ波 を放射する送受信器を設けた内視鏡が提案されて いる。これらは特公昭63−14622号公報、特公昭 63−1064号公報に開示してある。
しかしながら、上記従来のマイクロ波アンテナ においては共振周波数(または動作周波数)は単 一周波数であったり狭帯域であった。このため生 体組織の深部からのマイクロ波を受信するにも、 特定部位からの情報しか得られないという問題が あった。この点はマイクロ波を放射する場合につ いても同様である。
本発明は、上記問題を解決すべく提案されるも ので、多周波数で使用できるマイクロ波アンテナ を提供することを目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成すにため体腔内に挿 入し深部情報を受信するマイクロ波アンテナにお いて、複数の周波数を受信できる手段とそれぞれ の周波数を受信するための切換手段を設けたこと を特徴とするものである。
このように多周波数で使用できるアンテナエレ メントを切換え手段により操作することにより多 周波数の使用ができる。
〔実施例〕 第1図A,B,Cは、本発明の第1実施例を示 したもので、A図はマイクロ波アンテナ1を先端 に設けたプローブ2の斜視図である。このマイク ロ波アンテナ1は、マイクロストリップアンテナ (MSA)と称せられるもので、これは誘電体板 6を導体板でサンドイッチ状にしたものである。
導体板3をアース部(グランド)とし表面の導体 のストリップ(パッチ)4に高周波信号を印加す れば、その表面から電磁波(マイクロ波)を放射 するようにしてある。一方、ストリップ4のそれ ぞれA,B,Cはダイオードスイッチ5a,5b,5c を介して導通(ON)させ、マイクロ波を受信できる ようにA,B,Cのいずれかを選択できるように してある。7は給電線である。
C図は、ダイオードスイッチの詳細を説明する ものであり、コントロール信号を+Vにするとダ イオード5b-1はグランド5b-2に導通してONとなり ストリップの高周波が裏面のグランド5b-2に導通 して給電線7と接続する。5b-3は高周波数信号を 阻止するインダクタンス、5b-4は高周波数信号を 通すキャパシタンスである。このようにコントロ ール信号を切り換えて、所定の波長だけが受信さ れるところのダイオードを導通させるのであるが、 マイクロ波を受信した後は信号処理して生体組織 の深度情報を得るのである。例えば深度情報によ り3種の輝度温度がほとんど同じであれば深部の 情報はなく表面温度だけと判断し、だんだん波長 を長くしてゆき、輝度温度が上ってきた場合、深 部に温い部分があると判断するのである。
第2図A,Bは、本発明の第2実施例を示した もので、第1実施例と同様にMSAであるが、パ ッチのアンテナエレメントにマイクロストリップ ループ8を用いている。A図は、MSAの斜視図 であり導体板(グランド)3に導体6を設け、こ の導体6にパッチを設けている。2本の給電線A, Bはそれぞれ位相を変えて送波のときは高周波信 号を印加し、受波のときはそれから受信信号を得 るようにしている。B図はアンテナエレメント8 の拡大平面図である。図示のごとくSW1,SW2,SW3, SW4と等価回路のようなダイオードスイッチを設 ける。C図は、このダイオードスイッチの説明図 であるが、コントロール信号を+V(V)にすると ダイオード10aはONとなり低抵抗で導通し、コン トロール信号を−V(V)にするとダイオード10a はOFFとなり高抵抗となり導通しない。この動作 でスイッチのいずれかをONとすればループ長が変 化してアンテナエレメント長を変えられるのであ る。例えばダイオードスイッチSW1が導通して形 成されるアンテナ、ダイオードスイッチSW2が導 通して形成されるアンテナ、ダイオードスイッチ SW3、SW4が導通して形成されるアンテナというよ うにである。したがって、AとBの位相差異を同 時に変化させると、異なる3種の周波数で動作す るMASとなるのである。なお、10bは高周波数を 阻止するインダクタンス、10cは高周波信号を通 すキャパシタンスである。
第3図A,Bは、本発明の第3実施例を示すも ので、本実施例では共振周波数を変えるためにパ ッチの短絡点を変えて短絡面幅を可変するように したものである。このMSAもA図に示すように導 体板(グランド)11に誘電体12を設け、誘電体12 に導体(パッチ)13を付設している。14は給電線 である。
B図は、ダイオードスイッチ近傍の概略図であ るが、Fは送波の際の給電個所であるとともに受 波の際の受信個所である。パッチ13の一側部に本 実施例では6個のダイオードスイッチ15を設け、 それぞれのスイッチSW1〜SW6を介して切り換える ようにしている。そこでコントロール信号を+V にすると、ダイオードはグランドに導通してダイ オードはONとなり、ハッチの高周波は裏面のグラ ンドに導通する。そこで例えばダイオードスイッ チSW3、SW4のみをONにする、あるいはダイオード スイッチSW2、SW3、SW4、SW5のみをONにする、あ るいはダイオードスイッチSW1、SW2、SW3、SW4、 SW5、SW6の全てをONにするというようにすると、 短絡面幅が可変となりMSAの共振周波数を変化さ せ、3種の動作周波数を設定できることとなる。
なお、16aは高周波信号を通すキャパシタンス、 16bは高周波を阻止するキャパシタンス、16cはダ イオード、16dはグランドである。
これらMSAの周波数の波長は1GHz〜4GHzの範 囲のものであるが、前記実施例のごとく3種に限 定されるものでないことはいうまでもない。
第4図は、前記各実施例のMASをプローブ先端 に回転可能に設けラジアルスキャンするようにし たものである。これにより生体組織の広範囲にわ たる深部情報を得ることができる。MSA17は、軸 受部18に支持された軸19に連結してあり、術者手 元側の操作部20に設けてあるモータ21、これに連 続した回転動力伝送軸22、これに連続したギヤ23 を介して回転するようにしてある。軸19の内部に はマイクロ波ケーブル24を延在してある。プロー ブを先端のケーシング25の内部には誘電体26を充 填しているが、これは少なくとも人体の誘電率よ りも高い誘電率をもつ液体とする。モータ21の回 転動力により軸19を回転させるわけであるが、軸 19内のマイクロ波ケーブル24の信号は高誘電体部 27と擦動するように隣接している高誘電体部28と で授受され、信号ケーブル29へ伝送されて受信回 路へと導かれるようにしてある。こうして生体組 織内深部の情報が広範囲にわたり得られ、適正な 治療の実現に寄与できるのである。
以上のごとく、本発明はアンテナエレメントが 多周波数で使用できるようにしてあり、切換手段 を設けているので多周波数による生体組織内深部 情報が得られる。
第1図A,B,Cは、本発明の第1実施例を示 した概要図、全体斜視図、スイッチ説明図、 第2図A,B,Cは、本発明の第2実施例を示 した斜視図、一部拡大平面図、スイッチ説明図、 第3図A,Bは、本発明の第3実施例を示した 斜視図、スイッチ説明図、 第4図は、本発明の適用例を示した断面図であ る。 3…導体板 4…ストップ 5a…ダイオードスイッチ 6…誘電体板 7…給電線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平1.6.9 1.明細書第1頁第19行の「温度分布状情報」を「温度分
