JP5018488B2 - アンテナモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話機等の無線通信機器に用いられるアンテナモジュールに関する。
従来より、図28に示したように、直方体形状の誘電体基体100の表面に、主放射素子(給電素子)としての給電放射導体101と、無給電素子としての無給電放射導体102とを隣接配置した構成の表面実装型アンテナが知られている。給電放射導体101は、一端101Aが信号供給源103に接続されて、一端101A側から給電がなされると共に他端101B側が開放端(信号放射側)とされている。無給電放射導体102は、一端102Aが短絡されて他端102B側が開放端(信号放射側)とされている。給電放射導体101と無給電放射導体102は、それぞれ異なる共振長を有している。例えば図29の等価回路に示したように、給電放射導体101の長さがλ1/4(共振周波数f1)で、無給電放射導体102は、それよりも短いλ2/4(共振周波数f2)の長さで形成されている。この表面実装型アンテナでは、信号供給源103から給電放射導体101の一端101Aに給電がなされると共に、電磁結合により給電放射導体101を介して無給電放射導体102に給電がなされる。この表面実装型アンテナでは、給電放射導体101と無給電放射導体102とを複共振させることにより、必要な周波数帯域を確保している。
特許文献1には、給電放射導体と無給電放射導体とが同一面内でリング状に形成された構成の表面実装型アンテナが開示されている。また、特許文献2には、給電放射導体の開放端と無給電放射導体の開放端とを隣接させずに、離間配置するようにパターン形成した構成の表面実装型アンテナが開示されている。
特開2003−08326号公報 特開2003−51705号公報
図30は、例えば図28に示した構成の表面実装型アンテナの周波数に対するVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)特性の一例を示している。この表面実装型アンテナにおいて、複共振を成立させるためには給電素子の共振周波数f1と無給電素子の共振周波数f2の間隔を離す、もしくは給電素子と無給電素子の結合量を減らすために双方の物理的な間隔を離す必要がある。しかしながら、給電素子の共振周波数f1と無給電素子の共振周波数f2を離しすぎると、図30に示したように、共振周波数f1と共振周波数f2との間の中間周波数域でVSWRの値が悪くなり、広帯域化を図ることが出来ない。
広帯域化を図るためには、例えば図31に示したように、複共振が成立する範囲内において、共振周波数f1と共振周波数f2とを近づける必要がある。しかしながら、従来の構造では、共振周波数f1と共振周波数f2とを近づけて広帯域化するには給電素子と無給電素子との電磁結合量を少なくするために双方の物理的な間隔を離す必要があり、アンテナ全体が大型化してしまう問題点があった。
上記特許文献1に記載の構造では、給電素子と無給電素子とを構成する各放射導体をリング形状にしていることで、給電素子と無給電素子との物理的な距離が近づく箇所が少ないために、各共振周波数f1,f2を近づけることができている。しながら各放射導体が同一面内でリング形状とされているために、アンテナ全体を小型化できない。
また、上記特許文献2に記載の構造では、給電素子と無給電素子との電磁結合量を減らすために各素子の開放端を離れた位置に配置しているので、各放射導体の電気長が大きく異なり、2つの共振周波数f1,f2が離れてしまい、図31に示したように2つの共振周波数f1,f2を近づけて広帯域化するという課題には適さない。また、アンテナを小型化する際に基体として高誘電率の誘電体を選択してしまうと開放端の距離を長くする必要がある。さらに、各放射導体の開放端の形成位置が互いに異なるために、回路基板に実装する場合に、各放射導体について放射特性が良好となる最適な方向に実装することが困難である。すなわち、一方の放射導体について放射特性が良好となる方向に最適化して実装すると、他方の放射導体については放射特性が悪化してしまう。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化と広帯域化とを両立できるようにしたアンテナモジュールを提供することにある。
本発明による表面実装型アンテナは、誘電体材料または磁性体材料を主材料とする基体と、基体の表面に形成され、一端側から給電がなされると共に他端側が開放端とされた給電放射導体と、基体の表面に給電放射導体に対して間隔を空けて形成され、一端側から給電放射導体を介して電磁結合により給電がなされると共に他端側が開放端とされた無給電放射導体とを備え、給電放射導体と無給電放射導体との間に、基体の主材料の誘電率よりも誘電率の低い領域または基体の主材料の透磁率よりも透磁率の低い領域が設けられているものである。
本発明によるアンテナモジュールは、回路基板上に、上記本発明による表面実装型アンテナを実装したものである。
本発明による表面実装型アンテナまたはアンテナモジュールでは、給電放射導体と無給電放射導体との間に、基体の誘電率よりも誘電率の低い領域(または基体の透磁率よりも透磁率の低い領域)が設けられていることで、各放射導体間の電磁結合量を減らすことが可能となる。各放射導体間の電磁結合量が減ることにより、複共振が成立する範囲内において各放射導体の共振周波数を互いに近づけて広帯域化を実現できる。従来では電磁結合量を減らすために各放射導体の物理的な距離を離す必要があり、小型化が困難であったが、本発明では、誘電率の低い領域(または透磁率の低い領域)を設けることで物理的な距離を離すことなく複共振を用いた広帯域アンテナを小型で実現できる。
本発明による表面実装型アンテナにおいて、誘電率の低い領域(または透磁率の低い領域)は、例えば、基体における給電放射導体と無給電放射導体との間に相当する部分の少なくとも一部分を溝状に形成することで実現できる。
