JP2006512003A - 携帯型無線機器用小体積アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯機器用の非常に小さい体積で広帯域アンテナを付与する。
【課題手段】携帯機器用の極小体積広帯域アンテナであって、内部空間を囲む非閉曲面状の第1の略幾何学面に位置すると共に、機器の送受信モジュールの独立アースに接続可能な第1の導電面と、第1の幾何学面と略一致する第2の略幾何学面に配置されると共に、内部空間に位置し、アンテナ給電導体に接続可能な放射体を形成する第2の導電面とを備え、アンテナは前記機器の構成要素とは半独立している。
【課題手段】携帯機器用の極小体積広帯域アンテナであって、内部空間を囲む非閉曲面状の第1の略幾何学面に位置すると共に、機器の送受信モジュールの独立アースに接続可能な第1の導電面と、第1の幾何学面と略一致する第2の略幾何学面に配置されると共に、内部空間に位置し、アンテナ給電導体に接続可能な放射体を形成する第2の導電面とを備え、アンテナは前記機器の構成要素とは半独立している。
Description
本発明は、小体積アンテナに関するものであり、特に携帯型無線電話で使用されるアンテナに関するものであるが、これに限定するものでない。
携帯型無線電話においては、無線電話筐体の外側に通常装着される螺旋形のアンテナを利用することが知られている。この種のアンテナは比較的小型であるが、無線電話筐体の内部に配置される接地平面との関係で筐体の外側に置かれている。
近年の無線電話の製造においては、アンテナを筐体の内部に配置するため外部のアンテナを排除する傾向にある。また無線電話のサイズを小さくし、あるいは少なくとも多数の部品を統合して所定の外形寸法の無線電話内に収納する傾向にある。
したがって、比較的小さなサイズの内部アンテナを利用可能な無線電話を設計することが望ましい。
第1の条件を具備するため、PiFa型や類似のアンテナを有する無線電話にパッチ型アンテナを利用することが提案されている。このようなパッチ型アンテナは本質的に接地平面と放射板で構成され、放射板は一般に接地平面と略平行な放射素子である。また必須ではないが一般に50Ωのアンテナ給電装置と共に、放射素子と接地平面との間に短絡回路接続部を備える。アンテナ給電装置は一般に、マイクロストリップ線路の形状か、又は同軸コネクタの形状か、あるいは50Ωに近い特性インピーダンスを有する平行接点コネクタの形状に構成される。
無線電話に使用される周波数帯、特に中心周波数が約920MHzの移動通信(GSM)用の一般システムに対応する周波数帯においては、放射素子と接地平面の間の最短距離は、少なくとも放射素子と接地平面間の誘電体が空気の場合は、7mmから10mmである。約7mmから10mmの厚さは、無線電話を作成するには厚すぎると考えられる。残念ながら、例えば5mm未満に薄くするためにPiFa型アンテナの厚さを薄くしようとすると、アンテナの通過帯域が大幅に低下するので、無線電話は実際上使用不能であることが判明している。このように従来のパッチ型アンテナは、上記第2の条件を充分に満足していない。
本発明の目的は、特に移動無線電話の使用に好適であると共に、小体積で薄いアンテナを提供することにある。
好ましくは、アンテナは少なくとも2つの周波数帯で使用できる構造であることが望ましい。
この目的を達成するため、本発明は、以下の特徴を備える携帯型機器用の小体積アンテナを提供する。すなわち、
内部空間を囲む非閉曲面状の第1の幾何学面に位置すると共に、機器の送受信モジュールの独立アースに接続可能な第1の導電面と、
第1の幾何学面と略一致する第2の幾何学面に配置されると共に、内部空間に位置し、アンテナ給電導体に接続可能な放射体を形成する第2の導電面と、
を備え、アンテナは携帯型機器の構成要素と半独立していることを特徴とするアンテナである。
内部空間を囲む非閉曲面状の第1の幾何学面に位置すると共に、機器の送受信モジュールの独立アースに接続可能な第1の導電面と、
第1の幾何学面と略一致する第2の幾何学面に配置されると共に、内部空間に位置し、アンテナ給電導体に接続可能な放射体を形成する第2の導電面と、