布情報」に訂正する。 2.明細書第3頁第2行の「達成すにため」を「達成する
ため」に訂正する。 3.明細書第4頁第19行の「判断するのである。」の後に
「また、計算処理によって深さ方向への温度分布を得る
こともできる。」を加入する。 4.明細書第6頁第4行の「MAS」を「MSA」に訂正する。 5.明細書第7頁第1行の「ハッチ」を「パッチ」に訂正
し、同頁第8行の「3種の」を削除し、同頁第12〜13行
の「これらMSA……ものであるが、」を「一般的に生体
温度情報を得るために受信するマイクロ波の周波数は1
〜4GHzの範囲であるが、この範囲に限定されるもので
はない。また、」に訂正する。 6.明細書第8頁第8行の「高誘電体部」を「高誘電体充
填用形導波管」に訂正する。
布情報」に訂正する。 2.明細書第3頁第2行の「達成すにため」を「達成する
ため」に訂正する。 3.明細書第4頁第19行の「判断するのである。」の後に
「また、計算処理によって深さ方向への温度分布を得る
こともできる。」を加入する。 4.明細書第6頁第4行の「MAS」を「MSA」に訂正する。 5.明細書第7頁第1行の「ハッチ」を「パッチ」に訂正
し、同頁第8行の「3種の」を削除し、同頁第12〜13行
の「これらMSA……ものであるが、」を「一般的に生体
温度情報を得るために受信するマイクロ波の周波数は1
〜4GHzの範囲であるが、この範囲に限定されるもので
はない。また、」に訂正する。 6.明細書第8頁第8行の「高誘電体部」を「高誘電体充
填用形導波管」に訂正する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 康一郎 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 村田 晃 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 稲葉 誠 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 体腔内に挿入し深部情報を受信する
マイク ロ波アンテナにおいて、 複数の周波数を受信できる手段とそれぞれ の周波数を受信するための切換手段を設けた ことを特徴とするマイクロ波アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6917589A JPH06181997A (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | マイクロ波アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6917589A JPH06181997A (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | マイクロ波アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181997A true JPH06181997A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=13395123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6917589A Pending JPH06181997A (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | マイクロ波アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06181997A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6958730B2 (en) | 2001-05-02 | 2005-10-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Antenna device and radio communication equipment including the same |
DE102004055797A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-06-01 | Göller, Arndt, Dr.-Ing. | Verfahren und Vorrichtung zur Erfassung der inneren Struktur nichtmetallischer Objekte |
US8035563B2 (en) | 2005-10-25 | 2011-10-11 | Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. | Multiband antenna device and communication terminal device |
-
1989
- 1989-03-23 JP JP6917589A patent/JPH06181997A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6958730B2 (en) | 2001-05-02 | 2005-10-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Antenna device and radio communication equipment including the same |
DE102004055797A1 (de) * | 2004-11-18 | 2006-06-01 | Göller, Arndt, Dr.-Ing. | Verfahren und Vorrichtung zur Erfassung der inneren Struktur nichtmetallischer Objekte |
DE102004055797B4 (de) * | 2004-11-18 | 2011-12-29 | Arndt Göller | Verfahren und Vorrichtung zur Erfassung der inneren Struktur nichtmetallischer Objekte |
US8035563B2 (en) | 2005-10-25 | 2011-10-11 | Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. | Multiband antenna device and communication terminal device |
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