この場合、溝の部分が空気層となることで、基体に比べて誘電率(または透磁率)が低くなる。
また、本発明による表面実装型アンテナにおいて、基体は、直方体形状であり、給電放射導体および無給電放射導体はそれぞれ、基体の第1の面と第1の面に直交する第2の面と第1の面に対向する第3の面とを周回するように、並列的に形成されていても良い。
また、本発明による表面実装型アンテナにおいて、給電放射導体および無給電放射導体は、それぞれの一端が基体の第1の面に並列的に形成されていると共に、第1の面において少なくとも給電側の端部が、他の面に形成された導体部分よりも導体幅が太く形成されていても良い。
この構成の場合、電流が多く流れる給電側の導体幅が太く形成されていることで、その部分での抵抗値が下がり、電流が流れ易くなる。これにより、放射効率が向上する。
この場合さらに、給電放射導体および無給電放射導体の他端がそれぞれ、基体の第3の面に並列的に形成されていても良い。そして、少なくとも第1の面と第3の面において給電放射導体と無給電放射導体との間が溝状に形成され、かつ第3の面に形成された溝が第1の面に形成された溝よりも大きくなるように形成されていても良い。
この構成の場合、給電側の導体幅を太くしたことによって給電側で電磁結合量が増えたとしても、第3の面に形成された溝により、開放端側において電磁結合量を減らすことができる。
または、本発明による表面実装型アンテナにおいて、給電放射導体および無給電放射導体は、それぞれの他端が基体の第3の面に並列的に形成されていると共に、第3の面において少なくとも開放端が、他の面に形成された導体部分よりも導体幅が太く形成されていても良い。
この構成の場合、開放端側の導体幅が太く形成されていることで、共振周波数を下げることができ、小型化し易くなる。
この場合さらに、給電放射導体および無給電放射導体の一端がそれぞれ、基体の第1の面に並列的に形成されていても良い。そして、少なくとも第1の面と第3の面において給電放射導体と無給電放射導体との間が溝状に形成され、かつ第1の面に形成された溝が第3の面に形成された溝よりも大きくなるように形成されていても良い。
この構成の場合、開放端側の導体幅を太くしたことによって開放端側で電磁結合量が増えたとしても、第1の面に形成された溝により、給電側において電磁結合量を減らすことができる。
また、本発明による表面実装型アンテナにおいて、給電放射導体および無給電放射導体の他端がそれぞれ、基体の第3の面に並列的に形成されていると共に、第3の面に形成された導体部分が、第1ないし第3の面に直交する他の面にまで回り込むように形成されていても良い。
この場合、他の面にまで回り込むように導体を形成していることで、導体長が長くなり、共振周波数を下げることができ、小型化し易くなる。
また、本発明による表面実装型アンテナにおいて、給電放射導体または無給電放射導体の少なくとも一方の開放端に、容量を介して周波数特性調整用の回路素子が設けられていていても良い。
この場合、容量を介して周波数特性調整用の回路素子として例えばインダクタンス素子やキャパシタンス素子を設けることで、回路基板側のグランド電極を介して生じる電磁結合量を調整できる。これにより、複共振の間隔および複共振の中心周波数を調整できる。したがって、アンテナの近傍に配置される他の部品により周波数がシフトしても所望の周波数へ再調整が可能となり、アンテナ近傍に配置される部品の違う様々な機器への対応が1つのアンテナでできる。また、回路素子側で周波数特性を調整するので、アンテナ形状を略対称形状とすることが可能となり、給電方向による依存性を少なくすることができる。
また、本発明によるアンテナモジュールにおいて、表面実装型アンテナは、給電放射導体および無給電放射導体の開放端が共に、回路基板上の内側に向けて同方向に位置するように実装されていることが好ましい。
これにより、開放端を回路基板の外側に位置するように実装した場合に比べて、放射効率が向上する。
本発明のアンテナモジュールによれば、給電放射導体と無給電放射導体との間に、基体の誘電率よりも誘電率の低い領域(または基体の透磁率よりも透磁率の低い領域)を設けるようにしたので、各放射導体の物理的な距離を離すことなく各放射導体間の電磁結合量を減らすことができ、各放射導体の物理的な距離を離すことなく各放射導体の共振周波数を近づけて広帯域化を実現できる。これにより、小型化と広帯域化とを両立できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1(A),(B)は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1を実装したアンテナモジュールの一構成例を示している。特に図1(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1の放射側(開放端側)から斜方視した状態を示し、図1(B)は放射側の側面を示している。また、図2(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1の給電側から斜方視した状態を示し、図2(B)は給電側の側面を示している。また、図3は、このアンテナモジュールの上面の構成を示している。図4は、図1(A)に示した構成を、透過視した状態を示している。また、図5は、このアンテナモジュールの等価回路を示している。
このアンテナモジュールは、板状の回路基板2と、この回路基板2の上面に実装された表面実装型アンテナ1とを備えている。回路基板2の上面において、表面実装型アンテナ1の実装領域以外の領域には、グランド電極層24が形成されている。回路基板2の上面における表面実装型アンテナ1の実装付近には、外部の信号供給源25(図5)に接続される給電部23と、給電部23と表面実装型アンテナ1の給電素子とを接続する給電用接続電極21と、表面実装型アンテナ1の無給電素子をグランド電極層24に接続するグランド接続用端子電極22とが設けられている。回路基板2の上面における表面実装型アンテナ1の実装付近にはまた、回路接続用電極31,32が設けられている。