を備え、アンテナは携帯型機器の構成要素と半独立していることを特徴とするアンテナである。
アンテナは上述の通り略同一の幾何学面に配置された2つの導電面で構成されるため、アンテナの厚さを非常に薄くすることが可能であり、導体面を切り出す金属板の厚さ、又はメタライズされる可撓性又は非可撓性絶縁基板の厚さとできる。これは、部分的にアンテナの厚さを厚くする接続方式である。
さらに、アンテナの放射体を構成する第2のメタライズで、GSM850(米国)、GMS900(欧州)、及びDCS1800(欧州)、PCS1900(米国)の両方の周波数帯でアンテナを動作できる形状とすることができる。
以下に詳細に説明するように、本アンテナは、例えば約25%の非常に広い帯域を提供し、無線電話機器の構成要素及び部品と半独立させたことを特徴とする。なお「半独立」とは、アンテナの動作がアンテナを装着した機器の他の部品又は要素によって影響を受けないことを意味するものとして使用する。アンテナは、例えばバッテリ等、大量の電波放射や放射源がアンテナの近傍にあることによってのみ妨害される。またアンテナのアースは、機器のアースと独立した送受信モジュールのアースから直接電力を供給する必要がある。
アンテナは、アンテナを装着する機器の内部に搭載することが好ましい。ただ、単一の略幾何学面上にほぼ配置されるアンテナの形状によれば、特に機器が無線電話の場合は、機器用のクリップ・アタッチメントを構成する外部の機械的部材にアンテナを装着することも好ましい。
また本発明は、当初平面状である可撓性絶縁支持体上に適当な形状のメタライズを行うことでアンテナを製造することを可能とする。その後アンテナを、それ自体が平面状でない機械的部材や部品に固定でき、可撓性絶縁支持体は、機械的部材や部品の特定の形状に応じた形状となり、アンテナは湾曲した幾何学面の形状となる。
さらに、以下のような種々のアンテナ給電手段が利用できる。
a)非対称
同軸接続(コネクタ、ケーブル)
b)対称
平行線(コネクタ)
a)非対称
同軸接続(コネクタ、ケーブル)
b)対称
平行線(コネクタ)
放射素子及び導電板は同一面上にあるので、周波数調整用の能動部品又は受動部品を容易に統合できる。
本発明の他の特徴及び利点は、本発明の種々の実施形態に関する以下の説明から一層明らかとなる。ただし、以下の例は本発明を限定するものでない。以下の詳細説明は、添付した図面を参照しながら行う。
まず図1A、及び図1Bを参照して、本発明に係るアンテナの第1の実施形態を以下説明する。アンテナは、ほぼ平面状の第1の導電面10で構成される。導電面は導電性ストリップ12で構成され、その中線14は開口部16を除きほぼ矩形状であり、その幅eはほぼ一定である。矩形の長さはLで表され、その幅はl(エル)で表される。導電性ストリップ12は内部空間18を形成している。
アンテナは内部空間18の内部で、ほぼ平面状で第1の導電面10とほぼ同一平面に配置される第2の導電面20を含んでいる。
第2の導電面20は、接続領域22、及びアンテナの放射素子24を形成する部分で構成される。本実施形態においては、放射素子24は、接続領域22と接続される第1の分岐26、及び短い方の第2の分岐28により構成されている。
なお「略平面」とは、導電面が平面状であることを意味するものとして使用され、導電面の製造に使用される技術に関連した意味における真の平面との乖離は無視する。同様に「2つの導電面は略同一平面上に配置される」とは、これら2つの導電面の平面が一致していることを意味しており、導電面の製造に使用される技術における不完全性は無視するものとする。
本実施形態において、導電面10、20は、絶縁支持体30上に形成されたメタライズの各領域によって構成されている。絶縁支持体30は適切な種類のもので構成でき、例えばエポキシで作製でき、又は可撓性絶縁基板を含むタイプで構成することもできる。
上述の通り、絶縁支持体が可撓性である場合、絶縁支持体上に形成されるアンテナを、可撓性支持体がアンテナの形状に沿う状態で、それ自体平面でない支持体に装着することができる。
これは広義において、表面自体が湾曲した略同一の幾何学面上に配置される2つの導電面でアンテナが構成されているからである。