表面実装型アンテナ1は、誘電体材料を主材料とする略直方体形状の誘電体ブロックで構成された誘電体基体10を備え、この誘電体基体10の表面に、導体の線路パターン(ストリップライン)によって、主放射素子(給電素子)としての給電放射導体11と、無給電素子としての無給電放射導体12とが形成されている。
給電放射導体11は、一端11Aが、回路基板2に形成された給電用接続電極21および給電部23を介して信号供給源25に接続され、一端11A側から給電がなされると共に、他端11B側が開放端(信号放射側)とされている。なお、給電放射導体11の一端11Aは、図4に示したように誘電体基体10の底面にわずかに回り込むように形成され、底面で給電用接続電極21に接続されるようになっている。
無給電放射導体12は、一端12Aが回路基板2に形成されたグランド接続用端子電極22を介してグランド電極層24に接続され、短絡されている。無給電放射導体12の一端12A側には、電磁結合により給電放射導体11を介して給電がなされるようになっている。なお、無給電放射導体12の一端12Aは、図4に示したように誘電体基体10の底面にわずかに回り込むように形成され、底面でグランド接続用端子電極22に接続されるようになっている。無給電放射導体12の他端12B側は開放端(信号放射側)とされている。給電放射導体11の導体長と無給電放射導体12の導体長は、複共振させるために異なる長さで形成されている。
給電放射導体11および無給電放射導体12はそれぞれ、誘電体基体10の第1の面(図2(B)に示した一方の側面)と第1の面に直交する第2の面(図3に示した上面)と第1の面に対向する第3の面(図1(B)に示した他方の側面)とを周回するように、所定間隔を空けて並列的に形成されている。これにより、給電放射導体11および無給電放射導体12は、給電側であるそれぞれの一端11A,12Aが誘電体基体10の第1の面(一方の側面)に並列的に形成されていると共に、開放端側であるそれぞれの他端11B,12Bが、誘電体基体10の第3の面(一方の側面に対向する他方の側面)に並列的に形成されている。給電放射導体11および無給電放射導体12の導体幅は、第1の面ないし第3の面の各面において略同一とされている。
この表面実装型アンテナ1において、給電放射導体11と無給電放射導体12との間は、誘電体基体10の誘電率よりも誘電率の低い領域が設けられている。より具体的には、 誘電体基体10における給電放射導体11と無給電放射導体12との間に相当する部分(基体上部41Aおよび基体側方部41B,41C)が溝状に形成され、その溝状に形成された部分が空気層となることにより、基体中央部40の周囲が底面を除いて誘電率の低い領域とされている。基体上部41Aおよび基体側方部41B,41Cの各部分の溝の幅および深さは略同一とされている。
また、この表面実装型アンテナ1において、給電放射導体11の開放端側(他端11B側)には、図1(A),(B)に示したように、容量51C(図5)に相当するギャップ部51を介して特性調整用端子電極13が形成されている。無給電放射導体12の開放端側(他端12B側)にも同様に、容量52C(図5)に相当するギャップ部52を介して特性調整用端子電極14が形成されている。特性調整用端子電極13,14は、図4に示したように誘電体基体10の底面に回り込むように形成され、底面で回路基板2上の回路接続用電極31,32に接続されるようになっている。
回路接続用電極31,32には、図5の等価回路に示した周波数特性調整用の調整用回路素子53,54が接続されるようになっている。これにより、給電放射導体11の開放端側には、容量51C、特性調整用端子電極13および回路接続用電極31を介して調整用回路素子53がされるようになっている。同様にして、無給電放射導体12の開放端側には、容量52C、特性調整用端子電極14および回路接続用電極32を介して調整用回路素子54がされるようになっている。調整用回路素子53,54としては、調整用容量素子55Cまたは調整用インダクタンス素子55Lを用いることができる。
なお、調整用回路素子53,54は、給電放射導体11および無給電放射導体12のいずれか一方の開放端にのみ設けるようにしても良い。
本実施の形態における表面実装型アンテナ1は、例えば以下の工程により製造することができる。
(1)まず、誘電体の顆粒を金型成形により直方体形状のブロック体に成形した後、焼成により誘電体の焼結体を得る。このとき、誘電体基体10の溝に相当する形状を予め設けた金型を用いると、焼成後の溝加工は不要となる。金型によって溝形状を形成しない場合には、直方体形状のブロック体を外周スライサーなどの加工機によって溝加工する。
(2)この焼結体を誘電体基体10として、放射導体等となる銀ペースト(Au,Cu,Alなどでも構わない)を印刷し、トンネル焼成炉等により空気雰囲気中で焼成する。溝形成後に導体の印刷を行うことで、銀ペーストの無駄を防ぐことができる。
次に、本実施の形態に係るアンテナモジュールの動作を、効果と共に説明する。
このアンテナモジュールでは、回路基板2に形成された給電用接続電極21および給電部23を介して外部の信号供給源25から、給電放射導体11の一端11Aに給電がなされると共に、電磁結合により給電放射導体11を介して無給電放射導体12に給電がなされる。これにより、給電放射導体11と無給電放射導体12とが複共振し、所望の周波数帯域でアンテナ動作が行われる。
このアンテナモジュールでは、表面実装型アンテナ1における給電放射導体11と無給電放射導体12との間に、誘電体基体10の誘電率よりも誘電率の低い領域が設けられていることで、各放射導体間の電磁結合量を減らすことが可能となる。各放射導体間の電磁結合量が減ることにより、複共振が成立する範囲内において各放射導体の共振周波数を互いに近づけて広帯域化を実現することができる。従来では電磁結合量を減らすために各放射導体の物理的な距離を離す必要があり、小型化が困難であったが、この表面実装型アンテナ1では、誘電率の低い領域を設けることで物理的な距離を離すことなく複共振を用いた広帯域アンテナを小型で実現できる。