第2の導電面20の接続領域22は、アンテナ導電面用の接続点32を構成し、第1の導電面10は、独立アースを有する送受信モジュールとの接続に適したアース接続を構成する追加のメタライズ34を含んでいる。
またアンテナは、コネクタ38を備えることができる。コネクタ38は、放射素子24をアンテナ導体に接続すると共に、アンテナを装着する機器の送受信モジュールの独立アースにアース接点34を接続する。コネクタ38は、同軸コネクタとしてもよい。接続点32、34は、同軸ケーブル38の中心導体及び外部導体に接続するため、一般に50Ωに近いインピーダンスとなるように配置する必要がある。またコネクタは、2つの平行な接点を有する2チャンネル・コネクタとすることもできる。2つの接点間の距離は、一般に50Ωに近い特性入力インピーダンスとなるよう適切に選択される。
このようにして製作されるアンテナは、以下図4に基づき詳述するように、非常に小さい体積となる。アンテナの長さL、及び幅l(エル)は、それぞれ約28mmから33mm、及び7mmから13mmとできる。その厚さは、絶縁支持体30の厚さであり、約0.1mmとできる。アンテナの厚さは、厚さ方向のアンテナの全体の寸法を規定するコネクタ38及び/又は受動部品及び/又は能動部品の厚さとなる。
第1の導電面10の形状は、この導電面を放射素子24に適合させる必要があるため、導電面が開放された内部空間18を実際に形成している限りは、異なる形状とできることに留意すべきである。
図2D及び図2Eは、他に採用し得る第1の導電面12の形状を2つ示している。
図2Dにおいて、第1の導電面12aは、他の辺より幅が広い1つの短辺13を有している。さらに、第2の短辺13’に形成された開口部16’は、中央部分に位置しない。
図2Eにおいて、第1の導電面12bは、不規則な6辺形状としている。この形状は、放射体を構成する第2の導電面を第1の導電面12b自体で囲みつつ、アンテナのサイズを周囲に適合させることができる。
2つの導電面を備える特定の形状を形成するために、導電面を絶縁支持体30上で処理されるメタライズ領域で構成する代わりに、仮に金属板を切断し、その後適当な方法でエッチングして導電面10、20を形成しても、これも本発明の範疇を逸脱するものでないことは言うまでもない。金属板の厚さは、約0.2mmから0.3mmの範囲にできる。この場合、当然のことながら、相互に関係した2つの導電面を保持するため、絶縁材料の機械的な支持部材を設ける必要がある。
一方図2A、図2B、図2Cは、第1の導電面の他の実施形態を示す。第2の導電面は、2つ以上の放射素子を形成するような形状で、2つ以上の異なる周波数帯に対応するサイズとすることもできる。
このような状態では、開放された矩形を形成する導電性ストリップ形状の第1の導電面を、双方の放射素子に同調させることができない。
少なくとも1つの導電性延長部を、図1A及び図2に示す導電性ストリップ12に付加加することにより、この導電性延長部がフィルタやトラップを構成して、これにより使用される周波数帯の半独立性を改善できることが判明した。
図2Aは、象徴的に表した2つの放射素子20’を含む開放型導電性ストリップ12を示している。また第1の導電面は、導電性ストリップ12の閉じた短辺72の中間点Aに接続された導電性延長部70を備えている。コンパクトにするために、延長部70は導電性ストリップ12の長辺の一方に沿って配置されている。
また図2Bに示す実施形態において、導電性延長部分74は、導電性ストリップ12の開放端76に接続された端部74aを有する。
さらに図2cに示す実施形態において、第1の導電面は導電性ストリップ12に加え、さらに2つの導電性延長部78、80を備える。これらの延長部の第1の端部78a、80aは、それぞれ導電性ストリップ12の開放端76、76’に接続されている。
図3は、アンテナの実施形態を能動部品と共に示す。
図3から、導電性ストリップ12及びこれの開口部16により構成される第1のメタライズが、メタライズのアース接点領域34aと共に確認できる。
また本実施形態においては、アンテナの接点領域32aを含む接続領域25と接続された2つの放射素子21、23で第2の導電面20が構成されていることが分かる。またこの図は、内部導体90a及びシールド90bを有するアンテナ・ケーブル90を示している。
本実施形態において、導電性ストリップ12及び放射素子23は、それぞれ対応するメタライズと直列に接続したバラクタV1、V2で構成される能動部品を備える。バラクタに供給される電気エネルギーは、可変式直流(DC)電源92に電力を供給するアンテナ・ケーブルのシールド90bにより供給される。電源92の中間点92cは、ケーブルのシールドに接続され、電源の出力端子92a、92bは、バラクタV1、V2へ電力を送る役目をしている。接点領域32aは、開口部16を貫通し、結合コンデンサCを経由して、接点領域32aに接続されたメタライズ94によりケーブルの内部導体90aに接続されている。
電源92の出力端子92aは、チョークL2を経てメタライズ94に接続されている。電源92の出力端子92bは、チョークL1及び導電性延長部96を経てアース接点領域34aに接続されている。メタライズ23の端部23aは、バラクタV2に電力を供給するため、チョークL3を経由してアース接点領域34aに接続されている。メタライズ21は、バラクタV1に電力を供給するため、導電性ストリップL4に接続されている。
電源92により供給される直流電圧を変動させることにより、バラクタV1、V2の端子間のキャパシタンスを変化させる。
これらの能動部品又は受動部品は、バラクタ、接合型電界効果トランジスタ(JFET)、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)、インダクタ、コンデンサ、又はこれらの組み合わせとすることができる。これらは、アンテナの形状を変えずにアンテナを別の周波数帯に一致させるため、放射素子又は任意的に第2導電面の電気的長さを長くするのに役立つ。
図3Aは、受動素子のスイッチングにより、890MHzでの共振から984MHzでの共振へ変える方法、即ち約100MHzシフトさせる方法を示す。
次に図4を参照して、アンテナの改良型実施形態について以下に述べる。このアンテナは、この例ではGMS850、GSM900、DCS1800、PCS1900の4つの帯域に対応した2つの周波数範囲で動作可能である。
本実施形態においては、第1の導電面は導電性ストリップ12’で構成され、導電性ストリップ12’の中線14’は開口部16’を除き矩形状である。導電性ストリップの幅eは、略一定であり、この例では1mmである。アース接点34’及びアンテナ給電接点42は、例えば金で付加的に表面メタライズされる。これによって、例えばバネ接点が使用できるようになる。
第2の導電面20’は、導電性ストリップ12’により形成される内部空間18’内に全体が配置される。第2の導電面20’は、アンテナの放射体を構成し、放射体はこの例では、2つの異なる周波数範囲に同調した2つの放射素子を形成している。より具体的には、導電面20’は、アンテナ接点42が設けられた接続領域40を有している。導電面20’は、より高い周波数帯のDCS又はPCS用の第1の放射素子を構成する第1の部分44を有している。放射素子44は、ほぼU字状の2つの分岐46、48を備え、これら分岐の端部の一方が導電部50によって相互接続されている。分岐48の端部48aは、接続領域40と接続されている。低い周波数範囲に対応する第2の放射素子52は、GSM850又はGSM900の周波数帯と同調されている。この部分52は、その端部54aが接続領域40と接続された第1の直線分岐54、及び第2の分岐56で構成される。端部54b、56bは、導電面部58によって相互接続されている。導電面部58はU字状で、分岐54、56が延びる方向と直交する軸X−X’を有する。
導電性ストリップ12’は、放射素子44と同調するように形成されている。
第1の導電面が2つの放射素子に対応する両周波数範囲と確実に同調するように、導電性ストリップ12’は好ましくは、付加的な金属ストリップで構成された延長部分80と接続される。金属ストリップは、導電性ストリップ12’の閉じた短辺の中央部82と電気的に接続された一方の端部80aを有する。またメタライズ80の他方の端部80bは、接続先のない自由端である。