また、このアンテナモジュールでは、表面実装型アンテナ1における給電放射導体11および無給電放射導体12の開放端側に容量51C,52C(ギャップ部51,52)を介して、周波数特性調整用の調整用回路素子53を接続するようにしたので、回路基板2側のグランド電極層24を介して生じる電磁結合量を調整できる。これにより、複共振の間隔および複共振の中心周波数を調整できる。したがって、表面実装型アンテナ1の近傍に配置される他の部品により周波数がシフトしても所望の周波数へ再調整が可能となり、アンテナ近傍に配置される部品の違う様々な機器への対応が1つのアンテナでできる。また、回路素子側で周波数特性を調整することで、アンテナ形状を略対称形状とすることが可能となり、給電方向による依存性を少なくすることができる。
ここで、図6(A),(B)を参照して表面実装型アンテナ1の回路基板2に対する好ましい実装位置について説明する。このアンテナモジュールにおいて、表面実装型アンテナ1は、給電放射導体11および無給電放射導体12の各開放端(他端11B,12B)が、図6(A)に示したように、回路基板2上の内側(例えば図6(A)のZ1方向やX1方向)に位置するように実装されていることが好ましい。これにより、開放端を回路基板2の外側(例えば図6(B)のZ2方向やX2方向)に位置するように実装した場合(図6(B))に比べて放射効率が向上する。このアンテナモジュールでは、表面実装型アンテナ1において給電放射導体11と無給電放射導体12の各開放端が同方向となるように構成されているので、給電放射導体11と無給電放射導体12との双方の開放端を回路基板2上の内側に向けることができ、放射効率を向上させ易くなっている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、給電放射導体11と無給電放射導体12との間に、誘電体基体10の誘電率よりも誘電率の低い領域を設けるようにしたので、各放射導体の物理的な距離を離すことなく各放射導体間の電磁結合量を減らすことができ、各放射導体の物理的な距離を離すことなく各放射導体の共振周波数を近づけて広帯域化を実現できる。これにより、小型化と広帯域化とを両立できる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、上記第1の実施の形態に係るアンテナモジュールと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図7(A),(B)は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Aを実装したアンテナモジュールの一構成例を示している。特に図7(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Aの放射側(開放端側)から斜方視した状態を示し、図7(B)は放射側の側面を示している。また、図8(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Aの給電側から斜方視した状態を示し、図8(B)は給電側の側面を示している。また、図9は、このアンテナモジュールの上面の構成を示している。
上記第1の実施の形態に係る表面実装型アンテナ1では、給電放射導体11および無給電放射導体12の導体幅を、第1の面ないし第3の面の各面において略同一となるように構成したが、本実施の形態では、導体の形状および大きさが部分的に異なるように構成している。また、上記第1の実施の形態に係る表面実装型アンテナ1では、誘電体基体10における基体上部41Aおよび基体側方部41B,41Cの各部分の溝の幅および深さを略同一となるように構成したが、本実施の形態では、溝の形状および大きさが部分的に異なるように構成している。
具体的には、第1の面(一方の側面)に形成された給電側の給電放射導体11および無給電放射導体12の形状が、他の面に形成された導体部分よりも導体幅が太く形成されている。より具体的には、各放射導体11,12の形状が、給電側の端部(一端11A,12A)に向かうに従い太くなるようなテーパ形状とされている(図8(A),(B)参照)。これにより、電流が多く流れる給電側の導体幅が太く形成されていることで、その部分での抵抗値が下がり、電流が流れ易くなる。これにより、放射効率が向上する。
また、誘電体基体10における第2の面(基体上部41A)および第3の面(基体側方部41C)に形成された溝が、第1の面(基体側方部41B)に形成された溝よりも大きくなるように形成されている。これにより、給電側の導体幅を太くしたことによって給電側で電磁結合量が増えたとしても、他の面に形成された溝が大きくなっていることにより、特に開放端側において電磁結合量を減らすことができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。なお、上記各実施の形態に係るアンテナモジュールと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図10(A),(B)は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Bを実装したアンテナモジュールの一構成例を示している。特に図10(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Bの放射側(開放端側)から斜方視した状態を示し、図10(B)は放射側の側面を示している。また、図11(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Bの給電側から斜方視した状態を示し、図11(B)は給電側の側面を示している。また、図12は、このアンテナモジュールの上面の構成を示している。
本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Bも、上記第2の実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Aと同様に、給電放射導体11および無給電放射導体12の導体形状および大きさを部分的に異なるように構成したものである。また、誘電体基体10における溝の形状および大きさを部分的に異なるように構成したものである。
具体的には、第1の面(一方の側面)に形成された給電側の給電放射導体11および無給電放射導体12の形状が、他の面に形成された導体部分よりも導体幅が太く形成されている。より具体的には、各放射導体11,12の形状が、第1の面で全体的に太くなるような形状とされている(図11(A),(B)参照)。これにより、電流が多く流れる給電側の導体幅が太く形成されていることで、その部分での抵抗値が下がり、電流が流れ易くなる。これにより、放射効率が向上する。
また、誘電体基体10における第2の面(基体上部41A)および第3の面(基体側方部41C)に形成された溝が、第1の面(基体側方部41B)に形成された溝よりも大きくなるように形成されている。これにより、給電側の導体幅を太くしたことによって給電側で電磁結合量が増えたとしても、他の面に形成された溝が大きくなっていることにより、特に開放端側において電磁結合量を減らすことができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。なお、上記各実施の形態に係るアンテナモジュールと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図13(A),(B)は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Cを実装したアンテナモジュールの一構成例を示している。特に図13(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Cの放射側(開放端側)から斜方視した状態を示し、図13(B)は放射側の側面を示している。また、図14(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Cの給電側から斜方視した状態を示し、図14(B)は給電側の側面を示している。また、図15は、このアンテナモジュールの上面の構成を示している。
本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Cも、上記第2の実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Aと同様に、給電放射導体11および無給電放射導体12の導体形状および大きさを部分的に異なるように構成したものである。また、誘電体基体10における溝の形状および大きさを部分的に異なるように構成したものである。ただし、上記第2の実施の形態では、給電側の導体幅が太くなるように構成したが、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Cでは、開放端側の導体幅が太くなるように構成している。
具体的には、第3の面(他方の側面)に形成された開放端側の給電放射導体11および無給電放射導体12の形状が、他の面に形成された導体部分よりも導体幅が太く形成されている。より具体的には、各放射導体11,12の形状が、第3の面で全体的に太くなるような形状とされている(図13(A),(B)参照)。これにより、開放端側の導体幅が太く形成されていることで、共振周波数を下げることができ、小型化し易くなる。
また、誘電体基体10における第2の面(基体上部41A)および第1の面(基体側方部41B)に形成された溝が、第3の面(基体側方部41C)に形成された溝よりも大きくなるように形成されている。これにより、開放端側の導体幅を太くしたことによって開放端側で電磁結合量が増えたとしても、他の面に形成された溝が大きくなっていることにより、特に給電側において電磁結合量を減らすことができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。なお、上記各実施の形態に係るアンテナモジュールと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図16(A),(B)は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Dを実装したアンテナモジュールの一構成例を示している。特に図16(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Dの放射側(開放端側)から斜方視した状態を示し、図16(B)は放射側の側面を示している。また、図17(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Dの給電側から斜方視した状態を示し、図17(B)は給電側の側面を示している。また、図18は、このアンテナモジュールの上面の構成を示している。
本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Dも、上記第4の実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Cと同様に、給電放射導体11および無給電放射導体12の導体形状および大きさを部分的に異なるように構成したものである。また、誘電体基体10における溝の形状および大きさを部分的に異なるように構成したものである。
具体的には、第3の面(他方の側面)に形成された開放端側の給電放射導体11および無給電放射導体12の形状が、他の面に形成された導体部分よりも導体幅が太く形成されている。より具体的には、各放射導体11,12の形状が、開放端側の端部(他端11B,12B)に向かうに従い太くなるようなテーパ形状とされている(図16(A),(B)参照)。これにより、開放端側の導体幅が太く形成されていることで、共振周波数を下げることができ、小型化し易くなる。