図4の実施形態においては、導電性ストリップ12’に形成された開口部16’の長さは、2mmである。一般的にこの開口部は、導電性ストリップ12’の長さに比較して非常に短くする必要がある。好適には、この開口部の長さは3mm未満である。
図5は、図4に示すアンテナの動作を示している。この図は、周波数Fの関数としてVSWRを示しており、GSM850、900MHz、並びにDCS、及びPCS帯の通過帯域のサイズを示している。
第1の導電面12’及び第2の導電面20’を構成するすべてのメタライズが非常にコンパクトで、長さL、及び幅lの矩形の大部分を占めることは重要である。アンテナの厚さは、アンテナと接続するコネクタの厚さは無視して、アンテナがその上に形成される絶縁基板30’の厚さに等しい。
Claims (15)
- 携帯機器用の極小体積広帯域アンテナであって、
内部空間を囲む非閉曲面状の第1の幾何学面にほぼ位置すると共に、前記機器の送受信モジュールの独立アースに接続可能な第1の導電面と、
前記第1の幾何学面と略一致する第2の幾何学面に配置されると共に、前記内部空間に位置し、アンテナ給電導体に接続可能な放射体を形成する第2の導電面と、
を備えてなり、
さらに前記アンテナが前記機器の構成要素と半独立していることを特徴とするアンテナ。 - 請求項1に記載のアンテナであって、
前記第1の導電面は概ね導電性ストリップの形状をしており、前記導電性ストリップの中心線は多辺形であると共に、その端部間に開口部を形成していることを特徴とするアンテナ。 - 請求項2に記載のアンテナであって、
前記開口部の長さは3mm未満であることを特徴とするアンテナ。 - 請求項2又は3に記載のアンテナであって、
前記第2の導電面は、前記アンテナの使用周波数帯で共振する長さに構成した少なくとも2つの放射素子を形成することを特徴とするアンテナ。 - 請求項1から4のいずれかに記載のアンテナであって、
前記第2の導電面は、接続領域と、使用周波数帯に対応する複数の放射素子を形成することを特徴とするアンテナ。 - 請求項4に記載のアンテナであって、
前記第1の導電面を形成する前記導電性ストリップは、前記放射素子の1つと同調することを特徴とするアンテナ。 - 請求項6に記載のアンテナであって、
前記第1の導電面はさらに、前記導電性ストリップに加えて、少なくとも1つの導電性延長部を備えており、前記導電性延長部は前記導電性ストリップと電気的に接続されていることを特徴とするアンテナ。 - 請求項1から7のいずれかに記載のアンテナであって、
前記アンテナはさらに、
前記導電面の少なくとも1つと電気的に接続された、少なくとも1つの能動部品又は受動部品を備えることを特徴とするアンテナ。 - 請求項8に記載のアンテナであって、
前記部品は能動部品であり、
前記能動部品用の直流電力が無線周波数(RF)同軸給電装置を経由して前記アンテナに供給されることを特徴とするアンテナ。 - 請求項1から9のいずれかに記載のアンテナであって、
前記アンテナはさらに、前記導電面の各々と接続された同軸コネクタを備えることを特徴とするアンテナ。 - 請求項1から9のいずれかに記載のアンテナであって、
前記アンテナはさらに、2チャンネルのコネクタを含み、各チャンネルは前記2つの導電面の1つと各々接続されていることを特徴とするアンテナ。 - 請求項1から11のいずれかに記載のアンテナであって、
前記アンテナはさらに剛性又は可撓性の絶縁支持体を備え、前記絶縁支持体はその表面に前記第1及び第2の導電面を形成していることを特徴とするアンテナ。 - 請求項1から7のいずれかに記載のアンテナであって、
前記導電面は機械加工した導電金属板で構成されてなることを特徴とするアンテナ。 - 請求項1から13のいずれかに記載のアンテナであって、
前記幾何学面は曲面状であることを特徴とするアンテナ。 - 請求項1から13のいずれかに記載のアンテナであって、
前記幾何学面は平面状であることを特徴とするアンテナ。
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