また、誘電体基体10における第2の面(基体上部41A)および第1の面(基体側方部41B)に形成された溝が、第3の面(基体側方部41C)に形成された溝よりも大きくなるように形成されている。これにより、開放端側の導体幅を太くしたことによって開放端側で電磁結合量が増えたとしても、他の面に形成された溝が大きくなっていることにより、特に給電側において電磁結合量を減らすことができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。なお、上記各実施の形態に係るアンテナモジュールと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図19および図20は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Eを実装したアンテナモジュールの一構成例を示している。特に図19は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1の放射側(開放端側)で給電放射導体11側から斜方視した状態を示し、図20は無給電放射導体12側から斜方視した状態を示している。
本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Eは、上記第1の実施の形態に係る表面実装型アンテナ1に対して、給電放射導体11および無給電放射導体12の開放端側の導体の長さを延長したものである。具体的には、給電放射導体11の他端11Bが、第3の面から、第1ないし第3の面に直交する他の面にまで回り込むように延長形成されている(図19に示した導体部分11C参照)。同様に、無給電放射導体12の他端12Bが、第3の面から、第1ないし第3の面に直交するさらに他の面にまで回り込むように延長形成されている(図20に示した導体部分12C参照)。
本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Eによれば、他の面にまで回り込むように導体を形成していることで、導体長が長くなり、共振周波数を下げることができ、小型化し易くなる。
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の実施の形態を説明する。なお、上記各実施の形態に係るアンテナモジュールと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図21(A),(B)は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Fを実装したアンテナモジュールの一構成例を示している。特に図21(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Fの放射側(開放端側)から斜方視した状態を示し、図21(B)は放射側の側面を示している。また、図22(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Fの給電側から斜方視した状態を示し、図22(B)は給電側の側面を示している。また、図23は、このアンテナモジュールの上面の構成を示している。
上記第1の実施の形態に係る表面実装型アンテナ1では、誘電体基体10における基体上部41Aおよび基体側方部41B,41Cの各部分に溝を形成するようにしたが、本実施の形態では、基体上部41Aには溝を設けずに、基体側方部41B,41Cにのみ溝を設けるようにしたものである。このように、溝を部分的にしか設けなかったとしても、従来の構造に比べれば、小型化と広帯域化を図ることができる。
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を説明する。なお、上記各実施の形態に係るアンテナモジュールと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図24(A),(B)は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Gを実装したアンテナモジュールの一構成例を示している。特に図24(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Gの放射側(開放端側)から斜方視した状態を示し、図24(B)は放射側の側面を示している。また、図25(A)は、このアンテナモジュールを表面実装型アンテナ1Gの給電側から斜方視した状態を示し、図25(B)は給電側の側面を示している。また、図26は、このアンテナモジュールの上面の構成を示している。
上記第1の実施の形態に係る表面実装型アンテナ1では、誘電体基体10における基体上部41Aおよび基体側方部41B,41Cの各部分に溝を形成するようにしたが、本実施の形態では、基体上部41Aおよび一方の基体側方部41Bには溝を設けずに、他方の基体側方部41Cにのみ溝を設けるようにしたものである。このように、溝を他方の基体側方部41Cにのみにしか設けなかったとしても、従来の構造に比べれば、小型化と広帯域化を図ることができる。
なお、図示はしないが、一方の基体側方部41Bにのみ溝を設けるようにすることも可能である。
[第9の実施の形態]
次に、本発明の第9の実施の形態を説明する。なお、上記各実施の形態に係るアンテナモジュールと実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図27は、本実施の形態に係る表面実装型アンテナ1Hの構成例を示している。上記各実施の形態では、給電放射導体11と無給電放射導体12とを誘電体基体10の同一の面に並列的に形成するようにしたが、本実施の形態は、給電放射導体11と無給電放射導体12とを誘電体基体10の別々の面に形成したものである。図27は、U字状の誘電体基体10の互いに直交する別々の面に給電放射導体11と無給電放射導体12とが形成されている。そして誘電体基体10の中央部が溝部42となっていることで、給電放射導体11と無給電放射導体12との間が誘電率の低い領域とされている。
[その他の実施の形態]
本発明は、上記各実施の形態に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施の形態では、誘電体基体10に溝を設け、空気層とすることで誘電率の低い領域を設けるようにしたが、空気層ではなく他の誘電体層とされていても良い。例えば上記各実施の形態における誘電体基体10の溝の部分に、誘電体基体10に対して相対的に誘電率の低い誘電体が埋め込まれているような構成であっても良い。
また、例えば上記第1の実施の形態では、給電放射導体11と無給電放射導体12とを、誘電体基体10の第1の面(一方の側面)と第2の面(上面)と第3の面(他方の側面)とを周回するように形成する場合について説明したが、給電放射導体11と無給電放射導体12との形成位置はこのような構成に限らない。例えば、第1の面と第2の面にのみ各放射導体を形成するような構成も可能である。
また、上記各実施の形態では基体が誘電体材料を主材料とする誘電体基体10であるものとして説明したが、基体として磁性体材料を主材料とする磁性体基体を用いても良い。この場合、上記各実施の形態における「誘電率の低い領域」の代わりに「透磁率の低い領域」を設けるようにすれば良い。この「透磁率の低い領域」は、溝を設けた空気層であっても良いし、他の磁性体層とされていても良い(相対的に透磁率の低い磁性体が埋め込まれているような構成であっても良い)。
本発明の第1の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は放射側から見た斜視図、(B)は放射側から見た側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は給電側から見た斜視図、(B)は給電側から見た側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す上面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す放射側から見た透過斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るアンテナモジュールの等価回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る表面実装型アンテナの回路基板に対する実装位置についての説明図であり、(A)は好ましい実装位置の例を示し、(B)は好ましくない実装位置の例を示す。 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は放射側から見た斜視図、(B)は放射側から見た側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は給電側から見た斜視図、(B)は給電側から見た側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す上面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は放射側から見た斜視図、(B)は放射側から見た側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は給電側から見た斜視図、(B)は給電側から見た側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す上面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は放射側から見た斜視図、(B)は放射側から見た側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は給電側から見た斜視図、(B)は給電側から見た側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す上面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は放射側から見た斜視図、(B)は放射側から見た側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は給電側から見た斜視図、(B)は給電側から見た側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す上面図である。 本発明の第6の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す給電放射電極側から見た斜視図である。 本発明の第6の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す無給電放射電極側から見た斜視図である。 本発明の第7の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は放射側から見た斜視図、(B)は放射側から見た側面図である。 本発明の第7の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は給電側から見た斜視図、(B)は給電側から見た側面図である。 本発明の第7の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す上面図である。 本発明の第8の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は放射側から見た斜視図、(B)は放射側から見た側面図である。 本発明の第8の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示すものであり、(A)は給電側から見た斜視図、(B)は給電側から見た側面図である。 本発明の第8の実施の形態に係るアンテナモジュールの一構成例を示す上面図である。 本発明の第9の実施の形態に係る表面実装型アンテナの一構成例を示す上面図である。 従来の表面実装型アンテナの一構成例を示す斜視図である。 従来の表面実装型アンテナの等価回路図である。 従来の表面実装型アンテナにおける周波数特性の問題点を示す特性図である。 広帯域化の図られた表面実装型アンテナの周波数特性の例を示す特性図である。
符号の説明
1,1A〜1H…表面実装型アンテナ、2…回路基板、10…基体、11…主放射導体(給電放射導体)、11A…給電放射導体の一端(給電側端部)、11B…給電放射導体の他端(開放端)、12…無給電放射導体、12A…無給電放射導体の一端(接地側端部)、12B…無給電放射導体の他端(開放端)、13…特性調整用端子電極、14…特性調整用端子電極、21…給電用接続電極、22…グランド接続用端子電極、23…給電部、24…グランド電極層、25…信号供給源、31…回路接続用電極、32…回路接続用電極、40…基体中央部、41A…基体上部、41B…基体側方部、41C…基体側方部、42…溝部、51…ギャップ部、51C…容量部、52…ギャップ部、52C…容量部、53…調整用回路素子、54…調整用回路素子、55C…調整用容量素子、55L…調整用インダクタンス素子。

Claims (10)

  1. 回路基板上に表面実装型アンテナが実装されたアンテナモジュールであって、
    前記表面実装型アンテナは、
    誘電体材料または磁性体材料を主材料とする基体と、
    前記基体の表面に形成され、一端側から給電がなされると共に他端側が開放端とされた給電放射導体と、
    前記基体の表面に前記給電放射導体に対して間隔を空けて形成され、一端側から前記給電放射導体を介して電磁結合により給電がなされると共に他端側が開放端とされた無給電放射導体と
    を備え、
    前記給電放射導体と前記無給電放射導体との間に、前記基体の主材料の誘電率よりも誘電率の低い領域または前記基体の主材料の透磁率よりも透磁率の低い領域が設けられ
    前記表面実装型アンテナは、前記給電放射導体および前記無給電放射導体の開放端が共に、前記回路基板上の内側に向けて同方向に位置するように実装されている
    ことを特徴とするアンテナモジュール
  2. 前記基体における前記給電放射導体と前記無給電放射導体との間に相当する部分の少なくとも一部分が溝状に形成され、前記溝状に形成された部分が、前記誘電率の低い領域または前記透磁率の低い領域とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナモジュール
  3. 前記給電放射導体または前記無給電放射導体の少なくとも一方の開放端に、容量を介して周波数特性調整用の回路素子が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナモジュール
  4. 前記基体は、直方体形状であり、
    前記給電放射導体および前記無給電放射導体はそれぞれ、前記基体の第1の面と前記第1の面に直交する第2の面と前記第1の面に対向する第3の面とを周回するように、並列的に形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアンテナモジュール
  5. 前記給電放射導体および前記無給電放射導体は、それぞれの一端が前記基体の第1の面に並列的に形成されていると共に、前記第1の面において少なくとも給電側の端部が、他の面に形成された導体部分よりも導体幅が太く形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のアンテナモジュール
  6. 前記給電放射導体および前記無給電放射導体の他端がそれぞれ、前記基体の第3の面に並列的に形成され、
    少なくとも前記第1の面と前記第3の面において前記給電放射導体と前記無給電放射導体との間が溝状に形成され、かつ前記第3の面に形成された溝が前記第1の面に形成された溝よりも大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のアンテナモジュール
  7. 前記給電放射導体および前記無給電放射導体は、それぞれの他端が前記基体の第3の面に並列的に形成されていると共に、前記第3の面において少なくとも開放端が、他の面に形成された導体部分よりも導体幅が太く形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のアンテナモジュール
  8. 前記給電放射導体および前記無給電放射導体の一端がそれぞれ、前記基体の第1の面に並列的に形成され、
    少なくとも前記第1の面と前記第3の面において前記給電放射導体と前記無給電放射導体との間が溝状に形成され、かつ前記第1の面に形成された溝が前記第3の面に形成された溝よりも大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のアンテナモジュール
  9. 前記給電放射導体および前記無給電放射導体の他端がそれぞれ、前記基体の第3の面に並列的に形成されていると共に、
    前記第3の面に形成された導体部分が、前記第1ないし前記第3の面に直交する他の面にまで回り込むように形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のアンテナモジュール
  10. 前記給電放射導体および前記無給電放射導体はそれぞれ、前記基体の第2の面において、同一の導体幅で並列的に形成されている
    ことを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
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